JPH089707Y2 - 眼鏡枠における装飾部材の取付構造 - Google Patents

眼鏡枠における装飾部材の取付構造

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JPH089707Y2
JPH089707Y2 JP1990055027U JP5502790U JPH089707Y2 JP H089707 Y2 JPH089707 Y2 JP H089707Y2 JP 1990055027 U JP1990055027 U JP 1990055027U JP 5502790 U JP5502790 U JP 5502790U JP H089707 Y2 JPH089707 Y2 JP H089707Y2
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由紀子 郡
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竹田眼鏡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、装飾部材を眼鏡枠に非常に安定した状態で
しかも容易に取り付けることができると共に装飾部材の
取り替えも難なく行うことができる、眼鏡枠における装
飾部材の取付構造に関するものである。
〔従来技術及び考案が解決しようとする課題〕
眼鏡枠に装飾部材を取り付ける取付構造の一例として
は、装飾部材をロウ付する固定手段やカシメ鋲による固
定手段等がある。
しかしながら、例えば眼鏡枠のメッキが剥げた場合に
装飾部材を取外してメッキの修理を行なおうとしても、
装飾部材の取り外しに多くの手間を要して作業能率が悪
く又修理コストの上昇を招く問題があった他、修理の際
に眼鏡枠を損傷するおそれもあった。又装飾部材の交換
によって日々の気分や行動目的に合わせて眼鏡デザイン
を変更するということも事実上不可能であった。
こうした問題を解決するには、装飾部材を着脱自在と
するのが好ましい。例えば実開昭55−16546号公報にお
いて、そうした着脱自在の手段が提案されている。
この技術は、ブリッジ部に設けた係合孔に装飾部材を
着脱自在に装着するものであり、さらに詳しくは、同公
報に係る第1図及び第3図に示されている如く、装飾片
の裏面に間隔をおいて2本の係片を突設し、その端部を
折り曲げて、その弾性復元力と先端の係止とで、装飾部
材を係合孔に着脱自在に装着するものであった。
しかしながら、かかる装着手段によるときは、眼鏡枠
に対する着脱方向(前後方向)での抜け止め作用を得る
ことはできるが、眼鏡枠の前面に突出した装飾部材に他
物が引っ掛かったり、擦れたりして装飾部材に回転方向
の力が作用した場合に、その係止状態が非常に緩み易い
という欠点があった。更に、係片の先端を折り曲げてブ
リッジ部の後面に当接させているだけであるが、ブリッ
ジ部の後面に対して滑り易く、その係止が一層緩む易い
のであり、加えて、その係片の折り曲げ先端がノーズパ
ッド側に突出状態で位置することになって、顔面(鼻
等)を傷つける恐れもあった。
そこで本考案者は、こうした従来技術の問題点に鑑
み、装飾部材を眼鏡枠にしっかりと固定するものであり
ながら、その着脱に際して眼鏡枠を傷つける恐れがな
く、又着脱作業が容易であり、しかもその眼鏡枠の着用
に際して鼻を傷つける恐れもないところで、眼鏡枠にお
ける装飾部材の取付構造の提供を目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成すべく以下の手段を採用す
る。
即ち本考案に係る眼鏡枠における装飾部材の取付構造
(以下取付構造という)は、装飾部材3の裏面部に、部
材端縁5から内方に控えて複数の係合突片6を設け、該
係合突片6を、眼鏡枠の所要部位に設けた係合開口部2
に挿入し、前記装飾部材3を眼鏡枠に対して着脱自在に
装着できるようにした眼鏡枠における装飾部材の取付構
造である。そして、前記係合開口部2の裏側周縁部分
に、前記係合突片6を折り込むための係合切欠凹部7を
形成し、この係合切欠凹部7を、前記係合突片6の肉厚
と実質的に同じ深さに形成し、且つ、前記係合突片6の
折り曲げ代よりも長く形成し、該係合突片6の折り曲げ
先端と係合切欠凹部7の奥側の端部との間に間隙gが形
成されるように構成されていることを特徴とするもので
ある。
前記取付構造において、係合開口部2の表側周縁部分
の、前記係合切欠凹部7に対向する位置に、装飾部材の
本体の縁部分10が嵌入される切欠凹部11を設け、以て、
前記係合突片6の先端折り曲げ部12と前記縁部分10と
で、前記係合開口部2の開口縁部分13を挟持するように
構成するのがよい。
〔作用〕
然して本考案の構造によるときには、装飾部材3の各
係合突片6を係合開口部2の表側から裏側に向けて挿通
せしめかつその先端部分を折り曲げて係合切欠凹部7に
嵌め込むことにより、該装飾部材5をガタツキなく安定
的に係合開口部2に取り付けることができる。
又、係合突片6が折り曲げられることにより、その先
端と係合切欠凹部7の奥側の端部との間に間隙gが形成
される。従って装飾部材3を取り替える際には、取り外
し工具15が先端部16を前記間隔gに差し込んで係合突片
6を折り返すことができ、それ故係合突片6の折り返し
に際して、取り外し工具15が眼鏡枠の外表面を傷つける
ことがない。又、取り外し工具15の先端部16が間隔g
(凹部)に挿入されることから、取り外し工具15に力を
入れたときに、該取り外し工具15の先端部が係合切欠凹
部7の内壁に当たってガイドされる。従って、工具先端
の横滑りを招くことなく、係合突片6の折り返しを容易
に行うことができる。
そして、係合切欠凹部7の深さが係合突片6の肉厚と
実質的に同じに形成されていることにより、折り曲げら
れた係合突片6の先端部分が他物に引っ掛かるといった
恐れが無く、又、顔面を傷つける心配もないのである。
特に、上記係合開口部2の表側周縁部分の前記係合切
欠凹部7に対向する位置に、前記本体4の縁部分10が嵌
入される切欠凹部11を設けた場合には、前記係合突片6
の先端折り曲げ部12と前記縁部分10とで前記係合開口部
3の開口縁部分13を挟持でき、固定状態が一層堅固とな
る。
〔実施例〕
以下、本考案に係る取付構造の好適実施例について図
面を参照して説明する。
第1〜3図は、本考案に係る取付構造を眼鏡枠のテン
プル1に応用した場合を示すものであり、該テンプル1
の例えば前端側の部分に形成された係合開口部2に装飾
部材3を着脱自在に取り付けてなるものである。
該係合開口部2は、取り付けられる装飾部材3の大き
さや形状によって種々の形状に形成され得るが、ここで
は、横長な多角形状に形成されている。そして装飾部材
3は、第1図に示すごとく、本体4の裏面部に、部材端
縁5から稍内方に控えて且つ対向状態で係合突片6、6
を突出形成してなる。前記係合開口部2の裏側周縁部分
の長手方向の両端には決り溝状の係合切欠凹部7が形成
されている。この係合切欠凹部7は、前記係合突片6を
折り込むことができるように、前記係合突片6の肉厚と
実質的に同じ深さに形成されており、且つ、前記係合突
片6の折り曲げ代よりも長く形成され、以て、該係合突
片6の折り曲げ先端と係合切欠凹部7の奥側の端部との
間に、図2〜3に示すように間隔gが形成されるように
構成されている。なお該係合切欠凹部7の深さを、係合
突片6の肉厚よりも僅かに深く形成しても同じ目的を達
成できる。又係合開口部2の表側周縁部分には、装飾部
材3の本体4の縁部分10を嵌込むための決り溝状の切欠
凹部11が設けられている。そして装飾部材3は、図2〜
3に示すように、折り曲げ部12と本体4の縁部分10とが
係合開口部2の開口縁部分13を挾持した状態で係合開口
部2に安定的に取り付けられる。
このようにして眼鏡枠1に固定された装飾部材3は、
図3に示すように、取り外し工具15の先端部16を前記間
隙gに差し込み、装飾部材3の係合突片6、6を図3に
一点鎖線で示すように折り返すことによってテンプル1
から取り外すことができる。この際、取り外し工具15の
先端部16は、前記間隙g内で、係合切欠凹部7の内壁17
にガイドされる。従って、工具先端部の横滑りを招くこ
となく、係合突片6,6の端面18,18を押すことができ、係
合突片の折り返しを円滑に行うことができるのである。
上記実施例では、本考案をテンプルに適用したが、本
考案の目的を達成できる範囲において、ヨロイやその他
の所要部位に適用できる。又本体の肉厚は、第3図にお
いて一点鎖線で示すようにその表側の部分19が突出する
ように厚く形成されてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以下のごとき優れた効果を奏する。
本考案に係る構造は、装飾部材の裏面部において突出
する係合突片の先端折り曲げ部を、眼鏡枠の所要部位に
形成された係合開口部の裏側周縁部分に設けた係合切欠
凹部に嵌め込む構成としているため、取り付けられた装
飾部材の動きは完全に封じられることとなり、ガタツキ
のない安定状態で装飾部材が眼鏡枠に取り付けられるこ
ととなる。
又、係合突片が折り曲げられることにより、その先端
と係合切欠凹部7の奥側の端部との間に間隙が形成され
る。従って装飾部材を取り替える際に、取り外し工具の
先端部を、その間隙に差し込んで係合突片を折り返すこ
とができ、それ故係合突片の折り返しに際して、取り外
し工具が眼鏡枠の外表面を傷つけることがない。
又、取り外し工具の先端が間隙(凹部)に挿入される
ことから、取り外し工具に力を入れたときに、該取り外
し工具の先端部が係合切欠凹部の内壁に当たってガイド
される。従って、工具先端の横滑りを招くことなく係合
突片の折り返しを容易に行うことができる。
そして、係合切欠凹部の深さが係合突片の肉厚と実質
的に同じに形成されていることにより、折り曲げられた
係合突片の先端部分が他物に引っ掛かるといった恐れが
無く、又、顔面を傷つける心配のないのである。
特に、上記係合開口部の表側周縁部分の前記係合切欠
凹部に対向する位置に、前記本体の縁部分が嵌入される
切欠凹部を設けた場合には、前記係合突片の先端折り曲
げ部と前記縁部分とで前記係合開口部の開口縁部分を挟
持でき、固定状態が一層堅固となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明する分解斜視図、第2
図は装飾部材の取り付け状態を示す斜視図、第3図は装
飾部材の取り外し要領を併せて示す本考案の要部の断側
図である。 1…テンプル、2…係合開口部、3…装飾部材、6…係
合突片、7…係合切欠凹部、10…縁部分、11…切欠凹
部、12…折り曲げ部、13…開口縁部分、g…間隙。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装飾部材3の裏面部に、部材端縁5から内
    方に控えて複数の係合突片6を設け、該係合突片6を、
    眼鏡枠の所要部位に設けた係合開口部2に挿入し、前記
    装飾部材3を眼鏡枠に対して着脱自在に装着できるよう
    にした眼鏡枠における装飾部材の取付構造であって、前
    記係合開口部2の裏側周縁部分に、前記係合突片6を折
    り込むための係合切欠凹部7を形成し、この係合切欠凹
    部7を、前記係合突片6の肉厚と実質的に同じ深さに形
    成し、且つ、前記係合突片6の折り曲げ代よりも長く形
    成し、該係合突片6の折り曲げ先端と係合切欠凹部7の
    奥側の端部との間に間隙gが形成されるように構成され
    ていることを特徴とする、眼鏡枠における装飾部材の取
    付構造。
  2. 【請求項2】係合開口部2の表側周縁部分の、前記係合
    切欠凹部7に対向する位置に、装飾部材の本体の縁部分
    10が嵌入される切欠凹部11を設け、以て、前記係合突片
    6の先端折り曲げ部12と前記縁部分10とで、前記係合開
    口部2の開口縁部分13を挟持するように構成されている
    ことを特徴とする請求項(1)記載の眼鏡枠における装
    飾部材の取付構造。
JP1990055027U 1990-05-26 1990-05-26 眼鏡枠における装飾部材の取付構造 Expired - Lifetime JPH089707Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020166730A1 (ko) * 2019-02-11 2020-08-20 김상현 탈부착 장식부를 가진 안경테

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「特許からみた機械要素便覧〔固着〕」初版社団法人発明協会(昭和55年9月25日)P.622(FIG.2−742)

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