JPH044432Y2 - - Google Patents

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JPH044432Y2
JPH044432Y2 JP6642287U JP6642287U JPH044432Y2 JP H044432 Y2 JPH044432 Y2 JP H044432Y2 JP 6642287 U JP6642287 U JP 6642287U JP 6642287 U JP6642287 U JP 6642287U JP H044432 Y2 JPH044432 Y2 JP H044432Y2
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JP6642287U
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軒先に軒樋を取り付ける際に用いら
れる樋支持具に関する。
(従来の技術) 従来の樋支持具としては、例えば、第4図に示
すようなものと、実開昭61−43326号公報等に記
載されているようなものとが知られている。
この従来の樋支持具は、被固定面に沿つて取り
付けられる取付板部と、該取付板部の前面に突設
された腕部とで支持具本体が構成され、前記取付
板部の前面には受け板バネが設けられており、こ
の受け板バネで軒樋の後側耳部の下面を受けて支
持するものであつた。
更に、第4図に示す樋支持具にあつては、受け
板バネ01が前記腕部02のうち、受け板バネ対
向部分03が後側耳部04の横幅よりも狭い間隔
をおいて配置されており、この腕部01の受け板
バネ対向部分03によつて後側耳部04は受け板
バネ01から脱落するのが防止されていた。
尚、図中05は取付板部である。
また、実公昭61−43326号公報に記載されてい
る樋支持具にあつては、前記受け板バネに対向し
て、支持腕に前押え板バネが固定されており、こ
の前押え板バネがそのバネ力で後側耳部を後向き
に押えて、受け板バネからの脱落防止を図つてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の樋支持具にあ
つては、軒樋の後側耳部の取り付け及び取り外し
を行うにあたり、板バネを弾性変形させる必要が
あるが、この後側耳部の取り付け及び取り外しを
容易にするために、板バネを、バネ定数の小さい
変形容易な素材で形成した場合には、後側耳部が
後方へ容易に移動して受け板バネと支持腕との間
隔が広がつて、後側耳部の脱落を招く恐れがある
し、また逆に、板バネをバネ定数の大きい素材で
形成した場合には、支持強度は向上するが、後側
耳部の取り付け及び取り外しは困難になるという
問題点があつた。
更に、実公昭61−43326号公報に記載されてい
る樋支持具にあつては、受け板バネのバネ力と前
押え板バネのバネ力とが、後側耳部に対して前方
と後方とに対向して作用するため、板バネ同士の
間隔が狭すぎるとバネ力が互いに相殺しあうこと
になるし、また、板バネ同士の間隔が広すぎると
後側耳部が後方へ移動した際に、板バネ同士の間
隔が後側耳部の横幅よりも広がつて後側耳部の脱
落を招く恐れがある等、板バネ同士の間隔と各板
バネのバネ力とをバランスよく設定するのが難か
しいという問題点があつた。
また、受け板バネと前押え板バネとはそれぞれ
独立して支持具本体に固定されているために、そ
の固定位置の誤差によつても板バネ同士の間隔と
各板バネのバネ力のバランスが崩れる恐れがあ
り、確実な支持強度が得られ難いという問題点も
あつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに、本考案では、被固定面に沿つて取り付けら
れる取付板部と、該取付板部の前面に突設された
腕部とで支持具本体が構成され、前記取付板部の
前面には、耳受け部で軒樋の後側耳部の下面を受
ける受け板バネの固定部と、耳後当り部で後側耳
部の後方移動を規制する後押え板バネの固定部と
が、同じ位置に固定されており、前記受け板バネ
の耳受け部は、前記腕部の受け板バネ対向部分に
対して後側耳部の横幅よりも狭い間隔を置いて配
設され、かつ、前記後押え板バネの耳後当り部
は、受け板バネの耳受け部よりも取付板部側に配
設されている手段とした。
(作用) 本考案の樋支持具に、軒樋の後側耳部を取り付
ける際には、後側耳部を受け板バネを弾性変形さ
せながら受け板バネと腕部との間に押し込んで、
受け板バネの耳受け部に載せて行われる。
このようにして受け板バネに支持されている後
側耳部は、腕部の受け板バネ対向部分で前方移動
が規制されていると共に、後押え板バネの耳後当
り部によつて後方移動が規制されていることで、
耳受け部と腕部との間隔が常に後側耳部の横幅よ
りも狭い間隔に保たれているために、耳受け部か
ら脱落が防止される。
ここで、後側耳部の支持強度を高める手段とし
て、後押え板バネに弾性の高い素材を用いたとし
ても、後押え板バネの耳後当り部が、受け板バネ
の耳受け部よりも取付板部側に配設されているこ
とで、後側耳部の取り付け及び取り外しは、主に
受け板バネの弾性変形の範囲に許容されているの
で、後側耳部の取り付け及び取り外しに不都合を
きたすといつたことはない。
また、受け板バネの固定部と後押え板バネの固
定部とは、取付板部の同じ位置に固定されている
ために、固定位置の誤差により両板バネ間の間隔
にバラツキが発生するのが防止できると共に、両
板バネの固定部を同時固定して作業手間を簡略化
することも可能である。
更に、受け板バネのバネ力と後押え板バネのバ
ネ力とは、後側耳部に対して同じ前向きに作用し
ているために、互いに相殺しあうといつたことが
ない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図〜第3図に示す実施例についてそ
の構成を説明する。
本実施例の樋支持具Aは、第1図に示すよう
に、被固定面Bに沿つて設置される止め具10
と、該止め具10の前方に突設されている支持腕
20とで構成される支持具本体と、前記支持具本
体を被固定面Bに固定するベース30と、前記止
め具10に固定されている受け板バネ40及び後
押え板バネ50を主な構成要素とし、それぞれが
ステンレス等の金属板で形成されている。
止め具10は、被固定面Bに沿つて取り付けら
れる取付板部11と、該取付板部11の上端から
前方へ折り曲げ加工された固定腕部12とで逆L
字状に形成されており、前記固定腕部12は断面
〓形に成形されることで補強されている。
支持腕20は、後端部が前記固定腕部12の前
端部にリベツト21で固定されており、前端部に
は、上方に立ち上げられた屈曲片22と、該屈曲
片22の裏側に固定された板バネ23とが設けら
れている。
尚、この支持腕20は、固定腕部12と同様断
面〓形に成形されることで補強されている。
ベース30は、止め具10の取付板部11に直
交して横方向に設けられた長尺状に板であつて、
前記取付板部11の前面に予め溶接等で固着され
ており、両端部には釘を打ち込むための固定穴3
1が開口されている。
受け板バネ40及び後押え板バネ50は、一端
の固定部41,51を互いに取付板部11の前面
に重ね合せると共に、他端側を斜め上方に向けて
配設されており、両板バネ40,50の固定部4
1,51は、同時にリベツトあるいはスポツト溶
接等により取付板部11に対して固定されてい
る。
尚、これらの受け板バネ40と後押え板バネ5
0とは、受け板バネ40が後押え板バネ50より
も前側に配置されている。
前記受け板バネ40は、他端の耳受け部42で
軒樋Cの後側耳部60の下面を受けて支持するも
ので、この耳受け部42は、固定腕部12の耳受
け部対向部分12aに対して、軒樋Cの後側耳部
60の横幅よりも狭い間隔を置いて配設されてい
る。
尚、この耳受け部42は、その断面形状を円形
とすることで、後側耳部60の挿入を行ない易く
している。
前記後押え板バネ50は、他端の耳後当り部5
2で軒樋Cの後側耳部60が後方に移動するのを
規制するもので、この耳後当り部52は、固定腕
部12の耳受け部対向部分12aに対して、軒樋
Cの後側耳部60の横幅よりも広い間隔を置いて
配設されている。
尚、この後押え板バネ50は、弾性の小さい素
材で形成されており、その耳後当り部52は、略
垂直に屈曲されている。
次に本実施例の作用を説明する。
本考案の樋支持具Aに、軒樋Cを取り付ける際
には、まず、前側耳部70を支持腕20の屈曲片
22に係止させ、次に、後側耳部60を、受け板
バネ40を弾性変形させながら受け板バネ40と
固定腕部12との間に押し込んで、受け板バネ4
0の耳受け部42に載せて行われる。
このようにして屈曲片22が支持されている前
側耳部70は、板バネ23によつて浮き上りが防
止されていることで屈曲片22からの脱落が防止
され、かつ、受け板バネ40に支持されている後
側耳部60は、固定腕部12の受け板バネ対向部
分12aで前方移動が規制されていると共に、後
押え板バネ50の耳後当り部52によつて後方移
動が規制されていることで、耳受け部42と固定
腕部12との間隔が常に後側耳部60の横幅より
も狭い間隔に保たれているために、耳受け部42
からの脱落が防止される。
尚、この後押え板バネ50の耳後当り部52
と、固定腕部12との間隔は、後側耳部60の横
幅よりも広いため、受け板バネ40の弾性変形の
みで後側耳部60を押し込むことができ、少ない
力で後側耳部60を取り付けることができる、ま
た、後側耳部60を樋支持具Aから取り外す際も
受け板バネ40を持ち上げることにより少ない力
で容易に行うことができる。
また、受け板バネ40の固定部41と後押え板
バネ50の固定部51とは、取付板部11の同じ
位置に同時に固定されているために、固定位置の
誤差により両板バネ40,50間の間隔にバラツ
キが発生するのが防止されると共に、作業手間が
簡略される。
更に、上述のように、両板バネ40,50間の
間隔のバラツキが少ないのに加えて、受け板バネ
40のバネ力と後押え板バネ50のバネ力とは、
後側耳部60に対して同じ前向きに作用して、互
いに相殺しあうといつたことがないため、支持強
度が均一に確保できる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例では、止め具を被固定面に固定
させるためにベースを用いたが、止め具の取付板
部を広幅に形成して直接被固定面に固定させても
よい。
また、受け板バネの耳受け部や及び後押え板バ
ネの耳後当り部の断面形状は実施例で示した形状
に限られない。
また、前側耳部の支持構造も実施例で示した構
造に限られない。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案にあつては、
軒樋の支持強度が強く、かつ、取り付け及び取り
外しも容易な樋支持具を提供することができる。
また、受け板バネと後押え板バネとの間隔にバ
ラツキが生じ難く、しかも、両板バネのバネ力が
後側耳部に対して同じ前向きに作用しており、両
バネ力が相殺し合うことがないため、均一な支持
強度が得られるという効果が得られる。
また、受け板バネと後押え板バネとを同時に固
定して、作業を簡略化することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の樋支持具を示す斜視
図、第2図は実施例の樋支持具の要部を示す側面
図、第3図は実施例の樋支持具の使用状態を示す
断面図、第4図は従来の樋支持具を示す断面図で
ある。 A……樋支持具、11……取付板部、12……
固定腕部(腕部)、12a……受け板バネ対向部
分、20……支持腕(腕部)、40……受け板バ
ネ、41……固定部、42……耳受け部、50…
…後押え板バネ、51……固定部、52……耳後
当り部、C……軒樋、60……後側耳部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被固定面に沿つて取り付けられる取付板部と、
    該取付板部の前面に突設された腕部とで支持具本
    体が構成され、 前記取付板部の前面には、耳受け部で軒樋の後
    側耳部の下面を受ける受け板バネの固定部と、耳
    後当り部で後側耳部の後方移動を規制する後押え
    板バネの固定部とが、同じ位置に固定されてお
    り、 前記受け板バネの耳受け部は、前記腕部の受け
    板バネ対向部分に対して後側耳部の横幅よりも狭
    い間隔を置いて配設され、かつ、前記後押え板バ
    ネの耳後当り部は、受け板バネの耳受け部よりも
    取付板部側に配設されていることを特徴とする樋
    支持具。
JP6642287U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH044432Y2 (ja)

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JP6642287U JPH044432Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JPS63173426U JPS63173426U (ja) 1988-11-10
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