JPH08132421A - コンクリート板の成形型枠 - Google Patents

コンクリート板の成形型枠

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JPH08132421A
JPH08132421A JP29598294A JP29598294A JPH08132421A JP H08132421 A JPH08132421 A JP H08132421A JP 29598294 A JP29598294 A JP 29598294A JP 29598294 A JP29598294 A JP 29598294A JP H08132421 A JPH08132421 A JP H08132421A
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JP
Japan
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frame plate
plate
concrete
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shape
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JP29598294A
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Hisao Ide
久生 井出
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量にして製造性を向上させたコンクリート
板の成形型枠を提供すること。 【構成】 水平に設置される金属製底基板1に型枠2の
一部を構成する金属製外枠板3を起立させる一方、該外
枠板3の内面に型枠の一部をなす合成樹脂を素材にした
形付け用内枠板4を着脱自由に止め付けてなることを特
徴としたコンクリート板の成形型枠。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル建築のコンクリー
ト製外壁板のような大型のコンクリート板を成形するた
めの成形型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】知られるように大型のコンクリート板は
浅い箱形をなす成形型枠内に混練したコンクリートを流
し込むことによって製造される。従来使用に係る成形型
枠はコンクリートの重量に耐えられるように鉄板で組ま
れる金属製であり、通常底部を構成する底基板を水平に
保持してこの上面にコンクリート板の外形を形成する枠
板を起立させて箱形に組み、これにコンクリートを流し
込むようにして製造している。実際にはコンクリートの
流込みののち所要時間養生して硬化させ、その後枠板を
外してコンクリート板を取り出している。
【0003】この様にして製造されるコンクリート板に
あってビルの外壁板等に使用されるもの場合は建物の外
壁面を構成するため板の周縁部を衝き合せて相互に位置
ずれすることなく連結するようにしており、そのため周
縁部に沿って連結のための凸条乃至凹条溝を形成し、相
互に嵌め合せるようにしている。
【0004】この様なことからコンクリート板を成形す
る前記枠板には内面に連結のための凸条や凹条溝を形成
するための凹凸部を設けるものとなっているが、従来の
金属製型枠にあっては枠板の内面にこの凹部凸部を設け
るための例えば断面山形をなす形付部材や断面台形をな
す形付部材を溶接して取付け、一体化してこれら凸条や
凹条の連結手段を備えるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、枠板に形付
部材を溶接して形状を作ることは容易でなく、一旦形付
部材を溶接した枠板は単一のコンクリート板しか製造で
きず形状の異なるコンクリート板には利用することがで
きず、また形付部材自身が金属材であるところから所定
の断面形状の部材を作ることが厄介であり製造性に欠け
ると同時に、比較的単純な形しか製造できず複雑な断面
形となる場合製造が困難になり、またコスト高になる問
題があった。
【0006】更に問題となることは枠板の重量が大きく
なり、このため型枠を組立る作業、脱型する作業が困難
になることであった。ことに大型のコンクリート板の製
造のためには枠板が大型化し重量を増すことに加え形付
部材が組合せられることによって大重量となることから
組立或いは脱型時の分解作業が極めて困難になる。
【0007】本発明はこの様なコンクリート板製造用の
成形型枠における問題点に鑑みこれを改善する目的で開
発されたもので、その主たる目的は組立,分解される枠
板の軽量化を図り作業性を改善すると共に、コンクリー
ト板の周縁部に形成する形状を枠板に容易に形成できる
ようにし、且つ複雑な形状についても簡単に形成できる
ようにした取扱が容易で、廉価に提供できるコンクリー
ト板の成形型枠を提供することにある。
【0008】特に本発明は型枠が鉄板等を材料にして製
造され重量物となることに鑑み、形付けする枠板の内面
部分に合成樹脂素材を組合せて軽量化を図ると同時に、
合成樹脂材料の成形性を利用して任意の形状を簡単に作
るようにして製造性を高め、併せて上記形付けする内面
部分の交換を自由にして型枠形状の選択範囲を拡大した
ことにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】上記目的のため、本発
明は水平に支持する金属製の底基板の上に前記枠板に対
応する型枠の本体部分を構成する金属製外枠板を着脱自
由に立設し、浅い箱形に形成する一方、該外枠板の内面
に合成樹脂を素材にして形成する形付け用内枠板を添わ
せて枠板となる部分を構成したことを特徴とするコンク
リート板の成形型枠を提供するものである。
【0010】上記外枠板は所要強度を有した金属板から
形成し、水平に支持される底基板上にボルト等の固着手
段を介して着脱自由に立設し、コンクリート板の形状に
合せた箱形に組立ることになる。この外枠板は平滑な帯
板状の鉄板にして、例えば矩形のコンクリート板の製造
のためには4枚の外枠板を用意し四辺を取り囲むように
枠組する。そしてこの外枠板には内枠板を止め付けるた
めのボルトの挿通孔を開設する。
【0011】一方、形付け用の内枠板は上記外枠板の内
面に添わせて実質的に成形型枠を構成するものとなる。
この内枠板は外枠板に対しては型枠形状の変更に対応さ
せられるように交換のため着脱可能に止着される。勿
論、場合によっては外枠板に対して固着してもよい。こ
の内枠板は外枠板内面の全面を被うように形成される。
しかし成形するコンクリート板の形状によっては外枠板
の内面の一部に止着してこの内面の平滑な一部と共同さ
せて型枠を構成するようにしてもよい。
【0012】この内枠板は合成樹脂を材料に成形され
る。内面側は成形するコンクリート板の周縁部形状に適
合した型に形成し、外面側は外枠板に一致するように平
滑面に形成して安定した組合せが得られるようにする。
尚、この外面側には外枠板との結合を図るための止め付
け手段が設けられることになる。
【0013】
【作 用】本発明に係るコンクリート板の成形型枠は
上述の様に底基板上に組立られる型枠を外枠板と内枠板
とから構成し、外枠板は金属板にして所要の強度を付与
する一方、内枠板は軽量な合成樹脂を素材にしてその成
形性を利用して型を自由に、しかも簡単に作れるように
したことから型枠全体が軽量になり、また実質的に型枠
の形状を作る内面部分が内枠板となって独立し、単独に
取扱えることから型枠作りが容易になると共に、外枠板
に対する組合せ、交換が自由であることから形状の異な
る型枠を容易に得られることになる。
【0014】
【実施例1】次に、本発明に係るコンクリート板の成形
型枠につき図示する一例に従って説明する。図1は型枠
を組立完成させた状態の一部欠截して示した斜視図であ
り、図2は要部の部分拡大正面図である。図面における
符号1は成形型枠の底部を構成する金属板からなる底基
板であり、2はこの底基板上に組立られる型枠、3は型
枠の一部を構成する外枠板で、4は同じく内枠板であ
る。
【0015】ここに示す成形型枠は矩形の平板状をなす
コンクリート外壁板(図示せず)を成形するためのもの
として表してある。そのため底基板1は求める外壁板よ
り大きな矩形に形成し、更に型枠2は上記外壁板の外形
に合せて底基板上に4枚立設して矩形に組立てある。型
枠の本体部分を構成する外枠板3は断面L字形に形成
し、一方の片である固定片3aを底基板上に添わせ、こ
の固定片3aに貫通状に設ける透孔5にボルト6を通し
て底基板に設けるネジ孔7に蝶着し、これによって取り
外し自由に固定して他方の枠片3bを垂直に起立させて
ある。
【0016】内枠板4は合成樹脂を素材にして成形さ
れ、上記外枠板3の内面、ここでは起立する枠片3bの
内面に接面状に添わせられる。この内枠板は合成樹脂の
押出成形によって肉薄の帯板状に形成し、枠片3bの内
面全面を被う大きさに作ってある。そして、ここでは高
さの途中に横方向に向けて全長に亘って断面台形状をな
す凸形部8を内方に向け隆設し、更に下縁にこの凸形部
8に並行させて断面直角三角形状の凸条9を隆設してい
る。
【0017】上記凸形部8はコンクリート板の周縁部に
沿って凹条溝を形成するもので、外面側を削って溝10
を設けその肉厚を板全体の肉厚に揃えてあり、溝10に
はこの内枠板4を外枠板3に止め付けるためのネジ受け
部材11を所定位置に取付けている。このネジ受け部材
11は合成樹脂を材料に矩形の台形状に形成したもの
で、接着剤によって溝10内に固着し、底面中央部に設
けるネジ受け孔12を外枠板3側に向けるようにしてあ
る。
【0018】上記ネジ受け部材11は外枠板3に穿つ透
孔13に対応させて固着し、この透孔を通して臨ませる
ボルト14をネジ付けることによって外枠板3の内面に
内枠板4を着脱自由に固着することになる。尚、前記溝
10は材料節約のため、また軽量化のためのもので背面
にできる空部のために弱化するのを上記受け部材11が
補強することにもなっている。
【0019】
【実施例2】次に図4,図5は上記実施例1に示した外
枠板3と内枠板4の固着方法を変えた他の実施例を示し
たものである。この実施例は内枠板4を合成樹脂によっ
て押出成形することを利用してボルト14を止め付ける
断面チャンネル形をなす保持部15を凸形部8の背面の
溝10内に一体に設け、この保持部15にボルト14の
頭部14aを止め付けて立ち上げ、外枠板3に設ける透
孔13に挿通するようにした場合である。
【0020】保持部15は溝10の長さ方向に沿って全
長に亘り形成し、その端部からボルトの頭部14aを差
し入れて外枠板3に予め開設する透孔13に合せること
になる。ボルトは透孔13の数に合せて次々に装着し、
立上り状に組付け、その後内枠板4を外枠板3の内面に
沿わせて各透孔13に挿通し、外からナット16をネジ
付け内枠板を止め付けることになる。
【0021】上記ボルト14の装着は前記実施例1の場
合と略逆の形になるが、その選択は作業手順や内枠板4
の形状等によって任意であり、設計者に委ねられる。
尚、内枠板4の止め付けに要するボルト14の数は型枠
の大きさ等によって適宜選択されるもので特定されな
い。即ち、このボルトは外枠板3の内面に内枠板4を止
め付けるためのもので、型枠としての強度は外枠板3に
求められ、内枠板4内に充填されるコンクリート17の
重量は接面することを通して全て金属板からなる上記外
枠板3に受け止められることになる。従って、直接コン
クリートの重量を支える必要がなく、内枠板を外枠板に
止め付けておけるボルトが用意されゝばよい。この場合
予め穿っておく透孔13のうちボルトが挿通されないも
のが出るが、内枠板によって塞がれるためコンコリート
の漏れ出しはなく型枠の機能を損なうことはない。
【0022】本発明に係る成形型枠は上述の様に構成さ
れるもので、組立に際しては先ず外枠板3の内面に内枠
板4を添わせてボルト14による止め付けによって枠板
となる部分を完成させ、次にこれを底基板1上にボルト
6の締付けによって立ち上げ、箱形に組上げて型枠を構
成し、コンクリート17の充填に備えることになる。
【0023】コンクリート養生後の脱型は外枠板3を止
めるボルト6を外すことによって行う。底基板1上から
コンクリート板を取り除いたのち、再びボルト6の締付
けによって外枠板3を固定し所定の形状の型枠を組上げ
コンクリートの打込みに備えることになる。内枠板4は
同一形状のコンクリート板を製造する間、外枠板3に組
付け反覆使用することになる。そしてコンクリート板の
形状が変わることによってその周縁部の断面形状が変わ
る場合これに合せて外枠板から外し取り替えられること
になる。
【0024】ところで、前記実施例では内枠板4を外枠
板3の内面全面に亘って被う大きさに形成する場合につ
き説明したが、例えばコンクリート板の周縁部に形成す
る溝の部分を成形する場合には、この溝部分に対応した
断面凸形状の棒状に形成し、これをボルト14によって
外枠板の内面に止着し型枠を構成することもある。勿論
この場合は外枠板の内面の一部が型枠そのものとして使
用されることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上、本発明を実施例につき詳述した
が、前記構成から明らかな様に、本発明においては成形
するコンクリート板の周縁部に形付けする型枠の一部を
内枠板として合成樹脂を材料に形成したことから従来の
金属製型枠に比較して重量を軽減することができ、従っ
て型枠の組立時或いは脱型時における作業員の負担を大
幅に軽減できる利点がある。また、上記構成に基づき内
枠板を合成樹脂を材料としたことから成形性に優れ、各
種の断面形を容易に作ることができると共に、強度を保
持する外枠板に対して着脱自由に止着できることから型
枠の変更が容易であり、簡単に交換し異なる形状の型枠
に組替えられる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部欠截せる斜面図。
【図2】使用状態における要部の拡大縦断正面図。
【図3】内枠板の外面を示す部分の拡大図。
【図4】他の実施例を示す使用状態における要部の拡大
縦断正面図。
【図5】図4に示す内枠板の外面を示す部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 底基板 2 型枠 3 外枠板 3a 固定片 3b 起立片 4 内枠板 5 透孔 6 ボルト 7 ネジ孔 8 凸形部 9 凸条 10 溝 11 係止手段たるネジ受け部材 12 ネジ受け孔 13 透孔 14 ボルト 14a ボルトの頭部 15 係止部 16 ナット 17 コンクリート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底基板上に型枠の外形を構成する金属製
    外枠板を着脱自由に立設する一方、該外枠板の内面に合
    成樹脂製の形付け用内枠板を着脱自由に取付けてなるこ
    とを特徴としたコンクリート板の成形型枠。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、内枠板の表面
    に隆設される凸形部の背面は凸形形状に合せて肉を削り
    中空部とすることを特徴としたコンクリート板の成形型
    枠。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、外枠板には所
    定位置にボルトの挿通孔を開設し、他方内枠板には上記
    挿通孔に対応させてボルトの係止部を設けてなることを
    特徴としたコンクリート板の成形型枠。
JP29598294A 1994-11-07 1994-11-07 コンクリート板の成形型枠 Pending JPH08132421A (ja)

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JP29598294A JPH08132421A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 コンクリート板の成形型枠

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104742231A (zh) * 2013-12-27 2015-07-01 北京思能达节能电气股份有限公司 一种用于液态电石成型的组合型模子
CN115229944A (zh) * 2022-06-21 2022-10-25 甘肃交设智远实业有限公司 一种uhpc沟槽拼装式模具

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