JPH11115978A - 板状製品のための搬送用ラック - Google Patents

板状製品のための搬送用ラック

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JPH11115978A
JPH11115978A JP29771297A JP29771297A JPH11115978A JP H11115978 A JPH11115978 A JP H11115978A JP 29771297 A JP29771297 A JP 29771297A JP 29771297 A JP29771297 A JP 29771297A JP H11115978 A JPH11115978 A JP H11115978A
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JP29771297A
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Masahide Oshiro
正秀 大城
Sunao Sugaya
直 菅谷
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SOUWA KOJI KK
TOKYO GIJUTSU KIKAKU KK
Original Assignee
SOUWA KOJI KK
TOKYO GIJUTSU KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスのような板状製品に格別に厳重な梱包
を施すことなく、複数の製品を一括的に容易かつ安全に
取り扱うことのできる搬送用ラックを提供する。 【解決手段】 複数の板状製品11を収容する空間を規
定するための全体に箱形の枠体12を備える搬送用ラッ
ク10。枠体12には、板状製品11をそれぞれ立てた
状態で相互に間隔をおいて保持するための支持手段13
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状ガラス製品の
ような多数の板状製品を個々に梱包することなく安全か
つ容易に搬送することができる搬送用ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の大型板ガラスのような板状
ガラス製品を破損することなく、またこれに損傷を与え
ることなく、安全に搬送するには、個々の板ガラス製品
を例えばエアパッキングシートおよび発泡スチロールの
ような梱包材料で厳重に梱包した後、これを個々に木枠
に収容する必要があった。特に、突起部が設けられた板
状製品では、その梱包がより複雑かつ厳重となり、より
多くの梱包材料が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、このような
板状製品を厳重に梱包するための煩雑な梱包作業、搬送
途中での製品の破損の有無の検査および取り出し作業に
手間取るばかりでなく、梱包材料により大型化した個々
の荷物が、さらに木枠により大型化することから、この
大型化した荷物の搬送時の取扱いは容易ではなかった。
また、多量の梱包材料が使捨てで使用されることから、
多量の廃棄物の処理問題が生じた。
【0004】そこで、本発明の目的は、例えばガラスの
ような板状製品の個々に格別に厳重な梱包を施すことな
く、これら複数枚の製品を一括的に容易かつ安全に取り
扱うことのできる、板状製品のための搬送用ラックを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明は、複数の板状製品を収容する空間を規
定するための全体に箱形の枠体を備える搬送用ラックで
あって、前記枠体に、前記板状製品をそれぞれ立てた状
態で相互に間隔をおいて保持するための支持手段を設け
たことを特徴とする。
【0006】〈作用〉本発明に係る前記ラックでは、そ
の枠体に設けられた前記支持手段が、前記板状製品を立
てた状態で、これらが相互に間隔をおくように、確実に
保持する。従って、前記支持手段に保持された前記板状
製品に、たとえ搬送中等に強い上下方向の振動が作用し
ても、この振動が板状製品の板厚方向へ作用することは
なく、この振動力が板状製品に実質的な撓みを与えるこ
とはなく、板状製品の過度の撓みによる破損あるいは損
傷を防止することができる。また、前記支持手段は、板
状製品を拘束することにより、隣接する板状製品間の相
互の干渉を招く過剰な運動を防止することから、各板状
製品に格別に厳重な梱包を施すこと無く、これら複数の
板状製品の当接による損傷を防止することができ、多数
の板状製品を一括的に安全かつ容易に取り扱うことが可
能となる。
【0007】ラックの前記枠体の縦、横、または高さ方
向の少なくとも一つの方向における長さ寸法を調整可能
とすることにより、板状製品の寸法に応じた汎用性を前
記ラックに与えることができる。また、長さ寸法の調整
によって前記枠体を縮小させることにより、不使用時の
ラックの保管スペースの低減を図ることができる。
【0008】前記枠体は分解可能とすることができ、例
えば該枠体の一部を取り外し可能とすることにより、前
記ラックへの板状製品の出し入れを容易とすることがで
きる。
【0009】前記支持手段により、前記枠体の内方で、
前記板状製品をその上下方向の両側から支持することが
でき、あるいは、前記板状製品をその横方向の両側から
支持することができる。
【0010】ラックの支持手段は、保持部材と、該保持
部材に配列される支持具と、前記保持部材を前記枠体に
取り外し可能に結合する固定手段とで構成することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例の構成〉図1は、本発明に係る搬送用ラックを
概略的に示す斜視図である。本発明に係る搬送用ラック
10は、例えば透明なガラス板のような板状製品11の
搬送に使用され、複数の板状製品11を収容する空間を
規定するための全体に長方体形状を呈する箱形の枠体1
2と、該枠体に設けられ、複数の板状製品11を立てた
状態で相互に間隔をおいて保持するための支持手段13
(13a,13a,13b,13c)とを含む。
【0012】枠体12は、角材で構成されており、四本
の柱部材14と、四本の横梁部材15(15a,15
a,15b,15b)と、二本の縦梁部材16と、四本
の床梁部材17(17a,17a,17b,17b)と
を備える。それらの部材14、15、16及び17を箱
型に組み立てるために、図1に示す例では、第1の連結
金具18(18a,18b)及び第2の連結金具19
が、使用されている。
【0013】第1の連結金具18は、図2(a)に示さ
れているように、四つの正立方体形状を呈する第1ない
し第4の連結部20、21、22及び23を備え、それ
らの連結部20、21、22及び23が直線状に連続し
て形成されることから、全体に長方体形状を有する。連
結部20、21、22及び23の各間には、第1ないし
第3の仕切り24、25及び26がそれぞれ設けられて
いる。該各仕切り24、25及び26により、連結部2
0、21、22及び23が区画されている。
【0014】連結金具18の一端に位置する第1の連結
部20は、第1の仕切り24を底面とする上端開放の受
入れ穴27を有する。この連結部20の周面には、後述
する木ねじのための複数の挿通孔28が設けられてい
る。連結金具18の他端に位置する第4の連結部23
は、第3の仕切り26を頂面とする下端開放の受入れ穴
29を有する。この連結部23の周面には、前記したと
同様な木ねじのための複数の挿通孔28が設けられてい
る。
【0015】連結部20及び23間には、前記した第2
の連結部21及び第3の連結部22が設けられている。
第2の連結部21は、第1の連結部20の下方に連続的
に設けられ、第1の仕切り24および第2の仕切り25
からなる頂面及び底面を有する。これらの頂面(24)
及び底面(25)は、その両側面30及び31と共に、
横方向に開放する貫通孔32を規定する。この貫通孔3
2は、横梁部材15を受入れ可能である。第2の連結部
21の対向する両側面30及び31には、前記したと同
様な木ねじのための挿通孔28がそれぞれ設けられてい
る。
【0016】第2の連結部21と第4の連結部23との
間には、第3の連結部22が設けられている。第3の連
結部22は、仕切り25及び仕切り26からなる頂面及
び底面を有する。該頂面(25)及び底面(26)は、
その両側面33及び34と共に、横方向に、しかも第2
の連結部21の貫通孔32と直角な方向に開放する貫通
孔35を規定する。この貫通孔35は、縦梁部材16及
び床梁部材17aを受入れ可能である。第3の連結部2
2の対向する両側面33及び34には、第2の連続部2
1と同様に、木ねじのための挿通孔28がそれぞれ設け
られている。
【0017】第2の連結金具19は、図2(b)に示さ
れているように、正方体形状を呈する連結部36を備え
る。該連結部には、その底面37、対向する両側面3
8、39及び頂面40により、横方向の貫通孔41を規
定する。該貫通孔は、床梁部材17bを受入れ可能であ
る。連結部36の対向する両側面38、39には、前記
したと同様な木ねじのための挿通孔28がそれぞれ設け
られている。
【0018】第2の連結金具19には、連結部36の貫
通孔41の両開口縁部から互いに対向し且つ下方に伸長
する正方形状の一対のフランジ42,43が設けられて
いる。両フランジ42及び43は、その間に横梁部材1
5b、15bを取り外し可能に受け入れる。この両フラ
ンジ42及び43には、前記したと同様な木ねじのため
の挿通孔28がそれぞれ設けられている。
【0019】図1に示す例では、前記したような第1の
連結金具18及び第2の連結金具19及びそれらの各挿
通孔28を通る従来よく知られているような木ねじ(図
示せず)を用いて、各部材14、15、16及び17が
箱形に組み立てられ、これにより、枠体12が形成され
ている。
【0020】即ち、形成された枠体12の八つの隅に、
第1の連結金具18(18a,18b)が配置されてお
り、下方に配置される四つの第1の連結金具18bは、
上方に配置される四つの第1の連結金具18aに対し、
それぞれ対称的に配置されている。
【0021】第1の連結金具18の横方向の貫通孔32
には、各横梁部材15(15a,15b)が挿通してい
る。貫通孔32と直角な縦方向の貫通孔35には、各縦
梁部材16及び床梁部材17aが挿通している。これに
より、横梁部材15a及び15bは、縦梁部材16及び
床梁部材17aと、それぞれ相互に直角な関係にある。
【0022】また、両横梁部材15bのそれぞれには、
二つの第2の連結金具19が横梁部材15bの長手方向
へ互いに間隔をおいて配置されている。第2の連結金具
19の貫通孔41には、床梁部材17bが受け入れられ
ており、一対のフランジ42、43間には、横梁部材1
5bが受け入れられている。これにより、二本の床梁部
材17bは、互いに平行に且つ横梁部材15と直角に配
置され、第2の連結金具19を介して、横梁部材15に
結合される。
【0023】枠体12の上下の各四隅に配置された第1
の連結金具18の受入れ穴29には、各柱部材14の端
部が、それぞれ受け入れられている。これにより、高さ
方向に伸びる柱部材14、横方向に伸びる横梁部材15
及び縦方向に伸びる縦梁部材16及び床梁部材17は、
前記したように、全体に箱形の枠体12を構成する。
【0024】枠体12によれば、各部材14、15、1
6及び17が各貫通孔32、35及び41を通り、それ
らの各連結金具18、19に対する相対位置を調整可能
であることから、枠体12の内方空間における横、縦方
向における各長さ寸法を、所望の寸法に合わせて調整す
ることができる。また、所望寸法位置で前記した各挿通
孔28を通る木ねじを締め付けることにより、各部材1
4、15、16及び17を固定することができる。ま
た、枠体12の高さ寸法は、長さ寸法の異なる柱部材1
4を選択的に適用することにより、可変とすることがで
きる。枠体12は、木ねじを用いて組み立てられている
ことから、木ねじの取り外しにより、分解することがで
きる。
【0025】枠体12には、図1に示されているよう
に、複数の板状製品11を保持するための支持手段13
(13a,13a,13b,13c)が設けられてい
る。支持手段13cは、図示の例では、板状の床部材か
らなる保持部材44と、該保持部材の上面に縦方向に沿
って所定の間隔をおいて三列に配列される支持具45と
を備える。支持具45の配列数は必要に応じて増減する
ことができる。支持手段13cは、その保持部材44が
床梁部材17上に配置されることにより、枠体12によ
り規定される内方空間の下部側に配置される。床梁部材
17a,17bを支持具45のための保持部材とし、こ
の床梁部材17a,17b上に支持具45を直接的に設
置することができる。
【0026】支持手段13a及び13bのそれぞれは、
角材からなる保持部材46(46a,46b)と、該保
持部材に固定される支持具45と、保持部材46を枠体
12に取り外し可能に配置するための締結具47とを備
える。支持手段13a及び13bは、その保持部材46
の両端で、外柱49または間柱48に取り外し可能に結
合され、これにより、枠体12により規定される前記内
方空間の上部側に枠体12に取り外し可能に配置され
る。支持手段13(13a,13a,13b,13c)
に用いられている支持具45は、横断面が凹字形状を呈
する例えば金属材料で形成されており、例えば接着剤あ
るいは木ねじで、保持部材44あるいは46に固定され
る。支持具45の内側に薄いクッション材を付けること
ができる。
【0027】枠体12内に収容される板状製品11をそ
の両側方から保持すべく両支持手段13aに設けられる
支持具45は、両保持部材46aの互いに対向する内面
に、保持部材44上の支持具45に対応して、縦方向に
相互に間隔をおいて配列されている。枠体12内に収容
される板状製品11をその上下の両側から保持すべく支
持手段13bに設けられる支持具45は、保持部材46
bの、保持部材44に対向する下面に、保持部材46b
の下方に配列された保持部材44上の支持具45に対応
して、縦方向に相互に間隔をおいて配列されている。
【0028】保持部材46を枠体12に取り付けるため
に、一対のブラケット50を備える締結具47が適用さ
れている。各ブラケット50の一半には、図2(c)に
示されているように、ボルトナット組立体(図示せず)
のボルトの挿通を許す両固定孔51aが設けられてい
る。各ブラケット50の他半には、締め付け孔51bが
設けられている。
【0029】このような締結具47を用いて、例えば外
柱49の一端を横梁部材15aに結合する。この場合、
一対のブラケット50は、その一半で、外柱49の両側
を覆うように、固定孔51aを貫通するボルト及び該ボ
ルトに螺合するナットからなるボルトナット組立体を介
して、外柱49に固定される。ボルトナット組立体のボ
ルトはブラケット50の前方を一半に溶接等により予め
固定しておくことができる。
【0030】また、一対のブラケット50は、その他半
が横梁部材15aの両側面に沿って伸び、該横梁部材1
5aの上面を越えて突出する。ブラケット50の他半に
設けられ、横梁部材15aの上面より上方に位置する締
め付け孔51bを貫通するボルト及び該ボルトに螺合す
るナットからなるボルトナット組立体は、この一対のブ
ラケット50を介して、横梁部材15aを締め付けて、
外柱49の一端を横梁部材15aに結合する。同様に、
一対のブラケット50及びボルトナット組立体からなる
締結具47を用いて、外柱49の他端を横梁部材15b
に結合することができ、これにより、外柱49が、両横
梁部材15a、15bに結合される。
【0031】前記したと同様に、締結具47を用いて、
横梁部材15bを間柱48に結合することができ、支持
手段13b及び両支持手段13aを、間柱48または外
柱49に結合することができる。これにより、支持手段
13を枠体12に組み付けることができる。
【0032】各支持手段13a及び13bの保持部材4
6は、締め付け孔51bに適用されたボルトナット組立
体の締め付けを緩めることにより、間柱48あるいは外
柱49の長手方向に沿って移動可能であり、また、間柱
48あるいは外柱49を介して、横梁部材15の長手方
向に沿って移動可能である。このことから、横方向の両
側に配置される両支持手段13aと、高さ方向の上下の
両側に配置される支持手段13b及び13cとの固定位
置を、板状製品11の横方向寸法及び高さ寸法に合わせ
て変えることができる。
【0033】板状製品11の大きさに合わせて適正位置
に調整された支持手段13a及び支持手段13bの各支
持具45は、支持手段13cの支持具45と共同して、
板状製品11を、その上下の両側及び横方向の両側で拘
束する。この支持具45の拘束作用により、板状製品1
1は、立てられた状態で保持され、これにより、板状製
品11間の相互の当接による干渉が確実に防止される。
【0034】さらに、図1に示す例では、枠体12の両
側には、横梁部材15a及び15bの端部を連結する二
本の鋼線からなる補強のための筋交い52(図1には枠
体12の両側に配置される一方のみを示す)が、互いに
交差して配置されている。筋交い52の端部は、横梁部
材15に挿入される第三の連結金具53に接続されてい
る。
【0035】第三の連結金具53には、図2(d)に示
されているように、筋交い52との接続のために、筋交
い52の端部に設けられたフックを受ける受け孔54が
設けられている。この受け孔54と筋交い52の前記フ
ックとの係止により、筋交い52が、横梁部材15に連
結される。
【0036】図1に示す搬送用ラック10では、連結角
材55及びキャスター56が適用されている。複数の搬
送用ラック10を積み重ねるとき、上下の搬送用ラック
10間に連結角材55を適用することにより、安定した
状態で搬送用ラック10を積み重ねることができる。こ
の連結角材55は、下段の枠体12の上方の四つの隅に
設けられている第1の連結金具18の受入れ穴27に、
該受入れ穴27から上端を突出するように、それぞれ嵌
め込まれる。連結角材55の突出部分は、上段の枠体1
2の下方の四つの隅に設けられている第1の連結金具1
8の受入れ穴27に、それぞれ受け入れられる。これに
より、搬送用ラック10を安定して多段に積み重ねるこ
とができる。また、搬送用ラック10の下方の第1の連
結金具18の受入れ穴27に、キャスター56を挿入し
て使用することができる。
【0037】本発明に係る搬送用ラック10では、支持
手段13は、その支持具45により、板状製品11を立
てた状態で、これらが相互に間隔をおくように、確実に
保持する。立てた状態で保持される板状製品11に、上
下方向への強い振動力が作用しても、板状製品11に破
損を招く程に過度の撓みが生じることはない。また、複
数の板状製品11が支持具45により相互に間隔を保持
されて収容されていることから、板状製品11間の相互
干渉が、確実に防止される。
【0038】これにより、支持手段13で保持された各
板状製品11に従来のような厳重な梱包を施すこと無
く、複数の板状製品11を一括的に安全かつ容易に取り
扱うことができる。従って、本発明に係る搬送用ラック
10によれば、板状製品11を搬送するための、従来の
ような厳重な梱包作業および煩雑なその解除作業も不要
となることから、搬送作業の効率化を図ることができ
る。
【0039】本発明に係る搬送用ラック10からあるい
はこれへの板状製品11の出し入れは、枠体12の一部
を分解することにより、容易に行うことができる。図3
に示されている例では、枠体12の正面に位置する一本
の横梁部材15a、一方の側面に位置する一本の縦梁部
材16及び支持手段13等が、取り外されている。図3
では、図面の簡素化のために、支持具45が省略されて
いる。
【0040】板状製品11の出し入れのために枠体12
を部分的に分解するとき、枠体12の他方の側面に位置
する一本の支持具45が設けられている支持手段13a
を残すことが望ましい。残された支持手段13aの支持
具45と、床部材44上の支持具45との共同により、
板状製品11を、その下部及び一側部で挟持することが
できる。従って、出し入れのための枠体12の分解時に
も、板状製品11を立った状態で保持することができ
る。これにより、板状製品11の出し入れを一層容易に
行うことができ、また、搬送用ラック10の再組立てに
より、枠体12内の複数の板状製品11を確実に保持す
ることができる。
【0041】さらに、枠体12の正面部分及び一側の側
面部分を前記したように分解することに代えて、枠体1
2を部分的に分解することなく、枠体12の一側に配置
された両筋交い52及び支持手段13aのみを取り外す
ことにより、板状製品11を、その一側から出し入れす
ることができる。
【0042】前記金属材料から成る支持具45に代え
て、図4に示されているように、支持手段13bに、板
状製品11の縁部形状に沿って変形可能なスポンジ材料
からなる支持具57を適用することができる。
【0043】また、各支持手段13a及び支持手段13
cに、プラスチック、ゴムのような弾性部材および発泡
スチロール等で形成されたブロックからなる支持具58
を適用することができる。支持具58は、間隔をおい
て、保持部材46aあるいは44上に整列して配置され
る。支持具58間の寸法は、収容されるべき板状製品1
1の厚さ寸法に適合すべく設定される。従って、板状製
品11の厚さ寸法に応じて、例えば取り外し可能な木ね
じあるいはボルトナット組立体のような固定手段で、相
互の間隔が異なる複数の支持具58が設けられた保持部
材44あるいは46を、取り替え可能とすることが望ま
しい。
【0044】前記したところでは、本発明を大型板ガラ
スのための搬送用ラックについて説明したが、これに限
らず、本発明を太陽電池パネルあるいはその他の壊れや
すい板状製品の搬送用ラックに適用することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る搬送用ラックでは、前記し
たように、その枠体に設けられた支持手段が、板状製品
を立てた状態で、これらが相互に間隔をおくように、確
実に保持することから、上下方向への強い振動力による
板状製品の過度の撓みによる破損あるいは損傷を防止す
ることができると共に、板状製品間の相互干渉による破
損あるいは損傷を防止することができ、これにより、各
板状製品に格別に厳重な梱包を施すこと無く、これら複
数の板状製品を一括的に安全かつ容易に取り扱うことが
できる。
【0046】従って、本発明によれば、煩雑な梱包作業
を行うことなく、あるいは必要に応じて簡易梱包を施す
のみで、板状ガラス製品のような複数の板状製品を一括
的に安全かつ容易に搬送することが可能となり、厳重な
梱包作業および煩雑なその解除作業も不要となることか
ら、搬送作業の効率化を図ることが可能となり、また多
量の梱包材料の廃棄問題を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送用ラックを示す斜視図であ
る。
【図2】搬送用ラックに使用された連結金具及び締結具
を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る搬送用ラックの部分的に分解した
状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る搬送用ラックの支持手段の支持具
の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 搬送用ラック 11 板状製品 12 枠体 13(13a、13b、13c) 支持手段 14 柱部材 15(15a、15b) 横梁部材 16 縦梁部材 17(17a、17b) 床梁部材 18 第1の連結金具 19 第2の連結金具 44、46(46a、46b) 保持部材 45、57、58 支持具 47 締結具 48 間柱 49 外柱 52 筋交い 53 第三の連結金具 55 連結角材 56 キャスター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板状製品を収容する空間を規定す
    るための全体に箱形の枠体を備える搬送用ラックであっ
    て、前記枠体には、前記板状製品をそれぞれ立てた状態
    で相互に間隔をおいて保持するための支持手段が設けら
    れていることを特徴とする、板状製品のための搬送用ラ
    ック。
  2. 【請求項2】 前記枠体の縦、横、または高さ方向の少
    なくとも一つの方向における長さ寸法が調整可能である
    請求項1に記載の搬送用ラック。
  3. 【請求項3】 前記枠体は分解可能である請求項1に記
    載の搬送用ラック。
  4. 【請求項4】 前記支持手段は、前記枠体の内方で前記
    板状製品をその上下方向両側から支持することを特徴と
    する請求項1に記載の搬送用ラック。
  5. 【請求項5】 前記支持手段は、前記枠体の内方で前記
    板状製品を横方向両側から支持することを特徴とする請
    求項1に記載の搬送用ラック。
  6. 【請求項6】 前記支持手段は、保持部材と、該保持部
    材に配列される支持具と、前記保持部材を前記枠体に取
    り外し可能に結合する固定手段とを備えることを特徴と
    する請求項1に記載の搬送用ラック。
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