JP6853687B2 - パレット - Google Patents

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Description

本発明は、種々の搬送物を搬送するためのパレットに関する。
種々の物品の搬送のため、従来、図9に示すようなパレットが用いられていた。このパレットは、台車101の上に、側方に向けて開口する収容箱102を縦横に並べて積載したものであり、収容箱102は縦長形状であって、各収容箱102に、搬送物Cを立てて収容するものであった。
しかしながら、このような従来のパレットは、収容した搬送物が固定されておらず、搬送時の振動で搬送物が飛び出したり、がたついて損傷したりするおそれがあった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、搬送時の振動によって搬送物が飛び出したりがたついたりすることのないパレットを提供することを目的とする。
本発明は、架台と、搬送物を載置するトレイを備え、架台は、トレイを収容する複数の収容部と、収容部に設けたストッパを有しており、トレイは、係合部を有していて、ストッパは連係されており、各収容部に収容されたトレイの係合部に同時に係脱自在であることを特徴とする。なお、搬送物はトレイに対して動かないように載置されるものである。
本発明によれば、搬送物を載置したトレイが、ストッパを係合部に係合させることで架台に固定されるので、搬送時の振動で搬送物が飛び出したりがたついたりすることがない。
本発明のパレットの第一実施形態の全体斜視図である。 パレットの第一実施形態の三面図であり、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 パレットの第一実施形態への搬送物の積み込みの説明図であり、(a)は積み込み前、(b)は積み込み後を示す。 トレイの載置面(端部支持材の水平面)の拡大図である。 第一実施形態におけるストッパの係合部への係合の説明図であり、(a)は非係合状態、(b)は係合状態を示す。 第一実施形態におけるストッパの係合部への係合の拡大説明図であり、(a)は非係合状態、(b)は係合状態を示す。 本発明のパレットの第二実施形態の全体斜視図である。 (a)〜(c)は、第二実施形態における係止具の動作説明図である。 従来のパレットの説明図であり、(a)は搬送物の積み込み前、(b)は搬送物の積み込み後を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、このパレットの第一実施形態は、架台1と、トレイ2を備える。架台1は略直方体形で、1つの側面からトレイ2を積み込むものであり、当該面側を前側とする。この架台1は、前側及び後側の左右に立設する柱11と、前後の柱11の上端及び下端に横架した桟材12と、左右の柱11の上端及び下端に横架した横材13により、略直方体形の枠体が構成されていて、さらに、前側及び後側の左右方向中央に中柱14が立設している。そして、左側と右側のそれぞれの前後の柱11の間に、端部支持材15を横架してある。端部支持材15は、垂直面15aと、垂直面15aの下端から架台1の内側に向けて延びる水平面15bからなる断面L字形のものであって、上下に等間隔に5本ずつ設けてある。また、前後の中柱14の間には、端部支持材15と同じ高さ位置に、中央支持材16を横架してある。中央支持材16は、垂直面16aと、垂直面16aの下端から左右両側に向けて延びる水平面16bからなる断面逆T字形のものである。さらに、後側の左右の柱11の間には、端部支持材15及び中央支持材16と同じ高さ位置に、背面材17を横架してある。よって、中柱14の左側と右側のそれぞれの空間において、端部支持材15と中央支持材16が上下5段にわたって対向していて、端部支持材15の水平面15bと中央支持材16の水平面16bが互いに向けて突出しており、後側には背面材17が位置していて、左右の各段部(ある段の水平面15b,16bからその上の段の水平面15b,16bまでの空間)がそれぞれ前側に開口するトレイ2の収容部3となっている。すなわち、架台1は左右に2つ並び、かつ上下に5つ並んでトレイ2の収容部3を有している。なお、図4に示すように、端部支持材15及び中央支持材16の水平面15b,16bの上面には(図は端部支持材15を示す)、前後方向(トレイ2の進退方向)に延びる平目ローレット加工を施してある。また、架台1の下面の四隅には、車輪6を設けてある。
トレイ2は、矩形の平板状のものであって、前後幅は、架台1に納まる長さであり、左右幅は、対向する端部支持材15と中央支持材16の両垂直面15a,16aの間に丁度納まる長さである。よって、トレイ2を架台1の前側から収容部3に収容する際には、トレイ2の左右端面が、端部支持材15及び中央支持材16の両垂直面15a,16aに案内され、トレイ2の下面の左右端部が、端部支持材15及び中央支持材16の両水平面15b,16bに載置される。そして、水平面15b,16b上を摺動させてトレイ2の後端面が背面材17に当接するまで押し込むと、トレイ2が架台1の前後幅内に納まる。また、トレイ2の後方中央側の角部(後側の中柱14に近接する角部)には、上下方向に貫通し左右に延びる長孔形状の係合部5を形成してある。そして、トレイ2の上面に、搬送物Cを載置し、トレイ2に対して搬送物Cが動かないように固定することができる(搬送物Cをトレイ2に固定する構造については、説明及び図示を省略する)。
また、図1、図5及び図6に示すように、架台1の後側の中柱14の後側面(中柱14と背面材17の間)には、断面略コ字形で後側に向けて開口し上下に延びるレール部材71を設けてあり、レール部材71の凹部内に、断面略矩形の中空形材からなり上下に延びるロッド7を設けてある。ロッド7は、レール部材71(中柱14)に沿って上下動自在であり、上端は、後側の中柱14と後上側の横材13の上面に跨って設けたトグルクランプ8に接続されていて、トグルクランプ8のハンドル81を操作することで、ロッド7を上下動させ、上側位置と下側位置に切り替えることができる。
より詳しくは、トグルクランプ8は、後側の中柱14と後上側の横材13の上面に跨って設けた基部82と、ロッド7の上端に接続してあり基部82を貫通する軸部83と、L形アーム84と、I形アーム85を有している。L形アーム84は、直交する2辺のうち、一方辺の先端がハンドル81に固定されており、他方辺の先端が軸部83の上端部に前後方向軸周りに回動自在に連結されている。また、I形アーム85は、一端が基部82に前後方向軸周りに回動自在に連結されており、他端がL形アーム84の2辺の交点に前後方向軸周りに回動自在に連結されている。なお、L形アーム84はハンドル81側から二股に分かれていて、軸部83を前後から挟んでおり、I形アーム85も軸部83の前後に設けてあって、前後それぞれにおいて基部82及びL形アーム84と連結してあり、前後のI形アーム85同士も一体に連結してある。このように構成したトグルクランプ8において、図6(a)に示すように、ハンドル81を左右の一方側に略水平となるように倒すと、I形アーム85が略垂直向きとなり、さらにL形アーム84の一方辺が一方側水平向き、他方辺が上向きとなって、他方辺の先端に連結された軸部83(ロッド7)が持ち上げられて上側位置となる。この状態において、軸部83とL形アーム84の連結軸、L形アーム84とI形アーム85の連結軸及びI形アーム85と基部82の連結軸が上下一直線上に並ぶので、ロッド7の自重により、軸部83とL形アーム84の連結軸に下向きの力が作用しても、L形アーム84やI形アーム85は回転せず、ハンドル81を手動で回転させない限り、ロッド7は上側位置で保持される。この状態からハンドル81を回転させると、L形アーム84とI形アーム85の連結軸が支点となって、L形アーム84は一方辺が起き上がり他方辺が倒れるように回転するので、他方辺の先端に連結された軸部83(ロッド7)が押し下げられる。そして、図6(b)に示すように、ハンドル81を180度回転させて、他方側に略水平となるように倒すと、I形アーム85が略垂直向きとなり、さらにL形アーム84の一方辺が他方側水平向き、他方辺が下向きとなって、他方辺の先端に連結された軸部83(ロッド7)が下側位置となる。この状態において、軸部83とL形アーム84の連結軸、L形アーム84とI形アーム85の連結軸及びI形アーム85と基部82の連結軸が上下一直線上に並ぶので、ロッド7の自重により、軸部83とL形アーム84の連結軸に下向きの力が作用しても、L形アーム84やI形アーム85は回転せず、ハンドル81を手動で回転させない限り、ロッド7は下側位置で保持される。このように、トグルクランプ8によってロッド7は上側位置と下側位置のそれぞれにおいて保持され、ハンドル81が意図せず動いて状態が切り替わることはない。
そして、ロッド7の後側面の、各収容部3に対応する高さ位置に、ストッパ4を設けてある。ストッパ4は、1枚の金属平板を折り曲げて形成したもので、左右方向中央から外側(左右両側)前方に向けて延び、さらに折れ曲がって外側に向けて延びており、左右端部から下側に向けて突出する被係合部41を有している。左右の被係合部41は、それぞれ左右の収容部3に収容したトレイ2の係合部5の位置に対応しており、すなわち、ストッパ4が左右のトレイ2の係合部5に対して係合する被係合部41をそれぞれ有している。このストッパ4が、収容部3に合わせて上下に等間隔に5つ設けてあり、ロッド7の上下動に伴って、上下5つのストッパ4も一体になって上下動する。図5(a)及び図6(a)に示すように、ロッド7を上側位置にすると、各ストッパ4の被係合部41の下端が、それぞれ対応するトレイ2の上面よりも上方に位置し、ストッパ4とトレイ2は非係合状態となり、この状態で、トレイ2の進退方向(前後方向)の移動は自由である。一方、図5(b)及び図6(b)に示すように、ロッド7を下側位置にすると、各ストッパ4の被係合部41が、それぞれ対応するトレイ2の係合部5に挿入され、ストッパ4とトレイ2は係合状態となり、この状態で、トレイ2の進退方向(前後方向)の移動は規制される。この際、1つのストッパ4が、左右に並んで収容された2枚のトレイ2にそれぞれ係合し、また、上下のストッパ4が、上下に並んで収容された複数枚のトレイ2に同時に係合することになる。このように、ロッド7の上下動によって、ストッパ4が収容部3に収容されたトレイ2の係合部5に係脱自在となっている。なお、ストッパ4の被係合部41がトレイ2の係合部5に挿入されることにより、トレイ2の左右方向の移動も、被係合部41に対する係合部5のクリアランスの範囲内で規制される。ただし、トレイ2は端部支持材15及び中央支持材16の垂直面15a,16aの間に納まるので、トレイ2の左右方向の移動は、両垂直面15a,16aによっても、トレイ2の左右幅に対する両垂直面15a,16aのクリアランスの範囲内で規制される。両クリアランスを比較すると、トレイ2の左右幅に対する両垂直面15a,16aのクリアランスの方が小さく、これにより、両垂直面15a,16aの間のトレイ2の左右位置によらず、確実にストッパ4の被係合部41がトレイ2の係合部5に挿入される。
次に、このように構成したパレットの第一実施形態により、搬送物Cを搬送する際の手順を説明する。まず、トレイ2に搬送物Cを載置して、固定する。次に、図3に示すように、搬送物Cを載置したトレイ2を、架台1の収容部3に前側から収容する。この際、ロッド7は予め上側位置となっている。各トレイ2は、左右端面が端部支持材15及び中央支持材16の垂直面15a,16aに案内され、下面の左右端部が端部支持材15及び中央支持材16の水平面15b,16bに載置されて、後端面が背面材17に当接するまで押し込まれる。次に、図5及び図6に示すように、トグルクランプ8のハンドル81を操作して、ロッド7を下側位置にする。これにより、各ストッパ4が下降し、被係合部41が対応するトレイ2の係合部5に挿入され、ストッパ4とトレイ2が係合状態となる。そしてこの状態で、架台1を移動させる。移動先に到着したら、トグルクランプ8のハンドル81を操作して、ロッド7を上側位置にする。これにより、各ストッパ4が上昇し、被係合部41が対応するトレイ2の係合部5から外れ、ストッパ4とトレイ2が非係合状態となる。次に、架台1の各収容部3から各トレイ2を取り出し、さらにトレイ2から搬送物Cを取り外す。以上でパレットの第一実施形態による搬送物Cの搬送が完了する。
このような本発明のパレットの第一実施形態によれば、搬送物Cはトレイ2に固定され、トレイ2はストッパ4の被係合部41を係合部5に挿入させることで進退方向の移動を規制され架台1に固定されるので、搬送時の振動で搬送物Cが飛び出したりがたついたりすることがない。また、架台1が左右に並んでトレイ2の収容部3を有しており、ストッパ4が左右のトレイ2の係合部5に対して係合する被係合部41をそれぞれ有するものであるから、1つのストッパ4で左右のトレイ2を同時に規制することができ、簡易な構成となる。さらに、架台1が上下に並んでトレイ2の収容部3を有しており、上下のストッパ4が一体に上下動するものであって、全てのストッパ4はロッド7に取り付けられていて、ロッド7と一体になって上下動するものである。すなわち、架台1と、搬送物Cを載置するトレイ2を備え、架台1は、上下に複数段設けたトレイ2の収容部3と、各収容部3に設けたストッパ4と、上下動自在なロッド7を有しており、各ストッパ4をロッド7に取り付けてあり、トレイ2は、係合部5を有していて、各ストッパ4が、ロッド7の上下動により収容部3に収容されたトレイ2の係合部5に係脱する。そして、このロッド7をトグルクランプ8のハンドル81の操作により動かせるので、一度のハンドル81の操作で、全てのトレイ2についてストッパ4の係合状態と非係合状態を切り替えることができ、それぞれの状態からハンドル81が意図せず動いて状態が切り替わることがない。さらに、トレイ2は架台1の前側から収容するものであるのに対して、ストッパ4は架台1の後側に設けてあるので、ストッパ4がトレイ2の収容を妨げることがない。また、収容部3におけるトレイ2の載置面である、端部支持材15及び中央支持材16の水平面15b,16bの上面には、前後方向(トレイ2の進退方向)に延びる平目ローレット加工を施してあるので、トレイ2と水平面15b,16bとの接触面積が小さくなって、トレイ2の滑りが良くなり、スムーズに収容できる。
次に、本発明のパレットの第二実施形態について説明する。図7に示すように、第二実施形態は、第一実施形態と同様の架台1とトレイ2(図示省略)を備えており、架台1は左右に2つ並び、かつ上下に6つ並んでトレイ2の収容部3を有している。また、第一実施形態と同様に、架台1の後側の中柱14の後側面には、断面略コ字形で後側に向けて開口し上下に延びるレール部材71を設けてあり、レール部材71の凹部内に、断面略矩形の中空形材からなり上下に延びるロッド7を設けてあって、ロッド7に各収容部3に対応するストッパ4を設けてある。そして、このロッド7を上下動させる機構及び上側位置で固定するための機構が、第一実施形態とは異なっている。以下、第一実施形態と異なる部分について、詳述する。
第二実施形態は、第一実施形態と異なりトグルクランプを有しておらず、ロッド7の後側面の、下から2つ目のストッパ4の上側に、略コ字形の取手72を設けてある。この取手72を掴んで上下に動かすことで、ロッド7を上下動させることができる。また、架台1の後側の中柱14の、上から2段目の収容部3の高さ位置に、係止具9を設けてある。係止具9は、図8に示すように、ロッド7及びレール部材71を跨ぐようにして左右方向軸周りに回動自在に取り付けてあり、後側面の上端部に、前側に向けて傾斜する挿入部91を備え、後側面の下端部に、後側に向けて突出する把持部92を備える。そして、ロッド7の後側面には、係止具9の挿入部91を挿入可能な孔を形成して、被係止部73としてある。被係止部73は、ロッド7が上側位置にあるときに、係止具9の挿入部91に対向する高さに位置している。
係止具9は、非使用時は図8(a)に示すように、自重で下がった状態であり、この状態では、挿入部91がロッド7の後側面から離隔していて、ロッド7は上下動自在である。使用する場合は、まず、ロッド7の取手72を掴んでロッド7を上側位置にする。すると、図8(b)に示すように、ロッド7の被係止部73が係止具9の挿入部91に対向する。次に、図8(c)に示すように、把持部92を摘んで係止具9を上側に回転させ、挿入部91を被係止部73に挿入する。このままでは、係止具9は自重により下側に回転して元の状態に戻ろうとするが、挿入部91を被係止部73に挿入させたまま、ロッド7の取手72から手を離せば、ロッド7が自重でわずかに下がり、被係止部73の上側縁部が挿入部91に上側から当接する。すると、前側に傾斜した挿入部91に対して、上側から下向きの力がかかるので、挿入部91が被係止部73に、より押し込まれる。すなわち、係止具9の自重による力と反対向きの力が作用し、ロッド7の自重は係止具9の自重よりもずっと大きいので、係止具9の挿入部91がロッド7の被係止部73から抜けることはなく、ロッド7の上下動が規制され、ロッド7は上側位置で固定される。一方、この状態から規制を解除するには、ロッド7の取手72を掴んでロッド7を持ち上げるだけでよい。ロッド7を持ち上げて、被係止部73の上側縁部が係止具9の挿入部91から離隔すれば、係止具9は自重により下側に回転して、挿入部91が被係止部73から抜け、ロッド7は上下動自在となる。
次に、このように構成したパレットの第二実施形態により、搬送物Cを搬送する際の手順を説明する。まず、トレイ2に搬送物Cを載置して、固定する。次に、搬送物Cを載置したトレイ2を、架台1の収容部3に前側から収容する。この際、ロッド7は予め上側位置となっており、係止具9の挿入部91がロッド7の被係止部73に挿入されていて、ロッド7の上下動が規制されている。各トレイ2は、左右端面が端部支持材15及び中央支持材16の垂直面15a,16aに案内され、下面の左右端部が端部支持材15及び中央支持材16の水平面15b,16bに載置されて、後端面が背面材17に当接するまで押し込まれる。次に、ロッド7の取手72を掴んでロッド7を持ち上げ、係止具9による規制を解除し、そのままロッド7を下側位置にする。これにより、各ストッパ4が下降し、被係合部41が対応するトレイ2の係合部5に挿入され、ストッパ4とトレイ2が係合状態となる。そしてこの状態で、架台1を移動させる。移動先に到着したら、ロッド7の取手72を掴んでロッド7を上側位置にし、係止具9により上下動を規制する。これにより、各ストッパ4が上昇し、被係合部41が対応するトレイ2の係合部5から外れ、ストッパ4とトレイ2が非係合状態となる。次に、架台1の各収容部3から各トレイ2を取り出し、さらにトレイ2から搬送物Cを取り外す。以上でパレットの第二実施形態による搬送物Cの搬送が完了する。
このような本発明のパレットの第二実施形態によれば、搬送物Cはトレイ2に固定され、トレイ2はストッパ4の被係合部41を係合部5に挿入させることで進退方向の移動を規制され架台1に固定されるので、搬送時の振動で搬送物Cが飛び出したりがたついたりすることがない。また、架台1が左右に並んでトレイ2の収容部3を有しており、ストッパ4が左右のトレイ2の係合部5に対して係合する被係合部41をそれぞれ有するものであるから、1つのストッパ4で左右のトレイ2を同時に規制することができ、簡易な構成となる。さらに、架台1が上下に並んでトレイ2の収容部3を有しており、上下のストッパ4が一体に上下動するものであって、全てのストッパ4はロッド7に取り付けられていて、ロッド7と一体になって上下動するものである。すなわち、架台1と、搬送物Cを載置するトレイ2を備え、架台1は、上下に複数段設けたトレイ2の収容部3と、各収容部3に設けたストッパ4と、上下動自在なロッド7を有しており、各ストッパ4をロッド7に取り付けてあり、トレイ2は、係合部5を有していて、各ストッパ4が、ロッド7の上下動により収容部3に収容されたトレイ2の係合部5に係脱する。そして、このロッド7を取手72により動かせるので、一度の操作で、全てのトレイ2についてストッパ4の係合状態と非係合状態を切り替えることができる。そして、架台1に係止具9を設けてあり、係止具9がロッド7の被係止部73に係止してロッド7の上下動を規制するものであって、ロッド7は上側位置において、係止具9により上下動が規制されて状態が保持されるものであり、より詳しくは、ロッド7に形成した孔からなる被係止部73に係止具9が挿入されてロッド7の上下動が規制され、ロッド7を係止位置から持ち上げると、係止具9が被係止部73から抜けて規制が解除されるものであるから、操作が容易である。さらに、トレイ2は架台1の前側から収容するものであるのに対して、ストッパ4は架台1の後側に設けてあるので、ストッパ4がトレイ2の収容を妨げることがない。また、収容部3におけるトレイ2の載置面である、端部支持材15及び中央支持材16の水平面15b,16bの上面には、前後方向(トレイ2の進退方向)に延びる平目ローレット加工を施してあるので、トレイ2と水平面15b,16bとの接触面積が小さくなって、トレイ2の滑りが良くなり、スムーズに収容できる。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、架台の構造は、対象とする搬送物の形状や大きさなどに合わせて、適宜変更できる。また、上下左右に並ぶ収容部の数も、適宜変更できる。そして、上下に複数の収容部を有する場合、各収容部に対応するストッパは、ロッドの他、ワイヤなどにより連結されて一体に上下動するものであってもよい。さらに、架台は車輪がないものであってもよく、その場合はフォークリフトなどにより移動される。また、搬送物はどのようなものであってもよく、電子部品を取り付けた基板、自動車や家電製品の部品、小型の製品、プランターに植えた植物など、種々の物品の搬送に用いることができる。さらに、搬送物をトレイに対して動かないように載置するには、バンドなどの締結具により搬送物をトレイに締結する、トレイに凹部を設けて搬送物を嵌め込む、トレイに凸部を設けて搬送物を係止させるなど、どのような手段を用いてもよい。また、搬送物が重量物でトレイに対して滑ることがないような場合には、そのまま載置するだけでもよい。
1 架台
2 トレイ
3 収容部
4 ストッパ
5 係合部
C 搬送物

Claims (1)

  1. 架台と、搬送物を載置するトレイを備え、
    架台は、トレイを収容する複数の収容部と、収容部に設けたストッパを有しており、
    トレイは、係合部を有していて、
    ストッパは連係されており、各収容部に収容されたトレイの係合部に同時に係脱自在であること
    を特徴とするパレット。
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