JPH0673786A - プレキャストコンクリート柱の接合方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート柱の接合方法

Info

Publication number
JPH0673786A
JPH0673786A JP24890192A JP24890192A JPH0673786A JP H0673786 A JPH0673786 A JP H0673786A JP 24890192 A JP24890192 A JP 24890192A JP 24890192 A JP24890192 A JP 24890192A JP H0673786 A JPH0673786 A JP H0673786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
precast concrete
concrete
slab
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24890192A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Harada
直哉 原田
Akira Sakai
章 酒井
So Okano
創 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP24890192A priority Critical patent/JPH0673786A/ja
Publication of JPH0673786A publication Critical patent/JPH0673786A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プレキャストコンクリート柱の構造を単純化
してその製作コストを軽減し、柱接合部のコンクリート
打設を容易にして柱接合の施工性を高めること。 【構成】 分解可能の型枠を下階からの柱主筋16を受
け入れてスラブ上13に置き、固定金具28を備えた、
主筋26が貫通するプレキャストコンクリート製の中空
柱22の下端を型枠10内に挿入し、固定金具28を型
枠10に結合し、中空柱22の中空部を経て型枠10内
にコンクリートを打設し、その後、固定金具28および
型枠10を撤去する、プレキャストコンクリート柱の接
合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造建
築物の施工方法に関し、特に、プレキャスト鉄筋コンク
リート製の柱をスラブを介して接合する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート造建築物の施工に際し
て、現場作業の単純化および省力化のために、また、そ
の工期の短縮化のために、一般に、プレキャストコンク
リート部材を使用することが有利であることが知られて
いる。このプレキャストコンクリート部材からなる柱を
施工現場で接合する方法の1つが、特開昭60−138
137号公報に記載されている。この公報に記載された
プレキャストコンクリート柱の接合方法は、柱にその下
端から上端に伸びかつ該上端から突出する主筋を埋設し
ておくとともに、柱の脚部にその下端面に開放する中空
部を形成しておき、柱の接合に際して、下階の柱から突
出する柱主筋を上階の柱の中空部に受け入れて該柱をス
ラブ上に設置し、その後、コンクリートを柱脚部の中空
部に打設し、打設したコンクリートを介して上下両柱の
主筋を重ね継ぎするものである。この従来方法は、柱の
主筋を溶接や鉄筋接続用金物などによって直接接続する
ことなく、打設したコンクリートを介して重ね継ぎした
ことにより柱接合の施工性を改善しているが、プレキャ
ストコンクリート柱の脚部に中空部を形成することが必
要であること、また、コンクリートを限られた空間であ
る中空部に所望の充填度で打設することが作業上困難で
ある点に問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の問題
を解決し、プレキャストコンクリート柱の構造を単純化
してその製作コストを軽減し、柱接合部のコンクリート
打設を容易にして柱接合の施工性を一層高めることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるプレキャ
ストコンクリート柱の接合方法は、上下に開放された分
解可能の型枠を下階の柱からスラブを経て伸びる複数の
柱主筋を受け入れてスラブ上に置き、下端近傍の外周に
取り外し可能に取り付けられた固定金具を備え、長手方
向へ複数の主筋が貫通するプレキャストコンクリート製
の中空柱の下端を前記型枠内に挿入して前記主筋を前記
柱主筋に重ね合わせ、前記固定金具を前記型枠に結合
し、前記中空柱の中空部を経て前記型枠内にコンクリー
トを打設し、その後、前記固定金具および前記型枠を撤
去することからなる。
【0005】
【発明の作用効果】本発明によれば、プレキャストコン
クリート部材である中空の柱は、基本的に、コンクリー
トパイル、ポール等の成形に広く用いられている遠心力
成形法によって製作することができ、これによる成形の
際に、主筋を長手方向へ両端から突出させることおよび
柱の下端近傍の外周に固定金具を止めるための植込みボ
ルトのような留め具を埋込んでおくことが考慮されるに
すぎないから、安価に製作することができる。また、本
発明によれば、下階の柱にスラブを介して上階の柱を接
合するに際してのコンクリート打設は、上階の柱の中空
部を介してスラブ上の型枠内に充填することによること
から、作業が容易であり、柱接合の施工能率を高めるこ
とができる。
【0006】
【実施例】本発明の方法に従って柱を接合するに際して
は、まず、図1に示すように上下に開放された分解可能
の型枠10を下階の柱12(図2参照)からスラブ13
を経て伸びる複数の柱主筋16を受け入れてスラブ上に
置く。型枠10は、全体に矩形の平面形状を有し、4つ
の側板組立体から構成されている。各側板組立体は、鋼
板14aと、その上下左右の周縁部に溶接されたフラン
ジプレート14b,14c,14d,14eと、左右の
フランジプレート14d,14eの間で鋼板14aに溶
接された補強板14fとからなる。型枠10は、これら
の側板組立体を右側のフランジプレート14eと鋼板1
4aの左側部とに設けられた複数の穴のそれぞれに通さ
れたボルト18とナットにより分解可能に結合して組み
立てられている。各側板組立体14の上方フランジプレ
ート14bには、後に説明する目的のために複数のボル
ト穴20が設けられている。
【0007】プレキャストコンクリート製の柱22は、
その下端24から突出部分26aおよび上端からの突出
部分26bを有する複数の主筋26が長手方向へ貫通し
た遠心力成形の矩形状中空柱であり、該柱の下端近傍の
外周には複数の固定金具28が取り外し可能に取り付け
られている。各固定金具28は、鋼製のアングル材28
aと、これに溶接された複数の補強材28bとからな
り、アングル材28aの各辺には、複数のボルト穴30
が設けられている。各固定具28は、柱22の成形時に
その駆体に埋め込まれてその下端近傍の外周部分に先端
を露出させた植え込みボルト(図示せず)を穴30に受
け入れ、該植え込みボルトへのナット32の螺合により
柱に取り付けられる。
【0008】このようにして固定金具28が取り付けら
れた柱22の下端をその固定金具が型枠10に当たるま
で該型枠内に挿入する。この際、柱22の下端から突出
する主筋の突出部分26aの先端部はスラブ13の表面
近傍に達し、また、下階の柱12からスラブ13を経て
上方へ伸びる柱主筋16の上端部は柱22の下端面近傍
に達し、これにより柱22の主筋と下階の柱12の柱主
筋16とは、図2に示す平行関係を生じる。型枠10と
これに突き当たった固定金具28とは、それらに設けら
れたボルト穴20,30を用いてボルト・ナット34に
より結合する。
【0009】その後、柱22の上端から該柱の中空部を
介して型枠10内にコンクリート36を打設する。これ
により、柱の主筋26,16が打設されたコンクリート
を介して重ね継ぎされた鉄筋コンクリート造柱の接合部
が完成する。コンクリートの硬化後、固定金具28を柱
22および型枠10から取り外し、次いで型枠10を分
解し、これにより固定金具28および型枠10を接合部
から撤去する。
【0010】遠心力成形した矩形状中空柱の接合方法に
例をとって説明したが、柱の外形形状は矩形に限られ
ず、円形でも、他の多角形のものでも同様に本発明の実
施に適用することができる。その場合、プレキャストコ
ンクリート柱の外形形状に応じて、型枠の平面形状を変
更する。図示の実施例では、型枠は矩形の平面形状を有
し、4つの側板組立体から構成したが、これを他の数の
分解・組立可能の側板組立体で構成することができる。
柱に取り付けられる固定金具および型枠は、再使用され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】下階の柱鉄筋を受け入れてスラブ上に配置した
型枠およびこれに下端が挿入されるプレキャストコンク
リート柱を示す斜視図。
【図2】本発明に従って施工された柱接合部の縦断面
図。
【符号の説明】
10 型枠 12 下階の柱 13 スラブ 16 下階の柱鉄筋 20,30 ボルト穴 22 プレキャストコンクリート柱 26 プレキャストコンクリート柱の主筋 28 固定金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に開放された分解可能の型枠を下階
    の柱からスラブを経て伸びる複数の柱主筋を受け入れて
    スラブ上に置き、下端近傍の外周に取り外し可能に取り
    付けられた固定金具を備え、長手方向へ複数の主筋が貫
    通するプレキャストコンクリート製の中空柱の下端を前
    記型枠内に挿入して前記主筋を前記柱主筋に重ね合わ
    せ、前記固定金具を前記型枠に結合し、前記中空柱の中
    空部を経て前記型枠内にコンクリートを打設し、その
    後、前記固定金具および前記型枠を撤去する、プレキャ
    ストコンクリート柱の接合方法。
JP24890192A 1992-08-26 1992-08-26 プレキャストコンクリート柱の接合方法 Withdrawn JPH0673786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24890192A JPH0673786A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 プレキャストコンクリート柱の接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24890192A JPH0673786A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 プレキャストコンクリート柱の接合方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0673786A true JPH0673786A (ja) 1994-03-15

Family

ID=17185123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24890192A Withdrawn JPH0673786A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 プレキャストコンクリート柱の接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0673786A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2154986A1 (es) * 1998-09-08 2001-04-16 Sanchez Jaime Enrique Jimenez Pilar prefabricado de hormigon armado para la edificacion.
KR20010111787A (ko) * 2000-06-13 2001-12-20 유인균 프리캐스트 콘크리트 기둥용 거푸집 및 이를 이용한기둥시공방법
CN108060718A (zh) * 2017-12-12 2018-05-22 湘潭大学 一种可拆卸装配式柱与基础延性节点连接方式
CN111749133A (zh) * 2020-05-28 2020-10-09 中建隧道建设有限公司 梁拱组合刚构桥以及其桥墩的施工方法
CN113215963A (zh) * 2021-05-31 2021-08-06 河北首都新机场高速公路开发有限公司 一种自复位桥墩构件

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2154986A1 (es) * 1998-09-08 2001-04-16 Sanchez Jaime Enrique Jimenez Pilar prefabricado de hormigon armado para la edificacion.
KR20010111787A (ko) * 2000-06-13 2001-12-20 유인균 프리캐스트 콘크리트 기둥용 거푸집 및 이를 이용한기둥시공방법
CN108060718A (zh) * 2017-12-12 2018-05-22 湘潭大学 一种可拆卸装配式柱与基础延性节点连接方式
CN111749133A (zh) * 2020-05-28 2020-10-09 中建隧道建设有限公司 梁拱组合刚构桥以及其桥墩的施工方法
CN113215963A (zh) * 2021-05-31 2021-08-06 河北首都新机场高速公路开发有限公司 一种自复位桥墩构件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0673786A (ja) プレキャストコンクリート柱の接合方法
JPH0711710A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との連結構造及び建築物構築方法
JP2904683B2 (ja) 柱・梁の接合工法
JPH0790933A (ja) 構造物の構築方法
KR100626326B1 (ko) 콘크리트 구조물
JPH07292683A (ja) アンカー用フレームおよびそれを用いた基礎の施工方法
JP2001032241A (ja) コンクリート構造体の施工方法及びコンクリート打設用型枠
JPH06272378A (ja) プレキャストコンクリート型枠の支持構造
JP2000073448A (ja) プレキャストコンクリート梁と柱の接合方法および接合構造
JPH08144425A (ja) 混合構造物のプレハブ部材及び混合構造物の構築方法
JP2614000B2 (ja) 鉄骨架構の基礎
JP3119117B2 (ja) Pc版打ち込み型枠および型枠工法
JPH06257218A (ja) 柱梁仕口部の型枠取付構造
JPH084203A (ja) 鉄骨鉄筋梁およびその施工方法
JPH11117525A (ja) Src梁型枠およびsrc梁の構築方法
JPH06341167A (ja) コンクリート構造体の施工方法
JPH06346471A (ja) 大型プレキャスト板を用いた鉄筋コンクリート擁壁の施工法
JPH0752286Y2 (ja) 配管スリーブ支持金具
KR200362827Y1 (ko) 콘크리트 구조물
JPH05311748A (ja) 柱・梁接合施工法
JPH0316321Y2 (ja)
JP3312945B2 (ja) コンクリート構造体の構築方法
JPH02282538A (ja) 鉄筋コンクリート造躯体の構築方法
JPH0725102U (ja) 骨組みの接合構造
JPH0588331B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102