JP2601817Y2 - 軒樋支持具 - Google Patents

軒樋支持具

Info

Publication number
JP2601817Y2
JP2601817Y2 JP1992088710U JP8871092U JP2601817Y2 JP 2601817 Y2 JP2601817 Y2 JP 2601817Y2 JP 1992088710 U JP1992088710 U JP 1992088710U JP 8871092 U JP8871092 U JP 8871092U JP 2601817 Y2 JP2601817 Y2 JP 2601817Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves gutter
support
eaves
front wall
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992088710U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0647448U (ja
Inventor
顕 山口
正敏 円尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP1992088710U priority Critical patent/JP2601817Y2/ja
Publication of JPH0647448U publication Critical patent/JPH0647448U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601817Y2 publication Critical patent/JP2601817Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、風圧等によって軒樋の
脱落を生じる心配がない軒樋支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、軒先の美感を向上させる観点か
ら、種々の軒樋と軒樋支持具が考案され、本出願人も
に示すように軒樋前壁101を後側に傾斜させた形状
の軒樋Aを軒樋支持具Eによって軒先に取付けることを
考案した。
【0003】この軒樋支持具Eは支持具本体102と取
付片103から成るもので、図示のように支持具本体1
02の前端から立上がる立上片104の上端を軒樋前壁
101の上部内側凹所105に下方から係合して支持さ
せると共に、軒樋後壁106の上端耳部107を支持具
本体102後端の保持部108で保持させ、取付片10
3を止具109で軒先に固定して、軒樋Aの取付けを行
うものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
軒樋支持具Eを用いて軒樋Aを取付けると、軒樋Aに大
きい風圧や他の外力が下方から作用した場合、軒樋Aが
仮想線で示すように後壁106の上端耳部107を中心
に上方へ回動しながら浮き上がり、軒樋支持具Eの立上
片104の上端と軒樋前壁101の上部内側凹所105
との係合が外れて、軒樋Aが脱落しやすいという問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本考案の軒樋支持具は、軒樋前壁の中間内側段部に
係止される係止部を前端に備え、軒樋前壁の上部内側凹
所に下方から係合される支持部を上記係止部から立上が
る立上片の上端に形成し、軒樋前壁の彎曲した下端内側
コーナー部を押さえて軒樋の浮き上がりを防止する下端
が彎曲した剛性のある下降片を上記係止部の後側に設
け、軒樋後壁の上端耳部を保持する保持部を後端に形成
したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案の軒樋支持具は、立上片上端の支持部を
軒樋前壁の上部内側凹所に下方から係合すると共に、前
端の係止部を軒樋前壁の中間内側段部に係止し、下降片
の彎曲した下端で軒樋前壁の彎曲した下端内側コーナー
部を押さえ、支持具後端の保持部で軒樋後壁の上端耳部
を保持させて、軒樋の取付けを行うものである。このよ
うに本考案の軒樋支持具は、軒樋前壁の上部内側凹所を
立上片上端の支持部によって下方から係合支持する一
方、軒樋前壁の中間内側段部に係止した支持具前端の係
止部と、軒樋前壁の下端内側コーナー部を押さえる剛性
のある下降片とによって、2箇所で軒樋の浮き上がりを
確実に防止するものであるから、大きい風圧や他の外力
が軒樋に下方から作用しても、立上片上端の支持部が軒
樋前壁の上部内側凹所から外れて軒樋の脱落を生じる心
配はない。ところで、バネ性を有する下降片によって軒
樋の底壁のほぼ中央部を1箇所で押さえて浮き上がりを
防止する場合には、軒樋の下方から大きい風圧等が作用
すると、下降片がバネ変形して彎曲することにより軒樋
が上方へ浮き上がったり、或は、軒樋の底壁が下降片の
先端を支点として撓み変形することにより軒樋前壁の上
部内側凹所が上方へ移動して支持具の立上片上端の支持
部から外れたりするため、軒樋の脱落を生じる恐れが多
分にあるが、本考案のように、剛性を有する下降片によ
って軒樋前壁の変形しにくい下端内側コーナー部を押さ
える場合には、下降片がバネ変形せず、軒樋も撓み変形
などを生じないため、たとえ支持具前端の係止部が軒樋
前壁の中間内側段部から外れたとしても、下降片のバネ
変形や軒樋の撓み変形などによって軒樋が脱落をする心
配は皆無に等しくなる。また、軒樋の底壁のほぼ中央部
を下降片で押さえる場合は、軒樋を流れる雨水に含まれ
た枯葉などのゴミが下降片に引掛かり、雨水の流れが悪
くなる心配もあるが、本考案のように軒樋前壁の下端内
側コーナー部を下降片で押さえると、ゴミなどが引掛か
りにくいので、雨水の流れを妨げる心配がなくなる。さ
らに、本考案における下降片は下端が彎曲しており、こ
の彎曲した下端が軒樋前壁の彎曲した下端内側コーナー
部に面接触しやすいため、下降片の下端の位置が常に一
定して軒樋の下端内側コーナー部との間にズレや隙間を
生じることがなく、安定してガタツキなく下端内側コー
ナー部を押さえることができるので、軒樋の浮き上がり
防止作用が一層向上する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0008】図1は本考案の一実施例に係る軒樋支持具
Bを用いて軒樋Aを軒先に取付けた状態を示す断面図、
図2は同実施例の軒樋支持具Bの分解斜視図である。
【0009】この軒樋支持具Bは、鉄やステンレス等の
金属製の支持具本体1と同金属製の取付片2とから成る
もので、支持具本体1の後端には、軒樋後壁3の上端耳
部4を保持するコ字型の保持部5が形成されている。
【0010】この支持具本体1の前端はやや斜め上方に
折り曲げられ、軒樋前壁6の中間内側段部7に係止され
る係止部8が形成されている。そして、この係止部8か
ら斜め後方に立上がる立上片9が延設され、その上端に
は、軒樋前壁6の上部内側凹所10に下方から係合され
る略半筒型の支持部11が形成されている。この係止部
8から立上片9に至る折曲部分には補強用リブ12が形
成され、立上片9に外力が作用しても、その立上角度が
殆ど変化しないように剛性が高められている。支持具本
体1の係止部8の後側裏面には、略C字型の形状をした
上記と同様の金属製の剛性のある下降片13がスポット
溶接等の手段で固着されている。この下降片13は軒樋
前壁6の中間内側段部7より下方の二重壁部分の内面に
沿って軒樋前壁6の彎曲した下端内側コーナー部14ま
で下降し、その彎曲した下端で該コーナー部14を押さ
えて硬質合成樹脂製の軒樋Aの浮上を防止するものであ
る。更に、支持具本体1の後端寄りには段差部15が形
成され、該段差部15の下側には板バネ16がスポット
溶接等の手段で固着されている。この板バネ16は支持
具本体1の後端の保持部5に向かって突出し、軒樋後壁
3の上端耳部4が保持部5から外れるのを防止するもの
である。
【0011】また、支持具本体1の保持部5と立上片9
を除く部分は、両側に側壁17,17を形成することに
よって取付片2が嵌まり込む凹形の断面形状とされてお
り、その中央にボルト挿通用の長孔18が穿設されてい
る。
【0012】一方、取付片2はその前端部分にボルト挿
通孔19が穿設され、該孔19の後側に支持具本体1の
段差部15と対応する段差部20が形成されている。そ
して、取付片2後端の幅広の垂下部21には複数の止具
挿通孔22が穿設され、止具23で軒先に固定されるよ
うになっている。
【0013】この取付片2は、凹形断面の支持具本体1
に嵌め込んだ状態でボルト挿通孔19からボルト24を
支持具本体の長孔18に挿通し、裏側から蝶ナット25
で締付けることによって、支持具本体1に脱着自在に固
定されている。従って、長孔18の長径寸法だけ取付片
2の固定位置を前後に移動できるので、軒樋Aと軒先と
の間隔を調節することが可能であり、また、取付片2が
凹形断面の支持具本体1に嵌まり込むことによって、蝶
ナット25で締付ける際に取付片2と支持具本体1との
相対的な回動が阻止されるため、締付け作業も容易であ
る。
【0014】以上のような構成の軒樋支持具Bを用いて
軒樋Aを軒先に取付けるには、まず取付片2の後端垂下
部21を止具23で軒先に固定し、図1に仮想線で示す
ごとく軒樋前壁6の上部内側凹所10に軒樋支持具Bの
立上片9の上端支持部11を下方から係合して、そこを
中心に軒樋Aを後方に回動させ、板バネ16を押し上げ
て軒樋後壁3の上端耳部4を軒樋支持具Bの保持部5に
嵌合保持させる。このようにして軒樋Aを取付けると、
軒樋支持具Bの係止部8が軒樋前壁6の中間内側段部7
に係止し、下降片13の下端が軒樋前壁6の下端内側コ
ーナー部14を押さえるので、軒樋Aの浮き上がりが確
実に防止される。従って、軒樋Aに大きい風圧や他の外
力が下方から作用しても、立上片9上端の支持部11が
軒樋前壁6の上部内側凹所10から外れて軒樋の脱落を
生じる心配はない。なお、軒樋Aと軒先との間隔調整
は、軒樋Aを取付けてから蝶ナット25をゆるめて支持
具本体1を前後に移動させて行えばよい。
【0015】図3は本考案の他の実施例を示したもの
で、この軒樋支持具Dは、軒樋前壁6の二重壁部分の内
面に沿わないで、彎曲した下端内側コーナー部14を押
さえる下端が彎曲した下降片13bを支持具本体1の中
央寄りの箇所に設けたものである。その他の構成は前記
実施例と同様であるので、図3において対応する部材に
同一符号を付し、説明を省略する。この軒樋支持具D
も、前記の軒樋支持具Aと同様、係止部8と下降片13
bによって軒樋Aの浮上を防止できることは言うまでも
ない。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の軒樋支持具は、軒樋前壁の上部内側凹所を立上片上端
の支持部によって下方から係合支持する一方、軒樋前壁
の中間内側段部に係止した支持具前端の係止部と、軒樋
前壁の彎曲した下端内側コーナー部の内面を、彎曲した
下端で位置ずれなく安定してガタつかないように押さえ
る下降片とによって、2箇所で軒樋の浮き上がりを確実
に防止することができ、たとえ支持具前端の係止部が軒
樋前壁の中間内側段部から外れるようなことがあったと
しても、下降片がバネ変形して彎曲したり、軒樋の底壁
が撓み変形することがないので、大きい風圧や他の外力
が軒樋に下方から作用したときに、立上片上端の支持部
が軒樋前壁の上部内側凹所から外れて軒樋の脱落を生じ
る心配がなくなるといった顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る軒樋支持具を用いて軒
樋を軒先に取付けた状態を示す断面図である。
【図2】同実施例の軒樋支持具の分解斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例に係る軒樋支持具を用いて
軒樋を軒先に取付けた状態を示す断面図である。
【図4】従来の軒樋支持具を用いて軒樋を軒先に取付け
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 軒樋B,D 軒樋支持具 1 支持具本体 2 取付片 3 軒樋後壁 4 耳部 5 保持部 6 軒樋前壁 7 中間内側段部 8 係止部 9 立上片 10 上端内側凹所 11 支持部13,13b 下降片 14 下端内側コーナー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 13/072 501

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軒樋前壁の中間内側段部に係止される係止
    部を前端に備え、軒樋前壁の上部内側凹所に下方から係
    合される支持部を上記係止部から立上がる立上片の上端
    に形成し、軒樋前壁の彎曲した下端内側コーナー部を押
    さえて軒樋の浮き上がりを防止する下端が彎曲した剛性
    のある下降片を上記係止部の後側に設け、軒樋後壁の上
    端耳部を保持する保持部を後端に形成して成る軒樋支持
    具。
JP1992088710U 1992-11-30 1992-11-30 軒樋支持具 Expired - Fee Related JP2601817Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992088710U JP2601817Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 軒樋支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992088710U JP2601817Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 軒樋支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0647448U JPH0647448U (ja) 1994-06-28
JP2601817Y2 true JP2601817Y2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=13950457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992088710U Expired - Fee Related JP2601817Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 軒樋支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2601817Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0490614U (ja) * 1990-12-19 1992-08-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0647448U (ja) 1994-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2601817Y2 (ja) 軒樋支持具
JPH076280Y2 (ja) 吊式雨樋支持装置
JP3201287B2 (ja) 横打ち吊金具
JP2557134Y2 (ja) 軒 樋
JPH0423124Y2 (ja)
JP2001311275A (ja) 軒樋吊具
JP2564976Y2 (ja) 軒樋支持具
JPH0425864Y2 (ja)
JP3417211B2 (ja) 軒樋の取付構造
JPS6348742Y2 (ja)
JP3265989B2 (ja) 雨樋吊り下げ構造
JP3408243B2 (ja) 屋根材の接続構造
JPH0321552Y2 (ja)
JPH0342184Y2 (ja)
JPH0332663B2 (ja)
JPH0144660Y2 (ja)
JPH0321558Y2 (ja)
JPH0144664Y2 (ja)
JPH0321553Y2 (ja)
JPH0321563Y2 (ja)
JPH0330491Y2 (ja)
JPS6239228Y2 (ja)
KR200169826Y1 (ko) 난간대 연결부용 덮개
JP2564306Y2 (ja) 軒樋支持構造
JPH0321557Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990817

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees