JP2016536196A - ウィンドシールド及びシーリングエレメント - Google Patents

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Abstract

ウィンドシールド及びシーリングエレメントが提供される。シーリングエレメント(100)は、ガラス基材(110)の端部に固定される支持部(131)と、支持部(131)と一体化されたシール部(132)とを含み、ウィンドシールドの断面から見て、シール部(132)は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されており、支持部(131)及びシール部(132)がそれらの間に、開口部への取り付け時にシール部(132)が変形するのを可能にするための空間を画定している。ウィンドシールドは、ガラス基材(110)とシーリングエレメント(100)とを含んでいる。本開示でもって、ウィンドシールドの作製しにくさを軽減することができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年10月30日提出の「ウィンドシールド及びシーリングエレメント」という発明の名称の中国特許出願第201310526481.5号の優先権を主張し、その開示内容全体を参照によりここに組み入れるものである。
本開示は、一般的に言えば輸送手段の分野、さらに具体的にはウィンドシールド及びシーリングエレメントに関する。
良好なシーリング効果を得るために、ウィンドシールドは輸送手段の本体構造とうまく合わせて、ウィンドシールドと輸送手段の本体構造とを一緒に固定し得るようにしなければならない。
ウィンドシールドは一般に、ガラス基材と、輸送手段の本体構造とガラス基材との間に配置されたシーリングエレメントとを含む。シーリングエレメントは、ガラス基材を輸送手段の本体構造にうまく固定することができるように、輸送手段の本体構造がガラス基材をより良好に受け入れるのを可能にする。
中国特許第1452568号明細書には、「窓ガラスを窓の開口部に取り付けるための異形ビードを含む窓ガラスの利用」が開示されている。図1に、上記中国特許明細書に開示された窓ガラスの一例を示す。具体的には、窓ガラスは、輸送手段の本体構造の開口部14に固定されたガラス基材12を含むウィンドシールドでよい。この窓ガラスはさらに、輸送手段の本体構造にガラス基材12を取り付けるためガラス基材12の主面に固定された異形ビード13を含む。ガラス基材12の主面は、ガラス基材12を取り付ける際に輸送手段の内部の方を向いている。異形ビード13は、窓ガラスの端部から突出する変形可能なリップ16を含んでいる。ガラス基材12を輸送手段の開口部14に固定後に、変形可能なリップ16は開口部14のシートメタルに対して抵抗し、ひいては湾曲するようになり、これにより窓ガラスと輸送手段の本体構造とのすき間をシールする。
既存の技術には、図1に示した変形可能なリップ16以外に、輸送手段用の窓をシールするために使用される様々な他のシーリングエレメントが存在する。
しかしながら、輸送手段の技術開発及びより良好な生活の質への要求の高まりに伴って、輸送手段の窓のために使用されるシーリングエレメントに対してより多くの要求、例えば容易な取り付け、美しい外観、風切音の軽減、及び汚れの低減などがなされている。
本開示の実施形態は、より容易に製造することが可能な、ウィンドシールド及びシーリングエレメントを提供する。
1つの態様において、輸送手段の本体構造に囲まれた開口部に取り付けるのに適合したウィンドシールドが提供される。このウィンドシールドは、ガラス基材とシーリングエレメントとを含み、シーリングエレメントは、ガラス基材の端部に固定された支持部及びこの支持部と一体化したシール部を含んでおり、ウィンドシールドの断面から見て、シール部は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されており、そして支持部とシール部とがそれらの間に、開口部へ取り付けるときにシール部が変形するのを可能にするための空間を画定している。
基本原理は、ウィンドシールドを開口部に取り付けるときに、支持部とシール部とによって画定された空間が変形を受けることができることにある。この空間がウィンドシールドについての取り付け許容差をもたらすので、ガラス基材の形状と輸送手段の本体構造の形状との厳密な一致、及びガラス基材の寸法と輸送手段の寸法との厳密な一致はもはや不要とすることができ、このことがさらにウィンドシールドの製作しにくさを軽減する。
さらに、ウィンドシールドの断面から見て、シール部は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されていて、これがウィンドシールドを開口部に取り付けるときの力をシーリングエレメントが均一に受けるのを可能にするとともに、ウィンドシールドを取り付ける際の位置合わせをさらに向上させる。
さらに、図1のシーリング構造と比較すると、一実施形態において、シール部の輸送手段の外部に面する表面をシートメタルの表面とそろえることができる。この構成によってもたらされる利点には、ウィンドシールドとシートメタルとのすき間をより良好にシールすることができる、これにより風切音を低減することができ、また雨水又は汚れがたまる空間をなくすことができる、というものを含めることができる。加えて、構造全体の外観を改善することができる。
別の態様において、ウィンドシールドと一緒に使用するためのシーリングエレメントが提供される。ウィンドシールドは、輸送手段の本体構造によって囲まれた開口部に取り付けるのに適合しており、ガラス基材を含んでいる。シーリングエレメントは、ガラス基材の端部に固定された支持部と、支持部と一体化されたシール部とを含み、ウィンドシールドの断面から見て、シール部は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されており、支持部とシール部とがそれらの間に、開口部への取り付け時にシール部が変形するのを可能にするための空間を画定している。
基本原理は、ウィンドシールドを開口部に取り付けるときに、支持部とシール部とによって画定された空間が変形を受けることができることにある。この空間がウィンドシールドについての取り付け許容差をもたらすので、ガラス基材の形状と輸送手段の本体構造の形状との厳密な一致、及びガラス基材の寸法と輸送手段の寸法との厳密な一致はもはや不要とすることができ、このことがさらにウィンドシールドの製作しにくさを軽減する。
さらに、ウィンドシールドの断面から見て、シール部は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されていて、これがウィンドシールドを開口部に取り付けるときの力をシーリングエレメントが均一に受けるのを可能にするとともに、ウィンドシールドを取り付ける際の位置合わせをさらに向上させる。
さらに、図1のシール構造と比較すると、一実施形態において、シール部の輸送手段の外部に面する表面をシートメタルの表面とそろえることができる。この構成によってもたらされる利点には、ウィンドシールドとシートメタルとのすき間をより良好にシールすることができる、これにより風切音を低減することができ、また雨水又は汚れがたまる空間をなくすことができる、というものを含めることができる。加えて、構造全体の外観を改善することができる。
既存技術の窓ガラスを説明する模式図である。 本開示の一実施形態によるウィンドシールドを説明する模式図である。 取り付け前の図2に示したウィンドシールドに含まれるシーリングエレメントの第1の例を説明する模式図である。 図3に示したシーリングエレメントの取り付け後を説明する模式図である。 取り付け前の図2に示したウィンドシールドに含まれるシーリングエレメントの第2の例を説明する模式図である。 図5に示したシーリングエレメントの取り付け後を説明する模式図である。 取り付け前の図2に示したウィンドシールドに含まれるシーリングエレメントの第3の例を説明する模式図である。
本開示の上記の目的、特徴、及び利点は、添付の図面とともに以下の説明を参照することによってよりよく理解することができる。
一実施形態において、ウィンドシールドが提供される。図2は、本開示の一実施形態によるウィンドシールドの模式図であり、図3は、取り付け前の図2に示したウィンドシールドに含まれるシーリングエレメントの第1の例の模式図であり、そして図4は、図3に示したシーリングエレメントの取り付け後の模式図である。なお、図2〜4はウィンドシールドの断面に沿っての模式図である。
図2〜4を参照すると、この実施形態では、ウィンドシールドは輸送手段の本体構造に囲まれた開口部に取り付けられる。具体的には、開口部は輸送手段の本体構造のシートメタル120によって囲まれており、そしてウィンドシールドがシートメタル120に取り付けられている。この実施形態では、ウィンドシールドはガラス基材110とシーリングエレメント100とを含んでいる。
ガラス基材110の形状及び寸法は、シートメタル120によって囲まれた開口部と一致している。一部の実施形態では、ガラス基材110の形状は丸い角を有する台形でもよい。
一部の実施形態では、ガラス基材110は強化ガラス又は半強化ガラスでよい。一部の実施形態では、ガラス基材110は積層ガラス又は単層ガラスでよい。ガラス基材110の材料及び構造はここでは限定されない。
シーリングエレメント100はガラス基材110の端部に配置され、そしてウィンドシールドを開口部に取り付けるときにガラス基材110とシートメタル120とのすき間をシールするのに適合している。一部の実施形態では、シーリングエレメント100はガラス基材110の端部を取り囲むシーリングストリップでよいが、それはここでは限定されない。
図3及び4を参照すると、シーリングエレメント100は支持部131とシール部132とを含んでいる。
支持部131はガラス基材110の端部に固定されており、そしてシーリングエレメント100とガラス基材110とを固定するのに適合している。
この実施形態では、支持部131は、ガラス基材110の方を向いた側に溝を含んでいる。溝は、ガラス基材110の端部を受容するのに適合している。一部の実施形態では、溝内に第1の接着フィルム(図示せず)を形成してもよく、そしてこの第1の接着層を介して支持部131をガラス基材110の端部に固定することができる。
シール部132は、支持部131と一体化されている。ウィンドシールドの断面から見て、シール部132は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されている。ウィンドシールドの断面から見るとは、ウィンドシールドに対して垂直な平面における構造の断面を見ることを意味する。ウィンドシールドを開口部に取り付けると、シール部132はシートメタル120と向かい合う。シール部132の形状の結果として、それはその湾曲面でシートメタル120と接触することにより、ガラス基材110とシートメタル120とのすき間をシールすることができる。
一部の実施形態では、ウィンドシールドの断面から見て、シール部132は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されており、これが、ウィンドシールドを開口部に取り付けるときの力をシーリングエレメント132が均一に受けるのを可能にするとともに、さらにウィンドシールドの取り付け時の位置合わせを向上させる。
一部の実施形態では、シール部132を支持部131の材料と比べて軟質の材料で作製することができ、そのためシール部132の柔軟性が支持部131のそれよりも高くなる。シートメタル120と接触するときに、シール部132は変形しやすく、これによりガラス基材110とシートメタル120とのすき間をシールする。一部の実施形態では、シール部132は熱可塑性エラストマーを含むことができ、支持部131はポリ塩化ビニルを含むことができる。
図1を参照すると、既存技術における変形可能なリップ16が湾曲すると、変形可能なリップ16によって囲まれた溝が形成される。上記実施形態では、シーリングエレメント100を使用することによって、ガラス基材110とシートメタル120との間に溝が形成されることはない。従って、溝によって引き起こされる風切音を回避することができ、また雨水のような汚れを受容する空間は残されない。
一部の実施形態では、シーリングエレメント100はダブル射出成形によって作製することができる。一部の実施形態において、ダブル射出成形は、シーリングエレメント100を形成するための金型キャビティ内にシール部132を形成するように第1の熱可塑性材料を射出し、次いで支持部131を形成するため金型キャビティ内に第2の熱可塑性材料を射出することを含むことができ、ここでは、第1の熱可塑性材料は相対的に大きな柔軟性を有するのに対して、第2の熱可塑性材料は相対的に小さな柔軟性を有する。
シール部132及び支持部131の材料及び形成方法は上記実施形態に限定されない。
一部の実施形態では、シール部132と支持部131を同じ材料で作製してもよく、そしてシール部132の柔軟性を支持部131のそれよりも大きくするため、シール部132を厚さが支持部131の厚さよりも小さくなるように構成することができる。シール部132は、シートメタル120と接触すると変形しやすく、これによりガラス基材110とシートメタル120とのすき間をシールする。
一部の実施形態では、シール部132と支持部131の両方が熱可塑性エラストマーを含んでよく、これにより材料の種類の数及び材料のコストが低減される。一部の実施形態では、シーリングエレメント100を押出成形で作製してもよい。
一部の実施形態では、ウィンドシールドはさらに、シール部132の外面に形成された第2の接着フィルム(図示せず)を含んでもよい。第2の接着フィルムは、シール部132をシートメタル120に接着するのに適合している。一部の実施形態では、第2の接着フィルムは形成しなくてよい。
図3及び4を参照すると、支持部131及びシール部132はそれらの間に、ウィンドシールドを開口部に取り付けるときにシール部132が変形するのを可能にするための空間133を画定している。
図3に示した取り付け前の空間133と比較して、図4に示した取り付け後の空間133は、ガラス基材110の延在方向に沿って小さな寸法を有する。それというのも、空間133は、ウィンドシールドを開口部に取り付けるときにシートメタル120によって締めつけられることにより生じるシール部132の変形を受容するのに適合しているからである。
一部の実施形態では、シール部132はシートメタル120と接触するときに変形することができる。空間133が、シール部132の変形に充分な変形空間を提供し、これによりウィンドシールドについての取り付け許容差をもたらす。
一部の実施形態では、ガラス基材110の寸法又は形状が開口部の寸法又は形状と正確に一致しなくても、空間133によってもたらされる変形空間が、ガラス基材110とシートメタル120とのすき間をシーリングエレメント100がシールするのを可能にし、これによりウィンドシールドをシールすることができる。
従って、既存の技術と比較して、製作過程中のガラス基材110の寸法又は形状の精度に対する要件はさほど厳密でなくてよく、これにより、ガラス基材110の製作プロセスが単純化され、そしてさらにウィンドシールドの製作プロセスも単純化される。
さらに、既存の技術と比較して、空間133が取り付け許容差をもたらすので、シートメタル120によって囲まれた開口部にウィンドシールドを取り付けるのがより容易になる。つまり、ウィンドシールドの取り付けがより簡単になる。
この実施形態では、ウィンドシールドの断面から見て、空間133は閉じている。閉じた空間133は、シール部132が変形したときに比較的大きい支持力を有するのを可能にすることができ、従ってウィンドシールドを開口部に取り付けるときにシール部132が過剰に変形するのを回避することができる。
上記実施形態では、ガラス基材110とシートメタル120とのすき間が変形したシール部132によってシールされ、これによりウィンドシールドの良好なシール効果が得られる、ということに注目すべきである。
さらに、遮音効果を考察すると、輸送手段の外部から内部へ伝わる騒音が二層構造によって、すなわちシール部132の外側に面する半分と、シール部132の内側に面する別の半分とによって遮断される。そして2層間の空間、すなわち空間133は空気で満たされ、これにより遮音効果がさらに改善される。
従って、シーリングエレメント100は良好なシール効果を保証するだけでなく、良好な遮音効果をももたらす。すなわち、この実施形態におけるウィンドシールドは騒音を低減することができる。
上記実施形態では、支持部131は第1の接着フィルムを介してガラス基材110の端部に固定される。支持部131をガラス基材110に固定する方法は上記実施形態に限定されないことに留意されたい。一部の実施形態では、支持部131を射出成形によってガラス基材110の端部に直接形成してもよい。一部の実施形態では、支持部131は、ガラス基材110に面する側にスロットを含み、そしてこのスロットを使用して機械的に締め付ける方法でガラス基材110の端部に固定される。一部の実施形態では、スロットは、2つの面がガラス基材110の端部と接触するL字形のスロットでもよく、或いは3つの面がガラス基材110の端部と接触するU字形のスロットであってもよい。
図5は、取り付け前の図2に示したウィンドシールドに含まれるシーリングエレメントの第2の例を説明する模式図であり、図6は、取り付け後の図5に示したシーリングエレメントを説明する模式図である。第1の例と第2の例の同様の構成はここでは説明せず、以下ではそれらの違いを説明する。
図5及び6を参照すると、ウィンドシールドの断面から見て、シール部232は一方の端部に切り欠きを含み、これがシール部232の一方の端部を支持部231から分離していて、そして支持部231とシール部232との間に画定された空間233は開いている。
この切り欠きのために、シール部232は実質的にカンチレバー構造として構成されている。図3のシール部132と比較して、シール部232はより大きな柔軟性を有することができ、ひいてはより容易に変形することができる。
さらに、切り欠きには材料が必要でなく、それゆえシーリングエレメント200の材料消費量が低減され、つまり材料コストが低減される。
図6を参照すると、この実施形態では、ウィンドシールドをシートメタル220によって囲まれた開口部に取り付けるときに、シール部232はシートメタル220と接触して変形するので、シール部232の切り欠きが形成された端部は支持部231と接触する。すなわち、ウィンドシールドをシートメタル220によって囲まれた開口部に取り付けるときにシール部232が変形するため、空間233が閉じられる。
本開示の実施形態は、先に説明したものに限定されない。ウィンドシールドを開口部に取り付けるときに、シール部232の変形が比較的小さい場合には、シール部232の切り欠きが形成された端部は支持部231と接触しなくてもよく、すなわち空間233は開いたままである。
図6を参照すると、ウィンドシールドを開口部に取り付けた後に、切り欠きはシール部の輸送手段内部に隣接する端部に位置する。これにより、雨水が切り欠きを通って空間233内に入るのを防止して、シーリングエレメント200の耐用寿命を確保することができる。なお、切り欠きの位置は上で説明したものに限定されない。一部の実施形態では、切り欠きは、シール部の輸送手段外部に隣接する端部に位置してもよい。
図7は、取り付け前の図2に示したウィンドシールドに含まれるシーリングエレメントの第3の例を説明する模式図である。第1の例と第3の例の同様の構成はここでは説明せず、以下ではそれらの違いを説明する。
図7を参照すると、シール部332は複数の微小孔を有している。従って、シール部332は支持部331よりも軟質であることができ、つまりシール部332は支持部331よりも大きな柔軟性を有し、ひいてはより容易に変形することができる。
加えて、シーリングエレメント300は微小孔のために比較的軽量であることができ、これによりウィンドシールドの重量が低減される。
一部の実施形態では、シーリングエレメント300は、支持部331を形成するための第1の射出成形工程と、シール部332を形成するための第2の射出成形工程とを含むダブル射出成形によって作製することができる。第2の射出成形工程の際に、微小発泡技術を用いてシール部332に複数の微小孔を生じさせるように、射出時に使用する溶液中にガスを注入することができる。複数の微小孔を形成する方法は、上記実施形態には限定されない。一部の実施形態では、複数の微小孔を他の方法で形成することができる。
微小孔が大きすぎる場合、シール部332の表面に開放した微小孔が形成されることがあり、これはシーリングエレメント300の外観に影響を与える、ということに留意すべきである。微小孔が小さすぎる場合、シール部332は充分に軟質でなく、その結果取り付け許容差が不十分になることがある。一部の実施形態において、微小孔の直径は0.01mm〜1mm、例えば0.01mm、0.1mm、0.5mm、0.8mm、又は1mmでよい。
以上のことに相応して、一実施形態では、輸送手段の本体構造によって囲まれた開口部に取り付けるのに適合したウィンドシールドと一緒に使用するためのシーリングエレメントが提供される。ウィンドシールドはガラス基材を含む。シーリングエレメントは、ガラス基材の端部に固定される支持部と、支持部と一体化されたシール部とを含み、ウィンドシールドの断面から見て、シール部は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されており、支持部及びシール部はそれらの間に、開口部への取り付け時にシール部が変形するのを可能にするための空間を画定している。
シーリングエレメントの構造及び材料に関する詳細な情報は、ウィンドシールドの実施形態についての上記の説明中に見いだすことができ、ここで詳述することはしない。
本開示の実施形態から、シーリングエレメントはウィンドシールドのための取り付け許容差をもたらして、これによりウィンドシールドの製作しにくさを軽減することができる。加えて、シーリングエレメントは、輸送手段の本体構造によって囲まれた開口部にウィンドシールドを取り付けるときの位置合わせを向上させることができる。
本開示の実施形態から、シール部の輸送手段の外部に面する表面をシートメタルの表面とそろえることができる。従って、輸送手段の外観をよりよくすることができ、風切音を低減することができ、また雨水又は汚れをためる空間をなくすことができる。
本開示はその好ましい実施形態を参照して開示されてはいるものの、本開示は一例としてのみ提示しているのであって、限定するものではないことを理解すべきである。当業者は、これらの実施形態を本開示の精神と範囲から逸脱することなく改変及び変更することができる。従って、本開示の保護範囲は特許請求の範囲に規定した範囲を対象とするものである。

Claims (20)

  1. 輸送手段の本体構造によって囲まれた開口部に取り付けるのに適合したウィンドシールドであって、
    ガラス基材と、
    該ガラス基材の端部に固定された支持部と、該支持部と一体化されたシール部とを含むシーリングエレメントと、
    を含んでおり、該ウィンドシールドの断面から見て、該シール部は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されており、そして該支持部及び該シール部がそれらの間に、該開口部への取り付け時に該シール部が変形するのを可能にするための空間を画定している、ウィンドシールド。
  2. 該ウィンドシールドの断面から見て、前記空間が閉じている、請求項1に記載のウィンドシールド。
  3. 該ウィンドシールドの断面から見て、前記シール部が一方の端部に該シール部の該端部を前記支持部から分離する切り欠きを含み、そして前記空間が開いている、請求項1に記載のウィンドシールド。
  4. 前記開口部への取り付け後に、前記シール部が前記空間が閉じられるように変形する、請求項3に記載のウィンドシールド。
  5. 前記シール部が前記支持部の材料と比べて軟質の材料で作製されている、請求項1に記載のウィンドシールド。
  6. 前記シーリングエレメントがダブル射出成形で作製されている、請求項5に記載のウィンドシールド。
  7. 前記シール部と前記支持部とが同じ材料で作製されており、該シール部の厚さが該支持部の厚さよりも小さい、請求項1に記載のウィンドシールド。
  8. 前記シーリングエレメントが押出成形で作製されている、請求項7に記載のウィンドシールド。
  9. 前記シール部が複数の微小孔を有している、請求項1に記載のウィンドシールド。
  10. 前記シーリングエレメントが熱可塑性エラストマーを含んでいる、請求項1に記載のウィンドシールド。
  11. 前記支持部が前記ガラス基材の端部を受容するための溝を有している、請求項1に記載のウィンドシールド。
  12. 輸送手段の本体構造によって囲まれた開口部に取り付けるのに適合したウィンドシールドと一緒に使用するためのシーリングエレメントであって、該ウィンドシールドはガラス基材を含んでおり、該シーリングエレメントは、
    該ガラス基材の端部に固定される支持部と、
    該支持部と一体化されたシール部と、
    を含んでおり、該ウィンドシールドの断面から見て、該シール部は実質的に半円形又は半楕円形の形状を有するように構成されており、
    該支持部及び該シール部がそれらの間に、該開口部への取り付け時に該シール部が変形するのを可能にするための空間を画定している、
    シーリングエレメント。
  13. 前記ウィンドシールドの断面から見て、前記空間が閉じている、請求項12に記載のシーリングエレメント。
  14. 前記ウィンドシールドの断面から見て、前記シール部が一方の端部に該シール部の該端部を前記支持部から分離する切り欠きを含んでおり、そして前記空間が開いている、請求項12に記載のシーリングエレメント。
  15. 前記開口部への取り付け後に、前記空間が閉じられるように前記シール部が変形する、請求項14に記載のシーリングエレメント。
  16. 前記シール部が前記支持部の材料と比べて軟質の材料で作製されている、請求項12に記載のシーリングエレメント。
  17. 前記シーリングエレメントがダブル射出成形で作製されている、請求項16に記載のシーリングエレメント。
  18. 前記シール部と前記支持部とが同じ材料で作製されており、そして該シール部の厚さが該支持部の厚さよりも小さい、請求項12に記載のシーリングエレメント。
  19. 前記シーリングエレメントが押出成形で作製されている、請求項18に記載のシーリングエレメント。
  20. 前記シール部が複数の微小孔を有している、請求項12に記載のシーリングエレメント。
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