JP3774251B2 - 軒樋の支持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、軒樋の支持具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軒樋には種々の断面形状をしたものがある。図6に示すものはその一例で、この軒樋Aは底が深く、外方耳部Bから底壁Cにかけての外方側壁Dの内面に段差Eが長手方向に沿って設けられている。
【0003】
こうした軒樋Aも、従来は、一般的な支持具Fによって同図に見られるように支持されている。即ち、外方耳部Bの内溝bに支持具本体先端の保持片Gを係止させ、内方耳部Hを支持具本体後部に設けた抱持部Iによって抱持し、支持具本体から抱持部Iの方向に突出するバネ体Jを内方耳部Hの内面に弾性的に押当てることにより固定するようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した軒樋Aは、強風が吹いたりしてよじれ力や持ち上げ力、特に幅方向内向きで斜め上方への作用力が働くと、樋が深いものであるだけに簡単に支持具Fから脱落してしまう。
本発明の目的は、こうした問題点に鑑み、上記したような軒樋を確実に支持することのできる、軒樋支持具を提供することにある。
【0005】
【課題を達成するための手段】
本発明は上記した目的を達成するために、外方耳部から底壁にかけての外方側壁の内面に長手方向に沿って段差部が形成された軒樋の上記外方耳部を支持具本体前方部に設けた保持片によって保持する一方、この軒樋の内方耳部の外面を支持具本体後方部に設けた抱持部によって抱持し、内方耳部の内面を支持具本体に取り付けられたバネ体によって外方に押止して内方耳部を固定する軒樋の支持具において、次の構成を具備した点に特徴がある。
【0006】
即ち、支持具本体は、上記抱持部内面と対向する後部位置に第一のバネ取付け壁を、また内方耳部から底部にかけての軒樋の内方側壁と対向する後部位置に第二のバネ取付け壁をそれぞれ有し、第一のバネ取付け壁には前記バネ体に相当する第一のバネ体が取り付けられ、第二のバネ取付け壁には上記軒樋の内方側壁を外方に押止する第二のバネ体が取り付けられている。そして、支持具本体は、その前部に、外方耳部を保持する上記保持片と、上記段差部に突き当て可能な支え脚とを有するものである。
第一のバネ体は、小径の杆材を屈曲して成り、所要長さの基部とこの基部の各端から屈曲されて互いに対向するように延びる左右の腕部とを備える。両腕部はその長さが異なると共に先端に互いに相手方の腕部に向けて屈曲された挿入端を有する。
【0007】
前記第一のバネ取付け壁は、軒樋の長さ方向に位置する左右両側面に上記バネ体の左右の腕部の挿入端が挿し込まれる孔部を有する。両孔部は、抱持部に設けられた内向きの耳部受けよりも水平方向上方に位置する。第一のバネ体は、この孔部に各腕部挿入端を挿入され、上記基部が上方に持ち上げられたときに腕部に上記挿入端を回動支点とする下方への付勢力を生じるように第一のバネ取付け壁に取付けられている。耳部受けと向かい合う第一のバネ取付け壁対向面には、両腕部が抱持部に向けて斜め下方に傾斜すると共に基部が抱持部に支持された樋耳部の内面を押止する位置で、第一のバネ体を受ける受け片が突設されている(以上、請求項1)。
【0008】
また、請求項2に係る発明では、第二のバネ体は、小径の杆材を屈曲することにより形成され、所要長さの基部とこの基部の各端から屈曲されて互いに対向するように延びる左右の腕部とを備える。両腕部はその長さが異なると共に先端に互いに相手方の腕部に向けて屈曲された挿入端を有し、第二のバネ取付け壁にも第一のバネ取付け壁と同様な孔部が形成され、第二のバネ体の各腕部挿入端がこれら孔部に挿入されている。そして、第二のバネ体も第一のバネ体と同じように基部が上方に持ち上げられたときに腕部に上記挿入端を回動支点とする下方への付勢力を生じるように第二のバネ取付け壁に取付けられている。また、第二のバネ取付け壁には、両腕部が外方側壁に向けて斜め下方に傾斜すると共に基部が外方側壁の内面を押止する位置で、第二のバネ体を受ける下方受け片が突設されている。
【0009】
支持具本体は、その全体を所定の幅と厚みを有するアルミ鋼によって一体成形すると良い。
バネ体は、線材や杆材を屈曲して形成することもできる。屈曲形状については略U字状とし、U字の底部を前記基部に、両側部を前記両腕部とすると良い。
また、例えば、支持具本体の前部は、上下二股に分岐してその上方部分を前記保持片とし、下方部分を前記支え脚として形成する。
【0010】
【作用】
この支持具は、軒樋の外方側面内面の段差部に支え脚が当接され、内方側面の内面に第二のバネ体が押接されて軒樋を支持する。この結果、軒樋は、その外方側面を上端にある耳部と中間にある段差部との2点ににおいて上下及び幅方向に支持され、また、その内方側面を上端にある耳部と中間にある内面適所との2点において同様に上下及び幅方向に支持される。このため、よじれ力や持ち上げ力が作用しても軒樋の変形が最小限に押さえられ、脱落することがない。
【0011】
また、バネ体は、受け片あるいは下方受け片で受けられてそれ以上の下方への回動が阻止されている。樋の耳部によってバネ体の基部を押し上げると、バネ体は、基部によって連結された左右の腕部先端の回動支点が異なっているために、孔部に固定された挿入端に腕部を元の位置に戻そうとする捩り力が発生する。このため、所定の押し上げ位置で樋の耳部を抱持部の耳部受けに支持させるようにスライドさせると、バネ体は押し上げ力から開放されると同時に上記捻り力の作用によって自然と下方に回動復帰し、受け片あるいは下方受け片に受けられる。
【0012】
両バネ体は斜め下方に傾斜し、その下端が樋の内方側壁内面の上端とほぼ中間部に接触する位置にあるので、支持された樋に外力が作用しても両バネ体を押し上げる力にはなりにくく、むしろ両バネ体を逆に受け片に押しつける。バネ体先端の基部と受け片との間の腕部の長さはさほど長くないので、上記外力あるいは押しつけ力によるバネ体へのモーメント力によっては両バネ体は変形したり、撓んだりしたりすることなく、軒樋を抱持部に保持させる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明を図示した実施例に基づいて詳説する。
図1から図5は本発明の一実施例に係る軒樋の支持具を示しており、図中符号1は支持具本体を示す。
【0014】
この支持具本体1は全体が所要の幅と厚みとを有するアルミ材によって一体成形されている。支持具本体1の前方部は二股に分岐され、斜め上方に延びた部分2は屋外に突出する軒樋Aの外方耳部Bを支える保持片で、斜めやや下方に延びた部分3は軒樋外方側壁Dの内面に形成された段差部Eに当接される支え脚である。保持片2の先端2aは外方耳部内側の下向き溝bに挿し込み可能な形状に起立形成され、支え脚3の下端3aは、段差面に押し当て可能な下向きに形成されている。
【0015】
支持具本体1の後方部も中途で二股に分岐されている。斜め上方に延びた部分4は軒樋Aの内方耳部Hの内面と所要の間隙を置いて対峙する第一のバネ取付け壁6を有する。この第一のバネ取付け壁6には、そのまま内方耳部Hを上方から覆うようにして延びた後、立ち下がって建物壁面等に固定される取付け片7が連設されている。取付け片7は、その内面に内方耳部Hを抱持する抱持部8を備え、抱持部8は内方耳部Hの底部を支える耳受け9を有する。
支持具本体1の後方部の斜め下方に延びた部分5は、内方耳部Hから軒樋底壁Cにかけての内方側壁Kの内面と対向する第二のバネ取付け壁である。
【0016】
上記第一のバネ取付け壁6には第一のバネ体10が固定されている。第一のバネ体10は、小径の線材を屈曲して成る。このバネ体10は、図4に見られるように線材の中央よりやや一端寄りの部分に基部11となる部分が設けられ、この基部11の両端から両自由端を互いに対向するように同一方向に屈曲することにより左右の腕部12(12L,12R、)となる部分が形成されている。両腕部12は図中右腕部12Rの方が左腕部12Lよりも長く形成され、それぞれの先端には内向きにほぼ90度の角度をもって屈曲された挿入端13が設けられている。基部11は、長さ方向約1/2の箇所に段差がつけられ、突出する部分が軒樋Aの内方耳部内面を押止し、引っ込んだ部分が後述するバネ受け片に支持される。
【0017】
支持具本体あの第一のバネ取付け壁6には、左右の側面にバネ体腕部12の挿入端13(13L,13R)を挿し込む孔部14(14L,14R、図4参照)が穿設されている。これらの孔部14は、上記した抱持部8の耳受け9よりも水平方向上方に位置し、短い左腕部12Lの挿入端13Lを挿入する左孔部14Lが抱持部寄りに、長い腕部12Rの挿入端13Rを挿入する右孔部14Rが前方寄りにそれぞれ形成されている。各挿入端13を各孔部14に回動自在に挿入固定されたバネ体10は、基部11によって連結された両腕部12の回動支点となる位置が長さ方向において異なるために、基部11を持ち上げるなどして挿入端13を孔部14内で回動させようとすると、捻れ力によりこれを元に戻そうとする力が発生する。この結果、バネ体10は図中時計方向への回動付勢力を生じる。
【0018】
また、第一のバネ取付け壁6は、孔部14の下方に第一のバネ体10を受ける受け片15が突設されている。受け片15は、第一のバネ体10を下方に傾斜する位置で支持し、上記したバネ体10の付勢回動を規制する。受け片15は、軒樋Aの内方耳部Hが抱持部8に挿し込まれるときの邪魔にならない長さに形成され、その板面にバネ体基部11の上記した引っ込んだ部分が当接される。
【0019】
第二のバネ取付け壁5は、その長さ方向所定位置に上記した第一のバネ体10と基部の屈曲部を除きほぼ同じ構成の第二のバネ体20が取り付けられている。図中符号24は第二のバネ取付け壁5に形成した左右の孔部、21は第二のバネ体20の基部、22はその腕部、23は腕部先端の挿入端である。第二のバネ体20は、第一のバネ体10と同様に左右の腕部22の長さとその挿入端23の挿入位置とが異なり、図中反時計方向に回動されたときに時計方向に回動復帰する弾勢力を有する。25は第二のバネ体20を受ける下方受け片で、第二のバネ体20を下方に傾斜すると共に基部21の外面が軒樋Aの内方側壁内面にほぼ当接して内方側壁Kを外方に押す位置で腕部22を支持する。
【0020】
なお、図中符号17は本支持具1を建物外壁などに固定する際の上記取付け片7に設けたネジ挿入孔、16は支持具本体1から斜め上方に分岐された前後の部位の傾斜する上面に突設した水切り用の突片である。この前後の突片16によって支持具本体上面に滞留した雨滴が支持具本体1から取付け片7などにに伝って建物外壁を濡らすのを防止する。
【0021】
外壁などに固定されたこの支持具に軒樋Aを取り付けるには、先ず図2に示すようにして保持片2の先端2aを軒樋Aの外方耳部Bの溝bに嵌め込み、内方耳部Hを樋Aの幅方向に若干撓ませるようにして耳受け9とバネ受け片15との間隙に下方から押し入れる。
これに伴い、第2のバネ体20はその基部21を内方側壁Kの内面にこすられるようにして上方に持ち上げられ、また、第1のバネ体10は、基部11の突出する部分を内方耳部Hの上面によって図4に見られるようにして押し上げられる。
【0022】
内方耳部15の底部が抱持部空間内に位置したところで上記撓み力を解放すると、内方耳部15は図中右方向にスライドしてその底部を耳部受け9に支持される。これと同時に第1のバネ体10は、上記押し上げ力から自由になり、挿入端13の捻れ力からの作用を受けて元の位置に回動復帰する。また、第2のバネ体20は撓み力による内方側壁Kの内方への変形がなくなるので、内方側壁内面に当接する位置まで同様なねじれ力の作用により回動復帰する。
一方、軒樋Aの外方側壁側は、その段差部Eに支持具の支え脚3の先端3aが当接されて、軒樋の上方への動き、及び外方側壁Dの内方への移動や撓みが規制される。
【0023】
復帰して受け片15に支持された第1のバネ体10は、基部11の突出する部分が抱持部8に支持された内方耳部Hの内面を押止してこれを抱持部8に固定する。また、同様にして第2のバネ体20は基部11が内方側壁Kの内面を弾性的に押止する。
【0024】
図5に示すように、取り付けられた軒樋Aに例えば樋の幅方向内方で斜め下方に向けて外力Fが作用した場合、第1のバネ体10が内方耳部内面との接触点aに向けて斜めに下がるように取り付けられているために、上記外力Fはバネ体10に対してこれをバネ受け片15に押しつける方向への分力F1,F2として作用し、軒樋Aの脱落を阻止する。この機能は、図示しないが第2のバネ体20においても同様に発揮される。
【0025】
このようにして、内方側壁側ではその上下位置を両バネ体10,20によって、また外方側壁側ではその上下位置を保持片先端2aと支え脚先端3aとによってそれぞれ支えられ、深い軒樋Aでありながら脱落が確実に阻止される。
なお、受け片15,25によって受けられている位置から突出基部までの長さが短いために、上記外力Fによってもバネ体10,20は撓み変形することはない。
【0026】
バネ体は、上記実施例では特異な構造のものを採用したが、本発明では、従来のバネ体を軒樋の内方側壁側の上下位置に配設する構造であっても同様な作用を発揮し得るものである。
【0027】
上記した特異な構造のバネ体の場合、線材の他、管材などの小径の杆材を屈曲形成するものであっても良い。また、このバネ体は、両腕部の回動支点位置が異なるようにしたものであれば、その形状あるいは配置関係の如何を問わない。例えば、左右の腕部が同一水平面上に位置するのでなく、一方の腕部に対して他方の腕部が角度をもって対向するものでも良い。更に、基部の形状も、耳部受けとバネ受け片との間の空間部に突出する部分を有し、腕部もしくは基部によってバネ受け片に支持されるものであれば、様々な態様を採り得るものである。
【0028】
上記実施例では、支持具本体の全体をステンレス鋼材によって一体成形したが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくともバネ取付け壁の部分に所要の厚みと幅を有する素材を用いるものであっても良い。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、軒樋の外方側面を耳部と中間にある段差部との2点ににおいて上下及び幅方向に支持する一方、内方側面を耳部と中間にある内面適所との2点においてバネ体によって同様に上下及び幅方向に支持するので、よじれ力や持ち上げ力が作用し易い比較的に深い軒樋であってもその変形を最小限に押さえることができ、脱落を確実に防止できる。
【0030】
また、バネ体の腕部の挿入端の回動支点をずらすことより、腕部回動時に生じる挿入端での捻り力を利用してバネ性を生じさせるようにしてあるから、製作が容易で、しかも樋の取付けや取外しも比較的楽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る支持具の斜視図。
【図2】 図1の支持具に軒樋を取り付ける第一段階である、樋を内方に撓ませつつ外方耳部に保持片を挿し込んでいる状態を示す側面図。
【図3】 図1の支持具に軒樋が取り付けられた状態の側面図。
【図4】 図1の支持具に軒樋を取り付ける際に、内方耳部によってバネ体が押し上げられている状態を示す要部の斜視図。
【図5】 樋の幅方向内向きで斜め下方への外力が作用したときのバネ体への影響を説明するための要部の拡大側面図。
【図6】 従来の支持具の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1は支持具本体
2は保持片
3は支え脚
5は第2のバネ体取付け壁
6は第1のバネ体取付け壁
8は抱持部
10は第1のバネ体
20は第2のバネ体
11,21はバネ体の基部
12,22はバネ体の腕部
13,23はバネ体の挿入端
Aは軒樋
Bは外方耳部
Dは外方側壁
Eは段差部
Hは内方耳部
Kは内方側壁

Claims (7)

  1. 外方耳部から底壁にかけての外方側壁の内面に長手方向に沿って段差部が形成された軒樋の上記外方耳部を支持具本体前方部に設けた保持片によって保持する一方、この軒樋の内方耳部の外面を支持具本体後方部に設けた抱持部によって抱持し、内方耳部の内面を支持具本体に取り付けたバネ体によって外方に押止して内方耳部を固定する軒樋の支持具において、
    支持具本体は、上記抱持部内面と対向する後部位置に第一のバネ取付け壁を、また内方耳部から底部にかけての軒樋の内方側壁と対向する後部位置に第二のバネ取付け壁をそれぞれ有し、
    上記第一のバネ取付け壁には前記バネ体に相当する第一のバネ体が取り付けられ、
    上記第二のバネ取付け壁には上記軒樋の内方側壁を外方に押止する第二のバネ体が取り付けられ、
    また、支持具本体は、その前部に、外方耳部を保持する上記保持片と、上記段差部に突き当て可能な支え脚とを有し、
    上記第一のバネ体は、小径の杆材を屈曲することにより形成され、所要長さの基部とこの基部の各端から屈曲されて互いに対向するように延びる左右の腕部とを備え、
    両腕部はその長さが異なると共に先端に互いに相手方の腕部に向けて屈曲された挿入端を有し、
    上記第一のバネ取付け壁は、軒樋の長さ方向に位置する左右両側面に上記バネ体の左右の腕部の挿入端を挿し込む孔部が形成され、
    両孔部は、前記抱持部に設けられた内向きの耳部受けよりも水平方向上方に位置し、
    第一のバネ体は、上記孔部に各腕部挿入端を挿入されることにより、上記基部が上方に持ち上げられたときに腕部に上記挿入端を回動支点とする下方への付勢力を生じるように第一のバネ取付け壁に取付けられ、
    上記耳部受けと向かい合う第一のバネ取付け壁の対向面には、第一のバネ体の両腕部が抱持部に向けて斜め下方に傾斜すると共に第一のバネ体の基部が抱持部に支持された樋耳部の内面を押止する位置で、第一のバネ体を受ける受け片が突設されている、
    ことを特徴とする軒樋の支持具。
  2. 外方耳部から底壁にかけての外方側壁の内面に長手方向に沿って段差部が形成された軒樋の上記外方耳部を支持具本体前方部に設けた保持片によって保持する一方、この軒樋の内方耳部の外面を支持具本体後方部に設けた抱持部によって抱持し、内方耳部の内面を支持具本体に取り付けたバネ体によって外方に押止して内方耳部を固定する軒樋の支持具において、
    支持具本体は、上記抱持部内面と対向する後部位置に第一のバネ取付け壁を、また内方耳部から底部にかけての軒樋の内方側壁と対向する後部位置に第二のバネ取付け壁をそれぞれ有し、
    上記第一のバネ取付け壁には前記バネ体に相当する第一のバネ体が取り付けられ、
    上記第二のバネ取付け壁には上記軒樋の内方側壁を外方に押止する第二のバネ体が取り付けられ、
    また、支持具本体は、その前部に、外方耳部を保持する上記保持片と、上記段差部に突き当て可能な支え脚とを有し、
    上記第二のバネ体は、小径の杆材を屈曲することにより形成され、所要長さの基部とこの基部の各端から屈曲されて互いに対向するように延びる左右の腕部とを備え、
    両腕部はその長さが異なると共に先端に互いに相手方の腕部に向けて屈曲された挿入端を有し、
    上記第二のバネ取付け壁は、軒樋の長さ方向に位置する左右両側面に上記バネ体の左右の腕部の挿入端を挿し込む孔部が形成され、
    第二のバネ体は、上記孔部に各腕部挿入端を挿入されることにより、上記基部が上方に持ち上げられたときに腕部に上記挿入端を回動支点とする下方への付勢力を生じるように第二のバネ取付け壁に取付けられ、
    第二のバネ取付け壁の孔部の下方には、第二のバネ体の両腕部が外方側壁に向けて斜め下方に傾斜すると共に第二のバネ体の基部が外方側壁の内面を押止する位置で、第二のバネ体を受ける下方受け片が突設されている、
    ことを特徴とする軒樋の支持具。
  3. 前記支持具本体は、その全体を所定の幅と厚みを有するアルミ鋼によって一体成形されている、
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の軒樋の支持具。
  4. 前記バネ体は、線材を屈曲して成るものである、
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の軒樋の支持具。
  5. 前記バネ体は、管材を屈曲して成るものである、
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の軒樋の支持具。
  6. 前記バネ体は、杆材を略U字状に屈曲して成り、U字状の底部を前記基部とし、両側部を前記両腕部とするものである、
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の軒樋の支持具。
  7. 前記支持具本体の前部は、上下二股に分岐され、上方の部分が前記保持片を有する部材として形成され、下方の部分が前記支え脚として形成されている、
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の軒樋の支持具。
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