JPH07257294A - ウエザストリップ及びその製造方法 - Google Patents

ウエザストリップ及びその製造方法

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JPH07257294A
JPH07257294A JP6079373A JP7937394A JPH07257294A JP H07257294 A JPH07257294 A JP H07257294A JP 6079373 A JP6079373 A JP 6079373A JP 7937394 A JP7937394 A JP 7937394A JP H07257294 A JPH07257294 A JP H07257294A
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JP
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weather strip
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cavity
resin
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JP6079373A
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English (en)
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Kiyotaka Tamaoki
清隆 玉置
Akira Ito
彰 伊藤
Harutaka Okamoto
晴孝 岡本
Kenji Minoura
健二 箕浦
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面に樹脂ヒケがなく、その製造も簡単なウ
エザストリップ20を提供する。 【構成】 ウエザストリップ20は、コーナーウインド
ガラスCGを保持する支持凹所22aを有しかつ軟質の
樹脂材料の外層部24と、外層部24内に形成された硬
質の樹脂材料の内層部26とを備えている。ウエザスト
リップ20を製造するには、サンドイッチ成形法により
行なう。射出成形装置の成形型のキャビティに軟質の樹
脂材料を射出する。その後、軟質の樹脂材料の冷却固化
する前に、硬質の樹脂材料を軟質の樹脂材料内に注入す
る。軟質の樹脂材料により形成された外層部24内に硬
質の樹脂材料から形成された内層部26が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のウインドガラ
スをシールするためのウエザストリップ及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のウインドガラスをシ
ールするためのウエザストリップとして、ボディまたは
ドアへの取り付けのためやウインドガラスの支持を堅固
にするために板金状のインサート部材をインサートした
り、ドア窓枠に金属製の装飾用モール等で取付支持した
ものが知られている。
【0003】図8は従来の自動車のリアドア102の付
近を示す断面図である。リアドア102は、アウタパネ
ル104とインナパネル106とを備えており、アウタ
パネル104とインナパネル106との取付上部104
a,106aには、ウエザストリップ110がドア窓枠
102aの全周にわたって装着されている。ウエザスト
リップ110は、支持凹所112aを有する樹脂基体1
12と、樹脂基体112内の一部の所定箇所に埋設され
たインサート部材114とを備えている。インサート部
材114は、板金を折曲して形成され、その一端側でイ
ンナパネル106に固定されてウエザストリップ110
及びコーナーウインドガラスCGを支持する支持部11
4aとなり、他端側で支持凹所112aを囲んでコーナ
ーウインドガラスCGを支持する補強部114bとなっ
ている。
【0004】こうしたウエザストリップ110を製造す
るには、成形型のキャビティにインサート部材114を
セットし、キャビティに射出成形することにより行なっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウエザ
ストリップ110では、重量等や成形性を考慮して一部
にしかインサート部材114を埋設しておらず、該イン
サート部材114を埋設した部位が他の部位と肉厚の変
化を生じるために、ヒケが生じ、意匠性を損なっている
という問題があった。
【0006】また、ウエザストリップ110を製造する
には、インサート部材114を成形型にセットしたり、
このインサート部材114を支持するためのサポートピ
ンを用いているので、こうした作業が面倒で生産性がよ
くないという問題もあった。また、サポートピンを用い
た場合には、設置作業が面倒であるだけでなく、サポー
トピンの設置により形成されたピン孔の周辺に錆が生じ
るという問題もあった。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
することを課題とし、表面に樹脂ヒケを生じないと共に
製造の容易なウエザストリップ及その製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、ウインドガラスを保持す
るウエザストリップにおいて、ウインドガラスを保持す
る支持凹所を有し、樹脂からなる軟質材料から形成され
た外層部と、該外層部内に上記支持凹所を取り囲む形状
でありかつ上記軟質材料より硬質の樹脂からなる硬質材
料から形成された内層部と、を備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の内層部の一
端を、外層部から突設して自動車の車体またはドアに取
り付ける支持部としたものである。
【0010】請求項3の発明は、ウインドガラスを保持
するウエザストリップの製造方法において、上記ウエザ
ストリップの外形に倣いかつウインドガラスを保持する
支持凹所を形成する形状を有するキャビティを備えた成
形型及び上記キャビティに樹脂材料を射出する射出成形
装置を用いた方法であり、上記キャビティに樹脂からな
る軟質材料を供給して外層部を成形する工程と、上記軟
質材料の冷却固化前に、上記軟質材料より硬質の樹脂か
らなる硬質材料を上記軟質材料内であって上記支持凹所
を囲む部位に注入して内層部を成形する工程と、を備え
たことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の方法におい
て、キャビティ内に上記内層部を形成する領域を区画す
る堰を有し、該堰の間のキャビティに連通すると共に軟
質材料を排出するためのタブを設けた装置を用い、軟質
材料をキャビティの堰間に供給した後に、堰間に硬質材
料を射出して上記軟質材料をタブへ排出することにより
内層部を成形する工程を備えたものである。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係るウエザストリップの支
持凹所は、ウインドガラスを保持する。ウエザストリッ
プの外層部は、樹脂からなる軟質材料から形成されてい
るので、ウインドガラスの取付性及びシール性を高め
る。また、外層部内には、樹脂からなる硬質材料から支
持凹所を取り囲む形状に内層部が形成されており、該内
層部により、ウインドガラスを保持するための十分な強
度を確保する。
【0013】請求項2の発明は、外層部から内層部の一
端を突設した支持部を形成し、該支持部で自動車の車体
またはドアに取り付けることにより、取付用のインサー
ト部材を不要とする。
【0014】請求項3は、請求項1のウエザストリップ
を好適に製造する方法である。最初の工程では、ウエザ
ストリップの外形に倣った形状のキャビティに軟質材料
を供給し、続く工程では、軟質材料の冷却固化前に、上
記軟質材料より硬質である硬質材料を軟質材料内であっ
て上記支持凹所を囲む部位に注入することにより、外層
部と内層部を積層形成する。外層部及び内層部は樹脂材
料であるから、冷却固化の際に、部分的な冷却速度が著
しく異ならず、金属製のインサート部材を用いた場合の
ように、ヒケを生じない。また、ウインドガラスを保持
するための補強部として、硬質材料からなる内層部を形
成しており、板金製のインサート部材を使用していない
ので、成形サイクルが短縮され、生産性も高い。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項3におい
て、内層部を外層部内の一部に形成する方法であり、キ
ャビティ内に上記内層部を形成する領域を区画する堰を
有し、該堰の間のキャビティに連通すると共に軟質材料
を排出するためのタブを設けた装置を用いて行なう。そ
して、軟質材料をキャビティの堰間に供給した後に、堰
間に硬質材料を射出することにより、上記軟質材料がタ
ブへ排出されて、その排出された部分に内層部が形成さ
れる。
【0016】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0017】図1は自動車10の側方から見た外観図、
図2は後部のコーナーウインドガラスCG及びそれを支
持するウエザストリップ20を示す図であり、図3は図
2のA−A線に沿った断面図である。図1に示すよう
に、自動車10のリアドア13上部の三角窓枠11に
は、コーナーウインドガラスCGがウエザストリップ2
0により固定されている。
【0018】図3に示すように、リアドア13は、アウ
タパネル14とインナパネル16とを備えており、アウ
タパネル14とインナパネル16との取付上部14a,
16aには、ウエザストリップ20がドア窓枠13aの
全周にわたって装着されている。ウエザストリップ20
は、支持凹所22aを有する樹脂基体22を備え、該樹
脂基体22は、外層部24と、外層部24内に注入形成
された内層部26から形成されている。上記外層部24
は、軟質材料から形成され、支持凹所22aを構成する
と共に、その外表面が装飾面となっている。また、内層
部26は、硬質材料から形成され、その一端側でインナ
パネル16に固定されてウエザストリップ20及びコー
ナーウインドガラスCGを支持する支持部26aとな
り、他端側で支持凹所22aの内側部を囲んでコーナー
ウインドガラスCGを支持する補強部26bとなってい
る。
【0019】上記軟質材料としては、軟質塩化ビニル系
樹脂、EVA、ポリエチレン等を分散させたPPなどを
使用することができる。また、上記硬質材料としては、
タルクやガラス等のフィラー入りPP系の樹脂、ABS
樹脂、ポリスチレン、硬質塩化ビニル系樹脂、ポリフェ
ニレンオキサイド(PPO)またはPP系樹脂の発泡
体、ポリスチレンの発泡体等を使用することができる。
ここで、樹脂材料の硬度は、その日本工業規格(JI
S)のHSで示すと、軟質材料で50〜70であり、硬
質材料で80以上であることが好ましい。
【0020】上記実施例に係るウエザストリップ20に
よれば、コーナーウインドガラスCGは、軟質材料から
形成された外層部24の支持凹所22aにより保持され
ているので、コーナーウインドガラスCGの取付性及び
シール性を高める。また、外層部24は、軟質材料で形
成されているので強度的に高くないが、その内部に硬質
材料から形成された内層部26が注入形成されているの
で、これが補強材及び支持材として機能するから、コー
ナーウインドガラスCG及びウエザストリップ20自体
を堅固に支持することができると共に取付のためのイン
サート部材も不要である。
【0021】また、補強材及び支持材として、板金状イ
ンサート部材の代わりに、硬質材料から形成された内層
部26を用いているので、ウエザストリップ20自体も
軽量化することができる。
【0022】また、ウエザストリップ20は、内層部2
6でリアドア13に堅固に支持されており、金属製のモ
ール等の別部材で支持する必要がないので、ウエザスト
リップ20の外表面とアウタパネル14とを面一化して
自動車10の意匠性を向上させることができる。
【0023】上記ウエザストリップ20は、いわゆるサ
ンドイッチ成形法によって成形される。サンドイッチ成
形法とは、2種類の樹脂を射出することにより外層部2
4と内層部26とに分けてサンドイッチ状に成形する方
法である。サンドイッチ成形法は、図4に示す射出成形
装置40により行なわれる。射出成形装置40は、成形
型42のキャビティ44に2種類の樹脂材料を注入する
ための2つの射出成形部、つまり軟質の樹脂材料R1を
射出するための第1射出成形部50と、硬質の樹脂材料
R2を射出するための第2射出成形部60とを備えてい
る。第1射出成形部50は、第1シリンダ52内に第1
スクリュウ54を備え、第1シリンダ52の先端が第1
ノズル52aとなっている。第2射出成形部60は、第
2シリンダ62内に第2スクリュウ64を備え、第2シ
リンダ62の先端が第2ノズル62aになっている。第
2ノズル62aは、第1ノズル52aの内側に貫通する
形状で形成されている。これらの第1及び第2ノズル5
2a,62aは、成形型42のキャビティ44に接続さ
れている。また、成形型42には、キャビティ44に接
続された摺動孔43aが形成されている。摺動孔43a
には、補強部26bを形成するためのスライドコア43
bが摺動に嵌合されており、該スライドコア43bの後
端に制御棒43cが固定されている。制御棒43cは、
スライド機構(図示省略)に接続されている。したがっ
てスライド機構の駆動により制御棒43cを介してスラ
イドコア43bが摺動孔43aに進退可能に設けられて
いる。
【0024】また、図6に示すように、キャビティ44
内の第1及び第2ノズル52a,62aの両側には、硬
質の樹脂材料R2を所定の領域に注入するための堰46
が形成され、さらに軟質の樹脂材料R1を逃がすための
タブ47及びキャビティ44とタブ47間を連通遮断す
るためのバルブ48が設けられている。
【0025】上記射出成形装置40を用いて、ウエザス
トリップ20を製造する工程は、最初に、第1射出成形
部50により外層部24を形成するための軟質の樹脂材
料R1を第1ノズル52aを経て成形型42のキャビテ
ィ44に射出する(図5(A)及び図6(A))。この
とき、バルブ48は閉じた状態にあり、スライドコア4
3bはキャビティ44側に進出した状態にある。続い
て、バルブ48を開いて、第2射出成形部60により内
層部26を形成するための硬質の樹脂材料R2を第2ノ
ズル62aを経てキャビティ44内に射出する(図5
(B)、図6(B))。このとき、硬質の樹脂材料R2
は、先に射出された軟質の樹脂材料R1に注入され、先
に射出した軟質の樹脂材料R1を押出して、キャビティ
44の内壁面に圧着させる。また、これと同時に、堰4
6間の軟質の樹脂材料R1は、硬質の樹脂材料R2によ
り押し出されてバルブ48を通ってタブ47内に排出さ
れて、該堰46の間に硬質の樹脂材料R2が充填され
る。
【0026】また、軟質の樹脂材料R1がスライドコア
43bを取り囲む領域まで充填されると、スライドコア
43bに接している軟質の樹脂材料R1は、冷えて殻状
になる。そして、軟質の樹脂材料R1が内部が冷える前
に、硬質の樹脂材料R2が注入されて、スライドコア4
3bに加わっている樹脂圧が所定以上になると、スライ
ド機構の駆動によりスライドコア43bが退避する。こ
のとき、軟質の樹脂材料R1は殻状になっているから、
硬質の樹脂材料R2は、スライドコア43bが退避した
領域に充填され、さらにスライドコア43bの摺動孔4
3aに充填される。
【0027】これにより、キャビティ44の全体にわた
って軟質の樹脂材料R1が充填されて外層部24が形成
されると同時に、外層部24内に硬質の樹脂材料R2が
所定の領域に注入されて内層部26が形成され、さら
に、外層部24から突出した位置まで充填されて補強部
26bが形成される。そして、射出完了して所定時間冷
却した後に、ウエザストリップ20が取り出される。
【0028】上記成形方法によれば、外層部24及び内
層部26は、共に樹脂材料で形成されているから、冷却
固化の際に、部分的な冷却速度が著しく異ならず、金属
製のインサート部材を用いた場合のように、ヒケを生じ
ない。また、コーナーウインドガラスCGを保持するた
めの補強部として、硬質の樹脂材料R2からなる内層部
26を形成しており、板金製のインサート部材を使用し
ていないので、成形サイクルが短縮され、生産性が高
い。
【0029】図7は他の実施例に係る自動車のセンター
シール部材を示す断面図である。フロントウインドガラ
スFGとリアウインドガラスRG間には、センターシー
ル部材80が設けられている。センターシール部材80
は、センタ支持凹所82aを有するセンタ本体部82
と、センタ本体部82から突設されたリップ部84とを
備えている。センターシール部材80は、軟質の樹脂か
らなる外層部86と、外層部86内に注入された硬質の
樹脂材料からなる内層部87とから形成されている。
【0030】上記センターシール部材80において、セ
ンタ支持凹所82aにリアウインドガラスRGが保持さ
れ、リップ部84にフロントウインドガラスFGが押圧
されることにより車内外がシールされる。
【0031】センターシール部材80は、上述したサン
ドイッチ成形法により、つまり、射出成形装置(図示省
略)により、外層部86を形成するために軟質の樹脂材
料を射出し、その後、内層部87を形成するために硬質
の樹脂材料を射出することにより成形することができ
る。
【0032】上記センターシール部材80においても、
板金のインサート部材を用いていないので、樹脂ヒケに
よる意匠性の低下を生じたり、サポートピンを使用しな
いために錆を生じることがなく、また、その製法も簡単
なサンドイッチ成形法により成形することができる。
【0033】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、軟質材料から形成した外層部と、外層部内
に注入形成した内層部からウエザストリップを構成する
ことにより、軟質材料の外層部によりウインドガラスを
保持しているので取付性及びシール性に優れており、ま
た、硬質材料の内層部によりウエザストリップ自体に剛
性を加えているので、ドア等への取付やウインドガラス
の支持等を板金製のインサート部材を用いなくても、高
い強度で行なうことができる。
【0035】請求項3の発明によれば、外層部から内層
部の一端を突設した支持部を形成し、該支持部で自動車
の車体またはドアに取り付けることにより、取付用のイ
ンサート部材を不要とすることができる。
【0036】請求項3の発明によれば、請求項1のウエ
ザストリップを製造するに際して、ウエザストリップの
外形に倣った形状のキャビティに軟質材料を供給し、軟
質材料の冷却固化前に、上記軟質材料より硬質である硬
質材料を軟質材料内であって上記支持凹所を囲む部位に
注入することにより、外層部と内層部を積層形成する。
したがって、外層部及び内層部は共に樹脂材料であるか
ら、冷却固化の際に、部分的な冷却速度が著しく異なら
ず、金属製のインサート部材を用いた場合のように、ヒ
ケを生じない。また、ウインドガラスを支持するための
補強部として、硬質材料からなる内層部を形成してお
り、板金製のインサート部材を使用していないので、成
形サイクルが短縮され、生産性が高い。
【0037】請求項4の発明によれば、請求項3におい
て、内層部を外層部の一部に形成する方法であり、キャ
ビティ内に上記内層部を形成する領域を区画する堰を有
し、該堰の間のキャビティに連通すると共に軟質材料を
排出するためのタブを設けた装置を用い、軟質材料をキ
ャビティの堰間に供給した後に、堰間に硬質材料を射出
することにより、上記軟質材料がタブへ排出されて、そ
の排出された部分に内層部を所定の形状に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るウエザストリップを用
いた自動車の側部から見た外観図。
【図2】リアコーナーウインド及びウエザストリップを
説明する説明図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】ウエザストリップの製造方法に用いる射出成形
装置及び成形型を説明する説明図。
【図5】ウエザストリップの製造工程を説明する説明
図。
【図6】ウエザストリップの製造工程を説明する説明
図。
【図7】他の実施例に係るセンターシール部材を示す断
面図。
【図8】従来の技術に係るリアドアの上部及びウエザス
トリップを示す断面図。
【符号の説明】
10…自動車 11…三角窓枠 13…リアドア 13a…ドア窓枠 14…アウタパネル 14a,16a…取付上部 16…インナパネル 20…ウエザストリップ 22…樹脂基体 22a…支持凹所 24…外層部 26…内層部 26a…支持部 26b…補強部 40…射出成形装置 42…成形型 43a…摺動孔 43b…スライドコア 43c…制御棒 44…キャビティ 46…堰 47…タブ 48…バルブ 50…第1射出成形部 52…第1シリンダ 52a,62a…第1及び第2ノズル 54…第1スクリュウ 60…第2射出成形部 62…第2シリンダ 64…第2スクリュウ 80…センターシール部材 82…センタ本体部 82a…センタ支持凹所 84…リップ部 86…外層部 87…内層部 CG…コーナーウインドガラス FG…フロントウインドガラス RG…リアウインドガラス R1…軟質の樹脂材料 R2…硬質の樹脂材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:32 (72)発明者 岡本 晴孝 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 箕浦 健二 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラスを保持するウエザストリ
    ップにおいて、 ウインドガラスを保持する支持凹所を有し、樹脂からな
    る軟質材料から形成された外層部と、 該外層部内に上記支持凹所を取り囲む形状でありかつ上
    記軟質材料より硬質の樹脂からなる硬質材料から形成さ
    れた内層部と、 を備えたことを特徴とするウエザストリップ。
  2. 【請求項2】 内層部の一端は、外層部から突設して自
    動車の車体またはドアに取り付ける支持部とした請求項
    1に記載のウエザストリップ。
  3. 【請求項3】 ウインドガラスを保持するウエザストリ
    ップの製造方法において、 上記ウエザストリップの外形に倣いかつウインドガラス
    を保持する支持凹所を形成する形状を有するキャビティ
    を備えた成形型及び上記キャビティに樹脂材料を射出す
    る射出成形装置を用いた方法であり、 上記キャビティに樹脂からなる軟質材料を供給して外層
    部を成形する工程と、 上記軟質材料の冷却固化前に、上記軟質材料より硬質の
    樹脂材料を上記軟質材料内であって上記支持凹所を囲む
    部位に注入して内層部を成形する工程と、 を備えたことを特徴とするウエザストリップの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記キャビティ内に上記内層部を形成す
    る領域を区画する堰を有し、該堰の間のキャビティに連
    通すると共に軟質材料を排出するためのタブを設けた装
    置を用い、 軟質材料をキャビティの堰間に供給した後に、堰間に硬
    質材料を射出して上記軟質材料をタブへ排出することに
    より内層部を成形する工程を備えた請求項3に記載のウ
    エザストリップの製造方法。
JP6079373A 1994-03-24 1994-03-24 ウエザストリップ及びその製造方法 Pending JPH07257294A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016536196A (ja) * 2013-10-30 2016-11-24 サン−ゴバン グラス フランス ウィンドシールド及びシーリングエレメント
KR20230130943A (ko) * 2022-03-04 2023-09-12 주식회사 아성프라텍 이탈방지 구조물이 구비된 차량용 테일게이트 파팅 스트립

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JP2016536196A (ja) * 2013-10-30 2016-11-24 サン−ゴバン グラス フランス ウィンドシールド及びシーリングエレメント
KR20230130943A (ko) * 2022-03-04 2023-09-12 주식회사 아성프라텍 이탈방지 구조물이 구비된 차량용 테일게이트 파팅 스트립

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