JPH0423124Y2 - - Google Patents

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JPH0423124Y2
JPH0423124Y2 JP1987049781U JP4978187U JPH0423124Y2 JP H0423124 Y2 JPH0423124 Y2 JP H0423124Y2 JP 1987049781 U JP1987049781 U JP 1987049781U JP 4978187 U JP4978187 U JP 4978187U JP H0423124 Y2 JPH0423124 Y2 JP H0423124Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物の間隔部に設けられる伸縮ジヨ
イント装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、第3図に例示するような伸縮ジヨイント
装置が、鉛直状外壁41と屋根用躯体42との間
のコーナー部43に設けられていた。同図で明ら
かなように、略倒立L字型横断面のカバー44の
基端部45は、外壁41に設けられた壁取付用縁
材46の下方開口凹溝47に下方から係合し、他
方、カバー44の先端部48は、カバー44の裏
面側のホルダー部材49の先端部に係止してい
た。さらに、ホルダー部材49は、その幅方向の
略中央部を、ホルダー受け50とボルト51と板
バネ片52によつて、躯体42に取付けられ、か
つ、基端部53は縁材46に上方から係止してい
た。
そのため、第3図中に矢印Aにて示す方向に躯
体42が移動した場合に、ホルダー部材49は確
実に上記ボルト51と板バネ片52によつて躯体
42に保持され、安定姿勢を保つて、縁材46の
係止片46aと、基端部53との係合が離脱する
ことがない。しかし、カバー44はその先端部4
8がホルダー部材49の先端に係合していると共
に、カバー44の中間部はホルダー部材49の上
面から当接しているのみであり、従つて、カバー
44の基端部45が、縁材46の凹溝47から離
脱する事故が発生した。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、略倒立L字型横断面のカバーとその
裏面側から該カバーを受けるホルダー部材とを備
え、該カバーにて鉛直状外壁と屋根用躯体との間
のコーナ部の間隔部を上方から被覆して遮断する
伸縮ジヨイント装置に於て、上記カバーの先端部
に上記外壁方向へ折曲げられる係止部を設けて、
上記ホルダー部材の鉛直状先端部が係止する係着
部を形成し、かつ、上記カバーの基端部に起立係
止片部を設けると共に、ホルダー部材の基端部
に、該起立係止片部が係止する下方開口状の第1
係止片部を設け、さらに、該第1係止片部に、該
第1係止片部より下方であつてかつ外壁側におい
て下方凸状に弯曲した上方開口状の第2係止片部
を設けると共に、該外壁に、該第2係止片部を揺
動可能に受ける水平状受支片と、該受支片の上方
位置において下方へ弯曲して該第2係止片部に遊
嵌状に侵入する係止片部と、を有する縁材を固着
して、上記受支片と係止片部と第2係止片部とで
もつて抱かかえヒンジ機構を形成し、上記カバー
とホルダー部材とからなるカバー・ホルダーユニ
ツト体を上記抱かかえヒンジ機構の廻りに上下揺
動可能に構成した。
〔作用〕
ユニツト体の先端部を大きく上方へ持ち上げて
ユニツト体を傾斜状態として、第2係止片部を、
受支片と係止片部との間の凹溝内へ差し込み、そ
の後、ユニツト体の先端部を下方へ揺動すれば、
抱かかえヒンジ機構によつて、ユニツト体は縁材
に止着される。
従つて、カバー・ホルダーユニツト体は、抱か
かえヒンジ機構の廻りに上下揺動する。
〔実施例〕
以下、図示の実施例を詳説する。
第1図に於て、伸縮ジヨイント装置の横断面を
例示し、鉛直状外壁Vと屋根用躯体Rとの間のコ
ーナー部1に設けられ、間隔部2を上方から被覆
して遮断する。3は、略倒立L字型横断面のカバ
ーであり、具体的には基端部4に起立された係止
片部5を有すると共に、先端部6には外壁V方向
へ折曲げた係止片部7を有する。
8はホルダー部材であり、カバー3をその裏面
側から受けるべく、カバー3の長手方向に所定ピ
ツチにて配設される。このホルダー部材8は、第
2図に示すような金属押出型材からなるホルダー
中間材9と、その嵌込溝10,10間に、第1図
のように、両端から挿入されてカシメ等にて止着
されるホルダー基端材11・ホルダー先端材12
とから、構成されている。
ホルダー基端材11は、上記ホルダー中間材9
の嵌込溝10,10に挿入する挿入片部13と、
それから略J字状に上方へ弯曲した第1係止片部
14と、該第1係止片部14の途中から分岐した
下方凸状に弯曲状の第2係止片部15と、を備え
た金属押出型材から成る。即ち、第1係止片部1
4は、下方開口状とされ、第2係止片部15は、
上方開口状とされると共に該第1係止片部14よ
り下方であつてかつ外壁V側に設けられる。
ホルダー先端材12は、同様の挿入片部16
と、それから先端下方へ斜めに垂設された係止斜
片17と、係止斜片17の裏面から突設されてホ
ルダー中間材9の先端下部に当接する支持小突片
18と、係止斜片17の裏面から突設された一対
の止水板止着突片19,19等を備え、しかも、
挿入片部16と係止斜片17との角部には、蟻溝
20が形成されている。
しかして、上記カバー3の基端部4を、ホルダ
ー部材8の基端部8aに、係着機構Bを介して係
止状に取付け、かつ、カバー3の先端部6を、ホ
ルダー部材の鉛直状先端部8bに、係着機構Cを
介して係止状に取付けて、カバー・ホルダーユニ
ツト体21を形成する。
図例では、係着機構Bは、カバー3の係止片部
5と、ホルダー部材8の基端材11の第1係止片
部14をもつて、構成される。また、係着機構C
は、カバー3の係止片部7と、ホルダー部材8の
先端材12の係止斜片17とをもつて、構成さ
れ、係合時には薄板カバー3の弾性変形を利用し
て係合させる。さらに、蟻溝20には緩衝材22
を嵌着しておいて、カバー3の裏面に弾発的に当
てておく。
次に、鉛直状外壁Vには壁取付用縁材23が固
着され、上記ユニツト体21のホルダー部材8の
基端部8aと、該壁取付用縁材23とを、抱かか
えヒンジ機構Hを介して係合させ、該ユニツト体
21を上記外壁Vの抱かかえヒンジ機構Hの廻り
に矢印Eの如く上下揺動可能に連結されている。
具体的には、壁取付用縁材23は、基部25の
上下中間部から受支片24を水平状に突設すると
共に、該受支片24から僅かに上方位置において
基部25から下方へ弯曲する係止片部26を突設
し、この係止片部26の幅寸法(突出長さ)を、
上記受支片24よりも小さ目に設定しておく。
抱かかえヒンジ機構Hは、このように縁材23
の受支片24と係止片部26、及び両者によつて
形成された奥部が拡大した凹溝内へ係合する前記
ホルダー基端材11の第2係止片部15とから、
構成される。図示省略したが、第1図のユニツト
体21の先端部(同図右端)を大きく上方へ持上
げて、ユニツト体21を傾斜状態として、第2係
止片部15を、受支片24と係止片部26の間の
凹溝内へ差込み、その後、ユニツト体21の先端
部を下方へ揺動すれば、抱かかえヒンジ機構Hに
よつて、ユニツト体21は縁材23に止着される
こととなる。上述の傾斜状態は十分に急傾斜であ
り、通常の外壁Vと屋根躯体Rとの相対的上下の
動き時には、その傾斜よりもゆるやかであつて、
抱かかえ機構Hが確実に係合状態を保つて、離脱
することはない。
なお、第1図と第2図に於て、ホルダー部材8
は板バネ27とボルト・ナツト結合28を介し
て、ブラケツト29に、首振自在に止着される。
ブラケツト29はアンカーボルト30にて、屋根
用躯体Rに固着されているが、その大き目の孔3
1−いわゆるバカ孔−にボルト・ナツト結合のボ
ルトを挿通しておき、自由度をもたせて、止着さ
れる。ブラケツト29は上方へ突出した受支突条
部32をもつてホルダー部材8を下方から受支し
ている。
また、止水板33は、一端縁が壁取付用縁材2
3にて止着され、中間はブラケツト29にて躯体
Rに固定されると共に、先端縁は、縁材34を介
して、前記止水板止着突片19,19に押込んで
止着する。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
ユニツト体21の先端部を大きく上方へ持ち
上げて、ユニツト体21を傾斜状として、第2
係止片部15を、受支片24と係止片部26と
の間の凹溝内へ差し込み、その後、ユニツト体
21の先端部を下方へ揺動すれば、抱かかえヒ
ンジ機構Hによつて、ユニツト体21は縁材2
3に止着されることになる。即ち、組立作業が
容易で、かつ、組立てれば、上述の傾斜状態は
十分に急傾斜であり、通常の外壁Vと屋根用躯
体Rとの相対的上下の動き時には、その傾斜よ
りもゆるやかであつて、抱かかえヒンジ機構H
が確実に係合状態を保つて、離脱することがな
い。
ユニツト体21の上下揺動時には、水平状受
支片24に受けられている第2係止片部15を
中心に揺動することになり、この場合、該第2
係止片部15は下方凸状に弯曲しており、その
揺動はなめらかに行なえ、外壁Vと屋根用躯体
Rとの相対的上下動に確実に対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその要部断面図である。第3図は従来例の断
面図である。 1……コーナー部、3……カバー、4……基端
部、6……先端部、8……ホルダー部材、8a…
…基端部、8b……先端部、21……カバー・ホ
ルダーユニツト体、23……壁取付用縁材、B,
C……係着機構、H……抱かかえヒンジ機構、R
……屋根用躯体、V……鉛直状外壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略倒立L字型横断面のカバー3とその裏面側か
    ら該カバー3を受けるホルダー部材8……とを備
    え、該カバー3にて鉛直状外壁Vと屋根用躯体R
    との間のコーナ部1の間隔部2を上方から被覆し
    て遮断する伸縮ジヨイント装置に於て、上記カバ
    ー3の先端部6に上記外壁V方向へ折曲げられる
    水平状係止片部7を設けて、上記ホルダー部材8
    の鉛直状先端部8bを該係止片部7に係止させ、
    かつ、上記カバー3の基端部4に起立係止片部5
    を設けると共に、ホルダー部材8の基端部8a
    に、該起立係止片部5が係止する下方開口状の第
    1係止片部14を設け、さらに、該第1係止片部
    14に、該第1係止片部14より下方であつてか
    つ外壁V側において下方凸状に弯曲した上方開口
    状の第2係止片部15を設けると共に、該外壁V
    に、該第2係止片部15を揺動可能に受ける水平
    状受支片24と、該受支片24の上方位置におい
    て下方へ弯曲して該第2係止片部15に遊嵌状に
    侵入する係止片部26と、を有する縁材23を固
    着して、上記受支片24と係止片部26と第2係
    止片部15とでもつて抱かかえヒンジ機構Hを形
    成し、上記カバー3とホルダー部材8とからなる
    カバー・ホルダーユニツト体21を上記抱かかえ
    ヒンジ機構Hの廻りに上下揺動可能に構成したこ
    とを特徴とする伸縮ジヨイント装置。
JP1987049781U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0423124Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622005Y2 (ja) * 1988-12-23 1994-06-08 株式会社エービーシー商会 エキスパンションジョイント

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136440A (ja) * 1984-07-19 1986-02-21 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント

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