JP3007305U - 樋吊具 - Google Patents

樋吊具

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JP3007305U
JP3007305U JP1994009262U JP926294U JP3007305U JP 3007305 U JP3007305 U JP 3007305U JP 1994009262 U JP1994009262 U JP 1994009262U JP 926294 U JP926294 U JP 926294U JP 3007305 U JP3007305 U JP 3007305U
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gutter
engaging
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piece
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JP1994009262U
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Inventor
猛 島本
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タカヤマ金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樋の装着作業が容易に行え、且つ装着した樋
を確実且つ強固に支持できる樋吊具の提供を課題とす
る。 【構成】 上面に係止溝11を有し且つ内壁面に係入溝14
が形成された樋Aの前方側耳部10を支持すべく、樋吊具
本体1の一端に立上り部3を介して延設部4が前方に突
設され且つ該延設部4から先端を臨出させて前記樋Aの
係止溝11に嵌入される弾性片8が樋吊具本体1に設けら
れると共に、前記延設部4の前面には樋Aの係入溝14に
先端が係入される係入片13が設けられてなり、しかも前
記延設部4は樋Aを装着した際に、その係止溝11の後方
側側壁を形成する凸状部12の上方近傍位置に配されるよ
うに構成してなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は樋吊具、さらに詳しくは樋を内側から支持する所謂内吊り式の樋吊具 の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種内吊り式の樋吊具としては、例えば実開昭61-198420 号公報所載 の考案が存在する。
【0003】 即ち、この従来の樋吊具は図4(イ) に示すように、樋吊具本体1aの前方側に保 持片25を設けたものであり、該保持片25を樋A' の先端部上面に形成した係止溝 11aに係止せしめると共に、樋A' の内壁面に形成した係入溝14aに樋吊具本体 1aの一端を係入せしめて樋A' の前方側耳部10aを支持せんとするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の樋吊具に於ける保持片25は樋吊具本体1aと同様に剛 性のある部材により構成されてなるため、樋A' を装着する際に保持片25が容易 に撓まず、よって樋A' の装着作業が非常に困難であるという作業上の問題点を 有していた。
【0005】 これに対して、例えば図4(ロ) に示す実開昭60-157831 号公報所載の樋吊具の ように保持片25をバネ板により構成すれば、樋A' の装着時には保持片25が適度 に撓むため上記問題点を解消できる。
【0006】 しかるに、突風等による上向きの外力が樋A' を介して樋吊具に加わった場合 、かかる外力は保持片25により受けることになるため、該保持片25が変形してし まって樋A' との係合状態を維持することができず、樋A' が樋吊具から不用意 に離脱してしまうという大なる難点があった。
【0007】 それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、 樋の装着作業が容易に行え、且つ装着した樋を確実且つ強固に支持できる樋吊具 の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を解決するために本考案は、上面に係止溝11を有し且つ内壁面 に係入溝14が形成された樋Aの前方側耳部10を支持すべく、樋吊具本体1の一端 に立上り部3を介して延設部4が前方に突設され且つ該延設部4から先端を臨出 させて前記樋Aの係止溝11に嵌入される弾性片8が樋吊具本体1に設けられると 共に、前記延設部4の前面には樋Aの係入溝14に先端が係入される係入片13が設 けられてなり、しかも前記延設部4は樋Aを装着した際に、その係止溝11の後方 側側壁を形成する凸状部12の上方近傍位置に配されるように構成してなる樋吊具 である。
【0009】
【作用】
従って、上記構成を特徴とする樋吊具に樋Aを装着する場合は、先ず樋Aの凸 状部12を弾性片8と係入片13との間に挿入しながら、樋Aを上向きに押圧しつつ 回動すると、その係止溝11に弾性片8が嵌入する一方、係入片13が樋Aの係入溝 14内に係入されて、該樋Aの前方側耳部10が支持されることになる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案に係る樋吊具の一実施例を図面に従って説明する。
【0011】 第1図に於いて、1は水平部2の一端に立上り部3を介して延設部4が前方に 突設された樋吊具本体を示し、その他端には後方立上り部5及び後方水平部6を 介して垂下部7が設けられてなる。
【0012】 8は樋吊具本体1の立上り部3にリベット9により固定されたバネ板等からな る弾性片で、該弾性片8は前記立上り部3の先端側及び延設部4の上面に添着さ れ、且つその先端は樋Aの前方側耳部10の上面に形成した係止溝11に嵌入可能な 略半円弧状に形成されてなる。尚、樋吊具本体1の延設部4は、樋Aを装着した 際にその係止溝11の後方側側壁を形成する凸状部12の上方近傍位置に配されるよ うに構成されている。
【0013】 13は前記弾性片8と共にリベット9により立上り部3の前面に固定された係入 片で、その先端は樋Aの前方側耳部10の内壁面に形成した係入溝14に係入可能に 構成されており、また係入片9の基端両側部には前記立上り部3及び弾性片8の 側面と係合する一対の側片15,15 が対向形成されて、弾性片8及び係入片13との 回り止めが図られている。
【0014】 16は樋吊具本体1の後方水平部6にリベット17で固定された耳抱持片を示し、 樋Aの後方側耳部18を載置状態で支持可能な折曲部16aを介して離脱片16bが延 設されてなる。19は樋吊具本体1の水平部2の後方側にリベット20で固定された 係止片で、その先端は前記耳抱持片16の近傍位置にまで延長されている。
【0015】 21は樋吊具本体1の他端に設けた垂下部7に固定した取付板で、その両側片22 には複数の貫通孔23が縦方向に穿設されている。
【0016】 本実施例は以上のような構成からなり、次にその使用例について説明する。
【0017】 先ず、複数の樋吊具Bを例えば壁面等に所定間隔を有して取付けるのであるが 、この場合は取付板21の貫通孔23を介して釘やネジ等の固定具(図示せず)を前 記壁面等に打込み又はねじ込んで固定する。
【0018】 次に、樋Aを傾斜させながらその凸状部12を樋吊具Bの弾性片8と係入片13間 に挿入した状態で、上方に押圧しつつ回動させると樋Aの係止溝11内に弾性片8 の先端部が嵌入されると共に、樋吊具Bの係入片13が樋Aの係入溝14に係入され る。
【0019】 この場合に於いて、弾性片8の先端は略半円弧状に形成されてなるため、樋A の回動がスムースに行えることとなり、該樋Aの係止溝11に容易に弾性片8を嵌 入することができる。
【0020】 その後、樋Aの後方側を樋吊具Bの係止片19の弾性力に抗して上方に押圧せし めると、樋Aの後方側耳部18が樋吊具Bの耳抱持片16により抱持されて、樋Aの 装着作業は終了する。
【0021】 そして、例えば樋Aを介して樋吊具Bに上向きの外力が加わった場合、かかる 外力は樋Aの凸状部12が剛性のある樋吊具本体1の延設部4により受けられるた め、樋Aの係止溝11から弾性片8が不用意に離脱することもなく、且つ該弾性片 8が変形するという事態も良好に回避し得ることとなり、よって確実且つ強固な 支持状態を長期間にわたって維持することができる。
【0022】 また、本実施例に係る樋吊具Bは非常に簡易な構成からなるために、安価で且 つ容易にその製作が行えるという利点もある。
【0023】 尚、上記実施例に於いては、弾性片8を係入片13と共に同じリベット9で樋吊 具本体1の立上り部3に固定したが、図2のように弾性片8は延設部4の上面に リベット24で固定しても構わない。
【0024】 また、係入片13は必ずしも上記実施例の如く樋吊具本体1と別体に構成する必 要はなく、例えば図3のように立上り部3の先端を3分割し、その中央の片の先 端側を折曲して延設部4となし、両側の片を該延設部4よりも下方位置で前方に 折曲せしめて係入片13とし、且つ前記延設部4には上記実施例と同様の弾性片8 をリベット9で固定してもよい。この場合、必ずしも3分割する必要はなく、2 或いは4以上に分割しても構わない。このように構成すると、上記実施例に比し て部品点数の削減が図れるという好ましい利点を得る。
【0025】 その他、樋A及び樋吊具Bの各部の構成は本考案の意図する範囲内に於いて任 意に設計変更自在である。
【0026】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案は樋吊具の延設部を樋の係止溝の後方側側壁を形成する凸 状部の上方近傍位置に配されるように構成してなるため、樋を介して上向きに外 力が加わった場合は、前記凸状部が延設部に係合してその外力を受けることとな る。
【0027】 従って、かかる外力を弾性片に相当する保持片で受けていた従来のもののよう に該保持片が変形する事態を良好に回避でき、且つ弾性片と樋の係止溝との嵌入 状態が維持されるため、樋の前方側耳部が樋吊具から離脱させることなく長期に わたって確実且つ強固に支持できるという格別の効果を得るに至った。
【0028】 また、本考案に係る樋吊具は全体の構成が簡易であるために、その製作も容易 且つ安価に行えるという実用的な効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、(イ) は正面図、(ロ)
及び(ハ) は概略側面図、(ニ) は一部断面を含む要部拡大
正面図。
【図2】他の実施例を示す一部断面を含む要部拡大正面
図。
【図3】他の実施例を示し、(イ) は要部正面図、(ロ) は
概略側面図、(ハ) は一部断面を含む要部拡大正面図。
【図4】(イ) 及び(ロ) は樋吊具の従来例を示し、(イ) は
断面図、(ロ) は一部断面正面図。
【符号の説明】
1…樋吊具本体 3…立上り部 4…延設部 8…弾性片 10…前方側耳部 11…係止溝 12…凸状部 13…係入片 14…係入溝 15…側片 A…樋

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に係止溝(11)を有し且つ内壁面に係
    入溝(14)が形成された樋(A) の前方側耳部(10)を支持す
    べく、樋吊具本体(1) の一端に立上り部(3) を介して延
    設部(4) が前方に突設され且つ該延設部(4) から先端を
    臨出させて前記樋(A) の係止溝(11)に嵌入される弾性片
    (8) が樋吊具本体(1) に設けられると共に、前記延設部
    (4) の前面には樋(A) の係入溝(14)に先端が係入される
    係入片(13)が設けられてなり、しかも前記延設部(4) は
    樋(A) を装着した際に、その係止溝(11)の後方側側壁を
    形成する凸状部(12)の上方近傍位置に配されるように構
    成してなることを特徴とする樋吊具。
  2. 【請求項2】 前記係入片(13)の基端両側部に一対の側
    片(15),(15) が対向形成され且つ該側片(15),(15) は樋
    吊具本体(1) の立上り部(3) 及び弾性片(8) の側面に係
    合してなる請求項1記載の樋吊具。
  3. 【請求項3】 前記樋(A) の係止溝(11)に嵌入される弾
    性片(8) の先端が略半円弧状に折曲形成されてなる請求
    項1又は2記載の樋吊具。
  4. 【請求項4】 上面に係止溝(11)を有し且つ内壁面に係
    入溝(14)が形成された樋(A) の前方側耳部(10)を支持す
    べく、樋吊具本体(1) の一端の立上り部(3) には、樋
    (A) を装着した際にその係止溝(11)の後方側側壁を形成
    する凸状部(12)の上方近傍位置に配される延設部(4)
    と、前記樋(A) の係入溝(14)に係入可能な係入片(13)が
    夫々前方に折曲形成されてなり、しかも前記延設部(4)
    には前記樋(A)の係止溝(11)に嵌入可能な弾性片(8) が
    設けられてなることを特徴とする樋吊具。
JP1994009262U 1994-07-29 1994-07-29 樋吊具 Expired - Lifetime JP3007305U (ja)

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