JP2973568B2 - L型断面成形品の成形方法 - Google Patents

L型断面成形品の成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、VHS方式
のビデオカセットに用いるガードパネルのようなL型断
面成形品の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、VHS方式のビデオカセット本
体(図示せず)に取り付けられ、磁気テープを保護する
役目を果すガードパネル1の斜視図である。
【0003】このガードパネル1は、細長い正面板部1
Aと、この正面板部1Aの両端に一体的に形成された側
板部1B,1Cとからなり、これらの側板部1B,1C
には、カセット本体にガードパネル1を取付けるための
ヒンジピン2B,2Cが互いに対向するように形成され
ている。一方、上記正面板部1Aの図中下端には、カセ
ット本体に係合するための張り出し部3…が、側板部1
B,1Cと同じ側に突出して形成されている。また、上
記ヒンジピン2Cには、スプリングを係止するための突
起2Dが突設されている。そして、このスプリングは、
ガードパネル1を閉じる方向に付勢するものである。
【0004】図3ないし図5は、このような形状のガー
ドパネル1を成形する際に従来から使用されている金型
の一例を示すものである。なお、この金型においては、
ガードパネル1の正面板部1Aを、金型の開閉方向に対
し垂直に成形するようになっている。従って、この金型
においては、ヒンジピン2B,2Cがアンダーカットと
なっている。
【0005】これらの図において、符号4は固定側受板
であり、この固定側受板4にはキャビティプレート5が
固定されている。そして、このキャビティプレート5に
対向してコアプレート6及び側プレート7が配置されて
おり、これらのプレート6,7は可動側受板8に支持さ
れている。
【0006】上記コアプレート6は、図5に示すよう
に、可動側受板8に固定された可動側コア6Aと、この
可動側コア6Aの両端側に配置されたスライドコア6
B,6Cとから構成されている。また、これらのスライ
ドコア6B,6Cと、側プレート7は、図示しないスラ
イドコア移動機構により、互いに接近離間する方向(金
型の開閉方向と直交する方向)に同時に移動操作される
ようになっている。そして、上記可動側コア6Aによ
り、アンダーカットである張り出し部3…を含む正面板
部1Aを成形するためのキャビティを画成する一方、ス
ライドコア6B,6C及び側プレート7により、ヒンジ
ピン2B,2Cを有する側板部1B,1Cを成形するた
めのキャビティを画成している。
【0007】上記構成の金型により成形したガードパネ
ル1を離型するには、金型を開いた上、図4に示すよう
に、スライドコア6B,6Cと、側プレート7とを互い
に離間する方向に移動させ、ガードパネル1を図示しな
い突出しピンで金型から突き出す。
【0008】一方、上記金型とは別のガードパネル用金
型として、図6ないし図8に示すようなものも使用され
ている。この金型では、ガードパネル1の正面板部1A
の幅方向を金型の開閉方向(図6において上下方向)と
一致させているため、正面板部1Aの下端に形成されて
いる張り出し部3がアンダーカットになっている。
【0009】図中符号10は固定側受板であり、この固
定側受板10には、キャビティプレート11が固定され
ている。また、このキャビティプレート11に先端面を
突き合わさせてガードパネル1を成形するためのキャビ
ティ12を画成するコアプレート13が、上記キャビテ
ィプレート11に対向配置されている。そして、このコ
アプレート13は可動側受板14に支持されている。な
お、符号15は溶融樹脂通路である。
【0010】上記コアプレート13は、図8(型開き状
態における平面図)に示すように、金型の開閉方向と直
交する方向にスライドコア移動機構(図示略)により移
動操作可能とされたスライドコア13Aとこのスライド
コア13Aの両端側に配置され可動側受板14に固定さ
れた可動側コア13B,13Cとから構成されている。
そして、上記スライドコア13Aにより、アンダーカッ
トである張り出し部3…を含む正面板部1Aを成形する
ためのキャビティ12の一部分を画成する一方、可動側
コア13B,13Cによりヒンジピン2B,2Cを有す
る側板部1B,1Cを成形するためのキャビティ12の
他の部分を画成している。
【0011】この金型内でガードパネル1を成形した後
に、これを離型するには、金型を開いたうえに、図7に
示すように、上記スライドコア移動機構によりスライド
コア13Aをガードパネル1から離し、次いで図示しな
い突出しピンによってガードパネル1を突き出して離型
する。
【0012】また、図6ないし図8に示す上記金型にお
いて、金型を開いた後に、スライドコア(突出しブロッ
ク)13Aをキャビティプレート11側に突き出し、次
いで、この突き出しブロック13Aに付着しているガー
ドパネル1を図7において左方から吸引装置の吸盤によ
って吸い付けて突出しブロック13Aから引き離すよう
にして離型させる方法も提案されている(特開昭61−
145781号公報参照)。
【0013】さらに、本出願人は、新規のガードパネル
用金型(特願昭63−164372号参照)あるいはガ
ードパネル(特願平1−336993号参照)を提案し
ている。このガードパネル用金型は、図9ないし図11
に示すように、キャビティプレート16が、ガードパネ
ル1の正面板部1A及び各側板部1B,1Cの各外面を
形成するための第1キャビ型17(図9ないし図11参
照)と、上記側板部1Bのヒンジピン2Bの上表面を形
成するための第2キャビ型18(図10参照)と、上記
側板部1Cのヒンジピン2Cの上表面を形成するための
第3キャビ型19(図11参照)とから構成され、かつ
コアプレート20が、正面板部1Aの内面を形成するた
めの第1コア型21(図9参照)と、側板部1Bの内面
及びヒンジピン2Bの下表面を形成するための第2コア
型22(図10参照)と、側板部1Cの内面及びヒンジ
ピン2Cの下表面,突起2Eを形成するための第3コア
型23(図11参照)と、上記突起2Eの端面を形成す
るためのコアピン24(図11参照)と、金型の開閉方
向に対して直交する方向(ガードパネル1の長手方向)
に摺動自在に設けられ、かつ上記側板部1Cの凹部を形
成するためのスライドコア25(図11参照)とから構
成されたものであり、かつ上記ガードパネルは、上記ヒ
ンジピン2Cの突起2Eの代わりに前板部1Eに平行な
突起を用いたものである。そして、これらのガードパネ
ル用金型あるいはガードパネルにあっては、成形すべき
ガードパネル1の正面板部1Aの互いに直角に交差する
上板部1D及び前板部1Eが金型の開閉方向に対して所
定角度傾斜して設定されているので、上板部1D及び前
板部1Eの各外表面に、シボ加工や彫刻加工をそれぞれ
施すことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図3な
いし図5に示す金型及び図6ないし図8に示す金型で
は、いずれもアンダーカット部分を処理するために、金
型の開閉方向と直交する方向に移動操作されるスライド
コアを有しており、このスライドコアを作動させるため
の空気シリンダ、油圧シリンダ、傾斜ピンなどのような
スライドコア移動機構を金型の開閉機構とは別に設ける
ことが必要であった。このため、金型の構造が複雑で、
金型の製作コストが高いという問題があった。そして、
このことは、特に、1つの金型で多数の成形品を成形す
る、いわゆる多数個取りを行おうとする場合には不向き
である。また、上記スライドコアを長期間にわたって使
用すると、ガタを生じ易くなり、スライドコアの摺動が
円滑にいかなくなるという問題や、スライドコアを金型
の開閉方向と直交する方向に移動させる必要があるため
に、どうしても型開閉に時間がかかり、サイクルタイム
が長くなることにより、生産性の向上を図ることができ
ないといった問題がある。
【0015】一方、上記特開昭61−145781号公
報に記載の金型にあっては、幅の広い前板部を成形する
キャビティが突出しブロック13Aの側方に位置するた
めに、成形時に偏圧が大きくかかり、かつ突出しブロッ
ク13Aにカジリを生じ易く、円滑に突出せなくなると
いう問題があると共に、吸引装置を別途金型に付設しな
ければならないため、構造が複雑化し、かつ装置の製作
費が高くなるという問題がある。
【0016】さらに、本出願人が提案した上記ガードパ
ネル用金型あるいはガードパネルにあっては、上板部1
D及び前板部1Eが金型の開閉方向に対して大きく傾斜
しているため、金型の彫刻面を製作する際に、型加工が
煩雑で加工工数がかかり、従って、金型の製作コストが
嵩むという問題がある。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ガードパネルのようなL
型断面成形品を円滑にかつ確実に成形し、かつ離型させ
ることができ、しかも金型の構造が簡単で安価に製作で
きる上に、多数個取り及びハイサイクルタイムに容易に
対応でき、生産性の向上を図ることができるL型断面成
形品の成形方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、第
1板状部に第2板状部が一体的に形成されたL型断面成
形品を金型によって成形するL型断面成形品の成形方法
であって、上記両板状部の内面を形成する型体に上記L
型断面成形品が付着した状態において、上記L型断面成
形品を型開閉方向に沿って押し出すことによって、上記
L型断面成形品の両側部に形成された凸状部を支点とし
て、上記L型断面成形品を回転させながら離型させるも
のである。
【0019】また、本発明の請求項2は、第1板状部を
金型の型開閉方向に対して所定角度傾斜した状態におい
て成形させるものである。
【0020】さらに、本発明の請求項3は、L型断面成
形品がVHS方式のガードパネルであることを特徴とす
る。
【0021】さらにまた、本発明の請求項4は、上記ガ
ードパネルの前板部が型開閉方向に対して所定角度傾斜
した状態において成形されると共に、側板部に形成され
る凹所とヒンジピンの突起とが型開閉方向に沿った状態
において成形されるものである。
【0022】また、本発明の請求項5は、上記ガードパ
ネルの側板部に形成される凹所とヒンジピンの突起とに
所要角度のテーパーを施すものである。
【0023】
【作用】本発明の請求項1にあっては、第1板状部に第
2板状部が一体的に形成されたL型断面成形品の内面を
形成する型体にL型断面成形品が付着した状態におい
て、上記L型断面成形品を型開閉方向に沿って押し出す
ことによって、L型断面成形品の両側部に形成された凸
状部を支点としてL型断面成形品を回転させながら押し
出して上記型体から離型させる。
【0024】また、本発明の請求項2にあっては、第1
板状部を金型の型開閉方向に対して所定角度傾斜した状
態において成形させることにより、L型断面成形品を回
転させながら押し出し易くし、型体からの離型を円滑に
行う。
【0025】さらに、本発明の請求項3にあっては、V
HS方式のガードパネルの成形において用いることによ
って、ガードパネルのアンダーカット部分が容易に離型
される。
【0026】さらにまた、本発明の請求項4にあって
は、ガードパネルの前板部が型開閉方向に対して所定角
度傾斜した状態において成形されると共に、側板部に形
成される凹所とヒンジピンの突起とが型開閉方向に沿っ
た状態において成形されることにより、上記側板部の凹
所及びヒンジピンの突起が円滑に型体から離型される。
【0027】また、本発明の請求項5にあっては、ガー
ドパネルの側板部に形成される凹所とヒンジピンの突起
とに所要角度のテーパーを施すことにより、なお一層上
記凹所と突起の型体からの離れを良くする。
【0028】
【実施例】以下、図1に基づいて本発明の一実施例を説
明する。本発明の方法で成形されるガードパネル30の
基本構造は図2に示すガードパネル1と同様であり、同
様な部分には同符号を付けて説明を省略する。
【0029】上記ガードパネル30と従来のガードパネ
ル1とが相異する点は、側板部1Cに形成されたガード
パネル回転防止用ストッパを係止する凹所31と、ヒン
ジピン2Cに形成された突起32の構造である。上記凹
所31は、側板部1Cと前板部1Eとのなす稜線に平行
な傾斜壁面31Aと、上板部1Dに平行な壁面31B
と、型開閉方向mに対して所要角度α(例えば3度,3
度〜5度)傾斜した傾斜壁面31Cと、これらの壁面3
1A,31B,31Cと連なる底面31Dとで形成され
ている。また、上記ヒンジピン2Cに形成された突起3
2は、その軸線を上記型開閉方向mに一致させかつ先細
状に傾斜した円錐台状に形成されており、この円錐台状
に傾斜した傾斜角度は、例えば3度,3度〜5度に設定
されている。そして、上記前板部1Eは、上記型開閉方
向mに対して所定角度β(例えば3度,3度〜5度)傾
斜して金型内で成形されるようになっている。
【0030】上記ガードパネル30を成形する金型は、
上記ガードパネル30の外面及び側板部1B,1Cの内
面の一部とヒンジピン2B,2Cの上半分(図1におい
てパーティングラインP.L.の上側)を形成するキャ
ビ型40と、このキャビ型40に対して上記型開閉方向
mに沿って接近,離間可能に設けられ、かつガードパネ
ル30の内面の大部分を形成するコア型41とから概略
構成されている。そして、上記コア型41を貫通して、
上記ガードパネル30の前板部1Eの端部を型開閉方向
mに沿って突き出す突出しピン42が設けられている。
【0031】上記のように構成されたガードパネル30
を上述した射出成形金型によって成形する場合には、ま
ず、従来同様、キャビ型40にコア型41を接触させ、
キャビ型40とコア型41との間にキャビティを形成し
た後、このキャビティ内に、キャビ型40内を通って供
給される溶融樹脂を充填し、冷却固化させる。
【0032】次いで、キャビ型40に対してコア型41
を型開閉方向mに沿って開くと、キャビティ内に成形さ
れた成形品はコア型41に付着した状態でキャビ型40
から離れていく。次いで、突出しピン42によって上記
成形品(ガードパネル)30の前板部1Eの端部を突き
出すと、該ガードパネル30は、コア型41側からキャ
ビ型40側に移動すると共に、上記両側板部1B,1C
のヒンジピン2B,2Cを支点として、図1において時
計回りに回動する。従って、アンダーカットとなってい
る張り出し部3がコア型41から外方に円滑に離れてい
く。
【0033】この場合、側板部1Cの凹所31及びヒン
ジピン2Cの突起32には、図1において、上記両ヒン
ジピン2B,2Cを支点として時計回りに回動する力が
働くため、上記凹所31及び突起32は変形しよう(ね
じれよう)とするが、上記回動力と共に、側板部1Cの
凹所31及びヒンジピン2Cの突起32には、コア型4
1から型開閉方向mに沿って離れようとする力が働く上
に、上記凹所31を形成する両傾斜壁面31A,31C
が、型開閉方向mに対してコア型41側に行くほど開く
ように設定され、しかも上記突起32が、その軸線を上
記型開閉方向mに一致させかつ先細状に傾斜した円錐台
状に形成されているから、上記ガードパネル30がコア
型41から型開閉方向mに離れるほど、上記成形品(凹
所31及び突起32)側とこれに対向するコア型41と
の間にクリアランスが生じ、従って、ガードパネル30
は、型開閉方向mに沿ってキャビ型40側に移動しなが
ら、ヒンジピン2B,2Cを支点として回動することに
より、円滑にコア型41から離型される。
【0034】また、上記前板部1Eが型開閉方向mに対
して所定角度β傾斜した状態で成形されるから、上板部
1D及び前板部1Eの各外面にシボ加工,彫刻加工等を
施すことが可能である。
【0035】なお、上記実施例においては、アンダーカ
ット部分となる張り出し部3及び側板部1Cの凹所3
1,ヒンジピン2Cの突起32のために、前板部1Eを
型開閉方向mに対して所定角度β傾斜して金型内で成形
されるようにしたが、上記張り出し部3,側板部1Cの
凹所31,ヒンジピン2Cの突起32の形状あるいは樹
脂の性状によっては、上記角度βの傾斜は設けなくとも
よい(β=0でもよい)。また、上記実施例にあって
は、ガードパネル30について説明したが、これに限ら
ず、L型断面の成形品について広く適用できる。この場
合、離型の際の回動中心となるヒンジピン2B,2Cが
不要であるならば、離型後、これらのヒンジピン2B,
2Cを除去することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、第1板状部に第2板状部が一体的に形成されたL型
断面成形品の内面を形成する型体に上記L型断面成形品
が付着した状態において、上記L型断面成形品を型開閉
方向に沿って押し出すことによって、上記L型断面成形
品の両側部に形成された凸状部を支点として、上記L型
断面成形品を回転させながら押し出して上記型体から離
型させるものであるから、ガードパネルのようなL型断
面成形品を円滑にかつ確実に成形し、かつ離型させるこ
とができ、しかも金型の構造が簡単で安価に製作できる
上に、多数個取り及びハイサイクルタイムに容易に対応
でき、生産性の向上を図ることができる。
【0037】また、本発明の請求項2は、第1板状部を
金型の型開閉方向に対して所定角度傾斜した状態におい
て成形させることにより、L型断面成形品を回転させな
がら押し出し易くでき、かつ型体からの離型を円滑に行
うことができる。
【0038】さらに、本発明の請求項3は、VHS方式
のガードパネルの成形において用いることによって、ガ
ードパネルのアンダーカット部分を容易に離型させるこ
とができる。
【0039】さらにまた、本発明の請求項4は、ガード
パネルの前板部が型開閉方向に対して所定角度傾斜した
状態において成形されると共に、側板部に形成される凹
所とヒンジピンの突起とが型開閉方向に沿った状態にお
いて成形されることにより、上記側板部の凹所及びヒン
ジピンの突起を円滑に型体から離型させることができ
る。
【0040】また、本発明の請求項5は、ガードパネル
の側板部に形成される凹所とヒンジピンの突起とに所要
角度のテーパーを施すことにより、なお一層上記凹所と
突起の型体からの離れを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するガードパネルの断
面図である。
【図2】従来のガードパネルを示す斜視図である。
【図3】従来のガードパネル用金型の一例を示す断面図
である。
【図4】図3の型開時のコアプレート部の断面図であ
る。
【図5】図3のコアプレート部の平面図である。
【図6】従来のガードパネル用金型の他の一例を示す断
面図である。
【図7】図6の型開時のコアプレート部の断面図であ
る。
【図8】図6のコアプレート部の平面図である。
【図9】従来のガードパネル用金型の別の一例を示すガ
ードパネルの中央部を成形する型部の断面図である。
【図10】図9のガードパネルの一方の側板部を成形す
る型部の断面図である。
【図11】図9のガードパネルの他方の側板部を成形す
る型部の断面図である。
【符号の説明】
1C 側板部 1D 上板部(第2板状部) 1E 前板部(第1板状部) 2B ヒンジピン(凸状部) 2C ヒンジピン(凸状部) 30 ガードパネル(L型断面成形品) 31 凹所 32 突起 40 キャビ型 41 コア型(型体) m 型開閉方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−14116(JP,A) 特開 平3−198275(JP,A) 実開 昭58−82228(JP,U) 実開 平3−106018(JP,U) 実開 昭62−20816(JP,U) 実開 昭55−43638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/72 G11B 23/087 521

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1板状部に第2板状部が一体的に形成
    されたL型断面成形品を金型によって成形するL型断面
    成形品の成形方法であって、上記両板状部の内面を形成
    する型体に上記L型断面成形品が付着した状態におい
    て、上記L型断面成形品を型開閉方向に沿って押し出す
    ことによって、上記L型断面成形品の両側部に形成され
    た凸状部を支点として、上記L型断面成形品を回転させ
    ながら離型させることを特徴とするL型断面成形品の成
    形方法。
  2. 【請求項2】 第1板状部を金型の型開閉方向に対して
    所定角度傾斜した状態において成形させることを特徴と
    する請求項1記載のL型断面成形品の成形方法。
  3. 【請求項3】 L型断面成形品がVHS方式のガードパ
    ネルであることを特徴とする請求項1または2記載のL
    型断面成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 ガードパネルの前板部が型開閉方向に対
    して所定角度傾斜した状態において成形されると共に、
    側板部に形成される凹所とヒンジピンの突起とが型開閉
    方向に沿った状態において成形されることを特徴とする
    請求項3記載のL型断面成形品の成形方法。
  5. 【請求項5】 ガードパネルの側板部に形成される凹所
    とヒンジピンの突起とに所要角度のテーパーを施すこと
    を特徴とする請求項3または4記載のL型断面成形品の
    成形方法。
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