JP3225458B2 - 鋼製箱形パレット - Google Patents

鋼製箱形パレット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,長尺鋼材その他の長
尺材料を収容して運搬するための鋼製箱形パレットに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の鋼製箱形パレットは,軽量形鋼
等の鋼材を所定長さに切断し溶接接続して,全体として
例えば長さ数メートル〜十数メートル等の細長い箱形の
骨組み構造とするのが一般的である。
【0003】また,例えば側壁部等をパレット本体部と
別体にした組み立て式の鋼製箱形パレットもある。この
種の従来の組み立て式の鋼製箱形パレットは,組み立て
の際の各部の接合をボルト締めで行うボルト接合構造で
ある。さらに,この組み立て式の鋼製箱形パレットで,
長尺材料の種々の長さに対応できるようにパレット同士
を直列に連結可能にしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように箱形の全
体が溶接接続された鋼製箱形パレットは,長尺材料の長
さが種々ある場合に適応できず不便であり,また,パレ
ット自体の収納空間を大きく占めるという欠点がある。
また,箱形の一部をパレット本体部と別体にした組み立
て式のものは,組み立てをボルト接合で行うので,組み
立てが煩雑である。また,パレット同士を直列に連結可
能にしたものでは,長尺材料の種々の長さに対応できる
が,パレット同士の連結部分の強度を持たせるために,
その連結部分の構造が複雑なものとなりがちである。
【0005】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,長尺材料の種々の長さに対応可能であ
り,パレット自体の収納空間を占めず,さらに組み立て
が容易であり,かつパレット同士の連結部の強度を確保
することが容易な鋼製箱形パレットを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,長尺材料を収容するための鋼製箱形パレットであ
って,パレット長手方向から見た形がL形をなして底部
と固定側壁部とを形成するL形枠体と,I形をなして着
脱式側壁部を形成するI形枠体と,固定側壁部の上部と
着脱式側壁部の上部とを連結して蓋部となる着脱可能な
連結バーとを備え,前記L形枠体は,底部の両縁でそれ
ぞれパレット長手方向に延びる下部ビームと,両下部ビ
ーム間を一体連結して底部を形成する底部材と,前記固
定側壁部の上縁材となるパレット長手方向に延びる上部
ビームと,この上部ビームと前記下部ビームとを一体連
結する縦材とを備え,前記I形枠体は,長さが前記L形
枠体の長さの少なくとも2分の1以下である短尺の上部
ビームと,この短尺の上部ビームの少なくとも長手方向
前後部に固定された脚部とを持ち,前記I形枠体の脚部
およびL形枠体の開放側の下部ビームには,前記脚部の
下端部を前記開放側の下部ビームに着脱可能に取り付け
るための取付機構が設けられ,前記L形枠体の下部ビー
ムおよび上部ビームの端部には,直列に隣接させた箱形
パレットの対向するビームどうしを連結するための連結
手段を有し,かつ,前記I形枠体の前後の脚部は,直列
に隣接する開放側の下部ビームに跨がる形で前記取付機
構と同種類の機構により下部ビームにそれぞれ取り付け
可能にされたことを特徴とする。
【0007】請求項2は,前記鋼製箱形パレットにおけ
る取付機構が,I形枠体の両脚部の下端にそれぞれ固定
した下部ビームの上面と側面に当たるアングル材と,こ
のアングル材のパレット長手方向の位置決めとなる下部
ビームの側面に固定した位置決め枠と,I形枠体の前後
の脚部間に連結固定した補強材にあけた垂直な穴を通し
て下部ビームの上面穴に着脱可能に嵌入される回転防止
ピンとからなることを特徴とする。
【0008】請求項3は,前記連結バーが,その両端に
設けた端面板がL形枠体およびI形枠体の両上部ビーム
の内側側面にそれぞれ接触するとともに,前記端面板に
は,各上部ビームの内側側面に固定したピンに係合する
横向きの切り欠きと,各上部ビームの内側側面にあけた
穴に嵌入されるスライド可能なスライドピンとを持つこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の鋼製箱形パレットを使用する場合,
L形枠体を床等に置き,収容する長尺材料をこのL形枠
体の底部に積んでいく。L形枠体の開放側の下部ビーム
にI形枠体の脚部を取付機構によって取り付ける。この
場合,少なくとも2つ以上のI形枠体を下部ビームに取
り付ける。次いで,L形枠体の固定側壁部の上部とI形
枠体(すなわち着脱式側壁部)の上部とを連結バーで連
結する。この連結バーは蓋となる。なお,長尺材料はI
形枠体をL形枠体に取り付けた後に収容することもでき
る。
【0010】長尺材料の長さが当該鋼製箱形パレットよ
り長い場合は,複数の鋼製箱形パレットを直列に連結し
て,長い鋼製箱形パレットにする。この場合,まず,直
列に並べたL形枠体どうしを連結する。この連結は,直
列に並べたL形枠体の各上部ビームおよび下部ビームの
それぞれ対向するビームどうしを連結手段により連結し
て行う。そして,両L形枠体の開放側の下部ビームどう
しの連結部分において,I形枠体を両下部ビームに跨が
る形で取り付ける。この場合のI形枠体の連結部分にお
ける下部ビームへの取り付けは,下部ビームへのI形枠
体の通常の取り付けを行う取付機構と同種類の機構で行
われる。したがって,パレットどうしの連結の機構が簡
単である。また,I形枠体が連結部分の両下部ビームに
跨がる形で取り付けられるので,連結部分の強度を確保
することが容易である。
【0011】請求項2において,I形枠体は,その脚部
の下端のアングル材が下部ビームの側面に当たってパレ
ット幅方向の移動を拘束され,このアングル材が下部ビ
ームに固定した位置決め枠に嵌合してパレット長手方向
に拘束され,回転防止ピンにより脚部の下端部を中心と
して外側または内側に倒れることが防止される。これに
より,I形枠体は,ボルト締めでなくても,安定した状
態で下部ビーム上に直立して設けられる。
【0012】請求項3において,連結バーの両端の端面
板の横向きの切り欠きを左右の側壁部の上部ビームに固
定したピンに係合させ,次いで,スライドピンを移動さ
せて上部ビームの穴に嵌入すると,連結バーは,ボルト
締めでなくても,いずれの方向にも移動しないように両
上部ビームに確実に固定される。
【0013】
【実施例】以下,本発明の一実施例を図1〜図9を参照
して説明する。図1に本発明の一実施例の鋼製箱形パレ
ット1の組み立て前の状態を示す。図示のように,この
鋼製箱形パレット1は,パレット長手方向から見た形が
L形をなして底部2と固定側壁部3とを形成するL形枠
体4と,I形をなして着脱式側壁部を形成する例えば3
つのI形枠体5と,固定側壁部3の上部と着脱式側壁部
(I形枠体5)の上部とを連結して蓋部となる着脱可能
な連結バー6とを備えている。
【0014】前記L形枠体4は,図2〜図4にも示すよ
うに,底部2の両縁でそれぞれパレット長手方向に延び
る下部ビーム7,8と,両下部ビーム7,8間を一体連
結して底部2を形成する底部材9と,前記固定側壁部3
の上縁材となるパレット長手方向に延びる上部ビーム1
0と,この上部ビーム10と前記下部ビーム7とを一体
連結する縦材11とを備えている。これらの各部の一体
連結は溶接接合で行っている。また,上下のビーム7,
10間に斜めの補強材12を溶接固定し,上部ビーム7
にワイヤ掛け13を溶接固定している。また,底部材9
の上面には,収容する長尺材料を傷付けないようにゴム
シート14を貼り付けている。前記下部ビーム7,8,
底部材9,上部ビーム10はいずれも角パイプを用いて
いる。さらに,下部ビーム7,8および上部ビーム10
の両端にはそれぞれ,直列に隣接させたL形枠体4の対
向するビームどうしを連結するための連結手段としての
連結プレート15,16を溶接固定している。両連結プ
レート15,16の連結状態を示す図5のように,一方
の端部の連結プレート15には連結ボルト17を通すボ
ルト挿通穴15aおよび連結ピン16bを通すボルト挿
通穴15bをあけ,他方の端部の連結プレート16に
は,前記連結ボルト17をねじ込むねじ穴16aをあけ
かつ前記ボルト挿通穴15bに嵌入する連結ピン16b
を固定している。さらに,上部ビーム10の内側側面の
複数箇所に前述の連結バー6を連結するための内側に突
出する頭付ピン18を固定している。さらに,端部近傍
にボルト収納ボックス19を設けている。さらに,開放
側の下部ビーム(図4で右側の下部ビーム)8の外側面
には,後述するアングル材30のパレット長手方向の位
置決めを図るための位置決め枠20を溶接固定してい
る。
【0015】前記I形枠体5は,図6,図7にも示すよ
うに,長さLが前記L形枠体4の長さ(すなわち鋼製箱
形パレット1の全長)の例えば4分の1程度の短尺の上
部ビーム25と,この短尺の上部ビーム25の長手方向
前後部に固定された脚部26と,前後の脚部26間を連
結する補強材27とで構成され,さらに,脚部26の下
端部にアングル材30を溶接固定している。また,前記
補強材27には,開放側の下部ビーム8の上面にあけた
ピン穴8aに嵌入可能な回転防止ピン31を垂直に抜き
差し可能に設けている。また,上部ビーム25の複数箇
所にワイヤ掛け32を溶接固定している。前記上部ビー
ム25,脚部26,補強材27はいずれも角パイプを用
いており,かつそれらの接合は溶接接合である。なお,
I形枠体5の上部ビーム25の内側側面にも,前記と同
じ頭付ピン18を固定している。
【0016】前述したI形枠体5の脚部26に固定した
アングル材30と,L形枠体4の開放側の下部ビーム8
に固定した位置決め枠20と,回転防止ピン31とは,
I形枠体5の脚部26の下端部を開放側の下部ビーム8
に着脱可能に取り付けるための取付機構40を構成す
る。
【0017】実施例ではI形枠体5をL形枠体4の中央
と両端部に取り付けできるように,2個一組みの位置決
め枠20を開放側の下部ビーム8の中央部と両端部に設
けているが,さらに,複数の鋼製箱形パレット1を直列
に連結して用いるときのために,下部ビーム8の両端部
にはそれぞれ1つ余分に位置決め枠20’を設けてい
る。この余分な位置決め枠20’は,2点鎖線で示すI
形枠体5のように,I形枠体5を直列に隣接する開放側
の下部ビーム8に跨がる形で前記取付機構40と同種類
の機構により下部ビーム8にそれぞれ取り付けるための
ものである。
【0018】前記連結バー6は,図8,図9にも拡大し
て示すように,その両端に設けた端面板35がL形枠体
4の上部ビーム10およびI形枠体5の短尺の上部ビー
ム25の内側側面にそれぞれ接触するとともに,前記端
面板35には,各上部ビーム10,25の内側側面に固
定した頭付ピン18に係合する横向きの切り欠き35a
と,各上部ビーム10,25の内側側面にあけた穴10
a,25aに嵌入されるスライド可能なスライドピン3
6とを持っている。また,両側位置にフック穴付の天秤
ハッカー用フック37を溶接固定し,中央部に取っ手3
8を溶接固定している。
【0019】図示は省略したが,通常の場合,鋼製箱形
パレット1の両端(複数の鋼製箱形パレット1を連結し
て用いる場合には,連結した全体の両端)に端面壁部を
取り付ける。この端面壁部もやはり角パイプを用いた枠
構造とし,L形枠体4の両端の連結プレート15,16
を利用して端部に固定する構成とするとよい。
【0020】上述の組み立て式の鋼製箱形パレット1を
組み立てる場合,L形枠体4を床等に置き,L形枠体4
の開放側の下部ビーム8にI形枠体5の脚部26を取付
機構40によって取り付ける。すなわち,脚部26をそ
の下端のアングル材30が位置決め枠20に嵌合される
ように下部ビーム8に乗せ,回転防止ピン31を下部ビ
ーム8側の穴8aに差し込む。このように,ボルトを用
いることなく,ワンタッチ的な簡単な操作でI形枠体5
の取り付けができる。そして,I形枠体5は,アングル
材30が下部ビーム8の側面に当たってパレット幅方向
の移動を拘束され,このアングル材30が位置決め枠2
0に嵌合することでパレット長手方向に拘束され,回転
防止ピン31により脚部26の下端部を中心として外側
または内側に倒れることが防止される。これにより,I
形枠体5は安定した状態で下部ビーム8上に直立して設
けられる。この鋼製箱形パレット1を単独で用いる場合
は,I形枠体5を中央と両端部との3箇所に取り付け,
かつ両端に図示略の端面壁部を取り付ける。
【0021】上記の組み立て作業において,L形枠体4
をクレーンで吊って所定の位置に配置すれば,その後
は,I形枠体5は鋼製箱形パレット1の長さより十分短
く軽量なので,作業者が一人で組み立てを行うことがで
きる。
【0022】組み立てた鋼製箱形パレット1の内部に長
尺材料を収容した後,L形枠体4の上部ビーム10とI
形枠体5の短尺の上部ビーム25との間を連結バー6で
連結する。この場合,連結バー6の両端の端面板35の
横向きの切り欠き35aを左右の上部ビーム10,25
に固定した頭付ピン18に係合させ,次いで,スライド
ピン36を移動させて上部ビーム10,25の穴10
a,25aに嵌入すると,連結バー6はいずれの方向に
も移動しないように両上部ビーム10,25に確実に固
定される。このように,ボルトを用いることなく,ワン
タッチ的な簡単な操作で連結バー6の取り付けができ
る。この鋼製箱形パレット1は,上部ビーム10,25
に設けたワイヤ掛け13,32にワイヤを掛けて吊り上
げるか,あるいは,天秤ハッカーにより連結バー6のフ
ック37にて吊り上げる。
【0023】長尺材料の長さが当該1つの鋼製箱形パレ
ット1より長い場合は,複数の鋼製箱形パレット1を直
列に連結して,長い鋼製箱形パレットにする。この場
合,まず,直列に並べたL形枠体4どうしを連結する。
この連結は,直列に並べたL形枠体4の上部ビーム10
および下部ビーム7,8のそれぞれ対向するビームの連
結プレート15,16どうしを図5に示したように連結
ボルト17で連結して行う。そして,両L形枠体4の開
放側の下部ビーム8,8どうしの連結部分において,I
形枠体5を両下部ビーム8,8に跨がる形で取り付け
る。この場合のI形枠体5の一方の脚部26のアングル
材30は一方の下部ビーム8側の予備の位置決め枠2
0’に嵌合させ,他方の脚部26のアングル材30は他
方の下部ビーム8側の予備の位置決め枠20’に嵌合さ
せる。このように,中央部と同じ取付機構でパレットど
うしの連結ができるので,パレットどうしを連結するた
めに複雑な機構を必要としない。また,I形枠体5が連
結部分の両下部ビーム8,8に跨がる形で取り付けられ
るので,連結部分の強度を確保することが容易である。
【0024】上述の組み立て式の鋼製箱形パレット1
は,L形枠体4の状態で長尺材料を収容した後,I形枠
体5を組み立てることもできる。すなわち,例えば,冷
間ロール成形設備の精製設備において,ランアウトテー
ブルから横方向に送られた成形製品(長尺材料)を直接
受け取るための鋼製箱形パレットとして,この鋼製箱形
パレット1を用いる場合,横送りされた成形製品を横方
向から直接受け入れる上でI形枠体5が邪魔になるの
で,I形枠体5を外した状態で成形製品をL形枠体4に
受け入れ,その後I形枠体5をL形枠体4に取り付け
る。
【0025】上記の鋼製箱形パレット1自体を収納する
場合は,I形枠体5を取り外して収納するが,この場合
L形枠体4はほぼ隙間なく積み上げることができるの
で,完成した箱形パレットの場合と比べて,収納空間が
著しく小さく済む。
【0026】なお,実施例ではI形枠体5の長さを鋼製
箱形パレット1の全長の約4分の1程度とし,このI形
枠体5を3個を用いる構成としているので,十分な軽量
化が図られているが,I形枠体5は全長の少なくとも2
分の1以下であればよい。I形枠体が2分の1に近い長
さの場合で,当該鋼製箱形パレットを単独で用いる場合
は,I形枠体は中央部には取り付けずに中央を境にして
両側にのみ取り付けることになる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば,鋼製箱形パレットがL
形枠体とI形枠体とに分割されているので,パレット自
体を段積み収納する場合に,収納空間を大きく占めるこ
とを防止できる。また,I形枠体はパレット全長の2分
の1以下の長さであり,短く軽量化されるので,組み立
ての作業性がよい。また,複数のパレットを連結して長
尺の鋼製箱形パレットとすることができるので,収容す
る長尺材料の種々の長さに容易に対応できる。この場
合,I形枠体をパレットどうしの連結部に跨がる形で取
り付けるものであるから,連結部分の強度の確保が容易
であり,また,その連結部分に用いるI形枠体は通常の
部分のI形枠体の取付機構と同じ機構で取り付けること
ができるから,連結部分の構造が簡単に済む。
【0028】請求項2によれば,I形枠体はボルトを用
いずにいわばワンタッチ的にL形枠体に取り付けること
ができるので,組み立て作業がきわめて容易である。こ
の場合に,I形枠体が短く軽量であることが,組み立て
作業の容易化に大きく寄与する。
【0029】請求項3によれば,連結バーの取り付けを
ボルトを用いずに,いわばワンタッチ的に行うことがで
きるので,この点でも組み立て作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の鋼製箱形パレットの組み立
て前の状態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるL形枠体の正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2における拡大した左側面図である。
【図5】上記のL形枠体どうしを連結する場合のビーム
どうしの連結部分の拡大断面図である。
【図6】図1におけるI形枠体の正面図である。
【図7】図6の拡大した左側面図である。
【図8】図1における連結バーの拡大した平面図であ
る。
【図9】図8の拡大した左側面図である。
【符号の説明】
1 鋼製箱形パレット 2 底部 3 固定側壁部 4 L形枠体 5 I形枠体 6 連結バー 7 下部ビーム 8 (開放側の)下部ビーム 8a (下部ビームの)上面穴 9 底部材 10 (L形枠体の)上部ビーム 11 縦材 15,16 連結プレート(連結手段) 17 連結ボルト(連結手段) 18 ピン 20,20’ 位置決め枠 25 (I形枠体の)上部ビーム 26 脚部 27 補強材 30 アングル材 31 回転防止ピン 35 端面板 35a 切り欠き 36 スライドピン 40 取付機構
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−10240(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/02 B65D 19/12 B65D 19/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺材料を収容するための鋼製箱形パレ
    ットであって,パレット長手方向から見た形がL形をな
    して底部と固定側壁部とを形成するL形枠体と,I形を
    なして着脱式側壁部を形成するI形枠体と,固定側壁部
    の上部と着脱式側壁部の上部とを連結して蓋部となる着
    脱可能な連結バーとを備え,前記L形枠体は,底部の両
    縁でそれぞれパレット長手方向に延びる下部ビームと,
    両下部ビーム間を一体連結して底部を形成する底部材
    と,前記固定側壁部の上縁材となるパレット長手方向に
    延びる上部ビームと,この上部ビームと前記下部ビーム
    とを一体連結する縦材とを備え,前記I形枠体は,長さ
    が前記L形枠体の長さの少なくとも2分の1以下である
    短尺の上部ビームと,この短尺の上部ビームの少なくと
    も長手方向前後部に固定された脚部とを持ち,前記I形
    枠体の脚部およびL形枠体の開放側の下部ビームには,
    前記脚部の下端部を前記開放側の下部ビームに着脱可能
    に取り付けるための取付機構が設けられ,前記L形枠体
    の下部ビームおよび上部ビームの端部には,直列に隣接
    させた箱形パレットの対向するビームどうしを連結する
    ための連結手段を有し,かつ,前記I形枠体の前後の脚
    部は,直列に隣接する開放側の下部ビームに跨がる形で
    前記取付機構と同種類の機構により下部ビームにそれぞ
    れ取り付け可能にされたことを特徴とする鋼製箱形パレ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記取付機構は,I形枠体の両脚部の下
    端にそれぞれ固定した下部ビームの上面と側面に当たる
    アングル材と,このアングル材のパレット長手方向の位
    置決めとなる下部ビームの側面に固定した位置決め枠
    と,I形枠体の前後の脚部間に連結固定した補強材にあ
    けた垂直な穴を通して下部ビームの上面穴に着脱可能に
    嵌入される回転防止ピンとからなることを特徴とする請
    求項1記載の鋼製箱形パレット。
  3. 【請求項3】 前記連結バーは,その両端に設けた端面
    板がL形枠体およびI形枠体の両上部ビームの内側側面
    にそれぞれ接触するとともに,前記端面板には,各上部
    ビームの内側側面に固定したピンに係合する横向きの切
    り欠きと,各上部ビームの内側側面にあけた穴に嵌入さ
    れるスライド可能なスライドピンとを持つことを特徴と
    する請求項1記載の鋼製箱形パレット。
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