JP2564306Y2 - 軒樋支持構造 - Google Patents
軒樋支持構造Info
- Publication number
- JP2564306Y2 JP2564306Y2 JP1989107293U JP10729389U JP2564306Y2 JP 2564306 Y2 JP2564306 Y2 JP 2564306Y2 JP 1989107293 U JP1989107293 U JP 1989107293U JP 10729389 U JP10729389 U JP 10729389U JP 2564306 Y2 JP2564306 Y2 JP 2564306Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves gutter
- locking piece
- piece
- hanging
- ear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は軒樋支持構造に係り、詳しくは軒先前縁側の
耳部が逆Ｕ字状に軒樋の内方へ折曲し、下方に開口して
いる軒樋をワンタッチで簡単に取付けできると共に、取
付け後は軒樋から逸脱しない構造の軒樋支持構造に関す
るものである。
耳部が逆Ｕ字状に軒樋の内方へ折曲し、下方に開口して
いる軒樋をワンタッチで簡単に取付けできると共に、取
付け後は軒樋から逸脱しない構造の軒樋支持構造に関す
るものである。
（従来技術とその課題） 従来、軒樋の耳部が軒樋の内方に折曲して逆Ｕ字状の
構造である場合に、吊り金具本体の端部と、該端部近傍
より立上げ形成したバネ片とにより耳部を挾持し軒樋を
取付ける方法は知られているが、この場合、金具本体の
上面からバネ片を立上げ形成しているために、バネ弾性
を有効に引出すための長さ、形状に制限を受け易い。
構造である場合に、吊り金具本体の端部と、該端部近傍
より立上げ形成したバネ片とにより耳部を挾持し軒樋を
取付ける方法は知られているが、この場合、金具本体の
上面からバネ片を立上げ形成しているために、バネ弾性
を有効に引出すための長さ、形状に制限を受け易い。
即ち、軒樋耳部には簡単に軒樋耳部には簡単に挾着で
きるが、取付け施工後に軒樋耳部が吊り金具から逸脱し
易かったり、逆に施工後は逸脱しない半面、取付け作業
に手間取る等の問題があった。
きるが、取付け施工後に軒樋耳部が吊り金具から逸脱し
易かったり、逆に施工後は逸脱しない半面、取付け作業
に手間取る等の問題があった。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するものであり、その要旨
は、軒樋の前面側上縁が内方へ逆Ｕ字状に折曲して下方
に開口する耳部を具えた軒樋を吊り金具により支持する
軒樋支持構造において、前記吊り金具の本体の前縁側に
は凹陥部を形成し、その前壁を上記軒樋耳部の開口方向
に立ち上げて軒樋耳部に装着する吊持片となすと共に、
上記凹陥部の後縁側上面に固定した基端部より、上記吊
持片方向に張出す係止片を設け、一方、前記軒樋の耳部
に端縁を建屋側に折り曲げて被係止片を設け、該被係止
片を前記凹陥部に嵌入した状態で前記係止片によって上
方から係止することを特徴とする軒樋支持構造である。
は、軒樋の前面側上縁が内方へ逆Ｕ字状に折曲して下方
に開口する耳部を具えた軒樋を吊り金具により支持する
軒樋支持構造において、前記吊り金具の本体の前縁側に
は凹陥部を形成し、その前壁を上記軒樋耳部の開口方向
に立ち上げて軒樋耳部に装着する吊持片となすと共に、
上記凹陥部の後縁側上面に固定した基端部より、上記吊
持片方向に張出す係止片を設け、一方、前記軒樋の耳部
に端縁を建屋側に折り曲げて被係止片を設け、該被係止
片を前記凹陥部に嵌入した状態で前記係止片によって上
方から係止することを特徴とする軒樋支持構造である。
以下、本考案を図面により具体的に説明する。
第１図は本考案の第１実施例に使用する吊り金具を斜
視図で示し、第２図は本考案の第１実施例の使用状態を
説明するための要部を拡大側面図で示し、第３図は本考
案の第２実施例に使用する吊り金具を斜視図で示し、第
４図は本考案の第２実施例の使用状態を説明するための
要部を拡大側面図で示す。
視図で示し、第２図は本考案の第１実施例の使用状態を
説明するための要部を拡大側面図で示し、第３図は本考
案の第２実施例に使用する吊り金具を斜視図で示し、第
４図は本考案の第２実施例の使用状態を説明するための
要部を拡大側面図で示す。
第１図に斜視図で例示する本考案に使用する吊り金具
は、金具本体１の前縁側には凹陥部11を形成し、その前
壁111を立ち上げて吊持片12となし、かつ上記凹陥部11
の後縁側上面に固定した基端部132より上記吊持片12の
方向が水平に張出す弾発性係止片13を設けてなるもので
ある。
は、金具本体１の前縁側には凹陥部11を形成し、その前
壁111を立ち上げて吊持片12となし、かつ上記凹陥部11
の後縁側上面に固定した基端部132より上記吊持片12の
方向が水平に張出す弾発性係止片13を設けてなるもので
ある。
上記本考案に軒樋Ａを取付けるには、第２図に拡大側
面図で示す如く、軒樋Ａの前面側上縁が内方へ逆Ｕ字状
に折曲して下方に開口する耳部A1を、上記金具本体１の
吊持片12に矢印方向より挿入すると、耳部A1の端縁に設
けた外向きの被係止片A2が、バネ弾性を有する上記弾発
性係止片13の上面を押圧して上記弾発性係止片13が、破
線で示す如く凹陥部11内へ押し込まれるように変形し、
被係止片A2の先端が弾発性係止片13の先端を通過すると
同時に矢印方向に跳ね返り、弾発性係止片13は元の水平
状態に復帰する。
面図で示す如く、軒樋Ａの前面側上縁が内方へ逆Ｕ字状
に折曲して下方に開口する耳部A1を、上記金具本体１の
吊持片12に矢印方向より挿入すると、耳部A1の端縁に設
けた外向きの被係止片A2が、バネ弾性を有する上記弾発
性係止片13の上面を押圧して上記弾発性係止片13が、破
線で示す如く凹陥部11内へ押し込まれるように変形し、
被係止片A2の先端が弾発性係止片13の先端を通過すると
同時に矢印方向に跳ね返り、弾発性係止片13は元の水平
状態に復帰する。
上記第２図に示す如く、軒樋Ａの耳部A1を金具本体１
に一旦係着すると、吊持片12が耳部A1に装着されて安定
して保持するだけではなく、吊持片12の立上がり方向に
沿って耳部A1が浮上り移動しても、耳部A1の被係止片A2
が弾発性係止片13により押えられ逸脱することはない。
に一旦係着すると、吊持片12が耳部A1に装着されて安定
して保持するだけではなく、吊持片12の立上がり方向に
沿って耳部A1が浮上り移動しても、耳部A1の被係止片A2
が弾発性係止片13により押えられ逸脱することはない。
上記本考案の金具本体１に固着する弾発性係止片13に
は、第２図に示す如く、その先端を下方に折曲して前端
部131を形成したり、該前端部131から基端部132に至る
途中を立ち上げて折曲部を形成することが好ましいが、
これに拘束されず直線状のものであってもよい。
は、第２図に示す如く、その先端を下方に折曲して前端
部131を形成したり、該前端部131から基端部132に至る
途中を立ち上げて折曲部を形成することが好ましいが、
これに拘束されず直線状のものであってもよい。
また、第３図に斜視図で例示する本考案は金具本体１
の前縁側に形成した凹陥部11の前壁111を立ち上げて吊
持片12となすと共に、上記凹陥部11の後縁側上面に固定
した基端部132より吊持片12の方向へ張出す剛性係止片1
3を設けてなるものである。
の前縁側に形成した凹陥部11の前壁111を立ち上げて吊
持片12となすと共に、上記凹陥部11の後縁側上面に固定
した基端部132より吊持片12の方向へ張出す剛性係止片1
3を設けてなるものである。
上記本考案、軒樋Ａを取付けるには、第４図に拡大側
面図で示す如く、破線で示す軒樋Ａを横倒し状態のまま
耳部A1を金具本体１の基端部132側から、剛性係止片1
3′方向（矢印方向）へスライドさせ、耳部A1の端縁に
設けた被係止片A2が、金具本体１の吊持片12に突き当っ
たときに軒樋Ａを矢印方向へ回転させつつ、剛性係止片
13′の下側へ潜らせる。
面図で示す如く、破線で示す軒樋Ａを横倒し状態のまま
耳部A1を金具本体１の基端部132側から、剛性係止片1
3′方向（矢印方向）へスライドさせ、耳部A1の端縁に
設けた被係止片A2が、金具本体１の吊持片12に突き当っ
たときに軒樋Ａを矢印方向へ回転させつつ、剛性係止片
13′の下側へ潜らせる。
すると実線で示す如く、金具本体１の吊持片12が耳部
A1に装着されると同時に、被係止片A2が凹陥部11内に収
まり、耳部A1は金具本体１の剛性係止片13′によって係
止されるものである。
A1に装着されると同時に、被係止片A2が凹陥部11内に収
まり、耳部A1は金具本体１の剛性係止片13′によって係
止されるものである。
上記の如く、耳部A1を金具本体１に一旦係着すると、
吊持片12が耳部A1に装着されて安定して保持するだけで
はなく、吊持片12の立上がり方向への耳部A1の浮上りが
抑えられるので、風の煽り等により本考案から軒樋Ａが
逸脱することはない。
吊持片12が耳部A1に装着されて安定して保持するだけで
はなく、吊持片12の立上がり方向への耳部A1の浮上りが
抑えられるので、風の煽り等により本考案から軒樋Ａが
逸脱することはない。
（考案の効果） 本考案は上記構成よりなるので下記効果を奏する。
即ち、軒樋の逆Ｕ字状に折曲して下方に開口する耳部
を、本考案の金具本体の吊持片に押し込み挿入するか、
又は耳部の被係止片を吊持片と係止片の間に潜らせるの
みで、耳部端縁の被係止片は、金具本体の係止片により
上方から押さえられて係止するので、ワンタッチで極め
て簡単に吊金具に軒樋を取付けることができると共に、
取付け施工後は、軒先下方からの風の煽り等により、軒
樋が吊り金具から逸脱することがない等の効果を奏す
る。
を、本考案の金具本体の吊持片に押し込み挿入するか、
又は耳部の被係止片を吊持片と係止片の間に潜らせるの
みで、耳部端縁の被係止片は、金具本体の係止片により
上方から押さえられて係止するので、ワンタッチで極め
て簡単に吊金具に軒樋を取付けることができると共に、
取付け施工後は、軒先下方からの風の煽り等により、軒
樋が吊り金具から逸脱することがない等の効果を奏す
る。
第１図は本考案の第１実施例に使用する吊り金具を斜視
図で示し、第２図は本考案の第１実施例の使用状態を説
明するための要部を拡大側面図で示し、第３図は本考案
の第２実施例に使用する吊り金具を斜視図で示し、第４
図は本考案の第２実施例の使用状態を説明するための要
部を拡大側面図で示す。 １…金具本体、11…凹陥部 111…前壁、12…吊持片 13…弾発性係止片、13′…剛性係止片 132…基端部、Ａ…軒樋 A1…耳部、A2…被係止片
図で示し、第２図は本考案の第１実施例の使用状態を説
明するための要部を拡大側面図で示し、第３図は本考案
の第２実施例に使用する吊り金具を斜視図で示し、第４
図は本考案の第２実施例の使用状態を説明するための要
部を拡大側面図で示す。 １…金具本体、11…凹陥部 111…前壁、12…吊持片 13…弾発性係止片、13′…剛性係止片 132…基端部、Ａ…軒樋 A1…耳部、A2…被係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長谷川 章 滋賀県長浜市三ツ矢町５番８号 三菱樹 脂株式会社長浜工場内 (56)参考文献 実公 昭56−45955（ＪＰ，Ｙ２) 実願 昭60−81197号（実開 昭61− 197124号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】軒樋の前面側上縁が内方へ逆Ｕ字状に折曲
して下方に開口する耳部を具えた軒樋を吊り金具により
支持する軒樋支持構造において、前記吊り金具の本体の
前縁側には凹陥部を形成し、その前壁を上記軒樋耳部の
開口方向に立ち上げて軒樋耳部に装着する吊持片となす
と共に、上記凹陥部の後縁側上面に固定した基端部よ
り、上記吊持片方向に張出す係止片を設け、一方、前記
軒樋の耳部の端縁を建屋側に折り曲げて被係止片を設
け、該被係止片を前記凹陥部に嵌入した状態で前記係止
片によって上方から係止することを特徴とする軒樋支持
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989107293U JP2564306Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-09-13 | 軒樋支持構造 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1-61202 | 1989-05-26 | ||
| JP6120289 | 1989-05-26 | ||
| JP1989107293U JP2564306Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-09-13 | 軒樋支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0337121U JPH0337121U (ja) | 1991-04-10 |
| JP2564306Y2 true JP2564306Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=31718246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989107293U Expired - Lifetime JP2564306Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-09-13 | 軒樋支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2564306Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS609882Y2 (ja) * | 1979-09-12 | 1985-04-05 | 日本電気株式会社 | デイジタル相関器 |
| JPS61197124U (ja) * | 1985-05-30 | 1986-12-09 |
-
1989
- 1989-09-13 JP JP1989107293U patent/JP2564306Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0337121U (ja) | 1991-04-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |