JP2516590Y2 - 樋吊具 - Google Patents

樋吊具

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JP2516590Y2
JP2516590Y2 JP1992063800U JP6380092U JP2516590Y2 JP 2516590 Y2 JP2516590 Y2 JP 2516590Y2 JP 1992063800 U JP1992063800 U JP 1992063800U JP 6380092 U JP6380092 U JP 6380092U JP 2516590 Y2 JP2516590 Y2 JP 2516590Y2
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gutter
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locking
ear
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JP1992063800U
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English (en)
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JPH0628052U (ja
Inventor
昌照 高山
Original Assignee
タカヤマ金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は樋吊具、さらに詳しくは
軒先から樋吊具を表出させることなく軒先樋を内側から
保持することのできる所謂内吊り式の樋吊具の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種樋吊具としては、例えば図
3に示すようなものが存在する。
【0003】即ち、この従来のものは樋吊具本体1bと取
付具11aとからなり、樋吊具本体1bの屋外側一端部には
樋の耳部に形成した係止溝に係入可能な係入片8aを上向
きに折曲形成したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
係入片8aを樋の耳部に係入する樋吊具にあっては、無理
矢理係入片8aが係入される場合が多く、このためかかる
係入時に比較的大きな外力が係入片8aに加わることにな
る。従って、係入片8aの折曲部の強度を確保する必要が
あるが、上記従来のものに於ける係入片8aは単に帯板の
樋吊具本体1bを折曲せしめて形成しただけのものである
ために、係入時に係入片8aが屋外側へと曲がってしまっ
て係入片8aから樋の耳部が離脱し易くなり、ひいては樋
の落下という事態を生ぜしめる問題点があった。
【0005】また、上記従来の如き係入片8aでは、これ
を樋の係止溝に係入した際に、両者間に相当の間隙が生
じて、樋が前後方向にがたつくという難点も有していた
のである。
【0006】これに対して、別体のバネ片等を樋吊具本
体1bの一端側に設けて前記係入片8aとバネ片とにより挟
持して樋のがたつきを防止することは可能であるが、部
品点数が増えて生産コストが嵩むばかりではなく、樋の
装着後に樋吊具に対して樋を移動調整することが非常に
困難となり、取付作業が煩雑になるという不都合もあっ
た。
【0007】それ故に、本考案は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、樋をがたつかせるこ
となく安定した状態で確実且つ強固に保持できるように
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、本考案は樋吊具本体1の一端部に、樋5の耳
部15の内壁面に立上げ形成した係止溝16に係入可能な係
入片8が上向きに折曲形成された樋吊具に於いて、その
折曲部9に上面側に膨出する係止凸部10が前記係入片8
から樋吊具本体1に亘って設けられ、且つ該係止凸部10
の先端が略鋭角状に形成されてなる樋吊具である。
【0009】
【作用】従って、上記構成を特徴とする樋吊具は、係入
片8を樋5の耳部15の内壁面に立上げ形成した係止溝16
に係入せしめて樋5の一端側を保持するのであるが、折
曲部9には係止凸部10が膨出形成されてなるために、前
記係止片8と樋5の耳部15との間に形成される隙間が小
さくなり、或いは係止凸部10の先端と耳部15とが接触し
て保持されることとなる。
【0010】また、前記係止凸部10の先端は略鋭角状に
形成されてなるために、該係止凸部10と樋5の耳部15と
が接触する場合はその接触面積は小さく、よって樋5を
樋吊具に対して横方向に移動調整することも容易に行え
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面に従っ
て説明する。
【0012】図1に於いて、1は図2(イ) のように両側
縁に上向きの側片2が対面形成された帯板からなる樋吊
具本体であり、その平面部1aには図2(ロ) の如く長手方
向に沿って長孔3が穿設されてなる。4は樋5の耳縁6
を嵌合保持すべく、樋吊具本体1の屋内側一端部に形成
した略コの字状の耳縁保持部を示す。
【0013】7は耳縁保持部4に対向して樋吊具本体1
にリベット止めされた略コの字状の係止片である。8は
樋吊具本体1の屋外側一端部を上向きに折曲して形成さ
れた係入片で、その折曲部9には上面側に膨出する係止
凸部10が前記係入片8から樋吊具本体1に亘って傾斜状
に設けられ、且つ該係止凸部10の先端は図2(ハ) のよう
に略鋭角状に形成されてなる。
【0014】11は一端部に取付板12を設けた取付具で、
その他端部は前記樋吊具本体1の長孔3に挿通したネジ
13に蝶ナット14を螺合して、該樋吊具本体1は取付具11
に対して移動調整可能に構成されてなる。
【0015】本実施例に係る樋吊具は以上のような構成
からなり、次にこの使用例について説明する。
【0016】先ず、取付具11の取付板12を釘等により鼻
かくしや軒うら等に固定した後、樋吊具本体1の係入片
8に樋5の耳部15の内壁面に立上げ形成した係止溝16を
係入し、この状態で係止片7の弾発力に抗して樋5の屋
内側を上方に押圧すれば、その耳縁6が樋吊具本体1の
耳縁抱持部4に嵌合装着される。
【0017】この場合に於いて、折曲部9には係入片8
から樋吊具本体1に亘って係止凸部10が形成されてなる
ために、これが折曲部9の補強的役割を果たすこととな
り、係入片8が不用意に屋外側に曲がるようなこともな
くなると共に、樋吊具の耐久寿命の延命化に寄与するこ
とになる。
【0018】また、樋5の耳部15が係止凸部10の先端
係止されるために、樋5樋吊具に対して前後方向にが
たつかせることなく、安定した状態で確実且つ強固に保
持できるのである。
【0019】しかも、かかる係止凸部10は係入片8から
樋吊具本体1にかけて傾斜状に形成され、且つその先端
は略鋭角状に形成されてなるため、前記樋5の耳部15と
は点接触の状態で係止されることとなり、よって樋吊具
に対して樋5を横方向に移動調整することが可能であ
り、作業の便に供するという利点がある。
【0020】また、係止凸部10の形成は、例えばたが
ね,ハンマー等を使用して極めて簡易な作業により行え
るという製作上の利点もある。
【0021】尚、上記実施例に於いては、係止凸部10の
先端を係入片8から樋吊具本体1にかけて傾斜させてな
るが、必ずしもこのように傾斜させる必要はない。
【0022】その他、樋吊具本体1,取付具11及び樋5
の各部の形状や材質等も本考案の意図する範囲内に於い
て任意に設計変更自在である。
【0023】
【考案の効果】叙上の様に、本考案は係入片が上向きに
折曲形成される折曲部に上面側に膨出する係止凸部が前
記係入片から樋吊具本体に亘って設けられてなるため、
特に強度が要求される折曲部の強度性を確保できること
となり、樋の耳部への係入時に係入片が不用意に曲がっ
てしまうという不都合はなく、また樋吊具自体の耐久寿
命の延命化にも大いに寄与し得るという格別の効果を得
るに至った。
【0024】また、係入片の折曲部に係止凸部を形成す
ることにより、装着される樋の耳部と前記係入片間に形
成される隙間が小さくなり、或いはこの両者が接触する
ために、係止凸部を有しない従来のものに比して樋を前
後方向にがたつかせることなく保持できるという効果も
奏する。
【0025】さらに、かかる係止凸部の先端は略鋭角状
に形成されてなるために、この係止凸部が樋の耳部に接
触する場合でもその接触面積は小さく、よって樋を樋吊
具に対して横方向にスライド調整することができて、樋
の取付作業の便に供するという効果もある。
【0026】また、係止凸部の形成を含めて本考案に係
る樋吊具は全体の構成が極めて簡易であるため、その製
作も安価で且つ容易に行えるという実用的な効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る樋吊具に樋を装着した状態を示す
正面図。
【図2】(イ) は樋吊具の平面図、(ロ) は底面図、(ハ) は
要部拡大断面図。
【図3】従来例を示す樋吊具の正面図。
【符号の説明】
1…樋吊具本体 5…樋 8…係入片 9…折曲部 10…係止凸部 15…耳部 16…係止溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋吊具本体(1) の一端部に、樋(5) の耳
    部(15)の内壁面に立上げ形成した係止溝(16)に係入可能
    な係入片(8) が上向きに折曲形成された樋吊具に於い
    て、その折曲部(9) に上面側に膨出する係止凸部(10)が
    前記係入片(8) から樋吊具本体(1) に亘って設けられ、
    且つ該係止凸部(10)の先端が略鋭角状に形成されてなる
    ことを特徴とする樋吊具。
  2. 【請求項2】 前記係止凸部(10)の先端が係入片(8) か
    ら樋吊具本体(1) にかけて傾斜するように形成されてな
    る請求項1記載の樋吊具。
JP1992063800U 1992-09-11 1992-09-11 樋吊具 Expired - Lifetime JP2516590Y2 (ja)

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JPH0628052U JPH0628052U (ja) 1994-04-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0749506Y2 (ja) * 1989-08-31 1995-11-13 キヤノン株式会社 地図検索装置

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JPH0628052U (ja) 1994-04-15

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