JP2532801B2 - 化粧柱の製造方法 - Google Patents
化粧柱の製造方法Info
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- JP2532801B2 JP2532801B2 JP4229984A JP22998492A JP2532801B2 JP 2532801 B2 JP2532801 B2 JP 2532801B2 JP 4229984 A JP4229984 A JP 4229984A JP 22998492 A JP22998492 A JP 22998492A JP 2532801 B2 JP2532801 B2 JP 2532801B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ALCを用いた化粧柱
の製造方法にかかり、例えば建物の化粧ポーチ柱を製造
するために利用できるものである。
の製造方法にかかり、例えば建物の化粧ポーチ柱を製造
するために利用できるものである。
【0002】
【背景技術】建物の化粧ポーチ柱は、従来、角型鋼管な
どによる芯材と、この芯材の四周側面に配置された軽量
気泡コンクリート(ALC)製のパネルとにより構成さ
れ、それぞれのALC製パネルをブラケット等の取り付
け金物で芯材の四周側面に取り付けていた。
どによる芯材と、この芯材の四周側面に配置された軽量
気泡コンクリート(ALC)製のパネルとにより構成さ
れ、それぞれのALC製パネルをブラケット等の取り付
け金物で芯材の四周側面に取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の化粧
ポーチ柱によると、ブラケット等の取り付け金物が必要
であるため、構造が複雑になるという問題があり、ま
た、ALC製パネルを取り付け金物で芯材に取り付けな
ければならないため、この作業のために多くの手間を必
要とし、作業性の点でも問題があった。
ポーチ柱によると、ブラケット等の取り付け金物が必要
であるため、構造が複雑になるという問題があり、ま
た、ALC製パネルを取り付け金物で芯材に取り付けな
ければならないため、この作業のために多くの手間を必
要とし、作業性の点でも問題があった。
【0004】本発明の目的は、構造が簡単で製造の容易
化を達成できるようになる化粧柱の製造方法を提供する
ことろにある。
化を達成できるようになる化粧柱の製造方法を提供する
ことろにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一発明は、表
面が平坦なトッププレートおよびベースプレートを芯材
の両端に設けておき、この芯材を柱成形用の型枠内に配
置するとともに、トッププレートおよびベースプレート
の表面を型枠の内面に当接させ、この後、この型枠内に
コンクリートスラリーを打設し、このスラリーの硬化に
よって型枠内に芯材入りの柱素材であってトッププレー
トおよびベースプレートが露出している柱素材を作り、
この柱素材を型枠から取り出し、柱素材をオートクレー
ブ養生することにより化粧柱を製造することを特徴とす
るものである。
面が平坦なトッププレートおよびベースプレートを芯材
の両端に設けておき、この芯材を柱成形用の型枠内に配
置するとともに、トッププレートおよびベースプレート
の表面を型枠の内面に当接させ、この後、この型枠内に
コンクリートスラリーを打設し、このスラリーの硬化に
よって型枠内に芯材入りの柱素材であってトッププレー
トおよびベースプレートが露出している柱素材を作り、
この柱素材を型枠から取り出し、柱素材をオートクレー
ブ養生することにより化粧柱を製造することを特徴とす
るものである。
【0006】また、本発明の第二発明は、表面に段差部
が形成されたトッププレートおよびベースプレートを芯
材の両端に設けておき、この芯材を柱の一部成形用の型
枠内に配置するとともに、トッププレートおよびベース
プレートの表面を型枠の内面に当接させ、この後、この
型枠内にコンクリートスラリーを打設し、このスラリー
の硬化によって芯材入りの柱の部分素材であってトップ
プレートおよびベースプレートが露出している部分素材
を型枠内で作り、この部分素材を型枠から取り出した
後、部分素材をオートクレーブ養生することにより柱の
部分部材を作り、複数の部分部材をトッププレート同士
およびベースプレート同士を重ねて配設することにより
これらトッププレートおよびベースプレート間に段差部
による凹部を形成し、この凹部に段差部の段差寸法と同
じ厚さ寸法を有する接合プレートを挿入し、この接合プ
レートを介してトッププレートおよびベースプレート同
士を結合することにより化粧柱を製造することを特徴と
するものである。
が形成されたトッププレートおよびベースプレートを芯
材の両端に設けておき、この芯材を柱の一部成形用の型
枠内に配置するとともに、トッププレートおよびベース
プレートの表面を型枠の内面に当接させ、この後、この
型枠内にコンクリートスラリーを打設し、このスラリー
の硬化によって芯材入りの柱の部分素材であってトップ
プレートおよびベースプレートが露出している部分素材
を型枠内で作り、この部分素材を型枠から取り出した
後、部分素材をオートクレーブ養生することにより柱の
部分部材を作り、複数の部分部材をトッププレート同士
およびベースプレート同士を重ねて配設することにより
これらトッププレートおよびベースプレート間に段差部
による凹部を形成し、この凹部に段差部の段差寸法と同
じ厚さ寸法を有する接合プレートを挿入し、この接合プ
レートを介してトッププレートおよびベースプレート同
士を結合することにより化粧柱を製造することを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】第一発明では、芯材を配置した型枠内にコンク
リートスラリーを打設し、このスラリーの硬化による柱
素材を型枠から取り出してオートクレーブ養生すること
により化粧柱が製造されるため、型枠内へのコンクリー
トスラリーの打設、これによって得られる素材のオート
クレーブ養生という軽量気泡コンクリートの製造と同じ
作業で化粧柱を製造できることになる。
リートスラリーを打設し、このスラリーの硬化による柱
素材を型枠から取り出してオートクレーブ養生すること
により化粧柱が製造されるため、型枠内へのコンクリー
トスラリーの打設、これによって得られる素材のオート
クレーブ養生という軽量気泡コンクリートの製造と同じ
作業で化粧柱を製造できることになる。
【0008】第二発明では、型枠内へのコンクリートス
ラリーの打設および部分素材のオートクレーブ養生によ
って作られる部分部材を複数結合して化粧柱が製造され
るため、大きな化粧柱の場合であっても、これを複数の
部分部材に分割して製造することにより、製造作業を容
易に行えるようになる。
ラリーの打設および部分素材のオートクレーブ養生によ
って作られる部分部材を複数結合して化粧柱が製造され
るため、大きな化粧柱の場合であっても、これを複数の
部分部材に分割して製造することにより、製造作業を容
易に行えるようになる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1は本実施例に係る化粧柱が適用されて
いる住宅1を示し、化粧柱は、住宅1の玄関ポーチ2に
玄関屋根3を支持するために設けられている玄関ポーチ
柱4である。
いる住宅1を示し、化粧柱は、住宅1の玄関ポーチ2に
玄関屋根3を支持するために設けられている玄関ポーチ
柱4である。
【0011】図2は玄関ポーチ柱4の内部に埋め込まれ
る芯材5を示す。この芯材5は、上下に長い主筋6と、
主筋6の両端部に設けられたトッププレート7、ベース
プレート8と、主筋6から枝状に延びる副筋9とからな
り、これらは金属製である。この芯材5は、図3の通
り、芯材5の長さと対応する長さを有する柱成形用の型
枠10内に入れられる。型枠10は、底板11と、芯材
5の両端側の前板12、後板13と、芯材5の左右の側
板14,15(図面では側板15は示されていない)、
及び図4で示した上板16とからなる。
る芯材5を示す。この芯材5は、上下に長い主筋6と、
主筋6の両端部に設けられたトッププレート7、ベース
プレート8と、主筋6から枝状に延びる副筋9とからな
り、これらは金属製である。この芯材5は、図3の通
り、芯材5の長さと対応する長さを有する柱成形用の型
枠10内に入れられる。型枠10は、底板11と、芯材
5の両端側の前板12、後板13と、芯材5の左右の側
板14,15(図面では側板15は示されていない)、
及び図4で示した上板16とからなる。
【0012】底板11と側板14,15と上板16とに
は予め模様シート17が取り付けられている。この模様
シート17は、出来上がる玄関ポーチ柱4の表面に形成
すべき凹凸による模様と対応する模様が形成されている
ものである。
は予め模様シート17が取り付けられている。この模様
シート17は、出来上がる玄関ポーチ柱4の表面に形成
すべき凹凸による模様と対応する模様が形成されている
ものである。
【0013】図3の通り、上板16を取り外した型枠1
0内に芯材5を配置するとともに、トッププレート7お
よびベースプレート8の表面を型枠10における前板1
2および後板13の内面に当接させた後、この型枠10
内に軽量気泡コンクリートの原料スラリーを打設する。
この原料スラリーはセメントと硅砂を主成分とし、さら
に気泡を混入したものである。原料スラリーの打設後、
型枠10に上板16をかぶせる。
0内に芯材5を配置するとともに、トッププレート7お
よびベースプレート8の表面を型枠10における前板1
2および後板13の内面に当接させた後、この型枠10
内に軽量気泡コンクリートの原料スラリーを打設する。
この原料スラリーはセメントと硅砂を主成分とし、さら
に気泡を混入したものである。原料スラリーの打設後、
型枠10に上板16をかぶせる。
【0014】この原料スラリーを所定時間養生し、一次
的に硬化される。この硬化により、図4の通り、型枠1
0内には芯材5入りの柱素材18が作られる。この柱素
材18の表面には、模様シート17による凹凸模様が形
成されている。この後、型枠10を上板16、前後板1
2,13、側板14,15の取り外しにより分解し、内
部から柱素材18を取り出す。
的に硬化される。この硬化により、図4の通り、型枠1
0内には芯材5入りの柱素材18が作られる。この柱素
材18の表面には、模様シート17による凹凸模様が形
成されている。この後、型枠10を上板16、前後板1
2,13、側板14,15の取り外しにより分解し、内
部から柱素材18を取り出す。
【0015】この後、柱素材18をオートクレーブ養生
のため高温蒸気が供給される圧力釜内に搬入し、この圧
力釜内において柱素材18を高温、高圧化でオートクレ
ーブ養生する。
のため高温蒸気が供給される圧力釜内に搬入し、この圧
力釜内において柱素材18を高温、高圧化でオートクレ
ーブ養生する。
【0016】圧力釜から搬出された柱素材18は塗装工
程に送られ、表面が塗装される。これにより、図5で示
す通り、内部に芯材5が埋め込まれた軽量気泡コンクリ
ート製の玄関ポーチ柱4が出来上がる。この玄関ポーチ
柱4は、外部に露出したトッププレート7とベースプレ
ート8により、図1で示した玄関ポーチ2と玄関屋根3
に接合される。
程に送られ、表面が塗装される。これにより、図5で示
す通り、内部に芯材5が埋め込まれた軽量気泡コンクリ
ート製の玄関ポーチ柱4が出来上がる。この玄関ポーチ
柱4は、外部に露出したトッププレート7とベースプレ
ート8により、図1で示した玄関ポーチ2と玄関屋根3
に接合される。
【0017】本実施例では、以上のように芯材5を配置
した型枠10内にコンクリートスラリーを打設して柱素
材18を作り、型枠10から取り出した柱素材18をオ
ートクレーブ養生することにより玄関ポーチ柱4を製造
するようにしたため、芯材の四周側面にブラケット等の
取り付け金物で軽量気泡コンクリート製のパネルを取り
付けていた従来の化粧柱と比べ、ブラケット等の取り付
け金物が不要になるため構造の簡単化を達成でき、ま
た、軽量気泡軽コンクリート製のパネルの取り付け作業
を行う必要がなくなるため、作業の手間を省略でき、製
造の容易化を達成できる。また、トッププレート7およ
びベースプレート8の表面を型枠10の内面に当接させ
てコンクリートスラリーを打設したので、玄関ポーチ柱
4においては、これらのトッププレート7、ベースプレ
ート8の表面が露出することになる。従って、玄関ポー
チ柱4の玄関ポーチ2、玄関屋根3への取り付けは各プ
レート7,8で行われるため、玄関ポーチ柱4と玄関ポ
ーチ2、玄関屋根3との結合強度を大きくすることがで
きる。
した型枠10内にコンクリートスラリーを打設して柱素
材18を作り、型枠10から取り出した柱素材18をオ
ートクレーブ養生することにより玄関ポーチ柱4を製造
するようにしたため、芯材の四周側面にブラケット等の
取り付け金物で軽量気泡コンクリート製のパネルを取り
付けていた従来の化粧柱と比べ、ブラケット等の取り付
け金物が不要になるため構造の簡単化を達成でき、ま
た、軽量気泡軽コンクリート製のパネルの取り付け作業
を行う必要がなくなるため、作業の手間を省略でき、製
造の容易化を達成できる。また、トッププレート7およ
びベースプレート8の表面を型枠10の内面に当接させ
てコンクリートスラリーを打設したので、玄関ポーチ柱
4においては、これらのトッププレート7、ベースプレ
ート8の表面が露出することになる。従って、玄関ポー
チ柱4の玄関ポーチ2、玄関屋根3への取り付けは各プ
レート7,8で行われるため、玄関ポーチ柱4と玄関ポ
ーチ2、玄関屋根3との結合強度を大きくすることがで
きる。
【0018】図6〜図9は本発明の別実施例を示す。こ
の実施例では、玄関ポーチ柱が大きな幅を有する場合
に、この幅方向に二分割された部分部材を製造してこれ
らを結合することにより柱を製造するようにしている。
の実施例では、玄関ポーチ柱が大きな幅を有する場合
に、この幅方向に二分割された部分部材を製造してこれ
らを結合することにより柱を製造するようにしている。
【0019】図6において、型枠30内には芯材25が
入れられる。芯材25は、主筋26と、トッププレート
27、ベースプレート28と、副筋29とからなり、前
記実施例の芯材5を幅方向に二分割したものと同じ構造
である。型枠30は、底板31と、前後板32,33
と、側板34,35(側板35は図面上示されていな
い)と、図7で示した上板36とからなる。模様シート
37は底板31と側板34,35とに取り付けられてい
る。
入れられる。芯材25は、主筋26と、トッププレート
27、ベースプレート28と、副筋29とからなり、前
記実施例の芯材5を幅方向に二分割したものと同じ構造
である。型枠30は、底板31と、前後板32,33
と、側板34,35(側板35は図面上示されていな
い)と、図7で示した上板36とからなる。模様シート
37は底板31と側板34,35とに取り付けられてい
る。
【0020】上板36が取り外された型枠30内に芯材
25を入れたとき、主筋26が型枠30の上面開口高
さ、即ち、前後板32,33の上面と同じ高さとなるよ
うになるようにされており、型枠30は玄関ポーチ柱を
幅方向に二分割した柱の一部成形用の型枠となってい
る。
25を入れたとき、主筋26が型枠30の上面開口高
さ、即ち、前後板32,33の上面と同じ高さとなるよ
うになるようにされており、型枠30は玄関ポーチ柱を
幅方向に二分割した柱の一部成形用の型枠となってい
る。
【0021】本実施例では、型枠30内に芯材25を配
置するとともに、トッププレート27およびベースプレ
ート28の表面を型枠30における前板32および後板
33の内面に当接させた後、型枠30内に軽量気泡コン
クリートの原料スラリーを打設する。そして、図7の通
り型枠30に上板36をかぶせ、原料スラリーを所定時
間養生し、一次的に硬化させる。
置するとともに、トッププレート27およびベースプレ
ート28の表面を型枠30における前板32および後板
33の内面に当接させた後、型枠30内に軽量気泡コン
クリートの原料スラリーを打設する。そして、図7の通
り型枠30に上板36をかぶせ、原料スラリーを所定時
間養生し、一次的に硬化させる。
【0022】これにより、型枠内には芯材25入りの柱
の部分素材38が出来上がり、この部分素材38を型枠
30から取り出す。そして、部分素材38を圧力釜内に
おいてオートクレーブ養生し、これにより部分素材38
から図8で示した柱の部分部材39を作り、この部分部
材39を圧力釜から取り出して塗装工程に送り、塗装す
る。
の部分素材38が出来上がり、この部分素材38を型枠
30から取り出す。そして、部分素材38を圧力釜内に
おいてオートクレーブ養生し、これにより部分素材38
から図8で示した柱の部分部材39を作り、この部分部
材39を圧力釜から取り出して塗装工程に送り、塗装す
る。
【0023】このように生産される部分部材39は二個
作られ、これらは表面に露出している前記主筋26同士
を合わせるようにして重ねられ、互いに結合される。こ
れにより、芯材25入りの軽量気泡コンリート製の玄関
ポーチ柱24が出来上がる。なお、前記塗装作業は二個
の部分部材39を結合した後に行ってもよい。
作られ、これらは表面に露出している前記主筋26同士
を合わせるようにして重ねられ、互いに結合される。こ
れにより、芯材25入りの軽量気泡コンリート製の玄関
ポーチ柱24が出来上がる。なお、前記塗装作業は二個
の部分部材39を結合した後に行ってもよい。
【0024】図9は、二個の部分部材39を結合する具
体的構造を示す。それぞれの部分部材39のベースプレ
ート28には段差部28Aが形成されており、部分部材
39同士を重ね合わせたとき、これらの段差部28Aに
よってできる凹部に、段差部28の段差寸法と同じ厚さ
寸法を有する接合プレート40を挿入し、この接合プレ
ート40をそれぞれのベースプレート28にボルト41
で結合する。これと同じ結合は部分部材39のトッププ
レート27側でも行われる。
体的構造を示す。それぞれの部分部材39のベースプレ
ート28には段差部28Aが形成されており、部分部材
39同士を重ね合わせたとき、これらの段差部28Aに
よってできる凹部に、段差部28の段差寸法と同じ厚さ
寸法を有する接合プレート40を挿入し、この接合プレ
ート40をそれぞれのベースプレート28にボルト41
で結合する。これと同じ結合は部分部材39のトッププ
レート27側でも行われる。
【0025】これにより、二個の部分部材39は芯材2
5を構成しているトッププレート27とベースプレート
28において互いに結合されることになる。
5を構成しているトッププレート27とベースプレート
28において互いに結合されることになる。
【0026】この実施例によれば、前記実施例と同様な
効果を得られるとともに、玄関ポーチ柱24が幅寸法の
大きな大型のものであっても、これを幅方向に二分割さ
れた部分部材39の結合によって製造するため、大型の
玄関ポーチ柱を容易に製造できるようになる。
効果を得られるとともに、玄関ポーチ柱24が幅寸法の
大きな大型のものであっても、これを幅方向に二分割さ
れた部分部材39の結合によって製造するため、大型の
玄関ポーチ柱を容易に製造できるようになる。
【0027】また、部分部材39同士はそれぞれの芯材
25のトッププレート27とベースプレート28におい
て互いに結合されるため、その結合強度を大きくでき
る。そして、接合プレート40の厚さ寸法がトッププレ
ート27およびベースプレート28における各段差部2
8Aの段差寸法と同じであることにより、接合プレート
40が凹部に挿入された際には、玄関ポーチ柱24の両
端面が大きな平坦面となるから、玄関ポーチ柱24の両
端において、玄関ポーチ2、玄関屋根3に対する接触面
積がより大きくなり、玄関ポーチ柱24に垂直荷重が加
わっても両端に生じる応力を小さく抑えることができ、
このため、玄関ポーチ柱24の耐久性を向上させること
ができる。
25のトッププレート27とベースプレート28におい
て互いに結合されるため、その結合強度を大きくでき
る。そして、接合プレート40の厚さ寸法がトッププレ
ート27およびベースプレート28における各段差部2
8Aの段差寸法と同じであることにより、接合プレート
40が凹部に挿入された際には、玄関ポーチ柱24の両
端面が大きな平坦面となるから、玄関ポーチ柱24の両
端において、玄関ポーチ2、玄関屋根3に対する接触面
積がより大きくなり、玄関ポーチ柱24に垂直荷重が加
わっても両端に生じる応力を小さく抑えることができ、
このため、玄関ポーチ柱24の耐久性を向上させること
ができる。
【0028】以上説明した各実施例では、化粧柱が玄関
ポーチ柱であったが、本発明によって製造される化粧柱
は玄関ポーチ柱に限定されず、例えば建物のバルコニー
を支持するための化粧柱にも本発明の製造方法は適用で
き、化粧柱の用途は任意である。
ポーチ柱であったが、本発明によって製造される化粧柱
は玄関ポーチ柱に限定されず、例えば建物のバルコニー
を支持するための化粧柱にも本発明の製造方法は適用で
き、化粧柱の用途は任意である。
【0029】また、化粧柱を複数の部分部材の結合によ
って構成するようにした場合には、これらの部分部材は
柱の幅方向に二分割されたものに限定されず、例えは幅
方向に三分割以上されたものでもよく、あるいは長さ方
向に複数分割されたものでもよい。
って構成するようにした場合には、これらの部分部材は
柱の幅方向に二分割されたものに限定されず、例えは幅
方向に三分割以上されたものでもよく、あるいは長さ方
向に複数分割されたものでもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、化粧柱を構造簡単に且
つ製造容易に得られるようになり、化粧柱の製造のため
に必要な手間を少なく出来る。
つ製造容易に得られるようになり、化粧柱の製造のため
に必要な手間を少なく出来る。
【0031】また、化粧柱を部分柱の結合により構成す
るようにした場合には、前述と同様な効果を得られると
ともに、大型の化粧柱でも容易に製造出来るようにな
る。
るようにした場合には、前述と同様な効果を得られると
ともに、大型の化粧柱でも容易に製造出来るようにな
る。
【図1】本発明の一実施例に係る化粧柱が適用される住
宅の玄関を示す斜視図である。
宅の玄関を示す斜視図である。
【図2】化粧柱の芯材を示す正面図である。
【図3】芯材を柱成形用の型枠内に配置した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】型枠にコンクリートスラリーを打設した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】図4から得られる柱素材をオートクレーブ養生
をして作られた化粧柱を示す正面図である。
をして作られた化粧柱を示す正面図である。
【図6】化粧柱を複数の部分部材の結合によって製造す
る場合における図3と同様の図である。
る場合における図3と同様の図である。
【図7】同図4と同様の図である。
【図8】部分部材の結合によって製造された化粧柱を示
す図5と同様の図である。
す図5と同様の図である。
【図9】図8の部分部材を結合する具体的な構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
4,24 化粧柱である玄関ポーチ柱 5,25 芯材 10,30 型枠 17,37 模様シート 18 柱素材 38 部分素材 39 部分部材
Claims (2)
- 【請求項1】 表面が平坦なトッププレートおよびベー
スプレートを芯材の両端に設けておき、この芯材を柱成
形用の型枠内に配置するとともに、前記トッププレート
およびベースプレートの前記表面を前記型枠の内面に当
接させた後、この型枠内にコンクリートスラリーを打設
し、このスラリーの硬化による前記芯材入りの柱素材で
あって前記トッププレートおよびベースプレートが露出
している柱素材を前記型枠から取り出し、この柱素材を
オートクレーブ養生することにより化粧柱を製造するこ
とを特徴とする化粧柱の製造方法。 - 【請求項2】 表面に段差部が形成されたトッププレー
トおよびベースプレートを芯材の両端に設けておき、こ
の芯材を柱の一部成形用の型枠内に配置するとともに、
前記トッププレートおよびベースプレートの前記表面を
前記型枠の内面に当接させた後、この型枠内にコンクリ
ートスラリーを打設し、このスラリーの硬化による前記
芯材入りの柱の部分素材であって前記トッププレートお
よびベースプレートが露出している部分素材を前記型枠
から取り出し、この部分素材をオートクレーブ養生する
ことにより柱の部分部材を作り、複数の前記部分部材を
前記トッププレート同士およびベースプレート同士を突
き合わせて重ねることによりこれらトッププレートおよ
びベースプレート間に前記段差部による凹部を形成し、
この凹部に前記段差部の段差寸法と同じ厚さ寸法を有す
る接合プレートを挿入し、この接合プレートを介して前
記トッププレートおよびベースプレート同士を結合する
ことにより化粧柱を製造することを特徴とする化粧柱の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229984A JP2532801B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 化粧柱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229984A JP2532801B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 化粧柱の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673840A JPH0673840A (ja) | 1994-03-15 |
JP2532801B2 true JP2532801B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=16900781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4229984A Expired - Lifetime JP2532801B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 化粧柱の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532801B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111958813A (zh) * | 2020-08-28 | 2020-11-20 | 四川昊禹铭城新材料科技有限公司 | 一种工业废渣膨化材料作为芯材的装配式复合板材及其制备方法 |
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JPS60177217U (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-25 | 高田 富男 | 装飾柱 |
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1992
- 1992-08-28 JP JP4229984A patent/JP2532801B2/ja not_active Expired - Lifetime
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