JPS6221615Y2 - - Google Patents

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JPS6221615Y2
JPS6221615Y2 JP8834682U JP8834682U JPS6221615Y2 JP S6221615 Y2 JPS6221615 Y2 JP S6221615Y2 JP 8834682 U JP8834682 U JP 8834682U JP 8834682 U JP8834682 U JP 8834682U JP S6221615 Y2 JPS6221615 Y2 JP S6221615Y2
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piece
ear
pieces
rising
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JP8834682U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は樋受、さらに詳しくは前方の耳部が高
位置に形成された所謂前高の樋をワンタツチで取
付けでき、しかも取付け後は樋をバランスよく押
えることにより樋の振れやガタツキを有効に阻止
して樋を確実強固に保持できる樋受に関する。
(従来の技術) 従来、この種樋受として実開昭57−49129号公
報所載のものが存在する。この公報所載の樋受は
第4図に示すように、両端部にコの字状の耳受部
35,36を形成した樋受本体37の前部に長寸
法の立上がり片38を垂直に形成すると共にその
後部に短寸法の立上がり片39を垂直に形成し、
且つ該両立上がり片38,39には矩形の孔4
0,41を夫々穿設し、該孔40,41を挿通し
て前記耳受部35,36の下縁片42,43に対
向して突出すべく先端44,45が円弧状の板状
のバネ片46,47を保持具本体37の上面に取
着してなるものである。
そして、この樋受は前記両バネ片46,47に
て樋の前方及び後方の内壁面を押圧できるため樋
を強固に保持するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 然しながら、上記従来のものはバネ片46,4
7を耳受部35,36の下縁片42,43に対向
して突出させるため、該バネ体46,47を挿通
させるための孔40,41を樋受本体37の両立
上がり片38,37に穿設しなければならず、製
作上その打込き作業が煩雑で樋受の製作費を増大
させるという問題点があつた。
また、上記従来のものは樋の側壁をバネ片4
6,47の先端44,45と耳受部下縁片42,
43の平らな側面48,49、即ち点と平面との
挟持により押えてなるために、押えのバランスが
悪くバネ片46,47を樋の内壁面に強く押圧さ
せても樋の振れを充分且つ均一にバネ片46,4
7にて阻止できずそのため、樋のカタツキを完全
に防止できないという問題点をも有していたので
ある。
本考案は上記問題点に鑑みて考案されたもの
で、その目的とするところは樋受本体の立上がり
片にバネ体を挿通させるための孔を穿設するよう
なことなく樋受本体をそのまま利用して且つバネ
体にて樋の内壁面を押圧させると共に、樋の押え
を均一且つバランス良いものとして樋の振れやガ
タツキを有効に阻止して樋を確実に強固に保持さ
せる点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成し、もつて従来の問題
点を解決せんとして考案されたもので、その構成
の要旨は両端部に内方に開口した略コの字状の耳
受部8,22を形成した樋受本体1の前部に立上
がり片4を形成すると共にその後部に前記立上が
り片4より短寸法の立上がり片19を形成してな
る樋受に於いて、前記両耳受部8,22の下縁片
10,24の側面11,25が夫々前記立上がり
片4,19に向かつて凸状に幅方向に湾曲されて
なると共に、前記立上がり片4,19の耳受部
8,22と非対面側の外向面16,22には抱着
状態に重合され且つその後方側に湾曲自在とする
バネ体12,12aがその下部17,17aを固
着して設けられ、しかも該バネ体12,12aの
上部両側には先端15,15,15a,15aを
前記耳受部下縁片10,24の両側手前に位置さ
せるべく1対の押圧片13,13,13a,13
aが突設され、該押圧片13,13,13a,1
3aによつて樋の内壁面を押圧すべく構成してな
るにある。
(作用) 従つて、上記構成を特徴とする樋受は、バネ体
12,12aが立上がり片4,19の耳受部8,
22と非対面側の外向面16,26に抱着状態に
て重合され且つ後方側に湾曲自在となるべくその
下部17,17aを固着して設けられてなるため
に、バネ体12,12aを後方側に湾曲変形させ
ることにより該バネ体12,12aの両側より突
設させた押圧片13,13,13a,13aの先
端15,15,15a,15aが上方に回動移動
して、凹状の両耳受部8,22をスムースに開口
させることとなり、そのため樋の持上げ操作にて
バネ体12,12aを湾曲させることにより極め
て容易に樋の耳部を前記耳受部8,22内に嵌入
でき、樋を樋受本体1にワンタツチにて取付けで
きるのである。
また、樋の取付け後はバネ体12,12aがそ
の弾性により復帰して樋の前方及び後方の内壁面
を押圧片13,13,13a,13aにて押圧す
ることとなるため、バネ体12,12aが弾性的
に樋の内壁面を常時押圧することとなつて、樋の
振れやガタツキを樋の前方及び後方から阻止でき
るのである。
更に、バネ体12,12aがその二叉状の押圧
片13,13,13a,13aの先端15,1
5,15a,15aを樋受本体1の耳受部下縁片
10,24の両側手前に位置すべく立上がり片
4,19より設けられてなり、且つ前記下縁片1
0,24の側面11,25が立上がり片4,19
に向かつて凸状に幅方向に湾曲してなるために、
押圧片13,13,13a,13aが樋の側壁を
内側より前記下縁片10,24の側面11,25
に押圧すると樋の側壁が湾曲した側面11,25
に沿つて若干湾曲変形することとなり、そのため
押圧片13,13,13a,13aと耳受部下縁
片10,24との樋への挟持が一体的なものとな
り、樋を強固に保持できるのである。
しかも、樋の側壁が1対の押圧片13,13,
13a,13aの先端15,15,15a,15
aとその中間位置に相当する耳受部8,22の下
縁片側面11,25の先端との三点にて挟持され
てなるため、挟持状態が安定して且つ樋の側壁へ
の押えを均一且つバランス良く行えることとな
り、そのため樋の振れやガタツキを良好にバネ体
12,12aにて抑制できるのみならず、樋受本
体1の両立上がり片4,19に設けられたバネ体
12,12aの押圧力のバランスが取れ、樋を安
定した押圧状態で確実に保持できるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施態様について図面に示した
一実施例に従つて説明する。
第1図に於いて、1は水平状の中央部2の上面
に取付杆3を突設した樋受本体を示す。4は前記
中央部2の前端5より傾斜状に形成された立上が
り片を示し、該立上がり片4の上端6より前方へ
水平状に前腕片7を延設してなる。8は前記前腕
片7の前端部9を逆コの字状に折曲して形成され
た耳受部を示し、該耳受部8の下縁片10の側面
11は前記立上がり片4に向けて凸状に幅方向に
湾曲してなる。12は略三角形の押圧片13をそ
の上部両側より二叉状に一対突設させたバネ体を
示し、該バネ体12はその押圧片13,13の円
弧状の先端15,15を前記耳受部下縁片10の
両側手前に位置すべく前記立上がり片4の耳受部
8と非対面側の外向面16に抱着状態にて重合さ
せてその下部17を立上がり片4にリベツト18
にて締着して設けられてなる。19は前記樋受本
体1の中央部2の後端20より前記立上がり片4
より短寸法に傾斜状に形成された立上がり片で、
その後方へ水平状の後腕片21を延設してなる。
22は該後腕片21の後端部23に形成されたコ
の字状の耳受部で、その下縁片24の側面25は
前記立上がり片19に向けて凸状に幅方向に湾曲
してなる。12aはその上部両側より一対の押圧
片13a,13aを突設させてなる前記バネ体1
2と同一形状のバネ体を示し、該バネ体12aは
押圧片13a,13aの先端15a,15aを前
記耳受部下縁片24の両側手前に位置すべく前記
立上がり片19の耳受部22と非対面側の外向面
26に重合させてその下部17aを立上がり片1
9にリベツト27にて締着して設けられてなる。
本実施例は以上の構成よりなり、次に本実施例
を使用する場合について説明する。
第2図に示すように、前方の耳部28が後方の
耳部29より高位置に形成された所謂前高の角樋
30を樋受31に取付ける際、先ず角樋30の後
方の耳部29を樋受31の後方の耳受部22内に
バネ体12aの押圧片13a,13aを抗して該
バネ体12aをその後方に湾曲変形させながら嵌
入させる。この際バネ体12aがその下部17a
を立上がり片19の耳受部22と非対面側の外向
面26に締着して設けられてなるため、該背面1
4aの後方への湾曲変形により押圧片13a,1
3aの先端15a,15aがスムースに上方に回
動移動して前記耳受部22を極めて容易に開口さ
せることができるのである。
そして前記耳部29が耳受部22内に嵌入した
後、前記角樋30の前方の耳部28を樋受31の
前方の耳受部8内に上記と同じようにバネ体12
を抗して嵌入させるのである。
このようにして樋受31に取付けられた角樋3
0に対して、その後方へ湾曲変形したバネ体1
2,12aがその弾性により復帰し、該両バネ体
12,12aの両側に垂設された押圧片13,1
3,13a,13aが角樋30の前方及び後方の
耳部28,29直下の内壁面32,33を弾性的
に常時押圧するため、、角樋30の振れやガタツ
キを角樋の前方及び後方から均一に阻止できるの
である。
また、第3図に示すようにバネ体12がその押
圧片13,13の先端15,15を耳受部下縁片
10の両側手前に位置すべく立上がり片4より設
けてなり、且つ前記下縁片10の側面11が前記
立上がり片4に向かつて凸状に幅方向に湾曲して
なるために、押圧片13,13が角樋30の側壁
34を内側より前記下縁片10の側面11に押圧
すると該側壁34が湾曲した側面11に沿つて若
干湾曲変形することとなり、そのため押圧片1
3,13と耳受部下縁片10との角樋30への挟
持が一体的なものとなり角樋30を強固に保持で
きるのである。
しかも、この角樋30への挟持が、1対の押圧
片13,13の先端15,15とその中間位置に
相当する耳受部8の下縁片側面11の先端との三
点にて行われるため、前記側壁34の押さえのバ
ランスが良く、そのため角樋30の振れやガタツ
キを良好にバネ体12にて抑制できるのである。
このことは後方の立上がり片19に設けられたバ
ネ体12aと後方の耳受部22間でも行われるた
め、樋受本体1の前後両立上がり片4,19に設
けられたバネ体12,12aの角樋30への押圧
力のバランスが取れ、角樋30を安定した押圧状
態で確実に保持できるのである。
尚、上記実施例では、バネ体の押圧片の先端を
円弧状となしたが、該先端を球状に膨出させたも
のであつてもよい。
(考案の効果) 叙上のように、本考案は一対の押圧片を上部両
側より突設してなるバネ体が、その押圧片の先端
を樋受本体の耳受部下縁片の両側手前に位置すべ
く樋受本体の両立上がり片の耳受部と非対面側の
外向面に重合してその下部を固着して設けられて
なるため、バネ体の後方へ湾曲変形により押圧片
の先端が上方に回動移動してスムースに前記耳受
部を開口させることとなり、そのため樋をワンタ
ツチで樋受本体に取付けでき、しかも取付け後は
バネ体の復帰により押圧片にて弾性的に樋の前方
及び後方の内壁面を押圧でき、従つて従来の如く
板状のバネ片に耳受部下縁片に対向して突出させ
るべく立上がり片に該バネ片を挿通させるための
孔を穿設することなく、立上がり片をそのまま利
用してバネ体が設けられ且つ樋の取付けをワンタ
ツチででき、しかも樋を強固に保持できるという
格別な効果を有するに至つた。
また、耳受部下縁片の側面が立上がり片に向か
つた凸状に幅方向に湾曲してなるため、樋の側壁
が二叉状の押圧片により押圧されると該側壁が前
記側面に沿つて若干湾曲変形することとなり、そ
のため樋を押圧片と耳受部下縁片にて一体的に挟
持できるという利点がある。
しかも、この樋への挟持が1対の押圧片の夫々
の先端とその中間位置に相当する耳受部の下縁片
側面の先端との三点にて行われため、挟持状態が
安定すると共に、2個のバネ体の押圧力のバラン
スも取れ、そのため樋の振れやガタツキを良好に
バネ体にて抑制できるという利点もあるのであ
る。
以上のように、本考案は樋受本体の両立上がり
片に樋の内壁面を押圧するためのバネ体を設ける
ことにより、屋根からの雨水の流下や風の吹上げ
等により振れやガタツキを生じやすい樋を強固に
押えて保持するものであるが、その樋の押えが樋
の側壁を若干湾曲変形させた一体的挟持、並びに
一対の押圧片と耳受部の下縁片側面との先端同士
による三点挟持という従来にはない手段にて行わ
れるため、単にバネ体にて強制的に樋を押さえる
だけでなく、その押さえを一体的に均一且つバラ
ンスよくできるという本考案特有の効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図。第2
図は使用状態を示す正面図。第3図は第2図のA
−A線断面図。第4図は従来例を示す斜視図。 2……樋受本体、4……立上がり片、8……耳
受部、10……下縁片、11……側面、12,1
2a……バネ体、13,13a……押圧片、1
5,15a……先端、16……上面、17,17
a……下部、19……立上がり片、22……耳受
部、24……下縁片、25……側面、26……上
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両端部に内方に開口した略コの字状の耳受部
    8,22を形成した樋受本体1の前部に立上が
    り4を形成すると共にその後部に前記立上がり
    片4より短寸法の立上がり片19を形成してな
    る樋受に於いて、前記両耳受部8,22の下縁
    部10,24の側面11,25が夫々前記立上
    がり片4,19に向かつて凸状に幅方向に湾曲
    されてなると共に、前記立上がり片4,19の
    耳受部8,22と非対面側の外向面16,26
    には抱着状態に重合され且つその後方側に湾曲
    自在とするバネ体12,12aがその下部1
    7,17aを固着して設けられ、しかも該バネ
    体12,12aの上部両側には先端15,1
    5,15a,15aを前記耳受部下縁片10,
    24の両側手前に位置させるべく1対の押圧片
    13,13,13a,13aが突設され、該押
    圧片13,13,13a,13aによつて樋の
    内壁面を押圧すべく構成してなることを特徴と
    する樋受。 2 前記バネ片12の押圧片13,13が先端1
    5,15を円弧状とした略三角形状である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の樋受。
JP8834682U 1982-06-14 1982-06-14 樋受 Granted JPS58190533U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8834682U JPS58190533U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 樋受

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JP8834682U JPS58190533U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 樋受

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Publication Number Publication Date
JPS58190533U JPS58190533U (ja) 1983-12-17
JPS6221615Y2 true JPS6221615Y2 (ja) 1987-06-02

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ID=30097023

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JP8834682U Granted JPS58190533U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 樋受

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