JPH0646761Y2 - 樹脂バンパの部品取付構造 - Google Patents

樹脂バンパの部品取付構造

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JPH0646761Y2
JPH0646761Y2 JP14831689U JP14831689U JPH0646761Y2 JP H0646761 Y2 JPH0646761 Y2 JP H0646761Y2 JP 14831689 U JP14831689 U JP 14831689U JP 14831689 U JP14831689 U JP 14831689U JP H0646761 Y2 JPH0646761 Y2 JP H0646761Y2
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JP
Japan
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vertical wall
resin
bumper
component mounting
rear bumper
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JP14831689U
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JPH0385246U (ja
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秀基 三宅
明久 来間
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、樹脂バンパの部品取付構造に関し、特に、
スライドコアを用いて成形するようにした部品取付用横
リブ部を有する場合の、該横リブ部の改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来から樹脂バンパの製法の一つとして射出成形による
方法がある。これはいくつかの型部材を組み合わせてバ
ンパの外形形状に対応した樹脂成形空間を作り、該空間
内に溶融状態の樹脂を注入し、該樹脂が固まった後、上
記型部材を外して成形体である樹脂バンパを取り出す方
法である。
第3図はこのような射出成形により製造した樹脂バンパ
と該バンパの取付部品であるライセンスランプとを示す
斜視図、第4図は型部材を一部取り外した状態での第3
図のIV−IV線断面図である。
図において、1は樹脂製のリヤバンパで、その上縁部に
は車体側との取付フランジ2が形成されている。該取付
フランジ2の中央部及び左右側部にはそれぞれ取付用ボ
ルト穴3a及び3b,3cが形成されており、上記リヤバンパ
1はこれらの部分をボルト4等により車体側に締めつけ
固定するようになっている。また該リヤバンパ1の中央
下部は車体側に若干没入しており、この部分がライセン
スプレート取付部5となっている。このライセンスプレ
ート取付部5の上方にはリヤバンパ1の縦壁1aの裏面側
から車体側へ延びる横リブ6が一体形成されている。そ
して該縦壁1aの横リブ6形成部分には段差部1bが形成さ
れている。これは樹脂固化時の収縮によるひけの影響で
縦壁1aの表面部分に生ずる窪みを隠すためである。さら
に上記横リブ6のリヤバンパ縦壁1aとの接合部分6aはリ
ブ本体より薄くなっているが、これは上記ひけの発生を
できるだけ少なくするためである。
また上記横リブ6の中央部にはライセンスランプ7の取
付用開口6bが形成され、さらにリヤバンパ2の該取付用
開口6bに対向する部分にはライセンスランプ7の挿入用
兼光照射用開口1cが形成されている。
このような樹脂製リヤバンパ2の製造にあたっては、ま
ず、下部成形型K1の上に、上記薄肉部(接合部分)6aと
取付用開口6bを形成するためのスライドコア(中央成形
型)K2を配置し、さらにこれらの成形型の上に上部成形
型K3を配置して内側の型枠を作る。次に、これらの成形
型K1〜K3に対向して外側の成形型(図示せず)を配置し
て樹脂成形空間を形成する。その後該成形空間に樹脂を
注入し、樹脂が固まるのを待って成形型を外す。
成形型を取り外すには、まず成形体である樹脂バンパ2
の外側に位置する外側の成形型を外す。第4図はこの状
態を示している。次に樹脂バンパ2の内側の成形型K3及
びK1を紙面右方向に引き抜いて取り外し、その後スライ
ドコアK2を外す。この場合スライドコアK2を一旦上方に
引き上げて、横リブ6の薄肉部(接合部分)6a及び取付
用開口6bの引っ掛かりを解除し、その後上記成形型と同
様紙面右側に引き抜く。
このようにして樹脂バンパ2を射出成形により製造する
ことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の樹脂バンパは以上のようにスライドコアK2を用い
て製造されるので、該スライドコアK2の上方への引き上
げ代として上記横リブ6の肉厚Aと余裕分αとの和(A
+α)分のスペースを確保しなければならず、従って縦
壁1aの横リブ6より上側の寸法Bの最小値に限定があ
る。またスライドコアK2の強度上の観点からも上記寸法
Bの最小値が制約を受ける。その結果該リヤバンパ1の
ライセンスプレート取付部5の上方の縦壁1aの高さCに
ついても制約が生じる。従ってリヤバンパ1の縦壁1a部
分を小さくしたいという意匠面からの要請を優先する
と、スライドコアK2を薄くすることとなり、その成形型
としての強度に問題が生ずることとなる。
また、ライセンスランプ7はライセンスプレートに対す
る光量等、法規上の制約があり、変更する,つまり個々
のバンパに対応した専用品を作るとなると、大幅なコス
トアップを招くことになる。また法規上の規格に適合し
ているという認証を得るのに、時間がかかり、実用化が
遅れることにもなる。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、樹脂製リヤバンパの意匠上の要請を満足しつつ、
樹脂成形に強度的にすぐれた大きな成形型を用いること
ができ、しかもバンパ取付部品として汎用タイプのもの
を使用できるリヤバンパの部品取付構造を得ることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るリヤバンパの部品取付構造は、樹脂バン
パ本体の縦壁面から起立するように延び、部品取付用穴
を備えた横リブを有する射出成形製樹脂バンパにおい
て、上記横リブの部品取付穴周縁部の反縦壁側部分を縦
壁側部分より薄くしたことを特徴としている。
〔作用〕
この考案においては、横リブの部品取付穴周縁部の反縦
壁側部分を縦壁側部分より薄くしたので、射出成形にお
けるスライドコア取り外しの際の引き上げ代を低減する
ことができる。
すなわち上記のような横リブを有するリヤバンパを射出
成形により製造する場合、上述のように通常の型枠形成
用の成形型の他に、上記横リブ部の部品取付用穴を形成
するためにスライドコアが必要となる。そしてこのスラ
イドコアの取り外しの際には、上記部品取付穴との引っ
掛かりを解除するために上記部品取付用穴開口面と垂直
方向に一旦スライドさせる必要があるが、本考案では上
記薄くした分だけこのスライド量を少なくすることがで
きる。
従ってスライド量の減少分だけ上記寸法Bを小さくして
も、スライドコア自体の大きさの変化はなく、その成形
型としての強度を確保でき、意匠上の自由度が向上す
る。しかもバンパの形状変更をスライド量を少なくして
実現しているので、部品配置スペース等に影響を与える
ことはなく、横リブ部に取付られる部品の変更も要しな
い。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図について説明する。
第1図,第2図は本考案の一実施例によるリヤバンパの
部品取付構造を説明するための概略構成図であり、第1
図は該リヤバンパの部品取付のための横リブを示す斜視
図、第2図は該横リブを形成したリヤバンパ中央部分を
示す断面図で、従来構造の第4図に対応するものであ
る。
図において、第3図及び第4図と同一符号は同一または
相当部分を示し、8はリヤバンパ縦壁1aの裏面側から車
体側へ延びる横リブである。該縦壁1aの横リブ8形成部
分には段差部1bが形成されており、該横リブ8の縦壁1a
との接合部分8aは薄肉化してある。これは従来同様樹脂
固化時の収縮によるひけ現象で縦壁1aの表面部分に生ず
る窪みを隠すためと、該ひけ現象の発生をできるだけ少
なくするためである。
そして上記横リブ8の中央には部品取付用穴8bが形成さ
れており、ここでは、上記横リブ8は、その部品取付用
穴8bに対し縦壁1aと反対側に位置する部分(以下反縦壁
側部分という)8dが、該横リブ8の縦壁側部分8cより肉
厚D分薄くなっている。
次に作用効果について説明する。
このような横リブの構造を採用することにより、樹脂製
リヤバンパ1の射出成形におけるスライドコアK2のスラ
イド量を低減することができる。
すなわち上記スライドコアK2を取り外す場合、まず第2
図(a)に示すようにスライドコアK2を垂直方向Xに引
き上げて、横リブ8の部品取付用穴8bとの引っ掛かりを
解除し、その後第2図(b)に示すように水平方向Yに
引き抜く。この場合、上記横リブ8の反縦壁側部分8d、
つまりスライドコア引き抜き側部分が縦壁側部分8cより
薄くなっているため、スライドコアK2と横リブ8の部品
取付用穴8bとの引っ掛かりが解除されるもまでの引き上
げ量Eを従来の引き上げ量Aより薄肉化分Dだけ少なく
することができる。
このためスライドコアK2の引き上げ量が少なくなった分
リヤバンパ1の縦壁1a部分を小さくすることが可能であ
る。この場合スライドコアK2それ自体の大きさには変化
はなく、その成形型としての強度を確保することができ
る。しかも上記リヤバンパ縦壁1a部分の縮小化はスライ
ド量を少なくし横リブ8の上方部分(寸法B部分)を小
さくして実現しているため、横リブ8は下側での部品配
置スペース等に影響を与えることはなく、該横リブ8に
取付けられるライセンスランプ7の変更も要しない。
なお、上記実施例では、成形型K1〜K3を用いたが、成形
型の構造には各種あり、例えば第2図(c),(d)に
示すものでも良い。この例では、押し棒K6で製品を図示
左方に水平に移動させるとともに、成形型K5を左方斜め
上方に移動させる。これにより成形型K5が上方にも移動
し、部品取付用穴8bとの引っ掛かりが解除される。この
時点で製品のみを左方に移動させる。
また上記実施例では樹脂製リヤバンパのライセンスラン
プ取付用横リブ8を例に上げたが、本考案はこれに限定
されるものではなく、樹脂の射出成形部品においてスラ
イドコアのスライド量が規制されるような部分であれば
適用可能である。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案に係るバンパの部品取付構造によ
れば、横リブの部品取付穴周縁部の反縦壁側部分を縦壁
側部分より薄くしたので、該部品取付用穴の形成に用い
るスライドコアのスライド量を上記薄肉化分低減するこ
とができる。このため樹脂製バンパの意匠上の要請,つ
まりスライドコア配置部分を小さくしたいという要請を
満足しつつ、スライドコアの成形型としての強度を確保
することができる効果がある。またバンパの形状変更は
スライド量を少なくして実現しているので、部品配置ス
ペース等に影響を与えることはなく、横リブに取付られ
る部品には汎用タイプのものを使用できるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例によるリヤバンパ
の部品取付構造を説明するための概略構成図であり、第
1図は該リヤバンパの部品取付のための横リブ部分を示
す斜視図、第2図(a),(b)はそれぞれ横リブ部分
の形成工程を説明するためのリヤバンパ中央部分を示す
断面図、第2図(c),第2図(d)はそれぞれ成形用
型構造の変形例を示す図、第3図は従来の射出成形によ
る樹脂バンパと該バンパの取付部品であるライセンスラ
ンプとを示す斜視図、第4図は第3図のIV−IV線断面図
である。 図において、1は樹脂製リヤバンパ、1aは縦壁、8は横
リブ、8bは部品取付用穴、8cは縦壁側部分、8dは反縦壁
側部分である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂バンパ本体の縦壁面から起立するよう
    に延び、部品取付用穴を備えた横リブを有する射出成形
    製樹脂バンパにおいて、上記横リブの部品取付穴周縁部
    の反縦壁側部分を縦壁側部分より薄くしたことを特徴と
    する樹脂バンパの部品取付構造。
JP14831689U 1989-12-22 1989-12-22 樹脂バンパの部品取付構造 Expired - Lifetime JPH0646761Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0385246U JPH0385246U (ja) 1991-08-29
JPH0646761Y2 true JPH0646761Y2 (ja) 1994-11-30

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