JP2560643Y2 - 雪避けカバーの取り付け構造 - Google Patents

雪避けカバーの取り付け構造

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JP2560643Y2
JP2560643Y2 JP3215993U JP3215993U JP2560643Y2 JP 2560643 Y2 JP2560643 Y2 JP 2560643Y2 JP 3215993 U JP3215993 U JP 3215993U JP 3215993 U JP3215993 U JP 3215993U JP 2560643 Y2 JP2560643 Y2 JP 2560643Y2
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snow
cut
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raised
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JP3215993U
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JPH0729151U (ja
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國浩 竹田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軒樋内に雪が入って軒
樋が破損されるのを防止する雪避けカバーの取り付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、豪雪地方等においては降雪時の雪
が軒樋1内に入って雪の自重によって軒樋1が破損する
ことがある。これを防止するために冬期には軒樋1の上
方に雪避けカバー6を設置して軒樋1内に大量の雪が侵
入するのを防止することが行われている。そして、これ
らの雪避けカバー6の取り付け構造として本出願人は先
に実願平4−71740号を出願している。このものは
図5に示されるように軒樋1を支持する軒樋吊り具2よ
り支持片3が突設されており、支持片3の上部に設けら
れた受け金具30の被係止部31に雪避けカバー6の軒
棟方向の中間部に設けられた係止部32を係止すること
で雪避けカバー6が取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、雪避けカバー6を受け金具30に取
り付けるにあたり、係止部32を受け金具30の被係止
部31に取り付けるためには被係止部31に対して係止
部7を側方からスライドさせながら差し込むようにしな
ければ雪避けカバー6を取り付けることができないもの
であり、上部側から雪避けカバー6の取り付けを行うこ
とができず、雪避けカバー6の取り付けに手間がかかる
という問題があった。
【0004】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、雪避けカバーの取り付けを手間取ることなく
簡易に行うことができる雪避けカバーの取り付け構造を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、軒樋1を吊り下げ支持する軒樋吊り具
2より上方に向けて帯板状の支持片3を突設し、支持片
3の先部を屋根板4側に折り曲げて折り曲げ片5aを形
成し、切り起こされた先端部が軒先側に向けて突設され
るように折り曲げ片5aの基端より切り起こし片5bを
突設し、折り曲げ片5aと切り起こし片5bの先端部両
端に曲面部18を形成し、軒樋1の上部開口を閉じるよ
うに配設された雪避けカバー6の屋根板4側の端部に折
り曲げ片5aを係合すると共に雪避けカバー6の軒先側
の端部に切り起こし片5bを係合したものである。
【0006】
【作用】しかして、帯板状の支持片3と同じ巾寸法で形
成された帯板状の折り曲げ片5aによって雪避けカバー
6の屋根板4側の端部を支持することで高い耐荷重強度
で雪避けカバー6の屋根板4側の端部を支持することが
でき、また、切り起こしによって折り曲げ片5aよりも
巾寸法が小さく弾性変形しやすい切り起こし片5bを軒
先側に向けて突設してあることで雪避けカバー6を上方
から嵌め込む場合に弾性変形することで切り起こし片5
bを雪避けカバー6の軒先側の端部に係止しやすくする
ことができ、雪避けカバー6の取り付けを手間取ること
なく簡易に行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示された実施例に基づいて
詳述する。図3に示されるように雪避けカバー6は、軒
先部に沿って軒樋1を支持する軒樋吊り具2の上方に配
置されるようになっている。軒樋1を支持する軒樋吊り
具2は両端に軒樋1の耳部1aを保持する耳保持部13
を備えた吊り具本体2aと、吊り具本体2aを鼻板のよ
うな取り付け面14に取着する固定板2bとで主体が構
成されている。固定板2bは固着具15によって取り付
け面14に固定されており、軒樋吊り具2は軒先に沿っ
て一定間隔毎に設置されている。軒樋1は両端に設けら
れた耳部1aを吊り具本体2aの両端に設けられた耳保
持部13に係合することで軒先部に沿って連続して配置
されている。
【0008】吊り具本体2aからは上方に向けて帯板状
の支持片3が突設されており、支持片3の下端には固定
片3aが設けられ、この固定片3aがビス16止めによ
って吊り具本体2aの上面に固定されている。支持片3
の上部からは屋根板4の略延長線上に位置するように軒
先側に向けて下り傾斜する受け片5が一体に突設されて
いる。受け片5は図1に示されるように支持片3の上端
を屋根板4側に斜め方向に折り曲げて形成された折り曲
げ片5aと切り起こされた先端が軒先側に向けて突出す
るように支持片3の上端部を切り起こして形成された切
り起こし片5bとで構成されている。ここで、折り曲げ
片5aは帯板状の支持片3の上部を折り曲げて形成され
ているために支持片3と同じように巾の広い帯板状に形
成されており、切り起こし片5bは支持片3を切り起こ
して形成されているために支持片3よりも巾が細く弾性
変形可能な状態となっている。また、図2に示されるよ
うに折り曲げ片5aは切り起こし片5bよりも長さ寸法
が長くなっている。折り曲げ片5aと切り起こし片5b
の先端部両端は角が取られた状態となっており、曲面部
18が形成されている。17は軒樋1の内側面に当接さ
れた状態で軒樋1を保持する軒樋保持片である。
【0009】受け片5に着脱自在に取り付けられる雪避
けカバー6は軒樋吊り具2にて保持された軒樋1の上部
開口を閉じるように屋根板4先端と軒樋1の上端との間
において軒先部に沿って配置されるようになっており、
所定間隔毎に設置された隣合う受け片5間にわたって設
置されるようになっている。この雪避けカバー6は図4
に示されるようにポリ塩化ビニル等によって形成される
樹脂6aに薄鋼板等によって形成される芯材11をイン
サート成形して形成されており、長手方向に沿う両端に
は中空部9がそれぞれ設けられている。各中空部9の相
対向する対向端部の下部からは受け片5の端部下面に係
止される係止突起7a,8aがそれぞれ対向する方向に
向けて突設されており、各係止突起7a,8aによって
係止部7,8が形成されている。雪避けカバー6内にイ
ンサートされる芯材11は係止突起7a,8aの先部に
臨むようにインサートされており、受け片5の端部下面
に係止される係止突起7a,8aの強度を向上するよう
にしてある。係止突起7a,8aの上部側に位置する各
中空部9の対向端部には芯材11の存在しない弾性変形
部12が設けられている。雪避けカバー6の他端部に設
けられた中空部9の外端部は曲面状に形成されており、
雪避けカバー6上を伝う雨水は雪避けカバー6の端縁部
で曲面部を伝って軒樋1内にガイドされることとなり、
雪避けカバー6と軒樋1との間の隙間を飛び越さずに軒
樋1内に入るようになっている。この雪避けカバー6は
図5に示されるように隣合う中空部9間に受け片5を配
置すると共に受け片5を構成する折り曲げ片5aの先端
の下面に係止突起7aを係止し、切り起こし片5bの先
端の下面に係止突起8aを係止するようにして受け片5
に取り付けられている。
【0010】しかして、軒樋1の上方開口を閉じるよう
に雪避けカバー6を取り付けるにあたっては、係止部7
を屋根板4の下側に挿入するようにして雪避けカバー6
の一端部を屋根板4と受け片5との間に差し込み、係止
部7を構成する係止突起7aを受け片5を構成する折り
曲げ片5aの下面に当接するようにして折り曲げ片5a
に引っ掛け係止し、次いで係止部8が形成された雪避け
カバー6の他端部を下方に落とし込んで係止部8を構成
する係止突起8aまたは切り起こし片5bを弾性変形さ
せて切り起こし片5bの下面に係止突起8aを係止する
ことで工具等を用いることなく雪避けカバー6が手作業
で受け片5に取り付けられるものである。そして、雪避
けカバー6を横方向にスライド移動させて位置調整を行
うような場合、折り曲げ片5a及び切り起こし片5bの
先端部両端には曲面部18を形成しあるために、引っ掛
かったりするようなことなく折り曲げ片5a及び切り起
こし片5bに沿って雪避けカバー6をスムーズにスライ
ド移動させることができるものである。ここで、雪避け
カバー6は図4に示されるように一端部が屋根板4の下
面側に位置するように配置されると共に他端側が隣合う
軒樋1の上端部に位置する耳部1aよりも図中イ寸法分
上方に位置するように取り付けられるものであり、これ
によって屋根板4側からの雪または水が屋根板4の下面
側に回り込むことがないようになっていると共に、雪避
けカバー6上を滑り落ちる雪は軒樋1の耳部の端面に当
たって軒樋1内に落ちたりするようなことなく耳部1a
の上面を滑って軒先部に落とされるようになっている。
また、また、屋根板4側から滑り落ちてくる雪はまず、
折り曲げ片5aによって支持されている雪避けカバー6
の上部側に載るものであるが、巾寸法が大きく、且つ長
さ寸法の長い折り曲げ片5aによって支持されているこ
とで雪避けカバー6が変形したりするようなことなく屋
根板4側から滑り落ちてくる雪を受けるようになってい
る。
【0011】
【考案の効果】本考案は上述のように、軒樋を吊り下げ
支持する軒樋吊り具より上方に向けて帯板状の支持片を
突設し、支持片の先部を屋根板側に折り曲げて折り曲げ
片を形成し、切り起こされた先端部が軒先側に向けて突
設されるように折り曲げ片の基端より切り起こし片を突
設し、折り曲げ片と切り起こし片の先端部両端に曲面部
を形成し、軒樋の上部開口を閉じるように配設された雪
避けカバーの屋根板側の端部に折り曲げ片を係合すると
共に雪避けカバーの軒先側の端部に切り起こし片を係合
するようになっているので、帯板状の支持片と同じ巾寸
法で形成された帯板状の折り曲げ片によって雪避けカバ
ーの屋根板側の端部を支持することで高い支持強度で雪
避けカバーの屋根板側の端部を支持することができ、ま
た、切り起こしによって折り曲げ片よりも巾寸法が小さ
く弾性変形しやすい切り起こし片を軒先側に向けて突設
してあることで雪避けカバーを上方から嵌め込む場合に
弾性変形することで切り起こし片を雪避けカバーの軒先
側の端部に係止しやすくすることができ、雪避けカバー
の取り付けを手間取ることなく簡易に行うことができる
ものである。また、折り曲げ片と切り起こし片の先端部
両端に曲面部を形成してあることで雪避けカバーを横ス
ライドさせる場合のスライド性を良くすることができ、
位置調整を行う場合等の移動をスムーズに行わせること
ができ、施工性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図2】軒樋吊り具の側面図である。
【図3】雪避けカバーの取り付け状態を示す断面図であ
る。
【図4】同上の拡大断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 軒樋 2 軒樋吊り具 3 支持片 4 屋根板 5a 折り曲げ片 5b 切り起こし片 6 雪避けカバー 18 曲面部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋を吊り下げ支持する軒樋吊り具より
    上方に向けて帯板状の支持片を突設し、支持片の先部を
    屋根板側に折り曲げて折り曲げ片を形成し、切り起こさ
    れた先端部が軒先側に向けて突設されるように折り曲げ
    片の基端より切り起こし片を突設し、折り曲げ片と切り
    起こし片の先端部両端に曲面部を形成し、軒樋の上部開
    口を閉じるように配設された雪避けカバーの屋根板側の
    端部に折り曲げ片を係合すると共に雪避けカバーの軒先
    側の端部に切り起こし片を係合して成る雪避けカバーの
    取り付け構造。
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