JP2560060Y2 - 雨樋吊金具 - Google Patents

雨樋吊金具

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JP2560060Y2
JP2560060Y2 JP11794490U JP11794490U JP2560060Y2 JP 2560060 Y2 JP2560060 Y2 JP 2560060Y2 JP 11794490 U JP11794490 U JP 11794490U JP 11794490 U JP11794490 U JP 11794490U JP 2560060 Y2 JP2560060 Y2 JP 2560060Y2
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JP
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pin
rain gutter
ear
gutter
engaging portion
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JP11794490U
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Inventor
三郎 小原
Original Assignee
株式会社大阪戸樋受製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、屋根上の雨水を集めて地上へ導くための雨
樋(軒樋)を、軒先に取付ける場合に、雨樋を取付用の
吊金具に対してガタツキを生じないでしっかり取付けで
きるようにした雨樋吊金具に関する。
[従来の技術] 帯板金属の両端又は一方の端部を断面コ字形に折曲げ
て樋の前後両側部の上端耳縁を係合保持させるように軒
樋を吊式に保持する雨樋吊金具は、例えば実開昭63-916
30号公報、或いは実公昭56-17632号公報等により公知で
ある。
[考案が解決しようとする課題] このような従来の雨樋吊金具において、耳係合部に対
応するように水平支杆の端部に上面より上下動自在に落
し込みピンを係着して樋の耳縁の外れを防止するように
することが行われている。しかし、この落し込みピンを
水平支杆の端部に取付ける場合には、加工工場において
リベッテングマシンを用いて行われるため、耳係合部の
コ字形の下片と、落し込みピンの間隔が一定値以下、最
小に設定することが非常に難しいという問題がある。こ
の間隔が大きいと、雨樋の上端耳縁を耳係合部に係合し
て落し込みピンを上方より落し込んでも、なおピンと下
片との間に大きな遊び距離を生じるため、樋がしっかり
固定されず、その為風等でガタツキを生じる結果、耳縁
が外れ易いといった致命的な問題点を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、水
平支杆の端部の耳係合部に係合された樋の耳縁を、耳係
合部に対しガタツキを生じないでしっかり安定した取付
けを簡単に行うことができ、而も定位置にセットする場
合もピンを上げたままで行うことにより簡単容易に且つ
迅速に取付作業を行うことのできる雨樋吊金具を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における雨樋吊金
具は、帯板金属からなる水平支杆1の両端又は少なくと
も一端部に、樋2の上端耳縁4を係合保持する断面コ字
形耳係合部5(又は6)を形成し、この水平支杆1を定
位置に保持するように該水平支杆1に吊杆10を取付けて
なる雨樋吊金具において、前記耳係合部に対応するよう
に水平支杆1の端部に上面より上下動自在に落し込みピ
ン9を係着するとともに、その落し込みピン9の下端部
に該ピンと前記断面コ字形の耳係合部の下片7との間の
間隔Lを規制するように係止環8を遊動自在に設けてな
るものである。
また、落し込みピンをリベットにて形成して下端部に
係止環の抜止用の鍔を設けることが好ましい。
[作用] 樋2を吊金具に取付けるには次のようにする。
先づ、水平支杆1を吊杆10により定位置に固定し、不動
状に保持させる。次いで、このようにして固定された水
平支杆1の下から樋2を当てがい最初に一方の耳縁を対
応する耳係合部に係合した後、他方の耳縁を内方へ押し
すぼめながら他の耳係合部に係合させるものであるが、
断面コ字形の耳係合部5又は6に対応する落し込みピン
9は頭部9bをつまんで上方へ引上げた状態で係合させ、
係合完了と同時に落し込みピン9を下方へ落し込む。す
ると、ピン脚杆部が樋の内壁に係接するように突き立っ
て固定する為樋2の耳縁は内方への変位或いは遊動が阻
止される。
また、同時に落し込みピン脚杆部に係止環8が係挿され
且つその係止環8の半径がピン脚杆部のそれより大きい
為先の間隔Lはさらに最小になる。従って樋の耳縁の内
倒れ、乃至はガタツキはより有効に防止される。
[実施例] 第1図に示す第1実施例では水平支杆1は、一定の幅
と入力では容易に曲げることができない程度の強度及び
厚さを有する帯板金属を用いて、その前後両端に断面コ
字形の耳係合部5.6を形成する。
この水平支杆1の両端部の上面に落し込みピン9の係
挿孔11を設けて上方より落し込みピン9を挿入し下方へ
突出している脚杆部にワッシャー状の係止環8を下から
嵌めて、その後にピン脚杆部下端をリベッテングマシン
によりかしめて鍔9aを形成する。
吊杆10は第2図のように垂直な壁面に正面打ちの形で
取付けできるように水平アーム10aと取付金具13への支
杆部10bとよりなる直付けタイプの他、第1図のように
ボルト状の支杆10′を水平支杆の中央に垂直に取付けて
庇の下面より吊式に取付けるタイプ等一般に用いられる
ものを全て対象とする。
耳係合部5.6の一方を第2〜3図に示す第2実施例の
ように上向き直角に折曲した係合部50となし、この係合
部50を樋2の上端に断面下向きコ字形に形成した耳部3
に下から挟入して係止させることもできる。
[考案の効果] 本考案は、上記のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
樋の上端耳縁をコ字形の耳係合部に係合したのち、落
し込みピンを落し込んで樋の側板内壁に係接させると、
ピン脚杆部に装着した係止環によってコ字形の下片とピ
ン脚杆部の間の間隔を最小に設定することができる。
その為、樋が外れ難くなり、又ガタツキを有効に防止
できる。
樋を装着する場合、落し込みピンとともに係止環を上
方へ引上げて係合させる為、操作並びに取扱いが容易で
あり、作業性が高められる。
構成が簡単であり安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案雨樋吊金具の第1実施例の斜視図、第2
図は同第2実施例の斜視図、第3図は要部の拡大した正
面図である。 1……水平支杆、2……樋 3.4……耳縁、5.6……耳係合部 7……下片、8……係止環 9……落し込みピン、10……吊杆

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯板金属からなる水平支杆1の両端又は少
    なくとも一端部に、樋2の上端耳縁4を係合保持する断
    面コ字形の耳係合部5又は6を形成し、この水平支杆1
    を定位置に保持するように該水平支杆1に吊杆10を取付
    けてなる雨樋吊金具において、前記耳係合部に対応する
    ように水平支杆1の端部に上面より上下動自在に落し込
    みピン9を係着するとともに、その落し込みピン9の下
    端部に該ピンと前記断面コ字形の耳係合部の下片7との
    間の間隔Lを規制するように係止環8を遊動自在に設け
    てなることを特徴とする雨樋吊金具。
  2. 【請求項2】前記落し込みピン9をリベットにて形成し
    て下端部に係止環8の抜止用鍔9aを設けてなる請求項1
    記載の雨樋吊金具。
JP11794490U 1990-11-10 1990-11-10 雨樋吊金具 Expired - Lifetime JP2560060Y2 (ja)

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JPH04123927U JPH04123927U (ja) 1992-11-11
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JP2526177Y2 (ja) * 1990-11-27 1997-02-19 松下電工株式会社 軒樋支持具

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JPH04123927U (ja) 1992-11-11

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