JPH0898707A - スライドファスナー用合成樹脂製開離嵌挿具 - Google Patents

スライドファスナー用合成樹脂製開離嵌挿具

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JPH0898707A
JPH0898707A JP6237352A JP23735294A JPH0898707A JP H0898707 A JPH0898707 A JP H0898707A JP 6237352 A JP6237352 A JP 6237352A JP 23735294 A JP23735294 A JP 23735294A JP H0898707 A JPH0898707 A JP H0898707A
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    • A44B19/24Details
    • A44B19/38Means at the end of stringer by which the slider can be freed from one stringer, e.g. stringers can be completely separated from each other
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱体の取付けが容易かつ強固であり、ファス
ナーストリンガを被着物に縫製した後に開離嵌挿具を組
立てることができる。 【構成】 開離嵌挿具は、箱体1、箱棒2、蝶棒3の三
部材から構成され、箱体1の仕切板6に前後壁面から切
離され弾発性を備えた係止部9を連設し、箱棒2の先端
には掛止部19を設け、係止部9と掛止部19とが係合
でき、かつ箱棒2の側面にはガイド溝13、その外側に
摘部21を設けた箱棒支持体11をファスナーストリン
ガSの端縁に一体的に取付け、箱棒2の先端側面のガイ
ド溝13に凹窪部22を設け、この凹窪部22は箱体1
の短尺の側壁17と密嵌でき、したがって箱体1は箱棒
2の掛止部19および凹窪部22と係合するので、箱体
の装着が強固な箱体後付けタイプの開離嵌挿具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、箱体、箱棒、蝶棒の
三点部材から構成され、箱体をファスナーチエンの縫製
後にファスナーストリンガに装着できるスライドファス
ナーにおける合成樹脂製の開離嵌挿具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スライドファスナーの開離嵌挿具
を箱体、箱棒、蝶棒の三点部材から構成し、箱体を箱棒
に後付けできるように形成し、その際箱体の中仕切に凸
状の突出部を設けて、挿入される箱棒を側壁に押圧し、
かつ箱体の前後壁に設けた凸部を箱棒の表裏面に設けた
凹部に嵌合させ、箱体と箱棒とを固定するスライドファ
スナーの開離嵌挿具(実公昭63−33530号公報お
よび図9参照)が知られている。
【0003】また、箱体、箱棒、蝶棒の三点部材から構
成し、箱体を箱棒に後付けできるように形成し、かつ箱
体の側壁に設けた弾発性の備えた係合片と、箱棒の先端
に設けたフック状の係合部とを係止させ、箱体と箱棒と
を固定する隠しスライドファスナーの開離嵌挿具(特開
平6−46906号公報および図10参照)が知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、スライドファス
ナーの開離嵌挿具における、箱体と箱棒との固定手段と
して一般に知られているものは、箱体に箱棒を嵌挿後、
箱体を加締めるか、または溶着させ一体化する手段であ
る。このスライドファスナーは事前に箱体がファスナー
ストリンガに取付けられているため、ファスナーチエン
を被着物に縫製する際、箱体が邪魔で体裁よく縫製する
ことができない、また細幅ファスナーチエン用の小型の
開離嵌挿具であれば製作がきわめて困難であり、しかも
強度的にも難点があり製品化することができなかった。
【0005】また、前項で述べた公知の第一例は、箱体
を箱棒に後付けできるタイプの開離嵌挿具であるが、箱
体の中仕切に設けた突出部は単に箱棒挿入孔側に突出し
ているのみであり、箱棒を係止する機能はなく、箱棒を
係止するのは箱体の箱棒挿入孔における前後壁に設けた
凸部と箱棒の表裏面に設けた凹部とを嵌合係止させ、箱
体と箱棒とを固定するものであるから、ファスナースト
リンガが側溝に沿って左右に揺動したとき、ファスナー
ストリンガの揺動を阻止するための手段が採られていな
いため、箱棒が箱棒挿入孔内で可動し、しかも箱体の中
仕切に設けられている突出部は弾発性があるため、箱棒
の揺動を許容する結果、箱体ががたつき不安定であると
いう問題があった。
【0006】さらに公知の第二例は、隠しスライドファ
スナーの開離嵌挿具であって、通常のスライドファスナ
ーには適用できない、しかもファスナーストリンガに取
付られた箱棒には、一側にフック状の掛止部、他側にフ
ック状の係合部が配設され、さらに箱体の中仕切には掛
止板が設けられて箱棒の掛止部と係止し、また側壁には
弾発性のある係合片が突設され、箱棒の係合部と係止で
きるように形成され、通常は係合片と係合部との係止に
よって箱体と箱棒は固定されている。しかしながら箱体
とファスナーストリンガとの間に相反する力が作用した
とき、係合片と係合部との係止が外れて掛止部と掛止板
とが係止する。したがって箱棒の抜脱は防げるが、箱体
と箱棒との固定が不安定であるという問題点があった。
【0007】この発明は、上述の問題点を解消するため
発明されたものであり、この発明の開離嵌挿具は、箱体
を取外した状態でファスナーストリンガを被着物に体裁
よく縫製した後、ファスナーストリンガに箱体を容易に
取付けることができ、しかも取付状態は密嵌固定であっ
ていかなる使用にも耐え、かつ堅牢で体裁のよいスライ
ドファスナーの開離嵌挿具、特に細幅ファスナーチエン
に装備できる小型の開離嵌挿具であって自動組立が可能
な開離嵌挿具を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のスライドファスナー用合成樹脂製開離嵌
挿具は、左右に箱棒2および蝶棒3の挿入孔4、5を設
けた箱体1の中仕切に弾発性を備えた係止部9を縦方向
に設け、この係止部9と係合する掛止部19を箱棒2の
外側に設置するとともに、箱体1の箱棒挿入孔4の外側
に設けられた短尺の側壁17と密嵌できる凹窪部22を
箱棒2の先端側面に隣接して一体的に形成したスライド
ファスナー用合成樹脂製開離嵌挿具を主な構成としてい
る。
【0009】係止部9は箱体1の前壁7、後壁8から切
離し、かつ先端寄りで箱棒挿入孔4側に鋸歯形の鋸歯部
10を刻設して形成し、掛止部19は箱棒2の外側面に
鋸歯形の鋸歯部20を刻設して形成し、この鋸歯部1
0、20が係合できる開離嵌挿具であり、また係止部9
は箱棒挿入孔4側に凸出する弾性板27から形成され、
掛止部19は箱棒2の外側先端にフック28を突設して
形成し、弾性板27とフック28とが係合できる開離嵌
挿具でもある。
【0010】箱体1における係止部9と蝶棒挿入孔5と
の間に、係止部9の背部に当接できる阻止部29を前壁
7と後壁8との間に設け、係止部9の背後への逃避退動
を阻止できるように形成した開離嵌挿具である。
【0011】また、箱棒2および箱棒2に連接するガイ
ド溝13、このガイド溝13に連設された摘部21から
なる箱棒支持体11、さらに蝶棒3および蝶棒3に連接
するガイド溝14、このガイト溝14に連設された摘部
23からなる蝶棒支持体12は、それぞれファスナース
トリンガSの端縁に設けられた切欠部分を掩蔽する形態
に射出成形手段によって一体的に成形した開離嵌挿具で
ある。
【0012】さらに、箱棒支持体11に設けた凹窪部2
2は、箱体1の側壁17と同等の長さに形成し、また蝶
棒支持体12に設けた凹部24は、箱体1の他の側壁1
8と同等の長さに形成し、この箱棒支持体11、蝶棒支
持体12をファスナーストリンガSの端縁に射出成形
し、そして底部外面を直線形状に形成した箱体1を装着
してファスナーチエン端部を直線状に形成した開離嵌挿
具でもある。
【0013】
【作用】この発明のスライドファスナー用合成樹脂製の
開離嵌挿具は、上述のような構成であり、箱棒2を装備
したファスナーストリンガSおよび蝶棒3を装備したフ
ァスナーストリンガSを、それぞれ被服などの被着物に
咬合子の近辺を縫製した後、箱棒2からスライダーを挿
通させ、しかる後に箱体1の挿入孔4に箱棒2を差込
み、係止部9と掛止部19とを係止させ、箱体1と箱棒
2とを固定して開離嵌挿具を完成させる。勿論この開離
嵌挿具をファスナーチエンに最初から装備させておいて
もよい。
【0014】なおスライダーは箱棒2を装備したスライ
ドファスナーストリンガSに対し、被着物に縫製する前
から取付けておいてもよい、スライダーが縫製上邪魔に
なるときはスライダーの上下いずれかに摺動退避させて
縫製すればよい、取付けられたファスナーチエンは通常
の開離嵌挿操作を行うことによってスライドファスナー
を開閉することができる。
【0015】
【実施例】この発明のスライドファスナー用合成樹脂製
開離嵌挿具の実施例について、図面を参照しながら具体
的に説明する。
【0016】この発明の開離嵌挿具は、図1、2、3に
示すように箱体1、箱棒2、蝶棒3の三点部材から構成
され、箱体1は箱棒2を差込むための挿入孔4と、蝶棒
3を差込むための挿入孔5とが併設され、箱棒挿入孔4
は無底形が好ましく、また蝶棒挿入孔5は有底、無底い
ずれかの形態であってもよい。
【0017】箱棒挿入孔4と蝶棒挿入孔5の中間には仕
切板6が配設され、この仕切板6の下端には箱体1の前
壁7および後壁8から切離され、かつ側方に向け弾発性
を備えた係止部9が垂下状に連設され、この係止部9の
箱棒挿入孔4側には鋸歯形の鋸歯部10が刻設され、箱
体1の両側には左右ファスナーストリンガSに装着され
た箱棒支持体11および蝶棒支持体12のガイド溝1
3、14をそれぞれ嵌挿することができる側溝15、1
6が設けられ、その先端に短尺の側壁17、18が配設
されている。また蝶棒挿入孔5の底部で箱棒挿入孔4側
に突出部が箱体1の内方に向かって突設され、蝶棒3の
先端をガイド固定できるように形成されている。
【0018】一方、箱棒2は略直方体であり、ファスナ
ー咬合子30に連接する形態でファスナーストリンガS
の端部に配され、箱棒2の先端に掛止部19が設けら
れ、この掛止部19は外面に鋸歯形の鋸歯部20が刻設
され、箱体1の係止部9と係合できるように形成されて
いる。そして係止部9と掛止部19に刻設される鋸歯部
10、20は必ずしも鋸歯形でなくとも、単なるフック
形状であってもよく係合できる形状であればよい。
【0019】箱棒2の側面には箱棒2よりも薄形のガイ
ド溝13が連設されスライダーのガイドフランジが挿通
できるように形成され、ガイド溝13の外側には厚形の
摘部21が箱棒2よりファスナーストリンガSの内方ま
で延在する形態の箱棒支持体11がファスナーストリン
ガSの端部に装備され、さらに箱棒2の先端側面に連設
されたガイド溝13には、箱体1の側壁17と密嵌でき
る凹窪部22が凹設されている。
【0020】箱棒2および箱棒支持体11はファスナー
ストリンガSの端縁に設けたストリンガテープの一部を
切欠した切欠部分を掩蔽する形態に合成樹脂を射出成形
手段によって成形することによって、ファスナーストリ
ンガSの端部に一体的に装着されている。
【0021】他方、蝶棒3は略直方体であり、ファスナ
ー咬合子31に連設する形態でファスナーストリンガS
の端部に配され、蝶棒3の先端外面はアール状を呈する
ように形成され、箱体1の蝶棒挿入孔5の底部と合致す
る形状に形成されている。この蝶棒3の側面には蝶棒3
より薄形のガイド溝14が連設され、スライダーのガイ
ドフランジが挿通できるように形成され、ガイド溝14
の外側には厚形の摘部23が蝶棒3よりファスナースト
リンガSの内方まで延在する形態の蝶棒支持体12がフ
ァスナーストリンガS端部に装着され、かつ蝶棒3の先
端と摘部23の間のガイド溝14には、箱体1の側壁1
8を遊嵌できる凹部24が凹設されている。
【0022】蝶棒3および蝶棒支持体12は、箱棒2お
よび箱棒支持体11の装着と同様、ファスナーストリン
ガSの端縁に設けたストリンガテープの切欠部分を掩蔽
する形態に合成樹脂を射出成形手段によって成形し、フ
ァスナーストリンガSの端部に一体的に装着されてい
る。
【0023】また、ファスナーストリンガSの端部には
合成樹脂フィルムをストリンガテープに貼着または溶着
し、あるいは合成樹脂液を滲透固化させた補強部25、
26が形成され、箱棒2および箱棒支持体11、または
蝶棒3および蝶棒支持体12は補強部25、26の表面
に一体成形される。さらに箱棒2および箱棒支持体1
1、蝶棒3および蝶棒支持体12、補強部25、26の
三者を同時に一体成形することも可能である。なお箱体
1、箱棒2、箱体支持体11、また蝶棒3、蝶棒支持体
12は、、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアセター
ルなどの合成樹脂を用いて射出成形手段によって成形す
るのが好ましい。そして箱体1のファスナーストリンガ
Sへの装着手段は手動は勿論、機械装置を用いた自動組
立も可能である。
【0024】図示されたファスナーチエンは、咬合子3
0、31としてコイル状ファスナーエレメントを用い、
ストリンガテープの裏面にコイル状ファスナーエレメン
トを縫着し、コイル状ファスナーエレメントを隠蔽した
タイプのファスナーチエンであるが、コイル状ファスナ
ーエレメントをストリンガテープの表面に縫着するタイ
プのファスナーチエンは勿論、射出成形による合成樹脂
製咬合子、金属製咬合子などあらゆる咬合子を装着した
ファスナーチエンにも、この発明の開離嵌挿具は適用で
きる。
【0025】図4、5に示したスライドファスナーの開
離嵌挿具は、箱体1の箱棒挿入孔4と蝶棒挿入孔5との
間に形成する中仕切として、箱棒挿入孔4側へ凸出させ
ることによって弾発性を備えさせた弾性板27を配し、
この弾発板27によって係止部9を形成し、また一方箱
棒2の先端外側にフック28を突設させることによって
掛止部19を形成し、弾性板27の端縁にフック28を
掛止するものであり、これ以外における開離嵌挿具の形
態は前記の実施例の開離嵌挿具と同一形態である。
【0026】図6、7、8に示したスライドファスナー
の開離嵌挿具は、箱体1における蝶棒挿入孔5の側面に
設けた突出部を延長して、係止部9と当接できるよう前
壁7と後壁8との間に縦設して阻止部29を形成し、係
止部9がみだりに背後へ逃避退動するのを阻止する形態
に形成されている。この阻止部29と係止部9との間隔
は、係止部9に刻設された鋸歯部10の深度よりもやや
狭い間隔に形成し、箱棒2挿入に際し強圧して挿入する
程度が好ましい。
【0027】また箱棒支持体11のガイド溝13の端縁
に配設する凹窪部22は、箱体1の側壁17と同等の長
さとし側壁17を没入できるように形成し、この箱棒支
持体11をファスナーストリンガSの端縁と一致するよ
うに射出成形し、箱体1の底部外面も直線形状を呈する
ように成形する。そして箱体1をファスナーストリンガ
Sに装着した際、箱体1、箱棒支持体11およびファス
ナーストリンガSの端縁が略一線をなすように形成す
る。
【0028】さらに、蝶棒支持体12のガイド溝14の
端縁に配設する凹部24は、箱体1の側壁18と同等の
長さとし側壁18を隠蔽できるように形成する。そして
このように形成される蝶棒支持体12をファスナースト
リンガSの端縁に射出成形によって成形し、ファスナー
チエンの端縁を直線状に仕上げ、体裁のよいスライドフ
ァスナーを完成させることもできる。
【0029】
【発明の効果】この発明のスライドファスナー用合成樹
脂製開離嵌挿具は、以上説明したとおりの構成であり、
この構成によって下記の効果を奏する。
【0030】この発明の開離嵌挿具は、箱体の中仕切に
弾発性を備えた係止部を設け、この係止部と係合する掛
止部を箱棒に設置するとともに、箱体の箱棒挿入孔の外
側に設けた短尺の側壁と密嵌できる凹窪部を箱棒の先端
側面に隣接して一体的に形成したことによって、箱体の
後付けタイプの開離嵌挿具でありながら、箱棒と箱体と
をきわめて簡易かつ強固に固定でき、しかも側壁と凹窪
部とが密嵌しているため、いかなる使用に対しても微動
だにしない堅牢な製品が得られる。特に後付けタイプの
開離嵌挿具の製作が難しかった、細幅ファスナーチエン
用の小型の開離嵌挿具として適用でき、かつ自動組立も
可能であるなどの利点がある。
【0031】係止部は箱体の前後壁から切離し、鋸歯部
を刻設し、掛止部にも鋸歯部を刻設したので、弾発性を
備えた係止部の作製がきわめて容易であり、鋸歯部同志
の係合であるから強固に係着できる利点がある。
【0032】また係止部は箱棒挿入孔側に凸出する弾性
板から形成され、掛止部は先端にフックを突設したの
で、係止部および掛止部の作製がきわめて簡単であり、
しかも係止部と掛止部との係着操作が簡便に行える利点
がある。
【0033】箱体に係止部と当接できる阻止部を前後壁
間に設け、係止部の退動を阻止したので、係止部と掛止
部との強固な係着状態が持続でき、小型の開離嵌挿具で
あっても、長期の使用に耐え得る利点がある。
【0034】箱棒および箱棒支持体、また蝶棒および蝶
棒支持体をファスナーストリンガの端縁に設けた切欠部
分に一体成形したので、箱棒支持体および蝶棒支持体を
ファスナーストリンガに強固に取付けることができ、箱
棒、蝶棒の固定が安定し長期の使用に耐え得る利点があ
る。
【0035】さらに箱体の側壁と同等長に凹窪部を形成
し、また他の側壁と同等長に凹部を形成し、かつ箱体の
底部外面を直線形状に形成し、ファスナーチエンの端部
を直線状に形成したので、ファスナーチエンの端部を美
しく仕上げることができ体裁のよいスライドファスナー
が得られる効果があるなど、この発明の効果はきわめて
顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の開離嵌挿具における一部を横断し
た斜視図である。
【図2】同上開離嵌挿具における一部を横断した正面図
である。
【図3】同上開離嵌挿具の底面図である。
【図4】第二実施例の開離嵌挿具における一部を横断し
た正面図である。
【図5】同上開離嵌挿具の底面図である。
【図6】第三実施例の開離嵌挿具における一部を横断し
た斜視図である。
【図7】同上開離嵌挿具における一部を横断した正面図
である。
【図8】同上開離嵌挿具の底面図である。
【図9】公知の開離嵌挿具における箱体と箱棒を示す斜
視図である。
【図10】他の公知の隠しスライドファスナーの開離嵌
挿具における一部を横断した正面図である。
【符号の説明】
1、 箱体 2、 箱棒 3、 蝶棒 4、 箱棒挿入孔 5、 蝶棒挿入孔 7、 前壁 8、 後壁 9、 係止部 10、 鋸歯部(係止部) 11、 箱棒支持体 12、 蝶棒支持体 13、 ガイド溝(箱棒支持体) 14、 ガイド溝(蝶棒支持体) 17、18 側壁 19、 掛止部 20、 鋸歯部(掛止部) 21、 摘部(箱棒支持体) 22、 凹窪部 23、 摘部(蝶棒支持体) 24、 凹部 27、 弾性板 28、 フック 29、 阻止部 S、 ファスナーストリンガ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に箱棒2、蝶棒3の挿入孔4、5を
    設けた箱体1の中仕切に弾発性を備えた係止部9を設
    け、該係止部9と係合する掛止部19を箱棒2に設置す
    るとともに、箱体1の箱棒挿入孔4の外側に設けた短尺
    の側壁17と密嵌できる凹窪部22を箱棒2の先端側面
    に隣接して一体的に形成したことを特徴とするスライド
    ファスナー用合成樹脂製開離嵌挿具。
  2. 【請求項2】 係止部9は箱体1の前壁7、後壁8から
    切離し、かつ箱棒挿入孔4側に鋸歯部10を刻設して形
    成し、掛止部19は箱棒2の外側面に鋸歯部20を刻設
    して形成した請求項1記載のスライドファスナー用合成
    樹脂製開離嵌挿具。
  3. 【請求項3】 係止部9は箱棒挿入孔4側に凸出する弾
    性板27から形成し、掛止部19は箱棒2の外側先端に
    フック28を突設して形成した請求項1記載のスライド
    ファスナー用合成樹脂製開離嵌挿具。
  4. 【請求項4】 箱体1における係止部9と蝶棒挿入孔5
    との間に、係止部9と当接可能な阻止部29を前壁7、
    後壁8間に設け、係止部9の退動を阻止した請求項1、
    2または3記載のスライドファスナー用合成樹脂製開離
    嵌挿具。
  5. 【請求項5】 箱棒2および箱棒2に連接するガイド溝
    13、摘部21からなる箱棒支持体11、さらに蝶棒3
    および蝶棒3に連接するガイド溝14、摘部23からな
    る蝶棒支持体12は、それぞれファスナーストリンガS
    の端縁に設けた切欠部分に射出成形によって一体的に成
    形した請求項1、2、3または4記載のスライドファス
    ナー用合成樹脂製開離嵌挿具。
  6. 【請求項6】 側壁17と同等長に形成した凹窪部22
    を備えた箱棒支持体11、および側壁18と同等長に形
    成した凹部24を備えた蝶棒支持体12とをファスナー
    ストリンガSの端縁に成形し、かつ箱体1の底部外面を
    直線形状に形成し、ファスナーチエン端部を直線状に形
    成した請求項1、2、3、4または5記載のスライドフ
    ァスナー用合成樹脂製開離嵌挿具。
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