JP5401983B2 - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、直方体形状の例えばシリコン等の半導体インゴットを収容し搬送するのに好適な組み立て式コンテナに関する。
例えば、単結晶あるいは多結晶シリコンインゴットを製造するための原料としてのシリコンインゴット、あるいは、太陽電池等の製造に供する多結晶シリコンインゴット等には、直方体形状で提供されるインゴットがある。このようなインゴットを、工場あるいは製造工程間で搬送する場合、従来は、緩衝材等でインゴットを被覆し、コンテナ等に収容して搬送するのが通常である。その際に使用するコンテナとしては、例えば特許文献1に開示されているような、搬送後の回収や保管にスペースをとらない既存の種々の組み立て式コンテナを使用することができる。
特開2006−69575号公報
ところで、直方体形状のシリコンインゴットは、単結晶シリコン等の円柱形状のインゴットと違って周囲に角部や稜線部が存在する。そして、この角部や稜線部は非常に脆く、ちょっとした振動や衝撃で破損してしまう場合がある。そのような破損を防ぐためには、なるべく緩衝材を厚く被覆したり、梱包を強固にする等の方策が考えられるが、このような角部や稜線部は構造的に力(負荷)が集中し易い場所であり、また、力が加わった場合に応力が作用し易い場所でもあり、緩衝材で被覆したり強固に梱包したりしても破損が生じる可能性が高い。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、直方体形状のシリコン等の半導体インゴットを、安全に、特に角部や稜線部を破損させることなく、収容し搬送等することができる組み立て式コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の組み立て式コンテナは、パレットと、パレット上面に設置される床板と、パレット上面の辺縁に沿って着脱可能に立設される側板と、床板及び側板に囲まれる収容空間の上部開口を被覆する上蓋とを有し、直方体形状の被収容物を収容する組み立て式コンテナであって、
床板上に設置される緩衝材であって、被収容物の底面及び側面に当接して被収容物を支持する当接支持部と、被収容物の底面と側面とが接する稜線部及び角部に緩衝材が接触しないように稜線部及び角部近傍に形成された逃げ空間部とを有する床板緩衝材と、
収容した被収容物の上部と上蓋との間に配置される緩衝材であって、被収容物の上面及び側面に当接して被収容物を支持する当接支持部と、被収容物の上面と側面とが接する稜線部及び角部に緩衝材が接触しないように稜線部及び角部近傍に形成された逃げ空間部とを有する上蓋緩衝材とを有することを特徴とする。
好適には、本発明の組み立て式コンテナは、さらに、収容した被収容物の上にさらに被収容物を積載する時に上下の被収容物の間に配置される緩衝材であって、下に載置されている被収容物の上面及び側面に当接して被収容物を支持する下方向当接支持部と、被収容物の上面と側面とが接する稜線部及び角部に緩衝材が接触しないように稜線部及び角部近傍に形成された下方向逃げ空間部と、上に載置される被収容物の底面及び側面に当接して被収容物を支持する上方向当接支持部と、被収容物の底面と側面とが接する稜線部及び角部に緩衝材が接触しないように稜線部及び角部近傍に形成された上方向逃げ空間部とを有する中仕切緩衝材を1つ以上有することを特徴とする。
また好適には、被収容物が、水平方向に複数収容されるとともに上下方向に複数積載されることにより複数収容される組み立て式コンテナであって、床板緩衝材は、床板上に載置される最下段の複数の被収容物の全てに対する当接支持部及び逃げ空間部が一体的に形成されており、上蓋緩衝材及び中仕切緩衝材は、同一平面に載置される複数の被収容物に対して、1つの被収容物ごとに、又は、その一部をなす複数の被収容物ごとに、当該1つ又は当該複数の被収容物に対する当接支持部及び前記逃げ空間部が形成されている又は一体的に形成されていることを特徴とする。
また好適には、前記被収容物は、シリコン結晶体であることを特徴とする。
本発明によれば、直方体形状のシリコン等の半導体インゴットを、安全に、特に角部や稜線部を破損させることなく、収容し搬送等することができる組み立て式コンテナを提供することができる。
本発明の一実施形態の組み立て式コンテナについて、図1〜図10を参照して説明する。
本実施形態においては、多結晶シリコンの原料となる直方体形状のシリコンインゴットを搬送する組み立て式コンテナを例示して本発明を説明する。
本実施形態の組み立て式コンテナは、主な構成部として、コンテナ外箱と、内部緩衝材部とを有する。
まず、コンテナ外箱について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態の組み立て式コンテナ1の全体構成を示す斜視図である。
また、図2は、組み立て式コンテナ1のコンテナ外箱100における第1の側板140及び第2の側板160の立設方法を説明するための図である。
また、図3は、組み立て式コンテナ1のコンテナ外箱100における第1の側板140と第2の側板160の結合方法を説明するための図である。
図1に示すように、コンテナ外箱100は、パレット110、下枠120、床板130、2枚の第1の側板140、2枚の第2の側板160及び上蓋180を有する。
パレット110は、コンテナ外箱100の搬送台である。パレット110の側面には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔111が形成されている。また、パレット110の下面四隅の角部には、コンテナを段積みする際に後述する上蓋180の上面四隅の角部に形成される係止凸部181が係合される切り欠き113が形成されている。本実施形態のパレット110は樹脂製のパレットであるが、ステンレスやアルミニウム等の金属の角材を溶接されて形成したパレットであってもよい。
また、パレット110の第2の側板160が立設される辺の周縁には、後述する内部緩衝材部200をパレット110に固定するためのラッシングベルト340のフックが係止されるフック係止金具115が固設されている。フック係止金具115は、図示のごとく各辺に沿って各々3箇所設置されている。
下枠120は、パレット110の上面の周縁に沿って設置される部材であって、側板(第1の側板140及び第2の側板160)の位置を規定するとともにこれを立設させるための部材である。下枠120は、第1の側板140が立設される対辺上に配置される第1の枠部121、及び、第2の側板160が立設される対辺上に設置される第2の枠部122を有する。下枠120を構成する第1の枠部121及び第2の枠部122の材質は、金属や樹脂が好ましく、金属がより好ましい。
第1の枠部121の両端部には、第1の側板140の下枠両端部に設けられた自立用ピン143が嵌入される係合溝124が形成されている。係合溝124は、図2に示すように、その長手方向(溝の深さ方向)の向きが、第1の枠部121が設置されるパレット110の上面に垂直な方向(鉛直方向)に対して所定の角度傾斜して形成されている。なお、1つの第1の枠部121の両端部に形成される2つの係合溝124は平行である。
床板130は、パレット110上の下枠120で囲まれた範囲に載置されるコンテナ外箱100の収容空間の下面を規定する板部材である。床板130は、下枠120で囲まれた範囲の略全面を覆うようにパレット110上に載置される。本実施形態の組み立て式コンテナにおいては、この床板130の上に、内部緩衝材部200の床板緩衝材210が固設される。床板緩衝材210については、後に詳述する。
床板130の材質は、プラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)あるいは薄い金属板等である。
各々2枚の第1の側板140及び第2の側板160は、パレット110の上面周縁部に立設され、コンテナ外箱100の内部収容区間を形成する。一対の第1の側板140は、相互に向き合うように配置され、一対の第2の側板160は、第1の側板140の両側端を連結するように相互に向き合うように配置される。
第1の側板140及び第2の側板160の材質は特に限定されないが、プラスチック段ボール板や合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)等が用いられる。本実施形態においては、プラスチック段ボール板である。プラスチック段ボール板は、内部に中空構造(ハニカム構造を含む)を持ち、軽量な割に強度が高いので好適である。プラスチック段ボール板としては、例えばポリプロピレン製、ポリエチレン製、ポリカーボネート製のものが好ましい。
第1の側板140及び第2の側板160は、これらの材料で構成される面部材の周囲に、側端枠材、上下枠材等の枠部材(フレーム)が装着され、補強されている。これらの枠部材は、例えば鋼材などの金属で構成される。
前述したように、第1の側板140は、パレット110上の第1の枠部121に沿って立設される。図2に示すように、第1の側板140の下枠の両端部の、第1の枠部121の係合溝124に対応する位置には、自立用ピン143が形成されている。自立用ピン143は、第1の側板140の係合溝124の幅よりも少し小さい程度の外径を有する円柱状の胴部(ピン部)1431と、その端部に形成される係合溝124の幅よりも長い直径を有する抜け防止用の円板状の頭部1432とを有する構成である。この自立用ピン143を第1の枠部121の傾斜している係合溝124に嵌入し、第1の側板140の全体を係合溝124の傾斜に沿って斜め下方に移動させることにより、第1の側板140は、パレット110上に第1の枠部121に沿って立設される。
また、図3に示すように、第1の側板140の上側の枠材の左右両端部には、第2の側板160を第1の側板140に固設するための側板止め金具145が設置されている。側板止め金具145は、第1の側板140の上端部に回動可能に設置され、第2の側板160の内側端面が第1の側板140の側端面に当接した状態に両側板が維持されるように、回動先端側の折れ曲がり部で第2の側板160の外側端面を第1の側板140の端面側に係止する金属部材である。
また、第1の側板140の左右両側の側端枠材の上部には、図3に示すように、第2の側板160の側端枠材に形成される切り欠き162に係合して、第2の側板160の上方向への抜けを防止するする係合ピン146が形成されている。この係合ピン146を第2の側板160の切り欠き162に係合させた状態で、上述したように側板止め金具145で第1の側板140と第2の側板160とを係止することにより、第2の側板160の上方向への抜けが防止される。
さらにまた、第1の側板140の外面の上部中央付近には、上蓋180の上蓋固定用バンド182が通されるバンド受け金具147が設置されている。このバンド受け金具147に上蓋180の上蓋固定用バンド182の端部が通されてループ状に巻き付けられ、上蓋固定用バンド182に装着されている面ファスナーにより上蓋固定用バンド182がループ状に維持されることにより、上蓋180は第1の側板140に対して、すなわち、コンテナ本体に対して、容易に離脱しない状態に係留される。
第2の側板160は、パレット110上の第2の枠部122に沿って立設される。第2の側板160の左右両側には、図3に示すように断面L字形状の側端枠材161が具備されており、その側端面の上部には、第1の側板140の係合ピン146が係合される切り欠き162が形成されている。
第2の側板160は、上述したように、この切り欠き162に第1の側板140に形成された係合ピン146が係合され、第1の側板140に装着された側板止め金具145により、その端部内面が第1の側板140の端面に密接された状態に維持されることにより、第1の側板140と一体化され、パレット110上に下金枠120に沿って立設される。そしてこれにより、第1の側板140及び第2の側板160によりパレット110上が囲まれて、パレット110上に物品の収容空間が形成される。
第2の側板160の内側には、サイドスペーサー164が装着されている。サイドスペーサー164は、第2の側板160が対向する方向におけるコンテナ外箱100の内側と内部緩衝材部200の外側との間に配設される緩衝材であり、コンテナ外箱100と内部緩衝材部200との隙間を埋めるとともに、その方向(第2の側板160の対向する方向)の振動を吸収する。
上蓋180は、パレット110上に立設された第1の側板140及び第2の側板160により形成されるコンテナ外箱100の収容空間の上部開口を閉塞するための蓋部材である。上蓋180も、第1の側板140、第2の側板160及び床板130と同様に、例えばプラスチック段ボール等の面部材の周囲に例えば金属製のフレームが配設されて構成される。
上蓋180の上面の各角部には、物品を収容した状態で、あるいは、折り畳まれた状態で、コンテナ外箱100を順次段積み可能なように、係止凸部181が形成されている。係止凸部181は、パレット110の下面の各角部に形成される切り欠き113に係止されるような配置、形状に形成される。
また、上蓋180の第1の側板140に沿って配置される辺の端面には、上蓋固定用バンド182が設置されている。上蓋固定用バンド182の先端部付近には面ファスナーが装着されており、その先端部を第1の側板140に形成されているバンド受け金具147に巻き付けてループ状にして面ファスナーで接合することにより、上蓋180は第1の側板140に、すなわちコンテナ本体に係留される。
次に、本実施形態の組み立て式コンテナの内部緩衝材部について、図4〜図10を参照して説明する。
図4は、前述したコンテナ外箱100に収容される内部緩衝材部200の構成を説明するための図であって、シリコンインゴット500が内部緩衝材部200に保持された状態を示す正面断面図である。
また、図5は、内部緩衝材部200の床板緩衝材210の構成を示す図であり、図5(a)は平面図(上面図)、図5(b)は図5(a)のA−Aにおける断面図、図5(c)は図5(a)のB−Bにおける断面図であり、図5(d)は図5(b)のCの拡大図である。
また、図6は、内部緩衝材部200の中仕切緩衝材240の構成を示す図であり、図6(a)は平面図(上面図)、図6(b)は図6(a)のA−Aにおける断面図、図6(c)は図6(a)のB−Bにおける断面図である。
また、図7は、内部緩衝材部200の上蓋緩衝材270の構成を示す図であり、図7(a)は下方からみた平面図(下面図)、図7(b)は図7(a)のA−Aにおける断面図、図7(c)は図7(a)のB−Bにおける断面図である。
図8は、内部緩衝材部の各当接支持部により直方体形状のシリコンインゴットが支持されている状態を模式的に示す図である。
図4に示すように、内部緩衝材部200は、1個の床板緩衝材210、6個の中仕切緩衝材240及び3個の上蓋緩衝材270を有し、各々その間に、被収容物たるシリコンインゴット500を複数挟持した構成である。
床板緩衝材210は、コンテナ外箱100の床板130上に固定設置されて、収容するシリコンインゴット500の最下段のシリコンインゴット500の下面及び側面を保持する。また、これにより、収容するシリコンインゴット500のコンテナ外箱100内での平面位置を規定する。
床板緩衝材210は、図5(a)〜図5(d)に示すように、基板211の上に基材212を貼着し、さらにその上に仕切り壁213を立設し、直方体形状シリコンインゴット500を個々に収容し保持するシリコン保持領域220を形成した部材である。
また、図5(a)に示すように、床板緩衝材210の基板211の一方の対辺の周辺部には、内部緩衝材部200をパレット110上に固定する際に内部緩衝材部200に掛けられるラッシングベルト340を通過させるための切り欠き219が形成されている。
なお、本実施形態においては、基板211は、床板130とほぼ同じ大きさの発泡合成樹脂板であり、基材212は、シリコンインゴット500を収容する領域とほぼ同じ大きさのプラスチック段ボール板である。
仕切り壁213は、合成樹脂製の板であり、図5(a)に示すような配置で基材212上に立設され、これにより基材212上には、図示のごとく図面横方向に3列、図面縦方向に4列の合わせて12のシリコン保持領域220が形成される。
仕切り壁213は、シリコン保持領域220にシリコンインゴット500を収容した際に、シリコンインゴット500の高さの半分かそれ以下の高さとなるように高さが規定されて、基材212上に立設される。これにより、床板緩衝材210の仕切り壁213は、床板緩衝材210の上側に配設される後述する中仕切緩衝材240又は上蓋緩衝材270の仕切り壁243又は273等と干渉することなく、シリコンインゴット500の各側面(長辺側側面)及び端面(短辺側側面)の下方を各々適切に保持することができる。
仕切り壁213は、収容する直方体形状のシリコンインゴット500の長辺側の側面に沿って(図5(a)における横方向において)は、各シリコン保持領域220の全範囲にわたって立設されるが、短辺側の側面に沿って(図5(a)における縦方向において)は、シリコン保持領域220の中央部において仕切り壁213が途切れた状態(断絶した状態)となっており、その中央部に開口214が形成されている。この開口214は、シリコン保持領域220にシリコンインゴット500を載置する際、あるいは、載置されているシリコンインゴット500を取り出す際に、作業者の手あるいはロボットアーム等を挿入するための開口である。このような開口214を形成しておくことにより、シリコンインゴット500の収容あるいは取り出しを効率よく、また、安全に行うことができる。
各シリコン保持領域220には、その周囲に、すなわちその周囲の仕切り壁213に、緩衝材が支持部として設置される。シリコン保持領域220の下面となる基材212の上面には、下面当接支持部221が設置され、シリコン保持領域220の長辺側の側面の仕切り壁213には、側面当接支持部222、223が設置され、シリコン保持領域220の短辺側の側面の仕切り壁213には、開口214の両側の各仕切り壁213に対して、端面当接支持部224、225及び226、227が設置される。これら6つの緩衝材、すなわち、下面当接支持部221、側面当接支持部222、223、及び、端面当接支持部224、225及び226、227により、図8に示すように、収容するシリコンインゴット500の下面、及び、側面(長辺側側面)及び端面(短辺側側面)の下方側が支持され、シリコンインゴット500がシリコン保持領域220に収容され保持される。
各支持部は、シリコン保持領域220の角部あるいは辺部に対して、所定の距離離れた位置に設置されており、シリコン保持領域220の角部及び辺部には、逃げ空間部228が形成されている。これにより、シリコンインゴット500をシリコン保持領域220に収容した時には、シリコンインゴット500の稜線部及び角部は逃げ空間部228に配置され、シリコン保持領域220の周面に設置されている各当接支持部221〜227には接触しない。換言すれば、そのような配置となるように、各当接支持部221〜227をシリコン保持領域220の周囲の仕切り壁213に設置する。
このような構成とすることにより、当接支持部221〜227がシリコンインゴット500の稜線部あるいは角部に接触し、稜線部あるいは角部を破損させる事態を防ぐことができる。
また、図5(d)に示すように、側面当接支持部222、223及び端面当接支持部224、225及び226、227は、シリコン保持領域220側の上縁角部が、所定の幅でC面取りされて傾斜面229に形成されている。このような構成としておくことにより、シリコン保持領域220へのシリコンインゴット500の収容あるいは取り出しを、容易かつスムースにすることができ、シリコンインゴット500を収容あるいは取り出しする時のその稜線部の破損を防ぐことができるとともに、作業効率を向上させることができる。
このような構成の床板緩衝材210は、コンテナ外箱100の床板130の上にビス留めされて固定される。これにより、床板緩衝材210により支持し収容したシリコンインゴット500及び後述するようにさらに上段に積載されたシリコンインゴット500は、コンテナ外箱100内でその平面位置が規定される。
中仕切緩衝材240は、組み立て式コンテナ1に多段にシリコンインゴット500を収容する場合に各段の間に配置され、下に配置されるシリコンインゴット500の上面及び側面の上部、及び、上に配置されるシリコンインゴット500の下面及び側面の下部を一体的に支持する部材である。
中仕切緩衝材240は、床板緩衝材210のように同一段に収容するシリコンインゴット500を1つの部材で一括的に支持するものではなく、所定個数のシリコンインゴット500を含む部分ごとにシリコンインゴット500を支持する部材であって、これを複数個使用することにより、同一段に収容するシリコンインゴット500の全てを支持するように構成されているものである。
図6(a)〜(c)は、その1つの中仕切緩衝材240の構成を示す図である。すなわち、本実施形態においては、図示縦方向に並べて配置される同一段4個のシリコンインゴット500を1つの中仕切緩衝材240で支持する構成であり、この中仕切緩衝材240を3個使用することにより、図5に示すように同一段に配置される12個のシリコンインゴット500の全てを支持するものである。
中仕切緩衝材240は、図6(a)〜(c)に示すように、基材242の下方及び上方に仕切り壁243及び245を立設し、表裏に直方体形状シリコンインゴット500を個々に支持するシリコン保持領域250及び260を形成したものである。
床板緩衝材210と同様に、基材242の材質はプラスチック段ボールであり、仕切り壁243及び245の材質は合成樹脂である。また、仕切り壁243及び245は、図6(a)に示すような配置で表裏対称に基材242の下面及び上面に立設される。これにより基材242の下面及び上面には、図示のごとく、各々図面縦方向に4列のシリコン保持領域250及び260が形成される。
仕切り壁243及び245は、シリコン保持領域250及び260でシリコンインゴット500に保持した際に、シリコンインゴット500の高さの半分かそれ以下の高さとなるように高さが規定されて、基材242の下面及び上面に立設される。これにより、中仕切緩衝材240の下側に配設される床板緩衝材210又は他の中仕切緩衝材240、及び、中仕切緩衝材240の上側に配設される他の中仕切緩衝材240又は後述する上蓋緩衝材270の仕切り壁213、243、245あるいは273等と干渉することなく、シリコンインゴット500の各側面(長辺側側面)及び端面(短辺側側面)の上側及び下側を各々適切に保持することができる。
また、仕切り壁243及び245は、床板緩衝材210の仕切り壁213と同様に、収容する直方体形状のシリコンインゴット500の長辺側の側面に沿って(図6(a)における横方向において)は、そのシリコン保持領域250及び260を区切るように全範囲にわたって立設されるが、短辺側の側面(端面)に沿って(図6(a)における縦方向において)は、シリコン保持領域250及び260の中央部において仕切り壁243及び245が途切れた状態(断絶した状態)となっており、その中央部に開口244及び246が形成されている。これにより、各段においてもシリコンインゴット500の収容あるいは取り出しを効率よく、また、安全に行うことができる。
各シリコン保持領域250及び260には、その周囲に、すなわちその周囲の仕切り壁243及び245に、緩衝材が支持部として設置される。
シリコン保持領域250の上面となる基材242の下面には、上面当接支持部251が設置され、シリコン保持領域250の長辺側の側面の仕切り壁243には、側面当接支持部252、253が設置され、シリコン保持領域250の短辺側の側面(端面)の仕切り壁243には、開口244の両側の各仕切り壁243に対して、端面当接支持部254、255及び256、257が設置される。これら6つの緩衝材、すなわち、上面当接支持部251、側面当接支持部252、253、及び、端面当接支持部254、255及び256、257により、図8に示すように、収容するシリコンインゴット500の上面、及び、側面(長辺側側面)及び端面(短辺側側面)の上方側が支持され、シリコンインゴット500がシリコン保持領域250に保持される。
また、シリコン保持領域260の下面となる基材242の上面には、下面当接支持部261が設置され、シリコン保持領域260の長辺側の側面の仕切り壁245には、側面当接支持部262、263が設置され、シリコン保持領域260の短辺側の側面(端面)の仕切り壁245には、開口246の両側の各仕切り壁245に対して、端面当接支持部264、265及び266、267が設置される。これら6つの緩衝材、すなわち、下面当接支持部261、側面当接支持部262、263、及び、端面当接支持部264、265及び266、267により、図8に示すように、収容するシリコンインゴット500の下面、及び、側面(長辺側側面)及び端面(短辺側側面)の下方側が支持され、シリコンインゴット500がシリコン保持領域260に保持される。
各支持部材は、シリコン保持領域250及び260の角部あるいは辺部に対して、所定の距離離れた位置に設置されており、シリコン保持領域250及び260の角部及び辺部には、逃げ空間部258及び268が形成されている。これにより、シリコンインゴット500をシリコン保持領域250及び260に収容した時には、シリコンインゴット500の稜線部及び角部は逃げ空間部258又は268に配置され、シリコン保持領域250及び260の周面に設置されている各当接支持部251〜257及び261〜267には接触しない。換言すれば、そのような配置となるように、各当接支持部251〜257及び261〜267をシリコン保持領域250及び260の周囲の仕切り壁243及び255に設置する。
このような構成とすることにより、当接支持部251〜257及び261〜267がシリコンインゴット500の稜線部あるいは角部に接触し、稜線部あるいは角部を破損させる事態を防ぐことができる。
なお、中仕切緩衝材240においても、図5(d)を参照して前述した床板緩衝材210と同様に、側面当接支持部252、253及び262、263、及び、端面当接支持部254〜257及び264〜267は、シリコン保持領域250、260側の上縁角部が、所定の幅でC面取りされており、シリコンインゴット500の収容及び取り出しが容易に抵抗なく行えるようになっている。
上蓋緩衝材270は、組み立て式コンテナに収容する最上段のシリコンインゴット500の上に配置され、コンテナ外箱100の上蓋180との間に介在し、シリコンインゴット500の上面及び側面の上部を支持する。
上蓋緩衝材270も、中仕切緩衝材240と同様に、同一段に収容するシリコンインゴット500を1つの部材で一括的に支持するものではなく、所定個数のシリコンインゴット500を含む部分ごとにシリコンインゴット500を支持する部材であって、これを複数個使用することにより、同一段(最上段)に収容するシリコンインゴット500の全てを支持するように構成されている。
図7(a)〜(c)は、その1つの上蓋緩衝材270の構成を示す図である。すなわち、本実施形態においては、図示縦方向に並べて配置される同一段4個のシリコンインゴット500を1つの上蓋緩衝材270で支持する構成であり、この上蓋緩衝材270を3個使用することにより、図5に示すように同一段に配置される12個のシリコンインゴット500の全てを支持するものである。
なお、3個の上蓋緩衝材270は、その配置によって若干その構成に異なる部分があるが、基本的には同一構成なので、ここでは同一の部材として説明をし、相違箇所の説明をする際に相違する内容について説明をする。
上蓋緩衝材270は、図7(a)〜(c)に示すように、基材272の下方に仕切り壁273を立設し、下面に直方体形状シリコンインゴット500を個々に支持するシリコン保持領域280を形成したものである。
基材272の材質はプラスチック段ボールであり、仕切り壁273の材質は合成樹脂である。また、仕切り壁273は、図7(a)に示すような配置で基材272の下面に立設される。これにより基材272の下面には、図示のごとく、各々図面縦方向に4列のシリコン保持領域280が形成される。
仕切り壁273は、シリコン保持領域280でシリコンインゴット500に保持した際に、シリコンインゴット500の高さの半分かそれ以下の高さとなるように高さが規定されて、基材272の下面に立設される。これにより、上蓋緩衝材270の下側に配設される床板緩衝材210又は中仕切緩衝材240の仕切り壁213又は245と干渉することなく、シリコンインゴット500の各側面(長辺側側面)及び端面(短辺側側面)の上側及び下側を各々適切に保持することができる。
また、仕切り壁273は、収容する直方体形状のシリコンインゴット500の長辺側の側面に沿って(図7(a)における横方向において)は、シリコン保持領域280の全範囲にわたって立設されるが、短辺側の側面(端面)に沿って(図7(a)における縦方向において)は、シリコン保持領域280の中央部において仕切り壁273が途切れた状態(断絶した状態)となっており、その中央部に開口274が形成されている。これにより、各段においてもシリコンインゴット500の収容あるいは取り出しを効率よく、また、安全に行うことができる。
各シリコン保持領域280には、その周囲に、すなわちその周囲の仕切り壁273に、緩衝材が支持部として設置される。
シリコン保持領域280の上面となる基材272の下面には、上面当接支持部281が設置され、シリコン保持領域280の長辺側の側面の仕切り壁273には、側面当接支持部282、283が設置され、シリコン保持領域280の短辺側の側面(端面)の仕切り壁273には、開口274の両側の各仕切り壁273に対して、端面当接支持部284、285及び286、287が設置される。これら6つの緩衝材、すなわち、上面当接支持部281、側面当接支持部282、283、及び、端面当接支持部284、285及び286、287により、図8に示すように、収容するシリコンインゴット500の上面、及び、側面(長辺側側面)及び端面(短辺側側面)の上方側が支持され、シリコンインゴット500がシリコン保持領域280に保持される。
各支持部材は、シリコン保持領域280の角部あるいは辺部に対して、所定の距離離れた位置に設置されており、シリコン保持領域280の角部及び辺部には、逃げ空間部288が形成されている。これにより、シリコンインゴット500をシリコン保持領域280に収容した時には、シリコンインゴット500の稜線部及び角部は逃げ空間部288に配置され、シリコン保持領域280の周面に設置されている各当接支持部281〜287には接触しない。換言すれば、そのような配置となるように、各当接支持部281〜287をシリコン保持領域280の周囲の仕切り壁273に設置する。
このような構成とすることにより、当接支持部281〜287がシリコンインゴット500の稜線部あるいは角部に接触し、稜線部あるいは角部を破損させる事態を防ぐことができる。
上蓋緩衝材270の基材272の上面には、長手方向の両辺部に沿ってスペーサー291及び292が設置されている。前述したようにシリコンインゴット500を保持して積層した内部緩衝材部200は、パレット110上に搭載されてコンテナ外箱100内に収容される。この際、スペーサー291及び292は、図9に示すように、上蓋緩衝材270の基材272の上面とコンテナ外箱100の上蓋180との間に介在し、搬送時等の上蓋緩衝材270を含む内部緩衝材部200の上下方向の移動を抑制する。
また、図9に示すように、内部緩衝材部200で使用する3つの上蓋緩衝材270のうち、両側に配置される上蓋緩衝材270の外側(第1の側板140側)のスペーサー291又は292の中央部には、面ファスナー293が設置されている。内部緩衝材部200をコンテナ外箱100上に設置して第1の側板140及び第2の側板160をパレット110上に立設した場合に、この外側の上蓋緩衝材270の外側のスペーサー291又は292に対向する位置に配される第1の側板140の内側には、面ファスナー293に対向する位置に、面ファスナー293と着脱自在に接合される面ファスナー149が設けられている。上蓋緩衝材270の面ファスナー293と第1の側板140の面ファスナー149とが貼着されることにより、上蓋緩衝材270を含む内部緩衝材部200のがたつきが防止され、一層シリコンインゴット500を安全に収容し搬送することができる。
なお、この面ファスナー293の有無及び配置が、内部緩衝材部200で使用する3つの上蓋緩衝材270の構成上の相違点である。
組み立て式コンテナ1においては、シリコンインゴット500を保持して積層した内部緩衝材部200をパレット110上に搭載すると、3個の上蓋緩衝材270のスペーサー291とスペーサー292との間に、各々図9及び図10に示すようなベルト受け300を載置し、これにラッシングベルト340を通過させて、内部緩衝材部200をコンテナ外箱100のパレット110上に固定する。従って、内部緩衝材部200は、上蓋緩衝材270に対応する3箇所で、ラッシングベルト340によりパレット110に固定されることになる。
ベルト受け300は、スチール製の部材であって、上蓋緩衝材270の長手方向長さと略同じ長さを有し、その長手方向両端部310が一方に折り曲げられて上蓋緩衝材270の両縁に係合する構成となっている。また、その上面は、短手方向の両側320が長手方向に沿って上方向(長手方向両端部310とは異なる方向)に折り曲げられており、その間に溝330が形成されて、ラッシングベルト340を通過させる溝となっている。
また、コンテナ外箱100のパレット110の上面縁部には、図1に示すように、ラッシングベルト端部のフックを係止するフック係止金具115が、対応する位置に設置されている。
このように、図9に示すような形態で内部緩衝材部200をパレット110に固定することにより、内部緩衝材部200をラッシングベルトにより強い圧力でパレット110に固定した場合も、内部緩衝材部200の全体がいわゆる太鼓状に膨らむことがなく、形態を維持した状態で適切に固定することができる。その結果、内部のシリコンインゴット500に加わる力も均等に本体部分にかかることとなり、換言すれば、全体が歪んだり変形することにより稜線部や角部等の周辺部に異常な力が作用するのを防ぎ、安全にシリコンインゴット500を収容することができる。
また、ラッシングベルト340により強固に固定することができるので、搬送時の振動等を抑えて適切に保持することができる。
このように、本発明の組み立て式コンテナにおいては、シリコンインゴット500を床板緩衝材210、中仕切緩衝材240及び上蓋緩衝材270により収容保持するようにしており、各緩衝材においては、シリコンインゴット500の稜線部及び角部には緩衝材等の支持部が配置されない逃げ空間部に形成している。従って、稜線部や角部が脆い長方形状のシリコンインゴット500等においても、破損する可能性を低減して適切に収容し、搬送等することができる。
また、床板緩衝材210は一体的に形成されているので、同一段に収容するシリコンインゴット500の水平方向の位置を適切に決定することができ、シリコンインゴットの収容を適切かつ効率よく行うことができる。
また、中仕切緩衝材240及び上蓋緩衝材270については、所定の個数ごとに分割してシリコンインゴット500の保持ができる構成となっているので、中仕切緩衝材240及び上蓋緩衝材270の装着や離脱を容易に行うことができる。
なお、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態においては、シリコンインゴットを収容する組み立て式コンテナを例示したが、収容対象の物品はこれに限られるものではない。例えば他の半導体インゴットでもよいし、それ以外の任意のものでよい。なお、稜線部及び角部が脆く破損する可能性のある直方体の物品を搬送する際に、本発明は特に効果を有するものである。
また、前述した実施形態では、シリコンインゴットは1段に12個配置し、これを3段積みにする構成であったが、この積載方法も任意でよい。積層せずに1段で搬送等する場合には、床板緩衝材210と上蓋緩衝材270とを用いればよいし、4段以上に積層して搬送等する場合には、中仕切緩衝材240の数を増やせばよい。
図1は、本発明の一実施形態の組み立て式コンテナの全体構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した組み立て式コンテナのコンテナ外箱における第1の側板及び第2の側板の立設方法を説明するための図である。 図3は、図1に示した組み立て式コンテナのコンテナ外箱における第1の側板及び第2の側板の結合方法を説明するための図である。 図4は、図1に示した組み立て式コンテナのコンテナ外箱に収容される内部緩衝材部の構成を説明するための図である。 図5は、内部緩衝材部の床板緩衝材の構成を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−Aにおける断面図、図5(c)は図5(a)のB−Bにおける断面図であり、図5(d)は図5(b)のCの拡大図である。 図6は、内部緩衝材部の中仕切緩衝材の構成を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)のA−Aにおける断面図、図6(c)は図6(a)のB−Bにおける断面図である。 図7は、内部緩衝材部の上蓋緩衝材の構成を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のA−Aにおける断面図、図7(c)は図7(a)のB−Bにおける断面図である。 図8は、内部緩衝材部の各当接支持部により直方体形状のシリコンインゴットが支持されている状態を模式的に示す図である。 図9は、内部緩衝材部をコンテナ外箱に収容する場合の上蓋緩衝材の上部付近の構成を説明するための図である。 図10は、内部緩衝材部をコンテナ外箱に固定する際に使用するベルト受けの構成を示す図である。
符号の説明
1…組み立て式コンテナ
100…コンテナ外箱
110…パレット
111…リフト用孔
113…切り欠き
115…フック係止金具
120…下枠
121…第1の枠部
122…第2の枠部
124…係合溝
130…床板
140…第1の側板
143…自立用ピン
1431…胴部(ピン部)
1432…頭部
145…側板止め金具
146…係合ピン
147…バンド受け金具
149…面ファスナー
160…第2の側板
162…切り欠き
164…サイドスペーサー
180…上蓋
181…係止凸部
182…上蓋固定用バンド
200…内部緩衝材部
210…床板緩衝材
240…中仕切緩衝材
270…上蓋緩衝材
211…基板
212、242、272…基材
213、243、245、273…仕切り壁
214、244、274…開口
220、250、260、280…シリコン保持領域
221、261…下面当接支持部
251…上面当接支持部
222、223、252、253、262、263、282、283…側面当接支持部
224〜227、254〜257、264〜267、284〜2873…端面当接支持部
228、258、268、288…逃げ空間部
229…C面取り面(傾斜面)
219…切り欠き
291、292…スペーサー
293…面ファスナー
340…ラッシングベルト
500…シリコンインゴット

Claims (4)

  1. パレットと、前記パレット上面に設置される床板と、前記パレット上面の辺縁に沿って着脱可能に立設される側板と、前記床板及び前記側板に囲まれる収容空間の上部開口を被覆する上蓋とを有し、直方体形状の被収容物を収容する組み立て式コンテナであって、
    前記床板上に設置される緩衝材であって、前記被収容物の底面及び側面に当接して当該被収容物を支持する当接支持部と、当該被収容物の底面と側面とが接する稜線部及び角部に当該緩衝材が接触しないように当該稜線部及び当該角部近傍に形成された逃げ空間部とを有する床板緩衝材と、
    当該組み立て式コンテナに収容した前記被収容物の上部と前記上蓋との間に配置される緩衝材であって、前記被収容物の上面及び側面に当接して当該被収容物を支持する当接支持部と、当該被収容物の上面と側面とが接する稜線部及び角部に当該緩衝材が接触しないように当該稜線部及び当該角部近傍に形成された逃げ空間部とを有する上蓋緩衝材と
    を有することを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. さらに、前記組み立て式コンテナに収容した前記被収容物の上にさらに前記被収容物を積載する時に上下の前記被収容物の間に配置される緩衝材であって、
    下に載置されている前記被収容物の上面及び側面に当接して当該被収容物を支持する下方向当接支持部と、
    当該被収容物の上面と側面とが接する稜線部及び角部に当該緩衝材が接触しないように当該稜線部及び当該角部近傍に形成された下方向逃げ空間部と、
    上に載置される前記被収容物の底面及び側面に当接して当該被収容物を支持する上方向当接支持部と、
    当該被収容物の底面と側面とが接する稜線部及び角部に当該緩衝材が接触しないように当該稜線部及び当該角部近傍に形成された上方向逃げ空間部とを有する中仕切緩衝材を1つ以上有することを特徴とする請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記被収容物が、水平方向に複数収容されるとともに上下方向に複数積載されて、複数収容される前記組み立て式コンテナであって、
    前記床板緩衝材は、床板上に載置される最下段の複数の前記被収容物の全てに対する前記当接支持部及び前記逃げ空間部が一体的に形成されており、
    前記上蓋緩衝材及び前記中仕切緩衝材は、同一平面に載置される複数の前記被収容物に対して、1つの前記被収容物ごとに、又は、
    その一部をなす複数の前記被収容物ごとに、当該1つ又は当該複数の前記被収容物に対する前記当接支持部及び前記逃げ空間部が形成されている又は一体的に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 前記被収容物は、シリコン結晶体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
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