JPH0664445A - 自動車用ドアのコーナーピース構造 - Google Patents

自動車用ドアのコーナーピース構造

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Publication number
JPH0664445A
JPH0664445A JP21708492A JP21708492A JPH0664445A JP H0664445 A JPH0664445 A JP H0664445A JP 21708492 A JP21708492 A JP 21708492A JP 21708492 A JP21708492 A JP 21708492A JP H0664445 A JPH0664445 A JP H0664445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner piece
outer peripheral
core material
synthetic resin
core member
Prior art date
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Pending
Application number
JP21708492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeomi Takamiya
武臣 高宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0664445A publication Critical patent/JPH0664445A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯材の合成樹脂化によるコーナーピースの製
造作業能率の向上とコストの低廉化が図れると共に、軽
量化と発錆防止による耐久性の向上を図る。 【構成】 フロントドアの前端部に芯材24を介して固
定され、該芯材24の外周部27にゴム材25を被装し
てなる自動車用ドアのコーナーピース構造である。前記
芯材24を合成樹脂材で一体に形成すると共に、外周部
27及びブラケット部23の外周部位32を内部中空状
に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ドアのコーナ
ーピース構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、例えばハードトップ
型の乗用車1にあっては、フロントドア2のドア本体3
の前端部上部に、ドアミラー4等が固定されるコーナー
ピース5が設けられている。
【0003】このコーナーピース5は、図6及び図7に
示すようにドア本体3の前端上部のコーナ部に配置され
て一側部にウィンドガラス6の前端部6aを摺動案内す
るチャンネル7aを有する略三角形の本体7と、該本体
7の下端部に設けられて下方へ延出したブラケット部8
とから構成されている。
【0004】前記本体7は、平板をプレス成形により折
曲してなる芯材9と、該芯材9の外周部に被装されたゴ
ム材10とからなり、三角形状に開口された中央の芯材
9の露出部にドアミラー4を固定する複数のボルト孔1
1が穿設されている。一方、ブラケット部8は、略逆三
角形状を呈し、下端部に車体パネルに固定するボルトを
挿通するボルト挿通孔12が穿設されている。
【0005】そして、斯かるコーナーピース5によっ
て、ドアミラー4の取り付け用ベースを確保しつつチャ
ンネル部7aによってウィンドガラス6に対するシール
作用とスムーズな摺動案内を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斯かるコー
ナーピース5は、その全体の肉厚が前記チャンネル部7
aの形成やドア本体3への取り付け後の見映えの向上等
からして、比較的肉厚に設定しなければならない。しか
し、芯材9が金属板で形成されているため、その成形加
工の困難性等から板厚を大きく設定することができず可
及的に薄肉に設定している。したがって、芯材9の外周
部に被装されるゴム材10自体の肉厚が大きく設定さ
れ、かつその表面積も比較的大きく設定されている。
【0007】このため、1つのコーナーピース5に対す
るゴム材10の使用量が多くなり、この結果、ゴムの加
硫成形時間が長くなり、製造作業能率の低下やコストの
上昇が余儀なくされる。
【0008】また、金属製の芯材9と相俟って全体の重
量が増加すると共に、芯材9の発錆を招く惧れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実
情に鑑みて案出されたもので、フロントドアの前端部に
芯材を介して固定され、該芯材の外周にゴム材を被装し
てなる自動車用ドアのコーナーピース構造において、前
記芯材を合成樹脂材で形成したことを特徴としている。
【0010】
【作用】前記構成の本発明によれば、芯材を合成樹脂部
材で形成することにより、軽量化を図りつつ芯材の形状
や大きさの自由度が向上し、該芯材自体の肉厚や表面積
を大きく設定できる。したがって、ゴム材は、単にチャ
ンネル部に相当する部位等に形成するだけでよいため、
ゴム材の使用量を可及的に減少させることができる。し
たがって、コーナーピース全体の製造作業能率の向上と
コストの低廉化が図れると共に、軽量化や発錆の防止が
図れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。
【0012】図1〜図3は本発明に係るコーナーピース
構造を従来と同様にハードトップ型の乗用車に適用した
一実施例を示し、このコーナーピース21は、図外のフ
ロントドア本体の前端部上部に取り付けられる略三角形
状の本体22と、該本体22の下端部に設けられて下方
へ延出したブラケット部23とから構成されている。
【0013】前記本体22は、略三角形状に成形された
芯材24と、該芯材24の外周部に被装されたゴム材2
5とからなり、前記芯材24は、所謂中空インジェクシ
ョン成形法によって内部中空状の合成樹脂材で一体に形
成されている。即ち、この芯材24は、図2及び図3に
示すように硬質な合成樹脂材で形成され、ドアミラーが
固定される三角形状の板状中央部26に複数のボルト孔
26aが形成されていると共に、その中央の外周部27
は内部に横断面略矩形状の中空部24aを有する所定の
肉厚形状に形成されている。また、外周部27のウィン
ドガラス6側後端縁には、一対のリブ28,28が車体
後方向へ一体に並設されていると共に、この各リブ2
8,28の所定位置に溶融ゴムを内部に流入保持する貫
通孔28a…が穿設されている。一方、外周部27の前
端縁には、3つのリブ29,29,29が車体前方向へ
一体に並設されていると共に、この各リブ29,29,
29の所定位置に溶融ゴムを内部に流入保持する貫通孔
29a…が夫々穿設されている。
【0014】一方、ゴム材25は、外周部27の下端部
を除く外周縁全体に被装され、後端側のリブ28,28
側に被装したゴム材によってウィンドガラス6の前端部
6aを摺動案内するチャンネル部30を形成していると
共に、前端側のリブ29,29,29側に被装したゴム
材によってドア閉時における車体開口縁のシール部31
を形成している。
【0015】前記ブラケット部23は、図4に示すよう
に硬質な合成樹脂材で前記芯材24を延長した形で一体
に形成され、板状の中央部位31と外周部位32とを備
え、中央部位31は中央に逆三角形の開口部33が形成
されている一方、外周部位32は内部に前記芯材24の
中空部24aと連続する中空部32aが形成されている
と共に、上端部に一対のボルト挿通孔34,34が貫通
形成されている。また、このボルト挿通孔34,34の
内周縁に締付剛性を高める金属製のリング35,35が
一体的に固着されている。更に、下端部にも、ボルト挿
通孔36が形成されている。
【0016】そして、斯かるコーナーピース21は、前
述のように中空インジェクション成形法によって形成さ
れ、通常、金型内のキャビティ内に可塑化溶融樹脂を充
填した後、同じ入口からガスを単独で圧入し、更に必要
に応じて溶融樹脂を注入してキャビティ内を充満させる
ことによって芯材24及びブラケット部23を一体に成
形する。その後、別の金型内に斯かる樹脂成形体を位置
決め固定して、芯材24の外周部27にゴム材25を加
硫成形する。これによって、コーナーピース21の主た
る成形作業が完了する。
【0017】このように、本実施例では、芯材24を従
来のように金属材ではなく、硬質の合成樹脂材によって
成形したため、その形状の自由度が大巾に向上し、軽量
化を図りつつその肉厚や表面積を大きく設定できる。し
たがって、芯材24の外周部27に対するゴム材25の
被装量つまり使用量を可及的に少なくすることができ、
この結果、前記ゴム材25の加硫成形時間を短縮化する
ことが可能となり、コーナーピース21の製造作業能率
の向上とコストの低廉化が図れる。
【0018】また、ゴム材25の使用量の減少化によ
り、成形時における所謂ヒケの発生が防止されると共
に、芯材24を合成樹脂材としかつ外周部27及び外周
部位32の内部を中空状とすることと相俟ってコーナー
ピース21全体の軽量化が助長される。
【0019】更に、芯材24の合成樹脂化により発錆が
なくなり、耐久性等も向上する。
【0020】更にまた、芯材24を、砂中子を利用した
鋳造成形法ではなく、中空インジェクション成形法によ
って成形したため、砂の排除作業等が不要となり、この
点でも製造作業能率の向上が図れる。
【0021】尚、本発明は、前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えばコーナーピース本体22やブ
ラケット部23の形状をドアの形状等に応じて任意変更
することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る自動車用ドアのコーナーピース構造によれば、とり
わけ芯材を合成樹脂材で形成したため、軽量化を図りつ
つ芯材の形状の自由度が向上し、厚肉化や表面積を増加
させることができる。このため、ゴム材の使用量を可及
的に減少させることが可能になり、これによって加硫成
形時間を短縮化できる。この結果、製造作業能率の向上
と製造コストの低廉化が図れる。
【0023】また、ゴム材の使用量の減少化により芯材
の合成樹脂化と相俟ってコーナーピース全体の軽量化が
促進され、また芯材の合成樹脂化により発錆が確実に防
止され、耐久性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコーナーピースの正面
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図1のC−C線断面図。
【図5】コーナーピースが取り付けられた自動車の斜視
図。
【図6】従来のコーナーピース構造を示す正面図。
【図7】図6のD−D線断面図。
【符号の説明】
1…自動車 2…フロントドア 3…ドア本体 21…コーナーピース 24…芯材 25…ゴム材 27…外周部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントドアの前端部に芯材を介して固
    定され、該芯材の外周にゴム材を被装してなる自動車用
    ドアのコーナーピース構造において、前記芯材を合成樹
    脂材で形成したことを特徴とする自動車用ドアのコーナ
    ーピース構造。
JP21708492A 1992-08-17 1992-08-17 自動車用ドアのコーナーピース構造 Pending JPH0664445A (ja)

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JP21708492A JPH0664445A (ja) 1992-08-17 1992-08-17 自動車用ドアのコーナーピース構造

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JP21708492A JPH0664445A (ja) 1992-08-17 1992-08-17 自動車用ドアのコーナーピース構造

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JPH0664445A true JPH0664445A (ja) 1994-03-08

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JP21708492A Pending JPH0664445A (ja) 1992-08-17 1992-08-17 自動車用ドアのコーナーピース構造

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19530941A1 (de) * 1995-08-23 1997-02-27 Ymos Ag Ind Produkte Fahrzeugtür mit einem zur Halterung eines Außenspiegels vorgesehenen Spiegeldreieck
US5697665A (en) * 1994-07-22 1997-12-16 Toyoda Gosei Co., Ltd. Corner bracket of side door for vehicles having integral mirror support
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DE102007027532A1 (de) * 2007-05-16 2008-11-20 Daimler Ag Türkonfiguration für viertürige Cabrios

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