JP3096369U - 組立と分解が容易で返却時の容積を小さくした通箱 - Google Patents

組立と分解が容易で返却時の容積を小さくした通箱

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JP3096369U JP2003001211U JP2003001211U JP3096369U JP 3096369 U JP3096369 U JP 3096369U JP 2003001211 U JP2003001211 U JP 2003001211U JP 2003001211 U JP2003001211 U JP 2003001211U JP 3096369 U JP3096369 U JP 3096369U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 妻パネルを容易に取り外すことや、工具を使
用しないで組立及び分解することを可能とした通箱であ
って、返却時に分解して各部品を重ねた返却時の通箱と
したときに、従来より多くの個数の通箱をコンテナに収
納することを可能とした通箱を提供する。 【解決手段】 妻パネル3、4と側パネル5、6とから
なる箱枠1bと床板パネル2とで上面を開放した通箱1
を構成し、穴25aを有する固定部材25と挿入部36
aを有する止部材36とからなる締結機構9により、妻
パネル3、4を床板パネル2に自立させた状態で保持さ
せ、さらに妻パネル3、4と側パネル5、6を固定具8
などを介して固定した通箱1とした。また、床板パネル
2の上面の長辺に沿って長部材22を設け、返却時の通
箱1aにしたときに、長部材間隔X1と長材高さYのつ
くる空間内に全ての部品が収まるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、商品や部品などを梱包したダンボール箱などを外国に輸送するとき に、前記ダンボール箱などを収納してまとめて搬送するための容器であって、モ ジュールケース、リターンケース、リターンラックなどと呼ばれることのある通 箱に係り、工具を使うことなく組立と分解を容易に行うことを可能とし、返却時 にコンテナー内での多段積みを従来より数多く可能とした通箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
通箱の使用方法には、箱状に組み立てた通箱の中に商品や部品を梱包したダン ボール箱等を積み込む方法と、床板パネルの上にダンボール箱など積み込んだ後 に妻パネルと側パネルを組み付けて箱状にする方法がある。 いずれにしても荷を積載した通箱を貨物船の中で多段に積み上げて輸出する。 また、返却時には分解して各部品を折り重ね、これを多段に積み上げコンテナー に入れて持ち帰る使用方法が採られている。 従来は、床板パネルに対し妻パネルをヒンジを介して取り付けていた。しかし この方法では、妻パネルの取り外しが容易でないため荷物の積み込みと積み出し の方向が限定され、妻パネル側から自由に積み込みや積み出し作業を行うことが できない問題と、妻パネルが損傷したときにその交換が困難となる問題を有して いた。 また従来は、側パネルを妻パネルに対しボルトを使用して取り付けていた。し かしこの方法ではスパナやモンキーレンチなどの工具を使用しなければ、組立る ことも分解することもできない問題と、組立と分解に多数の工数がかかり作業性 が悪い問題を有していた。 また従来は、妻パネルを床板パネルから取り外すことが困難なため、返却時に 分解し各部品を重ねたときに、床板パネルに妻パネルと側パネルを合わせた合計 の高さ寸法が大きく、コンテナーに15個しか収納することができず、返却に要 する費用が過大となる問題を有していた。 さらにまた、フォークリフトを使用して使用時の通箱を複数個積み上げる作業 を行うときに、フォークを床板パネルの下に差し込む角度を間違えると、通箱に 収納したダンボール箱などを傷つける問題を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためなされたもので、その目的とす るところは、妻パネルの取り外しを容易なものとして、荷物の積み込みと積み出 し作業の方向が限定されず、自由に積み込み積み出し作業を行うことができる通 箱を提供することにある。 また、妻パネルが損傷したときにその交換を容易とした通箱を提供することに ある。さらに、工具を使用しなければ組立及び分解することができない問題をな くすと共に、組立及び分解の作業性の良い通箱を提供することにある。 また、分解して各部品を重ねた状態(以下単に「返却時の通箱」という。)と したときに、床板パネルの長材高さの範囲に妻パネルと側パネルを収納する構成 として、従来より多くの個数の通箱をコンテナに収納することを可能とし、返却 に要する費用を軽減することにある。 さらに使用時の通箱を多段に積み上げるときに、フォークリフトのフォークを 差し込む角度を間違えても、収納したダンボール箱等を決して傷つけない通箱を 提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、平面視で概略長方形状を有する床板と、前記床板パネルの 短辺にそれぞれ取り付けた2枚の妻パネルと、前記床板パネルの長辺にそれぞれ 取り付けた2枚の側パネルとからなる上面を開放した容器とする。 床板パネルは板、打ち抜き鉄板又は金網などからなるパネルとする。一方、妻 パネル及び側パネルは、いずれも板、打ち抜き鉄板、金網又は柵などからなる概 略長方形状のパネルとする。床板パネルについては積み込むダンボール箱等の底 に傷がつかない程度、妻パネルや側パネルについてはダンボール箱等がはみ出な い程度の開口があっても問題にはならないからである。 また、2枚の前記側パネルの両端部においてそれぞれ前記妻パネルを挟むこと により平面視において長方形の枠である箱枠を構成するようにして、さらに、前 記床板パネルに床板より上に突き出る複数の下止板を設け、前記下止板の内面で 構成した下空間の中に前記箱枠の下部が収まるようにする。 下止板は箱枠を水平方向に移動しないように拘束する機能を有するものであれ ばよく、その形状、取り付け位置及び取り付け個数について特に限定するもので はない。また、箱枠と下止板との間には隙間があっても構わない。 さらに、前記床板パネルと前記妻パネルの下部とを締結する締結機構であって 、穴を有する固定部材と前記穴に差込む挿入部とを有する止部材などからなり、 締結したときは妻方向に相対的に移動可能、かつ、前記妻パネルを自立させた状 態で保持する締結機構を設ける。
【0005】 ここで、妻方向とは床板パネルの長方形の短辺に平行な方向を、側方向とは床 板パネルの長方形の長辺に平行な方向をいうものとする。また、前記妻パネルを 自立させた状態で保持するとは、少し傾いてもよいが転倒しない程度に拘束する ことをいう。妻パネルを自立させ組付の作業性を向上させるためである。 締結機構としては、丸穴や角穴などを有する固定部材と、丸穴や角穴に差し込 む挿入部を有する止部材などの組合せとし、固定部材の丸穴や角穴の中に挿入部 を挿入する方向を妻方向とする構成が好ましい。 妻パネルを妻方向に移動可能に保持して上下方向に拘束し、箱枠を構成して箱 枠全体を下止板で水平方向に拘束することにより、妻パネルを床板パネルに確実 に保持させるためである。 また、前記妻パネルと前記側パネルの梁の上面の高さを同一とし、前記梁の上 面より突き出る複数の上止板を設ける。上止板は使用時の通箱を積み上げたとき に上段の床板パネルの下部が水平方向に移動しないよう拘束する機能を有するも のであればよく、その形状、取り付け位置及び取り付け個数について特に限定す るものではない。 さらに、前記妻パネルと前記側パネルとを相対的に拘束する固定具を設けた通 箱とする。固定具はボルトを使用しないで組付可能な構成とする。例えば、一方 に設けた開口に他方の一部を挿入しさらにピンなどを差し込んで拘束する方法や 、シリンダ錠やパッチン錠を使用する方法、及び、妻パネルと側パネルの接触面 に凹凸を設け両者が離れないように、チェンやベルトなどで締結する方法など考 えられとくにその構成については限定しない。
【0006】 請求項2の考案は、請求項1に記載した通箱であって、下止板と上止板を共に L字形状に折り曲げた板とし、床面パネル及び箱枠のそれぞれの4つの角に取り 付けたことを特徴とする通箱とする。 L字形状に折り曲げた板からなる下止板や上止板を4つの角に取り付けること により軽量で安価で剛性の高い下止板及び上止板とするためである。 請求項3の考案は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載した通箱であって 、2枚の側パネルの上部の両端部にそれぞれL字形状に折り曲げた上止板を設け 、前記側パネルの上部の内側であって前記上止板から適宜離れた位置に止材を設 け、箱枠を構成したときに妻パネルの上部が前記上止板と前記止材との間に収ま るようにする。 上止板と止材の間に妻パネルの上部を挟む形で組み付けることにより、妻パネ ルと側パネルが相対的に側方向に移動しないように拘束するためである。 さらに、前記側パネルと前記妻パネルとがその上部において、相対的に妻方向 と上下方向の両方向に移動しないように拘束する固定具を設けたことを特徴とす る通箱とする。 請求項4の考案は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した通箱であって 、床板パネルは、床板の上側に床板パネルの長辺に沿って取り付けた2本の長部 材を有するものとし、さらに、側パネルの下部に前記長部材を拘束する把部材を 設けた通箱とする。 「床板の上側」とは、床板の上に長部材を載せて取り付ける場合と、床板と長 部材の両方の下面を揃えて取り付け、長部材を床板の上側に突き出るようにする 場合がある。 長部材に対し側パネルの下部を拘束することにより、側パネルの下部の変形を 防止してその剛性の軽減化と通箱の軽量化を可能とするためである。
【0007】 請求項5の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した通箱であって 、側パネルの上部の中央部に2枚の側パネル同士を連結する開防止を取り付けた ことを特徴とする通箱とする。 2枚の側パネル同士を連結することにより、側パネル上部の変形を防止してそ の剛性の軽減化と通箱の軽量化を可能とするものである。 請求項6の考案は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載した通箱であって 、床板パネルは床板と、前記床板の下面の中央部に取り付けたフォーク穴を有す る2個のフォーク部材と、前記床板パネルの短辺に沿って前記床板の下面の両端 に取り付けた端部材とを有する床板パネルとした通箱とする。 床板パネルの下面に妻方向に長尺な補強材を取り付け、そのうち中央部に取り 付けた2本の補強材を、フォークリフトのフォークを差し込むためのフォーク穴 を有するものとしたものである。 請求項7の考案は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載した通箱であって 、床板パネルは床板と、床板パネルの長辺に沿って前記床板の上側に取り付けた 2本の長部材を有するものとし、妻の長さを長材間隔より小さくし、側パネルの 全高を2倍した寸法を前記長材間隔より小さくする。 さらに、(前記妻パネルの幅+前記側パネルの幅+前記上止板の厚さ)が長材 高さより小さくなるようにする。妻パネルの幅と側パネルの幅はそれぞれの最大 幅とするが、返却時の通箱にしたときに互いに相手側の空間に収まる部分につい ては除き、残りの部分の最大厚さとすることが好ましい。 床板パネルの長材間隔と長材高さとで構成した空間の中に、2枚の妻パネルと 2枚の側パネルを収納することを可能として、返却時の通箱の容積を小さなもの とするためである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。本考案に係る通箱1は平 面視において概略長方形の床板パネル2と、床板パネル2の短辺に垂直に取り付 けた2枚の妻パネル3、4と、床板パネル2の長辺に垂直に取り付けた2枚の側 パネル5、6とからなる上面を開放した容器とし、上部に開防止7を設けた。 床板パネル2の床板21の下面には中央部に、フォーク穴24aを有する角パ イプからなる妻方向1cに長尺な2本のフォーク部材24を取り付け、床板21 の下面であって長方形の両方の短辺に沿ってそれぞれ角パイプからなる端部材2 3を取り付けた。 また、床板21の上面であって両方の長辺に沿ってそれぞれ角パイプからなる 2本の長部材22を取り付けた。また、床板21の4つの角にはL字形状に折り 曲げてなる下止板26を取り付けた。このとき、長部材22の長尺の両端と下止 板26の間には側パネル5の側柱51が収まる空間を設けるようにした。 また、床板パネル2の上面であって両方の短辺に、それぞれ3個の固定部材2 5を適宜間隔を設けて取り付けた。固定部材25はそれぞれ四角の穴25aを有 するものとし、3個の四角の穴25aが前記短辺に平行な1直線上に位置するよ うに配置した。 妻パネル3、4は一辺をBとした角パイプを使用し、上部に妻梁32を両端に 妻柱31を有し、さらに縦棧33と横棧34を適宜設けてなるものとした。 また、下部にはそれぞれ四角の挿入部36aを有する3個の止部材36を固定 部材25の位置に合わせ適宜取り付け、上部両端には穴35aを有する固定部材 35を取り付けた。このとき、妻パネル3、4の妻の長さAを長材間隔X1より 少し小さくした。
【0009】 側パネル5、6は、上部に一辺をDとした角パイプからなる側梁52を、両端 にDより小さな角パイプからなる側柱51を有し、さらに一辺をDより小さな角 パイプからなる縦棧53と横棧54を適宜設けてなるものとした。このとき、D を長部材の幅X2より少し大きな寸法のものとした。 側パネル5、6の下部にはそれぞれ長部材の幅X2より少し小さな内寸の凹部 55aを有する2個の把部材55を、上部の両端にはL字形状に折り曲げてなる 上止板56を取り付けた。 このとき、(妻の長さA+側パネルの梁の幅D)×(側の長さC)が箱枠1b の平面視の寸法となり、これを前記4個の下止板26で構成した下空間26aの 中に収まるようにした。 また、側パネル5、6の上部の両端部には、上止板56との間に妻梁32と固 定部材35とが入る空間を空けて固定具8を設けた。固定具8は、穴を有する止 材82と上方を開放した止板84及び穴を有するガイド83を適宜間隔を空けて 取り付け、前記穴を貫通する止棒81と止棒81の中間に取り付けたストッパ8 1aからなるものとした。 開防止7は、一辺をFとしF≦Dとした角パイプからなる開防止材71とその 一方の端部に取り付けた把部材72と他方の端部に取り付けた把部材73とから なるものとした。 そして、側パネル5、6の全高Eを2倍した寸法と把部材72の把部材幅Gを 加えた値が長材間隔X1より小さくなるようにし、(妻パネルの梁の幅B+側パ ネルの梁の幅D+上止板の厚さH)が長材高さYより小さくなるようにした通箱 1とする。
【0010】 通箱1を組み付けるときは床板パネル2を水平に置き、妻パネル3、4の止部 材36の挿入部36aを固定部材25の穴25aに合わせて、妻パネル3、4を 妻方向1cに移動させる。これにより挿入部36aは穴25aに差し込まれ、妻 パネル3、4は締結機構9により自立した状態で保持される。 続いて、側パネル5、6を長部材22の上部に把部材55の凹部55aをはめ 込みながら、妻パネル3、4の両側に取り付けて箱枠1bを形成する。このとき 、凹部55aは少し弾性変形して長部材22を把捉するため、側パネル5,6の 下部は妻方向1cの変形をしなくなる。 また、妻パネル3、4の妻梁32の両端部と固定部材35は、上止板56と固 定具8の止材82の間に入るので、妻パネル3、4は側パネル5、6により側方 向1dについて拘束される。 そして、ガイド83と止板84の間にあるストッパ81aを上方向に反転させ 、妻パネル3、4に向かって押すと止棒81の先端は固定部材35の穴35aに 入る。その後、ストッパ81aを下方向に反転させて止材82と止板84の間に 押し下げておけば止棒81は穴35aから抜けることはない。 以上により、側パネル5、6は妻パネル3、4により妻方向1cと上下方向1 eの両方向について拘束される。 さらに、開防止7の一方の把部材72により片方の側パネル5の側梁52を把 捉させて、他方の側パネル6の側梁52に把部材73を押し付ければ把部材の下 端部73aは弾性変形して側梁を把捉する。このようにすると側パネル5、6の 上部は妻方向1cの変形をしなくなる。 以上のように組み立てた通箱1をフォークリフトで搬送したり、港や貨物船の 中で数段積み上げる作業を行うときに、フォークリフトのフォークをフォーク穴 24aに差し込んで行うが、本実施例ではフォークを差し込む角度を間違えても 、下段の通箱1に収納したダンボール箱などを傷つけることはない。 また、上止板56が上段の通箱1の長部材23の位置ずれを防止するため、多 段に積み上げても安全である。また、側パネル5、6の妻方向1cの変形を防止 したので側梁52や側横棧54などの部材の小型化と軽量化ができた。
【0011】 通箱1を返却するときの分解方法は上記した組立方法の逆の手順を行えばよく 説明を要しない。そこで、通箱を分解して各部品を重ねて返却時の通箱にする作 業手順について説明する。 床板パネル2を水平に置いて床板21の上に妻パネル3、4を寝かせて置く。 このとき、妻パネル3、4の妻の長さAは長材間隔X1より小さいので、通箱1 から外した状態のまま、妻パネル3、4の固定部材35を上にして置く。 続いて、側パネル5、6を妻パネル3、4の上に置く。側パネルの全高Eを2 倍した値より長材間隔X1は大きいので、2枚の側パネル5、6を並べて置くこ とができる。このとき、通箱1から外した状態のまま固定具8を下にして置く。 さらに、2枚の側パネル5、6の間に開防止7を置く。側パネルの全高Eを2 倍した寸法と把部材72の把部材幅Gを加えた値が長材間隔X1より小さくなる ようにしたため、開防止7を置く余裕があるからである。 妻パネル3、4の固定部材35は側パネル5、6の横棧54や縦棧53などの 空間に、固定具8は妻パネル3、4の横棧34や縦棧33などの空間に収まるた め、妻パネルの幅はBとなり側パネルの幅はDとなる。 上記したように(B+D+H)<Yとしたので、返却時の通箱1aにすると床 板パネル2を積載するスペースに全ての部品が収まることになり、積載してコン テナに詰めるときに従来15個しか入らなかったものが、本実施例では20個の 返却時の通箱1aを積み込むことができた。
【0012】 妻パネル3、4と床板パネル2の締結機構の他の実施例を図7に示して説明す る。 (a)の実施例は、円柱形の止部材42と円弧断面の穴を有する固定部材41 とからなる締結機構であるが、穴と挿入部の関係においては相対的に回転可能な 構成としつつ、一定以上の相対的な回転を防止して妻パネルを自立させた状態で 保持する実施例である。 (b)の実施例は、上方にスリットを有する角穴の溝を有する止部材44と角 材からなる固定部材43とからなる締結機構の実施例である。 (c)の実施例は、上面に出入口46aとスリット46bとを有する止部材4 6と挿入部45aを有する固定部材45とからなる締結機構であるが、上から挿 入部を差し込んだ後に妻方向1cに移動させて締結する実施例である。
【0013】
【考案の効果】
本考案により、妻パネルの取り外しを容易なものとしたので、荷物の積み込み と積み出しの方向が限定されず、自由に積み込みや積み出し作業を行うことがで きる通箱を提供することができた。 また、妻パネルが損傷したときに部品の交換を容易とした通箱を提供すること ができた。 また、工具を使用しないで組立及び分解することができるようにしたので、作 業者が工具を携帯する必要がなくなる効果と、組立及び分解の作業性の良い通箱 とする効果があった。 また、床板パネルの長部材の高さの範囲に分解した妻パネルと側パネルを収納 する構成として、返却時の通箱としたときの容積を小さくしたので、従来より多 くの個数の通箱をコンテナに収納することを可能とし、返却に要する費用を軽減 することができた。 さらに、フォークを床板パネルの下に差し込む角度を間違えても、通箱に収納 したダンボール箱などを傷つけることのない通箱を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る1実施例の使用時の通箱の斜視図
である。
【図2】本考案に係る1実施例の返却時の通箱を多段に
積載した状態を表した1部断面図である。
【図3】本考案に係る1実施例の通箱を分解した斜視図
である。
【図4】図1のJ視の部分図である。
【図5】図1のL−L視の部分断面図である。
【図6】図1のK視の部分図である。
【図7】締結機構の他の実施例を表した部分図である。
【符号の説明】
1 :通箱 1a:返却時の通箱
1b:箱枠 1c:妻方向 1d:側方向
1e:上下方向 2 :床板パネル 3 :妻パネル
4 :妻パネル 5 :側パネル 6 :側パネル
7 :開防止 8 :固定具 9 :締結機構 2
1 :床板 22 :長部材 23 :短部材
24 :フォーク部材 24a:フォーク穴 25 :固定部材
25a:穴 26 :下止板 26a:下空間
31 :妻柱 32 :妻梁 33 :縦棧
34 :横棧 35 :固定部材 35a:穴
36 :止部材 36a:挿入部 51 :側柱
52 :側梁 53 :縦棧 54 :横棧
55 :把部材 55a:凹部 56 :上止板
71 :開防止材 72 :把部材 73 :把部材
73a:下部 81 :止棒 81a:ストッパ
82 :止材 83 :ガイド 84 :止板
A :妻の長さ B :梁の幅 C :側の長さ
D :梁の幅 E :側パネルの全高 G :把部材幅
H :上止板の厚さ X1:長材間隔 X2:長部材の幅
Y :長材高さ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視で概略長方形状を有する床板パネ
    ルと、前記床板パネルの短辺にそれぞれ取り付けた2枚
    の妻パネルと、前記床板パネルの長辺にそれぞれ取り付
    けた2枚の側パネルとからなる、上面を開放した容器で
    ある通箱であって、 2枚の前記側パネルの両端部においてそれぞれ前記妻パ
    ネルを挟むことにより平面視において長方形の枠(以下
    単に「箱枠」という。)を構成するようにして、さら
    に、前記床板パネルに床板より上に突き出る複数の下止
    板を設け、前記下止板の内面で構成した下空間の中に前
    記箱枠の下部が収まるようにし、 前記床板パネルと前記妻パネルの下部とを締結する締結
    機構であって、穴を有する固定部材と前記穴に差込む挿
    入部を有する止部材の組合せからなり、締結したときは
    妻方向に相対的に移動可能、かつ、前記妻パネルを自立
    させた状態で保持する締結機構を設け、 さらに、前記妻パネルと前記側パネルの梁の上面の高さ
    を同一とし、前記梁の上面より突き出る複数の上止板
    と、前記妻パネルと前記側パネルとを相対的に拘束する
    固定具とを設けたことを特徴とする通箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した通箱であって、 下止板と上止板を共にL字形状に折り曲げた板とし、床
    面パネル及び箱枠のそれぞれの4つの角に取り付けたこ
    とを特徴とする通箱。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    した通箱であって、 2枚の側パネルの上部の両端部にそれぞれL字形状に折
    り曲げた上止板を設け、前記側パネルの上部の内側であ
    って前記上止板から適宜離れた位置に止材を設け、箱枠
    を構成したときに妻パネルの上部が前記上止板と前記止
    材との間に収まるようにし、 さらに、前記側パネルと前記妻パネルとがその上部にお
    いて、相対的に妻方向と上下方向の両方向に移動しない
    ように拘束する固定具を設けたことを特徴とする通箱。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    した通箱であって、 床板パネルは、床板の上側に床板パネルの長辺に沿って
    取り付けた2本の長部材を有するものとし、さらに、側
    パネルの下部に前記長部材を拘束する把部材を設けたこ
    とを特徴とする通箱。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    した通箱であって、 側パネルの上部の中央部に2枚の側パネル同士を連結す
    る開防止を取り付けたことを特徴とする通箱。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    した通箱であって、 床板パネルは床板と、前記床板の下面の中央部に取り付
    けたフォーク穴を有する2個のフォーク部材と、前記床
    板パネルの短辺に沿って前記床板の下面の両端に取り付
    けた端部材とを有する床板パネルとしたことを特徴とす
    る通箱。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    した通箱であって、 床板パネルは床板と、床板パネルの長辺に沿って前記床
    板の上側に取り付けた2本の長部材を有するものとし、
    妻パネルの妻の長さを前記2本の長部材の内側の間隔
    (以下単に「長材間隔」という。)より小さくし、側パ
    ネルの全高を2倍した寸法を前記長材間隔より小さく
    し、 さらに、(前記妻パネルの幅+前記側パネルの幅+前記
    上止板の厚さ)が前記床板の上面と前記長部材の上面と
    の間隔(以下単に「長材高さ」という。)より小さくな
    るようにしたことを特徴とする通箱。
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