JP3191830U - 排気口用濾過シートの装着具 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気口に濾過シートを装着する際に装着具と排気口周辺部との隙間を無くした排気口用濾過シートの装着具を提供する。
【解決手段】平面視略細長長方形を有する本体部11と押え部13から成り、本体部11の基端部12で押え部13が回動自在に連結される。押え部13の先端部に下方に延長する縦方向延長部14を本体部11の先端側端面11tと接合状態に設ける。基端部12の両側の何れか一方の隣接する長辺部の基端部側寄りに縦方向延長部14を形成する。これら縦方向延長部14の下端で水平方向に折曲して延長する横方向延長部15を設ける。矩形形状の排気口用濾過シートFの四隅で、本体部11と押え部13により濾過シートFを挟持することによって、この濾過シートFの四隅が挟持され、これら四隅で挟持された濾過シートFを排気口を被覆するように本体部11の底面の永久磁石を排気口周縁部に磁着させることにより装着できる。
【選択図】図1
【解決手段】平面視略細長長方形を有する本体部11と押え部13から成り、本体部11の基端部12で押え部13が回動自在に連結される。押え部13の先端部に下方に延長する縦方向延長部14を本体部11の先端側端面11tと接合状態に設ける。基端部12の両側の何れか一方の隣接する長辺部の基端部側寄りに縦方向延長部14を形成する。これら縦方向延長部14の下端で水平方向に折曲して延長する横方向延長部15を設ける。矩形形状の排気口用濾過シートFの四隅で、本体部11と押え部13により濾過シートFを挟持することによって、この濾過シートFの四隅が挟持され、これら四隅で挟持された濾過シートFを排気口を被覆するように本体部11の底面の永久磁石を排気口周縁部に磁着させることにより装着できる。
【選択図】図1
Description
本考案は、換気扇やレンジフードの排気口を被覆するように取り付ける濾過シートを当該排気口に取り付けるために使用する装着具に関するものである。
従来の装着具としては、下記特許文献に記載のものを挙げることができる。
この文献に記載の発明は、シート状のフィルタの取付けが簡単で、しかもフィルタを確実に且つ長期間安定して排気口に固定できる排気口用フィルタの取付け具を提供することを課題とする。
この文献に記載の発明は、シート状のフィルタの取付けが簡単で、しかもフィルタを確実に且つ長期間安定して排気口に固定できる排気口用フィルタの取付け具を提供することを課題とする。
その構成は、排気口の吸入口の前面を覆うシート状のフィルタの周縁部を挾持する挾持手段と、この挾持手段を排気口に固定する固定手段とを有するフィルタの取付け具であって、前記挾持手段が、第1の挾持部材と、この第1の挾持部材から延び、前記第1の挾持部材との間にフィルタの周縁部を挿入するための空間を形成可能で且つ前記第1の挾持部材とによりフィルタを挾圧可能な第2の挾持部材とから構成されている。また、他の取付け具では、排気口に固定するための固定手段を有すると共に、排気口の吸入口の前面を覆うシート状のフィルタを排気口に固定するフィルタの取付け具であって、少なくともその一部がフィルタ上に配され、フィルタとの接触部位にフィルタを係止するための歯状の係止部が形成されているものである。
本願考案においても、シート状のフィルターである濾過シートを簡単に換気扇やレンジフードの排気口の前面に被覆するように簡単に取り付けできるものであって、濾過シートを確実に挟持でき、前記排気口の前面に装着した状態で、装着具及び排気口周辺部と濾過シートとの間に隙間が生じない装着具を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、本体部と押え部とから成り、両者の基端部で押え部が本体部に回動自在に連結され、本体部の底面には永久磁石が設けられ、
前記押え部の基端部と対向する側の先端部には下方に延長する縦方向延長部を前記本体部の先端側端面と接合状態に設け、略矩形形状の排気口用濾過シートの四隅で、前記本体部と押え部により前記排気口用濾過シートを挟持することによって、この濾過シートの四隅が挟持され、これら四隅で挟持された濾過シートを排気口を被覆するように本体部の底面の永久磁石を排気口周縁部に磁着させることにより装着できることを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
前記押え部の基端部と対向する側の先端部には下方に延長する縦方向延長部を前記本体部の先端側端面と接合状態に設け、略矩形形状の排気口用濾過シートの四隅で、前記本体部と押え部により前記排気口用濾過シートを挟持することによって、この濾過シートの四隅が挟持され、これら四隅で挟持された濾過シートを排気口を被覆するように本体部の底面の永久磁石を排気口周縁部に磁着させることにより装着できることを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本考案の第2のものは、上記第1の考案において、前記本体部及び押え部が平面視略矩形形状を有し、その1辺を基端部として押え部が回動自在に本体部に連結され、基端部に対向する先端部側の対向辺の一部又は全部に縦方向延長部を設け、更に、基端部の両側の何れか一方の隣接する辺の一部又は全部に縦方向延長部を形成したことを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本考案の第3のものは、上記第2の考案において、前記本体部及び押え部が平面視略細長長方形を有し、その短辺を基端部として押え部が回動自在に本体部に連結され、押え部の基端部に対向する先端部の対向短辺の全部に縦方向延長部を設け、更に、基端部の両側の何れか一方の隣接する長辺の基端部側寄りに縦方向延長部を形成したことを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本考案の第4のものは、上記第3の考案において、前記押え部の基端部に隣接する何れか一方の長辺の全体に縦方向延長部を設けたことを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本考案の第5のものは、上記第1乃至第4の考案の何れかにおいて、前記それぞれの縦方向延長部の先端から略水平方向に折曲して延長する横方向延長部を更に設けて、これらの横方向延長部の底面を本体部の底面と略略面一状態とし、これにより、排気口用濾過シートが装着された際に、前記横方向延長部が当該濾過シートを排気口周縁部に押え付けることができることを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本考案の第6のものは、上記第1乃至第5の考案の何れかにおいて、前記押え部の先端部に設けた縦方向延長部に係合受部を設け、これに対応する本体部の先端端面に係合部を形成し、これら係合部と係合受部が相互に係合できることを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本考案の第7のものは、上記第1乃至第6の考案の何れかにおいて、前記本体部の押え部側接合面に係合凹部又は係合凸部を形成し、これに対応する位置の押え部の本体部側接合面に係合凸部又は係合凹部を形成し、相互に係合できることを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本発明の第8のものは、上記第1乃至第7の何れかの考案において、少なくとも押え部の上面部に色及び/又は模様を施したことを特徴とする排気口用濾過シートの装着具である。
本考案の第1のものにおいては、押え部がその基端部で本体部と回動自在に連結されており、これらの本体部と押え部との間に濾過シートの角部を挟み込んで挟持することができ、この濾過シートを挟持した状態で、押え部の先端部に設けた縦方向延長部と本体部の先端側端面との間に濾過シートが挟み込まれて、濾過シートは、押え部の先端部で本体部の底面側に押し付けられることとなるのである。
換言すれば、上記縦方向延長部の存在により、濾過シートは、装着具の本体部の底面と同じ平面上に、略面一状態にさせられるのである。
これによって、本考案に係る装着具を濾過シートの四隅に取り付けて、その底面部を排気口の周辺部に磁着させることにより取り付けるのであるが、その取り付けた際に、濾過シートと装着具及び排気口周辺部との間に隙間が生じることが防止されるのである。
これによって、本考案に係る装着具を濾過シートの四隅に取り付けて、その底面部を排気口の周辺部に磁着させることにより取り付けるのであるが、その取り付けた際に、濾過シートと装着具及び排気口周辺部との間に隙間が生じることが防止されるのである。
本考案の第2のものにおいては、上記第1の考案において、本体部及び押え部の平面視形状を略矩形形状に限定したものである。この矩形形状には正方形も含まれる。
そして、この略矩形形状の本体部及び押え部の1辺を基端部として押え部が本体部に回動自在に連結され、基端部に対向する先端部側の対向辺の一部又は全部に縦方向延長部を設け、且つ、基端部の両側の何れか一方の隣接する辺の一部又は全部に縦方向延長部を更に形成したことを特徴とするものである。
そして、この略矩形形状の本体部及び押え部の1辺を基端部として押え部が本体部に回動自在に連結され、基端部に対向する先端部側の対向辺の一部又は全部に縦方向延長部を設け、且つ、基端部の両側の何れか一方の隣接する辺の一部又は全部に縦方向延長部を更に形成したことを特徴とするものである。
即ち、この第2の考案では、先端部側の一部又は全部に縦方向延長部を設け、更に、この基端部の両側の何れか一方の隣接する辺の一部又は全部にも縦方向延長部を設けたものを特定している。
これにより、本体部及び押え部が平面視略矩形形状のものであっても、その先端部と基端部に隣接する何れか一方の辺に縦方向延長部を設けることにより、当該装着具が濾過シートの四隅に取り付けられて、排気口に装着された際に、濾過シートと装着部及び排気口周辺部との間の隙間が生じることを防止する。
これにより、本体部及び押え部が平面視略矩形形状のものであっても、その先端部と基端部に隣接する何れか一方の辺に縦方向延長部を設けることにより、当該装着具が濾過シートの四隅に取り付けられて、排気口に装着された際に、濾過シートと装着部及び排気口周辺部との間の隙間が生じることを防止する。
本考案の第3のものにおいては、上記第2の発明において、本体部及び押え部の平面視形状を更に略細長長方形に限定したものであり、その効果は、上記2考案と同じである。
即ち、この考案では、本体部及び押え部を平面視略細長長方形となし、その短辺を基端部として押え部が回動自在に本体部に連結され、押え部の基端部に対向する先端部の短辺の全部に縦方向延長部を設け、更に、基端部の両側の何れか一方の隣接する長辺の基端部側寄りに縦方向延長部を形成したものである。
即ち、この考案では、本体部及び押え部を平面視略細長長方形となし、その短辺を基端部として押え部が回動自在に本体部に連結され、押え部の基端部に対向する先端部の短辺の全部に縦方向延長部を設け、更に、基端部の両側の何れか一方の隣接する長辺の基端部側寄りに縦方向延長部を形成したものである。
本考案の第4のものにおいては、上記第3の考案において、押え部の基端部に隣接する何れか一方の長辺の全体に縦方向延長部を設けたことを特徴とするものである。
これにより、後の詳細な説明箇所で説明するが、本考案に係る平面視略細長長方形の装着具を、略矩形形状の濾過シートの四隅に、斜め方向に取り付けた際に、押え部の長辺に設けられた縦方向延長部が濾過シートの四隅の角部を斜めに押え付ける状態となり、濾過シートと装着具及び排気口周縁部との隙間が生じないこととなるのである。
これにより、後の詳細な説明箇所で説明するが、本考案に係る平面視略細長長方形の装着具を、略矩形形状の濾過シートの四隅に、斜め方向に取り付けた際に、押え部の長辺に設けられた縦方向延長部が濾過シートの四隅の角部を斜めに押え付ける状態となり、濾過シートと装着具及び排気口周縁部との隙間が生じないこととなるのである。
本考案の第5のものにおいては、それぞれの縦方向延長部の先端から略水平方向に折曲して延長する横方向延長部を更に設けて、これらの横方向延長部の底面を本体部の底面と略面一状態とし、これにより、排気口用濾過シートが装着された際に、前記横方向延長部が当該濾過シートを排気口周縁部に押え付けることができることとなるのである。
濾過シートと装着具及び排気口周縁部との隙間をなくし、この部位をこの横方向延長部が良好に排気口周縁部に押し付けることができることとなるのである。
濾過シートと装着具及び排気口周縁部との隙間をなくし、この部位をこの横方向延長部が良好に排気口周縁部に押し付けることができることとなるのである。
本考案の第6のものにおいては、押え部の先端部に設けた縦方向延長部に係合受部を設け、これに対応する本体部の先端端面に係合部を形成し、これら係合部と係合受部が相互に係合できるようにしたものであって、これにより本体部と押え部とは、濾過シートを挟持した状態で上記係合部と係合受部が相互に良好に係合して、分離することがなくなり、確実に両者の係合が保持され、それ故、濾過シートが確実に保持されることとなる。
本考案の第7のものにおいては、本体部の押え部側接合面に係合凹部又は係合凸部を形成し、これに対応する位置の押え部の本体部側接合面に係合凸部又は係合凹部を形成し、相互に係合できるようにしたため、濾過シートを本体部及び押え部で挟持した際に、これらの係合凸部と係合凹部との係合により、濾過シートがより確実に挟持されることとなる。
つまり、濾過シートが本体部と押え部との接合面から脱落する心配がなくなるのである。
つまり、濾過シートが本体部と押え部との接合面から脱落する心配がなくなるのである。
本考案の第8のものにおいては、少なくとも押え部の上面部に色及び/又は模様を施したことを特徴とするものであり、本考案に係る装着具を使用して濾過シートを排気口に取り付けると、その濾過シートの四隅でかかる色や模様等が現われ、その意匠効果が向上し、排気口周辺部の装飾効果に一役担うこととなるものである。
以下、添付の図面と共に、本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案に係る排気口用濾過シートの装着具(以下単に「装着具」という。)の第1実施形態を図示しており、その(A)が斜視図、その(B)が使用状態を示す一部切欠説明図である。濾過シートのサイズは大きいため、その中央部分及び右側部分を切り欠いて図示している。
図1は、本考案に係る排気口用濾過シートの装着具(以下単に「装着具」という。)の第1実施形態を図示しており、その(A)が斜視図、その(B)が使用状態を示す一部切欠説明図である。濾過シートのサイズは大きいため、その中央部分及び右側部分を切り欠いて図示している。
本考案に係る装着具10は、本体部11と、この本体部11の基端部12で回動自在に連結された押え部13とから成る。
本体部11の底面部には、図には現れていないが、永久磁石が設けられ、使用時、レンジフード等の排気口周縁部に磁着出来る構造である。
これら本体部11及び押え部13は、平面視ほぼ細長い長方形形状を有しており、本体部11と押え部13との間で換気扇やレンジフードの排気口を被覆し、調理中に排出される油滴や煙等を濾過するフィルターである濾過シートFを挟持することができるものである。濾過シートFは、(B)図において一部に影線を用いて表示しているが、不織布製である。
本体部11の底面部には、図には現れていないが、永久磁石が設けられ、使用時、レンジフード等の排気口周縁部に磁着出来る構造である。
これら本体部11及び押え部13は、平面視ほぼ細長い長方形形状を有しており、本体部11と押え部13との間で換気扇やレンジフードの排気口を被覆し、調理中に排出される油滴や煙等を濾過するフィルターである濾過シートFを挟持することができるものである。濾過シートFは、(B)図において一部に影線を用いて表示しているが、不織布製である。
これら本体部11と押え部13は、合成樹脂製の一体成形ものからなり、上記基端部12においてその合成樹脂素材を薄く形成して接続することにより回動自在に形成している。
また、押え部13の基端部12と対向する先端部には、下方に延長する縦方向延長部14を形成し、この縦方向延長部14の下端部が更に略水平方向に折曲され延長されて横方向延長部15を形成している。
また、押え部13の基端部12と対向する先端部には、下方に延長する縦方向延長部14を形成し、この縦方向延長部14の下端部が更に略水平方向に折曲され延長されて横方向延長部15を形成している。
この縦方向延長部14は、本体部11の先端端面11tと接合するように形成され、間に挟持される濾過シートFを確実に挟持できる。
そして、横方向延長部15は、本体部11と押え部13との間に濾過シートFが挟持されると、この濾過シートFを本体部11の底面とほぼ同じ面に押し付けることができるものである。
即ち、後に説明するが、この装着具10をレンジフードの排気口に装着した際に、この横方向延長部15が濾過シートFをレンジフードの排気口の周縁部に押し付けることとなるのである。
そして、横方向延長部15は、本体部11と押え部13との間に濾過シートFが挟持されると、この濾過シートFを本体部11の底面とほぼ同じ面に押し付けることができるものである。
即ち、後に説明するが、この装着具10をレンジフードの排気口に装着した際に、この横方向延長部15が濾過シートFをレンジフードの排気口の周縁部に押し付けることとなるのである。
上記押え部13の先端部に設けた縦方向延長部14と横方向延長部15は、この押え部13の基端部12側の一方の長辺部にも形成されている。
図1(A)においては、その手前側の長辺部13mの基端部12側に設けられている。
その縦方向延長部14は、本体部11の手前側の長辺部11mと接合するように形成され、その間に挟持される濾過シートFを確実に挟持でき、下端の横方向延長部15は、濾過シートFを装着した際に、その濾過シートFを排気口周縁部に押し付けることとなる。
図1(A)においては、その手前側の長辺部13mの基端部12側に設けられている。
その縦方向延長部14は、本体部11の手前側の長辺部11mと接合するように形成され、その間に挟持される濾過シートFを確実に挟持でき、下端の横方向延長部15は、濾過シートFを装着した際に、その濾過シートFを排気口周縁部に押し付けることとなる。
更に、押え部13の先端部に設けた縦方向延長部14には、穴部16を設けており、この穴部16に対応する本体部11の先端側端面には、図には現れていないが突起部を設け、この突起部が前記穴部16に嵌合するように形成している。
本体部11と押え部13によって濾過シートFを挟持した際に、これら突起部と穴部16とが相互に嵌合してロック作用を発揮することとなるのである。
即ち、これら穴部16と突起部とは、本体部11と押え部13との回動を阻止する、或いは、押え部13が本体部11から開放する動作を阻止するロック手段を形成するものである。
本体部11と押え部13によって濾過シートFを挟持した際に、これら突起部と穴部16とが相互に嵌合してロック作用を発揮することとなるのである。
即ち、これら穴部16と突起部とは、本体部11と押え部13との回動を阻止する、或いは、押え部13が本体部11から開放する動作を阻止するロック手段を形成するものである。
また、本体部11の押え部13との接合面には、2枚の板状体が平行に立設されており、これらの2枚の板状体の間が長条溝部17を形成する。
他方、図1には現れていないが(次図において説明する。)、押え部13の本体部11との接合面には、上記長条溝部17に嵌合する長条凸部を形成している。
他方、図1には現れていないが(次図において説明する。)、押え部13の本体部11との接合面には、上記長条溝部17に嵌合する長条凸部を形成している。
これらの長条溝部17が係合凹部であり、上記長条凸部が係合凸部となり、これらの係合凹部及び係合凸部は、それぞれ反対側に設けることもできる。
この長条凸部が上記長条溝部17と相互に嵌合することにより、本体部11と押え部13によって挟持される濾過シートFも長条凸部と長条溝部17との間に挟まれて、確実に両者によって保持されることとなるのである。
この長条凸部が上記長条溝部17と相互に嵌合することにより、本体部11と押え部13によって挟持される濾過シートFも長条凸部と長条溝部17との間に挟まれて、確実に両者によって保持されることとなるのである。
以下、レンジフード等の排気口に濾過シートFを取り付ける手順を説明する。
取り付ける排気口のサイズに適合するように、市販されている濾過シートを適宜長さに切断する。切断された濾過シートFは、略矩形形状となる。
図1(B)では、その濾過シートFの左側のみ図示しているが、その右側は丁度左右対称形となる。
取り付ける排気口のサイズに適合するように、市販されている濾過シートを適宜長さに切断する。切断された濾過シートFは、略矩形形状となる。
図1(B)では、その濾過シートFの左側のみ図示しているが、その右側は丁度左右対称形となる。
濾過シートFの左上コーナー部に本考案に係る装着具10を取り付ける。
具体的には、本体部11の基端部12で押え部13を反時計回りに回動させて開放する。
この状態が図1(A)の状態である。この状態で、濾過シートFの左上コーナー部を本体部11と押え部13との間に挟み込み、押え部13の先端部の縦方向延長部14を本体部11の先端側端面に接合して、両者の穴部16と突起部とを相互に嵌合させて取り付けが完了する。
具体的には、本体部11の基端部12で押え部13を反時計回りに回動させて開放する。
この状態が図1(A)の状態である。この状態で、濾過シートFの左上コーナー部を本体部11と押え部13との間に挟み込み、押え部13の先端部の縦方向延長部14を本体部11の先端側端面に接合して、両者の穴部16と突起部とを相互に嵌合させて取り付けが完了する。
上記同様の手順で、濾過シートFの左下コーナー部においても装着具10を取り付けるのである。
この際に、装着具10としては、その押え部13の長辺部の基端側に設けている縦方向延長部14及び横方向延長部15は、上記装着具10と対称位置に設けたものを使用している。
つまり、これら長辺部に設けられている縦方向延長部14と横方向延長部15は、上記左上コーナー部に取り付けた装着具10と反対側の長辺部に設けられたものを使用している。
この際に、装着具10としては、その押え部13の長辺部の基端側に設けている縦方向延長部14及び横方向延長部15は、上記装着具10と対称位置に設けたものを使用している。
つまり、これら長辺部に設けられている縦方向延長部14と横方向延長部15は、上記左上コーナー部に取り付けた装着具10と反対側の長辺部に設けられたものを使用している。
同様にして、図には示していないが、濾過シートFの右上コーナー部及び右下コーナー部にも本考案に係る装着具10を取り付けるのである。
本考案に係る装着具10は、その本体部11と押え部13との間に濾過シートFを挟み、基端部12を中心として回動して、両者の先端部を閉鎖するだけで濾過シートFが挟持され、非常に簡単に取り付けることができる。
本考案に係る装着具10は、その本体部11と押え部13との間に濾過シートFを挟み、基端部12を中心として回動して、両者の先端部を閉鎖するだけで濾過シートFが挟持され、非常に簡単に取り付けることができる。
濾過シートFの四隅に本考案に係る装着具10を取り付けた後は、それぞれの装着具10の本体部11の底面部に設けた永久磁石をレンジフード等の排気口の周縁部に磁着させて、その排気口を被覆するように取り付ければ、それで装着は完了する。
従って、本考案に係る装着具10は、レンジフードの排気口が下向きであれば、装着具10の底面部を上向きにして、つまり逆様にして装着されることとなる。
押え部13の上面部には、各種の模様や色合いを施しているために、装着した際には、この上面部が下向きに配置され、その意匠効果を向上させることとなる。図1では水玉模様を施したものを使用している。
従って、本考案に係る装着具10は、レンジフードの排気口が下向きであれば、装着具10の底面部を上向きにして、つまり逆様にして装着されることとなる。
押え部13の上面部には、各種の模様や色合いを施しているために、装着した際には、この上面部が下向きに配置され、その意匠効果を向上させることとなる。図1では水玉模様を施したものを使用している。
図2は、上記第1実施形態に係る装着具を開放した状態を示す説明図であって、図1とは左右逆向きに図示している。
この開放状態の説明図からは、本体部11の上面(押え部13との接合面)に設けた長条凹部17と、これに適合する押え部13の下面(本体部11との接合面)に設けた長条凸部、並びに、本体部11の先端端面11tに設けた突起部19と、これに係合する押え部13の縦方向延長部14に設けた穴部16との構成をよく見て取ることが出来る。
この開放状態の説明図からは、本体部11の上面(押え部13との接合面)に設けた長条凹部17と、これに適合する押え部13の下面(本体部11との接合面)に設けた長条凸部、並びに、本体部11の先端端面11tに設けた突起部19と、これに係合する押え部13の縦方向延長部14に設けた穴部16との構成をよく見て取ることが出来る。
即ち、押え部13の先端部に設けた縦方向延長部14には穴部16を形成し、他方、本体部11の先端端面11tには、突起部19を形成し、押え部13を矢印Dの方向に基端部12を中心として回動させて、上記穴部16を上記突起部19に嵌合させることができ、これによって、本体部11と押え部13による濾過シートの挟持が確実となり、両者が開放されることがなくなる。
この突起部19が係合部となり、上記穴部16は、前記係合部と係合する係合受部となるのである。
この係合部と係合受部の構成は、他の構造を採用することもでき、突起部と凹所の係合でもよい。
この係合部と係合受部の構成は、他の構造を採用することもでき、突起部と凹所の係合でもよい。
尚、これらの係合構造は、これを設けずに実施することも可能である。
というのも、縦方向延長部14と本体部11の先端側端面との接合をより強固なものとすることにより、濾過シートを挟持することにより両者の接合が確実なものとなるからである。
というのも、縦方向延長部14と本体部11の先端側端面との接合をより強固なものとすることにより、濾過シートを挟持することにより両者の接合が確実なものとなるからである。
図3は、上記第1実施形態の変形例の使用状態説明図である。
この変形例に係る装着具10bにおいては、押え部13の長辺部に設けた縦方向延長部14と横方向延長部15がその長辺部の全体に渡り設けられている。
相違点は、この一点で、その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
この変形例に係る装着具10bにおいては、押え部13の長辺部に設けた縦方向延長部14と横方向延長部15がその長辺部の全体に渡り設けられている。
相違点は、この一点で、その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
上記第1実施形態の場合には、濾過シートFのコーナー部でそのコーナー部の両辺に沿うように取り付けたが、この装着具10bの場合には、図3に示した通り、濾過シートFのコーナー部に斜めに取り付けることができる。
勿論、この装着具10bにおいても、濾過シートFのコーナー部の両辺に沿うように取り付けることも可能なものである。
勿論、この装着具10bにおいても、濾過シートFのコーナー部の両辺に沿うように取り付けることも可能なものである。
図4は、本考案に係る装着具の第2実施形態を図示する一部切欠説明図である。濾過シートの中央部及び左側を切り欠き、省略している。
この装着具20は、その本体部11及び押え部13の平面視形状が略正方形のものである。
その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
この装着具20は、その本体部11及び押え部13の平面視形状が略正方形のものである。
その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
即ち、本体部11の一辺である基端部12で回動自在に押え部13が連結され、押え部13の先端部には下方に延長する縦方向延長部14が設けられ、この縦方向延長部14の下端部から略水平方向に折曲して延長する横方向延長部15が形成されている。
この横方向延長部15の底面は、本体部11の底面と略面一状態に形成する。
また、この実施形態においても、これら縦方向延長部14及び横方向延長部15は、隣接する左右の一方の側辺部側にも設けている。
この横方向延長部15の底面は、本体部11の底面と略面一状態に形成する。
また、この実施形態においても、これら縦方向延長部14及び横方向延長部15は、隣接する左右の一方の側辺部側にも設けている。
つまり、基端部12の隣接する一方の側辺部の基端部側にも上記縦方向延長部14及び横方向延長部15が形成されている。
この点も上記第1実施形態と同じである。
この側辺部に設けた縦方向延長部14と横方向延長部15は、この側辺部の全体に渡り設けることもできる。
また、上記の先端部に設けた縦方向延長部14及び横方向延長部15もその先端部の全体に渡り設けるのも自由である。
この点も上記第1実施形態と同じである。
この側辺部に設けた縦方向延長部14と横方向延長部15は、この側辺部の全体に渡り設けることもできる。
また、上記の先端部に設けた縦方向延長部14及び横方向延長部15もその先端部の全体に渡り設けるのも自由である。
これにより、図示した通り、濾過シートFの四隅にこの装着具20をそれぞれのコーナー部の両辺に沿うように取り付け、その後、排気口の周縁部に本体部11の底面に設けられた永久磁石により磁着させて簡単に取り付けることができるのである。
図5は、本考案の第3の実施形態について図示しており、その(A)が開放状態の断面図、その(B)が挟持状態の断面図、その(C)が斜視説明図、その(D)が平面図である。
このように、本考案に係る装着具30は、平面視略扇形形状のものであってもよい。
このように、本考案に係る装着具30は、平面視略扇形形状のものであってもよい。
この第3実施形態に係る装着具30においては、本体部11の基端部12で押え部13が回動自在に連結され、この押え部13の先端部には、下方向に延長する縦方向延長部14がその全体に渡り設けられ、この縦方向延長部14の下端部から略水平方向に横方向延長部15が折曲して延長する。
この横方向延長部15の底面が本体部11の底面と略面一状態に形成されている。
この横方向延長部15の底面が本体部11の底面と略面一状態に形成されている。
この装着具30においては、その中心角を略90度としているが、その角度は90度以下であってもよい。
装着に際しては、上記実施形態と同様に、この装着具30を4個用意して、濾過シートFの四隅に取り付けるのであるが、濾過シートFのコーナー部を少しだけ中心に向けて折り返して本体部11と押え部13との間に挟み込むのである。
装着に際しては、上記実施形態と同様に、この装着具30を4個用意して、濾過シートFの四隅に取り付けるのであるが、濾過シートFのコーナー部を少しだけ中心に向けて折り返して本体部11と押え部13との間に挟み込むのである。
濾過シートFを挟み込んだ後は、押え部13の先端部を本体部11の先端端面11tに接合させ、濾過シートFを簡単に挟持することができるのである。
このように、本考案においては、縦方向延長部を押え部の基端部と対向する先端部にのみ設けることによっても実施可能なのである。
この第3実施形態においても、縦方向延長部に穴部等の係合受部を設け、本体部の先端端面11tに突起部等の係合部を設けるのも自由である。
また、本体部及び押え部の接合面にそれぞれ係合凹部及び係合凸部を設け相互に係合できる構成を設けることも自由である。
このように、本考案においては、縦方向延長部を押え部の基端部と対向する先端部にのみ設けることによっても実施可能なのである。
この第3実施形態においても、縦方向延長部に穴部等の係合受部を設け、本体部の先端端面11tに突起部等の係合部を設けるのも自由である。
また、本体部及び押え部の接合面にそれぞれ係合凹部及び係合凸部を設け相互に係合できる構成を設けることも自由である。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案においては、以下の通り種々設計変更することができる。
本体部及び押え部の平面視形状は、上述した通り、扇形状、略矩形形状、或いは略細長長方形形状のものであってもよく、各種の形状を採用することができる。
本体部及び押え部の平面視形状は、上述した通り、扇形状、略矩形形状、或いは略細長長方形形状のものであってもよく、各種の形状を採用することができる。
本考案においては、最低限、本体部と押え部がその基端部で回動自在に連結され、基端部と対向する先端部に縦方向延長部が設けられていれば、その機能を発揮することができる。
上記縦方向延長部の下端に横方向延長部を形成しているが、その横方向延長部の底面が本体部の底面と略面一状態に形成されることが望ましい。
上記縦方向延長部の下端に横方向延長部を形成しているが、その横方向延長部の底面が本体部の底面と略面一状態に形成されることが望ましい。
平面視略細長長方形の装着具にあっては、押え部の基端部に隣接する一方の長辺部に設ける縦方向延長部及び横方向延長部は、その基端側の一部分ばかりでなく、その全体に設けることもできる。
平面視略矩形形状の装着具にあっては、その先端部に設ける縦方向延長部及び横方向延長部は、その先端部の全体に或いはその一方の側辺部側の一部分に設けるのであってもよい。
同様に、基端部の両側辺部の一方の側辺部に設ける縦方向延長部及び横方向延長部もその側辺部の全体に或いはその基端部側の一部分に設けるのであってもよいものである。
平面視略矩形形状の装着具にあっては、その先端部に設ける縦方向延長部及び横方向延長部は、その先端部の全体に或いはその一方の側辺部側の一部分に設けるのであってもよい。
同様に、基端部の両側辺部の一方の側辺部に設ける縦方向延長部及び横方向延長部もその側辺部の全体に或いはその基端部側の一部分に設けるのであってもよいものである。
押え部の先端部の縦方向延長部と本体部の先端側端面に設けた係合受部と係合部の形態も穴部と突起部以外の各種の形態にて実施することができる。
本体部と押え部の接合面に設けた長条溝部と長条凸部からなる係合凹部と係合凸部の形態も各種変更することができ、これらをそれぞれ逆に設けることも可能である。
本体部と押え部の接合面に設けた長条溝部と長条凸部からなる係合凹部と係合凸部の形態も各種変更することができ、これらをそれぞれ逆に設けることも可能である。
以上、本考案は、簡易な構成を採用しつつ、本体部と押え部を開放して濾過シートを挟み、押え部を本体部に閉じることにより簡単に濾過シートを挟持でき、しかも、この挟持した状態でレンジフード等の排気口に本体部の底面の永久磁石を用いて装着することによって、濾過シートと排気口の周縁部及び装着具との隙間が生じることのない装着具を提供することができた。
10、10b、20、30 排気口用濾過シートの装着具
11 本体部
11m 長辺部
11t 先端端面
12 基端部
13 押え部
13m 長辺部
14 縦方向延長部
15 横方向延長部
16 穴部(係合受部)
17 長条溝部(係合凹部)
18 長条凸部(係合凸部)
19 突起部(係合部)
F 濾過シート
11 本体部
11m 長辺部
11t 先端端面
12 基端部
13 押え部
13m 長辺部
14 縦方向延長部
15 横方向延長部
16 穴部(係合受部)
17 長条溝部(係合凹部)
18 長条凸部(係合凸部)
19 突起部(係合部)
F 濾過シート
Claims (8)
- 本体部と押え部とから成り、両者の基端部で押え部が本体部に回動自在に連結され、本体部の底面には永久磁石が設けられ、
前記押え部の基端部と対向する側の先端部には下方に延長する縦方向延長部を前記本体部の先端側端面と接合状態に設け、
略矩形形状の排気口用濾過シートの四隅で、前記本体部と押え部により前記排気口用濾過シートを挟持することによって、この濾過シートの四隅が挟持され、これら四隅で挟持された濾過シートを排気口を被覆するように本体部の底面の永久磁石を排気口周縁部に磁着させることにより装着できることを特徴とする排気口用濾過シートの装着具。 - 前記本体部及び押え部が平面視略矩形形状を有し、その1辺を基端部として押え部が回動自在に本体部に連結され、
基端部に対向する先端部側の対向辺の一部又は全部に縦方向延長部を設け、更に、基端部の両側の何れか一方の隣接する辺の一部又は全部に縦方向延長部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の排気口用濾過シートの装着具。 - 前記本体部及び押え部が平面視略細長長方形を有し、その短辺を基端部として押え部が回動自在に本体部に連結され、
押え部の基端部に対向する先端部の対向短辺の全部に縦方向延長部を設け、更に、基端部の両側の何れか一方の隣接する長辺の基端部側寄りに縦方向延長部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の排気口用濾過シートの装着具。 - 前記押え部の基端部に隣接する何れか一方の長辺の全体に縦方向延長部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の排気口用濾過シートの装着具。
- 前記それぞれの縦方向延長部の先端から略水平方向に折曲して延長する横方向延長部を更に設けて、これらの横方向延長部の底面を本体部の底面と略面一状態とし、
これにより、排気口用濾過シートが装着された際に、前記横方向延長部が当該濾過シートを排気口周縁部に押え付けることができることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の排気口用濾過シートの装着具。 - 前記押え部の先端部に設けた縦方向延長部に係合受部を設け、これに対応する本体部の先端端面に係合部を形成し、これら係合部と係合受部が相互に係合できることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の排気口用濾過シートの装着具。
- 前記本体部の押え部側接合面に係合凹部又は係合凸部を形成し、これに対応する位置の押え部の本体部側接合面に係合凸部又は係合凹部を形成し、相互に係合できることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の排気口用濾過シートの装着具。
- 少なくとも押え部の上面部に色及び/又は模様を施したことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の排気口用濾過シートの装着具。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3191830U true JP3191830U (ja) | 2014-07-10 |
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