JPH10156836A - 成形金型 - Google Patents

成形金型

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JPH10156836A
JPH10156836A JP31894796A JP31894796A JPH10156836A JP H10156836 A JPH10156836 A JP H10156836A JP 31894796 A JP31894796 A JP 31894796A JP 31894796 A JP31894796 A JP 31894796A JP H10156836 A JPH10156836 A JP H10156836A
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JP
Japan
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mold
plate
molding
molded product
insert
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JP31894796A
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Takeshi Yamamoto
武 山本
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易かつ安価な方法で、成形品の形状に限定
されることなく、アンダーカット部を有する成形品の成
形を可能とした成形金型を提供する。 【解決手段】 本発明の成形金型は、成形した成形品を
可動側型板5から離型するときに、まず、図示しない、
成形機のエジェクタロッドの作動によって、下部突出し
板6bの底面を押し上げ、エジェクタピン7と押出し部
材9とを型開き方向aとは逆方向bに押出す。これによ
り、エジェクタピン7の先端部が可動側型板5よりも突
出すため、成形品と回動入子8とが可動側型板5から離
型される。離型後、成形品の自重により、回動入子8が
成形品と共に回動軸10を中心に回動し、回動入子8が
回動しきったところで、成形品を回動入子8から取り出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカット部
を有する成形品を成形するための成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面に凹形状のアンダーカット部
を有する成形品を成形するための成形金型として、特開
平5−124045号公報に開示されたものがある。
【0003】この成形金型は、図9に示すように、可動
側型部51と固定側型部52とが対向して配置されてお
り、この可動側型部51と固定側型部52とを型締めす
ることでキャビティ53を形成する。このキャビティ5
3近傍の可動側型部51側には回転軸54が設けられて
おり、この回転軸54に埋め込みピン55の基端部が回
動自在に取付けられている。一方、埋め込みピン55の
先端部は、上記キャビティ53のアンダーカット相当部
56に向け伸長されている。また、成形品を可動側型部
51から離型させるときに、成形品を突出すためのエジ
ェクタピン57が可動側型部51内にスライド可能に設
けられている。
【0004】次に、成形品を離型する際の動作を説明す
る。まず、型締め状態でキャビティ53内に樹脂を流し
込み、その樹脂を固化させて凹形状のアンダーカット部
を有する成形品を得る。その後、可動側型部51を成形
品と共に型開き方向aに移動させ、固定側型部52から
切り離す。この型開きと同時に可動側型部51内のエジ
ェクタピン57を成形品に向かって突出し、可動側型部
51から成形品を離型する。この離型するときの成形品
の移動に合わせて、埋め込みピン55の先端部が回転軸
54を中心に回動し、成形品のアンダーカット部から抜
け出る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のように、成形品を可動側型部から離型させる動作と
埋め込みピンを成形品のアンダーカット部から離型させ
る動作とを同時に行っているため、埋め込みピンが可動
側型部に設けられた回転軸を中心に回動して成形品のア
ンダーカット部から抜け出ることのできる形状に成形品
が限定されるという問題が生じていた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、容易かつ安価な方法で、成形品の形状に限定さ
れることなく、アンダーカット部を有する成形品の成形
を可能とした成形金型を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る成形金型は、アンダーカット部を
有する成形品を成形する成形金型において、前記アンダ
ーカット部に相当する形状を有する回動入子と、前記回
動入子を回動可能に支持すると共に、前記回動入子を型
開き方向とはほぼ逆方向に移動させる回動入子移動部材
と、を具備するものである。
【0008】また、第2の発明に係る成形金型は、第1
の発明に係る成形金型において、前記回動入子を回動さ
せるために、前記回動入子と前記成形品とが密着してい
る状態で前記成形品の一部を押す突出し用エジェクタピ
ンをさらに具備するものである。
【0009】さらに、第3の発明に係る成形金型は、第
1または第2の発明に係る成形金型において、前記回動
入子から前記成形品を離型させるために、前記回動入子
内部にスライド可能な突出し用コアピンをさらに具備す
るものである。
【0010】すなわち、第1の発明に係る成形金型は、
回動入子移動部材で、回動入子移動部材に支持されてい
る回動入子を成形品と共に型開き方向とはほぼ逆方向に
移動させてから、回動入子を成形品と共に回動させる。
【0011】また、第2の発明に係る成形金型は、突出
し用エジェクタピンで成形品の一部を押すことにより、
成形品に密着している回動入子を回動させる。さらに、
第3の発明に係る成形金型は、突出し用コアピンが回動
入子内をスライドすることにより、回動入子から成形品
を離型させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(発明の第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態
における可動型と固定型からなる成形金型の断面図を図
1に示し、可動型の断面図を図2および図3に示し、可
動型の斜視図を図4に示す。この成形金型は、図示しな
い横型射出成形機に取り付けられており、可動型の開閉
方向a,bは水平方向である。
【0013】図1において、固定側取付板1に装着され
ている固定側型板2は、可動側取付板3にスペーサブロ
ック4を介して装着されている可動側型板5に対向して
配置されている。この可動側取付板3、スペーサブロッ
ク4および可動側型板5で形成されるスペース4a内に
は、型の開閉方向a,bに移動可能な突出し板6が設置
されている。この突出し板6は、ボルト等で締結された
上部突出し板6aと下部突出し板6bとから構成されて
おり、図示しないリターンピンに摺動自在に支持されて
いる。
【0014】このリターンピンにはバネが備えられてお
り、常に突出し板6が可動側取付板3側に向かって(型
開き方向a)付勢されるようになっている。また、可動
側取付板3には孔が穿設されており、図示しないエジェ
クタロッドが下部突出し板6bの底面を押せるようにな
っている。
【0015】また、突出し板6には、エジェクタロッド
による突出し板6の押し上げによって成形後の成形品を
型開き方向aとは逆方向bに突出すための2本のエジェ
クタピン7と、回動入子8を型開き方向aとは逆方向b
に押出すための回動入子移動部材としての押出し部材9
とが植設されている。この押出し部材9は、2本のエジ
ェクタピン7よりも下方に位置している。そして、回動
入子8は、成形品の外周側面に凹形状のアンダーカット
部Aを成形するための凸形状のアンダーカット形成部8
aを有している。また、回動入子8は、図4に示すよう
に回動軸10を介して2本の押出し部材9の先端部に連
結されており、回動軸10を中心に回動可能になってい
る。なお、回動入子8が回動するときに、回動入子8ま
たは成形品が可動側型板5に接触しないように、回動軸
10の位置を決めている。
【0016】そして、固定側型板2、可動側型板5およ
び回動入子8によって、キャビティ11が形成される。
また、固定側取付板1および固定側型板2の内部には樹
脂流路が形成されており、この樹脂流路によって図示し
ない成形機のノズルからの樹脂をキャビティ11に充填
できるようになっている。樹脂流路の周囲およびキャビ
ティ11付近には、図示しないヒータが配設されてお
り、充填される樹脂の温度を調節することができる。
【0017】なお、固定側取付板1および固定側型板2
で固定型12を構成しており、可動側取付板3、スペー
サブロック4、可動側型板5、突出し板6、エジェクタ
ピン7、回動入子8、押出し部材9および回動軸10で
可動型13を構成している。
【0018】以下、上記構成の成形金型で射出成形品を
成形する方法を図1乃至図3を用いて説明する。図1に
示すように、固定型12と可動型13とが当接している
状態いわゆる成形金型の型締め状態で、溶融した樹脂
を、図示しない成形機のノズルから樹脂流路を通してキ
ャビティ11内に供給する。そして、樹脂流路の周囲お
よびキャビティ11付近に配設されているヒータの温度
を調節し、キャビティ11内の樹脂を固化させて成形品
を得る。
【0019】次に、可動型13を型開き方向aに移動さ
せて固定型12から切り離すいわゆる型開きを行う。こ
の型開きのときに、成形品は可動側型板5の製品成形部
であるコア部5aに密着して、固定側型板2から離型さ
れる。
【0020】その後、図2に示すように、成形機のエジ
ェクタロッドの作動によって、下部突出し板6bの底面
を押し上げ、エジェクタピン7と押出し部材9とを型開
き方向aとは逆方向bに押し出す。これにより、エジェ
クタピン7の先端部が可動側型板5よりも突出すため、
成形品と回動入子8とが可動側型板5から離型される。
離型後、成形品の自重により、図3に示すように回動入
子8が成形品と共に回動軸10を中心に回動する。そし
て、回動入子8が回動しきったところで、図示しない取
り出しロボットによって成形品を回動入子8から取り出
す。
【0021】その後、成形機のエジェクタロッドを型開
き方向aに移動させることにより、突出し板6を可動側
取付板3側に向かって移動させ、図1に示すような固定
型12と可動型13とが当接している状態いわゆる型締
め状態に戻す。
【0022】本実施の形態によれば、突出し板にエジェ
クタピンと共に押出し部材を植設し、押出し部材の先端
部に回動入子を連結するという容易な構造でアンダーカ
ット部を有する成形品を成形することができる効果を奏
する。
【0023】(発明の第2の実施の形態)本発明の第2
の実施の形態における可動型と固定型からなる成形金型
の断面図を図5に示し、可動型の断面図を図6に示す。
【0024】本実施の形態では、第1の実施の形態で用
いた2本のエジェクタピンのうちの一本を2段突出し用
エジェクタピン21とし、この2段突出し用エジェクタ
ピン21を突出し板6の上方に設けられた2段突出し用
突出し板22に植設した。この2段突出し用突出し板2
2は、ボルト等で締結された上部2段突出し用突出し板
22aと下部2段突出し用突出し板22bとから構成さ
れている。また、2段突出し用突出し板22は、下部2
段突出し用突出し板22bおよび上部突出し板6aに内
設した図示しないマグネットにより突出し板6と吸着さ
れている。2段突出し用突出し板22も突出し板6と同
様に図示しないリターンピンに摺動自在に支持されて、
可動側取付板3側に付勢されている。
【0025】さらに、突出し板6にも可動側取付板3と
同様に孔を穿設し、図示しないエジェクタロッドが下部
2段突出し用突出し板22bの底面を押せるようになっ
ている。また、突出し板6の押し上げ量を型の開閉方向
a,bにて位置決めするためのフランジ部23aを有す
るショルダーボルト23が、2段突出し用突出し板22
および突出し板6を介して可動側取付板3に締結されて
いる。
【0026】その他の構成は第1の実施の形態と同一構
成であり、同一部分には同一番号を付して説明は省略す
る。以下、上記構成の成形金型で射出成形品を成形する
方法を図5および図6を用いて説明する。
【0027】図5に示すように、固定型12と可動型1
3とが当接している状態いわゆる成形金型の型締め状態
で、溶融した樹脂を、図示しない成形機のノズルから樹
脂流路を通してキャビティ11内に供給する。そして、
樹脂流路の周囲およびキャビティ11付近に配設されて
いるヒータの温度を調節し、キャビティ11内の樹脂を
固化させて成形品を得る。
【0028】次に、可動型13を型開き方向aに移動さ
せて固定型12から切り離すいわゆる型開きを行う。こ
の型開きのとき、成形品は可動側型板5の製品成形部で
あるコア部5bに密着して、固定側型板2から離型され
る。
【0029】その後、成形機のエジェクタロッドの作動
によって、下部2段突出し用突出し板22bの底面を押
し上げ、エジェクタピン7、2段突出し用エジェクタピ
ン21および押出し部材9を型開き方向aとは逆方向b
に押し出す。このとき、突出し板6はショルダーボルト
23のフランジ部23aに当接して位置決めされ、押し
出し量が決められる。この時点で、エジェクタピン7お
よび2段突出し用エジェクタピン21の先端部が可動側
型板5よりも突出すため、成形品と回動入子8とが可動
側型板5から離型される。離型後、さらに、エジェクタ
ロッドをb方向に押すと、図6に示すように2段突出し
用突出し板22と突出し板6との吸着による接触状態が
解除され、2段突出し用突出し板22のみがb方向に移
動する。その結果、2段突出し用エジェクタピン21の
先端部が成形品の上方側をさらに押すことになり、回動
入子8が成形品と共に回動軸10を中心に回動する。そ
して、回動入子8が回動しきったところで、図示しない
取り出しロボットによって成形品を回動入子8から取り
出す。
【0030】その後、成形機のエジェクタロッドを型開
き方向aに移動させることにより、2段突出し用突出し
板22および突出し板6を可動側取付板3側に向かって
移動させ、固定型12と可動型13とが当接している状
態いわゆる型締め状態に戻す。
【0031】なお、本実施の形態では、下部2段突出し
用突出し板22bおよび上部突出し板6aにマグネット
を内設することにより2段突出し用突出し板22を突出
し板6に吸着しているが、下部2段突出し用突出し板2
2bおよび上部突出し板6aのどちらか一方にマグネッ
トを内設し、もう一方を非磁性体として吸着するように
しても良い。
【0032】本実施の形態によれば、突出し用エジェク
タピンを2段突出しとしたので、成形品の自重により回
動入子を回動させることのできない成形品の形状であっ
ても、容易に回動入子と成形品とを回動させることがで
き、アンダーカット部を有する成形品を成形し取り出す
ことができる効果を奏する。
【0033】(発明の第3の実施の形態)本発明の第3
の実施の形態における可動型と固定型からなる成形金型
の断面図を図7に示し、可動型の断面図を図8に示す。
【0034】本実施の形態では、2本のコアピン用エジ
ェクタピン31をさらに加え、このコアピン用エジェク
タピン31を突出し板6の上方に設けられた2段突出し
用突出し板22に植設した。この2段突出し用突出し板
22は、ボルト等で締結された上部2段突出し用突出し
板22aと下部2段突出し用突出し板22bとから構成
されている。また、2段突出し用突出し板22は、下部
2段突出し用突出し板22bおよび上部突出し板6aに
内設した図示しないマグネットにより突出し板6と吸着
されている。2段突出し用突出し板22も突出し板6と
同様に図示しないリターンピンに摺動自在に支持され
て、可動側取付板3側に付勢されている。
【0035】さらに、突出し板6にも可動側取付板3と
同様に孔を穿設し、図示しないエジェクタロッドが下部
2段突出し用突出し板22bの底面を押せるようになっ
ている。また、突出し板6の押し出し量を型の開閉方向
a,bにて位置決めするためのフランジ部23aを有す
るショルダーボルト23が、2段突出し用突出し板22
および突出し板6を介して可動側取付板3に締結されて
いる。
【0036】また、回動入子8の内部に段部を有する2
つの貫通孔8bを穿設し、この貫通孔8bの小径部で突
出し用コアピン32を摺動自在に支持するとともに大径
部内に突出し用コアピン32のフランジ部32aおよび
コアピン戻しバネ33を配設した。また、突出し用コア
ピン32の周囲に巻装したコアピン戻しバネ33の付勢
により、突出し用コアピン32のフランジ部32aが抜
けないように、このフランジ部32aを押さえ板34で
押さえている。また、押さえ板34にも回動入子8の貫
通孔8bに連通する貫通孔34aが穿設されており、こ
の貫通孔34aの径は、コアピン用エジェクタピン31
が挿入できる寸法になっている。
【0037】さらに、回動入子の側面には、回動軸10
を中心としたアンダーカット形成部8aの逆側の位置
(図7にて点線で示す)にストッパピン8cが植設され
ている。
【0038】その他の構成は第1の実施の形態と同一構
成であり、同一部分には同一番号を付して説明は省略す
る。以下、上記構成の成形金型で射出成形品を成形する
方法を図7および図8を用いて説明する。
【0039】固定型12と可動型13とが当接している
状態いわゆる成形金型の型締め状態で、溶融した樹脂
を、図示しない成形機のノズルから樹脂流路を通してキ
ャビティ11内に供給する。そして、樹脂流路の周囲お
よびキャビティ11付近に配設されているヒータの温度
を調節し、キャビティ11内の樹脂を固化させて成形品
を得る。
【0040】次に、可動型13を型開き方向aに移動さ
せて固定型12から切り離すいわゆる型開きを行う。こ
の型開きのとき、成形品は可動側型板5の製品成形部で
あるコア部5aに密着して、固定側型板2から離型され
る。
【0041】その後、成形機のエジェクタロッドの作動
によって、下部2段突出し用突出し板22bの底面を押
し上げ、エジェクタピン7、コアピン用エジェクタピン
31および押出し部材9を型開き方向aとは逆方向bに
押し出す。このとき、突出し板6はショルダーボルト2
3のフランジ部23aに当接して位置決めされ、押し出
し量が決められる。この時点で、エジェクタピン7の先
端部が可動側型板5よりも突出すため、成形品と回動入
子8とが可動側型板5から離型し、成形品の自重により
回動入子8が成形品と共に回動軸10を中心に回動す
る。この回動入子8の回動は、回動入子8の側面に設け
られたストッパピン8cにより90度回動したところで
位置決めされる。その後、さらに、エジェクタロッドを
b方向に押すと、2段突出し用突出し板22と突出し板
6との吸着による接触状態が解除され、2段突出し用突
出し板22のみがb方向に移動する。その結果、コアピ
ン用エジェクタピン31の先端部が押さえ部材34の貫
通孔34aを通って突出し用コアピン32のフランジ部
32aを押すことになり、突出し用コアピン32の先端
部が回動入子8よりも突出され、回動入子8から成形品
が離型される。そして、図示しない取り出しロボットに
よって成形品を回動入子から取り出す。
【0042】その後、成形機のエジェクタロッドを型開
き方向aに移動させることにより、2段突出し用突出し
板22および突出し板6を可動側取付板3側に向かって
移動させ、固定型12と可動型13とが当接している状
態いわゆる型締め状態に戻す。
【0043】本実施の形態によれば、アンダーカット部
に突出し用コアピンを配設することにより、アンダーカ
ット部の形状が複雑であっても、アンダーカット部の離
型を行うことができる効果を奏する。
【0044】なお、各実施の形態では2本のエジェクタ
ピンを用いた場合について説明したが、成形品や成形品
のアンダーカット部の形状によっては、エジェクタピン
の数はこれに限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】請求項1による本発明の成形金型によれ
ば、成形品の形状に限定されることなく、アンダーカッ
ト部を有する成形品の成形することができる効果を奏す
る。
【0046】また、請求項2による本発明の成形金型に
よれば、請求項1の効果に加え、成形品をよりスムーズ
に離型することができる効果を奏する。さらに、請求項
3による本発明の成形金型によれば、請求項1の効果に
加え、回動入子から成形品をよりスムーズに離型するこ
とができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における成形金型を示す断面
図である。
【図2】第1の実施の形態における成形金型の可動型を
示す断面図である。
【図3】第1の実施の形態における成形金型の可動型を
示す断面図である。
【図4】第1の実施の形態における成形金型の可動型を
示す斜視図である。
【図5】第2の実施の形態における成形金型を示す断面
図である。
【図6】第2の実施の形態における成形金型の可動型を
示す断面図である。
【図7】第3の実施の形態における成形金型を示す断面
図である。
【図8】第3の実施の形態における成形金型の可動型を
示す断面図である。
【図9】従来の成形金型を示す断面図である。
【符号の説明】
2 固定側型板 5 可動側型板 7 エジェクタピン 8 回動入子 9 押出し部材 10 回動軸 11 キャビティ 21 2段突出し用エジェクタピン 31 コアピン用エジェクタピン 32 突出し用コアピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカット部を有する成形品を成形
    する成形金型において、 前記アンダーカット部に相当する形状を有する回動入子
    と、 前記回動入子を回動可能に支持すると共に、前記回動入
    子を型開き方向とはほぼ逆方向に移動させる回動入子移
    動部材と、を具備することを特徴とする成形金型。
  2. 【請求項2】 前記回動入子を回動させるために、前記
    回動入子と前記成形品とが密着している状態で前記成形
    品の一部を押す突出し用エジェクタピンをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の成形金型。
  3. 【請求項3】 前記回動入子から前記成形品を離型させ
    るために、前記回動入子内部にスライド可能な突出し用
    コアピンをさらに具備することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の成形金型。
JP31894796A 1996-11-29 1996-11-29 成形金型 Withdrawn JPH10156836A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016158257A1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-06 キョーラク株式会社 ロータリー式のブロー成形装置及びブロー成形方法
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