JP2003191283A - 射出組立成形方法及び成形機 - Google Patents
射出組立成形方法及び成形機Info
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0053—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
- B29C45/006—Joining parts moulded in separate cavities
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- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1615—The materials being injected at different moulding stations
- B29C45/162—The materials being injected at different moulding stations using means, e.g. mould parts, for transferring an injected part between moulding stations
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2681—Moulds with rotatable mould parts
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定型と可動型との間に成形部品の保持固定
と組立てを行い得る移送部材を、金型の構成部材として
回転かつ進退移動に設けることにより位置決め精度を高
め、成形部品の射出成形と相互の組立てを可能となす。 【解決手段】 固定盤１と可動盤２とに取付けた固定型
４及び可動型５の金型中心と同心円の回転対称位置に、
互いに関連する複数の成形部品Ａ，Ｂのキャビティ６，
７を等間隔に配設する。可動盤側の金型中心に回転軸１
３を進退自在に設ける。回転軸１３に取付けて複数の成
形部品Ａ，Ｂの組立ホルダー１１，１２を備える移送部
材１０を固定型４と可動型５との間に並行に設ける。移
送部材１０の型閉時における収容凹部１４をキャビティ
間に設ける。可動型５の各キャビティ部位に突出部材２
２，２３及び突出装置２８，２９を設ける。回転軸１３
に進退及び回転駆動装置を設ける。
と組立てを行い得る移送部材を、金型の構成部材として
回転かつ進退移動に設けることにより位置決め精度を高
め、成形部品の射出成形と相互の組立てを可能となす。 【解決手段】 固定盤１と可動盤２とに取付けた固定型
４及び可動型５の金型中心と同心円の回転対称位置に、
互いに関連する複数の成形部品Ａ，Ｂのキャビティ６，
７を等間隔に配設する。可動盤側の金型中心に回転軸１
３を進退自在に設ける。回転軸１３に取付けて複数の成
形部品Ａ，Ｂの組立ホルダー１１，１２を備える移送部
材１０を固定型４と可動型５との間に並行に設ける。移
送部材１０の型閉時における収容凹部１４をキャビティ
間に設ける。可動型５の各キャビティ部位に突出部材２
２，２３及び突出装置２８，２９を設ける。回転軸１３
に進退及び回転駆動装置を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、同時に射出成形
した複数の成形部品を、固定型と可動型の間に回転かつ
進退自在に設けた移送部材により一体に組立てる射出組
立方法とその成形機に関するものである。
した複数の成形部品を、固定型と可動型の間に回転かつ
進退自在に設けた移送部材により一体に組立てる射出組
立方法とその成形機に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】複数の部品を同時に射
出成形し、その部品を機外から金型間に挿入した搬送用
ロボットにより組立てることが行われているが、その搬
送用ロボットと金型とが別体であることから、位置決め
精度に課題があって成形部品が小さくなると組付けが難
しくなり、その実施は比較的大きな成形部品に限られる
傾向がある。
出成形し、その部品を機外から金型間に挿入した搬送用
ロボットにより組立てることが行われているが、その搬
送用ロボットと金型とが別体であることから、位置決め
精度に課題があって成形部品が小さくなると組付けが難
しくなり、その実施は比較的大きな成形部品に限られる
傾向がある。
【０００３】この発明は、上記従来の成形方法における
課題を解決するために考えられたものであって、その目
的は、固定型と可動型との間に成形部品の保持固定と組
立てを行い得る移送部材を、金型の構成部材として可動
型側に回転かつ進退移動に設けることにより位置決め精
度を高め、小さな成形部品の射出成形と相互の組立てを
連続して自動的に行うことができる新たな組立成形方法
とその成形機とを提供することにある。
課題を解決するために考えられたものであって、その目
的は、固定型と可動型との間に成形部品の保持固定と組
立てを行い得る移送部材を、金型の構成部材として可動
型側に回転かつ進退移動に設けることにより位置決め精
度を高め、小さな成形部品の射出成形と相互の組立てを
連続して自動的に行うことができる新たな組立成形方法
とその成形機とを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
の射出組立成形方法は、固定盤と可動盤とに分割して取
付けられる金型のパーティング面に、互いに関連する複
数の成形部品のキャビティを、金型中心と同心円の回転
対称位置に等間隔に配設し、その分割金型の間に成形部
品の組立ホルダーを備えた移送部材を、可動盤側の金型
中心に位置する進退自在な回転軸に設け、その移送部材
を射出成形時には型閉障害とならないようにキャビティ
間の凹所に収容して停止し、型開後に組立ホルダーが分
割金型間を移動してキャビティ位置に停止するように回
転操作して、組立ホルダーにより複数の成形部品の移送
と組立て及び組立製品の移送とを行うというものであ
り、また上記移送部材はキャビティ数と同数のアームを
等間隔に一体に有し、各アームの先端のキャビティ位置
に上記組立ホルダーを備えてなる、というものでもあ
る。
の射出組立成形方法は、固定盤と可動盤とに分割して取
付けられる金型のパーティング面に、互いに関連する複
数の成形部品のキャビティを、金型中心と同心円の回転
対称位置に等間隔に配設し、その分割金型の間に成形部
品の組立ホルダーを備えた移送部材を、可動盤側の金型
中心に位置する進退自在な回転軸に設け、その移送部材
を射出成形時には型閉障害とならないようにキャビティ
間の凹所に収容して停止し、型開後に組立ホルダーが分
割金型間を移動してキャビティ位置に停止するように回
転操作して、組立ホルダーにより複数の成形部品の移送
と組立て及び組立製品の移送とを行うというものであ
り、また上記移送部材はキャビティ数と同数のアームを
等間隔に一体に有し、各アームの先端のキャビティ位置
に上記組立ホルダーを備えてなる、というものでもあ
る。
【０００５】この発明の射出組立成形機は、固定盤と可
動盤とに分割して取付けた固定型及び可動型と、両型の
金型中心と同心円の回転対称位置に等間隔に配設したパ
ーティング面の互いに関連する複数の成形部品のキャビ
ティと、可動盤側の金型中心に位置する進退自在な回転
軸と、その回転軸に取付けて固定型と可動型との間に並
行に設けた複数の成形部品の組立ホルダーを備える移送
部材と、その移送部材の型閉時におけるキャビティ間の
収容凹部と、可動型の各キャビティ部位に設けた突出部
材及び突出装置と、回転軸の進退及び回転駆動装置とか
らなる、というものである。
動盤とに分割して取付けた固定型及び可動型と、両型の
金型中心と同心円の回転対称位置に等間隔に配設したパ
ーティング面の互いに関連する複数の成形部品のキャビ
ティと、可動盤側の金型中心に位置する進退自在な回転
軸と、その回転軸に取付けて固定型と可動型との間に並
行に設けた複数の成形部品の組立ホルダーを備える移送
部材と、その移送部材の型閉時におけるキャビティ間の
収容凹部と、可動型の各キャビティ部位に設けた突出部
材及び突出装置と、回転軸の進退及び回転駆動装置とか
らなる、というものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１〜図６は、２個の成形部品の
射出成形と組立てとを行うことが出来る実施形態を示す
もので、１は成形機の固定盤、２は可動盤で、図では省
略したが、通常のごとくタイバーに挿通して固定盤１に
対し進退自在に設けてある。
射出成形と組立てとを行うことが出来る実施形態を示す
もので、１は成形機の固定盤、２は可動盤で、図では省
略したが、通常のごとくタイバーに挿通して固定盤１に
対し進退自在に設けてある。
【０００７】３は射出金型で、上記固定盤１と可動盤２
の対向面に、固定型４と可動型５として分割して取付け
てある。この固定型４と可動型５のパーティング面に
は、金型中心と同心円の回転対称位置に互いに関連する
２個の成形部品Ａ，Ｂのキャビティ６，７が、一次側と
二次側として等間隔に配設してあり、それらキャビティ
６，７の固定型４に設けたスプルゲートに、着色或いは
材質異なる異材質樹脂の射出装置８，９がノズルタッチ
してある。
の対向面に、固定型４と可動型５として分割して取付け
てある。この固定型４と可動型５のパーティング面に
は、金型中心と同心円の回転対称位置に互いに関連する
２個の成形部品Ａ，Ｂのキャビティ６，７が、一次側と
二次側として等間隔に配設してあり、それらキャビティ
６，７の固定型４に設けたスプルゲートに、着色或いは
材質異なる異材質樹脂の射出装置８，９がノズルタッチ
してある。
【０００８】１０は一次成形された上記成形部品Ａ及び
組立製品１００（図５参照）の移送部材で、両先端にキ
ャビティ６，７に位置する一対の組立ホルダー１１，１
２（図３参照）を備える。この組立ホルダー１１，１２
はチャックプレートとその開閉器１１ａ，１２ａとから
なる。このような移送部材１０は可動型５の金型中心に
貫通位置する進退自在な回転軸１３の先端に中心部を取
付けて、固定型４と可動型５の間に並行に設けてあり、
また固定型４のキャビティ６，７の間のパーティング面
にはキャビティラインに対し直角に移送部材１０を収容
する溝状の凹部１４が設けてある。
組立製品１００（図５参照）の移送部材で、両先端にキ
ャビティ６，７に位置する一対の組立ホルダー１１，１
２（図３参照）を備える。この組立ホルダー１１，１２
はチャックプレートとその開閉器１１ａ，１２ａとから
なる。このような移送部材１０は可動型５の金型中心に
貫通位置する進退自在な回転軸１３の先端に中心部を取
付けて、固定型４と可動型５の間に並行に設けてあり、
また固定型４のキャビティ６，７の間のパーティング面
にはキャビティラインに対し直角に移送部材１０を収容
する溝状の凹部１４が設けてある。
【０００９】上記回転軸１３の後部は中空で、可動盤２
に固定した型受台１５の背部中央に設けた油圧シリンダ
１６にピストンロッド１７として挿入され、そのピスト
ンロッド１７にはスプライン軸による回転駆動軸１８
が、リンダ後端から軸方向に可動自在に嵌挿してある。
この回動駆動軸１８は、図は省略したが、シリンダ後端
に取付けたサーボモータ等の電動モータ１９の駆動軸と
連結し、上記油圧シリンダ１６により回動軸１３と一緒
に進退移動する上記移送部材１０を、９０°づつ間欠回
転してキャビティ位置及び収容位置に停止する。
に固定した型受台１５の背部中央に設けた油圧シリンダ
１６にピストンロッド１７として挿入され、そのピスト
ンロッド１７にはスプライン軸による回転駆動軸１８
が、リンダ後端から軸方向に可動自在に嵌挿してある。
この回動駆動軸１８は、図は省略したが、シリンダ後端
に取付けたサーボモータ等の電動モータ１９の駆動軸と
連結し、上記油圧シリンダ１６により回動軸１３と一緒
に進退移動する上記移送部材１０を、９０°づつ間欠回
転してキャビティ位置及び収容位置に停止する。
【００１０】上記可動型５の一次側のキャビティ部位に
は、一次成形部品Ａの内部の挿入孔ａを形成するコア２
０が突設してあり、そのコア２０の基端部には一対の突
出部材２２に連結した突出板２１が嵌挿してある。また
二次側のキャビティ部位の中央には単一の突出部材２３
が設けてある。この突出部材２２，２３のそれぞれは、
型内空所２４，２５を移動する突出基板２６，２７に植
設されており、その突出基板２６，２７に型受台１５に
取付けた進退移動用の油圧シリンダ２８，２９のピスト
ンロッド３０，３１が連結してある。
は、一次成形部品Ａの内部の挿入孔ａを形成するコア２
０が突設してあり、そのコア２０の基端部には一対の突
出部材２２に連結した突出板２１が嵌挿してある。また
二次側のキャビティ部位の中央には単一の突出部材２３
が設けてある。この突出部材２２，２３のそれぞれは、
型内空所２４，２５を移動する突出基板２６，２７に植
設されており、その突出基板２６，２７に型受台１５に
取付けた進退移動用の油圧シリンダ２８，２９のピスト
ンロッド３０，３１が連結してある。
【００１１】上記構成の射出組立成形機による２つの成
形部品Ａ，Ｂを射出成形と組立工程について順に説明す
る。
形部品Ａ，Ｂを射出成形と組立工程について順に説明す
る。
【００１２】図１に示す型閉時において上記移送部材１
０は、可動型５側に引き寄せられて固定型４側に設けた
上記収容凹所１４内に位置している。したがって、固定
型４と可動型５との間に移送部材１０がパーティング面
と並行に設けられていても型閉障害となるようなことが
ない。この型閉後に図示しない型締シリンダにより可動
盤２を加圧して、両パーティング面にわたり形成した一
次キャビティ６と二次キャビティ７とに、異なった射出
装置８，９から異材質樹脂を射出充填し、一次側ではコ
ア２０により内部に挿入孔を有するキャップ状の一次成
形部品Ａを、二次側ではその挿入孔と嵌合する突起を座
板上に一体形成した二次成形部品Ｂを同時に成形する。
０は、可動型５側に引き寄せられて固定型４側に設けた
上記収容凹所１４内に位置している。したがって、固定
型４と可動型５との間に移送部材１０がパーティング面
と並行に設けられていても型閉障害となるようなことが
ない。この型閉後に図示しない型締シリンダにより可動
盤２を加圧して、両パーティング面にわたり形成した一
次キャビティ６と二次キャビティ７とに、異なった射出
装置８，９から異材質樹脂を射出充填し、一次側ではコ
ア２０により内部に挿入孔を有するキャップ状の一次成
形部品Ａを、二次側ではその挿入孔と嵌合する突起を座
板上に一体形成した二次成形部品Ｂを同時に成形する。
【００１３】樹脂の射出充填が終了したのち、可動盤２
と共に可動型５を後退移動して型開を行う。これにより
移送部材１０の収容凹部１４が取り除かれて、両型間に
移送部材１０の移動スペースが十分に確保される。次に
油圧シリンダ１６の作動により回転軸１３を前進して、
先端の移送部材１０を一次成形部品Ａよりも高い鎖線の
位置まで移動し、さらに電動モータ１９により９０°回
転して、両端部の組立ホルダー１１，１２を可動型５の
キャビティ上に停止位置させる。
と共に可動型５を後退移動して型開を行う。これにより
移送部材１０の収容凹部１４が取り除かれて、両型間に
移送部材１０の移動スペースが十分に確保される。次に
油圧シリンダ１６の作動により回転軸１３を前進して、
先端の移送部材１０を一次成形部品Ａよりも高い鎖線の
位置まで移動し、さらに電動モータ１９により９０°回
転して、両端部の組立ホルダー１１，１２を可動型５の
キャビティ上に停止位置させる。
【００１４】最初の成形では、組立ホルダー１１，１２
の何れも一次成形部品Ａを保持していないので二次キャ
ビティ側での成形部品の組立ては行われないが、次回の
成形からは図６に示すように、片側の組立ホルダー１２
が一次成形品Ａを保持して、収容凹部１４に待機してい
るので、図４に示すように、組立ホルダー１２に保持さ
れた前回成形の一次成形部品Ａが、二次成形部品Ｂの真
上に位置する。
の何れも一次成形部品Ａを保持していないので二次キャ
ビティ側での成形部品の組立ては行われないが、次回の
成形からは図６に示すように、片側の組立ホルダー１２
が一次成形品Ａを保持して、収容凹部１４に待機してい
るので、図４に示すように、組立ホルダー１２に保持さ
れた前回成形の一次成形部品Ａが、二次成形部品Ｂの真
上に位置する。
【００１５】そこで、各キャビティの突出部材２２，２
３を油圧シリンダ２８，２９の作動によ前進移動して、
一次側では突出板２０により一次成形部品Ａをコア２０
から離型すると共に、開放されている組立ホルダー１１
のチャックプレートまで突き出する。組立ホルダー１１
ではチャックプレートの閉鎖により一次成形部品Ａを挟
んで保持し、移動時に横ずれしないように固定する。
３を油圧シリンダ２８，２９の作動によ前進移動して、
一次側では突出板２０により一次成形部品Ａをコア２０
から離型すると共に、開放されている組立ホルダー１１
のチャックプレートまで突き出する。組立ホルダー１１
ではチャックプレートの閉鎖により一次成形部品Ａを挟
んで保持し、移動時に横ずれしないように固定する。
【００１６】二次側では、突出部材２３により二次成形
部品Ｂを一次側成形部品Ａに向けてキャビティから突き
出す。これにより上方に開口位置した一次側成形部品Ａ
の挿入孔ａに突起ｂが突っ込まれて嵌合し、そこに二次
成形部品Ａと一次側成形部品Ｂとの組立てが自動的に行
われて、異材質樹脂の組合わせによる組立製品１００が
完成する。
部品Ｂを一次側成形部品Ａに向けてキャビティから突き
出す。これにより上方に開口位置した一次側成形部品Ａ
の挿入孔ａに突起ｂが突っ込まれて嵌合し、そこに二次
成形部品Ａと一次側成形部品Ｂとの組立てが自動的に行
われて、異材質樹脂の組合わせによる組立製品１００が
完成する。
【００１７】この組立ホルダー１１における一次成形部
品Ａの保持と、組立ホルダー１２における成形部品相互
の嵌合による組立ては、同時に又は順次に行うことがで
き、その両方の工程が完了したのちに、上記電動モータ
１９を作動して移送部材１０による一次成形部品Ａと組
立製品１００の移送を行う。この移送は移送部材１０が
固定型側の上記収容凹所１４に位置するところまで９０
°回転して行われる。停止後に図では省略したが、組立
ホルダー１２のチャックプレートの開放により組立製品
の離型を行う。
品Ａの保持と、組立ホルダー１２における成形部品相互
の嵌合による組立ては、同時に又は順次に行うことがで
き、その両方の工程が完了したのちに、上記電動モータ
１９を作動して移送部材１０による一次成形部品Ａと組
立製品１００の移送を行う。この移送は移送部材１０が
固定型側の上記収容凹所１４に位置するところまで９０
°回転して行われる。停止後に図では省略したが、組立
ホルダー１２のチャックプレートの開放により組立製品
の離型を行う。
【００１８】この離型後に、上記油圧シリンダ１６を作
動して、移送部材１０を組立ホルダー１１に一次成形部
品Ａを保持したまま回転軸１３と共に可動型側に引き戻
す。その状態で次回の型閉を行うと移送部材１０は収容
凹所１４に再び収まり、図６に示すように、一次成形部
品Ａは二次キャビティ側への移送に待機する。型締後に
型閉により形成された両キャビティ６，７に、射出装置
８，９から異材質樹脂を射出充填し、新たな２つの成形
部品Ａ，Ｂを同時に成形したのち、再び型開を行い、移
送部材１０を前記と同様に突出して回転操作すると、収
容凹所１４に待機した一次成形部品Ａが、射出成形され
た二次成形部品Ｂの真上に位置し、その成形部品の突出
しにより嵌合して新たな組立製品１００の完成となる。
動して、移送部材１０を組立ホルダー１１に一次成形部
品Ａを保持したまま回転軸１３と共に可動型側に引き戻
す。その状態で次回の型閉を行うと移送部材１０は収容
凹所１４に再び収まり、図６に示すように、一次成形部
品Ａは二次キャビティ側への移送に待機する。型締後に
型閉により形成された両キャビティ６，７に、射出装置
８，９から異材質樹脂を射出充填し、新たな２つの成形
部品Ａ，Ｂを同時に成形したのち、再び型開を行い、移
送部材１０を前記と同様に突出して回転操作すると、収
容凹所１４に待機した一次成形部品Ａが、射出成形され
た二次成形部品Ｂの真上に位置し、その成形部品の突出
しにより嵌合して新たな組立製品１００の完成となる。
【００１９】したがって、金型の構成部材として可動型
側に回転かつ進退移動に設けた固定型４と可動型５との
間の移送部材１０によって、型開閉に何等の障害を与え
ず複数の成形部品Ａ，Ｂの射出成形と組立てを連続して
自動的に行うことができ、また停止位置も精度よく行い
得るので、精度が要求される小さな製品をも容易に組み
立て得る。
側に回転かつ進退移動に設けた固定型４と可動型５との
間の移送部材１０によって、型開閉に何等の障害を与え
ず複数の成形部品Ａ，Ｂの射出成形と組立てを連続して
自動的に行うことができ、また停止位置も精度よく行い
得るので、精度が要求される小さな製品をも容易に組み
立て得る。
【００２０】また図７に例示するように、固定型４内に
ホットランナー３３を設けて、両キャビティ６，７に同
時に樹脂の充填を行えるように構成すれば同材質樹脂に
よる一次成形部品Ａと一次成形部品Ｂの組立ても行い得
る。
ホットランナー３３を設けて、両キャビティ６，７に同
時に樹脂の充填を行えるように構成すれば同材質樹脂に
よる一次成形部品Ａと一次成形部品Ｂの組立ても行い得
る。
【００２１】さらにまた、キャビティ数は２個に制限さ
れず、図８に示すように三方向にキャビティを等間隔に
配設すれば、三次成形部品Ｃ（図９参照）のキャビティ
３４をパーティング面に設けて、異材質樹脂による一次
成形部品Ａ、二次成形部品Ｂ、三次成形部品Ｃの同時成
形と組立製品２００の完成とを行うこともできる。この
場合には、移送部材１０もキャビティ数と同数の組立ホ
ルダー１１，１２，３５を先端部に備えた三つ又構造と
し、収容凹所１４も同様な形態となる。また移動も６０
°回転となり、停止と移動に繰返しによって前記実施形
態と同様な工程の下に組立て成形を行うことができる。
れず、図８に示すように三方向にキャビティを等間隔に
配設すれば、三次成形部品Ｃ（図９参照）のキャビティ
３４をパーティング面に設けて、異材質樹脂による一次
成形部品Ａ、二次成形部品Ｂ、三次成形部品Ｃの同時成
形と組立製品２００の完成とを行うこともできる。この
場合には、移送部材１０もキャビティ数と同数の組立ホ
ルダー１１，１２，３５を先端部に備えた三つ又構造と
し、収容凹所１４も同様な形態となる。また移動も６０
°回転となり、停止と移動に繰返しによって前記実施形
態と同様な工程の下に組立て成形を行うことができる。
【００２２】場合によっては極端な例として、図では省
略するが、移送部材の先端に設ける組立ホルダーをキャ
ビティ数に関わりなく１つとし、その移送部材を型開中
に待機位置からキャビティ位置に停止して、最初に保持
した一次成形部品と他の成形部品との組立てを行い、さ
らに待機位置に戻して組立製品の離型を行ってから型閉
を行って、次の各成形部品の同時成形を行うこともでき
るので、この発明は図示の実施形態に限定されるもので
はない。
略するが、移送部材の先端に設ける組立ホルダーをキャ
ビティ数に関わりなく１つとし、その移送部材を型開中
に待機位置からキャビティ位置に停止して、最初に保持
した一次成形部品と他の成形部品との組立てを行い、さ
らに待機位置に戻して組立製品の離型を行ってから型閉
を行って、次の各成形部品の同時成形を行うこともでき
るので、この発明は図示の実施形態に限定されるもので
はない。
【図１】 この発明に係わる射出組立成形機の射出成形
時の縦断立面図である。
時の縦断立面図である。
【図２】 同じく型開時の縦断立面図である。
【図３】 同上の可動型側の平面図である。
【図４】 組立ホルダーを両キャビティ上に停止した状
態を示す要部の縦断立面図である。
態を示す要部の縦断立面図である。
【図５】 移送部材による一次成形部品の保持と一次成
形部品と二次成形部品の組立状態を示す要部の縦断立面
図である。
形部品と二次成形部品の組立状態を示す要部の縦断立面
図である。
【図６】 組立ホルダーで一次成形部品を保持した後の
移送部材の収容状態を示す要部の立面図である。
移送部材の収容状態を示す要部の立面図である。
【図７】 同一材質樹脂のよる成形部品の組立てを可能
とする実施形態の要部の縦断立面図である。
とする実施形態の要部の縦断立面図である。
【図８】 ３つの成形部品の射出成形と組立てとを行い
得る実施形態の可動型側の平面図である。
得る実施形態の可動型側の平面図である。
【図９】 ３つの成形部品による組立製品の縦断面図で
ある。
ある。
１ 固定盤
２ 可動盤
３ 射出金型
４ 固定型
５ 可動型
６ 一次キャビティ
７ 二次キャビティ
８，９ 射出装置
１０ 移送部材
１１，１２ 組立ホルダー
１３ 回転軸
１４ 収容凹所
１５ 型受台
１６ 移送部材の油圧シリンダ
１７ 回転軸後部のピストンロッド
１８ 回転駆動軸
１９ 電動モータ
２０ コア
２１ 突出板
２２，２３ 突出部材
２８，２９ 突出装置の油圧シリンダ
１００ ２つの成形部品による組立製品
２００ ３つの成形部品による組立製品
Claims (3)
- 【請求項１】 固定盤と可動盤とに分割して取付けられ
る金型のパーティング面に、互いに関連する複数の成形
部品のキャビティを、金型中心と同心円の回転対称位置
に等間隔に配設し、その分割金型の間に成形部品の組立
ホルダーを備えた移送部材を、可動盤側の金型中心に位
置する進退自在な回転軸に設け、その移送部材を射出成
形時には型閉障害とならないようにキャビティ間の凹所
に収容して停止し、型開後に組立ホルダーが分割金型間
を移動してキャビティ位置に停止するように回転操作し
て、組立ホルダーにより複数の成形部品の移送と組立て
及び組立製品の移送とを行うことを特徴とする射出組立
成形方法。 - 【請求項２】 上記移送部材はキャビティ数と同数のア
ームを等間隔に一体に有し、各アームの先端のキャビテ
ィ位置に上記組立ホルダーを備えてなることを特徴とす
る請求項１記載の射出組立成形方法。 - 【請求項３】 固定盤と可動盤とに分割して取付けた固
定型及び可動型と、両型の金型中心と同心円の回転対称
位置に等間隔に配設したパーティング面の互いに関連す
る複数の成形部品のキャビティと、可動盤側の金型中心
に位置する進退自在な回転軸と、その回転軸に取付けて
固定型と可動型との間に並行に設けた複数の成形部品の
組立ホルダーを備える移送部材と、その移送部材の型閉
時におけるキャビティ間の収容凹部と、可動型の各キャ
ビティ部位に設けた突出部材及び突出装置と、回転軸の
進退及び回転駆動装置とからなることを特徴とする射出
組立成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001398366A JP2003191283A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 射出組立成形方法及び成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001398366A JP2003191283A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 射出組立成形方法及び成形機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003191283A true JP2003191283A (ja) | 2003-07-08 |
Family
ID=27603813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001398366A Pending JP2003191283A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 射出組立成形方法及び成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003191283A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103302821A (zh) * | 2012-03-09 | 2013-09-18 | 住友重机械工业株式会社 | 注射成形机 |
| CN105881808A (zh) * | 2014-09-28 | 2016-08-24 | 宁波东昊汽车部件有限公司 | 一种风门双色模具 |
| US10369734B2 (en) * | 2016-04-14 | 2019-08-06 | Fanuc Corporation | Injection molding system for performing assembly operation in mold |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001398366A patent/JP2003191283A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103302821A (zh) * | 2012-03-09 | 2013-09-18 | 住友重机械工业株式会社 | 注射成形机 |
| CN103302821B (zh) * | 2012-03-09 | 2015-09-30 | 住友重机械工业株式会社 | 注射成形机 |
| CN105881808A (zh) * | 2014-09-28 | 2016-08-24 | 宁波东昊汽车部件有限公司 | 一种风门双色模具 |
| US10369734B2 (en) * | 2016-04-14 | 2019-08-06 | Fanuc Corporation | Injection molding system for performing assembly operation in mold |
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Legal Events
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| A977 | Report on retrieval |
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