JP3526543B2 - クリップ付モール及びクリップ付モール製造金型 - Google Patents

クリップ付モール及びクリップ付モール製造金型

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JP3526543B2 JP2000081024A JP2000081024A JP3526543B2 JP 3526543 B2 JP3526543 B2 JP 3526543B2 JP 2000081024 A JP2000081024 A JP 2000081024A JP 2000081024 A JP2000081024 A JP 2000081024A JP 3526543 B2 JP3526543 B2 JP 3526543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリップ付モール
ディングに関し、特に自動車等の車体へ取り付けるため
の樹脂製クリップ付モールディングと、これを製造する
クリップ付モール製造金型に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドア等を構成する金属製の外装
板の上端部等には、断面が逆U字型又は逆J字型のモー
ルディング(以下、「モール」ともいう。)が当該箇所
の機密又は装飾等を目的として取り付けられる。例え
ば、ドア用の長めのモール(以下、「長尺モール」とも
いう。)の場合は、昇降するドアガラス外面とドア外装
板との隙間からドア内外装板間への雨滴等の進入防止、
前記上端部からの身体の保護及び車体外部等からみた当
該箇所の美観の向上等を目的として前記上端部に沿って
取り付けられる。
【0003】従来、自動車各部へのモールの取り付けに
は、モールとは独立して製造された樹脂製のクリップを
使用しており、該クリップをモールに取り付けた後に該
クリップの内側に前記上端部を圧入することによりモー
ルと車体とを固着する方法が採用されている。
【0004】図13は、このような車両用の長尺モール
とそのための樹脂製クリップの形状、構造の一例を示す
図である。図13(a)は、断面が略J字形状の長尺モ
ールの例を示しており、この長尺モール100はJ字型
のステンレス材の外部を塩化ビニール製の外皮で覆った
構造でなり、骨格101、鉤部104を有するフランジ
102、長手方向に延在するリップ103を備える。な
お、長尺モール100はドア外装板の上端部等に取り付
けた状態では、リップ103はドアガラスに圧接し、ド
アガラスの昇降時にはドアガラスと摺動することによ
り、降雨時にドアガラスを滴る水滴をドア外装板の外側
に流し、雨滴等の進入を防止し機密性を保持する機能を
有する。
【0005】図13(b)は、従来の樹脂製クリップを
示しており、この樹脂製クリップ200は、長尺モール
と係合するクリップ本体部201、フランジ102と係
合する湾曲部202、長尺モールの側縁に係合する鉤状
端部203、クリップを長尺モールに取り付けた後、取
り付け対象部材との嵌合時に対象部材との間で係止する
爪部204及び対象部材との取り付け時のガイド205
から構成される形状構造を有する。
【0006】また、従来の前記樹脂製クリップを使用し
た長尺モールの取り付け工程としては、まず、長尺モー
ル100の凹部入口からクリップ200の湾曲部の凸部
側を圧入することにより、長尺モールのフランジ102
内側にクリップ200の湾曲部202を挿入し、クリッ
プ200の前記湾曲部の端部が長尺モールの鉤部104
まで圧入して係止するとともに、クリップの鉤状端部が
長尺モールの骨格の鉤部に係止することにより、クリッ
プが再び開口方向側に外れることがないように固定す
る。
【0007】更に、同様の工程により複数のクリップを
取り付けてクリップ付モールとした後、クリップ側をド
ア外装板の上端部に沿うようにあてがい、長尺モールの
凸部側から押圧することにより、ドア外装板の上端部を
クリップのガイドの傾斜部205を滑らせ、クリップの
内側に挿入させて、ドア外装板の内側に形成されている
溝等にクリップの爪部204を係合させることにより長
尺モールとドア外装板との間に逆止機能を持たせて固着
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のモールの取付け
構造においては、樹脂製クリップを車体の取付部とモー
ルとの間に介在させて両者を固着するものであり、クリ
ップの弾性作用により固着後のモールのガタつきを抑制
するようにクリップが設計される。
【0009】しかしながら、モールを個別製造された樹
脂製クリップにより固着する方法では、個別クリップを
モールに取り付けるという独立した組立作業が必要とな
り、このための組立作業用に大がかりで高価な組立機械
を導入する必要があるとともに、常時組立作業を行う必
要があるという問題がある。
【0010】また、個別製造された樹脂製クリップによ
る固着においては、原理的に部品間の永続的で強固な固
着を実現することは困難であり、クリップのモールへの
取り付け直後においても十分なモールへの食い付きは確
保できないので、わずかな加重により容易にモールの長
手方向へのスライドが起こりうるのみならず、長手方向
と直交する方向への揺動が起こりうる。この結果、この
ようなクリップ付モールによる取り付け対象への適用、
特に常時振動等が加わる環境下にある車両等への適用に
おいては、当初から又は短期間にモールのガタつきやズ
レ、しいては機密性及び美観の劣化等が生じ易いという
問題がある。更に、ガタつき等の問題を解決するために
樹脂製クリップに高い設計精度を課すことは、技術的に
極めて高度な加工技術等を伴う結果となり、製造コスト
の高騰等のより困難な問題が生じる。
【0011】(発明の目的)本発明の目的は、モールの
固着に必要な樹脂製クリップをモール自体に強固に一体
に形成したクリップ付モールを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、モールに対して樹脂
製クリップを強固に一体に形成するためのクリップ付モ
ール製造金型を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のクリップ付モー
ルは、骨格の側縁(図1の4)より湾曲して延在し、例
えば端部の鉤部(図1の6)のように一部に湾曲内部の
方向に凸部を有するフランジ(図1の2)からなるモー
ル(図1の1)に対し取付用のクリップを一体形成した
クリップ付モール(図11、図12)であって、前記ク
リップは、前記モールの内面形状と一致する外表面を有
しクリップの側面を形成するモール長手方向に設けた2
つのクリップ側面形成金型(図2のA1〜2、B1〜
2)と、前記クリップ側面形成金型の間に設けられ前記
モール内面との間に所定間隙を有するとともにモール端
部側を閉塞してクリップの表面を形成するクリップ表面
形成金型(図2のA0、B0)とにより形成した空間
に、溶融樹脂を射出成形して形成したことを特徴とす
る。
【0014】本発明のクリップ付モールは、骨格の側縁
より湾曲して延在し例えば端部の鉤部のように一部に湾
曲内部の方向に凸部を有するフランジからなるモールに
対し取付用のクリップを一体形成したクリップ付モール
であって、前記クリップは、前記モールの内面形状と一
致する外表面を有しクリップの側面を形成するモール長
手方向に設けた2つのクリップ側面形成金型と、前記ク
リップ側面形成金型の間に設けられ前記モール内面との
間に所定間隙を有するとともにフランジ端部側を閉塞し
クリップの表面を形成するクリップ表面形成金型と、ク
リップ表面形成金型に対向して配置され骨格の表面側に
いたる固定用の鉤状端部を形成するクリップ端部側形成
金型(図2の20)とにより形成した空間に、溶融樹脂
を射出成形して形成したことを特徴とする。
【0015】また、前記発明において、前記クリップ側
面形成金型は、それぞれ骨格側の内面形状と一致しフラ
ンジ側の内面との間に所定間隙を形成可能な第1の金型
(図2のA1、B1)と、フランジ側の内面形状に一致
し骨格側の内面と所定間隙を形成可能な第2の金型(図
2のA2、B2)とからなり、前記第2の金型(図2の
A2、B2)をモールの長手方向と略直角方向にスライ
ドすることにより、モール長手方向を閉塞する金型であ
ることを特徴とする。
【0016】更に、前記クリップ表面形成金型は、第1
及び第2の表面形成金型(図2のA0、B0)でなり、
それぞれが前記第1の金型(例えば図2のA1、B1)
と一体に形成されていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のクリップ付モール
とこれを製造するクリップ製造金型の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0018】図1は、樹脂製クリップを一体に形成する
モールの一例を示す斜視図である。本実施の形態のモー
ル1は、骨格部3と、リップ7と、断面が骨格部3の側
縁部4より湾曲する湾曲部5とその端部側に前記骨格部
3側に曲がった鉤部6を備えるフランジ2とから成り、
長手方向に延びる長尺モール構造を有する。
【0019】図2は、図1に示す長尺モールに対し、射
出成形により樹脂製のクリップを形成するために好適な
本実施の形態の金型の外観を示す斜視図である。同図に
は長尺モール1を取り付けた状態を示している。
【0020】図2に示すように本実施の形態の金型は、
図示しない基盤上に設置された第1及び第2のレール1
1、12と、第1のレール11上の移動方向(矢印方
向)に移動可能に並設され、金型基板13A、13Bと
該金型基板に一体に形成されたクリップ形成金型10
A、10Bからなる一対の並設された金型10と、第2
のレール12上の移動方向(矢印方向と直角方向)で前
記金型10の方向に移動可能に設置された金型基板13
Cと該金型基板13Cに形成された鉤状端部を形成する
凹部Eを有するクリップ形成金型20の単一の金型20
とから構成される。
【0021】クリップ形成金型10A、10Bは、レー
ル11上を移動方向に互いに接合、離脱が可能であり、
それぞれには、金型基板の一方の端部に長尺モールの骨
格とフランジ間に挿入され、前記骨格側の前記長尺モー
ルの内面形状と一致し、フランジ側の内面との間に所定
間隙を形成することが可能な第1の金型A1、B1と、
前記第1の金型A1、B1の互いの反対側に隣り合うよ
うに設けられた前記第1の金型A1、B1と同一形状の
金型A3、B3を備えるとともに、前記金型A1−A
3、B1−B3間の金型基板13A、13Bには、前記
移動方向と直角方向に形成された溝を有し、前記溝に摺
動(スライド)可能に嵌合された金型基板(以下、「ス
ライダ」ともいう。)14A、14Bと、該スライダの
端部に、第1の金型A1、B1及び金型A3、B3と略
併設する位置に、前記移動方向と略直角方向に互いの断
面が摺動することにより、フランジ2側の内面形状に一
致し、骨格1側の内面と所定間隙を形成することが可能
な第2の金型A2、B2を備える。
【0022】更に、金型A1、B1の互いに対向する側
には段差が形成され、前記段差の断面と、クリップ形成
金型10A、10Bの接合状態で対向する金型A1、B
1の間に長尺モールの内面とで一定間隔の空間を形成し
てクリップの内面形状を規定するところの中央部で分離
可能な表面形成金型A0、B0を有する。
【0023】また、基板13A、13Bには、後述する
上型によりクリップ形成金型10A、10Bを密着させ
るための傾斜面L、Mが側面側に形成されており、スラ
イダ14A、14Bにも傾斜面が形成された凹部が上部
に形成されている。
【0024】クリップ形成金型20は、金型基板11上
のクリップ形成金型10の金型10A、10Bに対向
し、取り付けられた長尺モールの骨格部をリップの前記
骨格部の反対側からリップを介して押圧することが可能
な側壁部Dと、クリップ形成金型10の表面形成金型A
0、B0の長尺モールの端部側を閉塞し、長尺モールの
内面側から骨格のフランジ2と反対側の端部を回り骨格
の前記端部表面に至るクリップの鉤状端部を成形するた
めの金型部とを有し、前記金型部は後述する金型A0、
B0の下部の傾斜面と接合する下部の傾斜部を有する突
出部を有する凹部形状Eを備える。また、基板13Cに
は、後述する上型によりクリップ形成金型10、20を
密着させるための傾斜面Fが後部側に形成されている。
【0025】図3は、図2に示すクリップ形成金型10
のP側からみた外観斜視図である。図3には、主にクリ
ップの内面形状を成形する金型A1、B1、A0、B0
の形状が現れており、第1及び第2の金型A1、B1の
対向する段差部の断面31の下部を除く部分は、クリッ
プの長手方向の側面(側壁)を形成し、金型A0、B0
はクリップの表面(内壁)を形成する金型形状を有す
る。金型A0、B0の互いに接合、離脱が可能な合わせ
目32の近傍に形成されている傾斜部と段差部を有する
凹部形状33はクリップとドア外装板の上端部等とを係
合する両者の係止用の爪部(図11の56参照)を形成
する金型形状であり、開口部34はクリップ形成時に合
わせ目32に沿って基板に穿った透孔(図6のQ参照)
を介して射出成形用の溶融樹脂を噴出する噴射口であ
る。また、噴出口33の下部の傾斜を有する部分はクリ
ップ成形金型20の前記傾斜部の金型部分が密着する部
分である。なお、このような透孔及び噴射口は、外部と
クリップを形成する密閉空間との間の任意の位置に設け
ることができる。
【0026】図4は、長尺モールの取付け状態(図4
(a))と、上型による金型間の締め付け状態(図4
(b))とを示すスライダ部におけるモール長手方向と
直角方向の断面を示す図であり、図5は、金型A0、B
0における上型による金型間の締め付け状態を示すモー
ル長手方向と直角方向の断面(図5(a))及び金型1
0の後方(図5(b))からみた図である。
【0027】図4(a)に示すように、長尺モールの取
付け時には、第2の金型A2、B2をクリップ形成金型
20側に前進させ、フランジ側の面を金型A1、B1及
びA3、B3のフランジ側と略一致させる(全ての金型
A0〜3、B0〜3が略一直線に並ぶ)ことにより、長
尺モールの開口部側の鉤部6が金型A0〜3、B0〜3
のモール内部への進入の障害となることを回避し、長尺
モールを金型A0〜3、B0〜3を覆うように取り付け
ることを可能とする。
【0028】また、金型の締め付けは、傾斜面F、Hを
有する一体の上型40を降下させることにより、図4
(a)(b)に示すように上型40の傾斜面Fとクリッ
プ形成金型20の傾斜面Gとの係合により、クリップ形
成金型20をクリップ形成金型20側に移動させ、クリ
ップ形成金型10、20をモール長手方向と直角の方向
に密着させるとともに、スライダを操作する凸部41の
傾斜面Hと金型基板に形成された凹部42の傾斜面Iと
によりスライダをクリップ形成金型20と反対方向に後
退させることにより、第2の金型A2、B2をフランジ
内面側に密着させる。同時に図5(a)に示すように上
型40の湾曲面Oがフランジの外部からフランジを押え
込むとともに、図5(b)に示すように上型40のそれ
ぞれ傾斜面M、Nと、金型基板13A、13Bの傾斜面
L、Mとの係合により、クリップ形成金型10A、10
Bを金型A0、B0の合わせ目で密着させる。
【0029】図4、5から分かるように、長尺モールの
取付け後の金型の締め付け状態状態(型閉状態)におい
ては、金型A1、B1及び金型A2、B2の側面(側
壁)は、前記クリップの左右の側面(側壁)を形成する
ための閉塞面となる。また、金型A0、B0と長尺モー
ルとの間にはクリップの肉厚を規定する間隙が形成され
る。更に、クリップ形成金型20の凹部金型Eはクリッ
プ端部側の鉤状端部を形成する閉塞面となる。
【0030】次に、本実施の形態の金型を使用したクリ
ップの製造工程について、図4、図6〜10を参照して
説明する。
【0031】図6〜10はクリップ付モールを制作する
製造工程を示す図である。金型のモール長手方向と直角
方向の金型A0、B0部分の断面を上型40の一部を省
略して示している。クリップ付モールの製造工程の概要
は、金型への長尺モールの取付け工程(図6)、金型の
締め付け工程(図7)、射出成形工程(図8)、金型の
開放工程(図9)、クリップ付きモールの取出工程(図
10)を含む工程でなる。
【0032】以下、クリップ付モールの製造工程を図2
と第2の金型A2、B2の断面を示す図4を参照して、
各工程について詳細に説明する。
【0033】[1]金型への長尺モールの取付け工程
(図6) 初期状態においては、2つのクリップ形成金型10A、
10Bにはレール11上で図示しない反対方向の付勢が
与えられており、また、クリップ形成金型20にはレー
ル12上でクリップ形成金型10と反対方向の図示しな
い付勢が与えられているため、クリップ形成金型10
A、10B、20は何れも離れて位置する型空き状態に
ある。この状態では、図6に点線で示すように、クリッ
プ形成金型10上の付勢の与えられていないスライダ
は、上型40の凸部の傾斜面Jと凹部の傾斜面Kとの摺
動の作用により、クリップ形成金型20の方向に前進し
ている。従って、金型A1、B1、A2、B2の断面
は、図4(a)に示す状態にあるために、長尺モールは
フランジ端部側の鉤部等が障害となることなく金型A0
〜3、B0〜3を覆うように取り付けることができる。
【0034】[2]金型の締め付け工程(図7) 次に、図7(a)に示すように、上型40が降下する型
締めの工程に移行し、図6に示す上型40の傾斜面F及
び凸部の傾斜面Hの摺動作用により、クリップ形成金型
10、20はモール長手方向と直角の方向に密着すると
ともに、スライダは図7(b)に点線で示すようにクリ
ップ形成金型20と反対方向に後退することにより、第
2の金型A2、B2をフランジ内面側に密着する型閉状
態となる。
【0035】[3]樹脂の射出成形工程(図8) 図8に示す型閉状態においては、金型A0、B0はクリ
ップの表面形状を形成し、金型A1、B1はクリップの
骨格側の側面(側壁)を形成し、金型A2、B2はクリ
ップのフランジ側の側面(側壁)を形成する。また、ク
リップ形成金型20はクリップの骨格端部側を閉塞し断
面鉤状部(鉤状端部)を形成する。
【0036】つまり、前記各金型によりモールの内外壁
との間に射出成形可能な密閉空間を形成することにな
る。この状態において、金型A0、B0及び上型40の
合わせ目に設けた透孔から加圧された溶融樹脂が樹脂の
注入口から注入され、密閉空間の壁面の噴出口から樹脂
が噴出され、前記密閉空間にくまなく充填される。密閉
空間に充填された溶融樹脂は、長尺モールの内外面に密
着した状態で滞留し、その後、金型の温度の降下により
滞留した樹脂が硬化し本発明のクリップが金型どおりに
固化成形されて長尺モールに一体に形成される。
【0037】[4]金型の開放工程(図9) 密閉空間に充填した樹脂の固化が進行した後、図9に示
すように、上型40を上昇させる。上型40の上昇によ
り3つのクリップ形成金型10A、10B、20は相互
に離れて位置する型開き状態となる。この状態では、点
線で示すスライダは、図6に示す上型40の凸部の傾斜
面Jにより、再度クリップ形成金型20側に前進し、金
型A2、B2は、金型A0、2、3、B0、2、3とと
もに一列に並ぶことになる。この結果、金型A0〜3、
B0〜3は固化した樹脂クリップの中から長尺モールの
長手方向に互いに離れた方向に移動することが可能とな
り、金型10A、10Bの間に長尺モールに固化したク
リップが残存する。
【0038】[5]クリップ付きモールの取出工程(図
10) 図10に示すように、金型10A、10Bの間に長尺モ
ールに一体化して固化したクリップが残存している状態
において、長尺クリップを引き上げ、樹脂供給経路の残
存樹脂を取り除くことによりクリップが一体化した長尺
モールが完成する。
【0039】図11は、前述の製造工程により製造され
たクリップ付モールの形状構造を示す斜視図である。ク
リップ50の側面(側壁)51は金型A1、B1の断面
形状に応じた形状に形成され、表面52及び爪部56は
金型A0、B0により、鉤状端部53は金型20の凹部
形状Eにより形成されたものである。また、フランジ側
の左右の拡大部54、55は、長尺モールのフランジ側
と金型A1、B1のフランジ側との間の間隙及びそのモ
ール長手方向を閉塞する金型A2、B2の側面(側壁)
により形成された空間により成形されたものである。こ
の拡大部54、55は、金型A1、B1のモール長手方
向の長さに一致する拡大長を有し、フランジ内部の凹部
に食い込むためクリップの固着を強化する機能を発揮す
るとともに、クリップ50及び長尺モールの補強部材と
しても有用である。
【0040】(他の実施の形態)以上説明した実施の形
態においては、モールの断面形状として、骨格の側縁よ
り湾曲して延在し端部に骨格側の方向の鉤部を有するフ
ランジから成るモールを対象としたが、モール形状とし
ては、フランジ内部の中間部の湾曲内部に凹凸部や鉤部
を形成する等、骨格の側縁より湾曲して延在し一部に湾
曲内部の方向に凸部を有するフランジからなるモールに
適用することが可能である。
【0041】また、クリップ形成金型10A、10Bの
金型A0、B0としては、中央部で分離でき、それぞれ
金型A1、B1と一体化した構成の例を示しているが、
金型A0、B0の分離する箇所は中央部以外の箇所でよ
く、また、金型A1、B1の断面において分離できるよ
うにその一方にのみ一体化した構成とすることができ、
更に、金型A0、B0は一体のものとし、金型A1、B
1の各断面の箇所で分離できる3つのブロックの構成と
し、それぞれがモールの長手方向に着脱可能に構成する
ことができることは明らかである。
【0042】また、前記実施の形態では、長尺モールに
形成するクリップとしての形状としては、長尺モールの
側部側の鉤状端部の形状構造を有するクリップ付モール
及びそのクリップ形成金型20の使用例を説明したが、
このクリップの鉤状端部の形状構造は省略することが可
能である。この形状のクリップを形成するクリップ形成
金型10としては、金型A0、B0又はクリップ形成金
型20によりモール端部側を閉塞する形状の金型を使用
する。
【0043】図12(a)は、このようなクリップの形
状構造を示す図である。このようなクリップ形状でも高
い剛性の樹脂の使用によりモールに対し十分強固に取り
付けることができる。通常、長尺モールには複数のクリ
ップが取り付けられるが、すべてのクリップ形状を同一
にする必要性はないから、モール自体の十分な補強とな
りうる図12(a)に示す形状のクリップを図11に示
すクリップと共に、例えばモールに交互に形成する等、
組み合わせて使用すると好適である。
【0044】図12(a)に示す形状のクリップを製造
する金型としては、金型A0、B0の端部側を閉塞する
ように金型A0、B0又はクリップ形成金型20の形状
を変形することにより容易に実現できる。このクリップ
形状の場合、凹部形状を有するようなクリップ形成金型
20の使用を省略することが可能であるという利点を有
する。
【0045】更に、前記実施の形態においては、長尺モ
ールの側部側に図13(b)に示す従来のクリップ形状
のようなガイド部205を形成しない例を説明したが、
クリップ形成金型10、20の何れか又は両方の当該箇
所の形状を変更することにより、ガイド部を有する形状
構造のクリップを形成することができる。例えば、金型
20の前記凸部の下部の傾斜面に前記ガイド部形状に対
応する幅及び個数の溝を形成することにより金型A0、
B0の傾斜面との間でクリップの鉤状端部から更に下方
に延びるガイド形成用の空間を形成することが可能であ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モールの内面に直接に樹脂を射出成形してモール用クリ
ップが製作されることから、溶融樹脂を高圧でモール内
面に噴射し密着させて固化することにより、強固なクリ
ップを成形することが可能であり、モールと取り付け対
象との間のガタツキや緩みを防止でき、耐久性が優れた
クリップ付モールが得られる。
【0047】また、直接モール内面にクリップを形成す
ることにより、モール形状に拘わらず剛性の高い樹脂を
使用することが可能となり、個別に製造したクリップで
は実現不可能なモールの補強、強化を行うことが可能で
ある。
【0048】更に、クリップ側壁形成金型に2つの金型
を用いることにより、モール内部への金型の挿入を容易
にすることができるとともに、クリップのフランジ側に
は、原理上樹脂の拡大部が形成され、この拡大部はフラ
ンジ内壁への食い込むことによるクリップのモールへの
密着強度を向上させ、モールとの強固な固着及びモール
の補強に役立つという個別に製造したクリップからは予
測できない効果を奏する。
【0049】また、モールの側部から表面に至る鉤状端
部をも形成する場合、モールの外表面に被覆した合成樹
脂には高圧の溶融樹脂が食い込んだ状態で固化させるこ
とが可能であり、この場合は極めて強固なクリップの固
着効果が実現される。
【0050】以上のことからも分かるように、本発明に
よれば、モール骨格(芯材)、フランジ自体の材質及び
それぞれの断面形状の選択の自由度が高まるだけでな
く、その厚みを薄くする等の自由度が高まり、モールの
製造上の制約が緩和されることから、任意材質及び断面
形状のモールの製造を可能とし、また、モールの製造、
取り付け等の点で大幅なコストダウンを実現することが
できるという顕著な効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る長尺モールの構造
を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態のクリップ成形金型の斜視図であ
る。
【図3】本実施の形態のクリップ形成金型の金型表面を
示す斜視図である。
【図4】本実施の形態の長尺モールの取り付け及び金型
の締め付け状態を示すスライダ部分の断面図である。
【図5】本実施の形態の長尺モールの取り付け及び金型
の締め付け状態を示す断面図である。図5(a)は、ク
リップ表面形成金型部分の断面図であり、図5(b)は
金型10の後方からみた図である。
【図6】長尺モールの取り付け工程を示す図である。
【図7】金型の締め付け工程を示す図である。
【図8】射出成形工程を示す図である。
【図9】金型の開放工程を示す図である。
【図10】クリップ付きモールの取出工程を示す図であ
る。
【図11】本実施の形態により製造されたクリップ付モ
ールの形状構造を示す図である。
【図12】各種クリップ形状を示す図である。
【図13】従来の長尺モールの構造と、該長尺モールに
取り付けるクリップの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 長尺モール 2 フランジ 3 骨格 4 骨格側部 5 湾曲部 6 フランジ端部 7 リップ 10、20 クリップ形成金型 11、12 レール 13A、13B、13C 基板 14A、14B 摺動基板(スライダ) A0、B0、A3、B3 金型 A1、B1 第1の金型 A2、B2 第2の金型 34 樹脂噴出口 40 上型 50 クリップ 53 鉤状端部 54、55 拡大部 56 爪部 E 凹部 F、G、H、J、K、L、M、N 傾斜部 Q 透孔 100 長尺モール 101 骨格 102 フランジ 103 リップ 104 鉤部 200 クリップ 201 クリップ本体部 202 湾曲部 203 鉤状端部 204 爪部 205 ガイド

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨格の側縁より湾曲して延在し一部に湾
    曲内部の方向に凸部を有するフランジからなるモールに
    対し取付用のクリップを一体形成したクリップ付モール
    であって、 前記クリップは、前記モールの内面形状と一致する外表
    面を有しクリップの側面を形成するモール長手方向に設
    けた2つのクリップ側面形成金型であって、前記クリッ
    プ側面形成金型は、それぞれ骨格側の内面形状と一致し
    フランジ側の内面との間に所定間隙を形成可能な第1の
    金型と、フランジ側の内面形状に一致し骨格側の内面と
    所定間隙を形成可能な第2の金型とからなり、前記第2
    の金型をモールの長手方向と略直角方向にスライドする
    ことにより、モール長手方向を閉塞する金型と、前記ク
    リップ側面形成金型の間に設けられ前記モール内面との
    間に所定間隙を有するとともにモール端部側を閉塞して
    クリップの表面を形成するクリップ表面形成金型と、前
    記モールとにより形成した空間に、溶融樹脂を射出成形
    して形成したことを特徴とするクリップ付モール。
  2. 【請求項2】 骨格の側縁より湾曲して延在し一部に湾
    曲内部の方向に凸部を有するフランジからなるモールに
    対し取付用のクリップを一体形成したクリップ付モール
    であって、 前記クリップは、前記モールの内面形状と一致する外表
    面を有しクリップの側面を形成するモール長手方向に設
    けた2つのクリップ側面形成金型と、前記クリップ側面
    形成金型の間に設けられ前記モール内面との間に所定間
    隙を有するとともにフランジ端部側を閉塞しクリップの
    表面を形成するクリップ表面形成金型と、クリップ表面
    形成金型に対向して配置され骨格の表面側にいたる固定
    用の鉤状端部を形成するクリップ端部側形成金型と、前
    記モールとにより形成した空間に、溶融樹脂を射出成形
    して形成したことを特徴とするクリップ付モール。
  3. 【請求項3】 前記フランジの湾曲内部の方向の凸部は
    フランジ端部の鉤部であることを特徴とする請求項1又
    は2記載のクリップ付モール。
  4. 【請求項4】 前記クリップ側面形成金型は、それぞれ
    骨格側の内面形状と一致しフランジ側の内面との間に所
    定間隙を形成可能な第1の金型と、フランジ側の内面形
    状に一致し骨格側の内面と所定間隙を形成可能な第2の
    金型とからなり、前記第2の金型をモールの長手方向と
    略直角方向にスライドすることにより、モール長手方向
    を閉塞する金型であることを特徴とする請求項2又は3
    記載のクリップ付モール。
  5. 【請求項5】 前記クリップ表面形成金型は、第1及び
    第2の表面形成金型でなり、それぞれが前記第1金型と
    一体に形成されていることを特徴とする請求項4記載の
    クリップ付モール。
  6. 【請求項6】 骨格の側縁より湾曲して延在し一部に湾
    曲内部の方向に凸部を有するフランジからなるモールに
    対し取付用のクリップを一体成形するためのクリップ付
    モール製造金型であって、 前記モールの内面形状と一致する外表面を有しクリップ
    の側面を形成するモール長手方向に設けた2つのクリッ
    プ側面形成金型であって、前記クリップ側面形成金型
    は、それぞれ骨格側の内面形状と一致しフランジ側の内
    面との間に所定間隙を形成可能な第1の金型と、フラン
    ジ側の内面形状に一致し骨格側の内面と所定間隙を形成
    可能な第2の金型とからなり、前記第2の金型をモール
    の長手方向と略直角方向にスライドすることにより、モ
    ール長手方向を閉塞する金型と、前記クリップ側面形成
    金型の間に設けられ前記モール内面との間に所定間隙を
    有するともにモール端部側を閉塞してクリップの表面を
    形成するクリップ表面形成金型と、前記モールとによ
    り、クリップの射出成形用の空間を形成することを特徴
    とするクリップ付モール製造金型。
  7. 【請求項7】 骨格の側縁より湾曲して延在し一部に湾
    曲内部の方向に凸部を有するフランジからなるモールに
    対し取付用のクリップを一体成形するためのクリップ付
    モール製造金型であって、 前記モールの内面形状と一致する外表面を有しクリップ
    の側面を形成するモール長手方向に設けた2つのクリッ
    プ側面形成金型と、前記クリップ側面形成金型の間に設
    けられ前記モール内面との間に所定間隙を有するととも
    にフランジ端部側を閉塞しクリップの表面を形成するク
    リップ表面形成金型と、クリップ表面形成金型に対向し
    て配置され骨格の表面側にいたる固定用の鉤状端部を形
    成するクリップ端部側形成金型と、前記モールとによ
    り、クリップの射出成形用の空間を形成することを特徴
    とするクリップ付モール製造金型。
  8. 【請求項8】 前記フランジの湾曲内部の方向の凸部は
    フランジ端部の鉤部であることを特徴とする請求項6又
    は7記載のクリップ付モール。
  9. 【請求項9】 前記クリップ側面形成金型は、それぞれ
    骨格側の内面形状と一致しフランジ側の内面との間に所
    定間隙を形成可能な第1の金型と、フランジ側の内面形
    状に一致し骨格側の内面と所定間隙を形成可能な第2の
    金型とからなり、前記第2の金型をモールの長手方向と
    略直角方向にスライドすることにより、モール長手方向
    を閉塞することを特徴とする請求項7又は8記載のクリ
    ップ付モール製造金型。
  10. 【請求項10】 前記クリップ表面形成金型は、第1及
    び第2の表面形成金型でなり、それぞれが前記第1の金
    と一体に形成されていることを特徴とする請求項9記
    載のクリップ付モール製造金型。
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