JPH1120825A - パレットサポータ - Google Patents
パレットサポータInfo
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- JPH1120825A JPH1120825A JP17723497A JP17723497A JPH1120825A JP H1120825 A JPH1120825 A JP H1120825A JP 17723497 A JP17723497 A JP 17723497A JP 17723497 A JP17723497 A JP 17723497A JP H1120825 A JPH1120825 A JP H1120825A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パレット上の積載有効面積を十分確保し、パ
レット載置用床面積を有効利用でき、更にパレットに対
し簡単に着脱できて高強度で固定できるパレットサポー
タを提供する。 【解決手段】 支脚33がアングル材により構成される
とともに、支脚33の下部に楔部材40が固着され、パ
レット四隅に着脱自在に取り付けられるアタッチメント
20に、上方に開放する平面視L字状の支脚挿着溝23
が設けられるとともに、その溝23の縁部に楔止凹部5
0が設けられ、支脚33が支脚挿着溝23に挿入される
とともに、楔部材40が楔止凹部50に緊結状態に嵌合
されることにより、支脚33がアタッチメント20に着
脱自在に固定されてなるパレットサポータ。
レット載置用床面積を有効利用でき、更にパレットに対
し簡単に着脱できて高強度で固定できるパレットサポー
タを提供する。 【解決手段】 支脚33がアングル材により構成される
とともに、支脚33の下部に楔部材40が固着され、パ
レット四隅に着脱自在に取り付けられるアタッチメント
20に、上方に開放する平面視L字状の支脚挿着溝23
が設けられるとともに、その溝23の縁部に楔止凹部5
0が設けられ、支脚33が支脚挿着溝23に挿入される
とともに、楔部材40が楔止凹部50に緊結状態に嵌合
されることにより、支脚33がアタッチメント20に着
脱自在に固定されてなるパレットサポータ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品の荷役、保
管、輸送用等として使用されるパレットに、段積み用に
取り付けられるパレットサポータに関する。
管、輸送用等として使用されるパレットに、段積み用に
取り付けられるパレットサポータに関する。
【0002】
【従来の技術】荷物が積載されるパレットに、その段積
み用として取り付けられるパレットサポータは、図11
に示すように、横桟(1)とその両端に支脚(2)
(2)とを有する一対の支持枠(3)(3)を有してお
り、一対の支持枠(3)(3)を平面視X字状に組み合
わせ、各支脚(2)(2)をパレット(5)の四隅部に
アタッチメントを介して立設するようになされている。
み用として取り付けられるパレットサポータは、図11
に示すように、横桟(1)とその両端に支脚(2)
(2)とを有する一対の支持枠(3)(3)を有してお
り、一対の支持枠(3)(3)を平面視X字状に組み合
わせ、各支脚(2)(2)をパレット(5)の四隅部に
アタッチメントを介して立設するようになされている。
【0003】このようなパレットサポータ(4)におい
ては、支脚(2)が丸パイプ材からなるものと、アング
ル材からなるものとが周知である。このうち、支脚
(2)が丸パイプ材からなるパレットサポータにおい
て、支脚(2)をパレット(5)の四隅部上面に配置す
るものは、支脚(2)がパレット上のスペースを占有す
るので、パレット上の積載有効面積が小さくなってしま
う。また、支脚(2)をパレット(5)の四隅部外側に
配置するものは、支脚(2)がパレット外周に張り出す
ように配置されるので、パレット(5)を横並べに複数
配置する場合、隣接するパレット相互間に大きな間隔を
あけて配置する必要があり、倉庫内等においてパレット
載置用の床面積を有効に利用できないという不具合が生
じる。
ては、支脚(2)が丸パイプ材からなるものと、アング
ル材からなるものとが周知である。このうち、支脚
(2)が丸パイプ材からなるパレットサポータにおい
て、支脚(2)をパレット(5)の四隅部上面に配置す
るものは、支脚(2)がパレット上のスペースを占有す
るので、パレット上の積載有効面積が小さくなってしま
う。また、支脚(2)をパレット(5)の四隅部外側に
配置するものは、支脚(2)がパレット外周に張り出す
ように配置されるので、パレット(5)を横並べに複数
配置する場合、隣接するパレット相互間に大きな間隔を
あけて配置する必要があり、倉庫内等においてパレット
載置用の床面積を有効に利用できないという不具合が生
じる。
【0004】このため近年になって、支脚がアングル材
からなるパレットサポータの使用が増加する傾向にあ
る。
からなるパレットサポータの使用が増加する傾向にあ
る。
【0005】このようなパレットサポータの支脚(2)
は、例えば図12に示すようにパレットの四隅にアタッ
チメント(6)を介して固定されるのが通例である。こ
のアタッチメント(6)には、上方に向けて開放し、か
つパレットのコーナー外周縁に沿うように平面視L字状
に形成された支脚挿着溝(7)が設けられており、この
溝(7)内に支脚(2)の下端を挿入して支脚(7)を
立設するようにしているが、支脚(2)を溝(7)内に
単に挿入するだけの支脚支持構造においては、支脚
(2)のアタッチメント(6)に対する固定強度が不十
分となり、複数のパレットを段積みした場合等に、図1
1の破線に示すように、上段パレットの荷重によって、
下段のパレットサポータ(4)に、ねじれや揺れ等が生
じる恐れがあり、安定状態に段積みすることが困難にな
ってしまう。
は、例えば図12に示すようにパレットの四隅にアタッ
チメント(6)を介して固定されるのが通例である。こ
のアタッチメント(6)には、上方に向けて開放し、か
つパレットのコーナー外周縁に沿うように平面視L字状
に形成された支脚挿着溝(7)が設けられており、この
溝(7)内に支脚(2)の下端を挿入して支脚(7)を
立設するようにしているが、支脚(2)を溝(7)内に
単に挿入するだけの支脚支持構造においては、支脚
(2)のアタッチメント(6)に対する固定強度が不十
分となり、複数のパレットを段積みした場合等に、図1
1の破線に示すように、上段パレットの荷重によって、
下段のパレットサポータ(4)に、ねじれや揺れ等が生
じる恐れがあり、安定状態に段積みすることが困難にな
ってしまう。
【0006】このため一般には、実公昭56−2892
4号公報及び実公昭56−28925号公報に開示され
るように支脚(2)をアタッチメント(6)の溝(7)
内に挿入した状態で、溶接処理等によって、支脚(2)
をアタッチメント(6)に強固に固着するようにしてい
る。
4号公報及び実公昭56−28925号公報に開示され
るように支脚(2)をアタッチメント(6)の溝(7)
内に挿入した状態で、溶接処理等によって、支脚(2)
をアタッチメント(6)に強固に固着するようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパレットサポータにおいては、溶接処理によって、
支脚(2)を、アタッチメント(6)に固着するもので
あるため、例えばパレットサポータ(4)が取り付けら
れていないパレットに荷物が積載されて搬入されるよう
な場合、そのパレットに後付けでパレットサポータ
(4)を取り付けることは困難であり、パレットを段積
み状態に積み上げることができず、荷物の保管等を効率
良く行えないという問題が発生する。
来のパレットサポータにおいては、溶接処理によって、
支脚(2)を、アタッチメント(6)に固着するもので
あるため、例えばパレットサポータ(4)が取り付けら
れていないパレットに荷物が積載されて搬入されるよう
な場合、そのパレットに後付けでパレットサポータ
(4)を取り付けることは困難であり、パレットを段積
み状態に積み上げることができず、荷物の保管等を効率
良く行えないという問題が発生する。
【0008】また上記パレットサポータ(4)は、支脚
(2)をアタッチメント(6)に溶接処理により固定す
るものであるため、パレット(5)に対し簡単に着脱す
ることができなかった。このため、荷物の積み降ろし作
業を行う場合、荷物がパレットサポータ(4)の支脚
(2)等に干渉してしまって、積み降ろし作業を効率良
く行えないこともある。
(2)をアタッチメント(6)に溶接処理により固定す
るものであるため、パレット(5)に対し簡単に着脱す
ることができなかった。このため、荷物の積み降ろし作
業を行う場合、荷物がパレットサポータ(4)の支脚
(2)等に干渉してしまって、積み降ろし作業を効率良
く行えないこともある。
【0009】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、パレット上の積載有効面積を十分に確保しつつ、パ
レット載置用床面積を有効に利用することができ、その
上更にパレットに対し簡単に着脱できて、十分に高い強
度で固定することができ、例えば、後付けによりパレッ
トサポータを取り付けることができて、支障なくパレッ
トを段積みできるとともに、必要に応じてパレットから
取り外すことができて、パレットに対する荷物の積み降
ろし作業を効率良く行うことができるパレットサポータ
を提供することを目的とする。
し、パレット上の積載有効面積を十分に確保しつつ、パ
レット載置用床面積を有効に利用することができ、その
上更にパレットに対し簡単に着脱できて、十分に高い強
度で固定することができ、例えば、後付けによりパレッ
トサポータを取り付けることができて、支障なくパレッ
トを段積みできるとともに、必要に応じてパレットから
取り外すことができて、パレットに対する荷物の積み降
ろし作業を効率良く行うことができるパレットサポータ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、横桟の両端に支脚の上端が固定された
一対の支持枠を、その横桟同士を平面視X字状に交差さ
せた状態で、各支脚をパレットの四隅に立設するように
したパレットサポータにおいて、前記一対の支持枠の各
支脚が、前記パレットのコーナー部外周縁に沿い得る断
面L字状のアングル材により構成されるとともに、前記
支脚の下部における外面に楔部材が設けられ、前記パレ
ットの四隅にそれぞれ着脱自在に取り付けられるアタッ
チメントに、上方に開放し、かつ前記パレットのコーナ
ー部外周縁に沿うように平面視L字状に形成された支脚
挿着溝が設けられるとともに、その支脚挿着溝の上端周
縁部に、前記楔部材に対応して楔止凹部が設けられ、前
記支脚の下部が前記支脚挿着溝に挿入されるとともに、
前記楔部材が前記楔止凹部に緊結状態に嵌合されること
により、前記支脚が前記アタッチメントに着脱自在に固
定されてなるものを要旨としている。
め、この発明は、横桟の両端に支脚の上端が固定された
一対の支持枠を、その横桟同士を平面視X字状に交差さ
せた状態で、各支脚をパレットの四隅に立設するように
したパレットサポータにおいて、前記一対の支持枠の各
支脚が、前記パレットのコーナー部外周縁に沿い得る断
面L字状のアングル材により構成されるとともに、前記
支脚の下部における外面に楔部材が設けられ、前記パレ
ットの四隅にそれぞれ着脱自在に取り付けられるアタッ
チメントに、上方に開放し、かつ前記パレットのコーナ
ー部外周縁に沿うように平面視L字状に形成された支脚
挿着溝が設けられるとともに、その支脚挿着溝の上端周
縁部に、前記楔部材に対応して楔止凹部が設けられ、前
記支脚の下部が前記支脚挿着溝に挿入されるとともに、
前記楔部材が前記楔止凹部に緊結状態に嵌合されること
により、前記支脚が前記アタッチメントに着脱自在に固
定されてなるものを要旨としている。
【0011】本発明は、支脚の楔部材をアタッチメント
の楔止凹部に緊結状態に嵌合するものであるため、支脚
をアタッチメントに高い強度で固定することができ、た
とえパレットを段積みした場合でも、支持枠にねじれや
揺れ等の有害な変形が生じることなく、段積み荷重等に
十分耐え得る強度を得ることができる。
の楔止凹部に緊結状態に嵌合するものであるため、支脚
をアタッチメントに高い強度で固定することができ、た
とえパレットを段積みした場合でも、支持枠にねじれや
揺れ等の有害な変形が生じることなく、段積み荷重等に
十分耐え得る強度を得ることができる。
【0012】またパレットに取り付けたアタッチメント
に、支脚を挿着して楔部材を緊結するだけのものである
ため、パレットに対し簡単に着脱することができるとと
もに、後付けで取り付けることもできる。
に、支脚を挿着して楔部材を緊結するだけのものである
ため、パレットに対し簡単に着脱することができるとと
もに、後付けで取り付けることもできる。
【0013】更に支脚をアングル材により構成するとと
もに、その支脚をパレットコーナー部外周縁に沿うよう
に配置しているため、支脚が、従来の丸パイプ製支脚の
ようにパレット上面のスペースを大きく占有したり、あ
るいはパレット周囲に大きく張り出すようなこともな
い。
もに、その支脚をパレットコーナー部外周縁に沿うよう
に配置しているため、支脚が、従来の丸パイプ製支脚の
ようにパレット上面のスペースを大きく占有したり、あ
るいはパレット周囲に大きく張り出すようなこともな
い。
【0014】一方、本発明においては、前記楔部材が、
前記パレットの周囲4面のすべての面に配置されるよう
に設けられ、各楔部材が、前記アタッチメントの楔止凹
部にそれぞれ緊結状態に嵌合されてなる構成を採用する
のが好ましい。
前記パレットの周囲4面のすべての面に配置されるよう
に設けられ、各楔部材が、前記アタッチメントの楔止凹
部にそれぞれ緊結状態に嵌合されてなる構成を採用する
のが好ましい。
【0015】すなわちこの構成を採用する場合、4本の
支脚を、パレット周囲4面のすべての面において緊結状
態に固定できるため、周囲4方向のすべての方向に対し
て高い強度で、支持枠を固定することができる。
支脚を、パレット周囲4面のすべての面において緊結状
態に固定できるため、周囲4方向のすべての方向に対し
て高い強度で、支持枠を固定することができる。
【0016】更に本発明においては、前記支脚外面の両
側に、それぞれ楔部材が設けられ、各楔部材が、前記ア
タッチメントの楔止凹部にそれぞれ緊結状態に嵌合され
てなる構成を採用するのが良い。
側に、それぞれ楔部材が設けられ、各楔部材が、前記ア
タッチメントの楔止凹部にそれぞれ緊結状態に嵌合され
てなる構成を採用するのが良い。
【0017】すなわちこの構成を採用する場合、より一
層高い強度で、支脚をパレットに固定することができ
る。
層高い強度で、支脚をパレットに固定することができ
る。
【0018】また本発明においては、前記一対の支持枠
の横桟交差部における両横桟の対向面の一方に少なくと
も2個以上の位置固定ピンが突設されるとともに、他方
に前記位置固定ピンに対応してピン嵌合孔が穿設され、
前記位置固定ピンが前記ピン嵌合孔に嵌合することによ
り、前記一対の支持枠が平面視X状に交差した状態に維
持されるよう構成するのが望ましい。
の横桟交差部における両横桟の対向面の一方に少なくと
も2個以上の位置固定ピンが突設されるとともに、他方
に前記位置固定ピンに対応してピン嵌合孔が穿設され、
前記位置固定ピンが前記ピン嵌合孔に嵌合することによ
り、前記一対の支持枠が平面視X状に交差した状態に維
持されるよう構成するのが望ましい。
【0019】すなわちこの場合、横桟相互における水平
面内での回転及び移動を防止することができるので、例
えばパレット段積み状態で振動を受けた際、振動による
応力が横桟交差部に局部的に集中せずサポータ全体に分
散し、振動に対する負担を大きく軽減することができ
る。
面内での回転及び移動を防止することができるので、例
えばパレット段積み状態で振動を受けた際、振動による
応力が横桟交差部に局部的に集中せずサポータ全体に分
散し、振動に対する負担を大きく軽減することができ
る。
【0020】更に本発明においては、前記一対の支持枠
の横桟交差位置において下側に配置される横桟の交差部
が下向き凹状に曲成されて凹陥部が設けられてなる構成
を採用するのが、より一層好ましい。
の横桟交差位置において下側に配置される横桟の交差部
が下向き凹状に曲成されて凹陥部が設けられてなる構成
を採用するのが、より一層好ましい。
【0021】すなわちこの構成を採用する場合、交差し
合う横桟が互いに水平状態で高低差なく配置されるの
で、段積みした上段パレットの荷重をパレットサポータ
全体で均等に支承できるとともに、各横桟を大きく圧潰
変形する必要もない。
合う横桟が互いに水平状態で高低差なく配置されるの
で、段積みした上段パレットの荷重をパレットサポータ
全体で均等に支承できるとともに、各横桟を大きく圧潰
変形する必要もない。
【0022】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態が適
用されたパレットサポータ付きパレット(10)を示す
斜視図、図2はその正面図である。両図に示すように、
パレット(10)に立設されるパレットサポータ(3
0)は、下向きコ字枠状の一対の支持枠(31a)(3
1b)を備えている。各支持枠(31a)(31b)
は、それぞれ丸パイプ製の横桟(32a)(32b)
と、横桟(32a)(32b)の両端部に上端部が溶接
固定された支脚(33)(33)とを有している。
用されたパレットサポータ付きパレット(10)を示す
斜視図、図2はその正面図である。両図に示すように、
パレット(10)に立設されるパレットサポータ(3
0)は、下向きコ字枠状の一対の支持枠(31a)(3
1b)を備えている。各支持枠(31a)(31b)
は、それぞれ丸パイプ製の横桟(32a)(32b)
と、横桟(32a)(32b)の両端部に上端部が溶接
固定された支脚(33)(33)とを有している。
【0023】図4ないし図6に示すように、各支持枠
(31a)(31b)の支脚(33)は、パレット(1
0)のコーナー部外周縁に沿い得る態様に配置された断
面L字状のアングル材により構成されており、各支脚
(33)の下部における外面両側には、金属製の楔部材
(40)(40)がそれぞれ溶接固定されている。この
楔部材(40)は、その下部により構成される嵌入部
(41)が下方に向かうに従って細幅になるように形成
されて、嵌入部(41)の両側にテーパー状のガイド面
(42)が形成されている。
(31a)(31b)の支脚(33)は、パレット(1
0)のコーナー部外周縁に沿い得る態様に配置された断
面L字状のアングル材により構成されており、各支脚
(33)の下部における外面両側には、金属製の楔部材
(40)(40)がそれぞれ溶接固定されている。この
楔部材(40)は、その下部により構成される嵌入部
(41)が下方に向かうに従って細幅になるように形成
されて、嵌入部(41)の両側にテーパー状のガイド面
(42)が形成されている。
【0024】図3に示すように、パレットサポータ(3
0)における一方の支持枠(31a)の横桟(32a)
は、その中央部下面側に、横桟(32a)に沿うように
して、金属板(37a)が溶接固定されており、その金
属板(37a)の両端には下方に突出するようにして、
位置固定ピン(35)(35)が溶接固定されている。
0)における一方の支持枠(31a)の横桟(32a)
は、その中央部下面側に、横桟(32a)に沿うように
して、金属板(37a)が溶接固定されており、その金
属板(37a)の両端には下方に突出するようにして、
位置固定ピン(35)(35)が溶接固定されている。
【0025】他方の支持枠(31b)の横桟(32b)
は、その中央部分が曲げ加工によって下向き凹状に曲成
されて凹陥部(38)が設けられており、その凹陥部
(38)上に、一方側横桟(32a)の中央部分を交差
させるように配置した際に、両横桟(32a)(32
b)の上面がそれそれ同一の水平面内に配置されるよう
構成されている。
は、その中央部分が曲げ加工によって下向き凹状に曲成
されて凹陥部(38)が設けられており、その凹陥部
(38)上に、一方側横桟(32a)の中央部分を交差
させるように配置した際に、両横桟(32a)(32
b)の上面がそれそれ同一の水平面内に配置されるよう
構成されている。
【0026】他方側の横桟(32b)における凹陥部
(38)の上面には、横桟(32b)に対して交差する
ようにピン固定板(37b)が溶接固定されるととも
に、その固定板(37b)の両端部には、上記位置固定
ピン(35)(35)に位置的に対応して、ピン嵌合孔
(36)(36)が穿設されている。
(38)の上面には、横桟(32b)に対して交差する
ようにピン固定板(37b)が溶接固定されるととも
に、その固定板(37b)の両端部には、上記位置固定
ピン(35)(35)に位置的に対応して、ピン嵌合孔
(36)(36)が穿設されている。
【0027】そして、位置固定ピン(35)をピン嵌合
孔(36)に嵌合させて、両支持枠(31a)(31
b)同士を中央部で平面視X字状に交差させた際に、上
記位置固定ピン(35)の嵌合により両横桟(32a)
(32b)が、水平面内で相対回転不能かつ相対移動不
能となるように構成されている。
孔(36)に嵌合させて、両支持枠(31a)(31
b)同士を中央部で平面視X字状に交差させた際に、上
記位置固定ピン(35)の嵌合により両横桟(32a)
(32b)が、水平面内で相対回転不能かつ相対移動不
能となるように構成されている。
【0028】一方、図1及び図2に示すようにパレット
(10)は、前後方向に互いに平行に延びる3本の桁
(11)を有し、各桁(11)の上下両面側に、各桁
(11)に左右方向に架け渡すようにして、板材が多数
枚固定されて、上下両面にデッキボード(12)(1
2)が形成されている。
(10)は、前後方向に互いに平行に延びる3本の桁
(11)を有し、各桁(11)の上下両面側に、各桁
(11)に左右方向に架け渡すようにして、板材が多数
枚固定されて、上下両面にデッキボード(12)(1
2)が形成されている。
【0029】またパレット(10)の四隅に設けられる
アタッチメント(20)は、図5ないし図8に示すよう
に、平面視コ字状の嵌着体(21)を有している。この
嵌着体(21)は、外側壁(21a)と、内側壁(21
b)と、両側壁(21a)(21b)の端部間に架け渡
すように設けられた端部壁(21c)とを有しており、
両側壁(21a)(21b)を上記パレット(10)に
おける両端桁(11)の端部両側に沿って挿入して、桁
(11)の端部に外嵌することにより、パレット(1
0)に着脱自在に取り付けられるよう構成されている。
アタッチメント(20)は、図5ないし図8に示すよう
に、平面視コ字状の嵌着体(21)を有している。この
嵌着体(21)は、外側壁(21a)と、内側壁(21
b)と、両側壁(21a)(21b)の端部間に架け渡
すように設けられた端部壁(21c)とを有しており、
両側壁(21a)(21b)を上記パレット(10)に
おける両端桁(11)の端部両側に沿って挿入して、桁
(11)の端部に外嵌することにより、パレット(1
0)に着脱自在に取り付けられるよう構成されている。
【0030】更にアタッチメント(20)の外側壁(2
1a)の基端部から端部壁(21c)にかけての外側に
は、溝形成部材(22)が溶接固定されて、その溝形成
部材(22)と嵌着体(21)との間に、上記一対の支
持枠(31a)(31b)の支脚(33)を挿入可能な
平面視L字状の支脚挿着溝(23)が設けられる。なお
この支脚挿着溝(23)は、アタッチメント(20)を
上記したようにパレット(10)に取り付けた際に、パ
レット(10)のコーナー部外周縁に沿うように配置さ
れる。
1a)の基端部から端部壁(21c)にかけての外側に
は、溝形成部材(22)が溶接固定されて、その溝形成
部材(22)と嵌着体(21)との間に、上記一対の支
持枠(31a)(31b)の支脚(33)を挿入可能な
平面視L字状の支脚挿着溝(23)が設けられる。なお
この支脚挿着溝(23)は、アタッチメント(20)を
上記したようにパレット(10)に取り付けた際に、パ
レット(10)のコーナー部外周縁に沿うように配置さ
れる。
【0031】またアタッチメント(20)の溝形成部材
(22)の上縁部における上記支脚(33)の楔部材
(40)にそれぞれ対応する部分が、略V字状に切り欠
かれて、上記楔部材(40)を緊結状態に嵌合可能な楔
止凹部(50)(50)が設けられている。なお溝形成
部材(22)の下縁部には、上縁側の楔止凹部(50)
(50)にそれぞれ対応して、上記と同様の楔止凹部
(50)(50)が形成されており、アタッチメント
(20)の上下を反転させれば、反転前のアタッチメン
ト(20)に対し左右対称形状となるように構成されて
いる。
(22)の上縁部における上記支脚(33)の楔部材
(40)にそれぞれ対応する部分が、略V字状に切り欠
かれて、上記楔部材(40)を緊結状態に嵌合可能な楔
止凹部(50)(50)が設けられている。なお溝形成
部材(22)の下縁部には、上縁側の楔止凹部(50)
(50)にそれぞれ対応して、上記と同様の楔止凹部
(50)(50)が形成されており、アタッチメント
(20)の上下を反転させれば、反転前のアタッチメン
ト(20)に対し左右対称形状となるように構成されて
いる。
【0032】そして本発明において、パレット(10)
にパレットサポータ(30)を取り付けるには、まず、
アタッチメント(20)を、図7に示すように、両側の
端桁(11)(11)の両端にそれぞれ外嵌固定する。
これにより各アタッチメント(20)の支脚挿着溝(2
3)が、パレット(10)の4つのコーナー部外周縁に
沿ってそれぞれ配置される。
にパレットサポータ(30)を取り付けるには、まず、
アタッチメント(20)を、図7に示すように、両側の
端桁(11)(11)の両端にそれぞれ外嵌固定する。
これにより各アタッチメント(20)の支脚挿着溝(2
3)が、パレット(10)の4つのコーナー部外周縁に
沿ってそれぞれ配置される。
【0033】続いて一対の支持枠(31a)(31b)
のうち、下側に配置される支持枠(31b)における支
脚(33)(33)を、対応するアタッチメント(2
0)の支脚挿着溝(23)内に挿入するとともに、各楔
部材(40)(40)の嵌入部(41)(41)を、ア
タッチメント(20)の各楔止凹部(50)(50)に
緊結状態に嵌合する。この支脚固定作業において、支脚
(33)を支脚挿着溝(23)内に挿入した際に、楔部
材(40)の嵌入部(41)における両側ガイド面(4
2)(42)が、楔止凹部(50)の両側内面にガイド
されて、楔部材(40)が所望の位置にスムーズに導か
れるので、緊結作業を容易に行うことができる。
のうち、下側に配置される支持枠(31b)における支
脚(33)(33)を、対応するアタッチメント(2
0)の支脚挿着溝(23)内に挿入するとともに、各楔
部材(40)(40)の嵌入部(41)(41)を、ア
タッチメント(20)の各楔止凹部(50)(50)に
緊結状態に嵌合する。この支脚固定作業において、支脚
(33)を支脚挿着溝(23)内に挿入した際に、楔部
材(40)の嵌入部(41)における両側ガイド面(4
2)(42)が、楔止凹部(50)の両側内面にガイド
されて、楔部材(40)が所望の位置にスムーズに導か
れるので、緊結作業を容易に行うことができる。
【0034】次に、上側に配置される支持枠(31a)
を、その横桟(32b)を、下側の横桟(32a)の凹
陥部(38)上に交差するように配置するとともに、上
側横桟(32b)の位置固定ピン(35)(35)を、
下側横桟(32a)のピン嵌合孔(36)(36)に嵌
合する。
を、その横桟(32b)を、下側の横桟(32a)の凹
陥部(38)上に交差するように配置するとともに、上
側横桟(32b)の位置固定ピン(35)(35)を、
下側横桟(32a)のピン嵌合孔(36)(36)に嵌
合する。
【0035】その一方、上側の支持枠(31a)におけ
る支脚(33)(33)を、対応するアタッチメント
(20)の支脚挿着溝(23)内に挿入するとともに、
各支脚(33)に設けられた各楔部材(40)(40)
の各嵌入部(41)(41)を、上記と同様にして、ア
タッチメント(20)の各楔止凹部(50)(50)に
緊結状態に嵌合する。
る支脚(33)(33)を、対応するアタッチメント
(20)の支脚挿着溝(23)内に挿入するとともに、
各支脚(33)に設けられた各楔部材(40)(40)
の各嵌入部(41)(41)を、上記と同様にして、ア
タッチメント(20)の各楔止凹部(50)(50)に
緊結状態に嵌合する。
【0036】こうしてパレットサポータ(30)がパレ
ット(10)に取り付けられる。
ット(10)に取り付けられる。
【0037】なお、パレットサポータ(30)を取り外
す場合には、楔部材(50)の楔止凹部(50)から抜
き取り、支脚(33)をアタッチメント(20)から取
り外し、その後アタッチメント(20)をパレット(1
0)から抜き取れば良い。
す場合には、楔部材(50)の楔止凹部(50)から抜
き取り、支脚(33)をアタッチメント(20)から取
り外し、その後アタッチメント(20)をパレット(1
0)から抜き取れば良い。
【0038】この実施形態のパレットサポータ(30)
においては、支脚(33)を、アタッチメント(20)
の支脚挿着溝(23)内に挿入するとともに、支脚(3
3)に設けられた楔部材(40)をアタッチメント(2
0)の楔止凹部(50)に緊結状態に嵌合するものであ
るため、支脚(33)が、アタッチメント(20)に対
し十分高い強度で固定される。このためたとえ複数のパ
レット(10)を段積みした場合でも、パレットサポー
タ(30)にねじれや揺れ等の有害な変形が生じるよう
なことがなく、段積み荷重に十分耐え得る強度を確保す
ることができる。
においては、支脚(33)を、アタッチメント(20)
の支脚挿着溝(23)内に挿入するとともに、支脚(3
3)に設けられた楔部材(40)をアタッチメント(2
0)の楔止凹部(50)に緊結状態に嵌合するものであ
るため、支脚(33)が、アタッチメント(20)に対
し十分高い強度で固定される。このためたとえ複数のパ
レット(10)を段積みした場合でも、パレットサポー
タ(30)にねじれや揺れ等の有害な変形が生じるよう
なことがなく、段積み荷重に十分耐え得る強度を確保す
ることができる。
【0039】またパレット(10)にアタッチメント
(20)を嵌着して、そのアタッチメント(20)に支
持枠(31a)(31b)を挿着固定するものであるた
め、パレット(10)に対し簡単に着脱できるととも
に、後付けによっても簡単に取り付けることができる。
このため例えばパレットサポータが取り付けられていな
いパレット(10)に荷物が積載されて搬入された場合
には、パレット(10)にアタッチメント(20)を嵌
着して、そのアタッチメント(20)に支持枠(31
a)(31b)を取り付けることにより、パレット(1
0)を段積み状態に支障なく積み上げることができ、荷
物の保管等を効率良く行うことができる。更にパレット
(10)に荷物の積み降ろし作業を行う場合には、支持
枠(31a)(31b)をパレット(10)のアタッチ
メント(20)から取り外しておくことにより、荷物が
支持枠(31a)(31b)の支脚(33)に干渉する
のを防止することができるので、荷物の積み降ろし作業
を効率良く行うことができる。
(20)を嵌着して、そのアタッチメント(20)に支
持枠(31a)(31b)を挿着固定するものであるた
め、パレット(10)に対し簡単に着脱できるととも
に、後付けによっても簡単に取り付けることができる。
このため例えばパレットサポータが取り付けられていな
いパレット(10)に荷物が積載されて搬入された場合
には、パレット(10)にアタッチメント(20)を嵌
着して、そのアタッチメント(20)に支持枠(31
a)(31b)を取り付けることにより、パレット(1
0)を段積み状態に支障なく積み上げることができ、荷
物の保管等を効率良く行うことができる。更にパレット
(10)に荷物の積み降ろし作業を行う場合には、支持
枠(31a)(31b)をパレット(10)のアタッチ
メント(20)から取り外しておくことにより、荷物が
支持枠(31a)(31b)の支脚(33)に干渉する
のを防止することができるので、荷物の積み降ろし作業
を効率良く行うことができる。
【0040】更に支脚(33)をアングル材によって構
成するとともに、その支脚(33)をパレット(10)
のコーナー部外周縁に沿うように配置しているため、支
脚(33)が、従来の丸パイプ製支脚のようにパレット
上面のスペースを大きく占有したり、あるいはパレット
周囲に大きく張り出して配置されるようなことはない。
このためパレットの積載有効面積を最大限に確保するこ
とができるとともに、複数のパレットを横並びに配置す
る場合でも、隣接パレット相互間に大きな間隔をあける
必要もなく、倉庫内等の床面積を最大限に利用すること
ができる。
成するとともに、その支脚(33)をパレット(10)
のコーナー部外周縁に沿うように配置しているため、支
脚(33)が、従来の丸パイプ製支脚のようにパレット
上面のスペースを大きく占有したり、あるいはパレット
周囲に大きく張り出して配置されるようなことはない。
このためパレットの積載有効面積を最大限に確保するこ
とができるとともに、複数のパレットを横並びに配置す
る場合でも、隣接パレット相互間に大きな間隔をあける
必要もなく、倉庫内等の床面積を最大限に利用すること
ができる。
【0041】また本実施形態においては、一対の支持枠
(31a)(31a)の各横桟(32a)(32b)
を、位置固定ピン(35)とピン嵌合孔(36)とを嵌
め合わせることによって、水平面内で相対回転不能にか
つ相対移動不能に係止しているため、パレット(10)
を段積みした状態で振動を受けたとしても、振動による
応力が横桟交差部に局部的に集中せずパレットサポータ
全体に分散される。従って、振動に対する負担が軽減さ
れて、優れた耐震性を得ることができる。
(31a)(31a)の各横桟(32a)(32b)
を、位置固定ピン(35)とピン嵌合孔(36)とを嵌
め合わせることによって、水平面内で相対回転不能にか
つ相対移動不能に係止しているため、パレット(10)
を段積みした状態で振動を受けたとしても、振動による
応力が横桟交差部に局部的に集中せずパレットサポータ
全体に分散される。従って、振動に対する負担が軽減さ
れて、優れた耐震性を得ることができる。
【0042】更に一対の支持枠(31a)(31b)に
おいて、下側に配置される横桟(32b)の交差部を下
向き凹状に曲成しているため、一対の横桟(32a)
(32b)が水平状態で高低差なく交差配置され、段積
みした上段パレットの荷重をパレットサポータ全体で均
等に支承できると共に、横桟(32a)(32b)の断
面形状を大きく圧潰変形させる必要がない。このためパ
レットサポータ付きパレットの耐荷重性を大幅に向上さ
せることができる。
おいて、下側に配置される横桟(32b)の交差部を下
向き凹状に曲成しているため、一対の横桟(32a)
(32b)が水平状態で高低差なく交差配置され、段積
みした上段パレットの荷重をパレットサポータ全体で均
等に支承できると共に、横桟(32a)(32b)の断
面形状を大きく圧潰変形させる必要がない。このためパ
レットサポータ付きパレットの耐荷重性を大幅に向上さ
せることができる。
【0043】また本実施形態において、アタッチメント
(20)は、その上下両側に、楔止凹部(50)を形成
し、上下を反転させれば、反転前のアタッチメント(2
0)に対し左右対称となるように構成しているため、パ
レット(10)の四隅に取り付けられるアタッチメント
(20)としてすべて同一の形状のものを使用すること
ができる。このように部品の共通化を図ることにより、
部品生産効率の向上及びコストの削減を図ることができ
る。
(20)は、その上下両側に、楔止凹部(50)を形成
し、上下を反転させれば、反転前のアタッチメント(2
0)に対し左右対称となるように構成しているため、パ
レット(10)の四隅に取り付けられるアタッチメント
(20)としてすべて同一の形状のものを使用すること
ができる。このように部品の共通化を図ることにより、
部品生産効率の向上及びコストの削減を図ることができ
る。
【0044】一方、図9はこの発明の第1の変形例が適
用されたパレットサポータ付きパレット(110)を示
す水平断面図であって、上記実施形態の図8に相当する
図である。この変形例においては、パレットサポータ支
脚(33)の一方側の外面のみに楔部材(40)が固着
されて、パレット(110)の周囲4面、すなわち前後
左右の各面に、それぞれ一つずつ楔部材(40)が配置
されるよう構成されている。そして、各楔部材(40)
がアタッチメント(20)の楔止凹部(50)に緊結状
態に嵌合されている。
用されたパレットサポータ付きパレット(110)を示
す水平断面図であって、上記実施形態の図8に相当する
図である。この変形例においては、パレットサポータ支
脚(33)の一方側の外面のみに楔部材(40)が固着
されて、パレット(110)の周囲4面、すなわち前後
左右の各面に、それぞれ一つずつ楔部材(40)が配置
されるよう構成されている。そして、各楔部材(40)
がアタッチメント(20)の楔止凹部(50)に緊結状
態に嵌合されている。
【0045】この構造においては、パレットサポータ
(30)の4本の支脚(33)がパレット(10)の周
囲4面のすべての面において緊結状態に固定されている
ため、周囲4方向のすべての方向に対して高い強度で、
支脚(33)をパレット(10)に固定することができ
る。
(30)の4本の支脚(33)がパレット(10)の周
囲4面のすべての面において緊結状態に固定されている
ため、周囲4方向のすべての方向に対して高い強度で、
支脚(33)をパレット(10)に固定することができ
る。
【0046】もっとも、上記実施形態のパレットサポー
タ付きパレットは、図8に示すように、パレットサポー
タ(30)の4本の支脚(33)が、パレット(10)
の周囲4面のすべての面において緊結状態に固定され、
その上更に各支脚(33)がそれぞれ2箇所で緊結状態
に固定されているため、上記第1変形例にも増して、よ
り一層優れた耐荷重性を備えている。
タ付きパレットは、図8に示すように、パレットサポー
タ(30)の4本の支脚(33)が、パレット(10)
の周囲4面のすべての面において緊結状態に固定され、
その上更に各支脚(33)がそれぞれ2箇所で緊結状態
に固定されているため、上記第1変形例にも増して、よ
り一層優れた耐荷重性を備えている。
【0047】なお、本発明においては、楔部材(40)
を、必ずしもパレットの周囲4面すべてに配置する必要
はない。例えば図10に示すように、パレット(21
0)の周囲4面のうち対向する2面、すなわち前後の2
面に、それぞれ2つずつ楔部材(40)が配置されるよ
うに構成して、各楔部材(40)をアタッチメント(2
0)の楔止凹部(50)に緊結状態に嵌合するようにし
ても良い。この構造においては、上記実施形態及び第1
変形例の構造に比べると、多少耐荷重性に劣るものの、
実使用おいては支障のない程度に十分な耐荷重性を得る
ことができる。
を、必ずしもパレットの周囲4面すべてに配置する必要
はない。例えば図10に示すように、パレット(21
0)の周囲4面のうち対向する2面、すなわち前後の2
面に、それぞれ2つずつ楔部材(40)が配置されるよ
うに構成して、各楔部材(40)をアタッチメント(2
0)の楔止凹部(50)に緊結状態に嵌合するようにし
ても良い。この構造においては、上記実施形態及び第1
変形例の構造に比べると、多少耐荷重性に劣るものの、
実使用おいては支障のない程度に十分な耐荷重性を得る
ことができる。
【0048】ところで、上記実施形態においては、パレ
ット(10)として木製のものが使用されているが、そ
れだけに限られず、本発明は、パレットが、樹脂製のも
のにも、上記と同様に適用することができる。
ット(10)として木製のものが使用されているが、そ
れだけに限られず、本発明は、パレットが、樹脂製のも
のにも、上記と同様に適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明のパレットサポ
ータによれば、アングル材製支脚に楔部材を設け、パレ
ット四隅のアタッチメントに支脚を挿着する際、楔部材
をアタッチメントの楔止凹部に緊結状態に嵌合するもの
であるため、支脚がアタッチメントに対し十分高い強度
で固定される。このためたとえ複数のパレットを段積み
した場合でも、支持枠にねじれや揺れ等の有害な変形が
生じることがなく、段積み荷重に十分耐え得る強度を得
ることができる。またパレットに取り付けたアタッチメ
ントに、支脚を挿着して楔部材を緊結するだけのもので
あるため、パレットに対し簡単に着脱することができる
とともに、後付けで取り付けることもできる。このため
例えばパレットサポータが取り付けられていないパレッ
トに荷物が積載されて搬入された場合でも、そのパレッ
トに支障なく取り付けることができるので、複数のパレ
ットを確実に段積みすることができ、効率良く保管等を
行うことができる。しかもパレットに対する荷物の積み
降ろし作業時には、支持枠を取り外しておくことによ
り、荷物が支持枠に干渉するのを防止することができる
ので、積み降ろし作業を効率良く行うことができる。更
にアングル材製支脚をパレットコーナー部外周縁に沿う
ように配置しているため、支脚が、従来の丸パイプ製支
脚のようにパレット上面のスペースを大きく占有した
り、あるいはパレット周囲に大きく張り出すようなこと
はない。従ってパレットの積載有効面積を十分に確保で
きるとともに、複数のパレットを横並びに配置する場合
でも、隣接パレット相互間に大きな隙間をあける必要も
なく、パレット載置用の床面積を有効に利用することが
できるという効果が得られる。
ータによれば、アングル材製支脚に楔部材を設け、パレ
ット四隅のアタッチメントに支脚を挿着する際、楔部材
をアタッチメントの楔止凹部に緊結状態に嵌合するもの
であるため、支脚がアタッチメントに対し十分高い強度
で固定される。このためたとえ複数のパレットを段積み
した場合でも、支持枠にねじれや揺れ等の有害な変形が
生じることがなく、段積み荷重に十分耐え得る強度を得
ることができる。またパレットに取り付けたアタッチメ
ントに、支脚を挿着して楔部材を緊結するだけのもので
あるため、パレットに対し簡単に着脱することができる
とともに、後付けで取り付けることもできる。このため
例えばパレットサポータが取り付けられていないパレッ
トに荷物が積載されて搬入された場合でも、そのパレッ
トに支障なく取り付けることができるので、複数のパレ
ットを確実に段積みすることができ、効率良く保管等を
行うことができる。しかもパレットに対する荷物の積み
降ろし作業時には、支持枠を取り外しておくことによ
り、荷物が支持枠に干渉するのを防止することができる
ので、積み降ろし作業を効率良く行うことができる。更
にアングル材製支脚をパレットコーナー部外周縁に沿う
ように配置しているため、支脚が、従来の丸パイプ製支
脚のようにパレット上面のスペースを大きく占有した
り、あるいはパレット周囲に大きく張り出すようなこと
はない。従ってパレットの積載有効面積を十分に確保で
きるとともに、複数のパレットを横並びに配置する場合
でも、隣接パレット相互間に大きな隙間をあける必要も
なく、パレット載置用の床面積を有効に利用することが
できるという効果が得られる。
【0050】本発明において、楔部材が、パレットの周
囲4面すべての面に配置される場合には、4本の支脚を
パレットの周囲4面すべての面において緊結状態に固定
できるため、周囲4方向のすべての方向に対して高い強
度で、一対の支持枠をパレットに固定することができ、
段積み時の荷重によるねじれ変形等をより確実に防止で
き、耐荷重性を一段と向上させることができるという利
点がある。
囲4面すべての面に配置される場合には、4本の支脚を
パレットの周囲4面すべての面において緊結状態に固定
できるため、周囲4方向のすべての方向に対して高い強
度で、一対の支持枠をパレットに固定することができ、
段積み時の荷重によるねじれ変形等をより確実に防止で
き、耐荷重性を一段と向上させることができるという利
点がある。
【0051】更に本発明において、支脚の外面両側に、
それぞれ楔部材を設ける場合には、より一層高い強度
で、支脚をパレットに固定することができ、段積み時の
耐荷重性等を、より一層向上させることができるという
利点がある。
それぞれ楔部材を設ける場合には、より一層高い強度
で、支脚をパレットに固定することができ、段積み時の
耐荷重性等を、より一層向上させることができるという
利点がある。
【0052】また本発明において、一対の支持枠の交差
し合う横桟同士を、位置固定ピンとピン嵌合孔とにより
嵌め合わせる場合には、横桟相互における水平面内での
回転及び移動を防止することができるので、例えばパレ
ット段積み状態で振動を受けた際、振動による応力が横
桟交差部に局部的に集中せずサポータ全体に分散し、振
動に対する負担が軽減される。従って、優れた耐震性を
得ることができるという利点がある。
し合う横桟同士を、位置固定ピンとピン嵌合孔とにより
嵌め合わせる場合には、横桟相互における水平面内での
回転及び移動を防止することができるので、例えばパレ
ット段積み状態で振動を受けた際、振動による応力が横
桟交差部に局部的に集中せずサポータ全体に分散し、振
動に対する負担が軽減される。従って、優れた耐震性を
得ることができるという利点がある。
【0053】更に本発明は、一対の支持枠において下側
に配置される横桟の交差部を下向き凹状に曲成して凹陥
部を設ける場合には、交差し合う横桟が互いに水平状態
で高低差なく配置されるので、段積みした上段パレット
の荷重をパレットサポータ全体で均等に支承できると共
に、各横桟を大きく圧潰変形する必要がなく、耐荷重性
を大幅に向上させることができるという利点がある。
に配置される横桟の交差部を下向き凹状に曲成して凹陥
部を設ける場合には、交差し合う横桟が互いに水平状態
で高低差なく配置されるので、段積みした上段パレット
の荷重をパレットサポータ全体で均等に支承できると共
に、各横桟を大きく圧潰変形する必要がなく、耐荷重性
を大幅に向上させることができるという利点がある。
【図1】この発明の実施形態であるパレットサポータ付
きパレットを示す斜視図である。
きパレットを示す斜視図である。
【図2】実施形態のパレットサポータ付きパレットを示
す正面図である。
す正面図である。
【図3】実施形態のパレットサポータにおける支持枠の
交差部分を分解して示す斜視図である。
交差部分を分解して示す斜視図である。
【図4】実施形態のパレットサポータにおける支脚の下
部を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)
は断面図である。
部を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)
は断面図である。
【図5】実施形態におけるパレットサポータ支脚のアタ
ッチメントに対する取付部を分解して示す斜視図であ
る。
ッチメントに対する取付部を分解して示す斜視図であ
る。
【図6】実施形態におけるパレットサポータ支脚のアタ
ッチメントに対する取付部を示す図であって、同図
(a)は分解状態での正面図、同図(b)は連結状態で
の正面図である。
ッチメントに対する取付部を示す図であって、同図
(a)は分解状態での正面図、同図(b)は連結状態で
の正面図である。
【図7】実施形態に適用されたアタッチメントを示す図
であって、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図、
同図(c)は正面図である。
であって、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図、
同図(c)は正面図である。
【図8】実施形態のパレットサポータ付きパレットを示
す水平断面図である。
す水平断面図である。
【図9】この発明の第1の変形例であるパレットサポー
タ付きパレットを示す水平断面図である。
タ付きパレットを示す水平断面図である。
【図10】この発明の第2の変形例であるパレットサポ
ータ付きパレットを示す水平断面図である。
ータ付きパレットを示す水平断面図である。
【図11】従来のパレットサポータ付きパレットを模式
的に示す斜視図である。
的に示す斜視図である。
【図12】従来のパレットサポータにおける支脚のアタ
ッチメント取付部を示す分解斜視図である。
ッチメント取付部を示す分解斜視図である。
10…パレット 20…アタッチメント 23…支脚挿着溝 30…パレットサポータ 31a、31b…支持枠 32a、32b…横桟 33…支脚 35…位置固定ピン 36…ピン嵌合孔 38…凹陥部 40…楔部材 50…楔止凹部
Claims (5)
- 【請求項1】 横桟の両端に支脚の上端が固定された一
対の支持枠を、その横桟同士を平面視X字状に交差させ
た状態で、各支脚をパレットの四隅に立設するようにし
たパレットサポータにおいて、 前記一対の支持枠の各支脚が、前記パレットのコーナー
部外周縁に沿い得る断面L字状のアングル材により構成
されるとともに、前記支脚の下部における外面に楔部材
が設けられ、 前記パレットの四隅にそれぞれ着脱自在に取り付けられ
るアタッチメントに、上方に開放し、かつ前記パレット
のコーナー部外周縁に沿うように平面視L字状に形成さ
れた支脚挿着溝が設けられるとともに、その支脚挿着溝
の上端周縁部に、前記楔部材に対応して楔止凹部が設け
られ、 前記支脚の下部が前記支脚挿着溝に挿入されるととも
に、前記楔部材が前記楔止凹部に緊結状態に嵌合される
ことにより、前記支脚が前記アタッチメントに着脱自在
に固定されてなることを特徴とするパレットサポータ。 - 【請求項2】 前記楔部材が、前記パレットの周囲4面
のすべての面に配置されるように設けられ、各楔部材
が、前記アタッチメントの楔止凹部にそれぞれ緊結状態
に嵌合されてなる請求項1記載のパレットサポータ。 - 【請求項3】 前記支脚外面の両側に、それぞれ楔部材
が設けられ、両楔部材が、前記アタッチメントの楔止凹
部にそれぞれ緊結状態に嵌合されてなる請求項1又は2
記載のパレットサポータ。 - 【請求項4】 前記一対の支持枠の横桟交差部における
両横桟の対向面の一方に少なくとも2個以上の位置固定
ピンが突設されるとともに、他方に前記位置固定ピンに
対応してピン嵌合孔が穿設され、前記位置固定ピンが前
記ピン嵌合孔に嵌合することにより、前記一対の支持枠
が平面視X状に交差した状態に維持されるよう構成され
てなる請求項1ないし3のいずれかに記載のパレットサ
ポータ。 - 【請求項5】 前記一対の支持枠の横桟交差位置におい
て下側に配置される横桟の交差部が下向き凹状に曲成さ
れて凹陥部が設けられてなる請求項1ないし4のいずれ
かに記載のパレットサポータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17723497A JPH1120825A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | パレットサポータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17723497A JPH1120825A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | パレットサポータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1120825A true JPH1120825A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16027504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17723497A Pending JPH1120825A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | パレットサポータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1120825A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104405A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Japan Crown Cork Co Ltd | 酸素吸収機能を有する容器用栓及びその製造方法 |
KR100740510B1 (ko) | 2005-02-14 | 2007-07-19 | 최병수 | 합성수지 팔레트의 지지대 결합구 |
DK178265B1 (da) * | 2013-12-13 | 2015-10-19 | Hededanmark As | En palle samt anvendelse heraf |
JP2017537038A (ja) * | 2014-12-09 | 2017-12-14 | 蘇州亞比斯複合材料有限公司 | パレット |
KR20210002178U (ko) * | 2020-03-23 | 2021-10-01 | 염민석 | 다단식 적재 창고용 파레트 지지대 |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP17723497A patent/JPH1120825A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104405A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Japan Crown Cork Co Ltd | 酸素吸収機能を有する容器用栓及びその製造方法 |
KR100740510B1 (ko) | 2005-02-14 | 2007-07-19 | 최병수 | 합성수지 팔레트의 지지대 결합구 |
DK178265B1 (da) * | 2013-12-13 | 2015-10-19 | Hededanmark As | En palle samt anvendelse heraf |
JP2017537038A (ja) * | 2014-12-09 | 2017-12-14 | 蘇州亞比斯複合材料有限公司 | パレット |
KR20210002178U (ko) * | 2020-03-23 | 2021-10-01 | 염민석 | 다단식 적재 창고용 파레트 지지대 |
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