JP4827760B2 - 成形品組立体のクリップ装着構造及び成形品並びに成形品の製造方法 - Google Patents
成形品組立体のクリップ装着構造及び成形品並びに成形品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4827760B2 JP4827760B2 JP2007026418A JP2007026418A JP4827760B2 JP 4827760 B2 JP4827760 B2 JP 4827760B2 JP 2007026418 A JP2007026418 A JP 2007026418A JP 2007026418 A JP2007026418 A JP 2007026418A JP 4827760 B2 JP4827760 B2 JP 4827760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engagement
- molded product
- clip
- opening
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
まず、図1乃至図3に基づいてサイドモール11(成形品)の概略構成を説明する。長尺なサイドモール11は、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂等の熱可塑性樹脂のガスアシスト射出成形により成形された中空樹脂成形品である。このサイドモール11は、表面処理を施さずに使用しても良いが、装飾性や耐候性等を向上させる目的で、サイドモール11の表面に、塗装やメッキ等の表面処理を施すようにしても良い。或は、サイドモール11の表面に、着色したフィルムを積層して一体化するようにしても良い。
まず、サイドモール11の射出成形型29について説明する。図11に示すように、射出成形型29は、型を閉じたときサイドモール11の突出部14を含む外形を成形するためのサイドモール成形用キャビティ30(本体キャビティ)が形成された一対の開閉型であるキャビティ型31とコア型32が上下方向に開閉可能に設けられていると共に、係合孔19を成形するためのスライド型33が水平方向にスライド移動可能に設けられている。このスライド型33は、エアシリンダ34のシリンダロッド35に連結され、このエアシリンダ34によってスライド型33がサイドモール成形用キャビティ30のうちの突出部14を成形する部分である突出部成形用キャビティ部30a内に該突出部成形用キャビティ部30aの突出方向と交差する方向に前進移動又は突出部成形用キャビティ部30aから退避する方向に後退移動するようになっている。
Claims (16)
- 所定形状の成形品と、この成形品の裏面側に装着されるクリップとを備え、前記成形品の裏面側に装着したクリップを被取付体の装着孔に係止させることで該クリップを介して該被取付体に取り付け可能な成形品組立体のクリップ装着構造であって、
前記成形品には、該成形品の裏面から前記装着孔側に向けて突出する突出部と、該突出部の突出方向と交差する方向に該突出部を貫通する係合孔とが設けられ、
前記クリップには、前記成形品の突出部を両側から挟持する一対の挟持部と、該一対の挟持部のうちの一方の挟持部の内側面に形成されて前記成形品の係合孔の一方の開口部に嵌まり込んで係合する係合凸部と、前記被取付体の装着孔に係止する弾性変形可能な弾性係止脚とが設けられ、
前記成形品の係合孔の他方の開口部又はその近傍には、該他方の開口部に前記クリップの係合凸部が嵌まり込むのを阻止する係合阻止部が該係合孔の貫通部を部分的に残して且つ一方の開口部側に前記クリップの係合凸部が嵌まり込むのを許容する空間を残して設けられ、前記成形品の係合孔の一方の開口部に前記クリップの係合凸部が嵌まり込んで係合することで、前記成形品に前記クリップが装着されるようにしたことを特徴とする成形品組立体のクリップ装着構造。 - 前記係合阻止部は、前記係合孔の他方の開口部内に設けられて該開口部を部分的に遮るように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の成形品組立体のクリップ装着構造。
- 前記係合阻止部は、前記係合孔の他方の開口部の断面積が前記係合凸部の断面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の成形品組立体のクリップ装着構造。
- 前記係合阻止部は、前記突出部の突出方向に沿って柱状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の成形品組立体のクリップ装着構造。
- 前記係合阻止部は、前記突出部の突出方向と交差する方向に沿って柱状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の成形品組立体のクリップ装着構造。
- 前記係合阻止部は、前記係合孔の他方の開口部の外側に設けられて前記突出部の突出方向に沿って柱状に形成され、
前記クリップの一対の挟持部のうちの前記係合凸部が設けられていない方の挟持部には、前記係合阻止部が嵌合可能な形状の嵌合凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の成形品組立体のクリップ装着構造。 - 一対の挟持部と該一対の挟持部のうちの一方の挟持部の内側面に形成された係合凸部と弾性変形可能な弾性係止脚とが設けられたクリップを裏面側に装着可能で該クリップを被取付体の装着孔に係止させることで該クリップを介して該被取付体に取り付け可能な成形品であって、
前記成形品には、該成形品の裏面から前記装着孔側に向けて突出する突出部と、該突出部の突出方向と交差する方向に該突出部を貫通する係合孔とが設けられ、
前記成形品の係合孔の他方の開口部又はその近傍には、該他方の開口部に前記クリップの係合凸部が嵌まり込むのを阻止する係合阻止部が該係合孔の貫通部を部分的に残して且つ一方の開口部側に前記クリップの係合凸部が嵌まり込むのを許容する空間を残して設けられ、前記成形品の係合孔の一方の開口部に前記クリップの係合凸部が嵌まり込んで係合することで、前記成形品に前記クリップが装着されるようにしたことを特徴とする成形品。 - 前記係合阻止部は、前記係合孔の他方の開口部内に設けられて該開口部を部分的に遮るように形成されていることを特徴とする請求項7に記載の成形品。
- 前記係合阻止部は、前記係合孔の他方の開口部の断面積が前記係合凸部の断面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項8に記載の成形品。
- 前記係合阻止部は、前記突出部の突出方向に沿って柱状に形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の成形品。
- 前記係合阻止部は、前記突出部の突出方向と交差する方向に沿って柱状に形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の成形品。
- 前記係合阻止部は、前記係合孔の他方の開口部の外側に設けられて前記突出部の突出方向に沿って柱状に形成され、且つ、前記クリップの一対の挟持部のうちの前記係合凸部が設けられていない方の挟持部に形成された嵌合凹溝に嵌合可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の成形品。
- 請求項7に記載の成形品を製造する方法であって、
開閉可能で閉じたときに前記成形品の突出部を含む外形を成形するための本体キャビティが形成された一対の開閉型と、該開閉型の開閉方向と交差する方向にスライド移動可能で前記係合孔を成形するためのスライド型とを有し、該スライド型の先端部に前記係合阻止部を成形するための係合阻止部成形用キャビティが形成され、前記開閉型を閉じて前記スライド型を前進させたときに前記本体キャビティと前記係合阻止部成形用キャビティとが連結される射出成形型を用い、
前記一対の開閉型を閉じると共に前記スライド型の先端部が該開閉型の本体キャビティのうちの前記成形品の突出部を成形する部分の壁面に当たるまで該スライド型を前進移動させる型閉じ工程と、
前記一対の開閉型内の本体キャビティに溶融した熱可塑性樹脂材料を射出して前記両キャビティに充填することで前記突出部に前記係合孔と前記係合阻止部が形成された成形品を成形する射出成形工程と、
前記スライド型を後退移動させると共に前記一対の開閉型を開いて前記成形品を取り出す取出工程と
を含むことを特徴とする成形品の製造方法。 - 前記スライド型の先端部の係合阻止部成形用キャビティは、前記係合阻止部を前記突出部の突出方向に沿って柱状に成形する形状に形成されていることを特徴とする請求項13に記載の成形品の製造方法。
- 前記スライド型の先端部の係合阻止部成形用キャビティは、前記係合阻止部を前記突出部の突出方向と交差する方向に沿って柱状に成形する形状に形成されていることを特徴とする請求項13に記載の成形品の製造方法。
- 前記取出工程後に、前記成形品の表面に所定の表面処理を施す表面処理工程を実行することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007026418A JP4827760B2 (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 成形品組立体のクリップ装着構造及び成形品並びに成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007026418A JP4827760B2 (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 成形品組立体のクリップ装着構造及び成形品並びに成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008190644A JP2008190644A (ja) | 2008-08-21 |
JP4827760B2 true JP4827760B2 (ja) | 2011-11-30 |
Family
ID=39750925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007026418A Expired - Fee Related JP4827760B2 (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 成形品組立体のクリップ装着構造及び成形品並びに成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4827760B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103419320A (zh) * | 2012-05-21 | 2013-12-04 | 丰田纺织株式会社 | 夹具安装座的成型方法以及装饰板 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5077694B2 (ja) * | 2008-09-08 | 2012-11-21 | 豊田合成株式会社 | 長尺板状成形品 |
CN105491916A (zh) * | 2013-08-27 | 2016-04-13 | Ykk株式会社 | 夹具和固定用线 |
DE102015120331A1 (de) * | 2015-11-24 | 2017-05-24 | Itw Fastener Products Gmbh | Verfahren zum Überprüfen der korrekten Montage eines Befestigungsclips und Befestigungsclip |
KR102050489B1 (ko) * | 2018-06-11 | 2019-12-02 | 에코플라스틱 주식회사 | 차량의 클립 보스 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56139643A (en) * | 1980-04-02 | 1981-10-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Copper conductor for use at ultralow temperature and its manufacture |
JP3599065B2 (ja) * | 1995-03-03 | 2004-12-08 | 株式会社ニフコ | 部品の仮止め構造 |
JP2987150B1 (ja) * | 1999-02-04 | 1999-12-06 | 株式会社サカエ金型工業 | 型構造 |
JP4176357B2 (ja) * | 2002-02-21 | 2008-11-05 | 河西工業株式会社 | 射出成形品の製造方法 |
JP2005098437A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Tokai Kogyo Co Ltd | 成形品組立体及び装着具 |
JP4686330B2 (ja) * | 2004-10-26 | 2011-05-25 | 株式会社パイオラックス | 自動車内装材の取付構造 |
-
2007
- 2007-02-06 JP JP2007026418A patent/JP4827760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103419320A (zh) * | 2012-05-21 | 2013-12-04 | 丰田纺织株式会社 | 夹具安装座的成型方法以及装饰板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008190644A (ja) | 2008-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4827760B2 (ja) | 成形品組立体のクリップ装着構造及び成形品並びに成形品の製造方法 | |
KR100924630B1 (ko) | 몰딩 부착 구조 및 몰딩 부착용 클립 및 몰딩 | |
US8464472B2 (en) | Weather strip | |
CN101900155A (zh) | 卡具 | |
WO2011151882A1 (ja) | スライドファスナー | |
US20040131802A1 (en) | Method for producing a window glass for a vehicle provided with an ornamental braid and a window glass for a vehicle provided with an ornamental braid | |
JP5983511B2 (ja) | 車両用内装材の位置決め構造 | |
JP2005098437A (ja) | 成形品組立体及び装着具 | |
CN111051138A (zh) | 用于车窗的导滑件的插入件 | |
US6382672B1 (en) | Resin covered components of a seat belt | |
JP2011093367A (ja) | モールの取付構造 | |
JPH0898707A (ja) | スライドファスナー用合成樹脂製開離嵌挿具 | |
JP5009548B2 (ja) | ヘッドレスト用表皮及びヘッドレスト | |
JP4289951B2 (ja) | サイドモール | |
JP2009107514A (ja) | 車両用サイドマッドガード | |
WO2014188581A1 (ja) | スライドファスナー | |
JP6594691B2 (ja) | ウエザーストリップ | |
JP2012171174A (ja) | 成形金型 | |
WO2015052756A1 (ja) | スライドファスナー用開き具の箱、及び箱の製造方法 | |
JP3760775B2 (ja) | モールディングの製造方法および装置 | |
JP5691287B2 (ja) | 発泡成形部材、その取付用クリップ、発泡成形部材の製造方法並びに発泡成形部材の取付構造 | |
JP5691288B2 (ja) | 発泡成形部材、その取付用クリップ、発泡成形部材の製造方法並びに発泡成形部材の取付構造 | |
KR20110122744A (ko) | 고정수단을 포함하는 트림 구성요소 | |
TWI224563B (en) | Molding attachment structure | |
JP6647886B2 (ja) | 成型型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091008 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110913 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110913 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4827760 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |