JPH08120638A - 杭と梁との接合構造およびそれを用いた構造物の施工方法 - Google Patents
杭と梁との接合構造およびそれを用いた構造物の施工方法Info
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- JPH08120638A JPH08120638A JP6257193A JP25719394A JPH08120638A JP H08120638 A JPH08120638 A JP H08120638A JP 6257193 A JP6257193 A JP 6257193A JP 25719394 A JP25719394 A JP 25719394A JP H08120638 A JPH08120638 A JP H08120638A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 杭と梁との接合を容易化して、構造物の施工
作業の短工期化を図ることのできる杭と梁との接合構造
およびそれを用いた構造物の施工方法を提供することを
目的とする。 【構成】 まず、杭5を立設して、この杭5上に受け金
具17を取付け、次いで、各梁6のプレキャスト部9か
ら突出した鉄骨8の先端部を受け金具17上に載置し
て、互いに突き合わせて位置決めした後、コンクリート
19を杭5と梁6との間の空間18に打設充填し、しか
る後に、床7を施工することによって桟橋1を構築する
構成とした。
作業の短工期化を図ることのできる杭と梁との接合構造
およびそれを用いた構造物の施工方法を提供することを
目的とする。 【構成】 まず、杭5を立設して、この杭5上に受け金
具17を取付け、次いで、各梁6のプレキャスト部9か
ら突出した鉄骨8の先端部を受け金具17上に載置し
て、互いに突き合わせて位置決めした後、コンクリート
19を杭5と梁6との間の空間18に打設充填し、しか
る後に、床7を施工することによって桟橋1を構築する
構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば桟橋等の構造物
を施工するに際して用いて好適な杭と梁との接合構造お
よびそれを用いた構造物の施工方法に関するものであ
る。
を施工するに際して用いて好適な杭と梁との接合構造お
よびそれを用いた構造物の施工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば桟橋等の構造物
は、杭の頭部と梁とが剛結合され、その上面に床が形成
された構成となっている。従来、このような構造物の杭
には、鉄骨や鋼管等が多用され、また梁には鉄筋コンク
リート造や鉄骨鉄筋コンクリート造等が多用されてい
る。このような構造物を施工するに際しては、まず、杭
を所定の位置に立設する。次いで、隣接するこれら杭間
に、鉄骨の架設や鉄筋の配筋等を行った後、型枠を組ん
でここにコンクリートを現場打ちすることによって、梁
を形成するようにしている。
は、杭の頭部と梁とが剛結合され、その上面に床が形成
された構成となっている。従来、このような構造物の杭
には、鉄骨や鋼管等が多用され、また梁には鉄筋コンク
リート造や鉄骨鉄筋コンクリート造等が多用されてい
る。このような構造物を施工するに際しては、まず、杭
を所定の位置に立設する。次いで、隣接するこれら杭間
に、鉄骨の架設や鉄筋の配筋等を行った後、型枠を組ん
でここにコンクリートを現場打ちすることによって、梁
を形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の杭と梁との接合構造およびそれを用いた
構造物の施工方法には、以下のような問題が存在する。
まず、言うまでもなく、杭と梁との接合部の施工には手
間がかかる。これに加えて、梁を現場打ちコンクリート
で形成する場合には、鉄筋の配筋,型枠の組立・解体,
コンクリートの打設・養生、さらにはこれらの作業を行
うための作業足場や支保工の設置等、各作業がいずれも
多大な手間と時間がかかるものとなっており、構造物の
施工工期を短縮するのは困難であるのが実情である。
たような従来の杭と梁との接合構造およびそれを用いた
構造物の施工方法には、以下のような問題が存在する。
まず、言うまでもなく、杭と梁との接合部の施工には手
間がかかる。これに加えて、梁を現場打ちコンクリート
で形成する場合には、鉄筋の配筋,型枠の組立・解体,
コンクリートの打設・養生、さらにはこれらの作業を行
うための作業足場や支保工の設置等、各作業がいずれも
多大な手間と時間がかかるものとなっており、構造物の
施工工期を短縮するのは困難であるのが実情である。
【0004】梁を現場打ちコンクリートで形成する場合
に生じる上記の各問題を解決するため、梁をプレキャス
トコンクリート造(以下、「PC造」と称する)とする
ことも考えられるが、この場合においては、以下のよう
な問題が生じる。すなわち、PC造の梁は、その長さが
予め決まっているため、梁の据付時に杭の建て込み誤差
を吸収することができない。このため、杭の建て込み誤
差が、梁の据付精度にそのまま影響し、これが構造物全
体の精度に影響を及ぼすという問題がある。したがっ
て、梁をPC造とする場合には、杭を高い精度で立設し
なければならず、これによって、杭の立設には多大な手
間と費用が必要になるという問題がある。
に生じる上記の各問題を解決するため、梁をプレキャス
トコンクリート造(以下、「PC造」と称する)とする
ことも考えられるが、この場合においては、以下のよう
な問題が生じる。すなわち、PC造の梁は、その長さが
予め決まっているため、梁の据付時に杭の建て込み誤差
を吸収することができない。このため、杭の建て込み誤
差が、梁の据付精度にそのまま影響し、これが構造物全
体の精度に影響を及ぼすという問題がある。したがっ
て、梁をPC造とする場合には、杭を高い精度で立設し
なければならず、これによって、杭の立設には多大な手
間と費用が必要になるという問題がある。
【0005】さらに加えて、特に、構築すべき構造物が
海上等に設置される桟橋である場合には、施工作業が海
面上での作業となるため、上記の問題に加えて、支保工
や足場を海底に設置しなければならず、潮位の影響によ
ってその組立・解体作業を行う時間が制限され、工事の
進捗が妨げられてしまうという問題も発生する。しか
も、海面上での作業は、気象だけでなく、海象にも大き
く左右され、波浪によって足場や型枠が損壊してしまう
こともある。
海上等に設置される桟橋である場合には、施工作業が海
面上での作業となるため、上記の問題に加えて、支保工
や足場を海底に設置しなければならず、潮位の影響によ
ってその組立・解体作業を行う時間が制限され、工事の
進捗が妨げられてしまうという問題も発生する。しか
も、海面上での作業は、気象だけでなく、海象にも大き
く左右され、波浪によって足場や型枠が損壊してしまう
こともある。
【0006】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、杭と梁との接合を容易化して、構造物の施
工作業の短工期化を図ることのできる杭と梁との接合構
造およびそれを用いた構造物の施工方法を提供すること
を目的とする。
れたもので、杭と梁との接合を容易化して、構造物の施
工作業の短工期化を図ることのできる杭と梁との接合構
造およびそれを用いた構造物の施工方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
杭の頭部と、プレキャストコンクリート造の梁との接合
構造であって、前記梁には、そのプレキャスト部の端面
から先端部を突出させた鉄骨が備えられてなり、前記杭
上に受け台が設けられて、該受け台上には、前記接合す
べき各梁の鉄骨の先端部が載置されるとともに、前記杭
と前記梁のプレキャスト部の端面との間の空間には、コ
ンクリートが充填された構成とされていることを特徴と
している。
杭の頭部と、プレキャストコンクリート造の梁との接合
構造であって、前記梁には、そのプレキャスト部の端面
から先端部を突出させた鉄骨が備えられてなり、前記杭
上に受け台が設けられて、該受け台上には、前記接合す
べき各梁の鉄骨の先端部が載置されるとともに、前記杭
と前記梁のプレキャスト部の端面との間の空間には、コ
ンクリートが充填された構成とされていることを特徴と
している。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の杭
と梁との接合構造において、接合すべき前記各梁の鉄骨
の先端部が、その幅寸法が漸次縮小する矢型形状とされ
て、隣接する他の梁の鉄骨と突き合わせたときに、先端
部どうしが互いに密に接する構成とされていることを特
徴としている。
と梁との接合構造において、接合すべき前記各梁の鉄骨
の先端部が、その幅寸法が漸次縮小する矢型形状とされ
て、隣接する他の梁の鉄骨と突き合わせたときに、先端
部どうしが互いに密に接する構成とされていることを特
徴としている。
【0009】請求項3に係る発明は、杭と、プレキャス
ト部の端面からその先端部を一定長突出させた鉄骨を有
し、かつ該鉄骨の先端部を矢型形状としてなるプレキャ
ストコンクリート造の梁と、該梁上に形成された床とを
備えた構造物を施工するときに、まず、前記杭を定めら
れた位置に立設した後に、該杭上に受け台を取付け、次
いで、接合すべき前記各梁の鉄骨の先端部を前記受け台
上にそれぞれ載置して互いに突き合わせて、前記鉄骨と
受け台とを接合した後、コンクリートを前記杭と前記梁
のプレキャスト部の端面との間の空間に打設充填し、し
かる後に、前記梁の上面に床を施工するようにしたこと
を特徴としている。
ト部の端面からその先端部を一定長突出させた鉄骨を有
し、かつ該鉄骨の先端部を矢型形状としてなるプレキャ
ストコンクリート造の梁と、該梁上に形成された床とを
備えた構造物を施工するときに、まず、前記杭を定めら
れた位置に立設した後に、該杭上に受け台を取付け、次
いで、接合すべき前記各梁の鉄骨の先端部を前記受け台
上にそれぞれ載置して互いに突き合わせて、前記鉄骨と
受け台とを接合した後、コンクリートを前記杭と前記梁
のプレキャスト部の端面との間の空間に打設充填し、し
かる後に、前記梁の上面に床を施工するようにしたこと
を特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、杭上に受け台を設
け、この受け台上に、接合すべき各梁のプレキャスト部
の端面から突出させた鉄骨の先端部を載置するととも
に、杭と梁のプレキャスト部の端面との間の空間には、
コンクリートを充填する構成とした。これにより、杭と
梁との接合部の施工に際しては、受け台上に梁の鉄骨を
単に載置した後に、杭と梁との間の空間にコンクリート
を充填しさえすれば、杭と梁とを一体化することができ
る。また、杭上に受け台を設けることによって、杭の水
平方向,鉛直方向,および軸回りの回転方向の建て込み
誤差を吸収することができる。
け、この受け台上に、接合すべき各梁のプレキャスト部
の端面から突出させた鉄骨の先端部を載置するととも
に、杭と梁のプレキャスト部の端面との間の空間には、
コンクリートを充填する構成とした。これにより、杭と
梁との接合部の施工に際しては、受け台上に梁の鉄骨を
単に載置した後に、杭と梁との間の空間にコンクリート
を充填しさえすれば、杭と梁とを一体化することができ
る。また、杭上に受け台を設けることによって、杭の水
平方向,鉛直方向,および軸回りの回転方向の建て込み
誤差を吸収することができる。
【0011】請求項2記載の発明では、各梁の鉄骨の先
端部の形状を矢型形状とし、隣接する他の梁の鉄骨と突
き合わせたときにこれらが互いに密に接する構成とし
た。これにより、梁の据付時には、梁どうしを受け台上
で単に突き合わせるだけで、容易に梁の位置決めを行う
ことができる。
端部の形状を矢型形状とし、隣接する他の梁の鉄骨と突
き合わせたときにこれらが互いに密に接する構成とし
た。これにより、梁の据付時には、梁どうしを受け台上
で単に突き合わせるだけで、容易に梁の位置決めを行う
ことができる。
【0012】請求項3記載の発明では、まず、杭を立設
して、この杭上に受け台を取付け、次いで、各梁の鉄骨
の先端部を受け台上に載置して位置決めした後、コンク
リートを杭と梁のプレキャスト部の端面との間の空間に
打設充填し、しかる後に、梁の上面に床を施工する構成
とした。このようにして、杭を立設した後に、その上に
受け台を取り付けることによって、杭の水平方向,鉛直
方向,および軸回りの回転方向への建て込み誤差を吸収
して、受け台を高い精度で取付けることができる。ま
た、杭と梁との接合に際しては、杭の受け台上に梁の鉄
骨を載置して接合し、この後に接合部にコンクリートを
打設充填しさえすれば、杭と梁とを一体化できる。しか
もこのとき、梁を受け台上に載置するに際しては、梁の
鉄骨の先端部が矢型形状とされているので、梁どうしを
単に突き合わせるだけで容易かつ正確に位置決め作業を
行うことができる。さらには、梁をプレキャストコンク
リート造としたので、鉄筋の配筋,梁型枠の組立・解体
といった作業が不要となる。これに加えて、前記作業を
行うための支保工,作業足場も不要となる。しかも、床
の施工に先立って、接合部にコンクリートを打設する構
成とした。これにより、杭と梁とを早期に一体化するこ
とができる。
して、この杭上に受け台を取付け、次いで、各梁の鉄骨
の先端部を受け台上に載置して位置決めした後、コンク
リートを杭と梁のプレキャスト部の端面との間の空間に
打設充填し、しかる後に、梁の上面に床を施工する構成
とした。このようにして、杭を立設した後に、その上に
受け台を取り付けることによって、杭の水平方向,鉛直
方向,および軸回りの回転方向への建て込み誤差を吸収
して、受け台を高い精度で取付けることができる。ま
た、杭と梁との接合に際しては、杭の受け台上に梁の鉄
骨を載置して接合し、この後に接合部にコンクリートを
打設充填しさえすれば、杭と梁とを一体化できる。しか
もこのとき、梁を受け台上に載置するに際しては、梁の
鉄骨の先端部が矢型形状とされているので、梁どうしを
単に突き合わせるだけで容易かつ正確に位置決め作業を
行うことができる。さらには、梁をプレキャストコンク
リート造としたので、鉄筋の配筋,梁型枠の組立・解体
といった作業が不要となる。これに加えて、前記作業を
行うための支保工,作業足場も不要となる。しかも、床
の施工に先立って、接合部にコンクリートを打設する構
成とした。これにより、杭と梁とを早期に一体化するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。ここでは、例えば港湾等に設置する桟橋
に、本発明にかかる杭と梁との接合構造およびそれを用
いた構造物の施工方法を適用する場合の実施例を用いて
説明する。図1に示すように、桟橋(構造物)1は、陸
2側から海3側に向けて突出するように設けられてい
る。
て説明する。ここでは、例えば港湾等に設置する桟橋
に、本発明にかかる杭と梁との接合構造およびそれを用
いた構造物の施工方法を適用する場合の実施例を用いて
説明する。図1に示すように、桟橋(構造物)1は、陸
2側から海3側に向けて突出するように設けられてい
る。
【0014】この桟橋1は、所定間隔毎に海3中に立設
された杭5と、互いに隣接する杭5,5間に架設され
て、平面視格子状に配設された梁6,6,…と、梁6,
6,…上に形成された床7とから概略構成されている。
された杭5と、互いに隣接する杭5,5間に架設され
て、平面視格子状に配設された梁6,6,…と、梁6,
6,…上に形成された床7とから概略構成されている。
【0015】杭5は、円筒状の鋼管からなり、下端部の
一定長が海底地盤中(図示なし)に打ち込まれ、その上
端部が水面上に突出する長さを有している。
一定長が海底地盤中(図示なし)に打ち込まれ、その上
端部が水面上に突出する長さを有している。
【0016】図2ないし図4に示すように、梁6は、プ
レキャストコンクリート造で、軸線方向に延在する断面
視H型の鉄骨8,8が、断面視矩形のプレキャスト部9
の両端部に埋設された構成からなっている。各鉄骨8
は、その一定長がプレキャスト部9の端面から突出する
ように設けられている。図3および図4に示したよう
に、各鉄骨8の先端部は、その幅が漸次縮小する矢型形
状とされ、その頂部8aを平面視したときの角度は90
度となっている。そして、互いに隣接する梁6,6の鉄
骨8,8の先端部どうしを突き合わせたときに、これら
が互いに密に接するようになっている。
レキャストコンクリート造で、軸線方向に延在する断面
視H型の鉄骨8,8が、断面視矩形のプレキャスト部9
の両端部に埋設された構成からなっている。各鉄骨8
は、その一定長がプレキャスト部9の端面から突出する
ように設けられている。図3および図4に示したよう
に、各鉄骨8の先端部は、その幅が漸次縮小する矢型形
状とされ、その頂部8aを平面視したときの角度は90
度となっている。そして、互いに隣接する梁6,6の鉄
骨8,8の先端部どうしを突き合わせたときに、これら
が互いに密に接するようになっている。
【0017】図2および図4に示したように、プレキャ
スト部9には、鉄骨8の下方においてこれと並行に延在
する梁主鉄筋10,10,…と、鉄骨8の上方において
これと平行に延在する仮主筋11,11,…と、これら
梁主鉄筋10,仮主筋11の周囲に配筋されてその上端
部がプレキャスト部9の上面から露出したスターラップ
筋12とが埋設されている。
スト部9には、鉄骨8の下方においてこれと並行に延在
する梁主鉄筋10,10,…と、鉄骨8の上方において
これと平行に延在する仮主筋11,11,…と、これら
梁主鉄筋10,仮主筋11の周囲に配筋されてその上端
部がプレキャスト部9の上面から露出したスターラップ
筋12とが埋設されている。
【0018】図1(b)および図5に示すように、床7
は、ハーフプレキャスト造で、梁6,6,…上に敷設さ
れた平面視略矩形状のプレキャストスラブ13,13,
…と、これら梁6およびプレキャストスラブ13の上面
に打設されて床面を形成する床コンクリート14とから
形成されている。図5に示したように、プレキャストス
ラブ13は、コンクリート板部15に、鉄筋16が埋設
された構成となっている。この鉄筋16の端部16a
は、ズレ止め筋として、コンクリート板部15の上面か
ら露出している。
は、ハーフプレキャスト造で、梁6,6,…上に敷設さ
れた平面視略矩形状のプレキャストスラブ13,13,
…と、これら梁6およびプレキャストスラブ13の上面
に打設されて床面を形成する床コンクリート14とから
形成されている。図5に示したように、プレキャストス
ラブ13は、コンクリート板部15に、鉄筋16が埋設
された構成となっている。この鉄筋16の端部16a
は、ズレ止め筋として、コンクリート板部15の上面か
ら露出している。
【0019】図2および図3に示したように、前記のよ
うな構成の杭5と梁6との接合部Aは、以下のような構
造となっている。杭5上には、図6に示すような受け金
具(受け台)17が溶接されて設けられている。この受
け金具17は、例えば図3に示した梁6の鉄骨8とほぼ
同一断面形状を有した鋼材が、梁6,6,…の交差角度
にあわせて一体化された構成からなっている。
うな構成の杭5と梁6との接合部Aは、以下のような構
造となっている。杭5上には、図6に示すような受け金
具(受け台)17が溶接されて設けられている。この受
け金具17は、例えば図3に示した梁6の鉄骨8とほぼ
同一断面形状を有した鋼材が、梁6,6,…の交差角度
にあわせて一体化された構成からなっている。
【0020】図2および図3に示したように、受け金具
17の上面には、各梁6の鉄骨8の先端部が載置されて
おり、受け金具17と各鉄骨8とは、例えば溶接やボル
ト接合,締付金具等の簡易な手段によって固定されてい
る。
17の上面には、各梁6の鉄骨8の先端部が載置されて
おり、受け金具17と各鉄骨8とは、例えば溶接やボル
ト接合,締付金具等の簡易な手段によって固定されてい
る。
【0021】さらに、杭5の外周面と、梁6のプレキャ
スト部9の端面との間の空間18には、図示しない補強
筋が配筋されるとともに、コンクリート19が打設充填
されている。
スト部9の端面との間の空間18には、図示しない補強
筋が配筋されるとともに、コンクリート19が打設充填
されている。
【0022】このようにして、杭5と各梁6との接合部
Aにおいては、鉄骨8が、杭5に設けられた受け金具1
7の上面に載置されるとともに、さらにコンクリート1
9が空間18に打設された構成となっている。これによ
り、杭5と各梁6とが一体化された構造となっている。
Aにおいては、鉄骨8が、杭5に設けられた受け金具1
7の上面に載置されるとともに、さらにコンクリート1
9が空間18に打設された構成となっている。これによ
り、杭5と各梁6とが一体化された構造となっている。
【0023】次に、上記のような接合構造を用いた桟橋
1の施工方法について、図1ないし図8を参照して説明
する。まず、図7(a)に示すように、杭5,5,…を
所定の位置に打ち込む。
1の施工方法について、図1ないし図8を参照して説明
する。まず、図7(a)に示すように、杭5,5,…を
所定の位置に打ち込む。
【0024】次いで、図7(b)に示すように、各杭5
上に、受け金具17を取り付ける。このとき、受け金具
17の位置,および向きを調整することによって、杭5
の頭部の水平方向および軸回りの回転方向の建て込み誤
差を吸収することができる。
上に、受け金具17を取り付ける。このとき、受け金具
17の位置,および向きを調整することによって、杭5
の頭部の水平方向および軸回りの回転方向の建て込み誤
差を吸収することができる。
【0025】続いて、図8(a)に示すように、予め陸
上において所定形状に形成したプレキャストコンクリー
ト造の梁6を、クレーン20等で吊り込む。そして、梁
6のプレキャスト部9の両端面から突出させた鉄骨8,
8を、互いに隣接する杭5,5の受け金具17,17上
に仮置きする。そして、図3に示したように、杭5に接
合すべき各梁6の鉄骨8どうしを突き合わせ、その頂部
8aの両側の側縁部8b,8bが、平面視X字状に交差
するよう位置調整する。このようにして梁6を位置決め
した後、各受け金具17と鉄骨8とを、溶接,ボルト接
合,締付金具等の手段で一体化し、梁6の位置ズレや落
下を防止する。
上において所定形状に形成したプレキャストコンクリー
ト造の梁6を、クレーン20等で吊り込む。そして、梁
6のプレキャスト部9の両端面から突出させた鉄骨8,
8を、互いに隣接する杭5,5の受け金具17,17上
に仮置きする。そして、図3に示したように、杭5に接
合すべき各梁6の鉄骨8どうしを突き合わせ、その頂部
8aの両側の側縁部8b,8bが、平面視X字状に交差
するよう位置調整する。このようにして梁6を位置決め
した後、各受け金具17と鉄骨8とを、溶接,ボルト接
合,締付金具等の手段で一体化し、梁6の位置ズレや落
下を防止する。
【0026】続いて、各杭5と梁6,6,…との接合部
Aの下面に図示しない型枠を設置する。そして、この接
合部Aに、図示しない補強筋を配筋する。次いで、互い
に隣接する梁6,6間を覆うための図示しない側板を取
り付ける。この後、組み立てた型枠(図示なし)内にコ
ンクリート19を打設する。このとき、図2に示したよ
うに、コンクリート19は、梁6のプレキャスト部9の
上面レベルにまで打設するにとどめる。このコンクリー
ト19によって、各梁6の梁主鉄筋10,10,…およ
び仮主筋11,11,…が一体化されることになる。な
お、仮主筋11,11,…が一体化されることによっ
て、この後に床7(図1参照)を施工するまでの間、梁
6,6,…の上面側に作用する応力が支持されることに
なる。
Aの下面に図示しない型枠を設置する。そして、この接
合部Aに、図示しない補強筋を配筋する。次いで、互い
に隣接する梁6,6間を覆うための図示しない側板を取
り付ける。この後、組み立てた型枠(図示なし)内にコ
ンクリート19を打設する。このとき、図2に示したよ
うに、コンクリート19は、梁6のプレキャスト部9の
上面レベルにまで打設するにとどめる。このコンクリー
ト19によって、各梁6の梁主鉄筋10,10,…およ
び仮主筋11,11,…が一体化されることになる。な
お、仮主筋11,11,…が一体化されることによっ
て、この後に床7(図1参照)を施工するまでの間、梁
6,6,…の上面側に作用する応力が支持されることに
なる。
【0027】そして、このコンクリート19が硬化した
後、型枠を解体撤去する。この状態で、図8(b)に示
すように、杭5と梁6,6,…とが一体化されたことに
なる。また、梁6,6,…とコンクリート19との上面
が、ほぼ平坦な面を形成した状態となる。
後、型枠を解体撤去する。この状態で、図8(b)に示
すように、杭5と梁6,6,…とが一体化されたことに
なる。また、梁6,6,…とコンクリート19との上面
が、ほぼ平坦な面を形成した状態となる。
【0028】次いで、クレーン20でプレキャストスラ
ブ13を吊り込み、梁6,6,…上に架設する。そし
て、図5に示したように、梁6,6,…およびプレキャ
ストスラブ13,13,…の上面に、スラブ上筋21を
配筋した後、床コンクリート14を打設することによっ
て、床7を形成する。この時点で、杭5と梁6と床7と
が剛結合されたことになる。
ブ13を吊り込み、梁6,6,…上に架設する。そし
て、図5に示したように、梁6,6,…およびプレキャ
ストスラブ13,13,…の上面に、スラブ上筋21を
配筋した後、床コンクリート14を打設することによっ
て、床7を形成する。この時点で、杭5と梁6と床7と
が剛結合されたことになる。
【0029】その後、床コンクリート14が硬化するこ
とによって、図1に示した桟橋1の施工が完了する。
とによって、図1に示した桟橋1の施工が完了する。
【0030】上述した杭5と梁6との接合構造では、杭
5上に受け金具17が設けられ、この受け金具17上
に、各梁6の鉄骨8の先端部が載置され、杭5と各梁6
との間の空間18にコンクリート19が充填された構成
とされている。これにより、杭5と梁6とを接合するこ
とができる。そして、杭5と梁6との接合部Aを施工す
るに際しては、受け金具17上に梁6を載置して位置決
めしさえすればよいので、梁6の据付作業を容易に行う
ことが可能となる。しかも、梁6の鉄骨8の先端部を矢
型形状としたので、他の梁6と突き合わせるのみで目視
で容易に正確に位置決め作業を行うことができる。この
ようにして、梁6の据付作業を容易化することによっ
て、現場,すなわち海面上での作業を最少限として、接
合部Aの施工の手間を大幅に省くことができ、工期の短
縮化を図ることが可能となる。また、海底に作業足場等
を設置する必要もないので、波浪や潮位等の影響を受け
ずに安全かつ円滑に施工作業を進行させることができ
る。
5上に受け金具17が設けられ、この受け金具17上
に、各梁6の鉄骨8の先端部が載置され、杭5と各梁6
との間の空間18にコンクリート19が充填された構成
とされている。これにより、杭5と梁6とを接合するこ
とができる。そして、杭5と梁6との接合部Aを施工す
るに際しては、受け金具17上に梁6を載置して位置決
めしさえすればよいので、梁6の据付作業を容易に行う
ことが可能となる。しかも、梁6の鉄骨8の先端部を矢
型形状としたので、他の梁6と突き合わせるのみで目視
で容易に正確に位置決め作業を行うことができる。この
ようにして、梁6の据付作業を容易化することによっ
て、現場,すなわち海面上での作業を最少限として、接
合部Aの施工の手間を大幅に省くことができ、工期の短
縮化を図ることが可能となる。また、海底に作業足場等
を設置する必要もないので、波浪や潮位等の影響を受け
ずに安全かつ円滑に施工作業を進行させることができ
る。
【0031】また、上述した接合構造を用いた桟橋1の
施工方法では、まず、杭5を立設して、この杭5上に受
け金具17を取付け、次いで、各梁6の鉄骨8の先端部
を受け金具17上に載置して互いに突き合わせた後、コ
ンクリート19を空間18に打設充填し、しかる後に、
床7を施工する構成とした。このようにして、杭5を立
設した後に、その上に受け金具17を取り付けるように
したので、杭5の水平方向および軸回りの回転方向への
建て込み誤差を吸収して、受け金具17を高い精度で取
り付けることができる。これにより、桟橋1を、高精度
でかつ容易に構築することが可能となる。
施工方法では、まず、杭5を立設して、この杭5上に受
け金具17を取付け、次いで、各梁6の鉄骨8の先端部
を受け金具17上に載置して互いに突き合わせた後、コ
ンクリート19を空間18に打設充填し、しかる後に、
床7を施工する構成とした。このようにして、杭5を立
設した後に、その上に受け金具17を取り付けるように
したので、杭5の水平方向および軸回りの回転方向への
建て込み誤差を吸収して、受け金具17を高い精度で取
り付けることができる。これにより、桟橋1を、高精度
でかつ容易に構築することが可能となる。
【0032】さらに、受け金具17上に各梁6の鉄骨8
とを、例えば溶接,ボルト接合,締付金具等の手段で接
合することによって、コンクリート19の打設までの
間、梁6の位置ズレや落下を防止して安全に施工するこ
とができる。しかも、梁6をプレキャストコンクリート
造とし、床7をハーフプレキャストコンクリート造とし
たので、鉄筋の配筋,梁および床型枠の組立・解体とい
った作業が不要となり、施工作業の大幅な効率化を図っ
て、工期を短縮することができる。しかも前記作業を行
うための作業足場,支保工を海中に設置する必要がない
ので、波浪,潮位,海象等の影響を受けずに円滑に施工
作業を進行させることができ、工期の短縮化を図ること
が可能となる。さらには、床7の施工に先立って、接合
部Aの空間18にコンクリート19を打設する構成とし
た。このように、一般のビル等に用いる梁に比較して重
量物である桟橋1の梁6を先ず先行施工することによっ
て、その後の床7の施工中の作業荷重に対する強度や安
全性を確保することができる。また、コンクリート19
を打設した時点で、梁6,6,…とコンクリート19と
の上面がほぼ平坦になるので、これを足場として床7の
施工作業を行うことができ、これ以降の作業を極めて安
全かつ円滑に行うことが可能となる。もちろん、梁6,
プレキャストスラブ13は陸上の製作ヤードで製作する
ので、安定した高品質のものとすることができ、これに
よって、桟橋1の品質を向上させることができる。
とを、例えば溶接,ボルト接合,締付金具等の手段で接
合することによって、コンクリート19の打設までの
間、梁6の位置ズレや落下を防止して安全に施工するこ
とができる。しかも、梁6をプレキャストコンクリート
造とし、床7をハーフプレキャストコンクリート造とし
たので、鉄筋の配筋,梁および床型枠の組立・解体とい
った作業が不要となり、施工作業の大幅な効率化を図っ
て、工期を短縮することができる。しかも前記作業を行
うための作業足場,支保工を海中に設置する必要がない
ので、波浪,潮位,海象等の影響を受けずに円滑に施工
作業を進行させることができ、工期の短縮化を図ること
が可能となる。さらには、床7の施工に先立って、接合
部Aの空間18にコンクリート19を打設する構成とし
た。このように、一般のビル等に用いる梁に比較して重
量物である桟橋1の梁6を先ず先行施工することによっ
て、その後の床7の施工中の作業荷重に対する強度や安
全性を確保することができる。また、コンクリート19
を打設した時点で、梁6,6,…とコンクリート19と
の上面がほぼ平坦になるので、これを足場として床7の
施工作業を行うことができ、これ以降の作業を極めて安
全かつ円滑に行うことが可能となる。もちろん、梁6,
プレキャストスラブ13は陸上の製作ヤードで製作する
ので、安定した高品質のものとすることができ、これに
よって、桟橋1の品質を向上させることができる。
【0033】なお、上記実施例において、杭5を鋼管か
らなる構成としたが、もちろん、鉄骨造の他、鋼管内に
コンクリートを打設した鋼管コンクリート造,さらには
これに鉄筋を配筋した鋼管鉄筋コンクリート造としても
よい。また、遠心成形鋼管コンクリート造、あるいは接
合部に相当する位置のみに鋼板を設けた遠心成形コンク
リート造としてもよい。また、床7についても、ハーフ
プレキャストコンクリート造に限定するものではなく、
フルプレキャストコンクリート造とし、その上面に舗装
を施す等としてもよいし、デッキプレート等を採用して
もよい。また、ビーム式の支保工等を容易に採用できる
ような立地条件であれば、現場打ちコンクリートで形成
するようにしてもよい。さらには、梁6の両端部に一定
長の鉄骨8,8を埋設する構成としたが、もちろん、梁
6がSRC造である場合には、芯材となる鉄骨をプレキ
ャスト部の端面から突出させ、これを受け金具17上に
載置する構成としてもよいのは言うまでもない。
らなる構成としたが、もちろん、鉄骨造の他、鋼管内に
コンクリートを打設した鋼管コンクリート造,さらには
これに鉄筋を配筋した鋼管鉄筋コンクリート造としても
よい。また、遠心成形鋼管コンクリート造、あるいは接
合部に相当する位置のみに鋼板を設けた遠心成形コンク
リート造としてもよい。また、床7についても、ハーフ
プレキャストコンクリート造に限定するものではなく、
フルプレキャストコンクリート造とし、その上面に舗装
を施す等としてもよいし、デッキプレート等を採用して
もよい。また、ビーム式の支保工等を容易に採用できる
ような立地条件であれば、現場打ちコンクリートで形成
するようにしてもよい。さらには、梁6の両端部に一定
長の鉄骨8,8を埋設する構成としたが、もちろん、梁
6がSRC造である場合には、芯材となる鉄骨をプレキ
ャスト部の端面から突出させ、これを受け金具17上に
載置する構成としてもよいのは言うまでもない。
【0034】また、上記実施例において、上記の構成を
適用する構造物は桟橋1に限定するものではなく、ビル
の基礎等、地下躯体の基礎杭と地中梁との接合部等に適
用しても同様の効果を奏することができる。また、この
ような場合には、上記の接合構造のみを適用し、上記実
施例の桟橋1の施工方法を用いずに、通常の施工方法、
すなわちコンクリート19と床コンクリート14とを同
時打設する方法を用いてもよい。
適用する構造物は桟橋1に限定するものではなく、ビル
の基礎等、地下躯体の基礎杭と地中梁との接合部等に適
用しても同様の効果を奏することができる。また、この
ような場合には、上記の接合構造のみを適用し、上記実
施例の桟橋1の施工方法を用いずに、通常の施工方法、
すなわちコンクリート19と床コンクリート14とを同
時打設する方法を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る杭
と梁との接合構造によれば、杭上に受け台を設け、この
受け台上に、接合すべき各梁のプレキャスト部の端面か
ら突出させた鉄骨の先端部を載置するとともに、杭と梁
のプレキャスト部の端面との間の空間にはコンクリート
を充填する構成とした。これにより、杭と梁とを一体化
することができる。そして、杭と梁との接合部を施工す
るに際しては、受け台上で梁を単に載置すればよいの
で、梁の据付作業を容易に行うことが可能となる。しか
も、また、杭上に受け台を設けることによって、杭の水
平方向,鉛直方向,および軸回りの回転方向の建て込み
誤差を吸収して、高い精度で梁を架設することができ、
この結果、構造物を高精度で構築することが可能とな
る。また、受け台を取り付けた後に杭と梁との間の空間
にコンクリートを充填しさえすれば、杭と梁とを一体化
することができるので、現場での作業を最少限として、
接合部の施工の手間を省くことができ、この結果、工期
を大幅に短縮するとともに、安全に施工することが可能
となる。
と梁との接合構造によれば、杭上に受け台を設け、この
受け台上に、接合すべき各梁のプレキャスト部の端面か
ら突出させた鉄骨の先端部を載置するとともに、杭と梁
のプレキャスト部の端面との間の空間にはコンクリート
を充填する構成とした。これにより、杭と梁とを一体化
することができる。そして、杭と梁との接合部を施工す
るに際しては、受け台上で梁を単に載置すればよいの
で、梁の据付作業を容易に行うことが可能となる。しか
も、また、杭上に受け台を設けることによって、杭の水
平方向,鉛直方向,および軸回りの回転方向の建て込み
誤差を吸収して、高い精度で梁を架設することができ、
この結果、構造物を高精度で構築することが可能とな
る。また、受け台を取り付けた後に杭と梁との間の空間
にコンクリートを充填しさえすれば、杭と梁とを一体化
することができるので、現場での作業を最少限として、
接合部の施工の手間を省くことができ、この結果、工期
を大幅に短縮するとともに、安全に施工することが可能
となる。
【0036】請求項2に係る杭と梁との接合構造によれ
ば、梁の鉄骨の先端部の形状を、矢型形状とする構成と
した。したがって、梁の据付時には、梁どうしを受け台
上で単に突き合わせるだけで、目視で容易かつ正確に位
置決め作業を行うことができる。これによって、前記請
求項1にかかる効果を、より顕著なものとすることがで
きる。
ば、梁の鉄骨の先端部の形状を、矢型形状とする構成と
した。したがって、梁の据付時には、梁どうしを受け台
上で単に突き合わせるだけで、目視で容易かつ正確に位
置決め作業を行うことができる。これによって、前記請
求項1にかかる効果を、より顕著なものとすることがで
きる。
【0037】請求項3に係る構造物の施工方法によれ
ば、まず、杭を立設して、この杭上に受け台を取り付
け、次いで、各梁の鉄骨の先端部を受け台上に載置して
互いに突き合わせた後、コンクリートを杭と梁のプレキ
ャスト部の端面との間の空間に打設充填し、しかる後
に、梁の上面に床を施工する構成とした。このようにし
て、杭を立設した後に、その上に受け台を取り付けるこ
とによって、杭の水平方向,鉛直方向,および軸回りの
回転方向への建て込み誤差を吸収して、受け台を高い精
度で取付けることができる。これにより、構造物を、容
易に高精度で構築することが可能となる。また、杭と梁
との接合に際しては、杭の受け台上に梁の鉄骨を載置し
て接合し、この後に接合部にコンクリートを打設充填し
さえすれば、杭と梁とを一体化できる。しかもこのと
き、梁を受け台上に載置するに際しては、梁の鉄骨の先
端部が矢型形状とされているので、梁どうしを単に突き
合わせるだけで目視によって容易かつ正確に位置決め作
業を行うことができる。このようにして、接合部の施工
作業を効率化することが可能となり、工期の短縮化を図
ることが可能となる。さらには、位置決めした各梁の鉄
骨を、例えば溶接,ボルト接合,締付金具等の手段で受
け台上に接合することによって、接合部へのコンクリー
トの打設までの間、梁の位置ズレや落下を防止して安全
に施工することができる。これに加えて、梁をプレキャ
ストコンクリート造としたので、鉄筋の配筋,梁型枠の
組立・解体といった作業が不要となる。さらに、前記作
業を行うための支保工,作業足場も不要となる。これに
よっても、施工作業の大幅な効率化を図って、工期を短
縮することができる。特に、桟橋等、海上に構築する構
造物を施工する場合には、波浪,潮位,海象等の影響を
受けることがなくなるので、上記の効果はより顕著なも
のとなる。しかも、床の施工に先立って、接合部にコン
クリートを打設する構成とした。このようにして、杭と
梁とを早期に一体化することによって、その後の床の施
工中の作業荷重に対する構造物の強度,安全性を確保す
ることができる。また、接合部のコンクリートを打設し
た時点で、梁とコンクリートとの上面がほぼ平坦になる
ので、これを足場とすることができ、これ以降の作業を
安全かつ円滑に行うことが可能となる。
ば、まず、杭を立設して、この杭上に受け台を取り付
け、次いで、各梁の鉄骨の先端部を受け台上に載置して
互いに突き合わせた後、コンクリートを杭と梁のプレキ
ャスト部の端面との間の空間に打設充填し、しかる後
に、梁の上面に床を施工する構成とした。このようにし
て、杭を立設した後に、その上に受け台を取り付けるこ
とによって、杭の水平方向,鉛直方向,および軸回りの
回転方向への建て込み誤差を吸収して、受け台を高い精
度で取付けることができる。これにより、構造物を、容
易に高精度で構築することが可能となる。また、杭と梁
との接合に際しては、杭の受け台上に梁の鉄骨を載置し
て接合し、この後に接合部にコンクリートを打設充填し
さえすれば、杭と梁とを一体化できる。しかもこのと
き、梁を受け台上に載置するに際しては、梁の鉄骨の先
端部が矢型形状とされているので、梁どうしを単に突き
合わせるだけで目視によって容易かつ正確に位置決め作
業を行うことができる。このようにして、接合部の施工
作業を効率化することが可能となり、工期の短縮化を図
ることが可能となる。さらには、位置決めした各梁の鉄
骨を、例えば溶接,ボルト接合,締付金具等の手段で受
け台上に接合することによって、接合部へのコンクリー
トの打設までの間、梁の位置ズレや落下を防止して安全
に施工することができる。これに加えて、梁をプレキャ
ストコンクリート造としたので、鉄筋の配筋,梁型枠の
組立・解体といった作業が不要となる。さらに、前記作
業を行うための支保工,作業足場も不要となる。これに
よっても、施工作業の大幅な効率化を図って、工期を短
縮することができる。特に、桟橋等、海上に構築する構
造物を施工する場合には、波浪,潮位,海象等の影響を
受けることがなくなるので、上記の効果はより顕著なも
のとなる。しかも、床の施工に先立って、接合部にコン
クリートを打設する構成とした。このようにして、杭と
梁とを早期に一体化することによって、その後の床の施
工中の作業荷重に対する構造物の強度,安全性を確保す
ることができる。また、接合部のコンクリートを打設し
た時点で、梁とコンクリートとの上面がほぼ平坦になる
ので、これを足場とすることができ、これ以降の作業を
安全かつ円滑に行うことが可能となる。
【図1】本発明に係る杭と梁との接合構造およびそれを
用いた構造物の施工方法を適用して構築した構造物の一
例を示す図であって、(a)平面図、(b)立面図であ
る。
用いた構造物の施工方法を適用して構築した構造物の一
例を示す図であって、(a)平面図、(b)立面図であ
る。
【図2】前記構造物の杭と梁との接合部の構造を示す立
面図である。
面図である。
【図3】図2に示した接合部の平面図である。
【図4】前記構造物を構成する梁の端部を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】前記構造物の床構造を示す立断面図である。
【図6】前記接合部に備えた受け台を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】前記施工方法を示す図であって、(a)杭を立
設した状態、(b)受け台を設置している状態を示す図
である。
設した状態、(b)受け台を設置している状態を示す図
である。
【図8】同、(a)梁を架設している状態、(b)床を
施工している状態を示す図である。
施工している状態を示す図である。
1 桟橋(構造物) 5 杭 6 梁 7 床 8 鉄骨 9 プレキャスト部 17 受け金具(受け台) 19 コンクリート
Claims (3)
- 【請求項1】 杭の頭部と、プレキャストコンクリート
造の梁との接合構造であって、前記梁には、そのプレキ
ャスト部の端面から先端部を突出させた鉄骨が備えられ
てなり、 前記杭上に受け台が設けられて、該受け台上には、前記
接合すべき各梁の鉄骨の先端部が載置されるとともに、
前記杭と前記梁のプレキャスト部の端面との間の空間に
は、コンクリートが充填された構成とされていることを
特徴とする杭と梁との接合構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の杭と梁との接合構造にお
いて、接合すべき前記各梁の鉄骨の先端部が、その幅寸
法が漸次縮小する矢型形状とされて、隣接する他の梁の
鉄骨と突き合わせたときに、先端部どうしが互いに密に
接する構成とされていることを特徴とする杭と梁との接
合構造。 - 【請求項3】 杭と、プレキャスト部の端面からその先
端部を一定長突出させた鉄骨を有し、かつ該鉄骨の先端
部を矢型形状としてなるプレキャストコンクリート造の
梁と、該梁上に形成された床とを備えた構造物を施工す
るときに、 まず、前記杭を定められた位置に立設した後に、該杭上
に受け台を取付け、次いで、接合すべき前記各梁の鉄骨
の先端部を前記受け台上にそれぞれ載置して互いに突き
合わせて、前記鉄骨と受け台とを接合した後、コンクリ
ートを前記杭と前記梁のプレキャスト部の端面との間の
空間に打設充填し、しかる後に、前記梁の上面に床を施
工するようにしたことを特徴とする構造物の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6257193A JPH08120638A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 杭と梁との接合構造およびそれを用いた構造物の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6257193A JPH08120638A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 杭と梁との接合構造およびそれを用いた構造物の施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08120638A true JPH08120638A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17302977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6257193A Pending JPH08120638A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 杭と梁との接合構造およびそれを用いた構造物の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08120638A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000248526A (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-12 | Nippon Steel Corp | 桟橋構造およびその構築方法 |
| JP2007077575A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Naikai Aakit:Kk | プレキャストコンクリート製桁部材 |
| CN101113593B (zh) | 2006-07-28 | 2010-06-09 | 黎彪钦 | 桁架式空间堤防、墙体结构 |
| KR101006411B1 (ko) * | 2008-04-16 | 2011-01-10 | 박무용 | Cft 기둥을 이용한 철골조 역타설 시스템 및 방법 |
| JP2014159675A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Yokogawa Sumikin Bridge Corp | 堤体 |
| JP2018197459A (ja) * | 2017-05-24 | 2018-12-13 | 東洋建設株式会社 | 人工地盤及びその施工方法 |
| JP2019100122A (ja) * | 2017-12-06 | 2019-06-24 | 株式会社大林組 | 埋設型枠用プレキャスト部材及びその設計方法並びに鉄筋コンクリート床版 |
| JP2021116630A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | 清水建設株式会社 | コンクリート構造物 |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP6257193A patent/JPH08120638A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000248526A (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-12 | Nippon Steel Corp | 桟橋構造およびその構築方法 |
| JP2007077575A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Naikai Aakit:Kk | プレキャストコンクリート製桁部材 |
| CN101113593B (zh) | 2006-07-28 | 2010-06-09 | 黎彪钦 | 桁架式空间堤防、墙体结构 |
| KR101006411B1 (ko) * | 2008-04-16 | 2011-01-10 | 박무용 | Cft 기둥을 이용한 철골조 역타설 시스템 및 방법 |
| JP2014159675A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Yokogawa Sumikin Bridge Corp | 堤体 |
| JP2018197459A (ja) * | 2017-05-24 | 2018-12-13 | 東洋建設株式会社 | 人工地盤及びその施工方法 |
| JP2019100122A (ja) * | 2017-12-06 | 2019-06-24 | 株式会社大林組 | 埋設型枠用プレキャスト部材及びその設計方法並びに鉄筋コンクリート床版 |
| JP2021116630A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | 清水建設株式会社 | コンクリート構造物 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031111 |