JPH0413304Y2 - - Google Patents

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JPH0413304Y2
JPH0413304Y2 JP8508786U JP8508786U JPH0413304Y2 JP H0413304 Y2 JPH0413304 Y2 JP H0413304Y2 JP 8508786 U JP8508786 U JP 8508786U JP 8508786 U JP8508786 U JP 8508786U JP H0413304 Y2 JPH0413304 Y2 JP H0413304Y2
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gutter
eaves gutter
eaves
hanger
piece
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  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は軒樋支持構造に関する。
〔従来の技術〕
軒樋により覆い隠されて外部から見えなくなる
樋吊り具を用いて軒樋を施工すると軒先がすつき
りとするので、近年、そのような樋吊り具を用い
て施工することは、特にプレハブハウス用の軒樋
を支持するものとしての需要が高まつている。
上記軒樋の支持構造に用いる樋吊り具として、
従来、第5図に示すものがあつた。このものは、
軒樋100の前壁110に形成されたコ字形の耳
縁120の上板部121を吊り具本体200に形
成した突片210によつて下方から支持させ、上
記耳縁120の下板部122に上記吊り具本体2
00に設けたばね板220を弾接させる構成とな
つていた。
従来の軒樋支持構造によると、耳縁120の下
板部122を下方へ押し付けているばね板220
の弾性復元力が耳縁120の上板部121に下向
きの引張力として常時作用するので、軒樋100
のがたつきや風圧などによる軒樋100の浮き上
がりが未然に防止される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の軒樋支持構造において、ばね板220の
ばね力を大きくしすぎると、突片210と樋吊り
具のばね板220が耳縁120の上板部121と
下板部122とに強く当たりすぎて軒樋100の
熱伸縮を許容できなくなり、熱伸縮に伴う軒樋1
00の曲りや垂れ下がりを生じやすく、あるい
は、施工時に軒樋100を樋吊り具の取り付けた
後でその軒樋100を動かして取付位置を調整し
ようとしても軒樋100が動かず、軒樋100を
樋吊り具から一旦取り外さねばならないという不
都合も生じる。その逆に、ばね板220のばね力
を小さくしすぎると、ばね板220による押付け
作用が有効に発揮されなくなり、風圧などにより
軒樋100が簡単に浮き上がつて樋吊り具から脱
落しやすくなる。そこで、上記ばね板220にば
ね力は、軒樋100の熱伸縮を許容できる範囲内
で可及的大きく設定することが望まれるが、ばね
板220のばね力をそのような範囲におさめるた
めには高度な製作技術が要求され、コストアツプ
を招く。また、ばね板220は、ばね性を持たな
い鉄板などに比べて高価であるので、高度な製作
技術が要求されることと相まつて、上記従来の樋
吊り具は高価にならざるを得ないという問題があ
つた。
それにもかかわらず、吊り具本体200を構成
しているばね性を有しない鉄板などに比べ、ばね
板220は、耐久性や強度に劣る。そのため、従
来の樋吊り具はばね板220を用いていることが
原因で樋吊り具全体の耐久性や強度が低下すると
いう欠点があつた。
本考案は上記欠点を改善するもので、高価なば
ね板を用いずに風圧などによる軒樋の浮き上がり
を有効に防止できる上、軒樋の移動や熱伸縮を許
容でき、しかも耐久性と強度に優れた安価な樋吊
り具を用いて、軒樋を容易に且つ強固に支持する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に軒樋支持構
造は、前壁に設けられた係合部とその下方の前壁
に形成された段付部とを有する軒樋と、前端部で
上記係合部を軒樋前壁の内側下方から支持すると
共に上記段付部の内面に近接状態で対向するか、
あるいは、上記段付部に軒樋の熱伸縮を許す程度
の押し付け力より小さい力で当て付けられるばね
性を有しない突出片を設けた樋吊り具とよりなる
ことを特徴とする。
〔作用〕
上記構成の軒樋支持構造によると、樋吊り具の
前端部及び突出片を安価な鉄板などの材料で構成
でき、また、風圧などによる軒樋の浮き上がりが
突出片によつて確実に阻止される。それにもかか
わらず、上記突出片は、軒樋の段付部の内面に近
接状態で対向するか、あるいは、上記段付部の内
面に軒樋の熱伸縮を許す程度の押し付け力より小
さい力で当て付けられるだけであるので、軒樋の
移動や熱伸縮が樋吊り具の前端部や突出片によつ
て阻害される心配がない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図に例示した軒樋支持構造に用いる樋吊り
具は、ばね性を有しない鉄板などの金属板を所定
形状に曲げ加工することにより製作された吊り具
本体1と、この吊り具本体1を軒先の鼻隠しなど
に取り付けるための支持杆2とを備えている。吊
り具本体1は、その前端部に曲成された上向きの
折曲片11と水平部12と傾斜部13と、その後
端部に曲成されたコ字形の係合部14を備えてい
る。また、吊り具本体1の前端部には斜め上向き
に延びる突出片3が固着されている。この突出片
3も、上記吊り具本体1と同様にばね性を有しな
い鉄板などの金属板を曲成することにより構成さ
れている。4は吊り具本体1の後端部に固着され
たばね板を示し、このばね板4の先端は上記係合
部14に対向されている。
支持杆2の先端部には上記吊り具本体1のほぼ
中央部が取り付けられている。支持杆2と吊り具
本体1との取付部分の構造は、両者をスポツト溶
接したものでもよいが、図示例のように、吊り具
本体1と支持杆2とこれら両者に跨がる正面視が
コ字形をなす部材(以下、コ字形部材という。)
5とに鍔付きボルト6を挿通し、この鍔付きボル
ト6にワツシヤ7を介して蝶ナツト8を螺合する
と共に、上記吊り具本体1又は支持杆2のいずれ
か一方のボルト挿通孔が前後に長い長孔となつて
いるものであつてもよい。図示例の構造による
と、蝶ナツト8を緩めた場合には、上記長孔内を
鍔付きボルト6が移動できる範囲内で吊り具本体
1を支持杆2に対して前後に変位させることがで
きるので、吊り具本体1に取り付けられる軒樋1
00の軒先からの突出幅(出幅)を増減調節でき
る利便がある。また、出幅調節後に蝶ナツト8を
締め付けたときに、吊り具本体1が支持杆2に対
してねじれることがコ字形部材5によつて確実に
防止される利便もある。
なお、図示例の樋吊り具は正面打ちタイプのも
のであるが、樋吊り具としては打ち込みタイプの
ものであつてもその他のタイプのものであつても
よい。
一方、第1図に例示した角樋と通称される軒樋
100において、底壁から立ち上げられた前壁1
10の上端部には前方へ膨出する耳縁120が設
けられていると共に、この耳縁120の根元部分
の路面側に、筒部131に下向きの垂下片132
を一体に設け、この筒部131の下壁133と垂
下片132とにより係合部130が形成されてい
る。さらに、前壁110の高さ方向の中間部には
緩やかに傾斜した段付部140が設けられてお
り、この段付部140によつて前壁110の剛性
が高められ、風圧などによる前壁110のばたつ
きが防止されている。また、この段付部140は
軒樋100の美観を高める装飾としても役立つて
いる。底壁から立ち上げられた後壁150の上端
部には後方へ膨出する耳縁160が設けられてい
る。このような軒樋100はポリ塩化ビニル樹脂
などの合成樹脂成形品によつて構成され、それ自
身が弾性を有している。
樋吊り具に軒樋100を取り付けた状態では、
係合部130が折曲片11により前壁110の内
側下方から支持される。また、段付部140の内
面に近接状態で突出片3が対向している。この場
合、段付部140と突出片3との隙間は、上記垂
下片132と折曲片11との対向部分の幅(上下
方向の幅)寸法よりも小さくなつていることは勿
論であり、実際上の隙間の大きさは2mm以下の範
囲であることが望まれる。隙間の大きさが上記幅
寸法より大きいと、風圧などにより軒樋100が
浮き上がり、突出片3に段付部140が当たつた
時点で、すでに折曲片11から垂下片132が外
れてしまつているという事態が起こる。また、上
記隙間の大きさが2mm以下であると、そのような
事態が起こり得ず、樋吊り具からの軒樋100の
脱落が確実に防止されるばかりでなく、軒樋10
0のがたつきが問題にならない程度に抑えられ
る。
なお、軒樋100の後壁150の耳縁160は
係合部14によつて係合支持され、かつ、ばね板
4によつて脱落が防止されている。
次に、軒樋100を樋吊り具に取り付ける手順
の一例を説明する。
第1図に仮想線で示すように軒樋100を傾斜
させた状態でその係合部130を吊り具本体1の
折曲片11に係合させた後、その係合箇所を支点
として矢印Aのように軒樋100を回動させるこ
とにより、後壁150の耳縁160でばね板4を
押し上げてこの耳縁160を係合部14に嵌め込
んで係合させる。このようにすると、軒樋100
が回動されるのに伴つて段付部140が突出片3
の近付き、第1図のように段付部140に近接し
た状態で対向する。
第1図の樋吊り具では、突出片3が段付部14
0に対してほぼ平行に配置されているが、この点
は、例えば第2図のように突出片3を水平に延設
しておき、その先端部のみを段付部140の内面
に近接状態で対向させおいてもよい。
また、第3図に示すように段付部140が水平
に形成されていてもよい。この場合、突出片3は
同図のように段付部140の内面に平行な近接状
態で対向配置されていても、突出片3の先端部の
みを段付部の内面に近接状態で対向させておいて
もよい。
さらに、第4図に示すように、耳縁120に係
合部130を形成してもよい。この場合、耳縁1
20の内壁の下部を切除開口してその上部を垂下
片132となし、屈曲片11を耳縁120(係合
部130)に挿入して係合する。なお、仮想線で
示す如く、突出片3を水平部12に固着し、か
つ、耳縁120の下壁を段付部としても同様に係
合支持される。
以上の説明では、突出片3が段付部140の内
面に近接状態で対向する場合を説明したが、突出
片3は段付部140の内面に当て付けられていて
もよい。この構成とする場合、段付部140に対
する突出片3の押し付け力は、軒樋100の長さ
方向の移動や熱伸縮が突出片3や折曲片11によ
つて阻害されない程度、すなわち軒樋100の移
動や熱伸縮を許容する程度の力よりも小さい力と
する。上記押し付け力が上記程度より大きいと、
突出片3や折曲片11が段付部140や係合部1
30に強く当たり過ぎて軒樋100を施工すると
きに手で移動させることができず、また熱伸縮で
きなくなり、曲りや垂れ下がりの原因になる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の軒樋
支持構造によると、吊り具本体及び突出片を安価
な鉄板などの材料で構成できるので樋吊り具のコ
ストダウンを図れる。それにもかかわらず、軒樋
が強固に支持されてその浮き上がりが確実に防止
され、しかも、ばね板を用いないので樋吊り具の
全体強度が大きくなる。また、上記鉄板などの材
料はばね板に比べて耐久性に富むことから、樋吊
り具の耐用寿命も長くなり、軒樋を長期間に亘り
確実に支持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による軒樋支持構造を
示す側面図、第2図は変形例の要部側面図、第3
図は第2図の樋吊り具を水平な段付部を有する軒
樋の取り付けに用いた場合の使用状態を示す要部
側面図、第4図はさらに他の変形例の要部側面
図、第5図は従来の軒樋支持構造を示す要部側面
図である。 1……吊り具本体、11……折曲片、3……突
出片、100……軒樋、110……軒樋の前壁、
120……係合部、140……段付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前壁に設けられた係合部とその下方の前壁に形
    成された段付部とを有する軒樋と、前端部で上記
    係合部を軒樋前壁の内側下方から支持すると共に
    上記段付部の内面に近接状態で対向するか、ある
    いは、上記段付部に軒樋の熱伸縮を許す程度の押
    し付け力より小さい力で当て付けられるばね性を
    有しない突出片を設けた樋吊り具とよりなる軒樋
    支持構造。
JP8508786U 1986-06-03 1986-06-03 Expired JPH0413304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8508786U JPH0413304Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JP8508786U JPH0413304Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JPS62196819U JPS62196819U (ja) 1987-12-15
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JP8508786U Expired JPH0413304Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068180Y2 (ja) * 1988-06-20 1994-03-02 積水化学工業株式会社 樋の積載構造

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JPS62196819U (ja) 1987-12-15

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