JP2892627B2 - バンパー構造 - Google Patents

バンパー構造

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JP2892627B2 JP33175596A JP33175596A JP2892627B2 JP 2892627 B2 JP2892627 B2 JP 2892627B2 JP 33175596 A JP33175596 A JP 33175596A JP 33175596 A JP33175596 A JP 33175596A JP 2892627 B2 JP2892627 B2 JP 2892627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のバンパー
構造に関し、特に強化対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製品においては、剛性を付与するた
めに適数箇所に補強壁を一体に成形することがある。自
動車の樹脂製バンパーも例外ではなく、例えば実開昭6
1−113161号公報に開示されているように、上下
方向に延びる複数の縦壁をバンパーフェースの背面側に
バンパー長手方向に間隔をあけて一体に成形したり、あ
るいは実開平4−13448号公報に開示されているよ
うに、上述の如き縦壁に加えて、横壁をバンパーフェー
スの背面側でバンパー長手方向に延びるように一体に成
形したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如く縦
壁や横壁によりバンパーの剛性を確保しようとしても、
単に平面的な壁ではその剛性確保には自ずと限界があ
り、さらなる強化対策が望まれる。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、縦壁の強度を向上させ
てバンパーの剛性を確保しようとすることにある。さら
には、成形後の脱型処理の容易化をも図ろうとすること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、縦壁に補強リブを突設するとともに、バ
ンパーに対する縦壁の位置及び補強リブの突出方向を工
したことを特徴とする。
【0006】具体的には、本発明は、バンパー長手方向
に延びる複数の横壁がバンパーフェースの背面側に上下
方向に間隔をあけて一体に成形されるとともに、上下方
向に延びる縦壁が上下に隣り合う2つの横壁にバンパー
長手方向に間隔をあけて一体に成形された樹脂製のバン
パー構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0007】すなわち、本発明の第1の解決手段は、
記縦壁をバンパー長手方向中央部を中心として左右両側
に配置する。さらに、上記補強リブを上下に隣り合う一
方の横壁前端と他方の横壁奥端とを橋絡するようにバン
パー長手方向中央部に向かって上記縦壁に一体に突設し
たことを特徴とする。
【0008】上記の構成により、本発明の第1の解決手
段では、縦壁が補強リブによって補強され、縦壁の強度
が向上してバンパーの剛性が確保される。さらに、脱型
時、スライドコアをバンパー長手方向両側から中央部に
向かって一斉に移動させることで、補強リブがアンダー
カットとなるのが回避され、脱型が容易になる。
【0009】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、補強リブの数を2つにし、該両補強リブを
X状に交差させたことを特徴とする。
【0010】上記の構成により、本発明の第2の解決手
段では、X状に交差する2つの補強リブによって縦壁の
強度が一段と向上し、バンパーの剛性がさらに確保され
る。
【0011】本発明の第の解決手段は、第1の解決手
段において、上下に隣り合う2つの横壁奥端及び該両横
壁間の縦壁奥端にフランジをこれら三者を連結するよう
に補強リブと同じ方向に突設する。さらに、該フラン
ジ、縦壁及び横壁で構成される隅部にコーナーリブをこ
れら三者を連結するように隅部に間隔を存して一体に成
形する。そして、該コーナーリブに補強リブ奥端を連結
したことを特徴とする。
【0012】上記の構成により、本発明の第の解決手
段では、補強リブがフランジ、縦壁及び横壁で構成され
る隅部にコーナーリブを介して連結され、補強リブを上
記三者で構成される隅部に直接に連結する場合に該隅部
が厚肉となってヒケが生ずるのが回避され、フランジの
精度が低下しない。
【0013】本発明の第の解決手段は、第の解決手
段において、バンパーを車体に取り付ける取付部をフラ
ンジに一体に成形したことを特徴とする。
【0014】上記の構成により、本発明の第の解決手
段では、取付部の設置箇所は、上下2つの横壁、その間
の縦壁及び補強リブによって堅牢に支持されたフランジ
であり、これによりバンパー取付部付近の強度が向上す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜4は本発明の実施の形態に係るバン
パー(リヤバンパー)構造の右側半分を示す。このバン
パーAは樹脂により一体成形されたものであり、自動車
の車体Bに取り付けた状態で車幅方向に延びるバンパー
フェース1を備えている。
【0017】該バンパーフェース1の背面側には、バン
パー長手方向に延びる4つの横壁3が上下方向に間隔を
あけて4段一体に成形されている。これらの横壁3の上
下に隣り合う2つの横壁3には、該両横壁3間に立ちは
だかるように上下方向に延びる複数の縦壁5が各段ごと
にバンパー長手方向に間隔をあけて一体に成形されてい
る。これら各段の縦壁5は、バンパー長手方向中央部を
中心として左右両側に対称に配置され、該各縦壁5とバ
ンパーフェース1背面との間に間隔を有している。
【0018】該各縦壁5は、上下に隣り合う2つの横壁
3間全体に亘って設けられているのではなく、バンパー
フェース1近くまでであり、横壁3前端(図1及び図2
で右端)とバンパーフェース1背面との間にはバンパー
長手方向に貫通する中空部7が各段ごとに形成されてい
る。なお、バンパーAの長手方向両端寄りにおいて、最
上段の横壁3上方及び最下段の横壁3下方にも縦壁5が
それぞれ設けられ、該両縦壁5前端とバンパーフェース
1背面との間にもバンパー長手方向に貫通する中空部7
が形成されている(図1及び図2参照)。このように、
中空部7を形成するのは、縦壁5がバンパーフェース1
背面に連結することによって形成時にヒケが発生する事
態をなくすためである。
【0019】本発明の特徴として、バンパーAの長手方
向両端寄りにおいて、所定の縦壁5(図1で最上段の縦
壁5、図2で最上段及び最下段の縦壁5を除く3つの縦
壁5)には、2つの補強リブ9がX状に交差して上下に
隣り合う一方の横壁3前端と他方の横壁3奥端とを橋絡
するように一体に突設され、該各補強リブ9は、バンパ
ー長手方向中央部に向かって突設されている。なお、図
示しないが、この補強リブ9は2つをX状に交差させた
ものに限らず、ある程度強度的に耐え得るところでは一
方の補強リブ9を省略して1つの補強リブ9で構成して
もよい。
【0020】このように、縦壁5を補強リブ9で補強し
ていることから、縦壁5の強度を向上させてバンパーA
の剛性を確保することができる。また、2つの補強リブ
9をX状に交差させていることから、縦壁5の強度を一
段と向上させてバンパーAの剛性をさらに確保すること
ができる。さらに、縦壁5をバンパー長手方向中央部を
中心として左右両側に配置するとともに、各補強リブ9
をバンパー長手方向中央部に向かって突設させているこ
とから、脱型時、スライドコアをバンパー長手方向両側
から中央部に向かって一斉に移動させることで、補強リ
ブ9がアンダーカットとなるのを回避できて脱型を容易
に行うことができる。
【0021】上下に隣り合う2つの横壁3奥端(図1及
び図2で左端)及び該両横壁3間の縦壁5奥端には、フ
ランジ11がこれら三者を連結するように補強リブ9と
同じ方向に突設され、該フランジ11、縦壁5及び横壁
3で構成される隅部には、コーナーリブ13がこれら三
者を連結するように隅部に間隔を存して一体に成形さ
れ、該コーナーリブ13に上記補強リブ9奥端が連結さ
れている。なお、上記フランジ11は上記の箇所に限ら
ず、縦壁5があるほとんど全ての箇所に設けられてい
る。なお、上記コーナーリブ13は、後述する取付部1
5のあるところではフランジ11に直接に連結されるの
ではなく、該取付部15を介して間接的に連結されてい
る。
【0022】このように、補強リブ9をフランジ11、
縦壁5及び横壁3で構成される隅部にコーナーリブ13
を介して連結していることから、補強リブ9を上記三者
で構成される隅部に直接に連結する場合に該隅部が厚肉
となってヒケが生ずるのを回避でき、フランジ11の精
度低下を回避することができる。
【0023】上記フランジ11のうち補強リブ9が設け
られているフランジ11(但し、図2最下段の縦壁5を
除く)には、バンパーAを車体Bに取り付ける取付部1
5が一体に成形されている。該取付部15は、フランジ
11からバンパーフェース1側に盛り上がってフランジ
11との間に挿入空間17が形成されている。また、こ
の取付部15の央部には開口部15aが形成されている
とともに、図示しないが取付部15の一側方は開放され
ている。一方、上記フランジ11の取付部15に対応す
る箇所にはボルト挿入溝11aが形成され、ボルトCの
頭部c1を上記取付部15の挿入空間17に対応させた
状態で、軸部c2基端を上記ボルト挿入溝11aに側方
から挿入してボルトCを取付部15にセットし、該ボル
トCを車体Bの取付孔(図示せず)に挿入してナットD
をボルトCの軸部c2に螺合させバンパーAを車体Bに
取り付けるようになっている。
【0024】このように、上下2つの横壁3、その間の
縦壁5及び補強リブ9によって堅牢に支持されたフラン
ジ11に取付部15を一体に成形していることから、バ
ンパーA取付部付近の強度を向上させることができる。
【0025】なお、図1で補強リブ9が一体成形された
最上段の縦壁5と、図2で最下段の縦壁5を除く縦壁5
とには、脱型時におけるスライドコアの安定性を向上さ
せるための孔5aが形成されている。また、バンパーフ
ェース1の長手方向両端寄りには取付片19が形成さ
れ、該取付片19にはバンパーA上端を車体Bに固定す
るためのビス挿入用の取付孔19aが形成されている。
さらに、バンパー長手方向中央寄りのフランジ11に
は、バンパーAを車体Bに取り付ける際の位置決めピン
21が突設されている。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、補強リブを上下に隣り合う一方の横壁前
端と他方の横壁奥端とを橋絡するように縦壁に一体に突
設したので、縦壁を補強リブによって強化してバンパー
の剛性を確保することができる。さらに、縦壁をバンパ
ー長手方向中央部を中心として左右両側に配置するとと
もに、補強リブをバンパー長手方向中央部に向かって突
設させたので、スライドコアの簡単な操作によりアンダ
ーカットを回避できて脱型を容易に行うことができる。
【0027】請求項2に係る本発明によれば、2つの補
強リブをX状に交差させたので、縦壁の強度を一段と向
上させてバンパーの剛性をさらに確保することができ
る。
【0028】請求項に係る本発明によれば、フラン
ジ、縦壁及び横壁で構成される隅部にコーナーリブを一
体に成形し、該コーナーリブに補強リブ奥端を連結した
ので、補強リブを上記三者で構成される隅部に直接に連
結する場合に該隅部が厚肉となってヒケが生ずるのを回
避でき、フランジの精度低下を防止することができる。
【0029】請求項に係る本発明によれば、バンパー
を車体に取り付ける取付部をフランジに一体に成形した
ので、横壁、縦壁及び補強リブによって堅牢に支持され
たフランジによってバンパー取付部付近の強度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3及び図4のI−I線における断面図であ
る。
【図2】図3及び図4のII−II線における断面図であ
る。
【図3】自動車のリヤバンパーの右半分を示す正面図で
ある。
【図4】自動車のリヤバンパーの右半分を示す平面図で
ある。
【符号の説明】 1 バンパーフェース 3 横壁 5 縦壁 9 補強リブ 11 フランジ 13 コーナーリブ 15 取付部 A バンパー B 車体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 19/00 - 19/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパー長手方向に延びる複数の横壁が
    バンパーフェースの背面側に上下方向に間隔をあけて一
    体に成形されるとともに、上下方向に延びる縦壁が上下
    に隣り合う2つの横壁にバンパー長手方向に間隔をあけ
    て一体に成形された樹脂製のバンパー構造であって、上記縦壁は、バンパー長手方向中央部を中心として左右
    両側に配置され、 上記縦壁には、補強リブが上下に隣り合う一方の横壁前
    端と他方の横壁奥端とを橋絡するようにバンパー長手方
    向中央部に向かって一体に突設されていることを特徴と
    するバンパー構造。
  2. 【請求項2】 補強リブの数は2つであり、該両補強リ
    ブがX状に交差していることを特徴とする請求項1記載
    のバンパー構造。
  3. 【請求項3】 上下に隣り合う2つの横壁奥端及び該両
    横壁間の縦壁奥端には、フランジがこれら三者を連結す
    るように補強リブと同じ方向に突設され、 該フランジ、縦壁及び横壁で構成される隅部には、コー
    ナーリブがこれら三者を連結するように隅部に間隔を存
    して一体に成形され、 該コーナーリブに補強リブ奥端が連結されていることを
    特徴とする請求項1記載のバンパー構造。
  4. 【請求項4】 フランジには、バンパーを車体に取り付
    ける取付部が一体に成形されていることを特徴とする請
    求項記載のバンパー構造。
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