JPS6239227Y2 - - Google Patents

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JPS6239227Y2
JPS6239227Y2 JP6475683U JP6475683U JPS6239227Y2 JP S6239227 Y2 JPS6239227 Y2 JP S6239227Y2 JP 6475683 U JP6475683 U JP 6475683U JP 6475683 U JP6475683 U JP 6475683U JP S6239227 Y2 JPS6239227 Y2 JP S6239227Y2
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locking
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bent
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JP6475683U
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JPS59171131U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は樋吊具の改良に関する。
(背景技術) 本考案に最も近似する技術としては、実公昭58
−第147425号公報所載の考案がある。該考案は、
基板の両端が下方且つ内側に屈曲又は湾曲されて
樋耳縁係止部が形成され且つ前記耳縁係止部に樋
の耳縁を係止せしめる構成からなる樋吊具に関
し、該樋吊具に使用される係止片は、1本の丸棒
によつて構成され該丸棒を樋の耳縁を押圧し得る
形状に屈曲せしめてなるものである。
しかるに該樋吊具においては、次のような欠点
がその使用時に発生したのである。
(イ) まず、1本の丸棒にて樋の耳縁を係止せしめ
るものなるため、係止状態における樋の固定状
態が非常に不安定となり、しばしば取付後に耳
縁のガタツキが生じるという欠点が生じた。
(ロ) 樋を吊具から取外す際に係止片の突出した上
端をつまみ上げるものであるが、係止片の弾圧
性に抗してつまみ上げることに非常なる抵抗が
生じ安易につまみ上げることができなかつた。
(ハ) さらに係止片の一端は孔に挿通して基板上に
固定せしめるものなるため、該孔の穿設等加工
が煩雑となる欠点があつた。
いずれにしても上記公知例においては、1本の
丸棒からなる係止片によつて樋の耳縁を係止なら
しめるものなるため、叙上のような欠点が発生し
たものである。
(解決課題・技術目的) 本考案は、上記のような公知例の問題点を全て
解決することを課題とするもので、その目的とす
るところは樋を吊具に取付けた際に樋耳縁を確実
に係止せしめて樋のガタツキを防止させ、且つ樋
の取外しを容易ならしめ、しかも樋吊具の製作加
工を簡易なものにする点にある。
(本考案の開示) 本考案は以上のような目的を達成するために、
基板10の両端が下方且つ内側に屈曲又は湾曲さ
れて樋耳縁係止部15が形成され、該樋耳縁係止
部15に樋の耳縁を係止せしめる係止体1が設け
られてなる樋吊具において、前記係止体1が、樋
耳縁係止部15近傍の基板10両側に固定させた
一対の足部2,2′を有し、且つ該足部2,2′よ
り夫々上方に折曲されて樋の耳縁を前記樋耳縁係
止部15に押圧し得る形状をなす一対の係止杆
3,3′を有し、しかも該係止杆3,3′を前記樋
耳縁係止部15の側面18外方下向きに延出させ
ると共に該係止部15の側面18との間に隙間1
9を残して一体的に連結された連結杆7を有し、
全体が平面略U字状の弾性体にて形成されてなる
にある。
従つて、上記構成を特徴とする樋吊具は、樋を
吊具に取付けた際、樋の耳縁に対し係止体1の2
本の係止杆3,3′が押圧することとなるため、
該係止杆3,3′の押圧にバランスが取れ、樋の
耳縁が樋耳縁係止部15に確実に係止されること
となつて、取付け後の樋のガタツキ等の発生を防
止できるのである。
また、樋を吊具から取外す際には、係止体1の
連結杆7が樋耳縁係止部15の側面18との間に
隙間19を残して該係止部15より外方下向きに
延出されてなるために、前記連結杆7をつまみ上
げることにより、非常に容易且つ確実に係止体1
を持ち上げることができることとなつて、樋の取
外しをスムースに行えるのである。
(効果) 本考案は以上のような構成からなるため、従来
例に比し次のような格別顕著な効果をえた。
(イ) 係止体が1対の足部を上向き折曲せしめて樋
耳縁係止部外側方で連結してなる平面略U字状
なるため、基板の樋耳縁係止部に樋の耳縁を押
圧係止せしめる係止杆が2本となり、よつてそ
れによる押圧が耳縁の両側を押圧することにな
るので押圧係止による耳縁の固定効果が、従来
の1本の係止片による方向の場合に比し格別良
好となるので、取付後の耳縁のガタツキ等がほ
とんど生じることがない。
(ロ) 2本の係止杆を樋耳縁係止部外側方で連結し
た連結杆が係止部の側面との間に隙間を残して
形成されているため、樋を吊具から取外す場合
には前記連結杆をつまみ上げるという簡易な手
段で耳縁を係止部から取外すことができるとい
う格別な効果がある。その結果樋の吊具からの
取外しが非常に簡便となつた。
(ハ) 係止体を基板の両側に配置してなるため、従
来のように案内孔の穿設が不要となり製作が簡
易となる利点がある。
(ニ) 全体の形状が簡単で且つ足部は基板の両側に
固定されるので、係止体全体の取付状態の安定
度が非常に増大する効果がある。
このように本考案は従来1本の係止片を2本連
接して一体化せしめるとともに該連結部を連結杆
とする全く新規な形状の係止体を樋吊具に設ける
ことによつて、上記のような特有の効果をえた。
(実施例) 以下本考案の実施態様について図面に示した一
実施例に従つて説明する。
第1図はバネ製の丸棒からなる一例としての係
止体1,1′を示す斜視図で、図中2,2′は1対
の平行なる足部、3,3′は該足部2,2′が上方
に屈曲した屈曲部4と該屈曲部4の先端が延出し
た水平部5と該水平部5の先端が下向きで外開き
に傾斜屈曲した傾斜部6とからなる両側の係止
杆、7は両側の係止杆3,3′が一体的に接続さ
れて連杆として構成された水平な連結杆、1は上
記構成からなり同図イに図示された平面略U字状
の一方の係止体、1′は足部2,2′の端部が水平
な屈曲部9を介して下向きに折曲した折曲部8,
8′を有し、他の構成が前記係止体1と同構成で
ある同図ロに図示された平面略U字状の他方の係
止体を示す。
このように構成された係止体1,1′は、第4
図のように中央が背面側に突出した凸部17を形
成したステンレス製の薄板からなる基板10に取
付けられるもので、該基板10はその両側部に立
上り部11,11′が形成され、該立上り部1
1,11′は水平部12,12′に屈曲、延設さ
れ、更に該水平部12,12′の先端は下方且つ
内側に向けて略コの字状に屈曲されて樋13の耳
縁14を係止し得る樋耳縁係止部15,15′が
形成されてなる。尚、16は該基板10の中央部
に取付けられた取付杆で、基板10と同様に中央
部に凸部が形成されてなり、家屋壁やたるき等に
釘にて打込み固定されるものである。
次に前記係止体1の一方は、第2図のようにそ
の水平なる足場2,2′が基板10の一方の樋耳
縁係止部15の対面近傍で且つ基板10の背面の
凸部17両側に係合すべくスポツト溶接等によつ
て固定されてなるとともに係止杆3,3′の水平
部5は前記樋耳縁係止部15の側面18から外方
に突出するとともにこれに続く傾斜部6は該側面
18との間に隙間19を残して外開きに下向き傾
斜してなり且つ連結杆7は該基板10の樋耳縁係
止部15の側面18との間に隙間19を残して一
体的に連結配置されてなる。
同様に他方の係止体1′は、その足部2,2′の
折曲部8,8′が基板10の他方の樋耳縁係止部
15′の対面近傍の立上り部11′の正面側に下向
きにそつてスポツト溶接等によつて固定されてな
るとともに係止杆3,3′は第3図のようにその
水平部5は前記樋耳縁係止部15′の側面18か
ら外方に突出するとともにこれに続く傾斜部6は
該側面18との間に隙間19を残して外開きに下
向き傾斜してなり且つ連結杆7は該基板10の樋
耳縁係止部15′との側面18との間に隙間19
を残して一体的に連結配置されてなる。
本実施例の樋吊具は以上の構成よりなり、次に
この樋吊具を使用する場合について説明する。樋
13を吊設するには、まず樋耳縁14の上部を第
2図2点鎖線の位置から係止体1,1′の弾圧力
に抗して押し上げると、係止体1,1′の両側の
係止杆3,3′がわずかに上方に持ち上げられて
容易に該耳縁14,14を第2図のように樋耳縁
係止部15,15′内に押込むことができ、押込
み後は両側の係止杆3,3′によつて基板10の
両側2方向から耳縁14,14は押圧されるの
で、係止部15,15′内に確実に係止される結
果、耳縁14,14の樋耳縁係止部15,15′
内においてのガタツキや離脱が確実に防止できる
のである。
次に吊設された樋13を吊具20から取外す場
合には、第3図のように基板10の係止部12,
12′との間に隙間19を残して係止部15,1
5′側面18の外方に位置する連結杆7をつまみ
てあるいは連結杆7に指を挿入して第2図2点鎖
線のように持ち上げることにより、簡易に係止体
1,1′による樋13の耳縁14の係止を解除し
て耳縁14を係止部15,15′から取外すこと
ができるのである。
尚、該実施例では、係止体1,1′の係止杆
3,3′の形状を屈曲部4と水平部5と傾斜部6
とによつて構成せしめて樋13の耳縁14を樋耳
縁係止部15,15′内に押圧し得る形状として
なるが、該形状は決して該実施例に限定されるも
のではなく、第6図のように水平部5を下向きの
L字状に折曲せしめてもよい。要は押圧し得る形
状であればよい。また係止体は実施例のような丸
棒に限らず角棒,板状等であつてもよく、要はバ
ネ等弾性部材からなるものであればよい。
さらに基板10の形状も実施例では薄板とすべ
く中央を背面側に凸状に形成せしめてなるが、必
ずしもこれに限らずフラツトな板体であつてもよ
い。但し凸状に形成することにより第2図の一方
の係止体1のように基板の背面側の凸部の両側に
第4図のように係止体の足部を係合できるガイド
機能をもたすことができる。
尚、上記実施例においては、一方の係止体1の
足部2,2′は基板10の背面側の凸部17の両
側に当接して固定してなるもので、他方の係止体
1′の足部2,2′は基板10の立上り部11′の
正面側に下向きにそうよう固定してなるが、これ
に限らず第5図のように立上り部11′に屈曲部
9,9を直接固定してもよいもので、決して係止
体1,1′の足部2,2′の基板10への固定手段
は問わないものである。また1対の係止杆は連結
用の連結杆にて一体化されてなるが、別体を溶接
等により一体化せしめることも可能である。尚、
取付杆16の足部16′の基板10への取付けは
実施例のように固定箇所にボルト締めする他、長
孔を形成してスライド自在にボルト締めすること
も可能でこのようにすると取付杆16の移動調整
が可能となる利点がある。その他、基板の形状等
も決して実施例に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は係止体の斜視図で、イは一方側、ロは
他方側を示す。第2図は係止体を基板に取付けた
吊具の正面図、第3図は同要部平面図、第4図は
第2図のA−A線端面図、第5図は足部の取付状
態の他実施例を示す要部平面図、第6図は他実施
例を示し、イは吊具の要部正面図、ロは要部平面
図。 1……係止体、2,2′……足部、3,3′……
係止杆、7……連結杆、10……基板、15……
樋耳縁係止部、18……側面、19……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板10の両端が下方且つ内側に屈曲又は湾曲
    されて樋耳縁係止部15が形成され、該樋耳縁係
    止部15に樋の耳縁を係止せしめる係止体1が設
    けられてなる樋吊具において、前記係止体1が、
    樋耳縁係止部15近傍の基板10両側に固定され
    た一対の足部2,2′を有し、且つ該足部2,
    2′より夫々上方に折曲されて樋の耳縁を前記樋
    耳縁係止部15に押圧し得る形状をなす一対の係
    止杆3,3′を有し、しかも該係止杆3,3′を前
    記樋耳縁係止部15の側面18外方下向きに延出
    させると共に該係止部15の側面18との間に隙
    間19を残して一体的に連結された連結杆7を有
    し、全体が平面略U字状の弾性体にて形成されて
    なることを特徴とする樋吊具。
JP6475683U 1983-04-28 1983-04-28 樋吊具 Granted JPS59171131U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6475683U JPS59171131U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 樋吊具

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JP6475683U JPS59171131U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 樋吊具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59171131U JPS59171131U (ja) 1984-11-15
JPS6239227Y2 true JPS6239227Y2 (ja) 1987-10-06

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ID=30194941

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6475683U Granted JPS59171131U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 樋吊具

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