JP2712722B2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2712722B2 JP5455390A JP5455390A JP2712722B2 JP 2712722 B2 JP2712722 B2 JP 2712722B2 JP 5455390 A JP5455390 A JP 5455390A JP 5455390 A JP5455390 A JP 5455390A JP 2712722 B2 JP2712722 B2 JP 2712722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、オーディオカセットハーフのよう
な成形品を射出成形法で成形する射出成形金型に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、この種のオーディオカセットハーフを射出成
形する場合には、カセットハーフの外表面を形成するキ
ャビ型とカセットハーフの内面を形成するコア型との間
のキャビティ内に、キャビ型内を流通してきた溶融樹脂
を、ゲートを介して供給することにより、製品を成形し
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この場合、ゲートの位置をカセットハーフ
の外表面に対応するキャビ型に設けると、成形されたカ
セットハーフの外表面にゲート跡が残り、みばえが悪い
という問題があり、外観上,機能上問題がないゲート位
置の選定が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、カセットハーフのような製品の外表
面にゲート跡が残ることがなく、外観上,機能上問題が
生じることがない射出成形金型を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、固定型板と可
動型板との間に形成されたキャビティ内に溶融樹脂を供
給して製品を成形する射出成形金型において、 上記型板に、可動ブロックが型開閉方向に所定距離移
動自在に設けられ、この可動ブロックの側面に、上記キ
ャビティに連通する溶融樹脂溝が形成され、かつ上記可
動ブロックに、この可動ブロックを型開方向に付勢する
付勢手段が設けられると共に、上記可動ブロックに、こ
の可動ブロックの溶融樹脂溝を閉塞しかつ上記付勢手段
による可動ブロックの移動を規制する可動入子が型開閉
方向に移動自在に設けられる一方、上記可動入子に、こ
の可動入子を移動させる移動機構が設けられたものであ
る。
〔作用〕
本発明の射出成形金型にあっては、可動ブロックの溶
融樹脂溝を介してキャビティ内に溶融樹脂を供給し、キ
ャビティ内の樹脂が冷却固化した後、固定型板と可動型
板との間を開き、移動機構によって可動入子を型開方向
に移動することにより、付勢手段によって可動ブロック
を型開方向に所定距離移動させて、キャビティ内の製品
と溶融樹脂溝内の固化樹脂とを切り離し、さらに、可動
入子を型開方向に移動して溶融樹脂溝を露出させ、溶融
樹脂溝内の固化樹脂を取り出す。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第4図に基づいて本発明の一実施
例を説明する。
図中符号1は可動型板であり、この可動型板1は、固
定型板2に対して接近、離間自在に設けられている。そ
して、これらの型板1,2には、それぞれ、オーディオカ
セットハーフの内面及び外表面を形成するコア入子3及
びキャビ入子4が装着されており、これらの入子3,4間
にオーディオカセットハーフ用のキャビティ5が形成さ
れるようになっている。また、上記可動型板1には、図
示されていないが、従来同様、可動受板が取付けられて
おり、この可動受板にはスペーサブロクを介して可動取
付板が固定されている。そして、上記可動受板と可動取
付板との間には、型開時に上記キャビティ5内の製品を
突出す突出機構の複数枚の突出板が型開閉方向に移動自
在に設けられており、これらの突出板に基端部を固定さ
れた突出ピンによって上記製品が突出されるようになっ
ている。
上記コア入子3内には、コアブロック6が型開閉方向
に移動自在に設けられており、このコアブロック6の基
部には、コア入子3の凹所7に嵌入する凸部8が形成さ
れている。そして、コアブロック6の凸部8は、コア入
子3の凹所7内において所定距離移動し得るようになっ
ていると共に、上記コア入子3の凹所7内に形成された
凹部9には、上記コアブロック6を上記可動受板側に
(第3図において下方に)付勢するスプリング10が装着
されている。また、コアブロック6の先端面には、カセ
ットハーフの内面の一部を形成する製品面が刻設される
と共に、固定型板2側の溶融樹脂通路に連通する円形の
樹脂凹所11が形成されている。そして、この樹脂凹所11
と、上記キャビティ5の、カセットハーフのリール軸挿
入孔(貫通孔)部の裏面に対応する位置12との間におい
て、上記コアブロック6の側面には溶融樹脂溝13が形成
されている。さらに、上記コアブロック6の側方には、
可動入子14がコア入子3に対して型開閉方向に移動自在
に設けられており、この可動入子14は、上記コアブロッ
ク6の溶融樹脂溝13を閉塞するようになっている。そし
て、上記可動入子14の基部には、上記スプリング10の付
勢力に抗して上記コアブロック6の移動を規制する突起
15が形成されている。さらにまた、上記可動入子14に
は、上記可動受板に内蔵された油圧シリンダ16が連結さ
れており、この油圧シリンダ16の操作により、可動入子
14は、上記可動受板側(第3図において下方)に移動し
て上記コアブロック6の溶融樹脂溝13が外部に露出する
ようになっている。そして、上記可動入子14の先端面に
は、上記カセットハーフの内面の一部を形成する製品面
が刻設されている。
上記のように構成された射出成形金型を用いてカセッ
トハーフを射出成形する場合には、従来同様、固定型板
2に可動型板1を密着した状態において、第1図に示す
ように、固定型板2側の溶融樹脂通路、可動型板1側の
コアブロック6の樹脂凹所11及び溶融樹脂溝13を介し
て、カセットハーフのリール軸挿入孔部の裏面に対応す
る位置(ゲート)12からキャビティ5内に溶融樹脂を供
給する。次いで、キャビティ5内の樹脂が冷却固化する
と、まず、固定型板2に対して可動型板1を引き離す。
これにより、キャビティ5内の製品及びコアブロック6
の樹脂凹所11及び溶融樹脂溝13内の固化樹脂は可動型板
1とともに固定型板2から離れていく。
続いて、油圧シリンダ16を操作して可動入子14を可動
受板側に移動すると、可動入子14の突起15によって今ま
で停止させられていたコアブロック6が、スプリング10
の付勢力によって、可動受板側に所定距離移動する。こ
れによって、コアブロック6の溶融樹脂溝13内の固化樹
脂が上記可動受板側に移動するから、ゲート12部におい
て、キャビティ5内の製品と溶融樹脂溝13内の固化樹脂
とが円滑に切り離される。
次いで、上記突出機構の突出板を固定型板2側に突出
することにより、突出ピンによって、キャビティ5内の
製品が離型して取り出されると共に、油圧シリンダ16に
よって、さらに、可動入子14を可動受板側(第3図にお
いて下方)に移動させることにより、コアブロック6に
対して可動入子14が移動し、今まで可動入子14によって
閉塞されていたコアブロック6の溶融樹脂溝13が露出す
る。この際、溶融樹脂溝13内の固化樹脂が冷却によって
収縮していることにより、溶融樹脂溝13から剥離した状
態となっている。この状態において、樹脂凹所11内の固
化樹脂に真空吸引による吸着パッドを押し当てて吸着す
ると、樹脂凹所11及び溶融樹脂溝13内の固化樹脂が容易
にコアブロック6から取り除ける。このようにして、製
品(カセットハーフ)及びその他の固化樹脂を分離した
状態で離型させることができる。そして、得られたカセ
ットハーフにあっては、ゲート跡は、リール軸挿入孔部
の裏面に形成されているから、カセットの外方から見た
場合、ゲート跡が見えず、外観上問題がない上に、リー
ル軸を挿入孔に挿入した場合にも支障がなく、機能上も
問題が生じない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、固定型板と可動型板
との間に形成されたキャビティ内に溶融樹脂を供給して
製品を成形する射出成形金型において、 上記型板に、可動ブロックが型開閉方向に所定距離移
動自在に設けられ、この可動ブロックの側面に、上記キ
ャビティに連通する溶融樹脂溝が形成され、かつ上記可
動ブロックに、この可動ブロックを型開方向に付勢する
付勢手段が設けられると共に、上記可動ブロックに、こ
の可動ブロックの溶融樹脂溝を閉塞しかつ上記付勢手段
による可動ブロックの移動を規制する可動入子が型開閉
方向に移動自在に設けられる一方、上記可動入子に、こ
の可動入子を移動させる移動機構が設けられたものであ
るから、可動ブロックの溶融樹脂溝を介してキャビティ
内に溶融樹脂を供給し、キャビティ内の樹脂が冷却固化
した後、固定型板と可動型板との間を開き、移動機構に
よって可動入子を型開方向に移動することにより、付勢
手段によって可動ブロックを型開方向に所定距離移動さ
せて、キャビティ内の製品と溶融樹脂溝内の固化樹脂と
を切り離し、さらに、可動入子を型開方向に移動して溶
融樹脂溝を露出させ、溶融樹脂溝内の固化樹脂を取り出
すことにより、カセットハーフのような製品の外表面に
ゲート跡が残ることがなく、外観上,機能上問題が生じ
ることがない上に、型開時に円滑に製品とその他の固化
樹脂(ランナー)とを分離でき、製品の取り出しを容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は断面図、第2図は可動型板部の平面図、第3図
は第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図はゲート部
の断面図である。 1……可動型板、2……固定型板、5……キャビティ、
6……コアブロック(可動ブロック)、10……スプリン
グ(付勢手段)、13……溶融樹脂溝、14……可動入子、
16……油圧シリンダ(移動機構)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型板と可動型板との間に形成されたキ
    ャビティ内に溶融樹脂を供給して製品を成形する射出成
    形金型において、 上記型板に、可動ブロックが型開閉方向に所定距離移動
    自在に設けられ、この可動ブロックの側面に、上記キャ
    ビティに連通する溶融樹脂溝が形成され、かつ上記可動
    ブロックに、この可動ブロックを型開方向に付勢する付
    勢手段が設けられると共に、上記可動ブロックに、この
    可動ブロックの溶融樹脂溝を閉塞しかつ上記付勢手段に
    よる可動ブロックの移動を規制する可動入子が型開閉方
    向に移動自在に設けられる一方、上記可動入子に、この
    可動入子を移動させる移動機構が設けられたことを特徴
    とする射出成形金型。
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