JPH0123788Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0123788Y2 JPH0123788Y2 JP498784U JP498784U JPH0123788Y2 JP H0123788 Y2 JPH0123788 Y2 JP H0123788Y2 JP 498784 U JP498784 U JP 498784U JP 498784 U JP498784 U JP 498784U JP H0123788 Y2 JPH0123788 Y2 JP H0123788Y2
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- JP
- Japan
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- mold
- bumper
- movable
- resin
- bent portions
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 16
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 16
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 6
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 5
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用の樹脂製バンパーの射出成形
用金型に関するものである。
用金型に関するものである。
自動車用樹脂製バンパーは第1図に例示したよ
うに断面が略コ字形でその内側面に車体へ固着す
るための取付片a,a…が一体に形成されてい
る。そして射出成形品としては非常に大型で殊に
長尺である。従つて離型時に樹脂が冷却すること
により長手方向に非常に大きく収縮(全長1.5m
のバンパーの場合15〜24mm収縮)するが、そのよ
うに大きく収縮することでバンパー両端の折曲部
b,bのエツジ面cが可動型の成形面より外れる
と前記取付片a,a…が半硬化状態のときに該成
形品が振動するため該取付片a,a…が変形、或
いは欠損する虞れがあつた。
うに断面が略コ字形でその内側面に車体へ固着す
るための取付片a,a…が一体に形成されてい
る。そして射出成形品としては非常に大型で殊に
長尺である。従つて離型時に樹脂が冷却すること
により長手方向に非常に大きく収縮(全長1.5m
のバンパーの場合15〜24mm収縮)するが、そのよ
うに大きく収縮することでバンパー両端の折曲部
b,bのエツジ面cが可動型の成形面より外れる
と前記取付片a,a…が半硬化状態のときに該成
形品が振動するため該取付片a,a…が変形、或
いは欠損する虞れがあつた。
本考案は上記欠点を解消せんとするもので、断
面が略コ字形の長尺体でその内面に取付片を一体
に形成すると共に両端に折曲部を形成してなる自
動車用樹脂製バンパーを成形する射出成形用金型
であつて、該バンパーの両端の折曲部のエツジ面
を成形する移動コアを可動型中に設け、該移動コ
アを離型時に樹脂の収縮による該折曲部の移動量
に合わせて内方へ移動させるように構成したもの
である。これによつて離型時に折曲部が外れてそ
の衝激により成形不良が生じるような虞れを排除
し、成形品の品質、精度の向上を可能ならしめる
ものである。
面が略コ字形の長尺体でその内面に取付片を一体
に形成すると共に両端に折曲部を形成してなる自
動車用樹脂製バンパーを成形する射出成形用金型
であつて、該バンパーの両端の折曲部のエツジ面
を成形する移動コアを可動型中に設け、該移動コ
アを離型時に樹脂の収縮による該折曲部の移動量
に合わせて内方へ移動させるように構成したもの
である。これによつて離型時に折曲部が外れてそ
の衝激により成形不良が生じるような虞れを排除
し、成形品の品質、精度の向上を可能ならしめる
ものである。
以下に本考案の一実施例を図面と共に説明す
る。図において、1は溶融樹脂が射入されるスブ
ル(図示せず)を有した固定型、2は固定型取付
板、3は可動型取付板、4は該可動型取付板に固
着されたスペーサブロツク、5は該スペーサブロ
ツク上に固着された可動型、6は閉型時に固定型
1と可動型5の間に形成されるキヤビテイを示
す。可動型5の両端部にはバンパー両端の折曲部
b,bの内面を成形するための横抜きコア7,7
が設けられている。また8,8…は前記取付片
a,a…を成形するための横抜きコアである。こ
れらの横抜きコアは型開方向に対して14゜傾斜し
て可動型5中に嵌挿された傾斜軸9,9,10,
10…の先端に固着され、該各傾斜軸の他端はス
ライドブロツク11,11に固着されている。ス
ライドブロツク11,11は可動型取付板3上に
配置された押上板12,12上に摺動自在に設け
られている。13,13はノツクアウトピン、1
4,14は該ノツクアウトピンが貫通するよう可
動型取付板3に開設された透孔である。なお以上
の構成は従来からの樹脂製バンパー成形用金型と
同等である。しかして本考案では、バンパー両端
の折曲部b,bのエツジ面C(各折曲部に2個所
あり)を成形するべく移動コア15,16を夫々
横抜きコア7,7を挾むように配置する。(第4
図、第5図参照)。そして押上板12上の前記ス
ライドブロツク11の両側に別体のスライドブロ
ツク17,18を設け移動コア15,16と前記
スライドブロツク17,18とを傾斜軸19,2
0により連結する。傾斜軸19,20は型開方向
に対して4゜30′傾斜していて前記傾斜軸9,9,
10,10…と比較するとその傾斜角度は少な
い。即ち、移動コア15,16の型開時の横移動
量はこの傾斜軸19,20の傾斜角度によつて決
まつて来るが、該移動コア15,16は前記横抜
きコア7,7,8,8…と比較するとその横移動
量は少なくなるように設定されている。換言すれ
ば傾斜軸19,20の傾斜角度は型開時の樹脂の
収縮による折曲部b,bの内向移動量に則して移
動コア15,16が移動するように設定される。
る。図において、1は溶融樹脂が射入されるスブ
ル(図示せず)を有した固定型、2は固定型取付
板、3は可動型取付板、4は該可動型取付板に固
着されたスペーサブロツク、5は該スペーサブロ
ツク上に固着された可動型、6は閉型時に固定型
1と可動型5の間に形成されるキヤビテイを示
す。可動型5の両端部にはバンパー両端の折曲部
b,bの内面を成形するための横抜きコア7,7
が設けられている。また8,8…は前記取付片
a,a…を成形するための横抜きコアである。こ
れらの横抜きコアは型開方向に対して14゜傾斜し
て可動型5中に嵌挿された傾斜軸9,9,10,
10…の先端に固着され、該各傾斜軸の他端はス
ライドブロツク11,11に固着されている。ス
ライドブロツク11,11は可動型取付板3上に
配置された押上板12,12上に摺動自在に設け
られている。13,13はノツクアウトピン、1
4,14は該ノツクアウトピンが貫通するよう可
動型取付板3に開設された透孔である。なお以上
の構成は従来からの樹脂製バンパー成形用金型と
同等である。しかして本考案では、バンパー両端
の折曲部b,bのエツジ面C(各折曲部に2個所
あり)を成形するべく移動コア15,16を夫々
横抜きコア7,7を挾むように配置する。(第4
図、第5図参照)。そして押上板12上の前記ス
ライドブロツク11の両側に別体のスライドブロ
ツク17,18を設け移動コア15,16と前記
スライドブロツク17,18とを傾斜軸19,2
0により連結する。傾斜軸19,20は型開方向
に対して4゜30′傾斜していて前記傾斜軸9,9,
10,10…と比較するとその傾斜角度は少な
い。即ち、移動コア15,16の型開時の横移動
量はこの傾斜軸19,20の傾斜角度によつて決
まつて来るが、該移動コア15,16は前記横抜
きコア7,7,8,8…と比較するとその横移動
量は少なくなるように設定されている。換言すれ
ば傾斜軸19,20の傾斜角度は型開時の樹脂の
収縮による折曲部b,bの内向移動量に則して移
動コア15,16が移動するように設定される。
このように構成した金型では、第3図に示した
ように型開することによつて横抜きコア7,7が
バンパーの折曲部b,bの内面から離脱し、横抜
コア8,8…が取付片a,a…から離脱する。そ
の際移動コア15,16は折曲部b,bのエツジ
面cに当接したまま樹脂の収縮量に合わせて少し
く内方に移動する。このため折曲部b,bは収縮
によつて内方に移動しても移動コア15,16に
保持された状態に維持され外れることがないので
衝激的に該成形品が振動することおよび位置ずれ
による離型不良が防止できる。なお移動コア1
5,16は樹脂の収縮量に順じるが通常はその収
縮量よりも少し少な目にして成形品が該移動コア
によつて保持されるようにする。
ように型開することによつて横抜きコア7,7が
バンパーの折曲部b,bの内面から離脱し、横抜
コア8,8…が取付片a,a…から離脱する。そ
の際移動コア15,16は折曲部b,bのエツジ
面cに当接したまま樹脂の収縮量に合わせて少し
く内方に移動する。このため折曲部b,bは収縮
によつて内方に移動しても移動コア15,16に
保持された状態に維持され外れることがないので
衝激的に該成形品が振動することおよび位置ずれ
による離型不良が防止できる。なお移動コア1
5,16は樹脂の収縮量に順じるが通常はその収
縮量よりも少し少な目にして成形品が該移動コア
によつて保持されるようにする。
以上実施例について説明したように本考案の樹
脂製バンパー成形用金型は、バンパー両端の折曲
部のエツジ面を成形する移動コアを樹脂の収縮量
に合わせて離型時に内方へ移動するようにしたの
で、離型中の折曲部は該移動コアによつて確実に
保持される。よつて離型途中で収縮のため折曲部
が外れてその衝激により変形を生じさせるような
虞れはなく成形品精度を向上させ不良品を発生さ
せない有益な効果がある。
脂製バンパー成形用金型は、バンパー両端の折曲
部のエツジ面を成形する移動コアを樹脂の収縮量
に合わせて離型時に内方へ移動するようにしたの
で、離型中の折曲部は該移動コアによつて確実に
保持される。よつて離型途中で収縮のため折曲部
が外れてその衝激により変形を生じさせるような
虞れはなく成形品精度を向上させ不良品を発生さ
せない有益な効果がある。
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は樹脂製バンパーの斜視図、第2図はその成形
用金型の縦断面図、第3図は型開時の縦断面図、
第4図は第2図のX−X線断面図、第5図は第2
図のY−Y線断面図、第6図は第4図のZ−Z線
断面図である。 a……取付片、b……折曲部、c……エツジ
面、1……固定型、5……可動型、12……押圧
板、15,16……移動コア、17,18……ス
ライドブロツク、19,20……傾斜軸。
図は樹脂製バンパーの斜視図、第2図はその成形
用金型の縦断面図、第3図は型開時の縦断面図、
第4図は第2図のX−X線断面図、第5図は第2
図のY−Y線断面図、第6図は第4図のZ−Z線
断面図である。 a……取付片、b……折曲部、c……エツジ
面、1……固定型、5……可動型、12……押圧
板、15,16……移動コア、17,18……ス
ライドブロツク、19,20……傾斜軸。
Claims (1)
- 断面が略コ字形の長尺体でその内面に取付片を
一体に形成すると共に両端に折曲部を形成してな
る自動車用樹脂製バンパーを成形する射出成形用
金型であつて、該バンパーの両端の折曲部のエツ
ジ面を成形する移動コアを可動型中に設け、該移
動コアを離型時に樹脂の収縮による該折曲部の移
動量に合わせて内方へ移動させるように構成した
ことを特徴とする樹脂製バンパー成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP498784U JPS60117114U (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | 樹脂製バンパ−成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP498784U JPS60117114U (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | 樹脂製バンパ−成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60117114U JPS60117114U (ja) | 1985-08-08 |
JPH0123788Y2 true JPH0123788Y2 (ja) | 1989-07-20 |
Family
ID=30481086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP498784U Granted JPS60117114U (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | 樹脂製バンパ−成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60117114U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63114616A (ja) * | 1986-10-31 | 1988-05-19 | Mazda Motor Corp | 射出成形金型 |
-
1984
- 1984-01-17 JP JP498784U patent/JPS60117114U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60117114U (ja) | 1985-08-08 |
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