JP3300670B2 - 車両用バンパー及びその成形型 - Google Patents
車両用バンパー及びその成形型Info
- Publication number
- JP3300670B2 JP3300670B2 JP25714398A JP25714398A JP3300670B2 JP 3300670 B2 JP3300670 B2 JP 3300670B2 JP 25714398 A JP25714398 A JP 25714398A JP 25714398 A JP25714398 A JP 25714398A JP 3300670 B2 JP3300670 B2 JP 3300670B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper face
- rib
- longitudinal direction
- bumper
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
及びその成形型に関し、特にリブの強化対策に関するも
のである。
突時に破損しないようにバンパーフェース縦面部の背面
に補強リブを一体成形して剛性を確保することが行われ
ている。例えば実開昭61−113161号公報(以下
「従来例1」という)では、バンパーフェース縦面部の
背面に縦リブを一体成形している。また、実開昭61−
10259号公報(以下「従来例2」という)及び特開
平9−201841号公報(以下「従来例3」という)
では、バンパーフェース縦面部の背面に横リブと縦リブ
とを交差させて一体成形している。
フェース縦面部に一体成形すると、補強リブとバンパー
フェース縦面部との接続部の肉厚が他の部分に比べて厚
くなり、この厚肉部と他の部分とに熱収縮差が生じてバ
ンパーフェース縦面部の上記厚肉部に対応する表面にヒ
ケと称する凹みが発生し見栄えが悪くなる。
ブの上端の肉厚を他の部分に比べて薄くしてバンパーフ
ェース上面部の表面にヒケが発生しないようにしてい
る。
部分に比べて薄くしてバンパーフェース縦面部の表面に
ヒケが発生しないようにしている。
部分に比べて薄くするとともに、横リブの基端にガスイ
ンジェクションにより中空部を形成して当該基端の肉厚
が他の部分よりも厚くならないようにし、バンパーフェ
ース縦面部の表面にヒケが発生しないようにしている。
なお、この従来例3において縦リブの基端の肉厚を他の
部分に比べて薄くする理由として、ヒケ対策として縦リ
ブとバンパーフェース縦面部の背面とが接触しないよう
に両者間に隙間を成形すると横リブの補強効果が低下す
るから、ヒケと補強とのバランスを考えてのことである
旨が[発明が解決しようとする課題]の欄に記載されて
いる。なお、ヒケ対策のみを考えると、縦リブはバンパ
ーフェース縦面部の背面に接触しているよりは距離をあ
けて接触していない方がよいことは言うまでもない。
来例1〜3のうち従来例3において解決課題として開示
されている「縦リブとバンパーフェース縦面部の背面と
が接触しないように両者間に隙間を成形している構造」
を前提として、つまりヒケが発生する余地をなくした状
態でリブひいてはバンパーの補強効果を向上させること
を課題とするものである。特に、このような構造のバン
パーにおいては、バンパーフェース長手方向に延びる横
リブに対し縦リブが横リブの途中からリブ先端側に向か
って十文字に交差していることから、車両が衝突する
と、その衝撃で上記横リブと縦リブとの交差部に亀裂が
入り易く、バンパーが破損しないように何らかの強化対
策が望まれる。
であり、その目的とするところは、横リブと縦リブとの
交差部の強度を向上させてバンパーの剛性を確保しよう
とすることにある。
め、この発明は、横リブと縦リブとの交差部を衝撃に対
して強化したことを特徴とする。
反車体側へ中央部分が突出した湾曲状のバンパーフェー
ス縦面部とこのバンパーフェース縦面部の上下両端から
バンパーフェース縦面部の背面側へ延びるバンパーフェ
ース上面部及びバンパーフェース下面部とが一体成形さ
れた縦断面略コの字形のバンパーフェースと、上記バン
パーフェース縦面部の背面に水平に突出するように一体
成形されたバンパーフェース長手方向に延びる横リブ
と、バンパーフェース長手方向中央部よりこのバンパー
フェース長手方向端部側において上記横リブと垂直に交
差するとともにバンパーフェース長手方向と直交する方
向に延びかつ上記バンパーフェース縦面部の背面との間
に隙間を有するように横リブと一体成形された縦リブと
からなる樹脂製の車両用バンパー及びその成形型を前提
とし、次のような解決手段を講じた。
の車両用バンパーに関するものであり、上述の如き前提
に対し、上記縦リブは、バンパーフェース長手方向と直
交する方向の両端がバンパーフェース長手方向中央部側
に延出して横断面略コの字形をしており、上記横リブと
縦リブとの交差部において縦リブの両側と横リブとを曲
面又は傾斜面で連結し、この連結部を厚肉に成形したこ
とを特徴とする。
では、横リブと縦リブとの交差部が厚肉の連結部で補強
され、衝突時の衝撃がこの連結部に作用しても連結部に
は亀裂が入らず、バンパーが破損しない。しかも、上記
交差部が補強されることで横リブ全体の剛性が確保さ
れ、縦リブとバンパーフェース縦面部の背面との間に隙
間があっても、横リブの補強効果が低下しない。
ンパーの成形型に関するものであり、上述の如き前提に
対し、上記バンパーフェース縦面部の表面を成形する第
1成形型と、この第1成形型に対してバンパーフェース
長手方向と直交する方向に接離し上記バンパーフェース
縦面部の背面、横リブの上下両面及び縦リブのバンパー
フェース長手方向反中央部側の一側面を成形する第2成
形型と、脱型時にバンパーフェース長手方向中央部に向
けてスライドした後バンパーフェース長手方向と直交す
る方向にスライドし上記バンパーフェース縦面部の背
面、横リブの上下両面及び縦リブのバンパーフェース長
手方向中央部側の他側面を成形するスライド型とを備え
たものとする。さらに、上記縦リブとバンパーフェース
縦面部の背面との間に隙間を成形する突出部を上記第2
成形型による縦リブ成形面よりもバンパーフェース長手
方向反中央部側に延出して上記スライド型に突設する。
また、上記横リブと縦リブとの交差部において縦リブの
両側と横リブとを曲面又は傾斜面で連結して厚肉の連結
部を成形するアール部又は傾斜部を上記第2成形型及び
スライド型に設ける。この場合、上記スライド型の突出
部を型締め状態で少なくとも第2成形型の上記アール部
又は傾斜部よりもバンパーフェース長手方向反中央部側
に突出させたことを特徴とする。
では、第2成形型及びスライド型のアール部又は傾斜部
により横リブと縦リブとの交差部において縦リブの両側
と横リブとが曲面又は傾斜面で連結され、上記交差部の
四隅に厚肉の連結部が成形される。この場合、上記スラ
イド型の突出部が型締め状態で少なくとも第2成形型の
上記アール部又は傾斜部よりもバンパーフェース長手方
向反中央部側に突出していることから、縦リブとバンパ
ーフェース縦面部の背面との間に成形原料が浸入せず隙
間が確実に成形される。したがって、請求項1に記載の
如き衝撃に対して強いバンパーを成形する成形型の提供
が実現される。
いて図面に基づいて説明する。
車両用バンパー1を示す。このバンパー1は樹脂により
一体成形されたものであり、車両の車体に取り付けた状
態で車幅方向に延びるバンパーフェース3を備えてい
る。このバンパーフェース3は、車幅方向に延び反車体
側へ中央部分が突出した湾曲状のバンパーフェース縦面
部3aと、このバンパーフェース縦面部3aの上下両端
からバンパーフェース縦面部3aの背面側へ延びるバン
パーフェース上面部3b及びバンパーフェース下面部3
cとが一体成形された縦断面略コの字形のものである。
は、バンパーフェース長手方向に延びる3つの横リブ5
が上下方向に間隔をあけて水平に突出するように一体成
形されている。また、上記バンパーフェース縦面部3a
の背面には、上下方向に延びる4つの縦リブ7が2つず
つバンパーフェース長手方向中央部を中心に左右両側に
対称になるように一体成形され、これら縦リブ7は、バ
ンパーフェース長手方向中央部よりこのバンパーフェー
ス長手方向端部側において上記各横リブ5と垂直に交差
するとともに、バンパーフェース長手方向と直交する方
向に延び、かつ上記バンパーフェース縦面部3aの背面
との間に隙間9を有するようにバンパーフェース縦面部
3aの背面と距離をあけて各横リブ5と一体成形されて
いる。このように、隙間9を成形するのは、縦リブ7が
バンパーフェース縦面部3aの背面に連結することによ
って成形時に熱収縮差でバンパーフェース縦面部3aの
表面にヒケが発生し、バンパーフェース3の見栄えが悪
化するという事態をなくすためである。
(b)に拡大詳示するように、上記縦リブ7は、バンパ
ーフェース長手方向と直交する方向の両端がバンパーフ
ェース長手方向中央部側に延出して横断面略コの字形を
している。また、上記横リブ5と縦リブ7との交差部に
おいて縦リブ7の両側と横リブ5とは、曲面11aで連
結され、つまり、当該交差部の四隅にはアールが付けら
れ、このアールにより厚肉の連結部11が成形されてい
る。なお、この連結部11は、上記曲面11a以外に傾
斜面で縦リブ7の両側と横リブ5を連結して構成しても
よい。
部を厚肉の連結部11で補強していることから、衝突時
の衝撃がこの連結部11に作用しても連結部11に亀裂
が入ることはなく、バンパー1の破損を防止することが
できる。しかも、上記交差部を補強することで横リブ5
全体の剛性を確保でき、縦リブ7とバンパーフェース縦
面部3aの背面との間に隙間9があっても、横リブ5の
補強効果を確保することができる。
大詳示するような成形型13を用いて成形される。図2
(a)は図5におけるバンパーフェース長手方向中央部
より右側のバンパー1を成形する成形型13の一部拡大
図である。上記成形型13は固定型としての第1成形型
15、可動型としての第2成形型17及びスライド型1
9を備えてなり、上記第1成形型15は上記バンパーフ
ェース縦面部3aの表面を成形する型である。上記第2
成形型17は上記バンパーフェース縦面部3aの背面、
横リブ5の上下両面及び縦リブ7のバンパーフェース長
手方向反中央部側の一側面を成形する型であり、成形時
には図2(a)に示すバンパーフェース長手方向と直交
する実線矢印Eの方向から第1成形型15に接近して型
締めする一方、成形後の脱型時には図2(a)に示すバ
ンパーフェース長手方向と直交する破線矢印Fの方向に
第1成形型15から離れて型開きするようになってい
る。上記スライド型19は上記バンパーフェース縦面部
3aの背面、横リブ5の上下両面及び縦リブ7のバンパ
ーフェース長手方向中央部側の他側面を成形する型であ
り、成形時には図2(a)に実線矢印Gで示すようにバ
ンパーフェース長手方向と直交する方向にスライドして
第1成形型15に接近した後、バンパーフェース長手方
向中央部側からバンパーフェース長手方向反中央部側に
向けてスライドする一方、成形後の脱型時には図2
(a)に破線矢印Hで示すようにバンパーフェース長手
方向反中央部側からバンパーフェース長手方向中央部側
に向けてスライドした後、バンパーフェース長手方向と
直交する方向にスライドして第1成形型15から離れる
ようになっている。このスライド型19の動作は、上記
第2成形型17がその動作を阻害しないように第1成形
型15に接近する前である型締め前に行われるものであ
る。
フェース縦面部3aの車幅方向中央部分が反車体側へ湾
曲しているため、脱型時に上記スライド型19をバンパ
ーフェース長手方向中央部側へ向けてスライドさせる
際、スライド型19がバンパーフェース縦面部3aの背
面から遠ざかる方向に移動するので、スライド型19は
容易にスライドできる。なお、スライド型19を本例と
は逆に縦リブ7に対してバンパーフェース長手方向反中
央部側(図2(a)で右側)に配置すると、脱型時にス
ライド型19がバンパーフェース縦面部3aの背面を擦
りながらスライドすることになるため脱型することがで
きなくなる。
端には、突出部21がバンパーフェース長手方向反中央
部側に突設され、この突出部21は上記第2成形型17
による縦リブ成形面よりも側方(バンパーフェース長手
方向反中央部側)に延出している。そして、この突出部
21より上記縦リブ7とバンパーフェース縦面部3aの
背面との間に隙間9を成形するようになっている。
17の縦リブ成形面及びスライド型19の縦リブ成形面
には、上記横リブ5と縦リブ7との交差部に対応してア
ール部23,25が形成され、このアール部23,25
により横リブ5と縦リブ7との交差部において縦リブ7
の両側と横リブ5とを曲面11aで連結して厚肉の連結
部11を成形するようになっている。そして、上記スラ
イド型19の突出部21は、型締め状態で少なくとも第
2成形型17の上記アール部23よりもバンパーフェー
ス長手方向反中央部側に突出していて、縦リブ7とバン
パーフェース縦面部3aの背面との間への成形原料の浸
入を阻止して隙間9を確実に成形することができるよう
になっている。このようにスライド型19の突出部21
を第2成形型17のアール部23よりも側方に突出させ
ているのは、もしも、上記突出部21の突出量を少なく
してこの突出部21先端が上記アール部23よりバンパ
ーフェース長手方向中央部側になるように延出すると、
突出部21先端とアール部23との間に隙間ができてこ
の隙間に成形原料が浸入してしまい、縦リブ7とバンパ
ーフェース縦面部3aの背面との間に隙間9を成形する
ことができなくなると同時に、第2成形型17の上記突
出部21に対向する部分が成形の後における縦リブ7と
バンパーフェース縦面部3aとの間に位置するようにな
って成形後に第2成形型17が型開きできなくなるとい
う不具合があるからである。一方、反対側のアール部2
5側では、スライド型19をバンパーフェース長手方向
反中央部側からバンパーフェース長手方向中央部側に向
けてスライドさせるだけで成形後のバンパー1から離れ
るので、上述の如き不具合は生じない。なお、上記アー
ル部23,25の代わりに三角形状の傾斜部を横リブ5
と縦リブ7との交差部に対応して形成してもよく、この
場合には成形される連結部11は傾斜面となる。
バンパー1を成形するには、まず、第2成形型17を図
2(a)に破線矢印Fで示すように第1成形型15から
離れさせた型開き状態で、スライド型19を図2(a)
に実線矢印Gで示すように第1成形型15をバンパーフ
ェース長手方向と直交する方向にスライドさせて第1成
形型15に接近させた後、バンパーフェース長手方向反
中央部側に向けてスライドさせる。次いで、第2成形型
17を図2(a)に示す実線矢印Eの方向から第1成形
型15に接近させて型締めし、成形原料を型内に注入し
てバンパー1を成形する。成形後は、上記第2成形型1
7を図2(a)に示す破線矢印Fの方向に第1成形型1
5から離れさせて型開きする。次いで、上記スライド型
19を図2(a)に破線矢印Hで示すようにバンパーフ
ェース長手方向反中央部側からバンパーフェース長手方
向中央部側に向けてスライドさせた後、バンパーフェー
ス長手方向と直交する方向にスライドさせて第1成形型
15から離れさせ、上記成形されたバンパー1を脱型す
る。
縦面部3aとの間に隙間9を有しているにもかかわら
ず、横リブ5と縦リブ7との交差部が厚肉の連結部11
で補強されて衝撃に対して強いバンパー1を成形するこ
とができる。
明によれば、バンパーフェース縦面部の背面に横リブと
縦リブとを交差させて一体成形し、かつ上記縦リブとバ
ンパーフェース縦面部の背面との間に隙間が成形された
バンパーにおいて、上記縦リブのバンパーフェース長手
方向と直交する方向の両端をバンパーフェース長手方向
中央部側に延出して上記縦リブを横断面略コの字形に
し、上記横リブと縦リブとの交差部において縦リブの両
側と横リブとを曲面又は傾斜面で連結し、この連結部を
厚肉に成形したので、上記交差部を厚肉の連結部で補強
して衝撃に対して強いバンパーとすることができる。
の突出部を型締め状態で少なくとも第2成形型の縦リブ
成形面よりもバンパーフェース長手方向反中央部側に突
出させているので、縦リブとバンパーフェース縦面部の
背面との間に成形原料が浸入するのを阻止して縦リブと
バンパーフェース縦面部の背面との間に隙間を確実に成
形することができるとともに、請求項1に記載の如き衝
撃に対して強いバンパーを成形することができる。
示し、(a)は図3のA−A線における断面図、(b)
は(a)のB−B線における断面図である。
成形型を示し、(a)は図1(a)相当図、(b)は
(a)のC−C線における断面図である。
右半分を示す正面図である。
全体を概略的に示す横断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車幅方向に延び反車体側へ中央部分が突
出した湾曲状のバンパーフェース縦面部(3a)とこのバン
パーフェース縦面部(3a)の上下両端からバンパーフェー
ス縦面部(3a)の背面側へ延びるバンパーフェース上面部
(3b)及びバンパーフェース下面部(3c)とが一体成形され
た縦断面略コの字形のバンパーフェース(3)と、 上記バンパーフェース縦面部(3a)の背面に水平に突出す
るように一体成形されたバンパーフェース長手方向に延
びる横リブ(5)と、 バンパーフェース長手方向中央部よりこのバンパーフェ
ース長手方向端部側において上記横リブ(5)と垂直に交
差するとともにバンパーフェース長手方向と直交する方
向に延びかつ上記バンパーフェース縦面部(3a)の背面と
の間に隙間(9)を有するように横リブ(5)と一体成形され
た縦リブ(7)とからなる樹脂製の車両用バンパー(1)であ
って、上記縦リブ(7)は、バンパーフェース長手方向と直交す
る方向の両端がバンパーフェース長手方向中央部側に延
出して横断面略コの字形をしており、 上記横リブ(5)と縦リブ(7)との交差部において縦リブ
(7)の両側と横リブ(5)とは、曲面(11a)又は傾斜面で連
結され、この連結部(11)が厚肉に成形されていることを
特徴とする車両用バンパー。 - 【請求項2】 車幅方向に延び反車体側へ中央部分が突
出した湾曲状のバンパーフェース縦面部(3a)とこのバン
パーフェース縦面部(3a)の上下両端からバンパーフェー
ス縦面部(3a)の背面側へ延びるバンパーフェース上面部
(3b)及びバンパーフェース下面部(3c)とが一体成形され
た縦断面略コの字形のバンパーフェース(3)と、 上記バンパーフェース縦面部(3a)の背面に水平に突出す
るように一体成形されたバンパーフェース長手方向に延
びる横リブ(5)と、 バンパーフェース長手方向中央部よりこのバンパーフェ
ース長手方向端部側において上記横リブ(5)と垂直に交
差するとともにバンパーフェース長手方向と直交する方
向に延びかつ上記バンパーフェース縦面部(3a)の背面と
の間に隙間(9)を有するように横リブ(5)と一体成形され
た縦リブ(7)とからなる樹脂製の車両用バンパー(1)を成
形する成形型(13)であって、 上記バンパーフェース縦面部(3a)の表面を成形する第1
成形型(15)と、 この第1成形型(15)に対してバンパーフェース長手方向
と直交する方向に接離し上記バンパーフェース縦面部(3
a)の背面、横リブ(5)の上下両面及び縦リブ(7)のバンパ
ーフェース長手方向反中央部側の一側面を成形する第2
成形型(17)と、 脱型時にバンパーフェース長手方向中央部に向けてスラ
イドした後バンパーフェース長手方向と直交する方向に
スライドし上記バンパーフェース縦面部(3a)の背面、横
リブ(5)の上下両面及び縦リブ(7)のバンパーフェース長
手方向中央部側の他側面を成形するスライド型(19)とを
備え、 上記スライド型(19)には、上記縦リブ(7)とバンパーフ
ェース縦面部(3a)の背面との間に隙間(9)を成形する突
出部(21)が上記第2成形型(17)による縦リブ成形面より
もバンパーフェース長手方向反中央部側に延出して突設
され、 上記第2成形型(17)及びスライド型(19)には、上記横リ
ブ(5)と縦リブ(7)との交差部において縦リブ(7)の両側
と横リブ(5)とを曲面(11a)又は傾斜面で連結して厚肉の
連結部(11)を成形するアール部(23,25)又は傾斜部が設
けられ、 上記スライド型(19)の突出部(21)は、型締め状態で少な
くとも第2成形型(17)の上記アール部(23)又は傾斜部よ
りもバンパーフェース長手方向反中央部側に突出してい
ることを特徴とする車両用バンパーの成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25714398A JP3300670B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 車両用バンパー及びその成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25714398A JP3300670B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 車両用バンパー及びその成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000085495A JP2000085495A (ja) | 2000-03-28 |
JP3300670B2 true JP3300670B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=17302322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25714398A Expired - Fee Related JP3300670B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 車両用バンパー及びその成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3300670B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4491955B2 (ja) * | 1999-11-02 | 2010-06-30 | 東レ株式会社 | 繊維強化プラスチック製衝撃エネルギー吸収部材 |
KR100461317B1 (ko) * | 2001-10-22 | 2004-12-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 일체형 범퍼커버의 충격에너지 흡수 구조 및 그 제조 방법 |
JP4978117B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2012-07-18 | スズキ株式会社 | 樹脂成形品 |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP25714398A patent/JP3300670B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000085495A (ja) | 2000-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012121346A (ja) | 車両ドア用ベルトモール | |
JP3300670B2 (ja) | 車両用バンパー及びその成形型 | |
US5195273A (en) | Structure of window run-integrated guide applicable to an automotive vehicle | |
JP3203870B2 (ja) | 樹脂製品の製造方法 | |
JP4289951B2 (ja) | サイドモール | |
JPH08150885A (ja) | 車両のバンパフェイシア構造 | |
JP3033410B2 (ja) | 長尺樹脂成形品の製造方法 | |
JP2701681B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法及び成形用金型装置 | |
JPH0217925Y2 (ja) | ||
JP3549634B2 (ja) | 自動車用サイドプロテクターモール | |
JP2552475Y2 (ja) | 樹脂製パネル | |
JP2596660B2 (ja) | バンパーレインフォースメントの接合構造 | |
JPH0339320Y2 (ja) | ||
JP2596659B2 (ja) | 閉断面バンパーレインフォースメントの構造 | |
JP2777832B2 (ja) | 車輌用モールデイングおよびその製造方法 | |
JP3036307B2 (ja) | バンパーフェイシアの成形方法 | |
JP3526543B2 (ja) | クリップ付モール及びクリップ付モール製造金型 | |
JP3226408B2 (ja) | 自動車用モール及びその製造方法 | |
JPH0664445A (ja) | 自動車用ドアのコーナーピース構造 | |
JP2773544B2 (ja) | ラジエータグリル | |
JP2553527Y2 (ja) | 射出成形金型 | |
JP3008750B2 (ja) | 長尺樹脂成形品の製造方法 | |
JP2815775B2 (ja) | ガス射出成形方法、その金型、および、その成形品 | |
JP3036328B2 (ja) | エアバッグカバー用成形型 | |
JP2945997B2 (ja) | コーナー部成形用金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020402 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |