JP2017519699A

JP2017519699A - 運搬用組立箱

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Publication number: JP2017519699A
Application number: JP2017520830A
Authority: JP
Inventors: エルム、ウォン・スン
Original assignee: Syspac Supply Chain
Current assignee: Syspac Supply Chain
Priority date: 2014-06-26
Filing date: 2014-08-05
Publication date: 2017-07-20
Anticipated expiration: 2034-08-05
Also published as: JP6416395B2; US20170137212A1; WO2015199277A1; KR20160001058A; CN106660662B; KR101591857B1; EP3162724A4; CN106660662A; EP3162724A1; US10059509B2

Abstract

運搬用組立箱が紹介される。この運搬用組立箱は、角部に配置される垂直角枠と、側壁の上下側周縁部を構成するように垂直角枠を挟んで直交するように配置される第１の水平枠及び第２の水平枠と、垂直角枠の上端及び下端と、第１の水平枠及び第２の水平枠の端部とを夫々互いに連結する角ブラケットとを含み得る。【選択図】図１

Description

本発明は、運搬用組立箱に関し、更に詳しくは、箱内部の商品の積み付け及び取出しが容易であり、且つ角ブラケットを角部に設けて破れのような角部の損傷を未然に防止し得、枠間にブラケットが嵌まり込んで組み立てられる構造を通じて、組み立ての際に組立箱の歪みを防止し、安定的な骨組みを提供し得る運搬用組立箱に関するものである。

一般に、生産者、商人及び消費者の間でなされる一連の製品流通過程と、輸出入関係で取り引きされる多量の貨物を安全で、且つ便利に運搬するための手段として、大型容量の運搬用舗装箱が使用されている。

運搬用舗装箱は、その収容される貨物の特性（破損の有無、製品の大きさなど）及び容量に応じてゴール板材からなる紙箱、木材からなる木箱、プラスチックを用いたプラ箱、鉄板材からなるコンテナ箱などに多様に製造され、選択的に使用されている。また、運搬用舗装箱は、作製される素材を異ならせるだけで、その全体的な構造は何れも内部に収容空間を有する単なる四角箱の形態をとっている。

ところが、運搬用舗装箱に貨物を入れて移動した以降に舗装箱を回収する際や、空いた舗装箱の状態で保管する際に、舗装箱は空いた状態であるが、体積の変化がないため、保管及び運搬に多くのスペース及びコストが必要だった。

かかる問題を解決するべく、貨物を入れて移動する際には、従来のような四角箱の形態を維持し、運搬用舗装箱を回収する際や、空いた舗装箱を保管する際には、体積を最小化し得る運搬用組立箱が提案され使用されている。つまり、運搬用組立箱は、貨物を運搬する際に四角箱の形態で広げて使用し、空箱を回収する際に折り畳んで箱の体積を最小化し得る。

これと関連して、「折り畳み式コンテナパレットシステム」（特許文献１）が参照され得る。

図２３〜図２４に示したように、従来、折り畳み式コンテナパレットシステムは、箱１０、パレット２０及び蓋３０で構成され、運搬及び保管の際に体積を減らすために箱１０を折り畳めるように形成される。

箱１０は、複数枚のプラスチックパネル１１，１２と、これらのプラスチックパネル１１，１２を連結し、その連結された部分が折り畳まれながら、パネル１１，１２が重なり合うようにする４個の角折り畳み台１３及び２個の中央折り畳み台１４で構成される。プラスチックパネル１１，１２は、軽量で且つ優れた加工性を有するように樹脂で制作される。

角折り畳み台１３の各々は角の各々で隣接するプラスチックパネル１１，１２の各々の先端が連結される。角折り畳み台１３は角を中心として対称的な形状をなすように形成された一対のブラケット部１３１と、各ブラケット部１３１が折り畳み自在に連結される畳み込み部１３３とで構成され、ブラケット部１３１と畳み込み部１３３とは互いに一体に形成される。

ブラケット部１３１の各々には、隣接するプラスチックパネル１１，１２の各々の先端が挿入固定されるように逆コ字状の断面を有し、上下に長く延長される挿入固定チャネル１３２が形成される。畳み込み部１３３は、箱１０が広げられた状態で９０°の角度をなし、ブラケット部１３１には、互いに当接するストッパー１３１ａが挿入固定チャネル１３２に対向して形成される。

畳み込み部１３３は、ブラケット部１３１を互いに折り畳み自在に連結するために、容易に折り畳まれてから広げられるように変形可能な軟質の材質を有するように圧出成形される樹脂で形成される。

図２５に示したように、中央折り畳み台１４は、一対のブラケット部１４１と、各ブラケット部１４１が折り畳み自在に連結される畳み込み部１４３とで一体に構成される。ブラケット部１４１の各々には、隣接するプラスチックパネル１２の各々の先端が挿入固定されるように逆コ字状の断面を有し、上下に長く延長された挿入固定チャネル１４２が形成される。畳み込み部１４３は箱１０が広げられた状態で１８０°の角度をなし、そのためにブラケット部１４１には箱１０が広げられた状態で１８０°の角度をなすように互いに当接するストッパー１４１ａが形成される。畳み込み部１４３は、畳み込み部１３３と同様に軟質の材質を有するように圧出成形される樹脂で形成される。

ところが、かかる従来技術の場合、構造的に弱い材質の畳み込み台が箱の骨組みをなして側壁を支持するため、外部の衝撃によって組立箱に歪みが発生し得、組立箱の追跡管理及び入庫日による先入先出管理が困難になり得る。特に、角折り畳み台が折り畳み自在に軟質の材質からなるため、箱の角部に破れのような損傷が頻繁に生じ得る。

韓国実用新案登録第２０−０４１７５０５号

［技術的課題］
本発明の実施例は、角部の損傷を防止し、安定的な骨組みを保持し得る運搬用組立箱を提供しようとする。

［技術的な解決方法］
本発明の一側面によれば、角部に配置される垂直角枠と、側壁の上下側周縁部を構成するように前記垂直角枠を挟んで直交するように配置される第１の水平枠及び第２の水平枠と、前記垂直角枠の上端及び下端と前記第１の水平枠及び前記第２の水平枠の端部とを夫々互いに連結する角ブラケットとを含み得る。

ここで、前記垂直角枠、前記第１の水平枠及び第２の水平枠の上端部を覆う蓋と、前記垂直角枠、前記第１の水平枠及び第２の水平枠の下端部に嵌合されるパレットと、前記パレットの上側に配置され、前記角部にベースブラケットが備えられた基部とを更に含み得る。

また、前記角ブラケットは、前記垂直角枠及び前記第１の水平枠の端部に結合され、一側部に第１のレール溝が形成される第１のブラケット片と、前記垂直角枠及び前記第２の水平枠の端部に結合され、一側部に第２のレール溝が形成される第２のブラケット片と、一端部が前記第１のレール溝に組み立てられ、他端部に雌レールが設けられる第１のガイドと、一端部が前記第２のレール溝に組み立てられ、他端部に前記雌レールに摺動結合される雄レールが設けられる第２のガイドとを含み得る。

また、対向する側壁から離間配置される第１の垂直補強枠及び第２の垂直補強枠と、前記第１の垂直補強枠及び第２の垂直補強枠を前記第１の水平枠に連結する補強ブラケットとを更に含み得る。

また、前記第１の垂直補強枠及び第２の垂直補強枠に摺動自在に夫々設けられる第１の垂直レール枠及び第２の垂直レール枠と、前記第１の垂直レール枠及び第２の垂直レール枠が直交するように連結する水平補強枠とを更に含み得る。

また、前記側壁を折り畳めるように、対向する側壁に設けられる垂直折り畳み枠と、前記垂直折り畳み枠を前記第２の水平枠に連結する折り畳みブラケットとを含み得る。

また、前記第１の垂直補強枠及び第２の垂直補強枠は、一端に隣接する側壁が挿入される第１の挿入チャネル部と、他端に形成される雌レール部と、中央に螺合するための第１のねじ溝部を提供する第１のレール部材と、一端に前記雌レール部が摺動組み立てされる雄レール部と、他端に隣接する側壁が挿入される第２の挿入チャネル部と、中央に螺合するための第２のねじ溝部を提供する第２のレール部材とを夫々含み得る。

また、前記蓋は、外郭周縁部を構成するガイド間に横補強リブ及び縦補強リブが交差するように形成される蓋部と、前記蓋部の上部に窪んで形成される蓋凹部とを含み得る。

また、前記パレットは、外郭周縁部を構成するように突出形成されるガイドと、前記ガイドに一体に形成され、横方向に複数個のリブを提供する横補強リブと、前記縦方向に複数個のリブを提供する縦補強リブとを含む積載部と、前記積載部の下部に突出される結合部と、前記積載部の上部に窪んで形成される収容部とを含み得る。

また、前記ベースブラケットの上下面には、積層される相異なるブラケットを固定するための安着溝及び安着突起が形成され得る。

また、前記第１のブラケット片及び前記第１のブラケット片には積層される相異なるブラケットを固定するための固定溝及び固定突起が形成され得る。

また、前記側壁に配設されるハンドルを更に含み、前記ハンドルにはユーザが把持し得る把持部と、品物の情報を提供するＲＦＩＤチップとが備えられ得る。

また、着脱部を通じて前記側壁に装着されるマーク板を含み、前記着脱部は、前記側壁の装着溝に拘束されるように両側部に非対称の大きさを有する係止部が設けられる磁石片と、前記磁石片に着脱自在に前記マーク板に設けられる鉄帯とを含み得る。

本発明の実施例によれば、箱を折り畳んだ際の厚みを最小化し得、箱内部の商品の積み付け及び取出しの作業が容易であるという利点がある。

また、本発明の実施例によれば、角ブラケットを角部に設けることで、破れのような角部の損傷を未然に防止し得るという利点がある。

また、本発明の実施例によれば、枠間にブラケットが嵌まり込んで組み立てられる構造を通じて、組み立ての際に組立箱の歪みを防止し、安定的な骨組みを提供し得るという利点がある。

また、本発明の実施例によれば、品物の情報を提供するＲＦＩＤチップを組立箱のハンドルに提供することで、組立箱の追跡管理及び入庫日による先入先出管理を容易に行えるという利点がある。

また、本発明の実施例によれば、組立箱の側壁にマーク板を着脱自在に設けることで、組立箱に収納される製品の情報を容易に入れ替えられ、組立箱の洗浄の際にマーク板を取り外してマーク板の損傷及び汚染を防止し得るという利点がある。

本発明の実施例による運搬用組立箱を示した斜視図である。本発明の実施例による運搬用組立箱を示した分解斜視図である。図１のＡ−Ａ線部に沿って切断して示した斜視図である。図１のＢ−Ｂ線部に沿って切断して示した斜視図である。図１のＣ−Ｃ線部に沿って切断して示した斜視図である。図１のＤ−Ｄ線部に沿って切断して示した斜視図である。図１のＥ−Ｅ線部に沿って切断して示した斜視図である。図１のＦ−Ｆ線部に沿って切断して示した斜視図である。図２のＧ部を拡大して示した斜視図である。図２のＨ部を拡大して示した斜視図である。図２のＩ部を拡大して示した斜視図である。図１のＪ−Ｊ線部を切断して示した斜視図である。本発明の実施例によるパレットの上部を拡大して示した斜視図である。本発明の実施例によるパレットの下部を拡大して示した斜視図である。本発明の実施例による運搬用組立箱の積層状態を示した斜視図である。本発明の実施例によって基部及びパレットが結合された状態を示した斜視図である。本発明の実施例による蓋を拡大して示した斜視図である。本発明の実施例による運搬用組立箱の側壁を折り畳んだ状態を示した状態図である。図１８のＫ部を拡大して示した拡大図である。図１８のＬ部を拡大して示した拡大図である。本発明の実施例による運搬用組立箱の側壁を複数個折り畳んでパレットに積層した状態を示した状態図である。本発明の実施例による運搬用組立箱を複数個積層した状態を示した状態図である。従来の一実施例による折り畳み式運搬用組立箱を示した分解斜視図である。図２３のＯ部を拡大して示した拡大図である。図２３のＰ部を拡大して示した拡大図である。

図１は、本発明の実施例による運搬用組立箱を示した斜視図であり、図２は、本発明の実施例による運搬用組立箱を示した分解斜視図である。

図１〜図２に示したように、本発明の実施例による運搬用組立箱は、側壁、枠及びブラケットを含む本体１００と、本体１００の上端を覆う蓋４００と、本体１００の底部を構成する基部５００と、パレット６００とを含み得る。

具体的に、本体１００の側壁３１０は軽量であり、且つ優れた加工性を有する合成樹脂、例えば、プラスチックパネルで提供され得、枠間で組み立てられ得る。ここで、枠は、垂直角枠１１０、第１の水平枠１２１、第２の水平枠１２２、第１の垂直補強枠１３１、第２の垂直補強枠１３２、第１の垂直レール枠１４１、第２の垂直レール枠１４２、水平補強枠１４７及び垂直折り畳み枠１５０を含み得る。

垂直角枠１１０は、組立箱の角部に垂直に配置される４個の枠であって、組立箱の側壁３１０を支持する骨組みの役割を果たし得る。これらの４個の垂直角枠１１０には、本体１００の側壁３１０が組み立てられ、垂直角枠１１０の上下端部は角ブラケット２１０を介して第１の水平枠１２１及び第２の水平枠１２２と連結され得る。

第１の水平枠１２１及び第２の水平枠１２２は、本体１００の上下側周縁部に配置される枠であって、垂直角枠１１０を挟んで直交するように連結され得る。例えば、第１の水平枠１２１は、垂直角枠１１０の一側に連結される本体１００の横水平枠と定義され得、第２の水平枠１２２は、垂直角枠１１０の他側に連結される本体１００の縦水平枠と定義され得る。本実施例において、第１の水平枠１２１は、本体１００の横方向の上下側周縁部に配置される少なくとも４個の枠からなり、第２の水平枠１２２は、本体１００の縦方向の上下側周縁部に配置される少なくとも４個の枠からなり得る。

特に、第１の水平枠１２１には、補強ブラケット２３０を介して第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２が連結され得、第２の水平枠１２２には、折り畳みブラケット２２０を介して垂直折り畳み枠１５０が連結され得る。

第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２は、対向する側壁３１０、更に詳しくは、垂直角枠１１０を基準として横方向側に位置した側壁３１０に垂直方向に離間配置される一対で構成され得る。これらの第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２には、第１の垂直レール枠１４１及び第２の垂直レール枠１４２が夫々摺動自在に設けられ得る。

第１の垂直レール枠１４１及び第２の垂直レール枠１４２は、上部垂直レール部材１４３及び下部垂直レール部材１４４を含み得る。ここで、上部垂直レール部材１４３は、第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２の上部側から本体１００の高さ方向に摺動自在に組み立てられ得る。下部垂直レール部材１４４は、第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２の下部側に摺動結合された後、ボルト（図示せず）のような固定部材を通じて、横方向の下側周縁部に位置した第１の水平枠１２１に固定され得る。

ここで、これらの上部垂直レール部材１４３及び下部垂直レール部材１４４は、水平補強枠１４７と共に開閉側壁３１１及び固定側壁３１２の周縁部を構成し得る。水平補強枠１４７は、上部垂直レール部材１４３と共に開閉側壁３１１の周縁部を提供する上部水平補強枠１４５と、下部垂直レール部材１４４と共に側壁３１０の周縁部を提供する下部水平補強枠１４６とを含み得る。

上述のように、上部垂直レール部材１４３が第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２の上部側で摺動することで、開閉側壁３１１は本体１００の側壁３１０から上下方向に摺動し得、結局、本体１００の側壁３１０の一部を容易に開閉し得る。

垂直折り畳み枠１５０は、対向する側壁３１０、更に詳しくは、垂直角枠１１０を基準として縦方向側に位置した側壁３１０で垂直に配置され得、垂直折り畳み枠１５０の両端は、折り畳みブラケット２２０を介して第２の水平枠１２２に連結され得る。この垂直折り畳み枠１５０は、幅方向に折り畳み自在な構造からなるため、本体１００の側壁３１０は垂直折り畳み枠１５０を基準として折り畳まれ得る。

本体１００のブラケットは、枠と枠との間を互いに連結するための連結部材であって、角ブラケット２１０、補強ブラケット２３０及び折り畳みブラケット２２０を含み得る。ここで、角ブラケット２１０は、垂直角枠１１０の端部と、第１の水平枠１２１及び第２の水平枠１２２の端部とを互いに連結し得る。補強ブラケット２３０は、第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２を第１の水平枠１２１に連結し得る。折り畳みブラケット２２０は、垂直折り畳み枠１５０を第２の水平枠１２２に連結し得る。

蓋４００は本体１００の上部を覆うキャップ構造であって、全体からみて四角平板形状であり、垂直角枠１１０、第１の水平枠１２１及び第２の水平枠１２２の上端部を覆って保護し得る。蓋４００には強度を補強するためのリブ構造が設けられ得る。

基部５００は、パレット６００の上側に配置され、本体１００の底面を提供し得る。基部５００の角部にはベースブラケット５１０が設けられ得、このベースブラケット５１０の上下面には安着溝５１１及び安着突起（図示せず）が夫々形成され得る。これらの安着溝５１１及び安着突起は、積層されるベースブラケット同士を互いに固定させ得る。

例えば、基部５００同士を積層する際に、積層されるベースブラケット５１０間の安着溝５１１と安着突起が互いに嵌合固定され得る。また、折り畳まれた状態の本体１００と基部５００とを積層する際に、ベースブラケット５１０の安着溝５１１／安着突起と、後述する角ブラケット２１０の固定突起２０４／固定溝２０３が互いに嵌合固定され得る。

パレット６００は基部５００を支持する構造であり、組立箱の基板を提供し得る。このパレット６００の周縁部には、本体１００の垂直角枠１１０、第１の水平枠１２１及び第２の水平枠１２２の下端部が嵌まり込んで組み立てられ得る。

以下、本発明の実施例を添付の図面を参照して、本体の構成を更に詳しく説明する。

図３は、図１のＡ−Ａ線部を切断して示した斜視図であり、図９は、図２のＧ部を拡大して示した斜視図である。

図３及び図９に示したように、角ブラケット２１０は、第１のブラケット片２１１、第２のブラケット片２１２、第１のガイド２１３及び第２のガイド２１４を含む構成であり、垂直角枠１１０の端部と第１の水平枠１２１及び第２の水平枠１２２の端部とを互いに連結し得る。

第１のブラケット片２１１は、結合突起２０２を通じて垂直角枠１１０の端部と第１の水平枠１２１の端部に嵌まり込んで組み立てられ得、第１のブラケット片２１１の一側部には、第１のガイド２１３が摺動結合される第１のレール溝２０１ａが形成され得る。第２のブラケット片２１２は、結合突起２０２を通じて垂直角枠１１０の端部と第２の水平枠１２２の端部に嵌まり込んで組み立てられ得、第２のブラケット片２１２の一側部には、第２のガイド２１４が摺動結合される第２のレール溝２０１ｂが形成され得る。

ここで、第１のブラケット片２１１及び第２のブラケット片２１２には、固定溝２０３及び固定突起２０４が形成され得る。固定溝２０３及び固定突起２０４は、積層されるブラケット同士を固定するための溝／突起の構造であり、角ブラケット２１０同士を積層する際に、積層される角ブラケット２１０間の固定溝２０３と固定突起２０４とが互いに嵌合固定され得る。また、折り畳まれた状態の本体１００の角ブラケット２１０と基部５００とを積層する際に、角ブラケット２１０の固定突起２０４／固定溝２０３とベースブラケット５１０の安着溝５１１／安着突起とが互いに嵌合固定され得る。

第１のガイド２１３及び第２のガイド２１４は、本体１００の角部に位置し、第１のブラケット片２１１及び第２のブラケット片２１２を互いに折り畳み自在に連結し得る。そのため、第１のガイド２１３の両端部には、第１のレール溝２０１ａに組み立てられる第１のレール部２１３ｂと、後述する雄レール２１４ａに組み立てられる雌レール２１３ａが設けられ得、第２のガイド２１４の両端部には、第２のレール溝２０１ｂに組み立てられる第２のレール部２１４ｂと、雌レール２１３ａに摺動結合される雄レール２１４ａが設けられ得る。

これにより、本体１００が垂直折り畳み枠１５０を基準として折り畳まれる場合、第１のガイド２１３の雌レール２１３ａ及び第２のガイド２１４の雄レール２１４ａは、垂直角枠１１０が折り畳まれる方向に摺動しながら、本体１００が円滑に折り畳まれるようにすることができる。

一方、角ブラケット２１０に隣接した側壁３１０には、ハンドル３２０が設けられ得る。ハンドル３２０は、ユーザが容易に把持し得るようにした凹状の把持部３２１と、組立箱の追跡管理及び入庫日の先入先出管理に関する品物の情報を提供するＲＦＩＤチップ３２２とを備え得る。

図４は、図１のＢ−Ｂ線部を切断して示した斜視図である。

図４に示したように、垂直角枠１１０は、ヒンジ部材１０７、第１のブラケット部材１０８及び第２のブラケット部材１０９を含み得る。

ヒンジ部材１０７は折り畳み自在な軟質の部材からなり、本体１００が垂直折り畳み枠１５０を基準として本体１００の内側方向に折り畳まれるとき、垂直角枠１１０が本体１００の外側方向に折り畳まれ得るようにする。

また、ヒンジ部材１０７の一端と隣接する側壁３１０とを連結するために、第１のブラケット部材１０８の一端にはヒンジ部材１０７の一端が結合される第１のヒンジ結合部１０８ａが形成され、第１のブラケット部材１０８の他端には隣接する側壁３１０が挿入される第１の固定チャネル部１０８ｂが形成され、第１のブラケット部材１０８の中央には螺合するための第１のねじ溝部１０８ｃが形成され得る。

また、ヒンジ部材１０７の他端と隣接する側壁３１０とを連結するために、第２のブラケット部材１０９の一端には、ヒンジ部材１０７の一端が結合される第２のヒンジ結合部１０９ａが形成され、第２のブラケット部材１０９の他端には、隣接する側壁３１０が挿入される第２の固定チャネル部１０９ｂが形成され、第２のブラケット部材１０９の中央には、螺合するための第２のねじ溝部１０９ｃが形成され得る。

図５は、図１のＣ−Ｃ線部を切断して示した斜視図であり、図１０は、図２のＨ部を拡大して示した斜視図である。

図５及び図１０に示したように、補強ブラケット２３０は、第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２の端部を第１の水平枠１２１に連結し得、第１の垂直レール枠１４１及び第２の垂直レール枠１４２の端部を第１の水平枠１２１に連結し得る。

そのため、補強ブラケット２３０には、第１の水平枠１２１の端部、第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２の端部に挿入されるか、あるいは第１の垂直レール枠１４１及び第２の垂直レール枠１４２の端部に挿入される結合突起２０２が設けられ得る。また、補強ブラケット２３０には、補強ブラケット２３０同士を互いに連結するために、連結ガイド２４０が摺動自在に組み立てられるレール溝２０１が形成され得る。

本実施例では、一対の補強ブラケット２３０が連結ガイド２４０を通じて互いに組み立てられ得、このとき、連結ガイド２４０の両端部が一対の補強ブラケット２３０のレール溝２０１に夫々摺動組み立てされ得る。

図６は、図１のＤ−Ｄ線部を切断して示した斜視図である。

図６に示したように、第１の垂直補強枠１３１及び第２の垂直補強枠１３２は、隣接する側壁３１０を互いに連結し得る第１のレール部材１０１及び第２のレール部材１０２を含み得る。

ここで、第１のレール部材１０１の一端には、隣接する側壁３１０が挿入される第１の挿入チャネル部１０１ａが形成され得、第１のレール部材１０１の他端には、雌レール部１０１ｂが設けられ得、第１のレール部材１０１の中央には、螺合するための第１のねじ溝部１０１ｃが形成され得る。

また、第２のレール部材１０２の一端には、雌レール部１０１ｂが摺動組み立てされる雄レール部１０２ａが設けられ得、第２のレール部材１０２の他端には、隣接する側壁３１０が挿入される第２の挿入チャネル部１０２ｂが形成され得、第２のレール部材１０２の中央には、螺合するための第１のねじ溝部１０２ｃが形成され得る。

図７は、図１のＥ−Ｅ線部を切断して示した斜視図であり、図１１は、図２のＩ部を拡大して示した斜視図である。

図７及び図１１に示したように、折り畳みブラケット２２０は本体１００を折り畳むためのブラケットであって、垂直折り畳み枠１５０を第２の水平枠１２２に連結し得る。

この折り畳みブラケット２２０には、第２の水平枠１２２の端部及び垂直折り畳み枠１５０の端部に挿入される結合突起２０２と、垂直折り畳み枠１５０のヒンジ部材１０７が組み立てられるレール溝２０１とが形成され得る。

図８は、図１のＦ−Ｆ線部を切断して示した斜視図である。

図８に示したように、垂直折り畳み枠１５０は、ヒンジ部材１０７、第１のブラケット部材１０８及び第２のブラケット部材１０９を含み得る。

ヒンジ部材１０７は、垂直折り畳み枠１５０が本体１００の内側方向に折り畳まれるように折り畳み自在な軟質の部材からなり得る。

また、ヒンジ部材１０７の他端と隣接する側壁３１０とを連結するために、第２のブラケット部材１０９の一端にはヒンジ部材１０７の一端が結合される第２のヒンジ結合部１０９ａが形成され、第２のブラケット部材１０９の他端には隣接する側壁３１０が挿入される第２の固定チャネル部１０９ｂが形成され、第２のブラケット部材１０９の中央には螺合するための第２のねじ溝部１０９ｃが形成され得る。

図１２は、図１のＪ−Ｊ線部を切断して示した斜視図である。

図１及び図１２に示したように、マーク板３３０は着脱部３３１を通じて本体１００の側壁３１０に装着され得る。着脱部３３１は、磁石片３３２、鉄帯３３３及び着脱溝３１４を含み得る。

磁石片３３２は、磁力を用いてマーク板３３０の鉄帯３３３を取り付けることができ、係止部を通じて側壁３１０の装着孔３１３に拘束され得る。ここで、係止部は両側部に相異なる大きさを有する楔状の第１の係止部３３２ａ及び第２の係止部３３２ｂを含み得る。

例えば、第２の係止部３３２ｂは、第１の係止部３３２ａより厚みが厚い楔状からなるため、ユーザは第２の係止部３３２ｂを装着孔３１３に先に嵌合装着した状態で、第１の係止部３３２ａを装着孔３１３に挿入することで、磁石片３３２を容易に装着孔３１３に取り付けることができる。

鉄帯３３３は磁石片３３２に着脱自在にマーク板３３０に設けられ得る。本実施例において、鉄帯３３３は、マーク板３３０の上下部に位置し得、このとき、磁石片３３２もマーク板３３０の上下部に対応する側壁３１０の着脱溝３１４に位置し得る。

着脱溝３１４はマーク板３３０が着脱される溝であって、マーク板３３０と同じ大きさで形成され得、着脱溝３１４の上下側には複数の磁石片３３２が位置し得る。

図１３は、本発明の実施例によるパレットの上部を拡大して示した斜視図であり、図１４は、本発明の実施例によるパレットの下部を拡大して示した斜視図であり、図１５は、本発明の実施例による運搬用組立箱の積層状態を示した斜視図である。

図１３〜図１５に示したように、パレット６００は積載部６３０、結合部６２０及び収容部６１０を含む構成であり、運搬用組立箱の下部を支持する役割を果たし得る。

積載部６３０は、ガイド６３３間に横補強リブ６３１及び縦補強リブ６３２が格子状に連結されることで、撓み防止及び荷重分散を通じて衝撃を最小化し得る。例えば、積載部６３０は、外郭周縁部を構成するように突出形成されるガイド６３３と、ガイド６３３に一体に形成され、横方向に複数個のリブを提供する横補強リブ６３１と、縦方向に複数個のリブを提供する縦補強リブ６３２とを含み得る。

結合部６２０は、切頭四角錘（truncated quadrangular pyramid）の形態で、下部から上部に向かって次第に幅が狭くなるように突出形成され得る。結合部６２０は、後述する蓋４００の蓋凹部に安着され積層されるか、あるいは他のパレット６００の収容部６１０に安着され積層され得る。このとき、結合部６２０の切頭四角錘の傾斜角度は７５°〜８５°の間に設計されることで、外部の衝撃を最小化し、荷重を分散させて破損を最小化し得る。

収容部６１０は、積載部６３０の上部で切頭四角錘の形態で窪んで形成され得る。収容部６１０を、運搬用組立箱を分解してパレット６００のみを積層して保管する場合、収容部６１０には他のパレット６００の結合部６２０が挿入され積層され得る。

図１６は、本発明の実施例によって基部及びパレットが結合された状態を示した斜視図である。

図１６に示したように、基部５００は、本体１００の底面を提供する基板５３０と、基板５３０の周縁部を形成するベース枠５２０と、ベース枠５２０を互いに連結し、上下面に安着溝５１１及び安着突起（図示せず）が形成されるベースブラケット５１０とを含み得る。

基部５００はパレット６００に安着され得るが、このとき、パレット６００のガイド６３３と基部５００の先端部との間には、本体１００が嵌まり込む組立溝２０１が形成され得る。

組立溝２０１は、パレット６００と基部とを結合する際に、パレット６００と基部との間に形成された隙間であり、この隙間は、本体１００の側壁の厚みだけの離間距離を提供し得る。これにより、運搬用組立箱を組み立てる際に、組立溝２０１は本体１００を安定的に支持する役割を果たし得る。

図１７は、本発明の実施例による蓋４００を拡大して示した斜視図である。

図１７に示したように、蓋４００は、蓋部４３０及び蓋凹部を含む構成であり、運搬用組立箱の上部を覆って保護する役割を果たし得る。

蓋部４３０は全体的にパレット６００が容易に積層される形態で構成され得、外郭周縁部を構成するガイド４３３間に横補強リブ４３１及び縦補強リブ４３２が交差するように形成され得る。これらの横補強リブ４３１及び縦補強リブ４３２が格子状に連結されるため、蓋部４３０が外部の衝撃によって撓むことを防止し、荷重を分散させて衝撃を最小化し得る。蓋部４３０の周縁部及び中央には蓋凹部が形成され得る。

蓋凹部は、パレット６００の結合部６２０が安着するように蓋部４３０の上部で窪んで形成され得る。蓋凹部は、パレット６００の角に位置する角蓋凹部４１０と、パレット６００の周縁部に位置する周縁蓋凹部４２０とを含み得る。角蓋凹部４１０は、折り曲げ状の角リブ４１１と角リブ溝４１２とを提供し得る。周縁蓋凹部４２０は一字状の周縁リブ４２１と周縁リブ溝４２２とを提供し得る。

以下、本発明の実施例による組立箱の折り畳み及び積載方法について説明する。

図１８は、本発明の実施例による運搬用組立箱の側壁を折り畳んだ状態を示した状態図であり、図１９は、図１８のＫ部を拡大して示した拡大図であり、図２０は、図１８のＬ部を拡大して示した拡大図である。

図１８〜図２０に示したように、組立箱の本体１００は、垂直折り畳み枠１５０及び垂直角枠１１０によって折り畳まれ得る。

つまり、縦方向に位置した側壁３１０が垂直折り畳み枠１５０のヒンジ部材１０７を中心として本体１００の内側方向に折り畳まれると、垂直角枠１１０のヒンジ部材１０７が本体１００の外側方向に折り畳まれつつ、横方向に位置した側壁３１０の対向する側壁３１０と共に重なり合える。

図２１は、本発明の実施例による運搬用組立箱の側壁を複数個折り畳んでパレットに積層した状態を示した状態図であり、図２２は、本発明の実施例による運搬用組立箱を複数個積層した状態を示した状態図である。

図２１〜図２２に示したように、組立箱を回収または保管するために、組立箱の構成品など、例えば、パレット６００、基部５００、本体１００及び蓋４００は複数個重なり合ってバンド７００で結束され得る。

本実施例においては、１０個の組立箱を分離した各々の構成品を１０個ずつ重ね合わせてバンド７００で結束する。例えば、１０個のパレット６００を重ね合わせて積層し、積層されたパレット６００の上部に１０個の基部５００を重ね合わせて積層する。このとき、１０個の基部５００は、安着溝５１１／安着突起を通じて互いに固定され得る。

基部５００がパレット６００に積層されると、折り畳まれた１０個の本体１００を基部５００の上部に重ね合わせて積層する。このとき、１０個の基部５００のうち、最上端に位置した基部５００の安着溝５１１と、１０個の本体１００のうち、最下端に位置した角ブラケット２１０の固定突起２０４とは互いに固定され得、１０個の本体１００は角ブラケット２１０の固定突起２０４／固定溝２０３を通じて互いに固定され得る。

本体１００が基部５００に積層されると、１０個の蓋４００が本体１００の上部に重なり合うように積層される。かかる方式によって、組立箱の構成品など（パレット６００、基部５００、本体１００及び蓋４００）が順次積層されると、バンド７００を用いて該組立箱の構成品を格子状に結束した後、運搬するか、あるいは倉庫に保管する。

上述の通り、角ブラケットを角部に設けて破れのような角部の損傷を未然に防止し得、枠間にブラケットが嵌まり込んで組み立てられる構造を通じて、組み立ての際に組立箱の歪みを防止し、安定的な骨組みを提供し得、品物の情報を提供するＲＦＩＤチップを組立箱のハンドルに設けて、組立箱の追跡管理及び入庫日による先入先出管理を容易に行え、組立箱の側壁にマーク板を着脱自在に設けて、組立箱に収納される製品の情報を容易に入れ替えられ、組立箱の洗浄の際にマーク板を取り外してマーク板の損傷及び汚染を防止し得るなどの優れた長所を有する。

本発明の保護範囲は、下記の請求の範囲により解釈されなければならず、これと同等の範囲内にある全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。

Claims

角部に配置される垂直角枠と、
側壁の上下側周縁部を構成するように前記垂直角枠を挟んで直交するように配置される第１の水平枠及び第２の水平枠と、
前記垂直角枠の上端及び下端と、前記第１の水平枠及び前記第２の水平枠の端部とを夫々互いに連結する角ブラケットとを含む運搬用組立箱。
前記垂直角枠、前記第１の水平枠及び第２の水平枠の上端部を覆う蓋と、
前記垂直角枠、前記第１の水平枠及び第２の水平枠の下端部に嵌合されるパレットと、
前記パレットの上側に配置され、前記角部にベースブラケットが備えられた基部とを更に含む、請求項１に記載の運搬用組立箱。
前記角ブラケットは、
前記垂直角枠及び前記第１の水平枠の端部に結合され、一側部に第１のレール溝が形成される第１のブラケット片と、
前記垂直角枠及び前記第２の水平枠の端部に結合され、一側部に第２のレール溝が形成される第２のブラケット片と、
一端部が前記第１のレール溝に組み立てられ、他端部に雌レールが設けられる第１のガイドと、
一端部が前記第２のレール溝に組み立てられ、他端部に前記雌レールに摺動結合される雄レールが設けられる第２のガイドとを含む、請求項１に記載の運搬用組立箱。
対向する側壁に離間配置される第１の垂直補強枠及び第２の垂直補強枠と、
前記第１の垂直補強枠及び前記第２の垂直補強枠を前記第１の水平枠に連結する補強ブラケットとを更に含む、請求項１に記載の運搬用組立箱。
前記第１の垂直補強枠及び第２の垂直補強枠に摺動自在に夫々設けられる第１の垂直レール枠及び第２の垂直レール枠と、
前記第１の垂直レール枠及び第２の垂直レール枠が直交するように連結する水平補強枠とを更に含む、請求項４に記載の運搬用組立箱。
前記側壁が折り畳まれるように対向する側壁に設けられる垂直折り畳み枠と、
前記垂直折り畳み枠を前記第２の水平枠に連結する折り畳みブラケットとを更に含む、請求項１に記載の運搬用組立箱。
前記第１の垂直補強枠及び第２の垂直補強枠は、
一端に隣接する側壁が挿入される第１の挿入チャネル部と、他端に形成される雌レール部と、中央に螺合するための第１のねじ溝部を提供する第１のレール部材と、
一端に前記雌レール部が摺動組み立てされる雄レール部と、他端に隣接する側壁が挿入される第２の挿入チャネル部と、中央に螺合するための第２のねじ溝部を提供する第２のレール部材とを夫々含む、請求項４に記載の運搬用組立箱。
前記蓋は、
外郭周縁部を構成するガイド間に横補強リブ及び縦補強リブが交差するように形成される蓋部と、
前記蓋部の上部に窪んで形成される蓋凹部とを含む、請求項２に記載の運搬用組立箱。
前記パレットは、
外郭周縁部を構成するように突出形成されるガイドと、
前記ガイドに一体に形成され、横方向に複数個のリブを提供する横補強リブと、前記縦方向に複数個のリブを提供する縦補強リブとを含む積載部と、
前記積載部の下部に突出される結合部と、
前記積載部の上部に窪んで形成される収容部とを含む、請求項２に記載の運搬用組立箱。
前記ベースブラケットの上下面には、積層される他のベースブラケットを固定するための安着溝及び安着突起が形成される、請求項１に記載の運搬用組立箱。
前記第１のブラケット片及び前記第２のブラケット片には、積層される他のブラケットを固定するための固定溝及び固定突起が形成される、請求項３に記載の運搬用組立箱。
前記側壁に設けられるハンドルを更に含み、
前記ハンドルには、ユーザが把持し得る把持部と、品物の情報を提供するＲＦＩＤチップが備えられる、請求項１に記載の運搬用組立箱。
着脱部を通じて前記側壁に装着されるマーク板を更に含み、
前記着脱部は、
前記側壁の装着孔に拘束されるように両側部に非対称の大きさを有する係止部が設けられる磁石片と、
前記磁石片に着脱されるように前記マーク板に設けられる鉄帯とを含む、請求項１に記載の運搬用組立箱。