JP3282447B2 - 自動車コーナピース用樹脂インサート - Google Patents

自動車コーナピース用樹脂インサート

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車コーナピース用
樹脂インサートに関する。特に、樹脂インサートを射出
成形等する場合に好適な発明である。
【0002】ここでは、自動車のフロントドアに装着さ
れるミラーブラケットを主として例に採り説明するが、
リアドアに装着されるコーナピースにも本発明は、適用
可能である。
【0003】
【従来の技術】従来は、自動車のミラーブラケットのイ
ンサートは、通常、下記のようにして製造した板金イン
サートであった。
【0004】相対的に厚い鋼板(通常、1.2〜1.6
mmt)から、プレス加工で本体部/取り付け脚部及びガ
ラスラン部(ガラス保持部)を別体に形成後、両者を溶
接、さらには、必要によりナット等を溶接する。
【0005】 しかし、板金インサートは、上記の如
く、比重の高い鋼板(鉄の比重:約8)使用するた
め、昨今の自動車軽量化の要請には応え難いとともに、
別体にプレス加工しさらに溶接する必要があるため、製
作工数も嵩んだ。
【0006】 このため、自動車軽量化の要請に応え易
い繊維強化プラスック(FRP)等の構造用合成樹脂
を使用して、射出・圧縮成形等で簡単に短時間に製作で
きる樹脂インサートが提案されている(特開平6−64
445号公報等参照)この場合において、ドア内にも
ガラスラン部を形成する場合は、通常、図1に示すよう
な、板金製のロアサッシ(ガラス保持部形成チャンネ
ル)11を配設する必要がある。
【0007】このロアサッシ11は、フォーミングロー
ラを使用して板金から加工する際、同時に、図例に示す
如く、アンダカット部11aを形成していた。そして、
このアンダカット部11aにチャンネル型ガラスラン1
3に形成した抜け止めリブ13aを係止させて、別体ガ
ラスラン13をロアサッシ11に抜け止め状態に組み付
けていた。なお、13b、13bは、ガラス挟持リップ
である。
【0008】そして、このサッシは、ブラケット用樹脂
インサートの生産性、自動車軽量化等をさらに促進する
見地から、ミラーブラケットの樹脂インサートを成形す
る際、上記ロアサッシを一体成形することが考えられ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、上記構成の
樹脂インサートは、ブラケット本体部及びロアサッシ部
のガラス保持部(ガラスラン部)形成部、通常、チャ
ンネル形状とする必要がある。
【0010】 このチャンネル形状を型成形するには、
チャンネル形状の開口方向が、ブラケット本体部(コー
ナピース本体部)を成形する、本体部成形金型の型開き
方向に対して直交するため、スライド型が必要となる。
さらに、昨今の自動車側面の湾曲化(曲面化)が大きい
等の理由からガラス曲率が大きい場合には、スライド型
も分割の必要が出てくるおそれがある。即ち、金型が複
雑かつ大型化して望ましくない。
【0011】本発明は、上記にかんがみて、コーナピー
ス部及びロアサッシ部が構造用合成樹脂で一体成形され
ている樹脂インサートにおいて、スライドコアが不要と
なり、さらには、簡単で小型の金型で成形可能となる自
動車コーナピース用樹脂インサートを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車コーナピ
ース用樹脂インサートは、上記課題を下記構成により解
決するものである。
【0013】 コーナピース部及びロアサッシ部が構造
用合成樹脂で一体成形されている自動車コーナピース用
樹脂インサートであって、コーナピース本体部のガラス
保持部形成部及び該ガラス保持部形成部の下方に連続す
るロアサッシ部が、チャンネル形状の一側壁が切除され
たL字形断面に形成されている共に、ロアサッシ部の
中間位置にガラス保持ピースが取り付けられていること
を特徴とする。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
をする。ここでは、ミラーブラケットを例に採り説明す
るが、これに限られることなく、本発明は、コーナピー
スにも適用可能である。
【0015】(1) 本実施例の、ロアサッシ部15が一体
化されたミラーブラケット用樹脂インサート(以下、単
に「樹脂インサート」と言う。)17は、図2・6に示
す如く、ブラケット本体部(コーナピース本体部)19
及び取付け脚部21が構造用合成樹脂で一体成形されて
なる。
【0016】具体的には、ブラケット本体部19は、略
直角三角形状で、斜辺部がフロントピラーシール部形成
部22とされ、垂線部がガラスラン部形成部23とされ
ている。図例中、31は高分子弾性体結合用孔である。
【0017】ブラケット本体部19の三角形状の略中央
部には、複数(図面では3個)のミラー取付け孔33が
形成されている。
【0018】また、取り付け脚部21は、逆三角形状の
連結部25とロアサッシ部15とからなる。連結部25
の上端両側に、即ち、ドアベルトラインLの直下位置
に、ドアパネル取付け用の車外側取付け座部35、35
が、ロアサッシ部15の下端には、ドアパネル取付け用
の車内側取付け座部37がそれぞれ形成されている。各
取り付け座部35、37には、取付けボルト用孔35
a、37aが形成されている。
【0019】上記構造用合成樹脂としては、繊維入りポ
リプロピレン(PP)・ポリアミド(PA)、等を挙げ
ることができる。
【0020】(2) 上記構成の樹脂インサート17におい
て、本実施例では、ブラケット本体部(コーナピース本
体部)19のガラス保持部(ガラスラン部)形成部23
及びガラス保持部形成部23下方に連続するロアサッシ
部15が、チャンネル形状の一側壁が切除されたL字形
断面に形成されている。
【0021】このとき、通常、ガラス保持部形成チャン
ネルにおけるガラス吸い出し方向である車外側に位置す
る側壁を残す、即ち、車内側の側壁を切除することが望
ましい。
【0022】そして、ロアサッシ部15の中間部(図例
では略中央部)には、ガラス保持ピース取り付け用孔3
9が形成されている。また、該部位には、後述のガラス
保持ピース41の側面に対応させた凹凸面16とされて
いる。
【0023】なお、ロアサッシ部15は、強度的な理由
から、L字形断面の補強リブ26が裏面側、ガラス保持
ピース取り付け側と反対側に形成されている。
【0024】この実施例の樹脂インサート17は、本体
部形成用金型の型開き方向と交差する方向のチャンネル
形状の一側壁を切除してL字形断面に変更したので、ス
ライドコアが不要となる。
【0025】(3) 上記構成の樹脂インサートのブラケッ
ト本体部19の斜辺部及び垂線部には、それぞれNBR
/PVC等の高分子弾性体が被覆されて、フロントピラ
ーと当接するフロントピラーシール部27、及び、ガラ
スラン部29とされる(図3参照)。
【0026】(4) さらに、本実施例では、ロアサッシ部
15の中間位置に図5に示すようなガラス保持ピース4
1が取り付けられている(図6・7参照)。
【0027】 図例では、ガラス保持ピース41は、長
手方向両端がテーパ状に幅が拡径したチャンネル型で、
内側に、高分子弾性層43及びガラス摺接層(図例で
は植毛処理層)45が形成され、外側一側に前記ロアサ
ッシ部15に形成された取り付け用孔39に嵌着するク
リップ47が形成されている。なお、高分子弾性体層4
3は、NBR等の合成ゴムで形成し、その厚みは、通
常、1〜3mmとする。また、ガラス保持ピース41
は、通常、繊維入りPP・PA等の硬質合成樹脂で射出
成形等により成形するが、樹脂インサート17と同じ材
料でもよい。
【0028】このとき、ガラス保持ピース41は、ロア
サッシ部15の略全長にわたる長さとしても良いが、図
例の如く、ガラス保持作用は部分的でも良い場合が多
い。その場合は、ガラス曲率が異なっても、一つのガラ
ス保持ピース41で対応可能となる利点がある。なお、
ガラス保持ピース41の長さは、通常、全長a=30〜
140mm、ガラス保持部高分子弾性体層深さh=1〜3
mm、同開口幅b=5〜10mm、ガラス導入部の幅c=2
0mmとする。
【0029】(5) 上記構成の樹脂インサート17は、上
記の如く、高分子弾性体Mを射出成形により形成し、さ
らに、ロアサッシ部15にガラス保持ピース41を装着
して、ミラーブラケットとする。そして、該ミラーブラ
ケットを、車体(ドアパネル)に装着し、ミラー取付け
部にドアミラーを取付けて使用する。
【0030】
【本発明の作用・効果】 本発明の自動車コーナピース
用樹脂インサート及びそれを使用した自動車コーナピー
スは、上記の如く、コーナピース本体部のガラス保持部
形成部及び該ガラス保持部形成部の下方に連続するロア
サッシ部が、チャンネル形状の一側壁が切除されたL字
形断面に形成されている共に、前記ロアサッシ部の中
間位置にガラス保持ピースが取り付けられている構成に
より下記作用・効果を奏する。
【0031】本発明の、樹脂インサートは、成形用金型
を使用して成形するに際して、型開き方向と交差する方
向に開口を有するチャンネル形状の一側壁を切除してL
字形断面に変更したので、スライドコアが不要となる。
従って、コーナピース部及びロアサッシ部が構造用合成
樹脂で一体成形されている樹脂インサートにおいて、ス
ライドコアが不要となり、簡単で小型の金型で成形可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の板金製のロアサッシにガラスランを組み
付けた状態を示す概略斜視図
【図2】本発明のコーナピース用樹脂インサートの一例
を示す斜視図(ガラス保持ピース組み付け前)
【図3】図2のインサートを使用したミラーブラケット
の同図の3−3線部位断面図
【図4】同じく4−4線断面図
【図5】本発明に使用するガラス保持ピースの一例を示
す斜視図
【図6】本発明のコーナピース用樹脂インサートの一例
を示す斜視図(ガラス保持ピース組み付け後)
【図7】図6の7−7線断面図
【符号の説明】
15 ロアサッシ部 17 樹脂インサート 19 ブラケット本体部 21 取り付け脚部 23 ガラスラン部形成部 41 ガラス保持ピース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/06 B60J 10/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーナピース本体部及びロアサッシ部が
    構造用合成樹脂で一体成形されている自動車コーナピー
    ス用樹脂インサートであって、 前記コーナピース本体部のガラス保持部形成部及び該ガ
    ラス保持部形成部の下方に連続するロアサッシ部が、チ
    ャンネル形状の一側壁が切除されたL字形断面に形成さ
    れている共に、前記ロアサッシ部の中間位置にガラス
    保持ピースが取り付けられていることを特徴とする自動
    車コーナピース用樹脂インサート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ガラス保持部形
    成部が、チャンネル形状の車内側側壁が切除されたL字
    形断面に形成されていることを特徴とする自動車コーナ
    ピース用樹脂インサート。
  3. 【請求項3】 樹脂インサートが高分子弾性体で部分的
    に被覆されて形成されている自動車コーナピースにおい
    て、 前記樹脂インサートが; コーナピース本体部及びロアサッシ部が構造用合成樹脂
    で一体成形され、 前記コーナピース本体部のガラス保持部形成部及び該ガ
    ラス保持部形成部の下方に連続するロアサッシ部が、チ
    ャンネル形状の一側壁が切除されたL字形断面に形成さ
    れている共に、前記ロアサッシ部の中間位置にガラス保
    持ピースが取り付けられたものであることを特徴とする
    自動車用コーナピース。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ガラス保持部形
    成部が、チャンネル形状の車内側側壁が切除されたL字
    形断面に形成されていることを特徴とする自動車コーナ
    ピース。
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