JPH0656615A - 微生物農薬 - Google Patents

微生物農薬

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JPH0656615A
JPH0656615A JP4205625A JP20562592A JPH0656615A JP H0656615 A JPH0656615 A JP H0656615A JP 4205625 A JP4205625 A JP 4205625A JP 20562592 A JP20562592 A JP 20562592A JP H0656615 A JPH0656615 A JP H0656615A
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microbial pesticide
microorganism
microbial
chitin
same manner
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JP4205625A
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Tetsuya Iwabuchi
哲哉 岩渕
Masayuki Shioda
正幸 塩田
Yoshiyuki Takahara
吉幸 高原
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 微生物と多糖類および/またはタンパク質を
含有する微生物農薬である。さらに微生物が非病原性エ
ルビニア・カロトボーラ細菌である微生物農薬である。
さらには非病原性エルビニア・カロトボーラ細菌がエル
ビニア・カロトボーラCGE234M403菌株である
微生物農薬である。また、多糖類、タンパク質がキチ
ン、キトサン、寒天、アラビアゴムまたはゼラチンの中
から選ばれる1種類または2種類以上である微生物農薬
である。 【効果】 微生物農薬の可溶性、分散性が改善され、水
和性が向上し、より均一な農薬溶液を調製することがで
きるようになり、農作物に対して均一に散布することが
できるようになるため、微生物農薬の防除効果が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、添加剤としてキチン、
キトサン、寒天、アラビアゴムなどの多糖類あるいはゼ
ラチンなどのタンパク質を含有させて水和性を向上さ
せ、防除効果を向上させた微生物農薬に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般的に農薬は、施用の
便利さ、省力化の程度、薬剤自身の性質、農作物の種
類、農作物の生育程度などの各種関連事項を十分勘案し
た上で使用形態が定められ、有効成分、希釈剤(担体、
基剤)、補助剤に大別される成分によって構成される。
希釈剤は、有効成分を適当な濃度に薄めて製剤化を容易
にするために用いられるものであり、具体例として珪藻
土、タルク、粘土、酸性白土、ベントナイト、カオリ
ン、木粉、タブ粉、粕粉、炭酸カルシウムなどが挙げら
れる。補助剤は、有効成分および希釈剤の分散性、展着
性、可溶性、乳化性などを向上させるために添加される
ものであり、具体例として界面活性剤、安定剤、その他
有効成分の効力増加のための強力剤などが挙げられる。
【0003】しかし、微生物農薬は、生菌体、死菌体、
乾燥菌体や胞子などの微生物を主成分として構成される
ために、従来の一般的な農薬と同様な構成物により製剤
化することは、効果を考えた場合、必ずしも有効な方法
とは考えられない。つまり、微生物農薬を調製する方法
には、凍結乾燥法やスプレードライ法などにより微生物
を乾燥させて希釈剤と混合する方法(特公平2−400
41号公報、特公平3−61424号公報、特公平3−
61425号公報)などがあり、一般的な農薬の製剤化
方法と異なっている。しかし、これらの方法を用いて微
生物農薬を調製した場合、実際に水に溶解させて散布し
ようとすると、薬剤がなかなか水に馴染まず、不均一な
薬液になったり、薬液の調製方法によっては、薬剤が玉
状になり、水和性が低下して非常に使用しにくいという
問題点が生じる。
【0004】一般的な農薬の場合、上記の様な水和性を
改善するために、補助剤として界面活性剤を添加する
が、微生物農薬の場合は、薬剤の主成分である微生物の
生理状態が農薬の薬効に大きく影響を与えるので一般的
な農薬の製剤化方法をそのまま真似て、ただ界面活性剤
を添加することにより微生物農薬の水和性を向上させる
のは、必ずしも効果的な水和性の改善方法とは言い切れ
ず、特に生菌体を用いる場合、界面活性剤の添加により
菌体が死滅する場合があるため、微生物農薬の場合は、
界面活性剤のみの添加により製剤の水和性を向上させる
ことは困難である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、かかる
問題点に鑑み鋭意検討を行なった結果、微生物農薬に添
加剤として多糖類および/またはタンパク質を含有させ
ることにより、微生物の生理状態に何ら影響を与えるこ
となく水和性を向上させることができることを見出し、
本発明に到達した。
【0006】すなわち本発明は、微生物と多糖類および
/またはタンパク質を含有することを特徴とする微生物
農薬である。さらに微生物が非病原性エルビニア・カロ
トボーラ細菌であることを特徴とする微生物農薬であ
る。さらには非病原性エルビニア・カロトボーラ細菌
が、エルビニア・カロトボーラCGE234M403菌
株であることを特徴とする微生物農薬である。また、多
糖類、タンパク質がキチン、キトサン、寒天、アラビア
ゴムまたはゼラチンの中から選ばれる1種類または2種
類以上であることをも特徴とする微生物農薬である。
【0007】本発明において使用される微生物として
は、微生物農薬の主成分となりうるものであれば特に制
限はなく、細菌類、放線菌類、真菌類、粘菌類、非病原
性菌類などが使用でき、これらの生菌体、死菌体、乾燥
菌体あるいはこれらの微生物から発生する胞子などのい
ずれであってもよい。また、これらの微生物の1種類の
みを使用することはもちろん、2種類以上のものを組み
合わせて使用してもよい。
【0008】本発明において使用される多糖類、タンパ
ク質としては、微生物農薬の水和性を向上させることの
できるものであれば特に制限はなく、具体例としてはキ
チン、キトサン、寒天、アラビアゴム、デンプン、可溶
性デンプン、デキストリン、αデンプン、アルギン酸ナ
トリウム、トラガントガム、ローカストビーンガムなど
の多糖類、ゼラチン、カゼインなどのタンパク質を挙げ
ることができ、これらの1種類のみを用いることはもち
ろん、2種類以上のものを組み合わせて用いることもで
きる。より好ましいのは、キチン、キトサン、寒天、ア
ラビアゴムまたはゼラチンの中から選ばれる1種類また
は2種類以上である。
【0009】本発明の微生物農薬は、上記の微生物およ
び多糖類、タンパク質を必須成分として含有するが、こ
れら以外に希釈剤、補助剤などを必要に応じて添加して
もよい。
【0010】希釈剤としては、珪藻土、タルク、粘土、
酸性白土、ベントナイト、カオリン、木粉、タブ粉、粕
粉、炭酸カルシウムなどが具体例として挙げられ、これ
らの1種類のみを用いることはもちろん、2種類以上の
ものを組み合わせて用いることもできる。より好ましい
のは珪藻土および/または炭酸カルシウムである。
【0011】補助剤としては、界面活性剤、安定剤、そ
の他有効成分の効力増加のための強力剤などが具体例と
して挙げられ、これらの1種類のみを用いることはもち
ろん、2種類以上のものを組み合わせて用いることもで
きる。
【0012】本発明の微生物農薬は、前述の微生物およ
び多糖類、タンパク質を混合し、さらに必要に応じてそ
の他の希釈剤、補助剤などを混合し、粉砕することによ
り調製される。
【0013】本発明の微生物農薬を調製する際の微生
物、多糖類、タンパク質、希釈剤、補助剤などの混合割
合は、微生物農薬の性質、対象となる農作物の種類、農
作物の生育の程度などの各種関連事項を考慮した上で適
宜選定すればよいが、多糖類、タンパク質については製
剤中5%(w/w)以上とするのが好ましく、5%(w
/w)未満では水和性を十分に向上させることができな
いため好ましくない。より好ましい範囲は、10〜30
%(w/w)である。また、微生物の混合割合について
は特に制限はないが、混合割合が低すぎると十分な防除
効果を得るためには多量の農薬を散布しなければなら
ず、経済的に不利であるなどの問題点を生じるため好ま
しくない。より好ましい範囲は、10〜40%(w/
w)であり、さらに好ましくは、20〜30%(w/
w)である。
【0014】このようにして調製された本発明の微生物
農薬は、実際に使用する際に水に溶解させて散布すれば
よいが、従来の微生物農薬に比較して水和性が非常に向
上しているため、非常に短時間で溶解して均一な溶液と
なる。そのため、従来の微生物農薬に比べて非常に使用
しやすく、また、農作物に対して均一に散布することが
できるため、微生物農薬の防除効果を向上させることが
できる。
【0015】また、本発明の微生物農薬中の微生物とし
て生菌体を用いる場合においても、添加した多糖類、タ
ンパク質によって微生物の生理状態に何ら影響を与える
ことなく、微生物が長期間にわたって非常に高い割合で
生存しているため、長期間にわたって保存することが可
能であり、微生物農薬としての効力が損なわれることは
ない。
【0016】以下、非病原性エルビニア・カロトボーラ
細菌を用いた軟腐病用微生物農薬を例に挙げ、微生物農
薬の水和性を向上させるための手段をさらに詳細に述べ
る。本発明者らは、鋭意検討の結果、難防除な植物病害
の1種である軟腐病を非病原化したエルビニア・カロト
ボーラ細菌を用いることにより軟腐病を防除することを
提案した(特開平3−101606)。さらに上記非病
原性エルビニア・カロトボーラ細菌を糖類またはビーフ
エキスを含有する保護剤を用い、菌体を乾燥固定化し、
これを微生物農薬として用いる方法についても提案した
(特願平3−77785)。
【0017】この軟腐病用微生物農薬は、以下のように
して製造される。まず、その主成分であるエルビニア・
カロトボーラを1Lのブイヨン培地で前培養した後、4
Lにスケールアップしてジャーファーメンターにより約
20時間培養する。なお、これらの菌株は、以下の如
く、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されてい
る。
【0018】 エルビニア・カロトボーラ サブスピ カロトボーラ CGE6M14 微工研菌寄第10998号(FERM P−10998) エルビニア・カロトボーラ サブスピ カロトボーラ CGE6M16 微工研菌寄第10999号(FERM P−10999) エルビニア・カロトボーラ サブスピ カロトボーラ CGE10M2 微工研菌寄第11000号(FERM P−11000) エルビニア・カロトボーラ サブスピ カロトボーラ CGE11M5 微工研菌寄第11001号(FERM P−11001) エルビニア・カロトボーラ サブスピ カロトボーラ CGE234M403 微工研菌寄第11792号(FERM P−11792) 培養終了後、遠心分離機により遠心分離を行ない、菌体
を集める。集めた菌体は、40%(w/w)サッカロー
スと、2%(w/w)グルタミン酸ナトリウムを含む、
もしくは含まない0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)
の保護液に懸濁する。この懸濁液は凍結した後、凍結乾
燥機により約3日間乾燥する。この乾燥菌体に、キチ
ン、キトサン、寒天、アラビアゴムなどの多糖類あるい
はゼラチンなどのタンパク質を混合し、さらに必要に応
じてタルク、珪藻土、炭酸カルシウムなどの希釈剤や補
助剤を混合し、粉砕する。このようにして本発明の微生
物農薬が調製される。
【0019】このようにして調製した微生物農薬の水和
性は、可溶性と分散性の2つを指標として評価できる。
可溶性を指標とする場合は、ビーカーに入れた蒸留水を
一定速度で攪拌して、その中に薬剤を落とし、均一な懸
濁液になるまでの時間を測定し、評価を行なう。均一に
なるまでの時間が短いほど水和性の優れた微生物農薬で
ある。
【0020】分散性を指標とする場合には、静置した蒸
留水に液面約10cmのところから薬剤を落とし、薬剤
が沈降し始めた時から沈降しきるまでの時間を測定し、
評価する。沈降しきるまでの時間が短いほど水和性の優
れた微生物農薬である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、実施例に用いた培地の組成を次に示
す。
【0022】ブイヨン培地:肉エキス3g、ペプトン1
0g、NaCl5g、水1L、pH7.0 次に農薬の水和性の評価方法の1種である可溶性と分散
性を指標とした方法について示す。
【0023】可溶性を指標とした方法:1Lのビーカ
ーに蒸留水を500ml入れ、一定速度で攪拌している
ところに微生物農薬2gを落とし、薬液が均一な懸濁液
になるまでの時間を測定した。
【0024】分散性を指標とした方法:100mlの
ビーカーに蒸留水を100ml入れ、静置した状態で微
生物農薬2gを落とし、製剤が全てビーカーの底に落ち
切るまでの時間を測定した。
【0025】実施例1 ブイヨン培地にエルビニア・カロトボーラCGE234
M403菌株〔微工研菌寄第11792号(FERM
P−11972)として寄託されている〕を接種し、3
0℃で20時間培養した。培養液は、遠心分離機を用い
て集菌を行ない、菌体濃縮液(菌数3.0×1011cf
u/ml)を得た。ついで、40%(w/w)サッカロ
ースを含む0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)の保護
液に懸濁して凍結乾燥を行ない、微生物農薬の主成分で
ある乾燥菌体を調製した。この凍結乾燥したエルビニア
・カロトボーラ細菌100重量部に対し、珪藻土240
重量部、炭酸カルシウム20重量部、キチン40重量部
を混合し、微生物農薬を調製した。
【0026】この様にして調製した微生物農薬の水和性
を可溶性、分散性を指標として評価した結果を表1に示
す。 実施例2 実施例1においてキチンの代りにキトサンを用いた他は
全く同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評
価した。その結果を表1に示す。
【0027】実施例3 実施例1においてキチンの代りに寒天を用いた他は全く
同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評価し
た。その結果を表1に示す。
【0028】実施例4 実施例1においてキチンの代りにアラビアゴムを用いた
他は全く同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性
を評価した。その結果を表1に示す。
【0029】実施例5 実施例1においてキチンの代りにゼラチンを用いた他は
全く同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評
価した。その結果を表1に示す。
【0030】比較例1 実施例1においてキチンの代りに界面活性剤であるリグ
ニンスルホン酸ナトリウムを用いた他は全く同様にして
微生物農薬を調製し、同様に水和性を評価した。その結
果を表1に示す。
【0031】比較例2 実施例1においてキチンの代りに界面活性剤であるカル
ボキシメチルセルロースを用いた他は全く同様にして微
生物農薬を調製し、同様に水和性を評価した。その結果
を表1に示す。
【0032】比較例3 実施例1においてキチンを加えなかった他は全く同様に
して微生物農薬を調製し、同様に水和性を評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0033】
【表1】 実施例6 ブイヨン培地にエルビニア・カロトボーラCGE234
M403菌株〔微工研菌寄第11792号(FERM
P−11972)として寄託されている〕を接種し、3
0℃で20時間培養した。培養液は、遠心分離機を用い
て集菌を行ない、菌体濃縮液(菌数3.0×1011cf
u/ml)を得た。ついで、40%(w/w)サッカロ
ースを含む0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)の保護
液に懸濁して凍結乾燥を行ない、微生物農薬の主成分で
ある乾燥菌体を調製した。この凍結乾燥したエルビニア
・カロトボーラ細菌100重量部に対し、珪藻土200
重量部、炭酸カルシウム20重量部、キチン80重量部
を混合し、微生物農薬を調製した。
【0034】この様にして調製した微生物農薬の水和性
を可溶性、分散性を指標として評価した結果を表2に示
す。 実施例7 実施例6においてキチンの代りにキトサンを用いた他は
全く同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評
価した。その結果を表2に示す。
【0035】実施例8 実施例6においてキチンの代りに寒天を用いた他は全く
同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評価し
た。その結果を表2に示す。
【0036】実施例9 実施例6においてキチンの代りにアラビアゴムを用いた
他は全く同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性
を評価した。その結果を表2に示す。
【0037】実施例10 実施例6においてキチンの代りにゼラチンを用いた他は
全く同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評
価した。その結果を表2に示す。
【0038】比較例4 実施例6においてキチンを加えなかった他は全く同様に
して微生物農薬を調製し、同様に水和性を評価した。そ
の結果を表2に示す。
【0039】
【表2】 実施例11 殺虫活性を有するバチルス・チューリンゲスの結晶毒素
7%、鉱物質微粉、界面活性剤93%で構成されている
市販農薬に対して本発明を適用した。上記微生物農薬2
gにキチン0.4gを混合し、新たに微生物農薬を調製
した。本農薬の水和性を可溶性、分散性を指標として評
価した結果を表3に示す。
【0040】実施例12 実施例11においてキチンの代りに寒天を用いた他は全
く同様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評価
した。その結果を表3に示す。
【0041】実施例13 実施例11においてキチンを0.8g用いた他は全く同
様にして微生物農薬を調製し、同様に水和性を評価し
た。その結果を表3に示す。
【0042】実施例14 実施例11においてキチン0.4gの代りに寒天0.8
gを用いた他は全く同様にして微生物農薬を調製し、同
様に水和性を評価した。その結果を表3に示す。
【0043】比較例5 実施例11で用いた市販の微生物農薬の水和性を可溶
性、分散性を指標として評価した。その結果を表3に示
す。
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】本発明により、微生物農薬の可溶性、分
散性が改善され、水和性が向上し、より均一な農薬溶液
を調製することができるようになり、農作物に対して均
一に散布することができるようになるため、微生物農薬
の防除効果が向上する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:18)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微生物と多糖類および/またはタンパク質
    を含有することを特徴とする微生物農薬。
  2. 【請求項2】微生物が非病原性エルビニア・カロトボー
    ラ細菌である請求項1記載の微生物農薬。
  3. 【請求項3】非病原性エルビニア・カロトボーラ細菌
    が、エルビニア・カロトボーラCGE234M403菌
    株である請求項2記載の微生物農薬。
  4. 【請求項4】多糖類、タンパク質がキチン、キトサン、
    寒天、アラビアゴムまたはゼラチンの中から選ばれる1
    種類または2種類以上である請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の微生物農薬。
JP4205625A 1992-07-31 1992-07-31 微生物農薬 Pending JPH0656615A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4205625A JPH0656615A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 微生物農薬
US08/082,675 US5441735A (en) 1992-07-31 1993-06-25 Method for controlling soft rot, bacterial seedling blight of rice and black rot

Applications Claiming Priority (1)

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JP4205625A JPH0656615A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 微生物農薬

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JPH0656615A true JPH0656615A (ja) 1994-03-01

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