JP2540663Y2 - 梱包枠 - Google Patents
梱包枠Info
- Publication number
- JP2540663Y2 JP2540663Y2 JP10357291U JP10357291U JP2540663Y2 JP 2540663 Y2 JP2540663 Y2 JP 2540663Y2 JP 10357291 U JP10357291 U JP 10357291U JP 10357291 U JP10357291 U JP 10357291U JP 2540663 Y2 JP2540663 Y2 JP 2540663Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- work
- upper support
- lower support
- support beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車のサイド
パネルのような開口部を有する複数の板状ワークを、そ
れらが相互に接触しないように垂直姿勢で横方向に並置
して梱包するための梱包枠に関する。
パネルのような開口部を有する複数の板状ワークを、そ
れらが相互に接触しないように垂直姿勢で横方向に並置
して梱包するための梱包枠に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のサイドパネルのような比較的寸
法が大きく且つ傷付き易いワークをコンテナで運搬する
には、そのサイドパネルを梱包手段を用いて傷付かない
ように梱包した状態でコンテナに搭載する必要がある。
法が大きく且つ傷付き易いワークをコンテナで運搬する
には、そのサイドパネルを梱包手段を用いて傷付かない
ように梱包した状態でコンテナに搭載する必要がある。
【０００３】かかる目的に使用されている従来の梱包手
段は、表面に補強リブを有する鋼板を直方体の箱状に形
成したもので、その内部にはワークを相互に接触しない
ように支持するための多数のワーク支持部が設けられて
いる。
段は、表面に補強リブを有する鋼板を直方体の箱状に形
成したもので、その内部にはワークを相互に接触しない
ように支持するための多数のワーク支持部が設けられて
いる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
鋼板製の梱包手段は、その重量および寸法が極めて大き
いために運搬や保管等の取り扱いに不便であり、しかも
その製造コストが嵩むという問題がある。
鋼板製の梱包手段は、その重量および寸法が極めて大き
いために運搬や保管等の取り扱いに不便であり、しかも
その製造コストが嵩むという問題がある。
【０００５】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、重量が軽く且つ分解可能であり、しかも安価に製造
可能な梱包手段を提供することを目的とする。
で、重量が軽く且つ分解可能であり、しかも安価に製造
可能な梱包手段を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、開口部を有する複数の板状ワークを相互
に接触しないように垂直姿勢で横方向に並置して梱包す
るための梱包枠であって、縦方向に延びる複数本の枠部
材と横方向に延びる複数本の枠部材とを格子状に結合
し、前記縦方向に延びる複数本の枠部材の中央部に、相
互に所定の間隔を有して横方向に延びる２本の下部支持
ビームを結合して成るベースフレームと、前記２本の下
部支持ビームの中央部に両下端が着脱自在に支持され、
その上部に前記２本の下部支持ビームの上方に平行に延
びる２本の上部支持ビームを結合して成る中央門型フレ
ームと、前記２本の下部支持ビームの両端部近傍に両下
端が着脱自在に支持され、その上部に前記２本の上部支
持ビームの両端部が着脱自在に結合される一対の側部門
型フレームと、これら一対の側部門型フレームと前記ベ
ースフレーム間に張設される張力部材と、前記下部支持
ビームと上部支持ビームに設けられ、前記ワークの下縁
と該ワークの開口部の上縁とをそれぞれ支持するワーク
支持部材と、を備えて成ることを第１の特徴とする。
に、本考案は、開口部を有する複数の板状ワークを相互
に接触しないように垂直姿勢で横方向に並置して梱包す
るための梱包枠であって、縦方向に延びる複数本の枠部
材と横方向に延びる複数本の枠部材とを格子状に結合
し、前記縦方向に延びる複数本の枠部材の中央部に、相
互に所定の間隔を有して横方向に延びる２本の下部支持
ビームを結合して成るベースフレームと、前記２本の下
部支持ビームの中央部に両下端が着脱自在に支持され、
その上部に前記２本の下部支持ビームの上方に平行に延
びる２本の上部支持ビームを結合して成る中央門型フレ
ームと、前記２本の下部支持ビームの両端部近傍に両下
端が着脱自在に支持され、その上部に前記２本の上部支
持ビームの両端部が着脱自在に結合される一対の側部門
型フレームと、これら一対の側部門型フレームと前記ベ
ースフレーム間に張設される張力部材と、前記下部支持
ビームと上部支持ビームに設けられ、前記ワークの下縁
と該ワークの開口部の上縁とをそれぞれ支持するワーク
支持部材と、を備えて成ることを第１の特徴とする。
【０００７】また本考案は前述の第１の特徴に加えて、
前記ワーク支持部材を弾性変形可能な緩衝材で形成した
ことを第２の特徴とする。
前記ワーク支持部材を弾性変形可能な緩衝材で形成した
ことを第２の特徴とする。
【０００８】また本考案は前述の第１の特徴に加えて、
前記ワーク支持部材にワークに係合して該ワークを保持
する階段状の切欠き部を設けたことを第３の特徴とす
る。
前記ワーク支持部材にワークに係合して該ワークを保持
する階段状の切欠き部を設けたことを第３の特徴とす
る。
【０００９】また本考案は前述の第１の特徴に加えて、
前記上部支持ビームの両端部と側部門型フレームとが、
上下方向に配設されたボルトで結合されることを第４の
特徴とする。
前記上部支持ビームの両端部と側部門型フレームとが、
上下方向に配設されたボルトで結合されることを第４の
特徴とする。
【００１０】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
する。
【００１１】図１〜図９は本考案の一実施例を示すもの
で、図１はその梱包枠の全体斜視図、図２は同じく分解
斜視図、図３および図４は支持ブロックの拡大図、図５
はベースフレームと門型フレームの結合部の拡大斜視
図、図６は門型フレームと上部支持ビームの結合部の拡
大斜視図、図７〜図９は作用の説明図である。
で、図１はその梱包枠の全体斜視図、図２は同じく分解
斜視図、図３および図４は支持ブロックの拡大図、図５
はベースフレームと門型フレームの結合部の拡大斜視
図、図６は門型フレームと上部支持ビームの結合部の拡
大斜視図、図７〜図９は作用の説明図である。
【００１２】図１および図２に示すように、梱包枠Ｐは
金属製の角パイプを主材料として構成されるもので、そ
の下部に格子状のベースフレーム１を備える。ベースフ
レーム１は、縦方向に配設される４本の縦枠部材２の両
端部の上面に横方向に延びる２本の横枠部材３を溶着
し、前記４本の縦枠部材２の長手方向中間部の上面に２
本の下部支持ビーム４の両端部を前記横枠部材３と平行
に溶着して成る。この梱包枠Ｐを床面に置いた時、ベー
スフレーム１の縦枠部材２が床面に支持され、横枠部材
３と下部支持ビーム４は床面から僅かに離間する。した
がって、フォークリフトのフォークを前記横枠部材３お
よび下部支持ビーム４と床面との間に挿入することによ
り、梱包枠Ｐを容易に運搬することができる。
金属製の角パイプを主材料として構成されるもので、そ
の下部に格子状のベースフレーム１を備える。ベースフ
レーム１は、縦方向に配設される４本の縦枠部材２の両
端部の上面に横方向に延びる２本の横枠部材３を溶着
し、前記４本の縦枠部材２の長手方向中間部の上面に２
本の下部支持ビーム４の両端部を前記横枠部材３と平行
に溶着して成る。この梱包枠Ｐを床面に置いた時、ベー
スフレーム１の縦枠部材２が床面に支持され、横枠部材
３と下部支持ビーム４は床面から僅かに離間する。した
がって、フォークリフトのフォークを前記横枠部材３お
よび下部支持ビーム４と床面との間に挿入することによ
り、梱包枠Ｐを容易に運搬することができる。
【００１３】２本の下部支持ビーム４の長手方向中間部
には、３本の角パイプをコ字状に溶接して成る中央門型
フレーム５が着脱自在に立設される。中央門型フレーム
５の上部には２本の上部支持フレーム６の中央部が水平
に溶着され、その中央門型フレーム５をベースフレーム
１に立設した時、前記２本の上部支持ビームは２本の下
部支持ビーム４の上方に平行に配設される。
には、３本の角パイプをコ字状に溶接して成る中央門型
フレーム５が着脱自在に立設される。中央門型フレーム
５の上部には２本の上部支持フレーム６の中央部が水平
に溶着され、その中央門型フレーム５をベースフレーム
１に立設した時、前記２本の上部支持ビームは２本の下
部支持ビーム４の上方に平行に配設される。
【００１４】２本の下部支持ビーム４の長手方向両端部
近傍には、３本の角パイプをコ字状に溶接して成る一対
の側部門型フレーム７が着脱自在に立設され、その側部
門型フレーム７には前記２本の上部支持ビーム６の両端
部が着脱自在に連結される。各側部門型フレーム７の上
端部とベースフレーム１の隅部にはそれぞれフック８，
９が溶着され、側部門型フレーム７のフック８とベース
フレーム１のフック９がターンバックル１０を有するロ
ッド１１で連結される。
近傍には、３本の角パイプをコ字状に溶接して成る一対
の側部門型フレーム７が着脱自在に立設され、その側部
門型フレーム７には前記２本の上部支持ビーム６の両端
部が着脱自在に連結される。各側部門型フレーム７の上
端部とベースフレーム１の隅部にはそれぞれフック８，
９が溶着され、側部門型フレーム７のフック８とベース
フレーム１のフック９がターンバックル１０を有するロ
ッド１１で連結される。
【００１５】図３を併せて参照すると明らかなように、
２本の下部支持ビーム４には複数個の発泡スチロール製
の下部支持ブロック１２が、その下面に凹設した溝１２
1 を嵌合させることにより固定される。下部支持ブロッ
ク１２は、中央門型フレーム５を挟んでその両側に各１
０個ずつ対称的に装着される。下部支持ブロック１２の
上面には階段状に傾斜した４個の切欠き部１２2 が形成
され、各切欠き部１２2 に梱包すべきワークである自動
車の左右のサイドパネルＷL ，ＷR の下縁を嵌合させて
支持するようになっている。
２本の下部支持ビーム４には複数個の発泡スチロール製
の下部支持ブロック１２が、その下面に凹設した溝１２
1 を嵌合させることにより固定される。下部支持ブロッ
ク１２は、中央門型フレーム５を挟んでその両側に各１
０個ずつ対称的に装着される。下部支持ブロック１２の
上面には階段状に傾斜した４個の切欠き部１２2 が形成
され、各切欠き部１２2 に梱包すべきワークである自動
車の左右のサイドパネルＷL ，ＷR の下縁を嵌合させて
支持するようになっている。
【００１６】図４は、２本の上部支持ビーム６に凹部１
３1 を嵌合させることにより固定される上部支持ブロッ
ク１３を示すもので、前述の下部支持ブロック１２と同
様に、この上部支持ブロック１３も中央門型フレーム５
を挟んでその両側に各１０個ずつ対称的に装着され、そ
の上面に形成した階段状に傾斜する４個の切欠き部１３
2 に、自動車の左右のサイドパネルＷL ，ＷR の前後の
ドア開口部Ｈ1 ，Ｈ2の上縁を嵌合させて支持するよう
になっている。
３1 を嵌合させることにより固定される上部支持ブロッ
ク１３を示すもので、前述の下部支持ブロック１２と同
様に、この上部支持ブロック１３も中央門型フレーム５
を挟んでその両側に各１０個ずつ対称的に装着され、そ
の上面に形成した階段状に傾斜する４個の切欠き部１３
2 に、自動車の左右のサイドパネルＷL ，ＷR の前後の
ドア開口部Ｈ1 ，Ｈ2の上縁を嵌合させて支持するよう
になっている。
【００１７】図５は、ベースフレーム１に側部門型フレ
ーム７の下端を結合する部分の構造を示すものである。
ベースフレーム１の縦枠部材２の上面には短筒状の連結
部材１４が一体に溶着され、その連結部材１４の内部に
側部門型フレーム７の下端を上方から挿入し、連結部材
１４に形成したボルト穴１４1 と側部門型フレーム７に
形成したボルト穴７1 にボルト１５を挿入してナット１
６で締結することにより、ベースフレーム１と側部門型
フレーム７とが結合される。尚、ベースフレーム１と中
央門型フレーム５との結合部も実質的に上述と同様の構
造を有するが、前記連結部材１４が縦枠部材２でなくて
下部支持ビーム４に溶着される点でのみ異なっている。
ーム７の下端を結合する部分の構造を示すものである。
ベースフレーム１の縦枠部材２の上面には短筒状の連結
部材１４が一体に溶着され、その連結部材１４の内部に
側部門型フレーム７の下端を上方から挿入し、連結部材
１４に形成したボルト穴１４1 と側部門型フレーム７に
形成したボルト穴７1 にボルト１５を挿入してナット１
６で締結することにより、ベースフレーム１と側部門型
フレーム７とが結合される。尚、ベースフレーム１と中
央門型フレーム５との結合部も実質的に上述と同様の構
造を有するが、前記連結部材１４が縦枠部材２でなくて
下部支持ビーム４に溶着される点でのみ異なっている。
【００１８】図６は、側部門型フレーム７に上部支持ビ
ーム６の端部を結合する部分の構造を示すものである。
側部門型フレーム７の上部側面には下面が開放した断面
コ字状の連結部材１７が一体に溶着され、その連結部材
１７の開口を上部支持ビーム６の端部に上方から挿入
し、連結部材１７に形成したボルト穴１７1 と上部支持
ビーム６に形成したボルト穴６1 に充分に長いボルト１
８を上方から挿入してナット１９で締結することによ
り、側部門型フレーム７と上部支持ビーム６とが結合さ
れる。
ーム６の端部を結合する部分の構造を示すものである。
側部門型フレーム７の上部側面には下面が開放した断面
コ字状の連結部材１７が一体に溶着され、その連結部材
１７の開口を上部支持ビーム６の端部に上方から挿入
し、連結部材１７に形成したボルト穴１７1 と上部支持
ビーム６に形成したボルト穴６1 に充分に長いボルト１
８を上方から挿入してナット１９で締結することによ
り、側部門型フレーム７と上部支持ビーム６とが結合さ
れる。
【００１９】次に、前述の構成を備えた本考案の実施例
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【００２０】先ずベースフレーム１の２本の下部支持ビ
ーム４に各々１０個、合計２０個の下部支持ブロック１
２を装着するとともに、中央門型フレーム５の２本の上
部支持ビーム６に各々１０個、合計２０個の上部支持ブ
ロック１３を装着する。次に、中央門型フレーム５の下
端をベースフレーム１の下部支持ビーム４中央に設けた
連結部材１４に上方から挿入し、ボルト１５およびナッ
ト１６で固定し、図７に示す状態とする。
ーム４に各々１０個、合計２０個の下部支持ブロック１
２を装着するとともに、中央門型フレーム５の２本の上
部支持ビーム６に各々１０個、合計２０個の上部支持ブ
ロック１３を装着する。次に、中央門型フレーム５の下
端をベースフレーム１の下部支持ビーム４中央に設けた
連結部材１４に上方から挿入し、ボルト１５およびナッ
ト１６で固定し、図７に示す状態とする。
【００２１】続いて、左右のサイドパネルＷL ，ＷR の
開口部Ｈ1 ，Ｈ2 を、最も中央門型フレーム５に近い位
置まで２本の上部支持ビーム６に左右から挿通し、下方
に押し下げる。これにより、そのサイドパネルＷL ，Ｗ
R の下縁を下部支持ブロック１２の切欠き部１２2 に係
合させると同時に、開口部Ｈ1 ，Ｈ2 の上縁を上部支持
ブロック１３の切欠き部１３2 に係合させる。このよう
にして、梱包枠Ｐの中央部から左右両側に向かって、左
側に合計２０枚の左側サイドパネルＷL を順次支持さ
せ、また右側に合計２０枚の右側サイドパネルＷR を順
次支持させる（図８参照）。
開口部Ｈ1 ，Ｈ2 を、最も中央門型フレーム５に近い位
置まで２本の上部支持ビーム６に左右から挿通し、下方
に押し下げる。これにより、そのサイドパネルＷL ，Ｗ
R の下縁を下部支持ブロック１２の切欠き部１２2 に係
合させると同時に、開口部Ｈ1 ，Ｈ2 の上縁を上部支持
ブロック１３の切欠き部１３2 に係合させる。このよう
にして、梱包枠Ｐの中央部から左右両側に向かって、左
側に合計２０枚の左側サイドパネルＷL を順次支持さ
せ、また右側に合計２０枚の右側サイドパネルＷR を順
次支持させる（図８参照）。
【００２２】次に、左右一対の側部門型フレーム７をベ
ースフレーム１の縦枠部材２に設けた連結部材１４に上
方から挿入し、ボルト１５およびナット１６で固定す
る。そのとき側部門型フレーム７に設けたコ字状の連結
部材１７は上部支持ビーム６の端部に上側から嵌合する
が、上部支持ビーム６はサイドパネルＷL ，ＷR の重量
で下側に湾曲した状態にあるため、前記連結部材１７と
上部支持ビーム６の端部は完全には嵌合しない。しかし
ながら、この状態から充分な長さを有するボルト１８と
ナット１９により連結部材１７および上部支持ビーム６
を締め付けると、ボルト１８の締付力によって下向きに
垂れ下がった上部支持ビーム６が持ち上げられ、コ字状
の連結部材１７に正しく嵌合する。
ースフレーム１の縦枠部材２に設けた連結部材１４に上
方から挿入し、ボルト１５およびナット１６で固定す
る。そのとき側部門型フレーム７に設けたコ字状の連結
部材１７は上部支持ビーム６の端部に上側から嵌合する
が、上部支持ビーム６はサイドパネルＷL ，ＷR の重量
で下側に湾曲した状態にあるため、前記連結部材１７と
上部支持ビーム６の端部は完全には嵌合しない。しかし
ながら、この状態から充分な長さを有するボルト１８と
ナット１９により連結部材１７および上部支持ビーム６
を締め付けると、ボルト１８の締付力によって下向きに
垂れ下がった上部支持ビーム６が持ち上げられ、コ字状
の連結部材１７に正しく嵌合する。
【００２３】而して、一対の側部門型フレーム７の上端
に設けたフック８とベースフレーム１の隅部に設けたフ
ック９とをロッド１１で連結した後、ターンバックル１
０で締め付けて補強することにより梱包枠Ｐが完成する
（図１参照）。このようにして完成した梱包枠Ｐは、フ
ォークリフトにより２個ずつコンテナＣに搭載されて運
搬される。
に設けたフック８とベースフレーム１の隅部に設けたフ
ック９とをロッド１１で連結した後、ターンバックル１
０で締め付けて補強することにより梱包枠Ｐが完成する
（図１参照）。このようにして完成した梱包枠Ｐは、フ
ォークリフトにより２個ずつコンテナＣに搭載されて運
搬される。
【００２４】サイドパネルＷL ，ＷR はその下縁と開口
部Ｈ1 ，Ｈ2 の上縁とをそれぞれ支持されるため、万一
サイドパネルＷL ，ＷR が支持ブロック１２，１３から
外れても横方向に倒れる虞がない。また、前記下部支持
ブロック１２と上部支持ブロック１３は発泡スチロール
製であるため、サイドパネルＷL ，ＷR を傷付けること
なく確実に保持することができる。更に、各支持ブロッ
ク１２，１３に階段状の切欠き部１２2 ，１３2 を設け
たので、隣接するサイドパネルＷL ，ＷR どうしを上下
方向に僅かに位置ずれした状態で保持することができ
る。これによりサイドパネルＷL ，ＷR を支持ブロック
１２，１３に着脱する際に、該サイドパネルＷL ，ＷR
の縁部に手を掛け易くなって作業を円滑に進めることが
できる。発泡スチロール製の支持ブロック１２，１３が
痛んだ場合には、その支持ブロック１２，１３を支持ビ
ーム４，６から上方に引く抜いて簡単に交換することが
できる。
部Ｈ1 ，Ｈ2 の上縁とをそれぞれ支持されるため、万一
サイドパネルＷL ，ＷR が支持ブロック１２，１３から
外れても横方向に倒れる虞がない。また、前記下部支持
ブロック１２と上部支持ブロック１３は発泡スチロール
製であるため、サイドパネルＷL ，ＷR を傷付けること
なく確実に保持することができる。更に、各支持ブロッ
ク１２，１３に階段状の切欠き部１２2 ，１３2 を設け
たので、隣接するサイドパネルＷL ，ＷR どうしを上下
方向に僅かに位置ずれした状態で保持することができ
る。これによりサイドパネルＷL ，ＷR を支持ブロック
１２，１３に着脱する際に、該サイドパネルＷL ，ＷR
の縁部に手を掛け易くなって作業を円滑に進めることが
できる。発泡スチロール製の支持ブロック１２，１３が
痛んだ場合には、その支持ブロック１２，１３を支持ビ
ーム４，６から上方に引く抜いて簡単に交換することが
できる。
【００２５】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は、前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
案は、前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
【００２６】例えば、本考案の梱包枠で梱包するワーク
は自動車のサイドパネルに限定されず、開口部を有する
板状のワークであれば任意のものを梱包することができ
る。
は自動車のサイドパネルに限定されず、開口部を有する
板状のワークであれば任意のものを梱包することができ
る。
【００２７】
【考案の効果】以上のように本考案の第１の特徴によれ
ば、何れも棒状材で製作可能なベースフレーム、中央門
型フレーム、および側部門型フレームを組み立てて梱包
枠を構成しているので、その重量および製造コストを大
幅に削減することができるばかりか、不使用時に分解す
ることにより保管スペースを削減することができる。し
かも、張力部材でベースフレームと側部門型フレームを
連結しているので、軽量でありながら十分な強度を持た
せることができる。また、下部支持ビームに設けたワー
ク支持部材によりワークの下縁を支持するとともに、上
部支持ビームに設けたワーク支持部材によりワークの開
口部の上縁を支持しているので、ワークの倒れを防止し
て確実に梱包することができる。
ば、何れも棒状材で製作可能なベースフレーム、中央門
型フレーム、および側部門型フレームを組み立てて梱包
枠を構成しているので、その重量および製造コストを大
幅に削減することができるばかりか、不使用時に分解す
ることにより保管スペースを削減することができる。し
かも、張力部材でベースフレームと側部門型フレームを
連結しているので、軽量でありながら十分な強度を持た
せることができる。また、下部支持ビームに設けたワー
ク支持部材によりワークの下縁を支持するとともに、上
部支持ビームに設けたワーク支持部材によりワークの開
口部の上縁を支持しているので、ワークの倒れを防止し
て確実に梱包することができる。
【００２８】また本考案の第２の特徴によれば、ワーク
支持部材を弾性変形可能な緩衝材で形成したので、ワー
クを傷付けることなく確実に支持することができる。
支持部材を弾性変形可能な緩衝材で形成したので、ワー
クを傷付けることなく確実に支持することができる。
【００２９】また本考案の第３の特徴によれば、ワーク
支持部材にワークに係合して該ワークを保持する階段状
の切欠き部を設けたので、隣接するワークを上下方向に
僅かにづれた状態で保持することができる。その結果、
ワークの縁部に手を掛け易くなってワーク支持部材に対
するワークの着脱を容易に行うことができる。
支持部材にワークに係合して該ワークを保持する階段状
の切欠き部を設けたので、隣接するワークを上下方向に
僅かにづれた状態で保持することができる。その結果、
ワークの縁部に手を掛け易くなってワーク支持部材に対
するワークの着脱を容易に行うことができる。
【００３０】また本考案の第４の特徴によれば、上部支
持ビームの両端部と側部門型フレームとを上下方向に配
設されたボルトで結合しているので、上部支持ビームが
ワークの重量で下向きに傾いても、前記ボルトの締め付
け力で上部支持ビームの傾きを修正して側部門型フレー
ムに正しく結合することができる。
持ビームの両端部と側部門型フレームとを上下方向に配
設されたボルトで結合しているので、上部支持ビームが
ワークの重量で下向きに傾いても、前記ボルトの締め付
け力で上部支持ビームの傾きを修正して側部門型フレー
ムに正しく結合することができる。
【図１】梱包枠の全体斜視図
【図２】梱包枠の分解斜視図
【図３】下部支持ブロックの拡大図
【図４】上部支持ブロックの拡大図
【図５】ベースフレームと門型フレームの結合部の拡大
斜視図
斜視図
【図６】門型フレームと上部支持ビームの結合部の拡大
斜視図
斜視図
【図７】作用の説明図
【図８】作用の説明図
【図９】作用の説明図
１ ベースフレーム ２ 縦枠部材（枠部材） ３ 横枠部材（枠部材） ４ 下部支持ビーム ５ 中央門型フレーム ６ 上部支持ビーム ７ 側部門型フレーム １１ ロッド（張力部材） １２ 下部支持ブロック（ワーク支持部材） １２2 切欠き部 １３ 上部支持ブロック（ワーク支持部材） １３2 切欠き部 １８ ボルト Ｈ1 開口部 Ｈ2 開口部 ＷL サイドパネル（ワーク） ＷR サイドパネル（ワーク）
Claims (4)
- 【請求項１】 開口部（Ｈ1 ，Ｈ2 ）を有する複数の板
状ワーク（ＷL ，Ｗ R ）を相互に接触しないように垂直
姿勢で横方向に並置して梱包するための梱包枠であっ
て、 縦方向に延びる複数本の枠部材（２）と横方向に延びる
複数本の枠部材（３）とを格子状に結合し、前記縦方向
に延びる複数本の枠部材（２）の中央部に、相互に所定
の間隔を有して横方向に延びる２本の下部支持ビーム
（４）を結合して成るベースフレーム（１）と；前記２
本の下部支持ビーム（４）の中央部に両下端が着脱自在
に支持され、その上部に前記２本の下部支持ビーム
（４）の上方に平行に延びる２本の上部支持ビーム
（６）を結合して成る中央門型フレーム（５）と；前記
２本の下部支持ビーム（４）の両端部近傍に両下端が着
脱自在に支持され、その上部に前記２本の上部支持ビー
ム（６）の両端部が着脱自在に結合される一対の側部門
型フレーム（７）と；これら一対の側部門型フレーム
（７）と前記ベースフレーム（１）間に張設される張力
部材（１１）と；、前記下部支持ビーム（４）と上部支
持ビーム（６）に設けられ、前記ワーク（ＷL ，ＷR ）
の下縁と該ワーク（ＷL ，ＷR ）の開口部（Ｈ1 ，
Ｈ2 ）の上縁とをそれぞれ支持するワーク支持部材（１
２，１３）と；を備えて成る梱包枠。 - 【請求項２】 前記ワーク支持部材（１２，１３）を弾
性変形可能な緩衝材で形成したことを特徴とする、請求
項１記載の梱包枠。 - 【請求項３】 前記ワーク支持部材（１２，１３）にワ
ーク（ＷL ，ＷR ）に係合して該ワーク（ＷL ，ＷR ）
を保持する階段状の切欠き部（１２2 ，１３ 2 ）を設け
たことを特徴とする、請求項１記載の梱包枠。 - 【請求項４】 前記上部支持ビーム（６）の両端部と側
部門型フレーム（７）とが、上下方向に配設されたボル
ト（１８）で結合されることを特徴とする、請求項１記
載の梱包枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10357291U JP2540663Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 梱包枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10357291U JP2540663Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 梱包枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549580U JPH0549580U (ja) | 1993-06-29 |
| JP2540663Y2 true JP2540663Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=14357514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10357291U Expired - Lifetime JP2540663Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 梱包枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540663Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5827485B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2015-12-02 | 積水化成品工業株式会社 | 梱包材 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP10357291U patent/JP2540663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0549580U (ja) | 1993-06-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2801752A (en) | Modular stacking unit | |
| JP2540663Y2 (ja) | 梱包枠 | |
| JP3155486U (ja) | パレットサポートの組立具 | |
| JPH11115978A (ja) | 板状製品のための搬送用ラック | |
| CN218858956U (zh) | 一种具有固定机构的货物运输框架 | |
| US6691470B2 (en) | Concrete building module roof form with I-beam and support apparatus | |
| JP2000006133A (ja) | 先組柱筋用吊り治具およびこれを用いた外殻ＰＣａ柱部材製造における塞ぎ型枠の設置方法 | |
| JPH0627591Y2 (ja) | エンジン輸送用パレツトにおけるエンジンの安定支承装置 | |
| US6598357B2 (en) | Concrete building module roof form and support apparatus | |
| JPH068075Y2 (ja) | エンジン輸送用パレツトにおけるエンジンの安定支承装置 | |
| JPH06543B2 (ja) | 面状物体運搬具 | |
| JPH0680143A (ja) | エレベータ三方枠用のパレット | |
| JPH10129658A (ja) | 通 箱 | |
| JP2023084500A (ja) | テントフレーム | |
| JPH0748813Y2 (ja) | ユニット型デッキプレート | |
| JPH0631117B2 (ja) | 面状物体運搬具 | |
| JPH086749Y2 (ja) | 運搬用具 | |
| JPS6348551Y2 (ja) | ||
| JPS6231398Y2 (ja) | ||
| JP3225458B2 (ja) | 鋼製箱形パレット | |
| JP2002096831A (ja) | 荷役用パレット | |
| JPH082100Y2 (ja) | 運搬用具 | |
| JPH0140843Y2 (ja) | ||
| JPH0644987Y2 (ja) | メタルフォーム集束具 | |
| JPH0610552U (ja) | 駐車パレット |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |