JPH07292683A - アンカー用フレームおよびそれを用いた基礎の施工方法 - Google Patents

アンカー用フレームおよびそれを用いた基礎の施工方法

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JPH07292683A
JPH07292683A JP8683294A JP8683294A JPH07292683A JP H07292683 A JPH07292683 A JP H07292683A JP 8683294 A JP8683294 A JP 8683294A JP 8683294 A JP8683294 A JP 8683294A JP H07292683 A JPH07292683 A JP H07292683A
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anchor
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column
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Hiromichi Iwamura
浩道 岩村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄骨鉄筋柱を正確かつ容易に基礎上に立設す
ることができるアンカー用フレームおよびそれを用いた
基礎の施工方法を提供することを目的としている。 【構成】 アンカー用フレーム1を複数本の縦フレーム
4,11と、これら縦フレームに水平に固定された横フレー
ム5a,5bとから構成し、この横フレームに、柱主筋に接
合される基礎柱筋20が係合する係合部8aを形成するとと
もに、鉄骨柱の下端部を固定するアンカーボルト10を形
成し、このアンカー用フレーム1を基礎23中に設置し
て、基礎柱筋20を係合部8aに係合させることによって、
当該基礎柱筋20とアンカーボルト10とが正確に位置決め
され、これにより基礎23上に鉄骨鉄筋柱28を容易かつ正
確に立設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨鉄筋柱を基礎上に
立設する際に、該鉄骨鉄筋柱の下端部を固定するアンカ
ー用フレームおよびそれを用いた基礎の施工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄骨鉄筋コンクリート柱を施工
する際には、施工現場に設けた基礎上に、鉄骨柱と該鉄
骨柱の周囲に配筋された柱主筋とからなる鉄骨鉄筋柱を
立設するとともに肋筋を柱主筋に巻き付け、鉄骨鉄筋柱
の周囲に型枠を設置して、型枠内にコンクリートを打設
することにより施工している。
【0003】従来、前記鉄骨鉄筋柱が立設される基礎
は、地盤を掘り起こして、その中に、地中梁を配筋する
とともに、この地中梁に、鉄骨鉄筋柱の柱主筋に接合さ
れる基礎柱筋と、鉄骨鉄筋柱の鉄骨柱の下端部が固定さ
れるアンカーボルトとを接合し、その後、周囲に型枠を
設置してコンクリートを打設することにより施工されて
いる。そして、上記のようにして基礎が施工されたなら
ば、施工現場に鉄骨鉄筋柱を構成する鉄骨柱、柱主筋、
肋筋等を搬入し、この施工現場で、これらを用いて鉄骨
鉄筋柱を組み立てるとともに、鉄骨柱を基礎から突出し
ているアンカーボルトに固定するとともに、柱主筋を基
礎から突出している基礎柱筋に溶接等によって接合し
て、鉄骨鉄筋柱の建方を行っている。
【0004】ところで、上記のようにして、鉄骨鉄筋柱
を基礎上に建方する場合、多くの熟練した鉄筋工を必要
とし、これら鉄筋工の人件費が高いうえ、近年熟練した
鉄筋工を多数確保することが困難であるために、工費が
嵩むとともに、工期も長くなるという問題がある。そこ
で、近年、現場で行っていた鉄骨鉄筋柱の組立を、予め
工場等で行って、この組み立てられた鉄骨鉄筋柱を、施
工現場に搬入して、前記基礎のアンカーボルトおよび基
礎柱筋に接合する施工方法が実施されつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような施工方法では、鉄骨鉄筋柱が工場等で予め組み立
てられているので、この鉄骨鉄筋柱を構成する鉄骨柱や
柱主筋の位置を、基礎に形成されたアンカーボルトや基
礎柱筋に合わせて調整することができず、このため、基
礎に形成するアンカーボルトや基礎柱筋の位置が、正確
でないと、これらに鉄骨鉄筋柱を接合することができな
いという問題があり、また、アンカーボルトや基礎柱筋
の位置を正確に位置決めして基礎を施工するのは非常に
困難であった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、鉄骨鉄筋柱を正確かつ容易に基礎上に立設すること
ができるアンカー用フレームおよびそれを用いた基礎の
施工方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のアンカー用フレームは、上下に
延びる複数本の縦フレームと、これら縦フレームに水平
に固定された横フレームとからなり、この横フレーム
に、鉄骨鉄筋柱を構成する柱主筋に接合される基礎柱筋
が係合する係合部が形成されるとともに、前記鉄骨鉄筋
柱を構成する鉄骨柱の下端部を固定するアンカーボルト
が形成されてなるものである。
【0008】請求項2の基礎の施工方法は、鉄骨鉄筋柱
を立設すべき位置に、請求項1記載のアンカー用フレー
ムを鉛直に設置した後、このアンカー用フレームの横フ
レームに形成された係合部に、基礎柱筋を係合させると
ともに、この基礎柱筋を、基礎を構成する地中梁と接合
し、次いで、前記アンカー用フレームの周囲にコンクリ
ートを、前記アンカーボルトと基礎柱筋が上方に突出す
るように打設することを特徴としている。
【0009】請求項3の基礎の施工方法は、請求項2の
基礎の施工方法において、アンカー用フレームの周囲に
コンクリートを打設する際の型枠が、型枠フレームと、
この型枠フレームに張設された金網とで構成され、打設
されたコンクリートの硬化後に前記型枠を取り外さない
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1のアンカー用フレームにあっ
ては、アンカー用フレームを鉄骨鉄筋柱を立設すべき基
礎中に設置して、基礎柱筋を横フレームに形成された係
合部に係合させることによって、当該基礎柱筋とアンカ
ーボルトとが正確に位置決めされ、立設すべき鉄骨鉄筋
柱の鉄骨柱の下端部に形成されたアンカーボルト挿通用
の孔の位置とアンカーボルト位置、および該鉄骨鉄筋柱
の柱主筋の位置と基礎柱筋の位置とが正確に合致し、こ
れにより基礎上に鉄骨鉄筋柱を容易かつ正確に立設す
る。
【0011】請求項2の基礎の施工方法にあっては、鉄
骨鉄筋柱を立設すべき位置に設置されたアンカー用フレ
ームの横フレームに形成された係合部に、基礎柱筋を係
合させるとともに、この基礎柱筋を、基礎を構成する地
中梁と接合し、次いで、アンカー用フレームの周囲にコ
ンクリートを、前記アンカーボルトと基礎柱筋が上方に
突出するように打設することによって、アンカーボルト
と基礎柱筋とが正確に位置決めされた基礎を容易に施工
する。
【0012】請求項3の基礎の施工方法にあっては、打
設されたコンクリートの硬化後に型枠を取り外すことな
く、いわゆる捨て殺しにすることによって、型枠を解体
する手間や解体した型枠を搬出する手間を省く。また、
打設したコンクリート中の水分のみを金網の目を通して
外部へ排出させることにより、型枠の受ける側圧を軽減
させる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1ないし図3は本発明のアンカー用フレーム
の一実施例を示すものであり、図中符号1はアンカー用
フレームを示す。このアンカー用フレーム1は、上部フ
レーム2と下部フレーム3とで構成されている。上部フ
レーム2は上下に延びる4本の縦フレーム4…と、これ
ら縦フレーム4…の上下端部に固定された上下一対の横
フレーム5a,5bとから構成されている。横フレーム
5aは平面視略ロ字状をなす矩形フレーム6と、この矩
形フレーム6の内側に形成された内側フレーム7とから
構成されており、内側フレーム7の所定の4箇所には、
貫通孔7a…が形成されている。
【0014】また、前記矩形フレーム6には、その外周
部に沿って鍔部8が形成されており、この鍔部8には、
該鍔部8の縁を半円状に切り欠いてなる複数の切欠部
(係合部)8a…が形成されている。この切欠部8aは
後述する基礎柱筋20が係合するものであり、この係合
によって基礎柱筋20の位置決めをするようになってい
る。前記横フレーム5bは、横フレーム5aと同様の構
成であり、その矩形フレーム6の鍔部8には、横フレー
ム5aの鍔部8に形成されたそれぞれの切欠部8a…と
上下に対向した位置に、切欠部8a…が形成され、さら
に、内側フレーム7には、前記横フレーム5aの内側フ
レーム7に形成されたそれぞれの貫通孔7a…と上下に
対向した位置に、貫通孔7a…が形成されている。
【0015】さらに、前記横フレーム5a,5bのそれ
ぞれの内側フレーム7,7に形成された上下に対向する
貫通孔7a,7aには、図2に示すように、アンカーボ
ルト10が挿通されている。このアンカーボルト10の
下端部は、横フレーム5bの内側フレーム7にナットに
よって固定され、上端部は貫通孔7aから横フレーム5
aより上方に突出せしめられている。この突出したアン
カーボルト10の上端部にはねじ部が形成されており、
このアンカーボルト10の上端部を後述する鉄骨鉄筋柱
28を構成する鉄骨柱の下端部に挿通し、ナットによっ
て締め付けることによって、鉄骨柱が固定されるように
なっている。
【0016】また、前記下部フレーム3は上下に延びる
4本の縦フレーム11…と、これら縦フレーム11…の
上端部に互いに平行に形成された一対の接合板12,1
2と、下端部に互いに平行に形成された一対の据付板1
3,13とから構成されている。前記接合板12,12
は、その上縁部を縦フレーム11の上端から突出させて
形成されたもので、この接合板12,12の上縁部に前
記上部フレーム2の下方の横フレーム5bが載置され、
溶接によって固定されるようになっている。また、前記
据付板13,13は、断面L字状をなすもので、その水
平な板部にはアンカーを打ち込むための孔14…が形成
されている。なお、上記構成の下部フレーム3の縦フレ
ーム11,11間および上部フレーム2の縦フレーム
4,4間には、それぞれ筋かい15…が架設され(な
お、図1においては、筋かい15…は省略してある)、
これによって、下部フレーム3および上部フレーム2を
補強している。
【0017】次に、上記構成のアンカー用フレーム1を
用いて基礎を施工する方法について説明する。まず、図
4に示すように、鉄骨鉄筋柱を立設すべき位置に、アン
カー用フレーム1の下部フレーム3を設置する。この下
部フレーム3は、施工現場で組み立てられるもので、据
付板13,13に形成された孔14…にアンカーを打ち
込んで固定する。下部フレーム3を組み立てる際には、
縦フレーム11…の上端部に形成された接合板12,1
2の高さが所定のレベルになるように、鉛直に組み立て
る。なお、下部フレーム3を設置する位置は予めコンク
リートによって造成しておく。
【0018】下部フレーム3の設置が終了した後、図5
に示すように、該下部フレーム3の上部に上部フレーム
2を接合する。この上部フレーム2は、予め工場で製作
されたもので、その下部の横フレーム5bの下面を、下
部フレーム3の接合板12,12に載置するとともに、
上部フレーム2の縦フレーム4と、下部フレーム3の縦
フレーム11が一直線上に位置するように、位置調整を
行う。この位置調整は、上部フレーム2と、下部フレー
ム3が設置された設置面とを、複数の鉄筋16…で繋
ぎ、該鉄筋16の中途部にターンバックル17を設け、
このターンバックル17を回すことによって、上部フレ
ーム2を鉄筋を介して水平方向に微動させることにより
行う。そして、下部フレーム3上に上部フレーム2が位
置決めされたならば、前記接合板12,12と横フレー
ム5bとを溶接することによって、下部フレーム3に上
部フレーム2を強固に接合する。これによって、鉄骨鉄
筋柱を立設すべき位置に、アンカー用フレーム1が設置
される。なお、下部フレーム3と上部フレーム2との接
合の後、前記ターンバックル17と鉄筋16は取り外
す。
【0019】次に、図6に示すように、前記アンカー用
フレーム1の外周部に、複数本の基礎柱筋20…を鉛直
に、かつその上端部をアンカー用フレーム1の上端より
上方に突出させて配筋するとともに、これら基礎柱筋2
0…を横フレーム5a,5bにそれぞれ上下に対向して
形成された切欠部8a…に係合する。これによって、基
礎柱筋20は鉛直に配置されるとともに水平方向の位置
決めが正確になされる。また、アンカー用フレーム1の
周囲には、当該アンカー用フレーム1を貫通する多数の
地中梁21…を配筋し、これら地中梁21…と、これら
地中梁21…に交差する前記基礎柱筋20…とを連結す
る。また、地中梁21…とアンカー用フレーム1の交差
部も必要に応じて連結する。このようにして、施工すべ
き基礎の骨組みが形成される。
【0020】次に、図7および図8に示すように、基礎
の骨組の周囲に型枠22を設け、この型枠22内にコン
クリートを打設する。この場合、前記アンカー用フレー
ム1の上端部に突出するアンカーボルト10と基礎柱筋
20が上方に突出するようにコンクリートを打設する。
これによって、基礎23が施工される。
【0021】ここで、前記型枠22は、通常の木製の型
枠とは異なり、以下のように構成されている。すなわ
ち、この型枠22は、図9に示すように、型枠フレーム
24に金網25を張設したもので、当該金網25には、
金網25の撓みを防止するための補強リブ25a…が多
数条形成されている。また、この型枠22の外側には必
要に応じて、該型枠22を外側から支持する支持部材が
設けられる。
【0022】そして、前記型枠22は、コンクリート打
設後取り外すことなく、いわゆる捨殺しとする。したが
って、従来のような、型枠を解体する手間や解体した型
枠を搬出する手間を省くことができるので、施工現場で
の作業能率を高めることができる。また、前記型枠22
は、型枠フレーム24に金網25を張設した構成となっ
ているので、打設したコンクリート中の水分のみを金網
25の目を通して外部へ排出させることができるので、
型枠22の受ける側圧を軽減させることができる。
【0023】さらに、金網25を透してコンクリートの
打設状況を外部より視認することができるので、打設不
良箇所を発見した場合には、コンクリートに振動を加え
て、かかる打設不良を速やかに解消して、コンクリート
の均質性を良好に保つことができる。また、施工された
基礎22にその他の基礎や構造物を施工する際において
も、基礎22の表面の金網25により、その他の基礎や
構造物を施工する際のコンクリートのくいつきが良好に
なるので、当該コンクリートの剥離やクラックの発生を
防止することができる。
【0024】前記型枠22内へのコンクリートの打設に
よって基礎23が施工されたならば、この基礎23上
に、図8に示すように、鉄骨鉄筋柱28を立設する。こ
の場合、基礎23上から突出しているアンカーボルト1
0…および基礎柱筋20…は、前記アンカー用フレーム
1を設置することにより、正確に位置決めがなされてい
るので、前記鉄骨鉄筋柱28を構成する鉄骨柱の下端部
に形成された孔の位置と、アンカーボルト10…の位
置、および鉄骨鉄筋柱28を構成する柱主筋の位置と基
礎柱筋20…の位置とは、正確に合致する。したがっ
て、アンカーボルト10を鉄骨柱の孔に挿通して、ナッ
トによって固定するとともに、基礎柱筋20を柱主筋に
溶接等の手段によって接合することによって、基礎23
上に鉄骨鉄筋柱28を正確に立設することができる。
【0025】なお、基礎23上に鉄骨鉄筋柱28を立設
した後、この鉄骨鉄筋柱28に型枠を配設して、コンク
リートを打設することによって鉄骨鉄筋コンクリート柱
が施工されるが、この型枠を上述した金網25を主体と
して構成された型枠22と同様の構成の型枠を使用すれ
ば、コンクリートの均質性を良好に保ことや、型枠解
体、搬出等の手間を省くことができるといった効果を奏
することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のアンカー用フレームによれば、縦フレームに水平に固
定された横フレームに、立設すべき鉄骨鉄筋柱を構成す
る柱主筋に接合される基礎柱筋が係合する係合部が形成
されるとともに、前記鉄骨鉄筋柱を構成する鉄骨柱の下
端部を固定するアンカーボルトが形成されているので、
このアンカー用フレームを鉄骨鉄筋柱を立設すべき基礎
中に設置して、基礎柱筋を係合部に係合させることによ
って、当該基礎柱筋とアンカーボルトとが正確に位置決
めされる。よって、立設すべき鉄骨鉄筋柱の鉄骨柱の下
端部に形成されたアンカーボルト挿通用の孔の位置とア
ンカーボルト位置、および該鉄骨鉄筋柱の柱主筋の位置
と基礎柱筋の位置とが正確に合致するので、基礎上に鉄
骨鉄筋柱を容易かつ正確に立設することができる。
【0027】請求項2の基礎の施工方法によれば、鉄骨
鉄筋柱を立設すべき位置に、前記アンカー用フレームを
鉛直に設置した後、このアンカー用フレームの横フレー
ムに形成された係合部に、前記基礎柱筋を係合させると
ともに、この基礎柱筋を、基礎を構成する地中梁と接合
し、次いで、前記アンカー用フレームの周囲にコンクリ
ートを、前記アンカーボルトと基礎柱筋が上方に突出す
るように打設するので、アンカーボルトと基礎柱筋とが
正確に位置決めされた基礎を容易に施工することがで
き、よって、基礎上に鉄骨鉄筋柱を容易かつ正確に立設
することができる。
【0028】請求項3の基礎の施工方法によれば、アン
カー用フレームの周囲にコンクリートを打設する際の型
枠が、型枠フレームとこの型枠フレームに張設された金
網とで構成され、打設されたコンクリートの硬化後に前
記型枠を取り外さないようにしたので、従来のような、
型枠を解体する手間や解体した型枠を搬出する手間を省
くことができ、よって、施工現場での作業能率を高める
ことができる。また、打設したコンクリート中の水分の
みを金網の目を通して外部へ排出させることができるの
で、型枠の受ける側圧を軽減させることができる。
【0029】さらに、施工された基礎にその他の基礎や
構造物を施工する際においても、施工された基礎の表面
に金網が露出しているので、この金網へのコンクリート
のくいつきが良好になり、当該コンクリートの剥離やク
ラックの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカー用フレームの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】同、正面図である。
【図3】図1に示すアンカー用プレートの横フレームを
示す平面図である。
【図4】本発明の基礎の施工方法を示すもので、アンカ
ー用フレームの下部フレームを設置した状態を示す断面
図である。
【図5】同、下部フレームに上部フレームを接合した状
態を示す断面図である。
【図6】同、設置されたアンカー用フレームに基礎柱筋
を配筋した状態を示す断面図である。
【図7】同、基礎の骨組の周囲に型枠を設置した状態を
示す断面図である。
【図8】同、施工された基礎を示す断面図である。
【図9】型枠を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アンカー用フレーム 4,11 縦フレーム 5a,5b 横フレーム 8a 切欠部(係合部) 10 アンカーボルト 20 基礎柱筋 21 地中梁 22 型枠 23 基礎 24 型枠フレーム 25 金網 28 鉄骨鉄筋柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎中に形成されて、当該基礎に立設さ
    れる鉄骨鉄筋柱の下端部を固定するアンカー用フレーム
    であって、 上下に延びる複数本の縦フレームと、これら縦フレーム
    に水平に固定された横フレームとからなり、この横フレ
    ームには、前記鉄骨鉄筋柱を構成する柱主筋に接合され
    る基礎柱筋が係合する係合部が形成されるとともに、前
    記鉄骨鉄筋柱を構成する鉄骨柱の下端部を固定するアン
    カーボルトが形成されていることを特徴とするアンカー
    用フレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンカー用フレームを用
    いて基礎を施工する施工方法であって、 鉄骨鉄筋柱を立設すべき位置に、前記アンカー用フレー
    ムを鉛直に設置した後、このアンカー用フレームの横フ
    レームに形成された係合部に、前記基礎柱筋を係合させ
    るとともに、この基礎柱筋を、基礎を構成する地中梁と
    接合し、次いで、前記アンカー用フレームの周囲にコン
    クリートを、前記アンカーボルトと基礎柱筋が上方に突
    出するように打設することを特徴とする基礎の施工方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2の基礎の施工方法において、ア
    ンカー用フレームの周囲にコンクリートを打設する際の
    型枠が、型枠フレームと、この型枠フレームに張設され
    た金網とで構成され、打設されたコンクリートの硬化後
    に前記型枠を取り外さないことを特徴とする基礎の施工
    方法。
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