JPS6134097Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6134097Y2 JPS6134097Y2 JP9863881U JP9863881U JPS6134097Y2 JP S6134097 Y2 JPS6134097 Y2 JP S6134097Y2 JP 9863881 U JP9863881 U JP 9863881U JP 9863881 U JP9863881 U JP 9863881U JP S6134097 Y2 JPS6134097 Y2 JP S6134097Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- core
- opening direction
- bumper
- front core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 5
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 3
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アンダカツト部を有する成形品を成
形するための射出成形用金型に関する。
形するための射出成形用金型に関する。
従来、第５図および第６図に示す如く自動車の
バンパａのように両側端部に内方へ突出した取付
ボス、すなわち、アンダカツト部ｂを設けたもの
を射出成形する場合、例えば実開昭56−31017号
公報にも開示されているように、アンダカツト部
ｂを金型本体と別体になつたスライドコアｄで成
形するのが一般的である。しかし、上記バンパａ
ではランプ取付孔ｅの周縁部が内方へ突出してい
るためスライドコアｄは移動量ｘが制限され、該
移動量ｘをアンダカツト部ｂの突出量ｌよりも大
にするためにスライドコアｄを薄肉とせねばなら
ず、スライドコアｄの強度が低下するという問題
がある。また、第７図に示す如くバンパａの端部
に内側への巻込部ｆがある場合、スライドコアｄ
のエジエクトピンｇが巻込部ｆに干渉するためバ
ンパ全体を一体成形できず、該巻込部ｆを別途製
作してバンパａに組付けることになり、製作工数
が多くなる憾みがある。
バンパａのように両側端部に内方へ突出した取付
ボス、すなわち、アンダカツト部ｂを設けたもの
を射出成形する場合、例えば実開昭56−31017号
公報にも開示されているように、アンダカツト部
ｂを金型本体と別体になつたスライドコアｄで成
形するのが一般的である。しかし、上記バンパａ
ではランプ取付孔ｅの周縁部が内方へ突出してい
るためスライドコアｄは移動量ｘが制限され、該
移動量ｘをアンダカツト部ｂの突出量ｌよりも大
にするためにスライドコアｄを薄肉とせねばなら
ず、スライドコアｄの強度が低下するという問題
がある。また、第７図に示す如くバンパａの端部
に内側への巻込部ｆがある場合、スライドコアｄ
のエジエクトピンｇが巻込部ｆに干渉するためバ
ンパ全体を一体成形できず、該巻込部ｆを別途製
作してバンパａに組付けることになり、製作工数
が多くなる憾みがある。
また、他の従来例として、実開昭55−144015号
公報に開示されているように、相対する２個の中
子の間にアンダカツト部のキヤビテイを形成し、
射出成形後、両中子を片方ずつ離脱せしめるよう
にした金型もあるが、前記バンパａの如く複数の
アンダカツトが入り組んだものへの適用は困難で
あつた。
公報に開示されているように、相対する２個の中
子の間にアンダカツト部のキヤビテイを形成し、
射出成形後、両中子を片方ずつ離脱せしめるよう
にした金型もあるが、前記バンパａの如く複数の
アンダカツトが入り組んだものへの適用は困難で
あつた。
本考案は、かかる点に鑑み、アンダカツト部の
成形部を金型本体と別体で型開き方向に対して前
部コアと後部コアとで形成し、金型本体から成形
品を離型するとき、前部コアをエジエクトピンに
て型開き方向に移動させるとともに、後部コアを
金型本体および前部コアに対してアンダカツト部
から離れる方向に摺動せしめるようにした射出成
形用金型を提供し、前記従来の問題点を解消する
ものである。
成形部を金型本体と別体で型開き方向に対して前
部コアと後部コアとで形成し、金型本体から成形
品を離型するとき、前部コアをエジエクトピンに
て型開き方向に移動させるとともに、後部コアを
金型本体および前部コアに対してアンダカツト部
から離れる方向に摺動せしめるようにした射出成
形用金型を提供し、前記従来の問題点を解消する
ものである。
以下、本考案の構成を実施例につき図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
１は自動車のフロントバンパ２を成形する射出
成形装置で、３は金型、４は固定盤、５は可動
盤、６はエジエクタプレート、７はエジエクタロ
ツド、８はエジエクタ、９はシリンダである。
成形装置で、３は金型、４は固定盤、５は可動
盤、６はエジエクタプレート、７はエジエクタロ
ツド、８はエジエクタ、９はシリンダである。
金型３は、固定盤側に設けた固定型１１、可動
盤側に設けた可動型本体１２、型開き方向に対し
て前部コア１３，１３および後部コア１４，１４
にて構成されており、バンパ２の両側のアンダカ
ツト部１５，１５の成形部が前部コア１３，１３
と後部コア１４，１４とで形成されている。
盤側に設けた可動型本体１２、型開き方向に対し
て前部コア１３，１３および後部コア１４，１４
にて構成されており、バンパ２の両側のアンダカ
ツト部１５，１５の成形部が前部コア１３，１３
と後部コア１４，１４とで形成されている。
すなわち、アンダカツト部１５は、ランプ取付
孔１６の周縁の内方への突出部１７、バンパ２を
車体に取り付けるための取付ボス１８，１８およ
びバンパ端部の内側への巻込部１９が備える。し
かして、前部コア１３は上面側が前記ランプ取付
孔１６およびその周辺突出部１７の形状に倣つて
形成され、下面側にはエジエクタプレート６に固
定したエジエクトピン２１の先端が接続され、さ
らに逆Ｔ字型のスライドブロツク２２がボルト２
３にて固定されている。また、後部コア１４は外
面側が前部コア１３に続いてバンパ２の取付ボス
１８および巻込部１９の形状に倣つて形成され、
内面側は型開き方向に対して上方へ行くに従い内
方へ傾斜した摺動面２４でもつて可動型本体１２
に摺動可能に接続され、さらに上面側は型開き方
向に対して略直角方向の摺動面２５でもつて前部
コア１３の下面に摺動自在に接続されており、該
上面側には前記スライドブロツク２２を案内せし
める逆Ｔ字型の溝２６が形成されている。後部コ
ア１４には、可動型本体１２を挿通せしめた傾斜
ピン２７の先端が接続され、傾斜ピン２７の基端
にはスライドプレート２８が連結され、スライド
プレート２８がエジエクタプレート６に設けた型
開き方向と略直交する案内溝２９に摺動可能に嵌
められている。
孔１６の周縁の内方への突出部１７、バンパ２を
車体に取り付けるための取付ボス１８，１８およ
びバンパ端部の内側への巻込部１９が備える。し
かして、前部コア１３は上面側が前記ランプ取付
孔１６およびその周辺突出部１７の形状に倣つて
形成され、下面側にはエジエクタプレート６に固
定したエジエクトピン２１の先端が接続され、さ
らに逆Ｔ字型のスライドブロツク２２がボルト２
３にて固定されている。また、後部コア１４は外
面側が前部コア１３に続いてバンパ２の取付ボス
１８および巻込部１９の形状に倣つて形成され、
内面側は型開き方向に対して上方へ行くに従い内
方へ傾斜した摺動面２４でもつて可動型本体１２
に摺動可能に接続され、さらに上面側は型開き方
向に対して略直角方向の摺動面２５でもつて前部
コア１３の下面に摺動自在に接続されており、該
上面側には前記スライドブロツク２２を案内せし
める逆Ｔ字型の溝２６が形成されている。後部コ
ア１４には、可動型本体１２を挿通せしめた傾斜
ピン２７の先端が接続され、傾斜ピン２７の基端
にはスライドプレート２８が連結され、スライド
プレート２８がエジエクタプレート６に設けた型
開き方向と略直交する案内溝２９に摺動可能に嵌
められている。
なお、後部コア１４の傾斜した摺動面２４の傾
斜角度は10〜15度程度であり、また上面側の摺動
面２５は型開き方向と直角にする他、外方へ向つ
て０〜５度の下り勾配に形成する場合もある。ま
た、図中、３０はオイルレスプレートである。
斜角度は10〜15度程度であり、また上面側の摺動
面２５は型開き方向と直角にする他、外方へ向つ
て０〜５度の下り勾配に形成する場合もある。ま
た、図中、３０はオイルレスプレートである。
上記構造において、射出成形後の成形品の取出
に際しては、まず可動盤５を後退せしめて型開き
を行ない、続いてエジエクタプレート６をエジエ
クトさせて成形品を離型せしめる。この離型時に
おいて、前部コア１３がエジエクトピン２１の型
開き方向への移動にともなつて同方向へ移動する
と同時に、後部コア１４は内側の傾斜した摺動面
２４でもつて可動型本体１２に対して摺動し、か
つ上面側の摺動面２５でもつて前部コア１３に対
して摺動してアンダカツト部１５から離れる。
に際しては、まず可動盤５を後退せしめて型開き
を行ない、続いてエジエクタプレート６をエジエ
クトさせて成形品を離型せしめる。この離型時に
おいて、前部コア１３がエジエクトピン２１の型
開き方向への移動にともなつて同方向へ移動する
と同時に、後部コア１４は内側の傾斜した摺動面
２４でもつて可動型本体１２に対して摺動し、か
つ上面側の摺動面２５でもつて前部コア１３に対
して摺動してアンダカツト部１５から離れる。
従つて、本考案によれば、後部コアを金型本体
および前部コアに対して摺動せしめるようにした
ため、アンダカツト部の一部を前部コアで形成す
ることにより、成形品の形状が複雑な場合でも後
部コアを大型にし尚且つアンダカツト部から離れ
る方向の移動量を十分に確保できることから、後
部コアの強度向上が図れ、また従来のスライドコ
アではスライド干渉部のため一体成形ができなか
つた成形品の一体成形が可能となるという優れた
効果が得られる。
および前部コアに対して摺動せしめるようにした
ため、アンダカツト部の一部を前部コアで形成す
ることにより、成形品の形状が複雑な場合でも後
部コアを大型にし尚且つアンダカツト部から離れ
る方向の移動量を十分に確保できることから、後
部コアの強度向上が図れ、また従来のスライドコ
アではスライド干渉部のため一体成形ができなか
つた成形品の一体成形が可能となるという優れた
効果が得られる。
第１図乃至第４図は本考案の実施態様を例示
し、第１図は射出成形装置の中央縦断面図、第２
図は型開き時の要部拡大断面図、第３図は離型時
の要部拡大断面図、第４図は第３図の−線に
おける拡大断面図、第５図および第６図はそれぞ
れ従来例における第２図および第３図と同様の
図、第７図は従来得られたバンパの断面図であ
る。 １……射出成形装置、２……バンパ（成形
品）、３……金型、４……固定盤、５……可動
盤、６……エジエクタプレート、１１……固定
型、１２……可動型本体、１３……前部コア、１
４……後部コア、１５……アンダカツト部、２１
……エジエクトピン、２４，２５……摺動面。
し、第１図は射出成形装置の中央縦断面図、第２
図は型開き時の要部拡大断面図、第３図は離型時
の要部拡大断面図、第４図は第３図の−線に
おける拡大断面図、第５図および第６図はそれぞ
れ従来例における第２図および第３図と同様の
図、第７図は従来得られたバンパの断面図であ
る。 １……射出成形装置、２……バンパ（成形
品）、３……金型、４……固定盤、５……可動
盤、６……エジエクタプレート、１１……固定
型、１２……可動型本体、１３……前部コア、１
４……後部コア、１５……アンダカツト部、２１
……エジエクトピン、２４，２５……摺動面。
Claims (1)
- アンダカツト部を有する成形品の成形金型であ
つて、アンダカツト部の成形部を金型本体とは別
体で型開き方向に対して前部コアと後部コアとで
形成し、金型本体を挿通してエジエクトピンを設
け、前部コアはエジエクトピン先端に接続され、
後部コアは型開き方向に対して傾斜した方向の摺
動面でもつて金型本体に摺動可能に接続され、か
つ型開き方向に対して略直角な方向の摺動面でも
つて前部コアに摺動可能に接続され、金型本体か
ら成形品を離型するとき、エジエクトピンの型開
き方向への移動にともなつて前部コアを同方向へ
移動させるとともに、後部コアをアンダーカツト
部から離れる方向へ金型本体に対して摺動させる
ことを特徴とする射出成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9863881U JPS583228U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9863881U JPS583228U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 射出成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS583228U JPS583228U (ja) | 1983-01-10 |
| JPS6134097Y2 true JPS6134097Y2 (ja) | 1986-10-04 |
Family
ID=29893388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9863881U Granted JPS583228U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS583228U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60117119U (ja) * | 1984-01-17 | 1985-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 射出成形用金型 |
| JPH07164490A (ja) * | 1993-12-16 | 1995-06-27 | Nec Corp | 射出成形金型 |
-
1981
- 1981-07-01 JP JP9863881U patent/JPS583228U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS583228U (ja) | 1983-01-10 |
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