JP3808259B2 - 軒樋支持構造及び軒樋の耐風支持部材 - Google Patents

軒樋支持構造及び軒樋の耐風支持部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、軒樋が強風でガタつくのを防止する軒樋支持構造及び耐風支持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軒樋100は、図9に示すように、軒先前面101に取り付けられた軒樋吊着部材102の軒樋係止部103及び104に、外側係合部105、内側係合部106を係止することにより、家屋の軒先に設置されていた。
【0003】
しかし、上記の軒樋支持構造では、軒樋100の係合部105、106と軒樋吊着部材102の係止部103、104とは、若干の隙間を有して係止されるため、強風に曝された場合、軒樋100がガタつき、不快音を発するばかりか、軒樋100乃至軒樋吊着部材102が変形又は破損してしまうおそれもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、軒樋が強風に曝されてもガタつくことのない軒樋支持構造並びに軒樋吊着部材及び耐風支持部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の軒樋支持構造は、前側板部と底板部と後側板部とにより上部を開口した略コの字型断面形状に形成されていて前記前側板部と後側板部の上端にそれぞれ係止部を設けてなる軒樋を、軒先に係止され、両端部に前記軒樋の前後係止部に係合する係合部を有し、中間部に傾斜部を有する軒樋吊着部材と、一端に前記軒樋吊着部材の傾斜部との係合部を有し、他端を折曲して前記軒樋の後側板部の内面に当接する当接面部を形成するとともに、この当接面部の先端を折曲して前記軒樋底板部の内面に当接する当接面部を形成してなる耐風支持部材とで支持するように構成したことを特徴とする。
【0006】
上記構成を有する軒樋支持構造によれば、軒樋と軒樋吊着部材を緊張させた状態に維持しつつ、係止させておくことができるので、軒樋が強風に曝されてもガタつくことはない。
なお、本発明における「軒樋と軒樋吊着部材を緊張させた状態」とは、軒樋と軒樋吊着部材との係止構造に間隙を生じさせないように、耐風支持部材によって軒樋と軒樋吊着部材との間に、互いに離隔する方向に適度な張力を与えることをいう。
【0007】
また、本発明の耐風支持部材は、軒先に係止され、両端部に係合部を有する軒樋吊着部材と、前側板部と底板部と後板部とにより上部を開口した略コの字型断面形状に形成されていて前側板部と後側板部の上端に設けられた係止部をそれぞれ前記軒樋吊着部材の両端部の係合部に係合させて支持される軒樋との間に介装される耐風支持部材であって、一端に前記軒樋吊着部材に当接して一体に固定される支持面部を有し、他端を折曲して前記軒樋の後側板部の内面に当接する当接面部を形成するとともに、この当接面部の先端を折曲して前記軒樋底板部の内面に当接する当接面部を形成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る軒樋支持構造の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る軒樋支持構造を示す斜視図、図2は本発明に係る耐風支持部材の構造を示す斜視図、図3は図1の軒樋支持構造の側断面図、図4は図2の耐風支持部材の係合片の折曲方法を示す平面図、図5〜7は耐風支持部材を軒樋吊着部材に連結する手順を示す斜視図、図8は耐風支持部材と軒樋吊着部材の係合部における断面図である。
【0010】
本発明に係る軒樋支持構造Aは、図1及び3に示すように、軒樋吊着部材1と、耐風支持部材2と、軒樋3とから構成してある。
【0011】
軒樋吊着部材1は、図1及び3に示すように、金属板材を板金加工することにより形成した部材であって、適宜幅を有する板材を所定形状に形成した吊着部11と、断面略コの字状に折曲するとともに、更にその上側及び下側の両先端をそれぞれ下方及び上方に折曲して形成した係止部12aを有する固定部12からなり、水切軒天パネル4を介し、垂木5の先端に取り付けた鼻隠し材6に沿って適宜間隔を置いて固着釘7により固着してある。
【0012】
吊着部11は、後部(固定部12側)に、水平板部11aを上方に略凹形状に折曲して形成した軒樋係合部13と、この軒樋係合部13とリベット等によって固着され、係止部12aに上下端部を係止される係止板14を備え、前部に、水平板部11aを略45°下方に折曲して下り傾斜状に形成した傾斜部15と、この傾斜部15先端を略90°上方に折曲し、更にこの先端を略90°内側に向かって折曲して形成した略コの字状の軒樋係合部16を備える。
ここで、傾斜部15の幅方向中央部には、基端側(水平板部11a側)を残してコの字状の切込みを形成し、この切込み片を水平よりも若干上向きとなるように立ち上げて軒樋係止片17を形成してある。
【0013】
耐風支持部材2は、図1〜3に示すように、軒樋吊着部材1と軒樋3との間に介装する部材であって、適宜幅を有する金属製の板体21と、手乃至工具によって折曲可能な厚みを有する金属製薄板の係合片22とからなり、板体21は、中間部23の一端を略90°折曲し、軒樋吊着着部材1の傾斜部15と略同一長さの支持面部24を形成し、他端は適宜長さだけ支持面部24の折曲方向と同一の方向に略45°折曲して当接面部25を形成するとともに、この当接面部25先端部を適宜幅だけ更に略90°折曲し、第二の当接面部として当接面部26を形成してある。
ここで、前記中間部23の長さは、耐風支持部材2を取り付けたときに、軒樋吊着部材1と軒樋3を緊張させた状態を維持できる長さに形成してある。
【0014】
又、係合片22は、図4に示すように、支持面部24の長さと略同一幅若しくは若干狭幅と、板体21の幅の略2倍以上の長さを有し、一端を支持面部24の内側面24aの一側端に沿わせるとともに、内側面24aに当接し、接着又は溶着等の適宜手段によって固着してある。なお、他端の先端形状は人手による取扱いを考慮し、円弧状に形成してある。
【0015】
軒樋3は、図1及び3に示すように、金属又は合成樹脂からなり、前側板部31と底板部32と後側板部33とを有し、上部を開口した略コの字型状の長尺な部材であって、前側板部31の上端に係止部34を形成するとともに、後側板部33の上端に係止部35を形成してあり、これら係止部34、35を軒樋吊着部材1の軒樋係合部16、13に係止し、軒樋吊着部材1に吊着してある。
なお、軒樋3の前面板部33の外側には、フロントパネル装着体8を介してフロントパネル9を挟着してある。
【0016】
以下、軒樋支持構造Aにおける耐風支持部材2の取付方法について説明する。
まず、図4に示すように、耐風支持部材2の支持面部24の外側面24bの上部に軒樋吊着部材1の傾斜部15の板厚と略同一の高さH(例えば3mm)の空隙を形成するように、係合片22を折曲する。
【0017】
続いて、図5及び6に示すように、軒樋3を予め係止してある軒樋吊着部材1の傾斜部15の下面に耐風支持部材2の支持面部24の外側面24bを沿わせつつ、係合片22を軒樋係止片17の下部を挿通し、支持面部24と傾斜部15とを当接させるとともに、耐風支持部材2の当接面部25、26を、図1及び3に示すように、軒樋3の後側板部33及び底板部32の内面にそれぞれ当接させる。
【0018】
このあと、図7及び8に示すように、支持面部24と傾斜部15との間に空隙を生じさせないように、係合片22を傾斜部15の表面に沿わせるように折り畳めばよい。係合片22を折り畳んだときに、支持面部24と傾斜部15との間に空隙が生じてしまった場合は、図示はしないが、上下、左右方向からペンチ等の工具により係合片22を挟み込み、空隙を無くすように調整すればよい。
【0019】
上記軒樋吊着部材1及び耐風支持部材2を用いて構成される軒樋支持構造Aによれば、耐風支持部材2の中間部23の長さを軒樋吊着部材1と軒樋3を緊張させた状態を維持して支持することができる長さに形成してあるので、軒樋3が強風に曝されてもガタつくことはない。
【0020】
また、軒樋吊着部材1の傾斜部15は略45°の下り傾斜状に形成し、耐風支持部材2の支持面部24と中間部23とは略90°の角度を有して形成してあるので、軒樋吊着部材1と耐風支持部材2とを安定的かつ強固に係合させることができるとともに、耐風支持部材2の中間部23と当接面部25とは略45°の角度を有し、当接面部25と当接面部26とは略90°の角度を有して形成してあるので、当接面部25、26は、軒樋3の後側板部33、底板部32に対して安定的に当接させることができる。
【0021】
なお、上記実施例において、軒樋吊着部材1の傾斜部15は水平板部11a先端から略45°の下り傾斜状に形成してあるが、本発明はこれに限定されるものでなく、下り傾斜状に形成してあれば良く、好ましくは30°〜60°の角度を有する下り傾斜状に形成してあればよい。
【0022】
又、耐風支持部材2の支持面部24と中間部23との角度及び中間部23と当接面部25との角度は、上記実施例の略90°及び略45°にそれぞれ限定されるものでなく、前記傾斜部15の角度及び軒樋3の深さにより所定の角度に形成すればよい。
【0023】
更に、当接面部25と当接面部26とは略90°の角度を有して形成してあるが、本発明はこれに限定されるものでなく、底板部32と後側板部33の為す角度に従って所定の角度とすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軒樋支持構造を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る耐風支持部材の構造を示す斜視図である。
【図3】図1の軒樋支持構造の側断面図である。
【図4】図2の耐風支持部材の係合片の折曲方法を示す平面図である。
【図5】耐風支持部材を軒樋吊着部材に連結する手順を示す斜視図である。
【図6】耐風支持部材を軒樋吊着部材に連結する手順を示す斜視図である。
【図7】耐風支持部材を軒樋吊着部材に連結する手順を示す斜視図である。
【図8】耐風支持部材と軒樋吊着部材の係合部におけるVIII−VIII断面図である。
【図9】従来の軒樋の取付構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 軒樋吊着部材
11 吊着部
11a 水平板部
12 固定部
12a 係止部
13、16 軒樋係合部
14 係止板
15 傾斜部
17 軒樋係止片
2 耐風支持部材
21 板体
22 係合片
23 中間部
24 支持面部
24a 内側面
24b 外側面
25、26 当接面部
3 軒樋
31 前側板部
32 底板部
33 後側板部
34、35 係止部
A 軒樋支持構造

Claims (2)

  1. 前側板部と底板部と後側板部とにより上部を開口した略コの字型断面形状に形成されていて前記前側板部と後側板部の上端にそれぞれ係止部を設けてなる軒樋を、
    軒先に係止され、両端部に前記軒樋の前後係止部に係合する係合部を有し、中間部に傾斜部を有する軒樋吊着部材と、
    一端に前記軒樋吊着部材の傾斜部との係合部を有し、他端を折曲して前記軒樋の後側板部の内面に当接する当接面部を形成するとともに、この当接面部の先端を折曲して前記軒樋底板部の内面に当接する当接面部を形成してなる耐風支持部材とで支持することを特徴とする軒樋支持構造。
  2. 軒先に係止され、両端部に係合部を有する軒樋吊着部材と、
    前側板部と底板部と後板部とにより上部を開口した略コの字型断面形状に形成されていて前側板部と後側板部の上端に設けられた係止部をそれぞれ前記軒樋吊着部材の両端部の係合部に係合させて支持される軒樋との間に介装される耐風支持部材であって、
    一端に前記軒樋吊着部材に当接して一体に固定される支持面部を有し、他端を折曲して前記軒樋の後側板部の内面に当接する当接面部を形成するとともに、この当接面部の先端を折曲して前記軒樋底板部の内面に当接する当接面部を形成してなる軒樋の耐風支持部材。
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