JPH06543B2 - 面状物体運搬具 - Google Patents

面状物体運搬具

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JPH06543B2
JPH06543B2 JP63288213A JP28821388A JPH06543B2 JP H06543 B2 JPH06543 B2 JP H06543B2 JP 63288213 A JP63288213 A JP 63288213A JP 28821388 A JP28821388 A JP 28821388A JP H06543 B2 JPH06543 B2 JP H06543B2
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吉一 黒木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、壁パネルのような面状物体の運搬具に関す
る。
〔従来の技術〕
たとえば、建物の外壁用等の各種パネルは、工場で予め
作製されてトラックで建築現場まで運ばれ、そこで順次
立て込まれる。前記工場から現場までは、積層式にして
運搬するのでなく、パネル面が垂直に向くように立てて
運搬するのが有利である。すなわち、積層方式である
と、下にくるパネルに上側のパネルの自重が掛かり、ト
ラックが悪路にさしかかったとき等の衝撃でパネルが損
傷するが、立てて運搬するようにすると、パネルが1枚
づつで自立しているため、積層方式による場合のような
トラブルが発生しないようになるからである。しかも、
立てて運搬すると、現場において立て込みをするのに必
要なパネルを即時に取り出せて作業が能率的にもなる。
このような立て付け運搬方式をより効率的に1パツクご
とに行なえるものとして、つぎの運搬具が開発された。
すなわち、ベースフレームと1対のサイドフレームから
なるパックタイプのものがそれである。前記ベースフレ
ームは、パネルの収容空間となる直方体空間の底面を構
成するものであって、外形状が矩形で一方向に長いもの
でなっており、その長手方向にパネルの長手方向が向く
ようにして、前記直方体空間内に同パネルがずれないよ
うに一定の間隔を置いて載せられるようになっている。
前記サイドフレームは、前記直方体空間の対向する側面
を構成するものであって、やはり、外形状が矩形になっ
ており、前記ベースフレームの長手方向の各端部から立
ち上がって互いに向かい合うようになっている。前記運
搬具には、運搬中にパネルが倒れないようにする手段が
必要である。そのためには、両サイドフレームの上端間
に両端固定式の倒れ止めバーをパネルの並列離間する間
隙内に挿入するようにして掛け渡すことが考えられる
が、パネルの両側面は必ずしも一様な平面とは限らない
ため、上記固定式のものであると、建築上必要な突出部
分を備えている場合等にその部分が倒れ止めバーに当た
ることになって、パネルの出し入れに支障を来すことが
ある。そのため、倒れ止めバーを、パネル出し入れの時
に取り外せるように着脱自在に構成することが考えられ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記運搬具は、その全体の寸法が、たとえ
ば、4tトラックの荷台にほぼ納まる程度の広いベース
フレームと、同フレームの対応する辺から立ち上がった
1対のサイドフレームとからなる大容量のものとされて
いることが、4tトラックへの積み込みや積み降ろしに
便利であるが、4tトラックの通れない現場近くの狭小
道路を運ぶにはそのままでは不向きである。
前記事情に鑑みて、この発明の課題とするところは、結
合による組み合わせにより、輸送が安定かつ能率的にな
るようにするとともに、強度面でも優れたものになるよ
うにし、分割により、前記組み合わせ状態では輸送し得
ないような場所でも輸送できるようにすることにある。
さらに、課題とするところは、前記輸送過程において運
搬具を互いに結合する必要がある場合、その結合作業の
立地面が不整地であっても容易に一体化することができ
るようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この発明にかかる面状物体運
搬具は、前記構成の独立した運搬具において、複数の運
搬具同士が、面状物体の並列方向に、互いに分離可能に
結合されるようになっている。
すなわち、運搬具同士を面状物体の並列方向に隣合うよ
うに配置したときに、両運搬具間に渡される結合片と、
同結合片に形成された孔を通じて各運搬具に設けられた
孔に挿通される止付具とにより、運搬具同士が分離可能
に結合されるようになっているのである。
また、前記運搬具の孔と結合片の孔のうち、少なくとも
一方が長孔になっていて、両運搬具間に生じる高さ方向
および水平方向の位置ずれを吸収し得るようになってい
る。
〔作用〕
この発明にかかる運搬具は、単体でも、サイドフレーム
やベースフレーム、倒れ止めバーを備え、独立した運搬
具の構成を全て備えているから、勿論、従来の運搬具と
同じように、運搬具単体で、面状物体の運搬に何ら支障
なく使用できるものである。
このような独立した運搬具同士が、面状物体の並列方向
に結合可能になっていると、複数個の運搬具をまとめて
移動させたり輸送したりする際には、複数個の運搬具を
互いに結合して組み合わせ一体化した状態にしておくこ
とで、単体のものを個別に吊り上げたり降ろしたりしな
くても、一括して移動などの取扱いを行うことができ
る。
厚みが薄くて面積の広い面状物体を運搬する運搬具は、
運搬具自体も、幅が狭くて長さがあり、しかも、背の高
い直方体状をなしている。そのため、単体の運搬具を複
数個、面状物体の並列方向に並べておくだけでは、全て
の運搬具の荷重が、両端の運搬具に対して面方向に加わ
ることになるので、不安定になり倒れ易くなる。また、
運搬具同士は、広い面積で対面しているので、互いの間
に部分的に隙間が生じ易い。そのため、個々の運搬具が
振動を起こし、しかも、振動が運搬具同士の衝突により
増幅されたりして、振動による騒音の発生や面状物体の
損傷を起こす心配がある。
しかし、複数の単体運搬具を一体化させておけば、単体
相互が補強し合うようになるので、面方向に倒れ難くな
り、振動を抑えることもできる。
上記のように、複数個の運搬具を結合して取り扱ってい
るときに、必要になれば、結合された運搬具同士を分割
することにより、前記結合状態では輸送などの取扱いが
困難なところ、たとえば、狭小な道を通してでも、輸送
などの取扱いを容易に行えるようになる。
すなわち、輸送などの取扱い環境に合わせて、運搬具
を、単体で使用することも、複数個を組み合わせた結合
状態で使用することも可能になるのである。しかも、運
搬具同士の結合および分割は、個々の運搬具に面状物体
を収容したままでも行えるので、運搬具の結合分割作業
は簡単かつ迅速に行え、このような作業の際に、面状物
体を損傷する心配もない。
さらに、運搬具同士を面状物体の並列方向に隣合うよう
に配置したときに、両運搬具間に渡される結合片と、同
結合片に形成された孔を通じて各運搬具に設けられた孔
に挿通される止付具とにより、運搬具同士が分離可能に
結合されるようになっており、前記運搬具の孔と結合片
の孔のうち、少なくとも一方が長孔になっていて、両運
搬具間に生じる高さ方向および水平方向の位置ずれを吸
収し得るようになっていると、前記輸送過程において運
搬具を互いに結合する必要がある場合、その結合作業の
立地面が不整地であって運搬具相互に段差が付いたりあ
るいは離れたりするようであっても、長孔がその寸法を
吸収することで、結合作業に支障がなくなる。
このような状況は、具体的には、たとえば、面状物体の
使用現場から、運搬具が個別に小型トラックで回収され
てきて、この小型トラック複数台分の運搬具を、大型ト
ラックに積載し直して運搬しようとする場合に生じる。
すなわち、小型トラックから、一旦、立地面上に荷降ろ
しされた運搬具を、この立地面上で、大型トラックへの
積載取扱いが行い易いように、複数の運搬具を結合一体
化する場合である。この場合、立地面が不整地であれ
ば、運搬具相互に段差が付いたりあるいは離れたりする
可能性があるが、前記した長孔でその寸法分を吸収する
ことができるのである。
〔実施例〕
以下に、この発明を、その実施例をあらわす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかる面状物体運搬具の一実施例
を全体的にみてあらわしている。この運搬具Xは、これ
らの図にみるように、幅がせまく一方向に長い2つの運
搬具x,xをそれぞれ単体として、前記幅方向に分割可
能に結合できるタイプとされている。各運搬具xは、面
状物体の収容空間となる直方体空間の底面を構成するベ
ースフレームAと、前記直方体空間の対向する側面を構
成する2つのサイドフレームB,Bとを備え、同サイド
フレームB,Bが前記ベースフレームAから立ち上がる
ように同ベースフレームAに取付けられている。前記ベ
ースフレームAは、第2図にみるように、短辺部材1,
1と長辺部材2,2を備えている。これらの部材1,
1,2,2には四角な断面形状のパイプが用いられてい
て、上方からみて一方向にのみ長い矩形に枠組みされて
いるとともに、同ベースフレームAの底部には、前記長
辺部材2,2の底面からh程下向きに突出するようにし
て同じく四角なパイプからなる2本の受け部材4,4が
取付けられているとともに、これらの受け部材4,4
は、前記長辺部材2,2に直交して配置されている。前
記ベースフレームAの上面には、前記長辺部材2,2に
両端部を載せ掛けかつ前記短辺部材1に平行になるよう
にして複数本の受体7…が互いに離間して配列されてい
る。各受体7は、第3図にみるように、コの字形の断面
をした長い部材でその両端にストッパー7a,7aが設
けられているとともに、同受体7の底壁には水抜き孔7
b…が開けられている。同受体7の内部長手寸法はLと
されており、これら各受体7には、同受体7に底部一部
が嵌まり込むようにしてそれぞれ2本の底部ブロック
8,8が長い方向に直列に並べて嵌め込まれるようにな
っている。各底部ブロック8は、第4図にみる標準タイ
プのもので発泡樹脂材料からなり、幅が前記受体7の内
幅と同様であるとともに、全長が前記受体7の内寸法L
と同様とされ、その端部突片8a,8a間に溝8b…と
突出部8c…が交互にくるようになっている。前記突片
8a…の同ブロック長手方向に対応する方向の長さはす
べてw1であるとともに、前記溝8b…は、壁パネル5
0の下端取付部50aの幅にほぼ一致する共通溝幅w2
になっており、前記突出部8cの同ブロック長手方向に
対応する幅はw3になっている。第5図にみるものは、
同じく発泡樹脂材料からなるもので、前記壁パネル50
を嵌め込むことのできる溝9b…のほかに、窓用サッシ
ュ外付型の壁パネル51を嵌め込むことのできる溝9
b′を有する特殊な底部ブロック9である。前記溝9
b′は、前記突出部8cの一部を2点鎖線のように切り
除くことで広く形成されたものである。第6図にみるも
のは、前記壁パネル50を嵌めることのできる溝10b
…のほかに、雨戸用サッシュ外付型の壁パネル52をも
一部に嵌め込むことのできる溝10b′を有する特殊な
底部ブロック10である。前記溝10b′は、突出部1
0cの1つを2点鎖線のように切り取ってこれに隣合う
突出部10cの横サイドに接着等により取付けられるこ
とで形成されたより幅の広い溝になったものである。前
記ベースフレームAの4個所の角部外側には、第2図
(a)ないし(e)にみるように、コーナー部材15が配置さ
れ、同コーナー部材15は、板材の折り曲げによりL字
形に形成されたもので、前記各角部のL字状の外側面に
外方から当て付けられて固定されている。これらコーナ
ー部材15…のベースフレームAの幅方向(長手方向に
直交する方向)に対向する板部の各内側面には、上から
みてL字形をした取付ピース16が取付けられている。
同取付ピース16の一方の辺と前記コーナー部材15の
一方の辺は固着されているとともに、同取付ピース16
の他方の辺とコーナー部材15の他方の辺とは互いに離
間して対向するようになっている。これら離間する間に
後述する支柱30が差し込まれるようになっているとと
もに、同支柱30を止めるため、前記取付ピース16と
コーナー部材15の対応する個所には、上下に位置する
ようにボルト通孔が設けられている。これら通孔のうち
下側のものには、前記各サイドフレーム(支柱)Bの両
側下端部を回転し得るように止めるピン17が通されて
いるとともに、上側のものにはボルト18が外側からね
じ込まれている。同ボルト18は、サイドフレームBの
下端内部に溶接により取付けられたナットにねじ込まれ
るようになっている。前記構成は、各サイドフレームB
を第1図のように直立させた状態に固定させるためと、
同サイドフレームBを前記ボルト18の抜かれた状態で
ピン17を中心にして内向きに90度回転させて折り畳
んだ状態にするためのものである。なお、前記取付ピー
ス16はベースフレームAの下面から前記同様にh程突
出するようになっている。前記取付ピース16…間に
は、L字形をした結合バー20と角筒状の第1水平バー
34が上下になるようにして渡架されている。これらの
バー20および34は、それぞれ前記ベースフレームA
の幅方向に伸びているとともに、前記ベースフレームA
の長手方向に対向するようになっている。各第1水平バ
ー34の前記対向する側の面には多数の側部受ピース3
4a…が突出しており、これらのピース34a…は、前
記底部ブロック8,8の各溝8bに嵌め込まれる壁パネ
ル50(あるいは51,52)の立ち上がる側辺下部に
対向し得るよう前記底部ブロック8,8の各溝8bの幅
間中央に同列状にくるように配列されている。これらピ
ース34a…の先端には、前記壁パネル50…を損傷な
く受け止めるようにするため、プラスチック材料でなる
キャップが被せられるようになっている。
前記各サイドフレームBは、第7図(a)ないし(g)に詳し
くみるように、2本の支柱30,30と複数本の第1〜
第3横架バー31〜33および1本の第2水平バー35
を備えている。前記各支柱30は四角なパイプよりな
り、その下端には前記ピン17およびボルト18をそれ
ぞれ通すための横貫通状の通孔36,37が互いに立体
的に交差するよう上下に位置して開けられている。これ
ら支柱30…の各上端には、前記ベースフレームAの幅
方向外側面に位置するように吊掛受具38が突出して取
付けられている。同受具38は、同図(f)にみるよう
に、U字形をしており、その曲がり部分が上向きにくる
ようにして前記各支柱30の内側に取付けられている。
この受具38は、クレーンのフックに掛けられるワイヤ
ーロープやスリング等の吊り掛け手段に引っ掛けられる
もので、各運搬具xの四隅に配置されている。前記第2
水平バー35は、運搬具xの幅方向に向くようにして両
支柱30,30間のほぼ中間高さに配置されており、同
バー35の壁パネル50…側に向く面には、前記第1水
平バー34と同様の側部受ピース35a…がそれぞれ同
列状でかつ同じ突出量のもとに設けられている。この側
部受ピース35a…にも前記同様のキャップが被せられ
るようになっている。前記第1横架バー31は、第1水
平バー34と第2水平バー35間に、また、第2横架バ
ー32は、第2水平バー35のすぐ下方に、第3横架バ
ー33は、支柱30の上端より少し下方にそれぞれ位置
している。これら横架バー31〜33の壁パネル50…
側たる内面と前記支柱30,30の同バー31〜33の
高さに対応する内面には、多数のバー入れ45…が突出
している。これらのバー入れ45…は、小さいコの字形
のピースであって四角形で上下に貫通する孔を有してい
るとともに、前記側部受ピース34a…,35a…間の
中間に位置している。これらのバー入れ45…は、上下
の関係においてすべて同列になるように配列されてい
る。同バー入れ45…の前記長手方向に対向する間の間
隔は、前記壁パネル50の同方向の長さよりも長くなっ
ているとともに、同バー入れ45…の前記幅方向に配列
されたものの間隔は壁パネル50の厚さよりも少し大き
くなっている。これらのバー入れ45…の前記長手方向
に向かい合う両者間には、第8図にみるような倒れ止め
バー46…が上方からの差し込みにより横架されるよう
になっている。各倒れ止めバー46は、長い桟部46a
と、同桟部46aの両端から直角に同じ方向を向いて突
出していて前記長手方向に対向する1対のバー入れ4
5,45に差し込まれる突起46b,46bを備えてい
るとともに、前記桟部46aの両側面には、発泡樹脂材
料からなるパッド47…がビス止めされている。前記倒
れ止めバー46は、第1図においては第1横架バー31
のバー入れ45…のみに差し込まれるようになっている
が、第1〜第3横架バー31〜33…に設けられたバー
入れ45…のいずれにも差し込まれるようになってい
る。同倒れ止めバー46…は、前記支柱30,30の間
を通して縦向きに入れられて前記底部ブロック8の溝8
b…に下端部が嵌め込まれる壁パネル50…の立ち上が
った側面を受け止めて同パネル50…が倒れるのを阻止
するためのものであり、通常は、各壁パネル50が運搬
具x内にセットされたのちに上方から差し込まれるよう
にされる。そして、各壁パネル50の両側面には、前記
倒れ止めバー46,46のパッド47…が弾性変形によ
り緩衝機能をもって当て付けられるようにされる。壁パ
ネル50…を運搬具xから取り出す際には先に倒れ止め
バー46の方が抜かれる。これは、壁パネル50にガラ
リフード等の突出部分があったりする場合にこれらが倒
れ止めバー46に当たらないようにするためである。最
も上位に配置された第3横架バー33には、第1図およ
び第7図にみるように、補助倒れ止め具48…が設けら
れている。各補助倒れ止め具48はロツドをU字形に曲
げて形成されたもので、前記第3横架バー33のバー入
れ45…と同列状になるように同バー33の外側面上部
に配された支持パイプ49…にその基部が支持されるよ
うにしてそれぞれ回転し得るように取付けられている。
各補助倒れ止め具48は、前記回転により、第3横架バ
ー33の外部に垂れ下がった待機状態と、先端の2本の
ロッド48a,48aが第3横架バー33の上面に平行
に沿って運搬具xの内方に向いて水平に突き出した倒れ
止め状態の2つの状態が得られるようになっている。各
補助倒れ止め具48は、隣合う壁パネル50,50間に
入り込むようにして倒れ止め機能をし、すなわち、一方
のロッド48aが隣合う一方の壁パネル50の対向する
側の側面上端に、また、他方のロッド48aは隣合う他
方の壁パネル50の対向する側の側面上端にそれぞれ受
け止め可能に接するようになっている。同補助倒れ止め
具48…を運搬具xの内方に向けて突出させるのは、前
記倒れ止めバー46…を抜き取る前において行なわれ
る。
ところで、両運搬具x,xは、それぞれの幅方向の端部
同志が寄せ合わされるようにして分離可能に結合する構
造はつぎのようになっている。すなわち、前記各支柱3
0と第3横架バー33の交差部外側には、通孔40aを
有する受板40が取付けられているとともに、同受板4
0の背部には裏ナット41が取付けられている。両受板
40,40は、第9図にみるように、結合板(結合片)
42およびボルト(止付具)43,43で結合される。
前記結合板42には縦方向の長孔42aと縦方向の長孔
42bが開けられており、前記ボルト43,43は、こ
れらの長孔42a,42bおよび前記受板40,40の
通孔40a,40aを通して裏ナット41,41にねじ
込まれるようになっている。これにより、運搬具相互に
段差が付いたり少し離れた状態になったりして、前記通
孔40a,40a間に高さのずれや水平方向のずれが生
じても、前記長孔42a,42bの寸法吸収機能によ
り、少しのずれであれば常に、前記ボルト43,43を
長孔42a,42bを通して通孔40a,40aにねじ
込めるようになる。両運搬具x,xの下部は、各コーナ
ー部材15に設けられたボルト孔15a,15aにボル
トを通すことで互いに結合されるようになっている。
なお、前記倒れ止めのための手段は、第10図にみるよ
うに、前記第3横架バー33に上方から嵌まり合うコの
字形の取付台60にロッド61,61が取付けられて、
ボルト62,61により、同取付台60とともに第3横
架バー33に着脱自在とされたものでもよいし、同バー
33に固定された型式のものとしてもよい。また、運搬
具にセットされる壁パネルは5P用(1枚で5モジュー
ル用)あるいは4P用のものが一般的であるが、たとえ
ば、運搬具が5P用である場合、(2P用+3P用)あ
るいは(1P用+4P用)の各直列配置で5Pとされて
収容されるものがある。このように複数枚の壁パネルが
直列に配置されて運搬される場合、これらパネルがその
面方向にずれてガタ付くおそれがある。そのため、第1
1図にみるように、前記倒れ止めバー46…にそれぞれ
跨がるようにされる支持台63と、同台63にL字形に
なるように突出する1対の当て突起64,64からなる
ずれ止め具65を用いて、2枚の壁パネル間に前記当て
突起64,64がくるようにしてボルト66,66で固
定できるようにしてある。このずれ止め具65はボルト
66,66により着脱自在で前記倒れ止めバー46…上
を移動させ得るようになっている。運搬具から壁パネル
50…を取り出すためクレーンの吊り掛け手段に引っ掛
ける場合、横架バー32等を利用して足場を組んで安全
に作業できるようにする。同足場は、前記壁パネル50
を運搬具内に収容する前に同パネル50の上端にラチス
梁等を先組みするような場合にも用いられる。前記運搬
具の分割数は前記実施例に限定されない。前記倒れ止め
バーはサイドフレームに固定型とされていてもよい。
〔発明の効果〕
この発明にかかる面状物体運搬具は、以上のように構成
されているため、運搬具を単体で取扱うか、複数の運搬
具を結合した状態で取り扱うかを、輸送などに使用中で
あっても、使用状況に合わせて、自由に変更することが
できる。
その結果、複数の運搬具をまとめて取扱うことができる
状況では、運搬具同士を結合した状態にしておくことに
より、複数の運搬具をバラバラの状態で取扱うのに比べ
て、取扱い作業性を向上させ、運搬具全体の安定性を高
め、振動の発生を防止し、面状物体の保護性能を良好に
することができる。
また、複数の運搬具を結合した状態では、運搬具全体が
嵩が大きくなり過ぎて、取扱いが困難になったりする場
合には、運搬具同士の結合を解除して、単体に分離され
た状態で運搬具を取扱うことにより、狭い場所などで
も、何ら支障なく、運搬具を取扱うことが可能になる。
さらに、運搬具同士を結合する止付具が挿通される運搬
具の孔と結合片の孔のうち、少なくとも一方が長孔にな
っていて、両運搬具間に生じる高さ方向および水平方向
の位置ずれを吸収し得るようになっているので、前記輸
送過程において、単体で取り扱っていた運搬具を、互い
に結合する必要が生じた場合、その結合作業の立地面が
不整地であっても、何ら支障なく、運搬具同士を結合一
体化させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる面状物体運搬具の一実施例を
運搬具が分離された状態であらわす全体斜視図、第2図
はベースフレームをあらわし、同図(a)はその平面図、
同図(b)はその正面図、同図(c)は同図(a)の右側面図、
同図(d)は同図(b)のH方向からみた矢視図、同図(e)は
同(b)のV方向からみた矢視図、第3図は受体をあらわ
し、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図
(c)は同図(a)の右側面図、第4図は底部ブロックをあら
わし、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図、第
5図は窓用サッシュ外付型の壁パネルをも嵌め込むこと
のできる特殊な底部ブロックをあらわし、同図(a)はそ
の正面図、同図(b)はその側面図、第6図は雨戸用サッ
シュ外付型の壁パネルをも嵌め込むことのできる特殊ブ
ロックをあらわし、同図(a)はその正面図、同図(b)はそ
の側面図、第7図はサイドフレームの詳細をあらわし、
同図(a)はその正面図、同図(b)はその左側面図、同図
(c)は同図(a)の右側面図、同図(d)は同図(a)の底面図、
同図(e)は倒れ止めバーが待機した状態をあらわした正
面図、同図(f)は同図(a)のC部拡大図、同図(g)は同図
(f)の右側面図、第8図は倒れ止めバーをあらわし、同
図(a)はその正面図、同図(b)はその底面図、同図(c)は
同図(a)の右側面図、第9図は両運搬具の上部が結合さ
れる構造をあらわした正面図、第10図は他の補助倒れ
止め具をあらわす斜視図、第11図はずれ止め具をあら
わす斜視図である。 X,x,x…運搬具 A…ベースフレーム B…サイド
フレーム 46…倒れ止めバー 40a,42a…通孔
および長孔(孔) 42…結合板(結合片) 43…ボ
ルト(止付具)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面状物体の収容空間となる直方体空間の底
    面を構成するベースフレームと、前記直方体空間の対向
    する側面を構成する2つのサイドフレームとを備え、同
    サイドフレームが前記ベースフレームから立ち上がるよ
    うに同ベースフレームに取付けられていて、それぞれの
    面を前記直方体空間の底面と対向2側面に直交させるよ
    うにして同直方体空間内に並列に離間して立てられた複
    数枚の面状物体が、互いの間に挿入されるようにして前
    記両サイドフレーム間に掛け渡された倒れ止めバーによ
    って支えられるようになっている運搬具であって、運搬
    具同士を面状物体の並列方向に隣合うように配置したと
    きに、両運搬具間に渡される結合片と、同結合片に形成
    された孔を通じて各運搬具に設けられた孔に挿通される
    止付具とにより、運搬具同士が分離可能に結合されるよ
    うになっており、前記運搬具の孔と結合片の孔のうち、
    少なくとも一方が長孔になっていて、両運搬具間に生じ
    る高さ方向および水平方向の位置ずれを吸収し得るよう
    になっていることを特徴とする面状物体運搬具。
JP63288213A 1988-11-15 1988-11-15 面状物体運搬具 Expired - Lifetime JPH06543B2 (ja)

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