JPH0654071B2 - 組合せ出窓装置 - Google Patents

組合せ出窓装置

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JPH0654071B2
JPH0654071B2 JP1305724A JP30572489A JPH0654071B2 JP H0654071 B2 JPH0654071 B2 JP H0654071B2 JP 1305724 A JP1305724 A JP 1305724A JP 30572489 A JP30572489 A JP 30572489A JP H0654071 B2 JPH0654071 B2 JP H0654071B2
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俊男 袋
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各自独立に形成された一群のサッシ出窓、及
び、それ自体窓として各自独立に形成された一群の半外
付けサッシ窓の中からそれぞれ任意のものを選択し、そ
れらを方立材で連結してなる組合せ出窓装置に関する。
(従来技術) 近年、建物開口部に装着されるサッシに半外付け式のも
のが多用され始めている。この半外付けサッシは、第1
2図及び第13図に示すように、各種の窓によって必然
的に異なる各個のサッシ主体部分8を除いては、各サッ
シに共通に、サッシ主体部分の背面側において、見込み
幅の略中央の箇所に建物躯体取付け用の鉛直取付片81
を有し、そして屋外側が窓開口部から突出する関係上、
サッシ主体部分の室内側端部を建物躯体取付片82とな
して固着の確実化を図り、また、サッシ主体部分の背面
側には、建物躯体ないし補助部材に当接する一対の係止
片83,84を備えてサッシ枠固着の安定化を図ってい
る。
一方、サッシ出窓は、例えば第14図及び第15図に見
るように、サッシ出窓W自体がいわゆるユニットとして
独立に形成され、通常は工場で組立てられたサッシ出窓
を、施工現場で建物開口部に取付けるものであるが、一
般に左右の出窓縦枠5,5に柱取付け用の取付フィン5
1が形成してあるので、これを柱Pに釘着して、サッシ
出窓ユニットを建物躯体に取付けることが知られてい
る。尚、図中、6は天板、7は床板である。
(発明が解決しようとする問題点) このようなサッシ出窓とサッシ窓は、それぞれが独立に
形成されるとともに、必要に応じて建物開口部に取付け
られるが、それぞれの取付け対象は建物躯体であるた
め、従来においては両者の間に何の関連性も存在してい
ないし、いわんやサッシ出窓とサッシ窓を連窓するとい
う技術的思窓は皆無であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、基本的に
は、従来なされていなかったサッシ出窓とサッシ窓の連
窓を比較的簡単な構造により実現することを目的とす
る。
より詳細にいうと、本発明は、サッシ出窓とサッシ窓の
連窓という技術課題において、これを達成すべく新たな
金型を起して対処するのでなく、既存のサッシ出窓とサ
ッシ窓をそのまま用いるとともに、これを連結する方立
材のみ別途に用意してなすものであって、しかも特定の
サッシ出窓やサッシ窓を選ぶことなく任意の形態のサッ
シ出窓及びサッシ窓を選定することができ、それらの組
合せにより多数の製品群が得られるようにしたものであ
る。
すなわち本発明は、各自独立に形成された一群のサッシ
出窓、及び、それ自体窓として各自独立に形成された一
群の半外付けサッシ窓の中からそれぞれ任意のものを選
択し、それらを方立材で連結してなるものであって、前
記方立材は、中空又は半中空状の装飾部と、該装飾部の
室外側に出窓縦枠収納部と、該装飾部の側方にサッシ窓
縦枠収納部とを備え、そして前記選択したサッシ出窓と
サッシ窓を方立材で連結するにあたり、サッシ出窓に通
常備えられている縦枠の取付フィンの中、連結側縦枠の
取付フィンを剥取り、サッシ窓にあっては連結側縦枠の
室外側鉛直取付片を所定箇所にて剥取り又は折曲げ形成
することを内容とするものである。
(実施例) 以下に実施例を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図において、本発明の組合せ出窓装置
は、サッシ出窓W1,W4とサッシ窓S,Sを方立材で
連結して構成される。
このサッシ出窓Wは、例えば第4図に示すように、平面
視において台形状、三角形状、四角形状などの各種の突
出形態を備え、それ自体出窓として各自独立に形成され
た一群のサッシ出窓W1〜W6の中から任意のものを適
数個選択する。ちなみに図中(1)〜(6)は順に、台形出窓
(柱なし)、台形出窓(柱あり)、三角出窓(柱な
し)、三角出窓(柱あり)、アール出窓、及び四角出窓
であり、これらには前述したように、左右の出窓縦枠5
に柱取付け用の取付フィン51が形成されている。
又、サッシ窓Sは、上下枠3,4及び左右の縦枠2,2
を枠組みしてなり、引違い窓、はめ殺し窓、回転窓など
の各種の窓形態を備え、それ自体窓として各自独立に形
成された一群の半外付けサッシ窓の中から任意のものを
選択するもので、少なくとも縦枠2は、建物躯体に釘着
される室内側鉛直取付片21と、該室内側鉛直取付片に
対し直角の位相をなして建物躯体に釘着される室外側鉛
直取付片22と、これら取付片の間に位置し且つ建物躯
体に当接する一対の係止片23,24とを備えたものを
用いる。尚、実施例では一対の係止片23,24の中、
一方の先端を室内側に向いて形成し、室外側には水切り
25を突設している。又、係止片23と室外側鉛直取付
片22はそれらの基部を共通にして形成されている。こ
の縦枠2において、後述するように連結側縦枠の室外側
鉛直取付片22を前記係止片23の先端部分に揃えて剥
取り又は折曲げるので、楔状の小切欠溝を該先端部分に
沿って形成しておくのが好ましい。
方立材1は、第5図及び第6図に示すように、中空又は
半中空状(実施例では中空状)の装飾部10と、該装飾
部の室外側に出窓縦枠収納部11と、該装飾部の側方に
サッシ窓縦枠収納部12とを備える。
出窓縦枠収納部11において、実施例ではサッシ出窓W
の縦枠5に鈎状の突片52,52を設けてあるので、こ
れに対応して装飾部10の室外側壁面10aに鈎状の係
止片13,13を形成した。又、後述するように、連結
に際しサッシ出窓Wの縦枠5の取付フィン51を剥取る
ので、該縦枠5の室外側がフラット面53となる。この
点、方立材1には装飾部10から室外側へ突片14を突
設し、該突片の基端部14aと先端部14bをともに前
記フラット面53に当接する当接部となし、且つ突片1
4とフラット面53とを螺着している。実施例におい
て、室外側壁面10aと突片14とで出窓縦枠収納部1
1が構成される。尚、上記室外側壁面10aは建物躯体
の壁面と同一面位置となる。
窓縦枠収納部12は、実施例において前記装飾部10の
側壁面10bと突片14、及び装飾部10の室内側より
側方に設けたL字状突片15によって構成される。そし
て突片14と側壁面10bには室外側向き開口の溝部1
6,17を形成している。溝部16は水切り25先端の
室内側向き折曲片25aと係合し、又、溝部17は係止
片23,24の中、先端が室内側に向いて形成された係
止片23の該先端23aと係合する。前記L字状突片1
5は、縦枠2の前記室内側鉛直取付片21と重合する位
置関係を有し、その筒所で螺着される。
次に、サッシ出窓Wとサッシ窓Sを方立材1により連結
する点について説明すると、まず方立材1をサッシ出窓
Wに取付ける。これは、サッシ出窓Wの縦枠5の取付フ
ィン51剥取り、方立材1の係止片13,13を突片5
2,52に係止させるとともに、突片14とフラット面
53とを螺着して行う。次いで、サッシ窓Sと方立材1
を連結するが、その際、連結側縦枠2の室外側鉛直取付
片22を前記係止片23,24の先端部分に揃えて剥取
り又は折曲げる。そして、前記水切り25先端の室内側
向き折曲片25aと、前記係止片23の室内側向き先端
23aとをそれぞれ方立材1の前記溝部16,17に係
合し、縦枠2の室内側鉛直取付片21と方立材1の突片
15とを螺着する。
尚、サッシ出窓Wとサッシ窓Sの各縦枠は通常同一の見
込み幅を有し、又、各サッシ窓Sの室内側鉛直取付片2
1、室外側鉛直取付片22、及び係止片23のそれぞれ
は同一の位置関係を有しているので、方立材1は一種類
だけ製作すればよいこととなり、これにより部材点数を
必要最小限に押えることができる。
第7図ないし第10図は本発明により形成される各種の
組合せ出窓装置であり、両側のサッシ窓Sはともにはめ
殺し窓を用い、サッシ出窓Wを順に台形出窓(柱なし)
W1、台形出窓(柱あり)W2、三角出窓(柱なし)W
3、三角出窓(柱あり)W4としている。その他例えば
第11図に示すように、順に、アール出窓W5とサッシ
窓S、三角出窓W3、四角出窓W6とサッシ窓S、台形
出窓W1とサッシ窓Sの組合せなど、既存のサッシ出
窓、サッシ窓と所定構造の方立材を用意するだけで、種
々のパターンに適用可能な組合せ出窓装置を得ることが
できるものである。
(発明の効果) 本発明の組合せ出窓装置は以上説明したように、各自独
立に形成された一群のサッシ出窓、及び、それ自体窓と
して各自独立に形成された一群の半外付けサッシ窓の中
からそれぞれ任意のものを選択し、それらを方立材で連
結してなるものであって、前記方立材は、中空又は半中
空状の装飾部と、該装飾部の室外側に出窓縦枠収納部
と、該装飾部の側方にサッシ窓縦枠収納部とを備え、そ
して前記選択したサッシ出窓とサッシ窓を方立材で連結
するにあたり、サッシ出窓に通常備えられている縦枠の
取付フィンの中、連結側縦枠の取付フィンを剥取り、サ
ッシ窓にあっては連結側縦枠の室外側鉛直取付片を所定
箇所にて剥取り又は折曲げ形成するものであるから、次
の如き作用効果を奏する。
:まず、従来それぞれの取付け対象が建物躯体であっ
たサッシ出窓とサッシ窓に、別製の方立材のみを用いる
だけでそれぞれを連窓することができるようになった。
:この場合、サッシ出窓とサッシ窓に連窓用の特別の
ものを新たに製造することなく、既存のものを利用する
ことができる。
:しかも特定のサッシ出窓やサッシ窓を選ぶことなく
任意の形態のサッシ出窓及びサッシ窓を選定することが
でき、それらの組合せにより多数の製品群が得られる。
:従来は規格品たるサッシ出窓及びサッシ窓は所定幅
の建物開口部にしか取付けられなかったのに対し、本発
明によれば、これらの組合せにより或程度の広狭にフレ
キシブルに対応することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例図であって、組合せ出窓装置の
横断面図、第2図は第1図の分解横断面図、第3図は本
発明を実施した組合せ出窓装置の斜視図、第4図は各種
サッシ出窓の出窓形態を示す図、第5図は方立材まわり
の連結状態を示す横断面図、第6図は同上の分解状態
図、第7図ないし第10図は本発明により形成される各
種の組合せ出窓装置を示す図で、(1)〜(3)は組合せ状態
正面図、分解状態正面図、及び突出状態図、第11図は
組合せ出窓装置の他の組合せパターンを示す図、第12
図は半外付けサッシ枠を用いたサッシ窓の縦断面図、第
13図は同上の横断面図、第14図はサッシ出窓の縦断
面図、第15図は同上の横断面図である。 W……サッシ出窓、S……サッシ窓 1……方立材、2,5……縦枠 10……装飾部、11……出窓縦枠収納部 12……窓縦枠収納部、14,15……突片 21……室内側鉛直取付片 22……室外側鉛直取付片 23,24……係止片、51……取付フィン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視において台形状、三角形状、四角形
    状などの各種の突出形態を備え、それ自体出窓として各
    自独立に形成された一群のサッシ出窓Wと、引違い窓、
    はめ殺し窓、回転窓などの各種の窓形態を備え、それ自
    体窓として各自独立に形成された一群の半外付けサッシ
    窓Sの中からそれぞれ任意のものを選択し、それらを方
    立材1で連結してなる組合せ出窓装置であって、 前記サッシ出窓Wは、少なくとも左右の出窓縦枠5に柱
    取付け用の取付フィン51を形成したものを用い、一
    方、前記半外付けサッシ窓Sは、その縦枠2が、建物躯
    体に釘着される室内側鉛直取付片21と、該室内側鉛直
    取付片に対し直角の位相をなして建物躯体に釘着される
    室外側鉛直取付片22と、これら取付片の間に位置し且
    つ建物躯体に当接する一対の係止片23,24とを備え
    たものを用いるとともに、この縦枠2は前記出窓縦枠5
    とは非同一形状のものであり、又、前記方立材1は、中
    空又は半中空状の装飾部10と、該装飾部の室外側に出
    窓縦枠収納部11と、該装飾部の側方にサッシ窓縦枠収
    納部12とを備え、 さらに、前記選択したサッシ出窓Wとサッシ窓Sを方立
    材1で連結するにあたり、サッシ出窓Wの連結側縦枠5
    の前記取付フィン51を剥取り、サッシ窓Sにあっては
    連結側縦枠2の室外側鉛直取付片22を前記係止片2
    3,24の先端部分に揃えて剥取り又は折曲げ形成する
    ことを特徴とする組合せ出窓装置。
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