JP2581015B2 - レリーフ化粧板の成型装置 - Google Patents

レリーフ化粧板の成型装置

Info

Publication number
JP2581015B2
JP2581015B2 JP6216590A JP21659094A JP2581015B2 JP 2581015 B2 JP2581015 B2 JP 2581015B2 JP 6216590 A JP6216590 A JP 6216590A JP 21659094 A JP21659094 A JP 21659094A JP 2581015 B2 JP2581015 B2 JP 2581015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
support frame
relief
mold
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6216590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0857821A (ja
Inventor
敬喜 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAISEI PREFAB CONSTR
Original Assignee
TAISEI PREFAB CONSTR
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAISEI PREFAB CONSTR filed Critical TAISEI PREFAB CONSTR
Priority to JP6216590A priority Critical patent/JP2581015B2/ja
Publication of JPH0857821A publication Critical patent/JPH0857821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581015B2 publication Critical patent/JP2581015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の外壁および手摺
等に用いられるプレキャストコンクリート製のレリーフ
化粧板を成型する成型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレキャストコンクリート製のレ
リーフ化粧板の成型装置は、図17に示すように、型枠
ベースフレーム6に、ゴム製レリーフマット1が上面に
貼着された鉄板2を補強材3を介して載置し、レリーフ
マット1の周囲に側枠5a、5b、5cを設けて型枠5
を形成するようにしている。レリーフマット1、鉄板2
および補強材3は、留金具4が側枠5cを通して補強材
3の端部に設けられた穴ぐり3aにくい込むことによ
り、型枠ベースフレーム6に取り外し可能に取り付けら
れる。成型時には、型枠5内にコンクリートを投入し
て、レリーフ化粧板を成型するようにしている。他のレ
リーフマットを用いる場合には、留金具4を抜き取って
補強材3および鉄板2と一体のレリーフマット1を交換
するようにしている(実公平3−31531号公報参
照)。レリーフマット1は、成型されたレリーフ化粧板
の仕上げ面を考慮すると、弾性や加工性に優れた合成樹
脂製品を用いることが好ましい。しかしながら、合成樹
脂製品のレリーフマットは、柔軟性は有するものの、剛
性に乏しく、レリーフ成型面の裏面側を鉄板2等の剛性
部材に接着剤により貼り付け、鉄板2も補強材3に溶接
してレリーフ成型面の変形を防ぐようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成に係る従来の
レリーフ化粧板の成型装置では、レリーフマットを薄肉
の鉄板に貼着するため、型枠ベースフレーム6との間に
補強材3を介在させて、この補強材3に固定具4を取り
付けなければならず、成型装置を構成する部品点数およ
び重量が増大し、作業時間が長くなるという問題があ
る。
【0004】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、成型装置の構成を簡素化し、しかもレリーフ成型
枠を容易に交換して作業性を向上させることができるレ
リーフ化粧板の成型装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレリーフ化
粧板の成型装置は、レリーフ化粧板の裏面を成型する裏
面型枠と、この裏面型枠に相対移動可能に接近する支持
枠と、この支持枠に着脱可能に取り付けられレリーフ化
粧板の表面を成型する表面型枠とを備えたレリーフ化粧
板の成型装置であって、表面型枠を、支持枠側の面に先
端が閉塞された複数のT字状ナットの他端を開口させる
とともに、裏面型枠側の面にレリーフ化粧板の表面を成
型する成型面が形成された板体から構成し、支持枠に
は、上記ナットに螺入されるボルトが挿通される取付孔
を形成したものである。
【0006】
【作用】本発明に係るレリーフ化粧板の成型装置は、支
持枠の取付孔にボルトを挿通して板体のナットに螺着す
ると、支持板に表面型枠が取りつけられる。ナットは、
先端が閉塞されているので、ボルトが停止するまで螺挿
すれば、ボルトはレリーフ化粧板の表面を成型する成型
面側に突出することがない。このため、表面型枠は、成
型面が変形を受けることなく支持枠に取り付けられる。
表面型枠を交換する際には、ボルトを外すだけで他の表
面型枠に容易に掛け替えることができる。しかも、表面
型枠はT字状ナットの長さ寸法にほぼ対応した厚さを有
する板体から構成されるので、薄肉かつ軽量化され、作
業が容易になる。
【実施例】
【0007】以下図面に示す実施例により本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例に係るレリーフ化粧板の
成型装置の全体を示す斜視図、図2は図1の成型装置の
支持枠を示す斜視図、図3は図1の成型装置の支持枠と
表面型枠とを示す斜視図、図4は、図1の成型装置の表
面型枠を示す斜視図、図5は図1の表面型枠の一部を破
断して示す断面図である。本発明の一実施例にかかるレ
リーフ化粧板の成型装置10は、図1に示すように、裏
面型枠12と支持枠13とがレール17上に走行可能に
載置され、互いに接近または離隔されるようになってい
る。成型装置10は、裏面型枠12と支持枠13とを接
近させ、所定の間隔を隔てて配置したのち、側枠11A
〜11Cを取り付けて組み立てられる。
【0008】裏面型枠12は、内側に裏面成型面14が
形成され、レリーフ化粧板の裏面を成型するようになっ
ている。支持枠13は、図2に示すように、鉄製の枠体
15から構成され、この枠体15の下部には車輪16が
取り付けられる。この支持枠13には、図3に示すよう
に、内側にレリーフ化粧板の表面を成型する表面型枠2
0が着脱可能に取り付けられる。表面型枠20は、鉄板
21にウレタンゴム等の合成樹脂製の成型部材22を貼
り着けて構成される板体である。成型部材22の成型面
には、ストライプ状の溝22Aが形成される。鉄板21
には、図5に示すように、先端が閉塞された複数のT字
状ナット23(図6および図7参照)が貫通されて溶接
される。ナット23の先端閉塞部23Aは、鉄板21の
裏面型枠12側の面に溶接され、他端23Bは、鉄板2
1の支持枠13側の面に開口するようになっている。支
持枠13には、ナット23に対応する部位にボルト25
が挿通される取付孔24が形成される。成型部材22の
周縁22Bは、図8に示すように、鉄板21の側部外周
21Aを覆うようになっている。
【0009】多種のタイプからなる表面型枠20は、そ
れぞれ異なる形状の成型部材22が取り付けられ、所望
の成型部材22を備えた表面型枠20を選択して支持枠
13に取り付けるようになっている。例えば、表面型枠
20は、図10ないし図12にそれぞれ示すように、成
型部材22が無地レリーフ面30、タイル状レリーフ面
31、および砂岩状レリーフ面32をそれぞれ有してい
る。
【0010】次に、上記成型装置10の作用について説
明する。成型装置10は、図2ないし図3に示すよう
に、所望の表面型枠20を選択すると、この表面型枠2
0を支持枠13の内側(裏面型枠12側)に配置し、ナ
ット23の開口部23Bを支持枠13の取付孔24に合
致させ、ボルト25を支持枠13の取付孔24からナッ
ト23側に螺挿して、表面型枠20を支持枠13に取り
付ける。このとき、ナット23の先端側は閉塞されてい
るので、ボルト25の螺入の停止により、ボルト25と
ナット23との連結が完了する。このため、ボルト25
が成型部材22側に突出することがなく、成型部材22
に力が加わり変形させることがない。さらに、支持枠1
3の外側からナット26でボルト25を支持枠13に固
定して、表面型枠20を支持枠13に取り付ける。次
に、図1に示すように、裏面型枠12と支持枠13とを
レール17上で移動させて接近させ、所定の間隔を隔て
て配置したのち、側枠11A〜11Cを取り付けて、成
型装置10を組み立てる(図9参照)。この成型装置1
0内に、上方からコンクリートMを投入すると、レリー
フ化粧板が成型される。他のレリーフ面30、31、3
2を選択する際には、成型装置10の組付けを解いた
際、支持枠13のボルト25を外し、所望の表面型枠2
0を選択して取り付けるようになっている。図14ない
し図16は、ストライプ状のレリーフ面を有する表面型
枠20を用いた成型装置10により成型されたプレキャ
ストコンクリート製のレリーフ化粧板を示す正面図、背
面図および断面図であり、この化粧板は、表にレリーフ
化粧面122が成型された手摺板である。
【0011】図13は、表面型枠の変形例を示すもの
で、表面型枠120は、鋳込みによりT字状ナット23
が埋め込まれたアルミニウム成型板から構成される。ア
ルミウム成型板120は、支持枠13側の面に複数のT
字状ナット23が開口しており、裏面型枠12側の面に
レリーフ化粧板の表面を成型する成型面34が形成され
ている。
【0012】なお、上記各実施例にかかる成型装置によ
り成型されたレリーフ化粧板は、手摺板として成型され
ているが、これに限られるものではなく、壁面などに用
いる壁面用の化粧板としても成型することができるのは
言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるレリー
フ化粧板の成型装置は、簡素な構成としたことにより部
品点数を削減し、コストダウンを図ることができる。ま
た、ボルトの着脱により表面型枠を容易に交換すること
ができ成型作業を効率的に行うことができる。さらに、
ナット先端が閉塞されているので、表面型枠の成型面は
ボルトの螺挿による変形を受けることがなく、常に良好
な成型面を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るレリーフ化粧板の成型
装置の全体を示す斜視図である。
【図2】図1の成型装置の支持枠を示す斜視図である。
【図3】図1の成型装置の支持枠と表面型枠とを示す斜
視図である。
【図4】図1の成型装置の表面型枠の一態様を示す斜視
図である。
【図5】図1の表面型枠の一部を破断して示す断面図で
ある。
【図6】T字状ナットの一部破断側面図である。
【図7】T字状ナットの正面図である。
【図8】表面型枠の一部を破断して示す説明図である。
【図9】図1の成型装置を組み立てた状態を示す斜視図
である。
【図10】表面型枠の一態様を示す説明図である。
【図11】表面型枠の一態様を示す説明図である。
【図12】表面型枠の一態様を示す説明図である。
【図13】表面型枠の変形例を示す説明図である。
【図14】ストライプレリーフ面を有する表面型枠を用
いた成型装置により成型されたプレキャストコンクリー
ト製のレリーフ化粧板を示す正面図である。
【図15】図14のレリーフ化粧板を示す背面図であ
る。
【図16】図14のレリーフ化粧板を示す断面図であ
る。
【図17】従来の成型装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 レリーフ化粧板の成型装置 12 裏面型枠 13 支持枠 20 表面型枠 21 鉄板(板体) 22 成型部材(板体) 23 ナット 24 取付孔 25 ボルト

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レリーフ化粧板の裏面を成型する裏面型
    枠と、この裏面型枠に相対移動可能に接近する支持枠
    と、この支持枠に着脱可能に取り付けられレリーフ化粧
    板の表面を成型する表面型枠とを備えたレリーフ化粧板
    の成型装置において、表面型枠を、支持枠側の面に先端
    が閉塞された複数のT字状ナットの他端を開口させると
    ともに、裏面型枠側の面にレリーフ化粧板の表面を成型
    する成型面が形成された板体から構成し、支持枠には、
    上記ナットに螺入されるボルトが挿通される取付孔を形
    成したことを特徴とするレリーフ化粧板の成型装置。
  2. 【請求項2】 板体は、T字状ナットを貫通させて溶接
    した鉄板と、この鉄板の裏面型枠側の面に貼着された合
    成樹脂製の成型部材とから構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のレリーフ化粧板の成型装置。
  3. 【請求項3】 成型部材は、ウレタンゴムから構成さ
    れ、鉄板の側部外周を覆って一体成型されることを特徴
    とする請求項2に記載のレリーフ化粧板の成型装置。
  4. 【請求項4】 板体は、鋳込みによりT字状ナットが埋
    め込まれたアルミニウム成型板から構成されることを特
    徴とする請求項1に記載のレリーフ化粧板の成型装置。
  5. 【請求項5】 裏面型枠と支持枠とにはそれぞれ下部
    に、レール上を走行する車輪が取り付けられることを特
    徴とする請求項2または4に記載のレリーフ化粧板の成
    型装置。
JP6216590A 1994-08-18 1994-08-18 レリーフ化粧板の成型装置 Expired - Fee Related JP2581015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6216590A JP2581015B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 レリーフ化粧板の成型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6216590A JP2581015B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 レリーフ化粧板の成型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0857821A JPH0857821A (ja) 1996-03-05
JP2581015B2 true JP2581015B2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=16690809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6216590A Expired - Fee Related JP2581015B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 レリーフ化粧板の成型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581015B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110076877B (zh) * 2019-04-24 2024-04-09 中建二局第二建筑工程有限公司 工地围挡预制基础及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0857821A (ja) 1996-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2581015B2 (ja) レリーフ化粧板の成型装置
JP3620263B2 (ja) 開口枠の取り付け方法
JPH0636110Y2 (ja) 開口部用壁パネルの取付構造
JPH0133402Y2 (ja)
JPH0234088Y2 (ja)
JP3006921B2 (ja) プレス成形用型材
JP3738866B2 (ja) 軽量プレキャストコンクリート製板体の固定構造
JP3132318B2 (ja) 化粧型枠の組付け構造およびそれに用いる化粧型枠
JPH055646B2 (ja)
JP3707034B2 (ja) コンクリート化粧壁面の打ち継ぎ目地部の施工方法
JP2535659Y2 (ja) ワゴンの天板取付構造
JPH0614994Y2 (ja) ドアトリム用ユニットパネル
JPH0641856Y2 (ja) ウレタン基材のインサートクリップ座
JP2540781Y2 (ja) 溝蓋受枠及び溝蓋の養生カバー
KR960008027Y1 (ko) 판넬제조장치의 크로스 라이너
JP2535140B2 (ja) コンクリ―ト製品成形用型枠装置
JPH0750510Y2 (ja) 壁パネルの取付構造
JP2597590Y2 (ja) 自動二三輪車用シートの成形ボトムプレート
KR100878952B1 (ko) 자동차용 플라스틱 패스너
JPH08132421A (ja) コンクリート板の成形型枠
JP2000145135A (ja) コンクリート用型枠及び型枠連結用締結具
KR19990034113A (ko) 밀러 탈취 시험용 밀러 고정 지그
JP2514947Y2 (ja) Alc外壁パネルの取付部の構造
KR200172552Y1 (ko) 콘크리트 거푸집용 체결구.
JPH0331531Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees