JP2999612B2 - 成形金型 - Google Patents

成形金型

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JP2999612B2 JP30414591A JP30414591A JP2999612B2 JP 2999612 B2 JP2999612 B2 JP 2999612B2 JP 30414591 A JP30414591 A JP 30414591A JP 30414591 A JP30414591 A JP 30414591A JP 2999612 B2 JP2999612 B2 JP 2999612B2
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正典 谷川
忠夫 阪田
研一 鱸
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に凹状のアンダー
カット部を有するプラスチック成形品の成形用金型に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3(a)〜(d)に、内部に補強用の
インサート部品1が挿入され、周囲を樹脂2で覆われた
成形品17であって、円板状のフランジ3の表面に互い
に略180°対向した2個の凹状のアンダーカット部3
aを有するプラスチック製品の形状が示されている。従
来、このような製品を成形する場合、例えば、図4
(a)(b)に示されるように、固定側型部4と可動側
型部8の中間に、左右にスライドすることにより分割可
能なサイドコア5,6を設け、このサイドコア5,6に
形成されたキャビティ7内にインサート部品1を挿入す
ると共に、キャビティ7内のアンダーカット相当部(3
a)に向け可動側型部8から2本の埋め込みピン9を伸
長して配置していた。そして、型開き時は、先ず埋め込
みピン9が抜ける位置まで可動側型部8を図の矢印Y方
向に開き、次にサイドコア5,6を図の矢印X方向(左
右)にスライドさせて、成形品17を取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金型構成によると、可動側型部8の型開き方向とは略直
交する方向に分割されるサイドコア5,6を必要とする
と共に、これを左右にスライドさせるための機構が必要
である等、全体の構造が複雑となり、金型部品の加工も
困難であったため、金型コストが増大するという課題が
あった。
【0004】この発明は斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、成形品の表面
に凹状のアンダーカット部を形成するための金型構造を
簡略化し、もって金型コストの低減を図った成形金型を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、表面に凹状のアンダーカット部を有する
成形品の成形金型において、金型キャビティ内の前記ア
ンダーカット相当部に、前記キャビティ近傍のパーティ
ング面に設けられた枢軸を中心として型開き方向に回動
自在な埋め込みピンを配置し、型開きと同時にエジェク
タピンにより成形品を突き出す際、前記埋め込みピンが
成形品と共にその突き出し方向に回動して、成形品から
抜け出るようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】前記構成により、本発明によれば、金型キャビ
ティ内のアンダーカット相当部に、枢軸を中心として型
開き方向に回動自在な埋め込みピンを伸長して配置する
ことで、成形品の表面にアンダーカット部を形成するこ
とができ、また、この埋め込みピンは、成形品の離型時
に、エジェクタピンにより成形品を突き出して取り出す
際、成形品と共に前記枢軸を中心としてエジェクタピン
の突き出し方向に回動し、これにより、埋め込みピンの
先端部が成形品のアンダーカット部から抜け出ることに
なる。更に、本発明は、金型を平面分割型としたこと
で、従来用いられていたサイドコアのように、左右にス
ライドさせて分割する金型構造が不要となり、簡単な構
成で成形品にアンダーカット部を形成することが可能と
なる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好ましい実施例
を説明する。なお、全図を通じて同一または相当する部
材には同一の符号を付して説明する。図1(a)(b)
に、本発明に係る成形金型の要部構成を示す。同図にお
いて、モールドベース10上に固定側型部4と可動側型
部8が対向して載置され、そのパーティング面に沿いラ
ンナー11、ゲート12を介してキャビティ7が設けら
れ、更にこのキャビティ7の近傍の可動側型部8側に、
固定ネジ18により回転軸固定台13が取り付けられて
いる。
【0008】この回転軸固定台13には、枢軸としての
回転軸14が前記モールドベース10の載置面と略直交
するように設けられ、また、この回転軸14には、パー
ティング面に沿い2本の埋め込みピン9が取り付けられ
ている。そして、これらの埋め込みピン9が、キャビテ
ィ7のアンダーカット相当部(3a)に向け伸長されて
いる。
【0009】なお、キャビティ7内には、インサート部
品1およびこれを位置決めする位置決めピン15が設け
られ、更に、可動側型部8には、パーティング面に直交
し、かつ可動側型部8を貫通してキャビティ7に連通す
るエジェクタピン孔16が形成されている。このエジェ
クタピン孔16には、型開き時に成形品17を突き出す
ためのエジェクタピン16aが挿通される。
【0010】図2は、成形品の離型時の動作状態を示す
ものである。すなわち、固定側型部4に対し、可動側型
部8を矢印Y方向に開くと同時に、エジェクタピン16
aをY方向と反対の方向に突き出して、図の鎖線のよう
に、成形品17を押し出す。このとき、埋め込みピン9
も、回転軸14を中心としてエジェクタピン16aの突
き出し方向に回動し、これにより、埋め込みピン9の先
端部が成形品17の移動と共にアンダーカット部3aか
ら抜け出る。このように、本実施例によれば、平面分割
型の型構造で成形品17にアンダーカット部3aを簡単
に形成することができる。
【0011】
【発明の効果】この発明は、以上説明した通り、表面に
凹状のアンダーカット部を有する成形品の成形金型にお
いて、金型キャビティ内の前記アンダーカット相当部
に、前記キャビティ近傍のパーティング面に設けられた
枢軸を中心として型開き方向に回動自在な埋め込みピン
を配置し、型開きと同時にエジェクタピンにより成形品
を突き出す際、前記埋め込みピンが成形品と共にその突
き出し方向に回動して、成形品から抜け出るようにした
ことで、簡単な構造で成形品にアンダーカット部を形成
することができ、これにより金型コストを大幅に低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る成形金型の要部構成を示
す図、(b)はその側面図である。
【図2】成形品の離型時の動作状態を示す図である。
【図3】(a)はアンダーカット部を有する成形品の平
面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図、
(d)はA−A断面図である。
【図4】(a)は従来の成形金型の要部構成を示す図、
(b)はそのB−B断面図である。
【符号説明】
1 インサート部品 3a アンダーカット部 4 固定側型部 5,6 サイドコア 7 キャビティ 8 可動側型部 9 埋め込みピン 13 回転軸固定台 14 回転軸 16a エジェクタピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−24709(JP,A) 特開 平3−222708(JP,A) 実開 平2−34224(JP,U) 実開 平4−15514(JP,U) 実開 平2−59917(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 39/34 B29C 45/26 - 45/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹状のアンダーカット部を有する
    成形品の成形金型において、金型キャビティ内の前記ア
    ンダーカット相当部に、前記キャビティ近傍のパーティ
    ング面に設けられた枢軸を中心として型開き方向に回動
    自在な埋め込みピンを配置し、型開きと同時にエジェク
    タピンにより成形品を突き出す際、前記埋め込みピンが
    成形品と共にその突き出し方向に回動して、成形品から
    抜け出るようにしたことを特徴とする成形金型。
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