JPH0339320Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0339320Y2 JPH0339320Y2 JP9572884U JP9572884U JPH0339320Y2 JP H0339320 Y2 JPH0339320 Y2 JP H0339320Y2 JP 9572884 U JP9572884 U JP 9572884U JP 9572884 U JP9572884 U JP 9572884U JP H0339320 Y2 JPH0339320 Y2 JP H0339320Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- vertical
- bumper face
- thickness
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 8
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 8
- 101100334009 Caenorhabditis elegans rib-2 gene Proteins 0.000 description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
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- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は自動車用バンパー、特に合成樹脂製の
バンパーに関するものである。
バンパーに関するものである。
近時、バンパーは合成樹脂製のものが普及して
おり、かつバンパーは大型化しつつある。大型化
するとバンパーは補強手段が必要となる。
おり、かつバンパーは大型化しつつある。大型化
するとバンパーは補強手段が必要となる。
第6図ないし第8図は従来用いられている合成
樹脂製バンパーの代表例を示すもので、バンパー
フエース1は縦面1aおよびその上下に接続する
横面1b,1cよりなり断面ほぼコ字形としてあ
る。バンパーフエース1の内側には上下方向かつ
縦面1aにほぼ垂直な複数の補強用縦リブ2がバ
ンパーの幅方向に所定の間隔をおいて形成してあ
る。更にこれ等の縦リブ2をつなぐように補強用
横リブ3がバンパーの幅方向に伸びている。
樹脂製バンパーの代表例を示すもので、バンパー
フエース1は縦面1aおよびその上下に接続する
横面1b,1cよりなり断面ほぼコ字形としてあ
る。バンパーフエース1の内側には上下方向かつ
縦面1aにほぼ垂直な複数の補強用縦リブ2がバ
ンパーの幅方向に所定の間隔をおいて形成してあ
る。更にこれ等の縦リブ2をつなぐように補強用
横リブ3がバンパーの幅方向に伸びている。
この種の合成樹脂製バンパーは一般に射出成形
により一体成形される。この場合一つの問題は、
縦面1aにはリブ2,3との接続部の表面側に凹
み、即ちひけが生じることがある。これ等ひけの
うち横リブ3の接続部に生じるひけは図示のよう
に縦面1aを湾曲形状とすることで余り目立たな
いものとすることができる。しかしながら、縦リ
ブ2との接続部ではバンパーフエース縦面1aの
表面に複数条のひけが縦方向に現れ、バンパーの
外観をそこねる。
により一体成形される。この場合一つの問題は、
縦面1aにはリブ2,3との接続部の表面側に凹
み、即ちひけが生じることがある。これ等ひけの
うち横リブ3の接続部に生じるひけは図示のよう
に縦面1aを湾曲形状とすることで余り目立たな
いものとすることができる。しかしながら、縦リ
ブ2との接続部ではバンパーフエース縦面1aの
表面に複数条のひけが縦方向に現れ、バンパーの
外観をそこねる。
そこで一つの対策として、縦リブ2を薄くする
とともに短かくしてひけの発生を極力少なくする
ようにしている。このようにすると補強効果が減
少し、特に第6図に示すように上部横面1b上
に、洗車、エンジンサービスあるいはステツプ代
りとして人が乗つて加重Pが加えられると横面1
bが一点鎖線に示すように大きく撓んで剛性が保
持できないという問題があつた。
とともに短かくしてひけの発生を極力少なくする
ようにしている。このようにすると補強効果が減
少し、特に第6図に示すように上部横面1b上
に、洗車、エンジンサービスあるいはステツプ代
りとして人が乗つて加重Pが加えられると横面1
bが一点鎖線に示すように大きく撓んで剛性が保
持できないという問題があつた。
また、上部横面1bの下面に沿つて補強用の金
属板を設けたものもあるが構成部品が増し、横面
1bと金属板間に異音が発生したり、かつバンパ
ーフエース1内に入つた泥や水で金属板が錆びる
問題があつた。
属板を設けたものもあるが構成部品が増し、横面
1bと金属板間に異音が発生したり、かつバンパ
ーフエース1内に入つた泥や水で金属板が錆びる
問題があつた。
一方、縦リブ2を厚くかつ長くし、しかもひけ
を発生させないために縦リブ2はバンパーフエー
ス1の下部横面1cと横リブ3とは一体とする
が、その前縁および上縁をバンパーフエース1の
縦面1aおよび上部横面1bとは非接続にする構
造も考えられ得るが、縦リブ2を厚くかつ長くし
た割にはバンパー全体の剛性が充分でないという
問題がある。また、縦リブ2の端縁とバンパーフ
エース1との間が非接続でこれ等の間に間隔があ
るので、このバンパーを成形する成形型には材料
注入時には上記間隙を完全に閉じ、離型時にはス
ライドするスライドコアを設ける等型構造が複雑
となる問題がある。
を発生させないために縦リブ2はバンパーフエー
ス1の下部横面1cと横リブ3とは一体とする
が、その前縁および上縁をバンパーフエース1の
縦面1aおよび上部横面1bとは非接続にする構
造も考えられ得るが、縦リブ2を厚くかつ長くし
た割にはバンパー全体の剛性が充分でないという
問題がある。また、縦リブ2の端縁とバンパーフ
エース1との間が非接続でこれ等の間に間隔があ
るので、このバンパーを成形する成形型には材料
注入時には上記間隙を完全に閉じ、離型時にはス
ライドするスライドコアを設ける等型構造が複雑
となる問題がある。
そこで本考案は、充分な強度を有し、かつバン
パーフエースには縦リブとの接続部にほとんどひ
けが現われず外観にすぐれ、かつ型成形も容易な
合成樹脂製自動車用バンパーを提供することを技
術的課題とする。
パーフエースには縦リブとの接続部にほとんどひ
けが現われず外観にすぐれ、かつ型成形も容易な
合成樹脂製自動車用バンパーを提供することを技
術的課題とする。
上記技術的課題を解決するための本考案の特徴
は、補強用縦リブの端縁のバンパーフエースとの
接続部を薄くしたことである。
は、補強用縦リブの端縁のバンパーフエースとの
接続部を薄くしたことである。
即ち、第1図および第2図に示すように、合成
樹脂の一体成形品である本考案のバンパーの縦リ
ブ2はバンパーフエース縦面1aと接続する端縁
が薄くなつている。従つて縦面1aにはほとんど
ひけが現れず、これにより縦リブ2の一般部を厚
くし、かつ上下の横面と同じだけ後方へ長くする
ことができる。また、縦リブ2はバンパーフエー
ス1と接続しているので成形型を複雑なものとす
る必要はない。縦リブ2のバンパーフエース1と
の接続部の厚さは、バンパーフエース1の1/2程
度ないしそれ以下とすることで、バンパーフエー
ス1にはひけはほとんど発生しない。
樹脂の一体成形品である本考案のバンパーの縦リ
ブ2はバンパーフエース縦面1aと接続する端縁
が薄くなつている。従つて縦面1aにはほとんど
ひけが現れず、これにより縦リブ2の一般部を厚
くし、かつ上下の横面と同じだけ後方へ長くする
ことができる。また、縦リブ2はバンパーフエー
ス1と接続しているので成形型を複雑なものとす
る必要はない。縦リブ2のバンパーフエース1と
の接続部の厚さは、バンパーフエース1の1/2程
度ないしそれ以下とすることで、バンパーフエー
ス1にはひけはほとんど発生しない。
第1図ないし第3図は本考案のバンパーの一実
施例を示すものであるる 断面コ字形をなすバンパーフエース1の内側に
は、上下方向かつバンパーフエース1の縦面1a
とほぼ垂直に、複数の補強用縦リブ2が所定の間
隔をおいて形成してあり、またこれ等縦リブ2を
つなぐように横リブ3が形成してある。リブ2,
3の前後方向の長さはバンパーフエース1とほぼ
同じとしてある。横リブ3はバンパーフエース1
とほぼ同じ厚さを有し、バンパーフエース1の彎
曲部でこれに接続している。各縦リブ2のバンパ
ーフエース1との接続部21は厚さが端縁方向へ
薄くなり、接続端の厚さT2はバンパーフエース
1の厚さT1の1/2以下としてある。縦リブ2
の他の部分の厚さT3はバンパーフエース1の厚
さT1とほぼ同じとしてある。
施例を示すものであるる 断面コ字形をなすバンパーフエース1の内側に
は、上下方向かつバンパーフエース1の縦面1a
とほぼ垂直に、複数の補強用縦リブ2が所定の間
隔をおいて形成してあり、またこれ等縦リブ2を
つなぐように横リブ3が形成してある。リブ2,
3の前後方向の長さはバンパーフエース1とほぼ
同じとしてある。横リブ3はバンパーフエース1
とほぼ同じ厚さを有し、バンパーフエース1の彎
曲部でこれに接続している。各縦リブ2のバンパ
ーフエース1との接続部21は厚さが端縁方向へ
薄くなり、接続端の厚さT2はバンパーフエース
1の厚さT1の1/2以下としてある。縦リブ2
の他の部分の厚さT3はバンパーフエース1の厚
さT1とほぼ同じとしてある。
なお、図例では縦リブ2の下部横面1cとの接
続部も薄くしたが、この接続部は必ずしも薄くす
る必要はない。
続部も薄くしたが、この接続部は必ずしも薄くす
る必要はない。
第4図および第5図は上記バンパーの型成形の
工程を示すもので、第4図に示すように金型4,
5によりバンパーを成形すべきキヤビテイ6が形
成されている。各縦リブ成形部62は金型5内に
設けたコア7と金型5との間に形成され、バンパ
ーフエース成形部61との接続部は狭く形成して
ある。金型5内には押出しピン8がバンパーフエ
ース成形部61に対し傾斜方向に挿通されてその
先端はコア7に当接し、基端は押上げ板9に支持
せしめてある。
工程を示すもので、第4図に示すように金型4,
5によりバンパーを成形すべきキヤビテイ6が形
成されている。各縦リブ成形部62は金型5内に
設けたコア7と金型5との間に形成され、バンパ
ーフエース成形部61との接続部は狭く形成して
ある。金型5内には押出しピン8がバンパーフエ
ース成形部61に対し傾斜方向に挿通されてその
先端はコア7に当接し、基端は押上げ板9に支持
せしめてある。
キヤビテイ6に合成樹脂材料を注入する。材料
が固化して後、型を開き、第5図に示すように押
上げ板9を押上げる。これにより成形されたバン
パーは押出しピン8およびコア7を介して押出さ
れ離型する。このとき縦リブ2はコア7より離型
される。
が固化して後、型を開き、第5図に示すように押
上げ板9を押上げる。これにより成形されたバン
パーは押出しピン8およびコア7を介して押出さ
れ離型する。このとき縦リブ2はコア7より離型
される。
縦リブ2におけるバンパーフエース1との接続
部21を薄くしたのでバンパーフエース1の表面
にひけがほとんど現れない。このため縦リブ2の
一般部はバンパーフエース1と同様ないしそれ以
上に厚くし、かつ長くできるのでバンパーフエー
スを充分に補強することができ、たとえバンパー
フエース上面に人が乗つても大きく撓むことはな
い。更に本考案のバンパーは上記のような金型を
用い容易に成形することができるのである。
部21を薄くしたのでバンパーフエース1の表面
にひけがほとんど現れない。このため縦リブ2の
一般部はバンパーフエース1と同様ないしそれ以
上に厚くし、かつ長くできるのでバンパーフエー
スを充分に補強することができ、たとえバンパー
フエース上面に人が乗つても大きく撓むことはな
い。更に本考案のバンパーは上記のような金型を
用い容易に成形することができるのである。
第1図ないし第3図は本考案によるバンパーの
一実施例を示すもので、第1図は断面図、第2図
は第1図の−線に沿う拡大断面図、第3図は
全体斜視図、第4図および第5図はバンパーの型
成形行程を示す図、第6図ないし第8図はバンパ
ーの従来例を示すもので、第6図は断面図、第7
図は第6図の−線に沿う拡大断面図、第8図
は全体斜視図である。 1……バンパーフエース、1a……縦面、1
b,1c……横面、2……補強用縦リブ、21…
…補強用縦リブのバンパーフエースとの接続部。
一実施例を示すもので、第1図は断面図、第2図
は第1図の−線に沿う拡大断面図、第3図は
全体斜視図、第4図および第5図はバンパーの型
成形行程を示す図、第6図ないし第8図はバンパ
ーの従来例を示すもので、第6図は断面図、第7
図は第6図の−線に沿う拡大断面図、第8図
は全体斜視図である。 1……バンパーフエース、1a……縦面、1
b,1c……横面、2……補強用縦リブ、21…
…補強用縦リブのバンパーフエースとの接続部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 縦面およびその上下にそれぞれ接続する横面
とからなる断面ほぼコ字形のバンパーフエース
の内部にはこれと一体に、所定の間隔をおいて
上下方向かつ縦面とほぼ垂直にバンパーフエー
ス前後幅とほぼ同じ長さの補強用縦リブの複数
を形成し、かつ縦リブはその端縁のバンパーフ
エースとの接続部の厚さを縦リブの他の部分お
よびバンパーフエースよりも薄くしたことを特
徴とする合成樹脂製の自動車用バンパー。 (2) 補強用縦リブの上記接続部の厚さをバンパー
フエースの厚さの1/2以下とし、縦リブの他
の部分の厚さをバンパーフエースの厚さとほぼ
同じないしはそれよりも大きくした実用新案登
録請求の範囲第1項記載の自動車用バンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9572884U JPS6110259U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 自動車用バンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9572884U JPS6110259U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 自動車用バンパ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110259U JPS6110259U (ja) | 1986-01-21 |
JPH0339320Y2 true JPH0339320Y2 (ja) | 1991-08-19 |
Family
ID=30654979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9572884U Granted JPS6110259U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 自動車用バンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110259U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101464822B1 (ko) * | 2012-03-30 | 2014-12-04 | (주)엘지하우시스 | 외관 품질을 향상한 범퍼 커버 및 이를 포함하는 범퍼 조립체 |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP9572884U patent/JPS6110259U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6110259U (ja) | 1986-01-21 |
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